説明

門柱、門袖、塀等の屋外用構築物及びその施工方法

【課題】鉢植えの花や立体的な造形物を載せて飾ることができる等、多くの人に親しまれているガーデニングを楽しむための機能性を有する門柱、門袖、塀等の屋外用構築物の施工方法を提供する。
【解決手段】合成樹脂製の発泡材料で構成部材(11,12,13)を作成し、これを接合して基部材(1)を形成し、基部材(1)に差込口(10)を貫通して設け、差込口(10)に棚部材(3)を両側が基部材(1)表面から張り出すように固定し、棚部材(3)を支える支持体(4)を固定し、基部材(1)の下部にアンカー部材(2)を固定し、基部材(1)と棚部材(3)の表面に防水塗料を塗布し、各構成部材(11,12,13)の積層面(17)に渡るように補強用ネットを張設し、下地材を防水塗料表面に補強用ネットを埋め込むように塗布し、塗布した下地材表面に色塗装して構築物本体(100)を形成し、アンカー部材(2)を基礎(101)に埋設するようにして構築物本体(100)を設置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、門柱、門袖、塀等の屋外用構築物及びその施工方法に関するものである。更に詳しくは、簡易で軽量な構造であり、短期間で比較的容易に施工することができる門柱、門袖、塀等の屋外用構築物において、鉢植えの花や立体的な造形物を飾ったり、道具類を載せることができる等、ガーデニングを楽しむための機能性を付与した屋外用構築物及びその施工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
門柱、門袖、塀等、一般家屋等の建築物に付帯する屋外用構築物は、近年はニーズが多様化しており、従前のように専門の職人しか施工できないような手間の掛かるものばかりでなく、擬石等を使用して簡易で軽量な構造とすることにより、優れた外観を有すると共に施工期間の短縮と費用節減を図ったものが多く施工されるようになった。このような屋外用構築物としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
【0003】
この屋外構築物は、発泡樹脂製の基体と、基体の表面に張設固定した多数の擬石と、これら擬石間に埋込み形成した目地とを備え、擬石の張設固定を、擬石にインサート設置して裏面側に突出したアンカー部材を基体に差込むことによる仮固定と、基体に対する擬石裏面の接着による接着固定によって行う門柱、門袖、塀等の屋外構築物であり、擬石が自重や移動、振動によっても剥離したり剥落したりすることなく、発泡樹脂の特性を生かした擬石の仮固定状態のまま確実且つ強固に接着固定し、擬石の接着固定を可及的に容易化するというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−189275
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記従来の屋外構築物は、発泡樹脂製の基体と多数の擬石を使用し構築することによって、構造を簡易で軽量なものとし、施工期間の短縮と費用節減を図っている。しかしながら、他方、次のような課題があった。
すなわち、例えば門柱、門袖、塀のような屋外用構築物は、外からの不審者や動物等の侵入を防ぐという本質的な機能性だけでなく、特に内面側には、例えば鉢植えの花や立体的な造形物等を飾ったり、ガーデニングに使用する道具類を載せる棚を設ける等、多くの人に親しまれているガーデニングを楽しむための何らかの機能性を有することが望まれているが、前記従来の屋外構築物には、それを実現する手段は備えていなかった。
【0006】
(本発明の目的)
本発明は、簡易で軽量な構造であり、短期間で比較的容易に施工することができる門柱、門袖、塀等の屋外用構築物において、鉢植えの花や立体的な造形物を載せて飾ったり、ガーデニングに使用する道具を置く等、多くの人に親しまれているガーデニングを楽しむための機能性を付与した門柱、門袖、塀等の屋外用構築物及びその施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
【0008】
本発明は、
合成樹脂製の発泡材料を使用し、あらかじめ決められている屋外用構築物のデザインに合うように形状を整えて形成した基部材の所要位置に基部材を貫通する差込口が設けられており、当該差込口には、差込口を貫通する棚部材が一方側又は双方側が前記基部材表面から張り出して固定されており、基部材と棚部材に下地材が塗布されている、
門柱、門袖、塀等の屋外用構築物である。
【0009】
本発明は、
基部材の下部には設置時において基礎に埋設するアンカー部材が取り付けられている、
前記門柱、門袖、塀等の屋外用構築物である。
【0010】
本発明は、
下地材に表面仕上げをして構築物本体を形成し、当該構築物本体がアンカー部材を基礎に埋めて設置されている、
前記門柱、門袖、塀等の屋外用構築物である。
【0011】
本発明は、
