説明

鏡餅用飾り具取付具

【課題】二段重ねの飾り鏡餅の包装容器本体に対して複雑な加工を施さなくても、当該包装容器本体に種々の飾り具を容易に且つ安定した状態で取り付け可能にする。
【解決手段】外周面が二段重ねの飾り鏡餅形状を呈し且つ下方の開口部2から餅を充填収納するための中空の包装容器本体1の上段天面部に貼着し、片面に飾り具4a,4b,4cの嵌合穴5に嵌着する突起状の固定部6を有する帯状のジョイント部材7を備える。またジョイント部材7の両端部には、台形状もしくは二股形状となった保持延設端面部7aを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、正月用の飾りとして神仏、床の間等に置かれる二段重ねの飾り鏡餅を長期保存に耐え得るように包装して成る鏡餅用の包装容器本体に、種々の飾り具を取り付けるための鏡餅用飾り具取付具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、本出願人自身によって出願し、公開された特許文献1に開示されているように、下段が大径な中空状の下段大径部と、上段がこの下段大径部に比し小径な中空状の上段小径部とを内部を連通させた状態で一体状に形成して成る餅容器本体の当該上段小径部の天部面に、帽子形、バケツ形等の頭部装飾部を一体成形によって設けたり、天面部に吸盤部材を介して各種の縁起物を固定したりして成る鏡餅なる技術がある。
【0003】
また、本出願人自身によって同じく出願し、登録された特許文献2に開示されているように、大小2個の餅によって2段に重ねられた外形を呈し、鏡餅が収納された包装容器と、この包装容器の上部に載置される起き上がりこぼし体と、この起き上がりこぼし体自体を収納する収納部を有して、包装容器に被せられる収納カバー体とを備えて成り、当該起き上がりこぼし体は、底部内に重りを固着した球面底部を備え、その外観は招き猫、七福神、ダルマ、ダイダイその他の縁起物の外観を模して形成してある重ね飾り餅なる技術がある。
【特許文献1】特開2006−136222号公報
【特許文献2】登録実用新案第3130125号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来においては、特許文献1の技術による場合、餅容器本体の当該上段小径部の天部面に頭部装飾部を一体成形によって設けてあるので、種々の形態の頭部装飾部を形成するためにそれぞれ異なる餅容器本体を成形する必要があることから、その加工成形が複雑なものとなる。
【0005】
また、特許文献1の技術において、天面部に吸盤部材を介して各種の縁起物を固定する場合には、当該吸盤部材による縁起物の着脱容易性という利点がある反面、長時間使用による吸盤能力の低下または外部からの衝撃、振動その他によって、その縁起物の保持安定性に不具合が生じる虞がある。
【0006】
また、特許文献2の技術による場合、底部内に重りを固着した球面底部を備え、その外観は招き猫、七福神、ダルマ、ダイダイその他の縁起物の外観を模して成る起き上がりこぼし体自体を収納するための収納部を有して、包装容器に被せられる収納カバー体を備えて成ることから、これも特許文献1の技術による場合と同様に餅容器本体の成形のための加工が複雑なものとなる。しかも縁起物の外観を模して成る起き上がりこぼし体は収納カバー体によって覆われているため、当該起き上がりこぼし体を異なる縁起物に交換する場合には非常に面倒である。
【0007】
そこで、本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、二段重ねの飾り鏡餅が長期保存に耐え得るように包装される包装容器本体に対して複雑な加工を施さなくても、当該包装容器本体に種々の飾り具を容易に且つ安定した状態で取り付けることができ、しかも飾り具の交換取付も容易に行えるものとした鏡餅用飾り具取付具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、外周面が二段重ねの飾り鏡餅形状を呈し且つ下方の開口部から餅が充填収納される中空の包装容器本体1の上段天面部に貼着され、片面に飾り具4a,4b,4cの嵌合穴5に嵌着される突起状の固定部6、もしくは飾り具4a,4b,4cを貼り付ける粘着部11を有する帯状のジョイント部材7を備えて成るものである。
ジョイント部材7は、包装容器本体1の上段天面部に、左右一対の線条突起8a,8bによって区画形成された帯状の中央取付ガイド面9に貼着されるものとして構成することができる。
