防湿の可食性フィルムディスペンサとその方法
一体的に取り付けられたヒンジで連結した蓋を備えるメインハウジングと、メインハウジングと共に防湿シールを形成するためにメインハウジングに取り付けられた本体と、エラストマーで作られ且つヒンジで連結した蓋の裏面に取り付けられた割出し指部とを具備する個々のフィルムの細長片を供給するためのフィルムディスペンサであって、メインハウジングおよび蓋が本体と整合する一つの射出成形部品であり、蓋が閉じられると、蓋がメインハウジングと共に防湿シールを作り出し、蓋が蓋の裏面に取り付けられた可撓アームを有し、メインハウジングの上側に開口があり、開口の一部が可撓アームのヒンジポイントとして機能し、蓋が開かれると、可撓アームがパッケージの外へフィルムを出し入れすることを助力し、割出し指部が個々のフィルムの細長片を供給するために可撓アームと相互作用するフィルムディスペンサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各割出しサイクル中にフィルムの単一の細長片を提供する可食性フィルムディスペンサに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、或るタイプの可食性フィルムは、ミントや口腔ケア製品の服用方法として用いられている。一般的に、可食性フィルムは長方形片に事前にカットされて、一つのフラットパック状の第一のパッケージに包装されている。
【0003】
【特許文献1】米国特許第5,911,937号明細書
【特許文献2】米国特許第6,214,255号明細書
【特許文献3】米国特許第671号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
既存のパッケージが直面する一つの問題は、束から一枚のフィルムを取り出すことの難しさである。既存のパッケージが直面する別の問題は、フィルム片が、時々、(フィルムが湿気に曝されると)使用可能期間中でも丸まってしまう傾向があることである。
【0005】
別の用途において、可食性フィルムは、医療用医薬品の服用方法として使用可能であるという信頼性がある。可食性フィルムは、可食性フィルムでできたキャリアと所望の薬の規定量とを含む。一つのこのような用途において、ユーザーは可食性フィルムを口に入れると、可食性フィルムが溶け、即座に薬が体内に投与される。しかし、この用途において、単位用量(フィルムの単一片)が使用時に確実に供給されることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、各割出しサイクル中にフィルムの単一の細長片を提供する可食性フィルムディスペンサに関する。さらなる実施形態において、可食性フィルムディスペンサは、賞味期限および使用可能期間中に防湿環境を提供する。
【0007】
本発明の可食性フィルムディスペンサは、二つの可食性フィルムディスペンサの構成によって例示されている。すなわち、(1)フィルムの単位用量が割出しサイクル中にカットされる連続的なフィルムディスペンサと、(2)事前にカットされたフィルム片を供給するデザインである。しかし、これらデザインは、単に例示であり、本発明の範囲を限定することを意図していない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
開示したそれらのメリットと改善点の中で、本発明の他の目的および利点が、添付図面と関連する以下の記載から明らかになるだろう。図は、本明細書の一部を構成し、本発明の例示的な実施形態を含み、その様々な目的および特徴を説明する。
【0009】
本発明の詳細な実施形態を以下に開示するが、開示された実施形態は、単に、本発明を様々な形に具体化した本発明の例示であるということを理解されたい。また、本発明の様々な実施形態に関するそれぞれの実施例は、限定するためでなく、例示であることを意図している。さらに、図は、必ずしも正確な尺度に基づいておらず、いくつかの図は個々の構成部品の詳細を示すために誇張されている。従って、ここで開示された特定の構造的および機能的な詳細な説明は、限定としてでなく、単に、当業者が本発明を様々に用いるよう教授するための代表的な土台として解釈されるべきである。
【0010】
一つの実施形態において、本発明のフィルムディスペンサが、事前にカットされたフィルム片を供給する可食性フィルムディスペンサの構成によって例示されている。しかし、このデザインは、単に、例示であって、本発明の範囲を限定することを意図していない。
【0011】
一つの実施例において、事前にカットされたフィルム片は、容器(例えば、連続的な弾帯)内に詰められている。例えば、弾帯は、2枚のプラスチックフィルム(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等)から成り、それぞれのフィルム片が配置されるポケットを形成するため打抜きされ、溶接接合がされている。一組の規則正しく離間したトラクタガイド孔が弾帯内に配置されている。これらトラクタガイド孔は、フィルムディスペンサ内の弾帯を正確に割出しするために用いられる。
【0012】
一つの実施形態において、事前にカットされたフィルムディスペンサは、以下の構成部品から成る(図1参照)。フィルム片は互いの上に直接積み重ねられ、または、解放ライナによって分離させられている。蓋を開くことによって、個々の細長片が、フィルム片が取り外せるようにフィルム片を容器の上方且つ外へ案内する傾斜した部分に対して、細長片を押圧する小さい弾性パッドによって割出しされる。
【0013】
一つの実施形態において、事前にカットされたフィルムディスペンサは、以下の構成部品からなる(例えば、図8参照)。
【0014】
1.蓋およびメインハウジング−本体と整合する射出成形部品。この構成部品は、メインハウジングと、ヒンジで連結した蓋とを有する。閉じられたときに、蓋はメインハウジングと共に防湿シールを作り出す。メインハウジング内にT字型の開口がある。この開口内で、可撓アームがヒンジポイントの下でスライドするように可撓アームのヒンジポイントとして機能することが特徴である。蓋およびメインハウジングは、防湿シールを作り出すように本体に接着接合されている。
【0015】
2.本体−例えば、ポリプロピレンや少なくともプラスチック乾燥材の一部のような材料を二段成形することによって作られる射出成形部品。プラスチック乾燥材は、賞味期限および使用可能期間中にパッケージに進入する湿気を吸収する。一つの実施例において、プラスチック乾燥材は、フィルム片を保持し、かつ、フィルムの細長片が、割出しの際にパッケージから持ち上げられると共に外へ押し出されるように、斜面または傾斜の形に形成されている。さらなる実施形態において、子供用安全部分(CR)が、同様に、この構成部品の中へ組み込まれている。子供用安全部分を押圧することによって、蓋が開き、フィルムが供給される。
【0016】
3.割出し指部−例えば、エラストマーやポリプロピレンのような材料を二段成形することによって作られる射出成形部品。割出し指部は、組立時にヒンジで連結した蓋に接着接合される。蓋に接着接合されていない割出し指部の端部は、エラストマーで作られ、閉じられたときに、フィルムの細長片と接触する。それは、メインハウジング内のT字型のスロットを通って嵌合する。
【0017】