合成樹脂製の発泡材料を使用し、あらかじめ決められている屋外用構築物のデザインに合うように形状を整えて基部材を形成する工程、
基部材の所要位置に基部材を貫通する差込口を設ける工程、
基部材の差込口に差込口を貫通する棚部材を、一方側又は双方側が基部材表面から張り出すように固定する工程、
基部材の下部に設置時において基礎に埋設するアンカー部材を取り付ける工程、
基部材と棚部材の表面に防水塗料を塗布する工程、
接着剤とセメント及び骨材を混ぜた下地材を防水塗料の表面に塗布する工程、
塗布した下地材表面に表面仕上げをして構築物本体を形成する工程、
アンカー部材を基礎に埋設するようにして構築物本体を設置する工程、
を含む、
門柱、門袖、塀等の屋外用構築物の施工方法である。
【0012】
本発明は、
基部材は、合成樹脂製の発泡材料を使用し、成形して所要数の構成部材を作成し、各構成部材を接合して形成し、
差込口に棚部材を固定した後に、棚部材の張り出した部分を支える支持体を棚部材と基部材間で固定する工程を含み、
基部材と棚部材の表面に防水塗料を塗布した後、下地材を塗布する前に、基部材を構成する各構成部材の積層面に渡るように補強用ネットを張設する工程及び接着剤とセメント及び骨材を混ぜた下地材を防水塗料表面に補強用ネットを埋め込むように塗布する工程を含む、
前記門柱、門袖、塀等の屋外用構築物の施工方法である。
【0013】
本発明は、
下地材を塗布した後、表面仕上げをする前に、下地材表面に吸い込み防止のための下塗剤を塗布する工程を含む、
前記門柱、門袖、塀等の屋外用構築物の施工方法である。
【0014】
表面仕上げの方法については、特に限定するものではなく、例えば色塗装の場合もあるし、タイル施工や擬石施工の場合もあり、その他各種公知手段を採用することもできる。
本明細書及び特許請求の範囲にいう「積層面」の用語は、基部材を構成する各構成部材の厚みが表れた基部材の側面の意味で使用している。
【0015】
(作用)
本発明に係る門柱、門袖、塀等の屋外用構築物の作用を説明する。
所要箇所に設置されている屋外用構築物は、基部材(1)として合成樹脂製の発泡材料を使用し、構造も簡易であるので、軽量につくることができると共に短期間での施工が可能である。
屋外用構築物には、棚部材(3)を設けることにより、多くの人に親しまれているガーデニングを楽しむための機能性が付与されており、例えば棚部材(3)に鉢植えの花や立体的な造形物等を載せて飾ったり、ガーデニングに使用する道具等を載せて便利に使用することができる。
【0016】
また、棚部材(3)は、基部材(1)を貫通して設けられた差込口(10)に対し差込口(10)を貫通するように、且つ一方側又は双方側が基部材(1)表面から張り出すように固定されており、例えば差込口(10)を設けずに、棚部材(3)の端面を基部材(1)表面に突き合わせるようにして接着する構造と相違して、接着面でなく棚部材(3)の強度そのもので荷重を受けるようになっているので、より強い強度を有している。これにより、棚部材(3)には比較的重いものでも載せることができるので使いやすい。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、簡易で軽量な構造であり、短期間で比較的容易に施工することができる門柱、門袖、塀等の屋外用構築物において、鉢植えの花や立体的な造形物を載せて飾ったり、ガーデニングに使用する道具を載せることができる棚部材を設けることによって、多くの人に親しまれているガーデニングを楽しむための機能性を付与することができる。
しかも、棚部材は、基部材を貫通して設けられた差込口に対し差込口を貫通するように、且つ一方側又は双方側が基部材表面から張り出すように固定されているので、棚部材の強度そのもので荷重を受けることができるためより強い強度を有し、比較的重いものでも載せることができるので使いやすい。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係る屋外用構築物の製造方法を示し、構成部材と棚板及び支持体を表した説明図。
【図2】各構成部材を積層して接着し、基部材を形成した状態の説明図。
【図3】基部材に差込口を形成した状態の説明図。
【図4】基部材の差込口に棚部材と支持体を取り付けた状態を示す説明図。
【図5】表面に防水塗料を塗布し、基部材の各構成部材の積層面に補強用ネットを張設した状態の説明図。
【図6】下地材を防水塗料表面に補強用ネットを埋め込むように塗布した状態の説明図。
【図7】塗布した下地材表面に表面仕上げをして門柱本体を形成した状態の説明図。
【図8】アンカー部材を基礎に埋設するようにして門柱本体を設置した状態の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
【実施例】
【0020】
図1乃至図8(主に図7(b)、図8)を参照して本発明に係る屋外用構築物である門柱構築物Aの構造を説明する。
【0021】