ジョイント部材7は、包装容器本体1の上段に着脱可能に嵌着される包覆カップ体10の天面部に、左右一対の線条突起8a,8bによって区画形成された帯状の中央取付ガイド面9に貼着されるものとして構成することができる。
ジョイント部材7の両端部には、台形状もしくは二股形状となった幅広な保持延設端面部7aを有するものとすることができる。
帯状の中央取付ガイド面9の両端部は、ジョイント部材7両端部の前記保持延設端面部7aに対応して、二股形状もしくは台形状に形成されて成るガイド端9aを有するものとすることができる。
【0009】
以上のように構成された本発明に係る飾り鏡餅用の飾り具取付具にあって、ジョイント部材7は、包装容器本体1の上段天面部に貼着固定された状態で、当該ジョイント部材7の固定部6、もしくは粘着部11を介して飾り具4a,4b,4cを固定させる。
このとき、包装容器本体1における左右一対の線条突起8a,8bによって区画形成された帯状の中央取付ガイド面9は、包装容器本体1へのジョイント部材7の貼着に際し、当該ジョイント部材7の屈曲・位置ズレの無い正確な取り付けを可能にさせる。
同様に、包覆カップ体10における左右一対の線条突起8a,8bによって区画形成された帯状の中央取付ガイド面9は、包覆カップ体10へのジョイント部材7の貼着に際し、当該ジョイント部材7の屈曲・位置ズレの無い正確な取り付けを可能にさせる。
ジョイント部材7両端部における台形状もしくは二股形状となった幅広な保持延設端面部7aは、包装容器本体1の上段天面部に対する幅広な貼着面積によってその保持力を向上させる。
中央取付ガイド面9の両端部におけるガイド端9aは、包装容器本体1または包覆カップ体10の天面部に対するジョイント部材7の一端部側からの貼着に際し、当該ジョイント部材7両端部における台形状もしくは二股形状となった幅広な保持延設端面部7aの屈曲・位置ズレの無い正確な取り付けを可能にさせる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、二段重ねの飾り鏡餅が長期保存に耐え得るように包装される包装容器本体1に対して複雑な加工を施さなくても、当該包装容器本体1に種々の飾り具4a,4b,4cを容易に且つ安定した状態で取り付けることができ、しかも飾り具4a,4b,4cの交換取付も容易に行える。
【0011】
すなわち、これは本発明が、餅が充填収納される中空の包装容器本体1の上段天面部に帯状のジョイント部材7が貼着され、該ジョイント部材7の片面に飾り具4a,4b,4cの嵌合穴5に嵌着される突起状の固定部6、もしくは飾り具4a,4b,4cを貼り付ける粘着部11を有するので、これにより、包装容器本体1の上段天面部にしっかりと貼着されるジョイント部材7を介して種々の飾り具4a,4b,4cを容易に且つ安定した状態で取り付けることができ、しかもジョイント部材7に対する飾り具4a,4b,4cの交換取付も容易に行える。
【0012】
ジョイント部材7は、包装容器本体1の上段天面部に、左右一対の線条突起8a,8bによって区画形成された帯状の中央取付ガイド面9に貼着されるものとしたので、ジョイント部材7を包装容器本体1の上段天面部に曲がらずに正確に貼着させることができる。
【0013】
ジョイント部材7は、包装容器本体1の上段に着脱可能に嵌着される包覆カップ体10の天面部に、左右一対の線条突起8a,8bによって区画形成された帯状の中央取付ガイド面9に貼着されるものとしたので、ジョイント部材7を包覆カップ体10の天面部に曲がらずに正確に貼着させることができる。
【0014】
ジョイント部材7の両端部には、台形状もしくは二股形状となった幅広な保持延設端面部7aを有するので、包装容器本体1の上段天面部に対するジョイント部材7の保持力を向上させる。
【0015】
帯状の中央取付ガイド面9の両端部は、ジョイント部材7両端部の前記保持延設端面部7aに対応して、二股形状もしくは台形状に形成されて成るガイド端9aを有するので、包装容器本体1または包覆カップ体10の天面部に対するジョイント部材7の一端部側からの貼着に際し、当該ジョイント部材7両端部における台形状もしくは二股形状となった幅広な保持延設端面部7aを屈曲・位置ズレを生じることなく正確に取り付けることができ、これによってジョイント部材7を途中で屈曲させずに天面部中央に沿って正確に貼着させることができる。