本発明の動作の一つの実施例において、パッケージは、蓋が閉じられたときにシールされる。蓋はメインハウジングを(例えば、シール部分上にスナップ留めすることによって)シールする。その結果、防湿シールとなる。プラスチック乾燥材は、ディスペンサの開閉によってパッケージの中に進入し、あるいは、材料を通して浸透する湿気を吸収する。一つの実施例において、吸収材は、フィルムの細長片自身が湿気を含んでおり、その湿気がパッケージが曝される温度変化によって放出されるため用いられる。それ故、本発明は、賞味期限および使用可能期間を通して乾燥した環境にフィルムの細長片を維持している。
【0018】
蓋が開かれると、蓋に取り付けられている可撓アームが、束からフィルムの細長片を押し離しまたは引き離し、かつ、パッケージの外へ押し出しまたは引き出す。蓋が閉じられると、可撓アームは、定位置に戻り、次の供給サイクルに備える。
【0019】
以下は、(図9Aから図9Cに示すような)本発明の説明である。図9Cでは、フィルムディスペンサが閉じられると、可撓アームはT字型の開口の中を通ってヒンジポイントを通り過ぎて押圧される。図9Aでは、蓋が持ち上げられるに連れ、可撓アームは、ヒンジポイントによって上方への動きが抑制されながら前方に引っ張られる。可撓アームは、Tスロットによって形成された通路内で持ち上がる。可撓アームの弾性部分がフィルムの細長片と接触しているので、束の一番上のフィルムの細長片が、可撓アームで以て前方に引っ張られる。そのフィルムの細長片は、ベースの傾斜部分に到達すると、上方に方向を変えてT字型の開口を通り抜けるので、手に取ることが可能になる。
【0020】
可撓アームは、蓋をメインハウジングにシールするために下方へ戻るように押圧することによって、定位置に戻され、次の細長片の割出しに備える。或いは、ユーザーは、パッケージを開き続けると、可撓アームがヒンジポイントから離れ、それによって、可撓アームをTスロットから出すことができる。パッケージが閉じられると、可撓アームは、Tスロットの中を通って次の割出しに備えるためにヒンジポイントの下に押し戻される。
【0021】
一つの実施形態において、連続的なフィルムディスペンサは以下の構成部品から成る(図1A、1B、1C参照)。
【0022】
1.フリップトップ式メインハウジング(1)−(例えば、ポリプロピレンや熱可塑性エラストマー(TPE)、すなわち、サントプレン(登録商標)の二段成形によって作られる)射出成形部品。一つの実施形態において、サントプレン(登録商標)は再利用可能な防湿シールを形成する。
【0023】
2.トラクタガイド(2)−例えば、二つの無限軌道式トラクタガイドが取り付けられたベースを有する(例えばポリプロピレンから作られる)射出成形部品。トラクタガイドは、メインハウジングの蓋内の柱によってメインハウジングの蓋に組み立てられる。一つの実施例において、組立体が超音波溶接によってなされてもよい。
【0024】
3.駆動組立体(マガジン)(3)−(例えば、ポリプロピレンや三段階のプラスチック乾燥材から作られている)。一つの実施例において、駆動ローラーおよび支持ローラーはスナップ嵌合によってマガジン内に取り付けられている。また、マガジンは、単一の連続的な配置に可食フィルムの供給源を保持する。一つの実施例において、駆動組立体は、メインハウジング内に配置され、熱源または超音波溶接を用いて溶接している場所を通して組み立てられる。
【0025】
4.駆動ローラー(4)−(例えば、ポリプロピレンの内側軸と駆動スプロケットが、内側軸をコーティングするTPE(サントプレン(登録商標))を用いて、二段成形によって作られる)。一つの実施形態において、TPEは可食性フィルムの接触面としての機能を果たす。例えば、駆動ローラーのスプロケットはトラクタガイドの無限軌道内に組み立てられる。
【0026】
5.支持ローラー(5)−(例えば、ポリプロピレンの内側軸が、内側軸をコーティングするTPE(サントプレン(登録商標))を用いて、二段成形によって作られる)。例えば、TPEは可食性フィルムの接触面としての機能を果たす。
【0027】
一つの実施形態において、連続的なフィルムディスペンサは50〜100の供給サイクルに対応するフィルムの供給源を保持する。図2は、連続的なフィルムを繰り出す方法の一つの実施形態の実施例である。その実施例では、可食性フィルムの供給源が、巻かれたものではなく、インパクトプリンターのカートリッジリボンと同様に、可食性フィルムがマガジン内に折り畳まれている。連続的な可食性フィルム片は、駆動ローラーと支持ローラーの間に繰り出される。
【0028】
この実施例において、可食性フィルムは、メインハウジングの蓋がユーザーによって開けられている間に供給される。蓋が開くと、蓋に取り付けられたトラクタガイドも上方に回転する。この動作中に、トラクタガイドの無限軌道が蓋の動きによって移動させられるので、駆動ローラーのスプロケットが回転する(図3参照)。可食性フィルムは、駆動ローラーと支持ローラーとの間に配置される。駆動ローラーが回転するに連れて、可食性フィルムがディスペンサの外へ割出しされる(図4参照)。
【0029】
蓋が閉じられると、メインハウジング内の持ち上げ式の蓋の裏面にあるナイフ状の部分によって可食性フィルムが切断される(図1参照)。蓋がパチンと閉じて防湿シールが回復する。一つの実施形態において、防湿シールは湿度の進入を約300μg/日以下に維持する。
【0030】
さらなる実施形態において、蓋が閉じる間にトラクタガイドの無限軌道は定位置に戻る。無限軌道の歯は駆動ローラーのスプロケット上に乗る。蓋が閉じる間にスプロケットの歯が無限軌道と係合せずにスプロケットを回転させないので、駆動ローラーは一方向にのみ回転する。
【0031】
さらに別の実施形態において、ユーザーが、切断前にディスペンサの外へフィルムを過度に多く引っ張るのを抑制するために、「ブレーキ部分」が設けられている。別の実施形態において、フィルムの総量がディスペンサの外へ確実に割出しされるように最小量が開かれるように、蓋の部分が設計されている。
【0032】
事前にカットされたフィルムの細長片に関する実施形態の実施例において、事前にカットされたフィルム片は容器(例えば、連続的な弾帯)内に詰められる。例えば、弾帯は、2枚のプラスチックフィルム(例えばポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等)から成り、それぞれのフィルム片が配置されるポケットを形成するために打抜きされ、溶接接合されている。一組の規則正しく離間したトラクタガイド孔が弾帯内に配置されている。これらトラクタガイド孔は、ディスペンサ内の弾帯を正確に割出しするために用いられる。
【0033】
一つの実施形態において、事前にカットされたフィルムディスペンサは以下の構成部品から成る(図5参照)。
【0034】
1.フリップトップ式メインハウジング(6)−(例えば、ポリプロピレンや熱可塑性エラストマー(TPE)、すなわち、サントプレン(登録商標)の二段成形によって作られる)射出成形部品。一つの実施形態において、サントプレン(登録商標)は再利用可能な防湿シールを形成する。メインハウジングの側壁に一組の貫通孔がある。これら貫通孔はTPEのガスケットを有し、駆動軸およびサムホイールはこれら貫通孔を通して組み立てられる。
【0035】
