説明

長期記憶刺激による外国語学習方法

【課題】学習者の長期記憶であるエピソード記憶及び手続記憶を刺激し、母国語を習う方式で外国語学習を行うことができる、長期記憶刺激による外国語学習方法を提供する。
【解決手段】本発明の長期記憶刺激による外国語学習方法は、イメージコンテンツとイメージコンテンツに関するキーワード情報による連想学習、キーワード情報を含み且つイメージコンテンツの内容に関連した外国語文章を聞き話す学習、外国語文章を構成する複数の単語を順に拡張しながら反復的に聞き・話す学習、及びイメージを見て連想される文章を自然に話す学習によって、ユーザーが外国語文章を習慣的に記憶し或いは一つの思い出のように記憶することを可能にして、効果的な学習を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ再生装置を用いて外国語を学習させる外国語学習方法及びシステムに関する。さらに詳しくは、本発明は、エピソード記憶(Episodic Memory)と手続記憶(Procedural Memory)を含む長期記憶(Long-term Memory)を刺激して効果的な外国語学習を誘導し、学習結果を長期的に記憶することができる効果的な外国語学習方法を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
人間の記憶は短期記憶(Short-term Memory)と長期記憶に大別される。長期記憶には、思い出などを記憶するエピソード記憶、知識を記憶する意味記憶(Semantic Memory)、及び体で覚えているあることの順序に対する記憶としての手続記憶がある。長期記憶では、意味記憶に比べてエピソード記憶及び手続記憶がさらに強烈で長く残る。これは、エピソード記憶は一般に感情を伴うから脳がさらに強い刺激を受けるし、手続記憶は使用される脳の領域が広いためである。
【0003】
外国語学習方法において、伝統的な記憶方式は音読、書き出し、及び反復という五感技術を活用している。すなわち、一つの単語又は文章を繰返し音読したり書いたりしながら記憶するのである。ところが、このような方式は、瞬間的な短期記憶には効果があるが、長期記憶へ学習結果を移動させるには適しないという問題がある。なお、固定された学習方法は脳を疲れさせる。
【0004】
また、伝統的な記憶方式は、不特定多数を相手にしたものであって、短期記憶から長期記憶へ学習結果を移動させるための個人ごとの学習スタイルの差を考慮に入れていないという欠点があり、効率的な外国語学習方式と呼ぶには大分遠いという欠点が指摘されてきた。
【0005】
また、現在の外国語教育方法は、書き、読みなどに偏った公教育及び私教育方式により、意味記憶のみを刺激する教育方法が大部分を占めている。よって、母国語を習う方式のように自然で自由な教育方法は足りないのが現実である。これにより、実質的な外国語による意思疎通能力の発達には向いていない教育方法が多用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、外国語を母国語の学習方法に似た方法で学習することが可能な方法を提供することを目的とする。さらに詳しくは、本発明の目的は、長期記憶としてのエピソード記憶及び手続記憶を刺激する外国語学習方法によって、学習者において外国語がまるで生活の中で習うような刺激となるようにして、効果的に外国語スピーキングなどをネイティブスピーカーのように習得し得るようにする一方で、長期的に学習内容を記憶し得るようにする外国語学習技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、学習サーバーにネットワークを介して連結されたコンテンツ再生装置及び音声入力装置を用いた外国語学習方法であって、学習内容に関する動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ又はこれらのコンテンツに含まれた客体イメージに対応するキーワード情報を送り出し、前記キーワード情報を用いて前記客体イメージ又は前記動画像コンテンツ或いは前記イメージコンテンツを連想するようにする学習段階としてのイメージマッピング学習段階と、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ及び客体イメージと対応するキーワードが含まれた外国語文章情報に対応する字幕コンテンツ、及び外国語文章情報を読み上げる音声情報を含むオーディオコンテンツを送り出すリスニング学習段階としての第1リスニング学習段階と、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ及びオーディオコンテンツを送り出すリスニング学習段階としての第2リスニング学習段階と、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ、字幕コンテンツ、オーディオコンテンツ、並びに音声入力及び認識プログラムを提供して外国語文章情報を話すようにする学習段階としての第1スピーキング学習段階と、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ、オーディオコンテンツ、並びに音声入力及び認識プログラムを提供して外国語文章情報を話すようにする学習段階としての第2スピーキング学習段階と、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ、字幕コンテンツ、オーディオコンテンツ、並びに音声入力及び認識プログラムを提供し、外国語文章情報を構成する複数の単語を順序に従って一つの単語ずつ順に拡張しながら文章が完成されるまで繰返し話すようにする学習段階としての第3スピーキング学習段階と、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ又は客体イメージ及びヒント情報を提供し、ヒント情報を用いて動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ又は客体イメージに関する一つ以上の文章を学習者が生成するようにして文章構造及びスピーキング学習を行うようにする段階としてのイメージ連想スピーキング学習段階とを含んでなる、長期記憶刺激による外国語学習方法を提供する。