【0016】
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本発明が限定されるものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明する。図において示される符号1は、例えばインジェクション成形等により上下二段の重ね鏡餅形状に成形した例えば硬質のポリプロピレン樹脂等の合成樹脂製による包装容器本体である。
【0018】
すなわち、包装容器本体1は、図に示すように、その外周面が外側に湾曲突出した湾曲突出部1a,1bが括れ部1cを介して上下方向に連設形成された外形状を有する重ね鏡餅に模した中空の容器となって形成されている。
【0019】
また、包装容器本体1の下方は開口部2によって開放されており、当該開口部2から包装容器本体1内に餅が充填され、上下二段の重ね鏡餅形状となって固化された状態で餅が収納されるものとしてある。
【0020】
そして、包装容器本体1の開口部2には環状縁部3が水平に延設されており、開口部2から包装容器本体1内への餅の充填後において、例えば透明なビニール樹脂等の円形状のシール部材(図示せず)の周辺部を環状縁部3に貼り付けることで当該開口部2が封止されるものとしてある。
【0021】
また、包装容器本体1の上段天面部には、先ず幣紙12の折り込み中央部分が載せられてから、その上に、各種形態の飾り具4a,4b,4cを取り付けるための帯状のジョイント部材7が不図示の両面粘着テープもしくは接着剤等を介して貼着される。
【0022】
このジョイント部材7は、図1および図2に示すように、例えばインジェクション成形等によって、包装容器本体1の上段天面部の彎曲面に沿うように予め彎曲された帯状に成形されると同時に、ジョイント部材7の両端部には、ヤジリ尖端部分が切断されてなる平面略台形状となった幅広な保持延設端面部7aが一体成形されている。ジョイント部材7は、上段天面部の外形に沿うように予め湾曲形成されるとき、包装容器本体1に装着するにはやや強制的にでも拡開させ、また上段天面部外側面に沿って滑らせながらでも行うことができるようにしてある。
【0023】
尚、この保持延設端面部7aは、二股形状で先端に行くに従って互いに末広がりとなった幅広な形状に形成されていても良い。
【0024】
さらに、ジョイント部材7の片面には、図1および図3に示すように、例えばダイダイ・串刺し状の干し柿・伊勢エビ等の各種形態の飾り具4a,4b,4cを取り付けるための例えば円形、角形、L字型等の突起による固定部6が一体成形され、該固定部6を飾り具4a,4b,4cの底面に形成した例えば円形穴、角穴、断面L字状フック穴等の嵌合穴5に嵌着させることでこれら飾り具4a,4b,4cをジョイント部材7に固定させるようにしてある。
【0025】
例えば、ダイダイによる飾り具4aの下面には、左右一対の嵌合穴5が形成されており、包装容器本体1の頂部に対応したジョイント部材7の中間部分に一体成形された円板状の台座7b上に左右一対となって突設された突起による固定部6が嵌着されるものとしてある。このとき、台座7b上の固定部6には両面粘着テープを介してダイダイによる飾り具4aを取り付けるようにしても良い(図9、図10参照)。
【0026】
また、串刺し状の干し柿による飾り具4bの中央下面には、一つの角穴が形成されており、包装容器本体1の前面部寄りの斜め位置に対応したジョイント部材7の部分に一体成形された角形の突起による固定部6がこの角穴に嵌着されるものとしてある。
【0027】
さらに、伊勢エビによる飾り具4cの前側下面には、前後一対の断面L字状フック穴による嵌合穴5が形成されており、包装容器本体1の前面部側位置に対応したジョイント部材7の部分に一体成形されたL字型の突起による固定部6がこの嵌合穴5に嵌め合わせられた後にスライド係合される掛架状に嵌着されるものとしてある。
【0028】
次に、以上のように構成された最良の形態についての組立、使用の一例について説明する。尚、包装容器本体1には、この開口部2から内部に餅が充填され、シール部材(図示せず)の周辺部を環状縁部3に貼り付けることで当該開口部2が封止されている。餅自体は、個別包装あるいは包装されていない角餅であっても良いのは勿論である。
【0029】