3.フィルム割出しマガジン(7)−(例えば、三段階のプラスチック乾燥材から作られている)。駆動スプロケットは、(例えばスナップ嵌合によって)マガジン内に取り付けられている。マガジンは、連続的な弾帯を保持する二つの分室を有する。一つの分室は、(可食性フィルム片が詰まった弾帯のある)供給側であり、もう一つは、巻取り分室(空の弾帯)である。駆動組立体は、(例えば、熱源または超音波溶接を用いて溶接している場所を通して組み立てられ)、メインハウジング内に配置される。
【0036】
4.駆動スプロケット−(例えば、ポリプロピレンから作られる)。駆動スプロケットは、外側のサムホイールによって駆動する。駆動スプロケットが回転すると、弾帯が前方に割出しされる。駆動スプロケットは一方向に動作する。
【0037】
5.サムホイールおよび駆動軸−(例えば、ポリプロピレンから作られる)。駆動スプロケットが駆動軸上に取り付けられている。駆動軸はフィルム割出しマガジンによってメインハウジング内に嵌合している。一組のサムホイールが駆動軸の端部に取り付けられる。
【0038】
図5、6、6a、7は、駆動スプロケットは弾帯を前方に割出しするため作動する様々な方法を(これらの方法に限定されることなく)示す。すべての場合において、個々のフィルム片が弾帯内へ詰められている。ディスペンサは供給分室と巻取り分室とを有する。弾帯は、使い捨ての構成部品である。しかし、これらのデザインは、単に、例示であって、本発明の範囲を限定することを意図していない。
【0039】
図5の実施形態
1.持ち上げ式の蓋を開く。
2.フィルム片を割出しするためにサムホイールを回転する。
3.フィルムを取り外す。
4.蓋を閉める。
図6の実施形態
1.持ち上げ式の蓋を開く
2.フィルム片を割出しするために割出しスライダを前方に押圧する。
3.フィルムを取り外す。
4.蓋を閉める。
図6aの実施形態(二つの働きの持ち上げ式の蓋)
1.持ち上げ式の蓋の半分の部分を開く。
2.フィルム片を割出しするために割出しスライドを前方へ押圧する。
3.フィルムを取り外す。
4.持ち上げ式の蓋の半分の部分を閉める。
図7の実施形態
1.持ち上げ式の蓋の半分の部分を開く。
2.続いてフィルム片を割出しするためにディスペンサを圧迫する(ディスペンサは弾帯を割出しするためにラックおよびピニオンのデザインを用いる)。
3.フィルムを取り外す。
4.持ち上げ式の蓋の半分の部分を閉める。
【0040】
さらに別の実施形態において、同様に、本発明は使い捨てまたは再利用可能のいずれかのディスペンサを有してもよい。例えば、ディスペンサ全体は、可食性フィルムが空になると捨てられる。一つの実施例において、再利用可能な場合には、フィルム片が詰まった新しい弾帯が再利用可能なディスペンサ内に再装填されるように、使用済みの弾帯は使い捨て可能である。別の実施形態において、ディスペンサの一部は、限定されることなく、引用することによって本明細書の記載に替えることとする開示された特許文献1および特許文献2のようなプラスチック乾燥材から作られてもよい。例えば、フィルム割出しマガジンはプラスチック乾燥材から作られてもよい。別の実施例において、ディスペンサは、25、50、75、および/または、100単位のような可食性フィルムの所望数量を保持することができる。
【0041】
一つの実施形態において、本発明のディスペンサは、賞味期限および使用可能期間中に、約300μg/日以下の防湿シールを維持するように設計されている。本発明の目的のため、別の実施形態において、本発明のディスペンサは、特許文献3に記載のテスト手順に基づいた「防湿」である。一つの実施形態において、ディスペンサは、10個のテストディスペンサ中の多くて1個が、透湿性に関して1リットル当たり100mg/日以上である「防湿」と考えられる。特許文献3のテストは、シールされた容器と、開いてから再びシールされた容器に関して行われる。テストは、規定量の4〜8のメッシュの乾燥剤で構成され、無水塩化カルシウムを、最初、温度110度で1時間乾燥し、それからデシケーター内で冷却する。そして、同じ大きさの12個の容器を選び、それぞれ30回開閉させる。特許文献3に記載されているように、トルクが閉じ部に加えられる。さらに、乾燥剤が、テスト容器とラベル表示された10個のパッケージに加えられる。これらは、20mlよりも大きい容器の開口から13mm以内で満たされ、20mlよりも小さい容器の三分の二までが満たされる。そして、閉じ部は、特許文献3に記載のトルクが加えられる。重量は、20mlよりも小さい容器の場合は0.1mg単位で記録され、20mlから200mlの容器の場合は1.0mg単位で記録され、あるいは、容器が200mlよりも大きい場合は10mg単位で記録される。容器は、23度±2度の温度で、相対湿度75%±3%で保存される。36時間±1時間の後、重量が、1日の1リットル当たりで算出された透湿性と共に記録される。
【0042】
以下は、温度25度、相対湿度80%で、本発明の容器内の口臭予防フィルムを乾燥処理されていない口臭予防フィルムのパックと比較することによって、使用可能期間中の口臭予防フィルムの保護に関し、これらパックの効果を測定するテストの例示的な実施例である。ワトソンスペアミントブレスのフィルム、リグリースペアミントブレスのフィルム、ファイザーのフィルムが、温度25度、相対湿度80%で、それら自体の第一の包装について、使用可能期間の状態のフィルムの化学的安定性における変化を測定するためにテストされた。
【0043】
テスト1(従来の容器)
1.口臭予防フィルム5枚をそれぞれ変化および引っ張りに関してテスト実施。
2.(従来の容器内の)24枚のワトソンのフィルムのそれぞれが、温度25度、相対湿度80%でチャンバー内に配置され、テストの前の各フィルムの状態として物理的性質を測定した。
3.外見の変化を見るために24時間ごとに試料を観察した。試料が塊になり、あるいは、くっつき始めたとき、試料をチャンバーから出した。
テスト2(本発明の容器)
1.口臭予防フィルム5枚をそれぞれ変化および引っ張りに関してテスト実施。
2.(乾燥したCSPポケットパック内の)24枚のワトソンのフィルムのそれぞれが、温度25度、相対湿度80%でチャンバー内に配置され、テストの前の各フィルムの状態として物理的性質を測定した。
3.外見の変化を見るために24時間ごとに試料を観察した。試料が塊になり、あるいは、くっつき始めたとき、試料をチャンバーから出した。
【0044】
結果:
テスト1
1.すべてのワトソンのフィルムが24時間以内にすべての容器内で塊となっている。いずれのフィルムにおいても色の変化は見られなかった。
テスト2
1.21日経過しても塊とならない。最大容量の約1/3の乾燥剤が用いられているが、乾燥剤の湿気の吸収速度は、21日経過後はパッケージ内への湿気の進入速度よりもゆっくりである。すべてのワトソンのフィルムは22日後にすべての容器内で塊となっている。いずれのフィルムにおいても色の変化は見られなかった。
【0045】
本発明の特定の実施形態を実施例として前述してきたが、本発明の範囲から逸脱することなく細部を変更してもよいということは明らかであろう。本発明は、開示した実施形態以外によって実践されてもよく、本説明において提示されたすべては例示の目的であり、限定の目的でないということは当業者にとって明らかであろう。なお、本説明で論じた特定の実施形態の均等物が本発明を同様に実践してもよい。従って、独占権を主張する本発明の範囲を判断する際に、前述の実施例よりはむしろ添付した特許請求の範囲を参照すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】連続的なフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の斜視図であり、図1Aはフリップトップ式のメインハウジングを示し、図1Bはトラクタガイドを示し、図1Cは駆動ローラーと支持ローラーとを備える駆動組立体を示す。
