説明

閉塞具

【課題】腕金端部の開口に簡易に装着して信頼性高く閉塞した状態にすることのできる構造を実現することにより、端部の開口する腕金であっても地絡事故の発生の虞を少なくして、送電の安定・安全を図ることのできる閉塞具を提供すること。
【解決手段】腕金100の端部の開口100aに取り付ける閉塞具10であって、その開口の縦Hよりも低い高さでその横幅Wの略2倍程度の幅を有する概略長方形の板状になるようにポリエチレン樹脂を成形することにより作製されており、その横幅方向中央には薄肉のヒンジ部11が形成されてヤットコなどにより折り畳んだ状態に折り曲げ可能に設計されているとともに、そのヒンジ部の一面側には両端部10aがその開口内の内壁に突き当たるように拡開させるように付勢する板バネ12が固設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、閉塞具に関し、詳しくは、電柱上部の腕金端部の開口を閉塞するために取り付けるものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、電柱に配電線を架設するために腕金が設置される場合があり、この腕金に架設される配電線には高電圧がかかっていることから、その配電線の絶縁性が劣化すると、腕金付近に充電箇所が発生してしまう。その腕金に鳥類などが止まって、その充電部に触れてしまうと、配電線を短絡・地絡させる事故になってしまう虞がある。
【0003】
このことから、腕金周辺に絶縁性の向上のために各種対策が採られており、例えば、腕金自体を絶縁性を有する樹脂材料で作製したり(例えば、特許文献1参照)、腕金の上部側にカバーを取り付けるなどすること(例えば、特許文献2、3参照)が行なわれている。
【特許文献1】実開平7−41879号公報
【特許文献2】特開平9−28267号公報
【特許文献3】特開平9−28268号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような腕金にあっては、架線自体にかなりの荷重があるとともに作業員が登って作業する場合もあって強度を確保する必要があることから、上記文献1に記載のように樹脂材料で作製するにはコスト高になってしまう。また、このような腕金は、軽量化・低コスト化のために端部側が切断しっぱなしで開口している場合があり、このような場合には、その腕金端部の開口内に雀などの小型の鳥類が巣を作ってしまって、それを蛇が狙うことにより、充電部に短絡してしまって地絡事故の要因になってしまう場合がある。
【0005】
このような問題を解消するために、その腕金端部の開口にキャップを取り付けて営巣できなくしてしまうことが考えられるが、厳重な構造のキャップを取り付けるのでは、コスト高になってしまうとともに、送電を止めることなく、遠隔位置から絶縁性を確保しつつ作業を行う、所謂、間接活線工法で作業を行うことができない。
【0006】
また、軽量かつ簡易な構造で開口を閉塞するキャップを取り付ける場合には、その腕金端部の外側を覆う状態に取り付ける形状に作製して、着脱可能に企画するのが一般的である。しかるに、腕金は室外の電柱上部に設置されているので、このようなキャップでは、日光や雨風などで経時劣化して落下してしまう虞がある。
【0007】
そこで、本発明は、腕金端部の開口に簡易に装着して信頼性高く閉塞した状態にすることのできる構造を実現することにより、端部の開口する腕金であっても地絡事故の発生の虞を少なくして、送電の安定・安全を図ることのできる閉塞具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する閉塞具の第1の発明は、電柱の上部に設置された腕金の端部の開口に取り付ける閉塞具であって、腕金端部の開口の少なくとも一方向の間隔よりも広く拡開させるとともに該間隔よりも狭く縮小させることのできる本体部と、該本体部を腕金端部の開口の少なくとも一方向の間隔よりも広くなるように付勢する付勢手段と、を備えて、付勢手段による付勢力に抗して本体部を縮小させることにより腕金端部の開口内に全体を内装可能な寸法・形状に設計されていることを特徴とするものである。
【0009】
この発明では、腕金端部の開口内に本体部を縮小させた状態にして全体を内装させることができ、その本体部は縮小状態から拡開状態になるように付勢手段により付勢されることにより、少なくとも一方向の両端部側が開口幅(間隔)より拡開しようとしてその開口内の壁面に突き当たる。したがって、腕金端部の開口内に全体を内装させた状態でその開口を閉塞するように内部で広がることができ、鳥などが腕金端部の開口内に営巣してしまうことをなくすことができる。
【0010】
上記課題を解決する閉塞具の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記本体部は、外面側に滑り止めが配設されていることを特徴とするものである。
【0011】
この発明では、腕金端部の開口内で拡開することにより、両端部外面の滑り止めがその開口内の壁面に突き当たる。したがって、腕金端部の開口内への進入方向や後退(引出)方向に滑ることを制限することができ、鳥などにより押されて端部側にスペースを作ってしまったり、引き出されて落下してしまうことを回避することができる。