【0008】
キーワード情報は、客体イメージの名前、行動、模様及び色相の少なくとも一つに関する意味を有する少なくとも一つの単語を含む語句であることを特徴とする。
【0009】
ヒント情報は、所定の意味を有する少なくとも一つの単語を含む語句であることを特徴とする。
【0010】
イメージマッピング学習段階の後、キーワードを順に記憶するように繰返し学習するようにするキーワード学習段階をさらに含んでもよい。また、第2スピーキング学習段階の後、外国語文章情報に対して学習者が暗記したか否かをテストする中間テスト段階をさらに含んでもよい。
【0011】
第3スピーキング学習段階の後、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ及びオーディオコンテンツのみを送り出して外国語文章情報に対する発音、抑揚及び意味を学習するようにするスピーキングとりまとめ学習段階をさらに含んでもよい。
【0012】
イメージ連想スピーキング学習段階の後、キーワード説明情報及びキーワード音声情報を提供し、キーワードに関する客体イメージ又は動画像コンテンツ及びイメージコンテンツを連想するようにする学習段階としてのとりまとめ学習段階をさらに含んでもよい。この際、キーワード説明情報はキーワード情報に対する文法、意味、同意語句及び例文を含み、キーワード音声情報はキーワード情報に含まれた単語を読み上げる音声情報である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、学習者は、連想学習及び音声を真似して繰返し話す学習によって、母国語の習得過程に似た学習過程を体験することにより、効果的に外国語学習を行うことができる。また、第3スピーキング学習段階の場合、文章構造に応じて単語を順次拡張して学習するから、単語使用時の前後過程を習慣化することができて自然に外国語の文法、文章構造及び単語を学習することができる。このため、外国語を短期記憶から意味記憶に変化させる過程なしで、直ちに長期記憶としてのエピソード記憶及び手続記憶を刺激することにより、学習能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法のフローチャートである。
【図2】本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法をコンテンツに実現した例を示す図である。
【図3】本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法をコンテンツに実現した例を示す図である。
【図4】本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法をコンテンツに実現した例を示す図である。
【図5】本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法をコンテンツに実現した例を示す図である。
【図6】本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法をコンテンツに実現した例を示す図である。
【図7】本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法をコンテンツに実現した例を示す図である。
【図8】本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法をコンテンツに実現した例を示す図である。
【図9】本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法をコンテンツに実現した例を示す図である。
【図10】本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習システムの構造を示す図である。
【図11】本発明で提供される外国語学習コンテンツの構造を示す例である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法について説明する。明細書及び図面において、同一の参照符号は同一の構成及び段階を意味する。
【0016】
また、本発明の実施例は非英語圏国家の学習者を対象とした英語学習方法について説明する。しかし、本発明は、英語以外にも、全ての外国語の学習方法に対しても適用できる。
【0017】
図1は本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法のフローチャートである。
【0018】
図1を参照すると、本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法の第1学習段階は、イメージマッピング学習段階(S1)である。
【0019】