【図2】連続的なフィルムを供給する方法を示す本発明の一つの実施形態の側面斜視図である。
【図3】駆動機構の動作を示す本発明の一つの実施形態の側面斜視図である。
【図4】フィルムディスペンサからのフィルムの割出しを示す本発明の一つの実施形態の側面斜視図である。
【図5】連続的なフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の斜視図であり、図5Aはフィルムディスペンサの側面斜視図を示し、図5Bは連続的なフィルムディスペンサの回転を示す。
【図6】スプロケットが、弾帯を前方へ割出し、それによって、フィルム片を供給するように作動する方法を用いた連続的なフィルムディスペンサを示す本発明の実施形態の斜視図である。
【図6A】スプロケットが、弾帯を前方へ割出し、それによって、フィルム片を供給するように作動する異なる方法を用いた連続的なフィルムディスペンサを示す本発明の異なる実施形態の斜視図である。
【図7】連続的なフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の斜視図であり、図7Aは連続的なフィルムディスペンサの回転を示し、図7Bは連続的なフィルムディスペンサの側面斜視図を示す。
【図8】事前にカットされたフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の斜視図である。
【図9A】事前にカットされたフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の側面斜視図であり、蓋が持ち上げられるに連れ、ヒンジポイントによって上方への動きが抑制されながら、可撓アームが前方に引っ張られていることを示す。
【図9B】事前にカットされたフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の側面斜視図であり、蓋が持ち上げられるに連れ、ヒンジポイントによって上方への動きが抑制されながら、可撓アームが前方に引っ張られていることを示す。
【図9C】事前にカットされたフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の側面斜視図であり、フィルムディスペンサが閉じられると、可撓アームが、T字型の開口の中を通ってヒンジポイントを通り過ぎて押圧されていることを示す。
【技術分野】
【0001】
本発明は、各割出しサイクル中にフィルムの単一の細長片を提供する可食性フィルムディスペンサに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、或るタイプの可食性フィルムは、ミントや口腔ケア製品の服用方法として用いられている。一般的に、可食性フィルムは長方形片に事前にカットされて、一つのフラットパック状の第一のパッケージに包装されている。
【0003】
【特許文献1】米国特許第5,911,937号明細書
【特許文献2】米国特許第6,214,255号明細書
【特許文献3】米国特許第671号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
既存のパッケージが直面する一つの問題は、束から一枚のフィルムを取り出すことの難しさである。既存のパッケージが直面する別の問題は、フィルム片が、時々、(フィルムが湿気に曝されると)使用可能期間中でも丸まってしまう傾向があることである。
【0005】
別の用途において、可食性フィルムは、医療用医薬品の服用方法として使用可能であるという信頼性がある。可食性フィルムは、可食性フィルムでできたキャリアと所望の薬の規定量とを含む。一つのこのような用途において、ユーザーは可食性フィルムを口に入れると、可食性フィルムが溶け、即座に薬が体内に投与される。しかし、この用途において、単位用量(フィルムの単一片)が使用時に確実に供給されることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、各割出しサイクル中にフィルムの単一の細長片を提供する可食性フィルムディスペンサに関する。さらなる実施形態において、可食性フィルムディスペンサは、賞味期限および使用可能期間中に防湿環境を提供する。
【0007】
本発明の可食性フィルムディスペンサは、二つの可食性フィルムディスペンサの構成によって例示されている。すなわち、(1)フィルムの単位用量が割出しサイクル中にカットされる連続的なフィルムディスペンサと、(2)事前にカットされたフィルム片を供給するデザインである。しかし、これらデザインは、単に例示であり、本発明の範囲を限定することを意図していない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
開示したそれらのメリットと改善点の中で、本発明の他の目的および利点が、添付図面と関連する以下の記載から明らかになるだろう。図は、本明細書の一部を構成し、本発明の例示的な実施形態を含み、その様々な目的および特徴を説明する。
【0009】
本発明の詳細な実施形態を以下に開示するが、開示された実施形態は、単に、本発明を様々な形に具体化した本発明の例示であるということを理解されたい。また、本発明の様々な実施形態に関するそれぞれの実施例は、限定するためでなく、例示であることを意図している。さらに、図は、必ずしも正確な尺度に基づいておらず、いくつかの図は個々の構成部品の詳細を示すために誇張されている。従って、ここで開示された特定の構造的および機能的な詳細な説明は、限定としてでなく、単に、当業者が本発明を様々に用いるよう教授するための代表的な土台として解釈されるべきである。
【0010】
一つの実施形態において、本発明のフィルムディスペンサが、事前にカットされたフィルム片を供給する可食性フィルムディスペンサの構成によって例示されている。しかし、このデザインは、単に、例示であって、本発明の範囲を限定することを意図していない。
【0011】
一つの実施例において、事前にカットされたフィルム片は、容器(例えば、連続的な弾帯)内に詰められている。例えば、弾帯は、2枚のプラスチックフィルム(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等)から成り、それぞれのフィルム片が配置されるポケットを形成するため打抜きされ、溶接接合がされている。一組の規則正しく離間したトラクタガイド孔が弾帯内に配置されている。これらトラクタガイド孔は、フィルムディスペンサ内の弾帯を正確に割出しするために用いられる。
【0012】
一つの実施形態において、事前にカットされたフィルムディスペンサは、以下の構成部品から成る(図1参照)。フィルム片は互いの上に直接積み重ねられ、または、解放ライナによって分離させられている。蓋を開くことによって、個々の細長片が、フィルム片が取り外せるようにフィルム片を容器の上方且つ外へ案内する傾斜した部分に対して、細長片を押圧する小さい弾性パッドによって割出しされる。
【0013】
一つの実施形態において、事前にカットされたフィルムディスペンサは、以下の構成部品からなる(例えば、図8参照)。
