説明

銀塩光熱写真ドライイメージング材料およびその製造方法

【課題】画像保存性、生保存性に優れ、低カブリで、最高濃度が高く、熱現像時の熱現像装置の機内汚染の発生のない銀塩光熱写真ドライイメージング材料および銀塩光熱写真ドライイメージング材料の製造方法を提供する。
【解決手段】支持体の同一面側に有機銀塩、ハロゲン化銀粒子、バインダー、及び還元剤を含有する感光性層、最外層および感光性層と最外層の間に設けられた非感光性中間層を有し、感光性層の乾燥膜厚が9μm以上、16μm以下であり、塗布銀量が0.90g/m2以上、1.35g/m2以下であり、かつ感光性層に用いられるバインダーとして下記一般式(M)で表されるモノマーを10質量%以上70質量%以下共重合したポリマーを含有することを特徴とする銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
一般式(M) CH2=CR01−CR02=CH2


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持体の同一面側に有機銀塩、ハロゲン化銀粒子、バインダー、及び還元剤を含有する感光性層、最外層および感光性層と最外層の間に設けられた非感光性中間層を有し、感光性層の乾燥膜厚が9μm以上、16μm以下であり、塗布銀量が0.90g/m2以上、1.35g/m2以下であり、かつ感光性層に用いられるバインダーとして下記一般式(M)で表されるモノマーを10質量%以上70質量%以下共重合したポリマーを含有することを特徴とする銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
一般式(M)
CH2=CR01−CR02=CH2
〔式中、R01及びR02は各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、又は、炭素数1〜6のアルキル基を表す。但し、R01及びR02が同時に水素原子であることはない。〕
【請求項2】
前記一般式(M)で表されるモノマーについて、R01が水素原子であり、R02がメチル基であることを特徴とする請求項1に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項3】
前記一般式(M)で表されるモノマーを10質量%以上70質量%以下共重合したポリマーが、酸基を有するモノマーを1質量%以上20質量%以下共重合したポリマーであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項4】
前記最外層に含まれるバインダーまたは前記非感光性中間層に含まれるバインダーが、疎水性ポリマーのラテックスを50質量%以上100質量%以下含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項5】
熱現像後の画像濃度の最大値が3.8以上5.0以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
【請求項6】
下記一般式(SF)で表される化合物を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料。
一般式(SF)
(Rf−(L1m1−)p−(Y)n1−(A)q
〔式中、Rfはフッ素原子を含有する置換基を表し、L1はフッ素原子を有しない2価の連結基を表し、Yはフッ素原子を有さない(p+q)価の連結基を表し、Aはアニオン基またはその塩を表し、m1、n1は各々0または1の整数を表し、pは1〜3の整数を表し、qは1〜3の整数を表す。但し、qが1の時は、m1とn1は同時に0とはならない。〕
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の銀塩光熱写真ドライイメージング材料を、所定のサイズに裁断する裁断工程、裁断した銀塩光熱写真ドライイメージング材料を包装材料内に入れて包装する包装工程を含む銀塩光熱写真ドライイメージング材料の製造方法であって、前記裁断工程および前記包装工程から選ばれる少なくとも1つをクリーン度が米国連邦基準209dクラス10,000以下の環境において行うことを特徴とする銀塩光熱写真ドライイメージング材料の製造方法。

【図1】
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【公開番号】特開2007−293170(P2007−293170A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−123273(P2006−123273)
【出願日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】