門柱構築物Aは、門柱本体100と地面に施工されている基礎101からなる。門柱本体100は、三枚の板体を積層した形状の基部材1を有している。基部材1の底部は平面となるように揃えてあり、上部は高さを順に違えてそれぞれが波形に形成されている。
基部材1の底面の四隅には、鉄筋でL字状に形成されたアンカー部材2が取り付けられている。各アンカー部材2は、基部側が基部材1に埋め込まれ、先部側が基部材1の底面と平行に横方向へ張り出している。
【0022】
基部材1の二箇所には、棚部材3が固定されている。各棚部材3は、基部材1に表裏面を貫通して設けられており口部の形状が長方形状の差込口10に、両側が基部材1の表裏面から張り出すように差し込んで差込口10に接着し水平(基部材1の表裏面と直角)に固定されている。また、各棚部材3の下側には、基部材1との間で各棚部材3を支える板状の支持体4がそれぞれ両側二箇所に固定されている。
【0023】
基部材1と各棚部材3の外表面には、色塗装が施されている。色塗装の下層には、防水剤や下地材、下塗剤等の所要の機能性を有する層が塗布されている。これにより、門柱本体100が形成されている。そして、門柱本体100は、図8に示すように、基部材1の下部側の一部が基礎101に埋設するように、且つ各アンカー部材2の先部側が基礎101の内部で基部材1から張り出すようにして固定され、これにより門柱構築物Aが設置されている。
【0024】
(作用)
前記門柱構築物Aを施工する方法(工程、手順)を詳細に説明する。なお、以下の説明では、構成部材11、12、13又はそれらで構成される基部材1に接着剤や下地等が塗布されるので、厳密にいえば前記各部材は表面にあらわれなくなるが、説明の便宜上、図面の符号を含め接着剤や下地等が塗布されていることを無視して説明する場合がある。
【0025】
(1)合成樹脂製の発泡材料であるポリスチレンフォーム板102を適宜カットして、あらかじめ決められているデザインに沿うように形状を整えて、板状の構成部材11、12、13を作成する。また、棚部材3、支持体4もポリスチレンフォームを適宜カットして作成してある(図1参照)。なお、棚部材3及び支持体4については、強度をさらに高めるため、木や金属或いはプラスチック等、他の材料を採用することもできる。
【0026】
(2)構成部材11、12、13を接着剤(例えば1液型変性シリコーン系接着剤)によって接着して積層し、これにより基部材1を形成する。構成部材11、12、13の上部は、それぞれが波形に形成されており、積層時には上部の高さを順に違えてあり、これによりデザイン性を高めている(図2参照)。
【0027】
(3)構成部材11、12、13を積層した基部材1の二箇所に、基部材1の表裏面15、16を貫通した横長の長方形状の差込口10を形成する。各差込口10の方向は、基部材1の底面19と平行、すなわち水平方向である(図3参照)。
【0028】
(4)基部材1の底面19の四隅にドリルで下穴14を開ける(図3参照)。そして、鉄筋をあらかじめ「L」型(本実施例では、太さ10mm、縦(基部):400mm、横(先部):300mm)に曲げてアンカー部材2を形成しておき、基部を下穴14に差し込み(図4参照)、下穴14とアンカー部材2基部の空間に発泡ウレタン(例えばスプレー式1液型簡易発泡ウレタンフォーム)を注入する。この発泡ウレタンの固化により各アンカー部材2は固定される。
【0029】
(5)基部材1の各差込口10に長方形の板状の棚部材3を差し込み、棚部材3の両側が基部材1の表面から同じ幅だけ張り出すようにする。そして、各棚部材3を各差込口10との接触面に接着剤を入れて接着し固定する。さらに、各棚部材3の下側に、基部材1との間で各棚部材3を支える板状の支持体4をそれぞれ両側二箇所に接着し固定する(図4参照)。
【0030】
(6)基部材1と各棚部材3の表面に防水剤(例えば弱カチオン系1液型アクリル特殊変性アスファルトエマルジョン)を塗布し防水層5を形成する(図5参照)。
(7)防水層5を設けた基部材1の両側には、表面15から裏面16にかけて積層面17(底面19を含む)の底部側の一部を覆うように補強用ネット6が接着剤で張設されている(図5参照)。補強用ネット6はアンカー部材2を固定した部分を補強するものであり、本実施例では底部側の一部に設けられているが、これに限定されるものではなく、積層面17の他の部分を覆うように張設してもよい。
【0031】
(8)補強用ネット6を埋め込むように、その上から接着剤を塗り込み、さらに接着剤とセメント(骨材入り)を混練したものを全体に二層塗りして下地層7を形成する(図6参照)。
(9)下地層7の表面に吸い込み防止のための下塗剤を塗布して下塗層8を形成し、さらにその表面に色塗装をして色層9を形成し、これにより、屋外用構築物である門柱本体100を形成する(図7(a)、(b)参照)。なお、屋外用構築物としては、門柱本体100からアンカー部材2を除いた形態又は色層9を除いた形態或いはその両方を除いた形態等の門柱本体100とは異なる形態も含まれる。この場合は、必要に応じて施工時にそれらを付加することになる。