【0014】
1.蓋およびメインハウジング−本体と整合する射出成形部品。この構成部品は、メインハウジングと、ヒンジで連結した蓋とを有する。閉じられたときに、蓋はメインハウジングと共に防湿シールを作り出す。メインハウジング内にT字型の開口がある。この開口内で、可撓アームがヒンジポイントの下でスライドするように可撓アームのヒンジポイントとして機能することが特徴である。蓋およびメインハウジングは、防湿シールを作り出すように本体に接着接合されている。
【0015】
2.本体−例えば、ポリプロピレンや少なくともプラスチック乾燥材の一部のような材料を二段成形することによって作られる射出成形部品。プラスチック乾燥材は、賞味期限および使用可能期間中にパッケージに進入する湿気を吸収する。一つの実施例において、プラスチック乾燥材は、フィルム片を保持し、かつ、フィルムの細長片が、割出しの際にパッケージから持ち上げられると共に外へ押し出されるように、斜面または傾斜の形に形成されている。さらなる実施形態において、子供用安全部分(CR)が、同様に、この構成部品の中へ組み込まれている。子供用安全部分を押圧することによって、蓋が開き、フィルムが供給される。
【0016】
3.割出し指部−例えば、エラストマーやポリプロピレンのような材料を二段成形することによって作られる射出成形部品。割出し指部は、組立時にヒンジで連結した蓋に接着接合される。蓋に接着接合されていない割出し指部の端部は、エラストマーで作られ、閉じられたときに、フィルムの細長片と接触する。それは、メインハウジング内のT字型のスロットを通って嵌合する。
【0017】
本発明の動作の一つの実施例において、パッケージは、蓋が閉じられたときにシールされる。蓋はメインハウジングを(例えば、シール部分上にスナップ留めすることによって)シールする。その結果、防湿シールとなる。プラスチック乾燥材は、ディスペンサの開閉によってパッケージの中に進入し、あるいは、材料を通して浸透する湿気を吸収する。一つの実施例において、吸収材は、フィルムの細長片自身が湿気を含んでおり、その湿気がパッケージが曝される温度変化によって放出されるため用いられる。それ故、本発明は、賞味期限および使用可能期間を通して乾燥した環境にフィルムの細長片を維持している。
【0018】
蓋が開かれると、蓋に取り付けられている可撓アームが、束からフィルムの細長片を押し離しまたは引き離し、かつ、パッケージの外へ押し出しまたは引き出す。蓋が閉じられると、可撓アームは、定位置に戻り、次の供給サイクルに備える。
【0019】
以下は、(図9Aから図9Cに示すような)本発明の説明である。図9Cでは、フィルムディスペンサが閉じられると、可撓アームはT字型の開口の中を通ってヒンジポイントを通り過ぎて押圧される。図9Aでは、蓋が持ち上げられるに連れ、可撓アームは、ヒンジポイントによって上方への動きが抑制されながら前方に引っ張られる。可撓アームは、Tスロットによって形成された通路内で持ち上がる。可撓アームの弾性部分がフィルムの細長片と接触しているので、束の一番上のフィルムの細長片が、可撓アームで以て前方に引っ張られる。そのフィルムの細長片は、ベースの傾斜部分に到達すると、上方に方向を変えてT字型の開口を通り抜けるので、手に取ることが可能になる。
【0020】
可撓アームは、蓋をメインハウジングにシールするために下方へ戻るように押圧することによって、定位置に戻され、次の細長片の割出しに備える。或いは、ユーザーは、パッケージを開き続けると、可撓アームがヒンジポイントから離れ、それによって、可撓アームをTスロットから出すことができる。パッケージが閉じられると、可撓アームは、Tスロットの中を通って次の割出しに備えるためにヒンジポイントの下に押し戻される。
【0021】
一つの実施形態において、連続的なフィルムディスペンサは以下の構成部品から成る(図1A、1B、1C参照)。
【0022】
1.フリップトップ式メインハウジング(1)−(例えば、ポリプロピレンや熱可塑性エラストマー(TPE)、すなわち、サントプレン(登録商標)の二段成形によって作られる)射出成形部品。一つの実施形態において、サントプレン(登録商標)は再利用可能な防湿シールを形成する。
【0023】
2.トラクタガイド(2)−例えば、二つの無限軌道式トラクタガイドが取り付けられたベースを有する(例えばポリプロピレンから作られる)射出成形部品。トラクタガイドは、メインハウジングの蓋内の柱によってメインハウジングの蓋に組み立てられる。一つの実施例において、組立体が超音波溶接によってなされてもよい。
【0024】
3.駆動組立体(マガジン)(3)−(例えば、ポリプロピレンや三段階のプラスチック乾燥材から作られている)。一つの実施例において、駆動ローラーおよび支持ローラーはスナップ嵌合によってマガジン内に取り付けられている。また、マガジンは、単一の連続的な配置に可食フィルムの供給源を保持する。一つの実施例において、駆動組立体は、メインハウジング内に配置され、熱源または超音波溶接を用いて溶接している場所を通して組み立てられる。
【0025】
4.駆動ローラー(4)−(例えば、ポリプロピレンの内側軸と駆動スプロケットが、内側軸をコーティングするTPE(サントプレン(登録商標))を用いて、二段成形によって作られる)。一つの実施形態において、TPEは可食性フィルムの接触面としての機能を果たす。例えば、駆動ローラーのスプロケットはトラクタガイドの無限軌道内に組み立てられる。
【0026】
5.支持ローラー(5)−(例えば、ポリプロピレンの内側軸が、内側軸をコーティングするTPE(サントプレン(登録商標))を用いて、二段成形によって作られる)。例えば、TPEは可食性フィルムの接触面としての機能を果たす。
【0027】
一つの実施形態において、連続的なフィルムディスペンサは50〜100の供給サイクルに対応するフィルムの供給源を保持する。図2は、連続的なフィルムを繰り出す方法の一つの実施形態の実施例である。その実施例では、可食性フィルムの供給源が、巻かれたものではなく、インパクトプリンターのカートリッジリボンと同様に、可食性フィルムがマガジン内に折り畳まれている。連続的な可食性フィルム片は、駆動ローラーと支持ローラーの間に繰り出される。
【0028】
この実施例において、可食性フィルムは、メインハウジングの蓋がユーザーによって開けられている間に供給される。蓋が開くと、蓋に取り付けられたトラクタガイドも上方に回転する。この動作中に、トラクタガイドの無限軌道が蓋の動きによって移動させられるので、駆動ローラーのスプロケットが回転する(図3参照)。可食性フィルムは、駆動ローラーと支持ローラーとの間に配置される。駆動ローラーが回転するに連れて、可食性フィルムがディスペンサの外へ割出しされる(図4参照)。
【0029】
蓋が閉じられると、メインハウジング内の持ち上げ式の蓋の裏面にあるナイフ状の部分によって可食性フィルムが切断される(図1参照)。蓋がパチンと閉じて防湿シールが回復する。一つの実施形態において、防湿シールは湿度の進入を約300μg/日以下に維持する。
【0030】
さらなる実施形態において、蓋が閉じる間にトラクタガイドの無限軌道は定位置に戻る。無限軌道の歯は駆動ローラーのスプロケット上に乗る。蓋が閉じる間にスプロケットの歯が無限軌道と係合せずにスプロケットを回転させないので、駆動ローラーは一方向にのみ回転する。
【0031】