【0012】
上記課題を解決する閉塞具の第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記本体部は、折り畳むことにより腕金端部の開口の一方向に対して拡開・縮小可能な構造に設計されており、折畳状態の凸形状側外面に遠隔操作把持具により把持可能な把持部が設定されていることを特徴とするものである。
【0013】
この発明では、本体部を付勢手段による付勢力に抗するように折畳状態にしてその凸形状先端側外面の把持部を先端側から遠隔操作把持具で掴むことにより、腕金端部の開口内に内装可能に縮小させた状態にすることができる。この状態のまま本体部を腕金端部の開口内に差し込んで折畳状態に縮小させる力を解放することにより、付勢手段の付勢力により拡開して開口内の壁面にその本体部の両端部側が突き当たる状態に取り付けることができる。したがって、例えば、把持部と操作部との間が絶縁されている遠隔操作把持具を用いることにより、遠隔位置から絶縁性の確保しつつ腕金端部の開口内に設置することができる。
【0014】
上記課題を解決する閉塞具の第4の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記本体部は、腕金端部の開口内に押し込み可能に両端間の中間部が突出する凸形状に形成されており、該凸形状の背面側に遠隔操作把持具により把持可能な把持部が配設されていることを特徴とするものである。
【0015】
この発明では、本体部の凸形状背面側の把持部を遠隔操作把持具で掴んでその凸形状先端側(中間部)を腕金端部の開口内に押し込むことにより、付勢手段による付勢力に抗するように縮小させつつ差し込んで内装状態にすることができ、そのまま本体部の把持部を離すことにより、付勢手段の付勢力により拡開して開口内の壁面にその本体部の両端部側が突き当たる状態に取り付けることができる。したがって、例えば、把持部と操作部との間が絶縁されている遠隔操作把持具を用いることにより、遠隔位置から絶縁性の確保しつつ腕金端部の開口内に設置することができる。
【発明の効果】
【0016】
このように本発明によれば、腕金端部の開口内に全体を内装させて少なくとも一方向の両端部側をその開口内の壁面に突き当てた状態に設置することができるので、腕金端部の開口を強固に閉塞するように設置することができ、鳥などがその内部に巣を作ってしまうことを制限することができる。したがって、端部の開口する腕金であっても、その開口を容易かつ信頼性高く閉塞状態にすることができ、地絡事故の発生の虞を少なくして送電の安定性や安全性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明に係る閉塞具の第1実施形態を示す図である。
【0018】
図1において、閉塞具10は、電柱の上部で横方向に延在するように設置される図2に示す腕金100の端部に取り付けるものである。腕金100は、全体を図示することは省略するが、例えば、配電線をバインド線により巻き付け固定するピン碍子を固設するものであり、この腕金100は、軽量化・低コスト化のために端部側が切断しっぱなしで開口している。
【0019】
閉塞具10は、この腕金100の開口100aが縦H・横Wの寸法形状に作製されているのに対して、その開口100aの縦Hよりも低くなる寸法に高さhが設定されているとともに、折れ曲がった状態でもその開口100aの横幅W一杯にすることのできる寸法に幅wが設定されている。すなわち、この閉塞具10は、腕金100の端部の開口100aの横幅Wの間隔よりも広く拡開させることができるとともに、折り畳むことによりその横幅Wよりも狭く縮小させることができるように設計されて本体部を構成している。
【0020】
具体的には、閉塞具10は、絶縁性を有するポリエチレン樹脂を板状に成形することにより作製されており、腕金100の開口100aの縦Hよりも低い高さhでその開口100aの横幅Wの2倍程度の幅wを有する概略長方形に形成されている。この閉塞具10は、薄肉に形成されて折り曲げ可能にするヒンジ部11がその横幅方向中央に形成されており、このヒンジ部11を中心にして拡開する状態から折り畳んで縮小させることにより、腕金100の開口100aの内部に差し込んで全体が内装状態になるように設置することができる。なお、ここでは、絶縁樹脂材料としてポリエチレン樹脂を用いることを一例に説明するが、これに限るものではないことは言うまでもなく、発泡スチロールのような脆弱なものでは鳥などに突かれて穴などが開いてしまう場合もあることから、ポリエチレン樹脂などのある程度の強度を有する材料を選択するのが好適である。
【0021】
この閉塞具10は、屈曲する板バネ12がヒンジ部11の一面側にその屈曲形状が一致する姿勢で固設されており、この板バネ12は、変形させる負荷が加えられない自然状態では閉塞具10の横幅方向の両端部10aの間隔が腕金100の開口100aの横幅Wよりも広がる状態になるように付勢している。すなわち、この板バネ12は、腕金100の開口100aの横幅Wよりも広くする拡開方向に閉塞具10を弾性力により付勢する付勢手段を構成している。
【0022】
