説明

釜場付き農業用タンク

【課題】液体を輸送するための容器で、用途は多様であるが一般に農業用に使われるタンク又は水槽(以下、農業用タンクと呼ぶ)に水液を溜めて、動力噴霧器等のストレーナーを用いて水液を利用するとき、タンク底部に残った水液を釜場に集め、動力噴霧器等のストレーナーをこの釜場に設置することでほとんどの水液を排出できるようにした釜場付き農業用タンクを提供する。
【解決手段】農業用タンク(1)の底部に釜場(2)を設けた釜場付き農業用タンクを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、液体を輸送するための容器で、用途は多様であるが一般に農業用に使われるタンク又は水槽(以下、農業用タンクと呼ぶ)の底部に釜場を設けた釜場付き農業用タンクに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、農業や造園業等で使う農業用タンクに釜場がなかった。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】
【非特許文献1】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これは、次のような欠点があった。
従来、農業用タンクは水液を溜めて、動力噴霧器等のストレーナーを用いてその水液を利用するが、動力噴霧器等のストレーナーを用いる場合には一定水位以下の水液が排出できないので困ることが多かった。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
農業用タンク(1)の底部に釜場(2)を設ける。
本発明は、以上の構成によりなる釜場付き農業用タンクである。
【発明の効果】
【0006】
農業用タンク底部に釜場があるので、タンク底部に残った水液は釜場に集まる。
動力噴霧器等のストレーナーをこの釜場に設置することでほとんどの水液を排出できる。無駄な水液がなくなるのでコスト面での節約効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明のA−A断面図である。
【図3】本発明の釜場(2)部分の拡大図、ストレーナー(3)を設置した例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
農業用タンク(1)の底部に大きさ20cm程度の角又は丸、深さ10cm程度の釜場(2)を設ける。本発明は、以上のような構造である。
タンク底部の水液は釜場(2)に集まるので、動力噴霧器等のストレーナー(3)をこの釜場に設置することでほとんどの水液を排出できる。
【符号の説明】
【0009】
1 農業用タンク
2 釜場
3 動力噴霧器等のストレーナー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を輸送するための容器で、用途は多様であるが一般に農業用に使われるタンク又は水槽(以下、農業用タンクと呼ぶ)(1)の底部に釜場(2)を設けた釜場付き農業用タンク。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2013−119(P2013−119A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−146673(P2011−146673)
【出願日】平成23年6月14日(2011.6.14)
【出願人】(511160354)
【Fターム(参考)】