さらに別の実施形態において、ユーザーが、切断前にディスペンサの外へフィルムを過度に多く引っ張るのを抑制するために、「ブレーキ部分」が設けられている。別の実施形態において、フィルムの総量がディスペンサの外へ確実に割出しされるように最小量が開かれるように、蓋の部分が設計されている。
【0032】
事前にカットされたフィルムの細長片に関する実施形態の実施例において、事前にカットされたフィルム片は容器(例えば、連続的な弾帯)内に詰められる。例えば、弾帯は、2枚のプラスチックフィルム(例えばポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等)から成り、それぞれのフィルム片が配置されるポケットを形成するために打抜きされ、溶接接合されている。一組の規則正しく離間したトラクタガイド孔が弾帯内に配置されている。これらトラクタガイド孔は、ディスペンサ内の弾帯を正確に割出しするために用いられる。
【0033】
一つの実施形態において、事前にカットされたフィルムディスペンサは以下の構成部品から成る(図5参照)。
【0034】
1.フリップトップ式メインハウジング(6)−(例えば、ポリプロピレンや熱可塑性エラストマー(TPE)、すなわち、サントプレン(登録商標)の二段成形によって作られる)射出成形部品。一つの実施形態において、サントプレン(登録商標)は再利用可能な防湿シールを形成する。メインハウジングの側壁に一組の貫通孔がある。これら貫通孔はTPEのガスケットを有し、駆動軸およびサムホイールはこれら貫通孔を通して組み立てられる。
【0035】
3.フィルム割出しマガジン(7)−(例えば、三段階のプラスチック乾燥材から作られている)。駆動スプロケットは、(例えばスナップ嵌合によって)マガジン内に取り付けられている。マガジンは、連続的な弾帯を保持する二つの分室を有する。一つの分室は、(可食性フィルム片が詰まった弾帯のある)供給側であり、もう一つは、巻取り分室(空の弾帯)である。駆動組立体は、(例えば、熱源または超音波溶接を用いて溶接している場所を通して組み立てられ)、メインハウジング内に配置される。
【0036】
4.駆動スプロケット−(例えば、ポリプロピレンから作られる)。駆動スプロケットは、外側のサムホイールによって駆動する。駆動スプロケットが回転すると、弾帯が前方に割出しされる。駆動スプロケットは一方向に動作する。
【0037】
5.サムホイールおよび駆動軸−(例えば、ポリプロピレンから作られる)。駆動スプロケットが駆動軸上に取り付けられている。駆動軸はフィルム割出しマガジンによってメインハウジング内に嵌合している。一組のサムホイールが駆動軸の端部に取り付けられる。
【0038】
図5、6、6a、7は、駆動スプロケットは弾帯を前方に割出しするため作動する様々な方法を(これらの方法に限定されることなく)示す。すべての場合において、個々のフィルム片が弾帯内へ詰められている。ディスペンサは供給分室と巻取り分室とを有する。弾帯は、使い捨ての構成部品である。しかし、これらのデザインは、単に、例示であって、本発明の範囲を限定することを意図していない。
【0039】
図5の実施形態
1.持ち上げ式の蓋を開く。
2.フィルム片を割出しするためにサムホイールを回転する。
3.フィルムを取り外す。
4.蓋を閉める。
図6の実施形態
1.持ち上げ式の蓋を開く
2.フィルム片を割出しするために割出しスライダを前方に押圧する。
3.フィルムを取り外す。
4.蓋を閉める。
図6aの実施形態(二つの働きの持ち上げ式の蓋)
1.持ち上げ式の蓋の半分の部分を開く。
2.フィルム片を割出しするために割出しスライドを前方へ押圧する。
3.フィルムを取り外す。
4.持ち上げ式の蓋の半分の部分を閉める。
図7の実施形態
1.持ち上げ式の蓋の半分の部分を開く。
2.続いてフィルム片を割出しするためにディスペンサを圧迫する(ディスペンサは弾帯を割出しするためにラックおよびピニオンのデザインを用いる)。
3.フィルムを取り外す。
4.持ち上げ式の蓋の半分の部分を閉める。
【0040】
さらに別の実施形態において、同様に、本発明は使い捨てまたは再利用可能のいずれかのディスペンサを有してもよい。例えば、ディスペンサ全体は、可食性フィルムが空になると捨てられる。一つの実施例において、再利用可能な場合には、フィルム片が詰まった新しい弾帯が再利用可能なディスペンサ内に再装填されるように、使用済みの弾帯は使い捨て可能である。別の実施形態において、ディスペンサの一部は、限定されることなく、引用することによって本明細書の記載に替えることとする開示された特許文献1および特許文献2のようなプラスチック乾燥材から作られてもよい。例えば、フィルム割出しマガジンはプラスチック乾燥材から作られてもよい。別の実施例において、ディスペンサは、25、50、75、および/または、100単位のような可食性フィルムの所望数量を保持することができる。
【0041】
一つの実施形態において、本発明のディスペンサは、賞味期限および使用可能期間中に、約300μg/日以下の防湿シールを維持するように設計されている。本発明の目的のため、別の実施形態において、本発明のディスペンサは、特許文献3に記載のテスト手順に基づいた「防湿」である。一つの実施形態において、ディスペンサは、10個のテストディスペンサ中の多くて1個が、透湿性に関して1リットル当たり100mg/日以上である「防湿」と考えられる。特許文献3のテストは、シールされた容器と、開いてから再びシールされた容器に関して行われる。テストは、規定量の4〜8のメッシュの乾燥剤で構成され、無水塩化カルシウムを、最初、温度110度で1時間乾燥し、それからデシケーター内で冷却する。そして、同じ大きさの12個の容器を選び、それぞれ30回開閉させる。特許文献3に記載されているように、トルクが閉じ部に加えられる。さらに、乾燥剤が、テスト容器とラベル表示された10個のパッケージに加えられる。これらは、20mlよりも大きい容器の開口から13mm以内で満たされ、20mlよりも小さい容器の三分の二までが満たされる。そして、閉じ部は、特許文献3に記載のトルクが加えられる。重量は、20mlよりも小さい容器の場合は0.1mg単位で記録され、20mlから200mlの容器の場合は1.0mg単位で記録され、あるいは、容器が200mlよりも大きい場合は10mg単位で記録される。容器は、23度±2度の温度で、相対湿度75%±3%で保存される。36時間±1時間の後、重量が、1日の1リットル当たりで算出された透湿性と共に記録される。
【0042】
以下は、温度25度、相対湿度80%で、本発明の容器内の口臭予防フィルムを乾燥処理されていない口臭予防フィルムのパックと比較することによって、使用可能期間中の口臭予防フィルムの保護に関し、これらパックの効果を測定するテストの例示的な実施例である。ワトソンスペアミントブレスのフィルム、リグリースペアミントブレスのフィルム、ファイザーのフィルムが、温度25度、相対湿度80%で、それら自体の第一の包装について、使用可能期間の状態のフィルムの化学的安定性における変化を測定するためにテストされた。
【0043】
テスト1(従来の容器)
1.口臭予防フィルム5枚をそれぞれ変化および引っ張りに関してテスト実施。
2.(従来の容器内の)24枚のワトソンのフィルムのそれぞれが、温度25度、相対湿度80%でチャンバー内に配置され、テストの前の各フィルムの状態として物理的性質を測定した。
3.外見の変化を見るために24時間ごとに試料を観察した。試料が塊になり、あるいは、くっつき始めたとき、試料をチャンバーから出した。