イメージマッピング学習段階(S1)は、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツごとに指定されたキーワードを学習者に供給し、学習者が供給されるキーワードを見て動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツを連想するようにする学習段階である。
【0020】
イメージマッピングは、頭脳認知工学を用いた学習方法であって、記憶を担当する頭脳の部分である海馬を刺激する学習方法である。すなわち、キーワードを記憶しながらキーワードに関連した画像及びイメージを活用して、キーワード記憶の際に画像、イメージなどの写真及び空間を記憶して連想する学習方法である。すなわち、複数の与えられたキーワードをもって実際の場面のように想像しながらまるで映画の一場面であるかの如く浮かび上がるようにするのである。
【0021】
例えば、4つのキーワードを順次先に聞いて記憶した後、キーワードに関連した文章を動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツに連携して連想しながら記憶するのである。その結果、学習者は、エピソード記憶としてキーワードと動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツを一緒に記憶し、これによりキーワードに該当する単語は長期記憶を刺激しながら記憶される。
【0022】
イメージマッピング学習段階(S1)で提示されるキーワードは、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ、又は動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツに含まれた客体イメージに対応する情報である。これをキーワード情報という。すなわち、コンテンツ再生装置では、少なくとも一つの動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツを提供し、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツには識別番号によって少なくとも一つの客体イメージを識別するようにすることができる。これと同時に、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツと共にキーワード情報を文字情報として学習者に送り出すことができる。
【0023】
学習者は、キーワード情報と動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツを連関させながら記憶し、キーワード情報のみをもって動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ全体又は客体イメージをそれぞれ連想する学習を行う。
【0024】
本発明において、キーワード情報は、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ又は客体イメージの名前、行動、模様及び色相の少なくとも一つに関する意味を持っていてもよく、少なくとも一つの単語を含む語句を意味する。
【0025】
例えば、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツが地下鉄駅近くの十字路に関する映像情報である場合を仮定する。地下鉄駅の十字路に関する映像情報を含む動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツには、人間、車、地下鉄駅の出入り口などが客体イメージとして存在しうる。また、各客体イメージは特定の情報を含むことができるが、これは前記キーワード情報が含むことが可能な意味について説明したとおりである。
【0026】
すなわち、この際、キーワード情報は、地下鉄駅の名称を意味する「Subway station」、信号灯の色が変わることを意味する「Turn on」、及び車が渋滞することを意味する「Traffic jam」などがキーワード情報として使用できる。この他にも、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツから把握することができ且つ学習者がイメージを連想することができるキーワード情報であれば、いずれもキーワード情報に含まれ得る。
【0027】
S1段階が完了すると、S1段階における動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ、キーワード情報の含まれた外国語文章情報を含む字幕コンテンツ、並びに外国語文章情報を読み上げる音声情報を含むオーディオコンテンツを送り出し、学習者のリスニング学習を誘導する第1リスニング学習段階(S2)が行われる。
【0028】
S2段階では、キーワード情報を含む外国語文章情報が提示される。外国語文章情報は、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツの内容に関連した文章であることが好ましいが、これに限定されない。
【0029】
例えば、S1段階で提示されたキーワード情報「Subway station」を用いた英語文章情報には、「Could you drop me off at the subway station?」がありうる。例えば、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツの客体コンテンツである「地下鉄駅の出入口」に識別番号が与えられており、前記識別番号をクリックするなどの行為があるとき、キーワード情報及びキーワード情報の含まれた前記文章を字幕形式で動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツの下部に表示することができる。