【0032】
(10)門柱本体100を、各アンカー部材2を基礎101に埋設するようにして固定する。このとき、基部材1の下部側の一部が基礎101に埋設するように、且つ各アンカー部材2の先部側が基礎101の内部で施工面と平行になるようにして固定され、これにより門柱構築物Aが形成される(図8参照)。
【0033】
このようにして施工された門柱構築物Aは、鉢植えの花や立体的な造形物を載せて飾ったり、ガーデニングに使用する道具を載せることができる棚部材3を設けることによって、多くの人に親しまれているガーデニングを楽しむための機能性を有している。
しかも、各棚部材3は、基部材1を貫通して設けられた差込口10に対し差込口10を貫通するように、且つ一方側又は双方側が基部材1の表裏面15、16から張り出すように固定されているので、棚部材3の強度そのもので荷重を受けるようになっている。これにより、例えば差込口10を設けずに、各棚部材3の端面を基部材1表面に突き合わせるようにして接着する構造と相違して、より強い強度を有しており、比較的重いものでも載せることができるので使いやすい。
【0034】
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
【符号の説明】
【0035】
A 門柱構築物
100 門柱本体
101 基礎
102 ポリスチレンフォーム板
1 基部材
10 差込口
11、12、13 構成部材
14 下穴
15 表面
16 裏面
17 積層面
19 底面
2 アンカー部材
3 棚部材
4 支持体
5 防水層
6 補強用ネット
7 下地層
8 下塗層
9 色層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂製の発泡材料を使用し、あらかじめ決められている屋外用構築物のデザインに合うように形状を整えて形成した基部材(1)の所要位置に基部材(1)を貫通する差込口(10)が設けられており、当該差込口(10)には、差込口(10)を貫通する棚部材(3)が一方側又は双方側が前記基部材(1)表面から張り出して固定されており、基部材(1)と棚部材(3)に下地材(6)が塗布されている、
門柱、門袖、塀等の屋外用構築物。
【請求項2】
基部材(1)の下部には設置時において基礎(101)に埋設するアンカー部材(2)が取り付けられている、
請求項1記載の門柱、門袖、塀等の屋外用構築物。
【請求項3】
下地材(7)に表面仕上げ(9)をして構築物本体(100)を形成し、当該構築物本体(100)がアンカー部材(2)を基礎(101)に埋めて設置されている、
請求項2記載の門柱、門袖、塀等の屋外用構築物。
【請求項4】
合成樹脂製の発泡材料を使用し、あらかじめ決められている屋外用構築物のデザインに合うように形状を整えて基部材(1)を形成する工程、
基部材(1)の所要位置に基部材(1)を貫通する差込口(10)を設ける工程、
基部材(1)の差込口(10)に差込口(10)を貫通する棚部材(3)を、一方側又は双方側が基部材(1)表面から張り出すように固定する工程、
基部材(1)の下部に設置時において基礎に埋設するアンカー部材(2)を取り付ける工程、
基部材(1)と棚部材(3)の表面に防水塗料(5)を塗布する工程、
接着剤とセメント及び骨材を混ぜた下地材(7)を防水塗料(5)の表面に塗布する工程、
塗布した下地材(7)表面に表面仕上げ(9)をして構築物本体(100)を形成する工程、
アンカー部材(2)を基礎(101)に埋設して構築物本体(100)を設置する工程、
を含む、
門柱、門袖、塀等の屋外用構築物の施工方法。
【請求項5】
基部材(1)は、合成樹脂製の発泡材料を使用し、成形して所要数の構成部材(11,12,13)を作成し、各構成部材(11,12,13)を接合して形成し、
差込口(10)に棚部材(3)を固定した後に、棚部材(3)の張り出した部分を支える支持体(4)を棚部材(3)と基部材(1)間で固定する工程を含み、
基部材(1)と棚部材(3)の表面に防水塗料(5)を塗布した後、下地材(7)を塗布する前に、基部材(1)を構成する各構成部材(11,12,13)の積層面(17)に渡るように補強用ネット(6)を張設する工程及び接着剤とセメント及び骨材を混ぜた下地材(7)を防水塗料(5)表面に補強用ネット(6)を埋め込むように塗布する工程を含む、
請求項4記載の門柱、門袖、塀等の屋外用構築物の施工方法。
【請求項6】
下地材(7)を塗布した後、表面仕上げ(9)をする前に、下地材(7)表面に吸い込み防止のための下塗剤(8)を塗布する工程を含む、
請求項4又は5記載の門柱、門袖、塀等の屋外用構築物の施工方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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