これにより、閉塞具10は、板バネ12の弾性力に抗してヒンジ部11を中心に折り畳んでその状態のまま腕金100の開口100a内に差し込んで離すことができ、すると、その板バネ12の弾性力により両端部10aが互いに離隔する方向に拡開して、腕金100の開口100aの内壁に突き当たる。このため、この閉塞具10は、ヒンジ部11を中心に折れ曲がった状態のまま、腕金100の開口100a内に横幅W一杯になる状態で嵌め込むことができ、その腕金100の開口100aを鳥などが入って巣を作ることがないように閉塞することができる。なお、この閉塞具10は、腕金100の開口100aを密閉する状態に閉塞する必要はなく、高さhを低めにして設置作業を容易に行い得ることを達成しつつ、鳥などが内部に侵入不能に閉塞するだけで十分である。
【0023】
また、この閉塞具10は、両端部10aがヒンジ部11と同じ方向に屈曲して、腕金100の開口100a内に差し込まれたときに、その両端部10aが開口100aの内壁と平行な状態で突き当たるように形成されており、また、その外面側には、断面が三角形になるように突出して上下方向に延在する突起形状13が並列されている。
【0024】
これにより、この閉塞具10は、外側に滑り止めとして機能する突起形状13が並列・形成されることにより、腕金100の開口100a内に差し込まれたときには、両端部10aの外側の突起形状13を腕金100の開口100aの内壁に突き当てた状態にして、滑らないように嵌め込む状態に取り付けることができ、鳥などにより押されて営巣するスペースを作ってしまったり、引き出されて落下してしまうことを回避することができる。また、この閉塞具10は、板バネ12の弾性力に抗してヒンジ部11を中心に折り畳んだ状態にして腕金100の開口100a内に差し込む際には、ヒンジ部11の先端側から図3に示すヤットコ200により掴むことにより、その突起形状13の並列されている凸形状側外面10bを把持部として折畳状態に把持することができ、図2に示すように、腕金100の開口100a内にそのヤットコ200により差し込んでセットすることができる。
【0025】
ここで、ヤットコ200は、閉塞具10などの対象物を掴む掴み部201と、作業者が把持して支持する支持棒202と、伝達棒203を介して操作力を伝達することにより掴み部201を操作するハンドル204と、を備えており、支持棒202に固設されている掴み部201の不動部材201aに対して、ハンドル204を操作することにより伝達棒203に連結されている可動部材201bを回動軸201cを中心に回動させることにより、閉塞具10の把持部10bを掴むことができる。なお、このヤットコ200には、掴む側からの水分を滴下させる傘カバー205と、掴む側からの絶縁性を考慮して安全に作業を行い得る限界位置を示す傘カバー206とを備えつつ、概略全体をプラスチックやゴム材料などの絶縁材料で作製されることにより、掴み部201とハンドル204の間の絶縁性が確保されていることから、送電を止めることなく、腕金100の開口100a内に閉塞具10を、所謂、間接活線工法により取り付けることができる。
【0026】
このように本実施形態においては、閉塞具10をヤットコ200により掴んで腕金100の端部の開口100a内に完全に内装された状態に差込セットすることができ、日光などにより径時劣化して落下などしてしまう虞なく、その開口100aを鳥などが侵入しないように強固に閉塞することができる。したがって、腕金100のピン碍子に配電線を固設するバインド線の端部がその配電線の外被に食い込んだ状態になるなどして、また、経時変化により絶縁性が劣化することにより充電状態になっている場合でも、蛇などの狙う鳥が腕金100の開口100a内に営巣してしまって地絡事故の要因となることを未然に回避することができる。
【0027】
次に、図4および図5は本発明に係る閉塞具の第2実施形態を示す図であり、本実施形態も上述実施形態と同様にヤットコ200によっても腕金端部の開口内に取り付け可能に設計されていることから、図3を流用して説明する。
【0028】
図4において、閉塞具20は、上述実施形態と同様に、電柱の上部で横方向に延在するように設置される図5に示す腕金100の端部に取り付けるものであり、腕金100の開口100aの縦Hよりも低くなる寸法に高さhが設定されている一方、湾曲した状態でもその開口100aの横幅W一杯にすることのできる寸法に幅wが設定されている。すなわち、この閉塞具20は、腕金100端部の開口100aの横幅Wの間隔よりも広く拡開させることができるとともに、湾曲させることによりその横幅Wよりも狭く縮小させることができるように設計されて本体部を構成している。
【0029】
具体的には、閉塞具20は、絶縁性を有するポリエチレン樹脂を薄肉の板状に成形することにより作製されており、腕金100の開口100aの縦Hよりも低い高さhでその開口100aの横幅Wの2倍程度の幅wを有する概略長方形が湾曲する形状に形成されている。この閉塞具20は、変形させる負荷が加えられない自然状態では横幅方向の両端部20aの間隔が腕金100の開口100aの横幅Wよりも広がる状態で湾曲しており、この閉塞具20は、自身の弾性力により腕金100の開口100aの横幅Wよりも広くなるように拡開する状態になっている。すなわち、この閉塞具20は、腕金100の開口100aの横幅Wよりも広くする拡開方向に付勢する付勢手段を自身の弾性力により構成しており、突出する湾曲形状(凸形状)の中間部20cを中心にして縮小させるようにその腕金100の開口100aの内部に差し込んで内装することができる。