【0030】
また、字幕に含まれた英語文章情報を読み上げる音声情報としてのオーディオコンテンツも学習者に送り出される。よって、学習者は、客体イメージである地下鉄駅の出入口のイメージ、「Subway station」というキーワード情報、「Could you drop me off at the subway station?」という文章が表示される字幕コンテンツ、及び前記文章を米国などのネイティブスピーカーが読み上げるときの音声情報の供給を同時に受け取り、これを学習する。
【0031】
S2段階は第1リスニング学習段階である。この段階では、学習者は、字幕を見ながら、ネイティブスピーカーが読み上げるのを聞くことにより、1次的にリスニング学習を行う。
【0032】
これにより、本発明の学習コンテンツを管理するコンテンツ管理サーバーでは、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツに複数のキーワード情報に対する文字情報が客体イメージの識別情報ごとにマッチングされていてもよい。客体イメージの識別情報には、客体イメージに対応する動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツの位置情報が含まれている。また、キーワード情報にはキーワード情報を含むそれぞれ異なる外国語文章が複数連結され、学習時ごとに異なる外国語文章が字幕として表示できる。
【0033】
また、各外国語文章に関する情報には、外国語文章をネイティブスピーカーが直接読み上げる音声情報としてのオーディオコンテンツが連結されていてもよい。すなわち、一つの動画像コンテンツ及びイメージコンテンツ毎に、前述した複数の情報を含むコンテンツが連結されて一つのコンテンツ集合を成して保存されている。
【0034】
S2段階の直後には、字幕コンテンツのみを除去したS2段階と同一の学習過程が行われる第2リスニング学習段階(S3)が行われる。すなわち、S3段階では動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ及びオーディオコンテンツのみを送り出す。これにより、S2段階としての第1リスニング学習段階で字幕を見ながら覚えた外国語文章を、第2リスニング学習段階では字幕を除いて聞きながら覚える。これにより、順次外国語文章を習慣化させながら、学習者はリスニングを中心とした習慣化教育によって手続記憶として外国語文章を記憶し始める。
【0035】
手続記憶は、運動記憶など、体で習慣化された記憶を意味する。手続記憶は、ある一連の手続を継続的な練習を通じて体に習慣となるように覚える記憶をいう。このような手続記憶は、エピソード記憶と共に、忘れ難い長期記憶として認識されている。
【0036】
よって、文法などの知識をまず蓄積せず、耳で聞いたり口で話したりして繰り返し練習を行うことにより、学習者はまず外国語に対する一連の過程を体で覚え、これにより外国語は前述したエピソード記憶と共に手続記憶としても記憶され、記憶の維持がさらに効率よく実現できる。
【0037】
S2段階とS3段階は、一つの過程を成して学習者所望の回数又は学習供給者設定の回数だけ反復できる。また、S2段階とS3段階は、全ての客体イメージに対するキーワード情報を含む外国語文章情報をキーワード情報ごとに少なくとも一つずつ学習するまで反復できる。
【0038】
S3段階の学習が完了すると、S2段階から供給されるコンテンツとしての動画像コンテンツ、イメージコンテンツ、字幕コンテンツ及びオーディオコンテンツ以外に、音声入力及び認識プログラムを提供することにより、学習した前記外国語文章情報を学習者が話すようにする学習段階としての第1スピーキング学習段階(S4)が行われる。
【0039】
第1スピーキング学習段階では、S2段階で学習者へ提供したように、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ、字幕コンテンツ及びオーディオコンテンツが提供される。さらに、学習者の音声が移動通信装置の音声入力装置やコンピュータのマイクのような音声入力装置などから入力され、入力された学習者の音声から外国語発音情報を抽出及び認識することが可能なプログラムが提供及び駆動される。
【0040】
学習者は、S2段階及びS3段階でリスニング学習によって覚えたネイティブスピーカーの発音をそっくり真似ながら、体でネイティブスピーカーの発音を覚える。S4段階における学習によって、学習者は文章及び文章の正しい発音を体で覚える。よって、文章とこれに対する発音は手続記憶になって学習者の長期記憶中に記憶されるであろう。
【0041】
S4段階の直後は、S3段階と同様に、字幕コンテンツのみが除去された状態になる。すなわち、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ及びオーディオコンテンツと共に、音声入力及び認識プログラムが提供される。これにより、学習者は、字幕を見ない状態でネイティブスピーカーが文章を読み上げる音声を真似して話すことによりスピーキング学習を行う段階としての第2スピーキング学習段階(S5)を体験する。
【0042】
S4及びS5段階によって、学習者は、S2及びS3段階と同様に、効率よく文章を覚える。これにより、体でネイティブスピーカーの発音を覚えながら文章を学習することができる。
【0043】