テスト2(本発明の容器)
1.口臭予防フィルム5枚をそれぞれ変化および引っ張りに関してテスト実施。
2.(乾燥したCSPポケットパック内の)24枚のワトソンのフィルムのそれぞれが、温度25度、相対湿度80%でチャンバー内に配置され、テストの前の各フィルムの状態として物理的性質を測定した。
3.外見の変化を見るために24時間ごとに試料を観察した。試料が塊になり、あるいは、くっつき始めたとき、試料をチャンバーから出した。
【0044】
結果:
テスト1
1.すべてのワトソンのフィルムが24時間以内にすべての容器内で塊となっている。いずれのフィルムにおいても色の変化は見られなかった。
テスト2
1.21日経過しても塊とならない。最大容量の約1/3の乾燥剤が用いられているが、乾燥剤の湿気の吸収速度は、21日経過後はパッケージ内への湿気の進入速度よりもゆっくりである。すべてのワトソンのフィルムは22日後にすべての容器内で塊となっている。いずれのフィルムにおいても色の変化は見られなかった。
【0045】
本発明の特定の実施形態を実施例として前述してきたが、本発明の範囲から逸脱することなく細部を変更してもよいということは明らかであろう。本発明は、開示した実施形態以外によって実践されてもよく、本説明において提示されたすべては例示の目的であり、限定の目的でないということは当業者にとって明らかであろう。なお、本説明で論じた特定の実施形態の均等物が本発明を同様に実践してもよい。従って、独占権を主張する本発明の範囲を判断する際に、前述の実施例よりはむしろ添付した特許請求の範囲を参照すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】連続的なフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の斜視図であり、図1Aはフリップトップ式のメインハウジングを示し、図1Bはトラクタガイドを示し、図1Cは駆動ローラーと支持ローラーとを備える駆動組立体を示す。
【図2】連続的なフィルムを供給する方法を示す本発明の一つの実施形態の側面斜視図である。
【図3】駆動機構の動作を示す本発明の一つの実施形態の側面斜視図である。
【図4】フィルムディスペンサからのフィルムの割出しを示す本発明の一つの実施形態の側面斜視図である。
【図5】連続的なフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の斜視図であり、図5Aはフィルムディスペンサの側面斜視図を示し、図5Bは連続的なフィルムディスペンサの回転を示す。
【図6】スプロケットが、弾帯を前方へ割出し、それによって、フィルム片を供給するように作動する方法を用いた連続的なフィルムディスペンサを示す本発明の実施形態の斜視図である。
【図6A】スプロケットが、弾帯を前方へ割出し、それによって、フィルム片を供給するように作動する異なる方法を用いた連続的なフィルムディスペンサを示す本発明の異なる実施形態の斜視図である。
【図7】連続的なフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の斜視図であり、図7Aは連続的なフィルムディスペンサの回転を示し、図7Bは連続的なフィルムディスペンサの側面斜視図を示す。
【図8】事前にカットされたフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の斜視図である。
【図9A】事前にカットされたフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の側面斜視図であり、蓋が持ち上げられるに連れ、ヒンジポイントによって上方への動きが抑制されながら、可撓アームが前方に引っ張られていることを示す。
【図9B】事前にカットされたフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の側面斜視図であり、蓋が持ち上げられるに連れ、ヒンジポイントによって上方への動きが抑制されながら、可撓アームが前方に引っ張られていることを示す。
【図9C】事前にカットされたフィルムディスペンサを示す本発明の一つの実施形態の側面斜視図であり、フィルムディスペンサが閉じられると、可撓アームが、T字型の開口の中を通ってヒンジポイントを通り過ぎて押圧されていることを示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
個々のフィルムの細長片を供給するためのフィルムディスペンサにおいて、(a)一体的に取り付けられたヒンジで連結した蓋を備えるメインハウジングであって、該メインハウジングおよび蓋が本体と整合する一つの射出成形部品であり、前記蓋が閉じられると、該蓋が当該メインハウジングと共に防湿シールを作り出し、前記蓋が該蓋の裏面に取り付けられた可撓アームを有し、当該メインハウジングの上側に開口があり、該開口の一部が前記可撓アームのヒンジポイントとして機能し、前記蓋が開かれると、前記可撓アームがパッケージの外へ前記フィルムを供給することを助力するメインハウジングと、(b)該メインハウジングと共に防湿シールを形成するために前記メインハウジングに取り付けられた本体と、(c)エラストマーで作られ且つヒンジで連結した前記蓋の裏面に取り付けられ、前記個々のフィルムの細長片を供給するために前記可撓アームと相互作用する割出し指部とを具備するフィルムディスペンサ。
【請求項2】
前記本体が二段成形によって作られた射出成形部品である請求項1に記載のフィルムディスペンサ。
【請求項3】
前記メインハウジングの少なくとも一部がプラスチック乾燥材から成る請求項2に記載のフィルムディスペンサ。
【請求項4】
前記プラスチック乾燥材が、前記フィルムの細長片が割出しの際に前記パッケージの上方且つ外へ押し出されるように斜面または傾斜の形に形成されている請求項3に記載のフィルムディスペンサ。
【請求項5】
子供用安全部分が当該フィルムディスペンサ内へ組み込まれている請求項1に記載のフィルムディスペンサ。
【請求項6】
フィルムディスペンサの蓋を、ハウジング内のT字型の開口を通り且つ該開口内のヒンジポイントを通り過ぎて前記蓋の裏面に配置された可撓アームを押圧するように、閉じる工程と、前記可撓アームが前記T字型の開口の通路内で持ち上がるように、前記可撓アームが前記ヒンジポイントによって上方への動きが抑制されながら前記可撓アームが前方に引っ張られるように前記蓋を持ち上げる工程と、前記ハウジング内のフィルムの細長片の束の一番上の個々のフィルムの細長片が前記可撓アームで以て供給されるように前記可撓アームと前記フィルムの細長片を接触させる工程とを含む個々のフィルムの細長片を割出しする方法。
【請求項7】
一体的に取り付けられたヒンジで連結した蓋を備えるメインハウジングを含む射出成形の持ち上げ式のメインハウジングと、該メインハウジングの蓋の内側の一部に取り付けられ、無限軌道式トラクタガイドが取り付けられたベースを有するトラクタガイドと、連続的なフィルムの細長片の供給源を保持し、駆動組立体を備えたマガジンと、駆動ローラーであって前記マガジンと一体になることによって該駆動ローラーのスプロケットが前記トラクタガイドの無限軌道内に組み立てられると共に前記連続的なフィルムの細長片を供給することを助力する駆動ローラーとを具備する個々のフィルムの細長片を供給するためのフィルムディスペンサ。
【請求項8】