【0030】
また、閉塞具20は、図3に示すヤットコ200により把持可能な幅および厚さに形成された把持部21が中間部20cの背面側から湾曲形状の中心方向に延在するように一体成形されており、また、中間部20cから両端部20a側までの外面20d側は、腕金100の開口100a内の壁面に対して容易に滑ることがないように粗面(滑り止め面)に仕上げられている。
【0031】
これにより、閉塞具20は、図5に示すように、把持部21をヤットコ200などにより把持して中間部20c側から腕金100の開口100a内に押し込まれる(差し込まれる)と、その開口100aの端辺に摺接しつつ自身の弾性力により弾性変形するとともに、その弾性力により両端部20aが互いに離隔する方向に拡開して、腕金100の開口100aの内壁に突き当たる。このため、この閉塞具20は、湾曲する状態のまま、腕金100の開口100a内に横幅W一杯になる状態で嵌め込むことができ、鳥などにより押されて営巣するスペースを作ってしまったり、引き出されて落下してしまうことを回避することができる。なお、この閉塞具20は、腕金100の開口100a内に湾曲形状を差し込む姿勢で内装されるが、把持部21がその開口100aの外側に向いていることから、鳥などが営巣するスペースができてしまうことはない。
【0032】
このように本実施形態においても、上述実施形態と同様に、閉塞具20の把持部21をヤットコ200により掴んで腕金100の端部の開口100a内にその閉塞具20を完全に内装された状態に差込セットすることができ、日光などにより径時劣化して落下などしてしまう虞なく、その開口100aを鳥などが侵入しないように強固に閉塞することができる。したがって、地絡事故の要因となる鳥などの腕金100の開口100a内における営巣を未然に防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0033】
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明に係る閉塞具の第1実施形態の概略全体構成を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその上面図である。
【図2】その閉塞具の腕金端部への取り付けを説明する斜視図である。
【図3】その閉塞具を掴むヤットコを示す平面図である。
【図4】本発明に係る閉塞具の第2実施形態の概略全体構成を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)はその上面図である。
【図5】その閉塞具の腕金端部への取り付けを説明する斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
10、20……閉塞具 10a、20a……端部 10b……把持部 11……ヒンジ部 12……板バネ 13……突起形状 20c……中間部 20d……外面 21……把持部 100……腕金 100a……開口 200……ヤットコ 201……掴み部 202……支持棒 203……伝達棒 204……ハンドル 205、206……傘カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電柱の上部に設置された腕金の端部の開口に取り付ける閉塞具であって、
腕金端部の開口の少なくとも一方向の間隔よりも広く拡開させるとともに該間隔よりも狭く縮小させることのできる本体部と、該本体部を腕金端部の開口の少なくとも一方向の間隔よりも広くなるように付勢する付勢手段と、を備えて、
付勢手段による付勢力に抗して本体部を縮小させることにより腕金端部の開口内に全体を内装可能な寸法・形状に設計されていることを特徴とする閉塞具。
【請求項2】
前記本体部は、外面側に滑り止めが配設されていることを特徴とする請求項1に記載の閉塞具。
【請求項3】
前記本体部は、折り畳むことにより腕金端部の開口の一方向に対して拡開・縮小可能な構造に設計されており、折畳状態の凸形状側外面に遠隔操作把持具により把持可能な把持部が設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の閉塞具。
【請求項4】
前記本体部は、腕金端部の開口内に押し込み可能に両端間の中間部が突出する凸形状に形成されており、該凸形状の背面側に遠隔操作把持具により把持可能な把持部が配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の閉塞具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−282438(P2007−282438A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−108476(P2006−108476)
【出願日】平成18年4月11日(2006.4.11)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】