S4及びS5段階は、S2及びS3段階と同様に、一つの過程を成して学習者所望の回数又は学習供給者設定の回数だけ反復できる。また、S4段階とS5段階は、全ての客体イメージに対するキーワード情報を含む外国語文章情報をキーワード情報ごとに少なくとも一つずつ学習するまで反復できる。
【0044】
S5段階が完了すると、学習者は第3スピーキング学習段階(S6)を行う。第3スピーキング学習段階には、S2〜S4段階で学習した外国語文章情報に対する文章構造及び反復学習が含まれる。
【0045】
さらに詳しくは、前述したように、例えば「Could you drop me off at the subway station?」の文章を仮定する。S6段階では、前記文章を構成する複数の単語を、順序に従って一つの単語ずつ順に拡張しながら文章が完成されるまで繰返し話すようにする。スピーキング学習と共に、同一方式のリスニング学習が行われることも可能である。
【0046】
すなわち、ネイティブスピーカーの発音で「Could」、「Could you」、「Could you drop」などのように順に単語を拡張しながら、学習者は全体文章「Could you drop me off at the subway station?」まで繰り返すことによりリスニング/スピーキング学習を行う。
【0047】
これにより、学習者は、イメージマッピング学習段階(S1)で見た画像を主題として、一つの客体イメージに対して最初単語を中心に文章を構成する単語の順序に従うことにより、文章が自然に作られる学習過程を体験することができる。単語順に最初単語から全体文章まで拡張しながら反復的にリスニング/スピーキング学習を行う。これにより、文法及び文章構造に対する学習も同時になされ得る。
【0048】
S6段階によって、学習者はエピソード記憶及び手続記憶を同時に刺激して効率よく学習を行うことができる。
【0049】
S6段階が完了すると、一つの動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツに対する学習の締め括り段階であるイメージ連想スピーキング学習段階(S7)が行われる。S7段階では、学習者はこれまで学習した文章の他にも、自分が話したがる文章を直接連想して話す学習を行う。
【0050】
すなわち、S7段階では、動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ又は客体イメージが提供される。これ以外には、ヒント情報のみが提供される。ヒント情報は、外国語文法上、所定の意味を有する少なくとも一つの単語を含む語句を意味する。客体イメージ又は動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツを見ながらユーザーが文章を連想することを助けるために、文章に含まれ得る語句を提示することがヒント情報の供給によってなされ得る。
【0051】
例えば、タクシーに運転者又は乗客が乗っている客体イメージが提示され、ヒント情報として多様な語句のうち「subway station」が含まれている場合を仮定する。この際、学習者はこれまで学習した内容に基づいて客体イメージに対する連想学習を行いながら、「subway station」というヒント情報を含む文章を連想することができる。学習者は、客体イメージの様子及び表情などによって「Could you drop me off at the subway station?」という文章も連想して作り出すことができる。
【0052】
S7段階によって、学習者は、S1〜S6段階で学習した結果を用いて、イメージを連想しながら自由に自分の所望する文章を作り出すことができる。また、自分の作った文章を直接スピーキング学習によって発音してみるから、さらに効率のよい学習を行うことができる。
【0053】
S7段階の学習が終了した後は、他の動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツを用いて同一又は異なる過程の学習を繰返し行うことができる。また、S7段階が終了すると、学習者はキーワード情報に対する説明及び音声情報の提供を受けることができる。
【0054】
キーワード情報を説明するキーワード説明情報は、キーワード情報に対する文法、意味、同意語句及び例文を含むことができる。すなわち、学習者は、キーワード情報に対して優先的に自然にリスニング学習及びスピーキング学習によって習い、キーワード情報を活用した後、キーワード情報に対する意味などを覚える。これは、母国語を習うときに先ず使用する方法から覚えてから、詳細な意味及び文法を学習する過程と類似している。
【0055】
また、キーワード情報を話す音声情報としてのキーワード音声情報には、キーワード情報に含まれた単語をネイティブスピーカーが読み上げる音声情報が含まれる。キーワード音声情報によって、学習者はもう一回正しいキーワード情報の発音を聞いて覚えることができる。
【0056】
前述したキーワード説明情報及びキーワード音声情報の提供を受けると、学習者は提供される情報に含まれた知識以外に、これに関して予め習った客体イメージ又は動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツを連想することができる。S7段階後の前述した学習過程をとりまとめ学習段階として定義する。
【0057】
また、イメージマッピング学習段階(S1)と第1リスニング学習段階(S2)との間には、S1段階で学習していたキーワード情報を記憶するように繰返し学習させるキーワード学習段階が行われてもよい。これにより、確実にキーワード情報を記憶することができるようにし、キーワード情報の含められた外国語文章に対する親しみを高めることができる。