先ず、図1に示すように、包装容器本体1の上段天面部中央に例えば幣紙12の折り込み中央部分を載せておき、その上から、不図示の両面粘着テープもしくは接着剤等を介して帯状のジョイント部材7を一端の保持延設端面部7a側から順次長手方向に沿って貼着するか、あるいはジョイント部材7自体の彎曲性あることを利用して強制的にでも拡開させながら嵌め合わせる。
【0030】
そして、図1および図3に示すように、ジョイント部材7の片面に設けた固定部6に、ダイダイ・串刺し状の干し柿・伊勢エビその他による飾り具4a,4b,4cを順次取り付ける。
【0031】
すなわち、ダイダイによる飾り具4a下面の左右一対の嵌合穴5に、ジョイント部材7の中間部分に一体成形された台座7b上に左右一対となって突設された突起による固定部6が嵌着されることでダイダイによる飾り具4aがジョイント部材7に固定される。このとき、台座7b上の固定部6には必要に応じて不図示の両面粘着テープを貼り付けておいても良い。
【0032】
また、串刺し状の干し柿による飾り具4b下面の角穴による嵌合穴5に、ジョイント部材7の角形の突起による固定部6が嵌着されることで、串刺し状の干し柿による飾り具4bがジョイント部材7に固定される。
【0033】
さらに、伊勢エビによる飾り具4c下面の前後一対の断面L字状フック穴による嵌合穴5に、ジョイント部材7のL字型の突起による固定部6が掛架状に嵌着されることで、伊勢エビによる飾り具4cがジョイント部材7に固定される。
【0034】
こうして、図2に示すように、包装容器本体1に種々の飾り具4a,4b,4cが容易に且つ安定した状態で取り付けられ、しかも、包装容器本体1から餅を取り出すとき、あるいは飾り具4a,4b,4cを他の異なる形態の飾り具4a,4b,4cと交換する際には、嵌合穴5から固定部6を抜脱することで飾り具4a,4b,4cの取り外しが容易に行える。
【0035】
また、図4、図5、図8には、鏡餅用飾り具取付具の他例が示されている。尚、ジョイント部材7への飾り具4a,4b,4cの取り付けの各手順は上記した構成による手順と略同じなので、ここではその詳細な説明は省略する。
【0036】
すなわち、図4および図8に示すように、包装容器本体1の上段天面部中央には、ジョイント部材7の横幅と略同じ間隔となった左右一対の線条突起8a,8bが、インジェクション成形時に包装容器本体1裏面側から外方に向けて断面略U字に窪ませた状態となって形成されており、両線条突起8a,8bによって挟まれた帯状の面部分をジョイント部材7を貼着するための区画された中央取付ガイド面9とする。
【0037】
このとき、帯状の中央取付ガイド面9の両端部における左右一対の線条突起8a,8b部分は、ジョイント部材7両端部の略台形状の保持延設端面部7aに対応合致するよう略台形状に形成されたガイド端9aとしてある。
【0038】
飾り具4a,4b,4cの取り付けに際し、先ず、図4に示すように、包装容器本体1の上段天面部の中央取付ガイド面9に、不図示の両面粘着テープもしくは接着剤等を介して帯状のジョイント部材7を貼着する。このとき、ジョイント部材7一端の保持延設端面部7aを、中央取付ガイド面9の一方のガイド端9aに合致させてから順次長手方向に沿って貼着するか、あるいは彎曲性あることを利用して強制的にでも拡開させながら嵌め合わせる。そして、ジョイント部材7の他端の保持延設端面部7aが中央取付ガイド面9の他方のガイド端9aに合致して貼着される。
【0039】
また、図6、図7、図8には、鏡餅用飾り具取付具の更に他例が示されている。すなわち、包装容器本体1の上段の湾曲突出部1aに対応して外周面が外側に湾曲突出され、且つ包装容器本体1の上段天面部に着脱可能に嵌着されるように、下側には窄まっている開口部10aを有して成る例えばブリスター成形法にて形成されたカップ状の包覆カップ体10を備える。
【0040】
そして、包覆カップ体10の天面部中央には、図8に示すように、ジョイント部材7の横幅と略同じ間隔となった左右一対の線条突起8a,8bが、インジェクション成形時に包覆カップ体10裏面側から外方に向けて断面略U字に窪ませた状態となって形成されており、両線条突起8a,8bによって挟まれた帯状の面部分をジョイント部材7を貼着するための区画された中央取付ガイド面9とする。
【0041】
このとき、ジョイント部材7の両端部に台形状となった幅広な保持延設端面部7aが形成されていると同時に、帯状の中央取付ガイド面9のガイド端9aにおける線条突起8a,8bもジョイント部材7両端部の保持延設端面部7aに対応して台形状に形成されている。
【0042】