個々のフィルムの細長片を割出しする方法であって、フィルムディスペンサの蓋を、該蓋の内側の一部に取り付けられたトラクタガイドが上方へ回転するように開く工程と、前記トラクタガイドが前記蓋の動きによって移動させられる結果として駆動ローラーのスプロケットを回転させる工程と、前記駆動ローラーが回転するに連れて連続的な可食性フィルムが前記駆動ローラーと支持ローラーとの間に配置され、前記フィルムディスペンサの外へ前記フィルムの細長片を割出しする工程と、前記個々のフィルムが前記蓋の裏面のナイフ状部分によって切断されるように前記蓋を閉じる工程と、前記蓋と前記フィルムディスペンサのハウジングとの間に防湿シールを形成する工程とを含む個々のフィルムの細長片を割出しする方法。
【請求項9】
蓋が閉じる間に前記トラクタガイドが定位置に戻り、前記トラクタガイドが前記駆動ローラーのスプロケット上に乗り、前記蓋が閉じる間に前記スプロケットが前記トラクタガイドと係合せずに前記スプロケットを回転させないので、前記駆動ローラーが一方向にのみ回転する請求項8に記載の個々のフィルムの細長片を割出しする方法。
【請求項10】
前記連続的なフィルムの細長片の供給源が連続的な弾帯である請求項7に記載のフィルムディスペンサ。
【請求項11】
前記弾帯が2枚のプラスチックフィルムから成り、それぞれのフィルム片が配置されるポケットを形成するために打抜きされ且つ溶接接合がされている請求項10に記載のフィルムディスペンサ。
【請求項1】
個々のフィルムの細長片を供給するためのフィルムディスペンサにおいて、(a)一体的に取り付けられたヒンジで連結した蓋を備えるメインハウジングであって、該メインハウジングおよび蓋が本体と整合する一つの射出成形部品であり、前記蓋が閉じられると、該蓋が当該メインハウジングと共に防湿シールを作り出し、前記蓋が該蓋の裏面に取り付けられた可撓アームを有し、当該メインハウジングの上側に開口があり、該開口の一部が前記可撓アームのヒンジポイントとして機能し、前記蓋が開かれると、前記可撓アームがパッケージの外へ前記フィルムを供給することを助力するメインハウジングと、(b)該メインハウジングと共に防湿シールを形成するために前記メインハウジングに取り付けられた本体と、(c)エラストマーで作られ且つヒンジで連結した前記蓋の裏面に取り付けられ、前記個々のフィルムの細長片を供給するために前記可撓アームと相互作用する割出し指部とを具備するフィルムディスペンサ。
【請求項2】
前記本体が二段成形によって作られた射出成形部品である請求項1に記載のフィルムディスペンサ。
【請求項3】
前記メインハウジングの少なくとも一部がプラスチック乾燥材から成る請求項2に記載のフィルムディスペンサ。
【請求項4】
前記プラスチック乾燥材が、前記フィルムの細長片が割出しの際に前記パッケージの上方且つ外へ押し出されるように斜面または傾斜の形に形成されている請求項3に記載のフィルムディスペンサ。
【請求項5】
子供用安全部分が当該フィルムディスペンサ内へ組み込まれている請求項1に記載のフィルムディスペンサ。
【請求項6】
フィルムディスペンサの蓋を、ハウジング内のT字型の開口を通り且つ該開口内のヒンジポイントを通り過ぎて前記蓋の裏面に配置された可撓アームを押圧するように、閉じる工程と、前記可撓アームが前記T字型の開口の通路内で持ち上がるように、前記可撓アームが前記ヒンジポイントによって上方への動きが抑制されながら前記可撓アームが前方に引っ張られるように前記蓋を持ち上げる工程と、前記ハウジング内のフィルムの細長片の束の一番上の個々のフィルムの細長片が前記可撓アームで以て供給されるように前記可撓アームと前記フィルムの細長片を接触させる工程とを含む個々のフィルムの細長片を割出しする方法。
【請求項7】
一体的に取り付けられたヒンジで連結した蓋を備えるメインハウジングを含む射出成形の持ち上げ式のメインハウジングと、該メインハウジングの蓋の内側の一部に取り付けられ、無限軌道式トラクタガイドが取り付けられたベースを有するトラクタガイドと、連続的なフィルムの細長片の供給源を保持し、駆動組立体を備えたマガジンと、駆動ローラーであって前記マガジンと一体になることによって該駆動ローラーのスプロケットが前記トラクタガイドの無限軌道内に組み立てられると共に前記連続的なフィルムの細長片を供給することを助力する駆動ローラーとを具備する個々のフィルムの細長片を供給するためのフィルムディスペンサ。
【請求項8】
個々のフィルムの細長片を割出しする方法であって、フィルムディスペンサの蓋を、該蓋の内側の一部に取り付けられたトラクタガイドが上方へ回転するように開く工程と、前記トラクタガイドが前記蓋の動きによって移動させられる結果として駆動ローラーのスプロケットを回転させる工程と、前記駆動ローラーが回転するに連れて連続的な可食性フィルムが前記駆動ローラーと支持ローラーとの間に配置され、前記フィルムディスペンサの外へ前記フィルムの細長片を割出しする工程と、前記個々のフィルムが前記蓋の裏面のナイフ状部分によって切断されるように前記蓋を閉じる工程と、前記蓋と前記フィルムディスペンサのハウジングとの間に防湿シールを形成する工程とを含む個々のフィルムの細長片を割出しする方法。
【請求項9】
蓋が閉じる間に前記トラクタガイドが定位置に戻り、前記トラクタガイドが前記駆動ローラーのスプロケット上に乗り、前記蓋が閉じる間に前記スプロケットが前記トラクタガイドと係合せずに前記スプロケットを回転させないので、前記駆動ローラーが一方向にのみ回転する請求項8に記載の個々のフィルムの細長片を割出しする方法。
【請求項10】
前記連続的なフィルムの細長片の供給源が連続的な弾帯である請求項7に記載のフィルムディスペンサ。
【請求項11】
前記弾帯が2枚のプラスチックフィルムから成り、それぞれのフィルム片が配置されるポケットを形成するために打抜きされ且つ溶接接合がされている請求項10に記載のフィルムディスペンサ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図6a】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図6a】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【公表番号】特表2007−513840(P2007−513840A)
【公表日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−541714(P2006−541714)
【出願日】平成16年11月24日(2004.11.24)
【国際出願番号】PCT/US2004/039582
【国際公開番号】WO2005/051822
【国際公開日】平成17年6月9日(2005.6.9)
【出願人】(503236382)シーエスピー テクノロジーズ,インコーポレイティド (7)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年11月24日(2004.11.24)
【国際出願番号】PCT/US2004/039582
【国際公開番号】WO2005/051822
【国際公開日】平成17年6月9日(2005.6.9)
【出願人】(503236382)シーエスピー テクノロジーズ,インコーポレイティド (7)
【Fターム(参考)】
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