【0058】
第2スピーキング学習段階(S5)と第3スピーキング学習段階(S6)との間には、S5段階で学習した外国語文章情報に対して学習者が暗記したか否かをテストする中間テスト段階が行われてもよい。学習者は、テストを通過しなければ、第3スピーキング学習段階(S6)に進むことができない。これにより、足りない学習部分の学習を反復して確実な結果を得ることができる。
【0059】
また、第3スピーキング学習段階(S6)とイメージ連想スピーキング学習段階(S7)との間には、S6段階で学習した動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ及びオーディオコンテンツのみを送り出し、これにより外国語文章情報に対する発音、抑揚及び意味を学習するようにするスピーキングとりまとめ学習段階がさらに行われてもよい。これにより、学習者は、スピーキング学習を介して自分が真似して話した外国語文章を確認し、その意味を分かることができる。
【0060】
図2〜図9は本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法をコンテンツに実現した例を示す。以下の説明は、図1に対する説明を例として具現したものである。よって、図1に対する説明と重複する部分は以下では省略する。
【0061】
まず、図2を参照すると、イメージマッピング学習段階(S1)のコンテンツが提示されている。S1段階で提供される動画像コンテンツ100或いはイメージコンテンツ100には、識別番号110によって識別される複数の客体イメージが存在する。
【0062】
各客体イメージは、動画像コンテンツ100或いはイメージコンテンツ100を構成する物体、場所、行動様子など、外国語学習に必要な単語又は語句で表現できるいずれのイメージでも使用可能である。図2では合計4個の客体イメージが存在している。
【0063】
各客体イメージには各客体イメージに対応するキーワード情報120が含まれており、キーワード情報120は学習画面の一部分に表示できる。キーワード情報120は、客体イメージなどの名称、様子、色相のように客体イメージから連想可能な全ての情報を意味する少なくとも一つの単語からなる語句を意味する。
【0064】
図2には、タクシーの運転者が指す方向を通じては「another way」、地下鉄駅の出入り口を通じては「subway station」、タクシーにおける乗客の行動を通じては「how much」及びお金の名称「10-dollar bill」のキーワード情報がそれぞれ提示されている。
【0065】
図3はイメージマッピング学習の他の例を示すもので、複数のイメージコンテンツが統合された一つの画面101を提供している。この際には、各イメージコンテンツ111に一つのキーワードが提供される。すなわち、各動画像コンテンツ111或いはイメージコンテンツ111を介して連想可能な語句などがキーワード情報121として提供される。例えば、各動画像コンテンツ111或いはイメージコンテンツ111から「friends, football game, paint, parking space」のキーワード情報121が抽出されて学習者に提供される。
【0066】
第1リスニング学習段階S2に関する画面が図4に示されている。図4を参照すると、一つのキーワード情報「subway station」を含む英語文章情報に対するリスニング学習が行われる。
【0067】
すなわち、動画像コンテンツ100或いはイメージコンテンツ100が画面に提供され、キーワード情報120の含まれた英語文章情報に対する字幕コンテンツ200も画面の一部分に提供される。これと共に、英語文章情報を標準発音のネイティブスピーカーが読み上げる音声情報であるオーディオコンテンツも提供される。
【0068】
これにより、学習者は、動画像コンテンツ100或いはイメージコンテンツ100、字幕コンテンツ200及びオーディオコンテンツを共に学習しながら発音に慣れていくことができる。
【0069】
図4の第1リスニング学習段階(S2)が完了すると、第2リスニング学習段階(S3)が行われるが、これは図5に示されている。
【0070】
図5を参照すると、図4とは異なり、字幕コンテンツ200の除去された画面を見ることができる。すなわち、学習者は、第2リスニング学習段階(S3)で、字幕を見ないでオーディオコンテンツ及び動画像コンテンツ100或いはイメージコンテンツ100のみを介して英語文章を学習する。
【0071】
図6及び図7は第1及び第2スピーキング学習段階(S4、S5)に対する画面の例である。S4段階では、それぞれ動画像コンテンツ100又はイメージコンテンツ100、字幕コンテンツ200、オーディオコンテンツ、並びに音声入力及び認識プログラム300を介して英語文章を学習する。S5段階では、動画像コンテンツ100又はイメージコンテンツ100、オーディオコンテンツ、並びに音声入力及び認識プログラム300を介して英語文章を反復的に学習する。
【0072】
図8は第3スピーキング学習段階S6に対する画面の例である。図8では字幕コンテンツ200、客体イメージ102、オーディオコンテンツ、並びに音声入力及び認識プログラム301の他に、文章構造に応じて単語の順に拡張する情報201が追加され、S6段階の学習を行うことができるようにする。
【0073】
図9はイメージ連想スピーキング学習段階S7の画面を示す。図9を参照すると、画面10内にオーディオコンテンツ及び客体イメージ103が存在し、ヒント情報410が含まれている。画面10において、「Hint」で表示された部分400は、ヒント情報410を用いて文章を作る例を表示する。