尚、この保持延設端面部7a、および中央取付ガイド面9のガイド端9aにおける線条突起8a,8bは、二股形状で先端に行くに従って互いに末広がりとなった幅広な形状に形成されていても良い。
【0043】
また、図9、図10には、鏡餅用飾り具取付具の更に他例が示されている。すなわち、包装容器本体1の上段天面部に、先ず幣紙12の折り込み中央部分が載せられてからその上にジョイント部材7が両面粘着テープ11を介して貼着される。
【0044】
ジョイント部材7には、この片面にダイダイ・串刺し状の干し柿・伊勢エビによる飾り具4a,4b,4cを順次取り付けるための突起による固定部6を形成する替わりに、これら飾り具4a,4b,4cを粘着固定させるための例えば両面粘着テープ等による粘着部11aを形成してある。
【0045】
この粘着部11の他の形成例としては、ジョイント部材7の所定の位置に貼着した両面粘着ファスナー、あるいは組み付け時に塗布される接着剤等によって形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明を実施するための最良の形態におけるジョイント部材を介して飾り鏡餅用の包装容器本体に飾り具を取り付ける状態を示す分解斜視図である。
【図2】同じく包装容器本体に飾り具を取り付けた状態の斜視図である。
【図3】同じくジョイント部材に飾り具を取り付ける状態の断面図である。
【図4】包装容器本体の中央取付ガイド面に貼着するジョイント部材を介して飾り具を取り付ける状態を示す分解斜視図である。
【図5】同じく包装容器本体に飾り具を取り付けた状態の斜視図である。
【図6】包装容器本体に被せられる包覆カップ体の中央取付ガイド面に貼着するジョイント部材を介して当該包覆カップ体に飾り具を取り付ける状態を示す分解斜視図である。
【図7】同じく包装容器本体に飾り具を取り付けた状態の斜視図である。
【図8】同じく包装容器本体の上段天面部、または包覆カップ体の天面部における中央取付ガイド面の断面図である。
【図9】ジョイント部材を介して包装容器本体に飾り具を取り付ける他例を示す分解斜視図である。
【図10】同じくジョイント部材を介して包装容器本体に飾り具を取り付けた状態の斜視図である。
【符号の説明】
【0047】
1…包装容器本体 1a,1b…湾曲突出部
1c…括れ部 2…開口部
3…環状縁部 4a,4b,4c…飾り具
5…嵌合穴 6…固定部
7…ジョイント部材 7a…保持延設端面部
7b…台座 8a,8b…線条突起
9…中央取付ガイド面 9a…ガイド端
10…包覆カップ体 10a…開口部
11…両面粘着テープ 11a…粘着部
12…幣紙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周面が二段重ねの飾り鏡餅形状を呈し且つ下方の開口部から餅が充填収納される中空の包装容器本体の上段天面部に貼着され、片面に飾り具の嵌合穴に嵌着される突起状の固定部、もしくは飾り具を貼り付ける粘着部を有する帯状のジョイント部材を備えて成ることを特徴とする鏡餅用飾り具取付具。
【請求項2】
ジョイント部材は、包装容器本体の上段天面部に、左右一対の線条突起によって区画形成された帯状の中央取付ガイド面に貼着されるものとした請求項1記載の鏡餅用飾り具取付具。
【請求項3】
ジョイント部材は、包装容器本体の上段に着脱可能に嵌着される包覆カップ体の天面部に、左右一対の線条突起によって区画形成された帯状の中央取付ガイド面に貼着されるものとした請求項1記載の鏡餅用飾り具取付具。
【請求項4】
ジョイント部材の両端部には、台形状もしくは二股形状となった幅広な保持延設端面部を有する請求項1乃至3のいずれか記載の鏡餅用飾り具取付具。
【請求項5】
帯状の中央取付ガイド面の両端部は、ジョイント部材両端部の前記保持延設端面部に対応して、二股形状もしくは台形状に形成されて成るガイド端を有する請求項4記載の鏡餅用飾り具取付具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−286426(P2009−286426A)
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−140245(P2008−140245)
【出願日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【出願人】(503415127)有限会社 タイヨー (19)
【Fターム(参考)】