【0074】
図10は本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習システムの構造を示す。以下の説明において、図1〜図9に対する説明と重複する部分はその説明を省略する。
【0075】
図10を参照すると、まず、学習装置700が含まれている。学習装置700には、木質系パズル710、パーソナルコンピュータ720、TV730、スマートフォン及びタブレットPCなどの移動通信装置740、750などが含まれている。木質系パズル710は、他の学習装置700と連動した所定の入力に利用できる。また、各学習装置700は、画像及びオーディオコンテンツ再生及び音声情報入力が可能な装置であれば、いずれでも使用可能であろう。
【0076】
また、学習装置700のいずれか一つを用いて学習を行う途中で、他の装置に変えて連続的に学習を行うこともできる。すなわち、学習サーバー500は、学習者の接続に応じて連続的に学習過程を保存し、前述した一連の学習過程を連続的に学習者へ提供するようにする。
【0077】
例えば、家庭でTV730を介して学習を行う途中で、家から外に出ながらスマートフォン及びタブレットPCなどの移動通信装置740、750を介して無線通信網に接続して学習を行おうとする場合、学習サーバー500は学習者の学習進行程度を実時間で保存及びロードし、学習者が連続的な学習コンテンツの提供を受けることができるようにする。
【0078】
このため、学習者は、IDを含む識別キーの発給を受けて多様な学習装置700で学習過程及びこれに対応するコンテンツの提供を受けて使用することができる。また、コンテンツサーバー600は、一つのコンテンツを多様な学習装置700で利用し得るように学習コンテンツのフォーマットを変えることが可能な機能を含んでいる。
【0079】
学習サーバー500は、図1〜図9で説明した学習過程を学習装置700を介して学習者が利用するようにする機能を行う。すなわち、各学習過程に対応するコンテンツをコンテンツサーバー600から検索して提供し、学習者別に学習過程を保存して連続的な学習サービスの提供を可能にする。
【0080】
学習者は、ネットワークを介して学習装置700としての木質系パズル710、パーソナルコンピュータ720、TV730、並びにスマートフォンやタブレットPC、携帯用コンピュータなどの移動通信装置740、750を含む装置で学習を行うことができる。このような多様な装置における学習結果はネットワークを介して学習サーバー500内のLMS(Learning Management System)510、すなわち学習管理のための学習者の学習結果、身上情報及びコンテンツ購買情報などの学習者情報をサーバーに統合保存し管理するシステムによって管理される。
【0081】
多様な学習装置700における学習のためのコンテンツデータは、コンテンツサーバー600内のLCMS(Learning Contents Management System)610、すなわち学習用コンテンツ管理システムによってネットワークを介してサーバーで統合的に管理され、一つのコンテンツが多数の多様な機器で具現できるようにし、これによりコンテンツの修正及びアップグレードが容易となるように管理されるであろう。
【0082】
コンテンツサーバー600は、イメージコンテンツを中心に、イメージコンテンツによって利用できる多様な情報を単位別に保存している。これは図11に対する説明で述べる。
【0083】
図11は本発明で提供される外国語学習コンテンツの構造を示す例である。
【0084】
図11を参照すると、一つのコンテンツに対する識別情報611を介して各学習コンテンツ610、620、630のいずれか一つに接近することができる。
【0085】
コンテンツサーバー600は、識別情報611の他に、一つ以上のイメージコンテンツ612、並びにこれに対応するキーワード情報、外国語文章情報、音声情報、ヒント情報、及び追加的にテスト情報を含むキーワードコンテンツ613、文章コンテンツ614、音声コンテンツ(オーディオコンテンツ)615、ヒント情報コンテンツ616及びテスト情報617をコンテンツ単位で保存及び管理することができる。
【0086】
前述した本発明の実施例に係る長期記憶刺激による外国語学習方法に関する説明は、特許請求の範囲を制限するものではない。また、本発明の実施例以外にも、本発明と同様の機能を行う均等な発明も本発明の権利範囲に属するのは当然である。
【符号の説明】
【0087】
10 画面
100 イメージコンテンツ、動画像コンテンツ
101 画面
102 客体イメージ
103 客体イメージ
110 識別番号
111 イメージコンテンツ、動画像コンテンツ
120 キーワード情報
121 キーワード情報
200 字幕コンテンツ
201 情報
300 認識プログラム
301 認識プログラム
400 部分
410 ヒント情報
500 学習サーバー
510 LMS
600 コンテンツサーバー
610、620、630 学習コンテンツ
611 識別情報
612 イメージコンテンツ
613 キーワードコンテンツ
614 文章コンテンツ
615 音声コンテンツ(オーディオコンテンツ)
616 ヒント情報コンテンツ
617 テスト情報
700 学習装置
710 木質系パズル
720 パーソナルコンピュータ
730 TV
740、750 移動通信装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
学習サーバーにネットワークを介して連結されたコンテンツ再生装置及び音声入力装置を用いた、長期記憶刺激による外国語学習方法において、
学習内容に関する動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ又はこれらのコンテンツに含まれた客体イメージに対応するキーワード情報を送り出し、前記キーワード情報を用いて前記客体イメージ又は前記動画像コンテンツ或いは前記イメージコンテンツを連想するようにする学習段階としてのイメージマッピング学習段階と、
前記動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ、前記キーワード情報を含み且つ前記動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ又は前記客体イメージに関連する外国語文章情報に対応する字幕コンテンツ、及び前記外国語文章情報を読み上げる音声情報を含むオーディオコンテンツを送り出すリスニング学習段階としての第1リスニング学習段階と、
前記動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ及び前記オーディオコンテンツを送り出すリスニング学習段階としての第2リスニング学習段階と、
前記動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ、前記字幕コンテンツ、前記オーディオコンテンツ、並びに音声入力及び認識プログラムを提供して前記外国語文章情報を話すようにする学習段階としての第1スピーキング学習段階と、
前記動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ、前記オーディオコンテンツ、並びに前記音声入力及び認識プログラムを提供して前記外国語文章情報を話すようにする学習段階としての第2スピーキング学習段階と、
前記動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ、前記字幕コンテンツ、前記オーディオコンテンツ、並びに前記音声入力及び認識プログラムを提供し、前記外国語文章情報を構成する複数の単語を順序に従って一つの単語ずつ順に拡張しながら文章が完成されるまで繰返し話すようにする学習段階としての第3スピーキング学習段階と、
前記動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ又は前記客体イメージ及びヒント情報を提供し、前記ヒント情報を用いて前記動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ又は前記客体イメージに関する一つ以上の文章を学習者が生成するようにして文章構造及びスピーキング学習を行うようにする段階としてのイメージ連想スピーキング学習段階とを含んでなることを特徴とする、長期記憶刺激による外国語学習方法。
【請求項2】
前記キーワード情報は、
前記動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ又は前記客体イメージの名前、行動、模様及び色相の少なくとも一つに関する意味を有する少なくとも一つの単語を含む語句であることを特徴とする、請求項1に記載の長期記憶刺激による外国語学習方法。
【請求項3】
前記ヒント情報は、
所定の意味を有する少なくとも一つの単語を含む語句であることを特徴とする、請求項1に記載の長期記憶刺激による外国語学習方法。
【請求項4】
前記イメージマッピング学習段階の後、前記キーワードを記憶するように繰返し学習するようにするキーワード学習段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の長期記憶刺激による外国語学習方法。
【請求項5】
前記第2スピーキング学習段階の後、前記外国語文章情報に対して学習者が暗記したか否かをテストする中間テスト段階をさらに含み、学習が進行するプロセスで順次強制学習が行われるようにすることを特徴とする、請求項1に記載の長期記憶刺激による外国語学習方法。
【請求項6】
前記第3スピーキング学習段階の後、前記動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツ及び前記オーディオコンテンツのみを送り出して前記外国語文章情報に対する発音、抑揚及び意味を学習するようにするスピーキングとりまとめ学習段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の長期記憶刺激による外国語学習方法。
【請求項7】
前記イメージ連想スピーキング学習段階の後、キーワード説明情報及びキーワード音声情報を提供して前記キーワードに関する客体イメージ又は前記動画像コンテンツ或いはイメージコンテンツを連想するようにする学習段階としてのとりまとめ学習段階をさらに含み、
前記キーワード説明情報はキーワード情報に対する文法、意味、同意語句及び例文を含み、前記キーワード音声情報はキーワード情報に含まれた単語を読み上げる音声情報であることを特徴とする、請求項1に記載の長期記憶刺激による外国語学習方法。
【請求項8】
前記外国語学習方法は、
木質系パズル、コンテンツ再生及び音声情報入力が可能なパーソナルコンピュータ、携帯用コンピュータ、TV及び移動通信装置を含む装置を用いて行われることを特徴とする、請求項1に記載の長期記憶刺激による外国語学習方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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