説明

除草剤耐性植物

本発明は、除草剤耐性植物を提供する。本発明はまた、本発明の除草剤耐性植物が耐性である除草剤を適用することにより雑草の成長を制御する方法も提供する。本発明の植物は、アセチル-コエンザイムAカルボキシラーゼ酵素阻害剤の作用に対して耐性であるアセチル-コエンザイムAカルボキシラーゼ酵素を発現することができる。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
単子葉植物のプラスチドACCaseの除草剤耐性突然変異体をスクリーニングする方法であって、
a. 単子葉植物から植物細胞または組織を用意すること;および
b. シクロキシジムの存在下で前記植物細胞または組織を培養すること、
を含み、前記植物細胞または組織が、シクロキシジムの存在下で培養する前には、前記単子葉植物のプラスチドACCase中に存在しない突然変異に起因して耐性である、前記方法。
【請求項2】
単子葉植物のプラスチドACCaseの除草剤耐性突然変異体をスクリーニングする方法であって、
a. 外因性単子葉植物由来プラスチドACCaseを含み、内因性プラスチドACCase活性を欠損する単子葉植物の宿主細胞または組織を用意すること;および
b. シクロキシジムの存在下で前記宿主細胞または組織を培養すること、
を含み、前記外因性単子葉植物由来プラスチドACCaseが、シクロキシジムの存在下で培養する前には、該外因性単子葉植物プラスチドACCase中に存在しない突然変異に起因してシクロキシジムに対して耐性である、前記方法。
【請求項3】
前記単子葉植物の宿主細胞または組織が、内因性ACCase活性の不活化に起因して内因性プラスチドACCase活性を欠損する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
内因性ACCase活性の不活化が遺伝子ノックアウトに起因するものである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
シクロキシジム耐性突然変異頻度が0.03%を超えるものである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
a. 他のACCase阻害剤の存在下でシクロキシジムに対して耐性である前記宿主細胞または組織を培養すること;ならびに
b. シクロキシジムおよび他のACCase阻害剤に対して耐性である植物細胞または組織を選択すること、
をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
他のACCase阻害剤の存在下での前記培養を、シクロキシジム濃度の段階的増加の下で実施する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
シクロキシジムの存在下での前記培養を、他の除草剤濃度の段階的増加の下で実施する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記耐性植物細胞または組織が、前記除草剤の存在下で培養する前には、前記単子葉植物のプラスチドACCase中に存在しないただ1個の突然変異を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記耐性植物細胞または組織が、前記除草剤の存在下で培養する前には、前記単子葉植物のプラスチドACCase中に存在しない2個以上の突然変異を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記方法が膜上での細胞の培養を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
細胞の前記培養を半固形培地中で行う、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記方法が、シクロキシジムの存在下で培養する前には、前記外因性単子葉植物プラスチドACCase中に存在しない少なくとも1個の突然変異の同定をさらに含む、請求項2〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記単子葉植物がイネである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記外因性単子葉植物プラスチドACCaseがイネ由来のものである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記方法が、シクロキシジム処理を生き延びた植物細胞から植物を再生させる工程を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項17】
請求項16に記載の方法により作製された植物の子孫(progeny)または子孫(descendant)。
【請求項18】
請求項16に記載の方法により作製された植物の植物部分。
【請求項19】
請求項16に記載の方法により作製された植物の種子。
【請求項20】
請求項16に記載の方法により作製された植物の植物細胞。
【請求項21】
請求項16に記載の方法により作製された植物と、農学上許容し得る組成物とを接触させることを含む、請求項16に記載の方法により作製された植物を処理する方法。
【請求項22】
育種する方法であって、
a. 請求項16に記載の方法により作製された植物を第2の植物と共に育種して、子孫植物を取得すること;および
b. 前記子孫植物が除草剤耐性突然変異ACCaseを発現するか否かを決定すること、
を含み、前記除草剤耐性突然変異ACCaseが、前記第2の植物と比較して増加した除草剤耐性を前記子孫植物に付与する、前記方法。
【請求項23】
請求項1または2に記載の除草剤耐性突然変異ACCaseをコードする核酸分子。
【請求項24】
選択マーカーとしての請求項22に記載の核酸の使用。
【請求項25】
形質転換された植物細胞を選択する方法であって、
a. 請求項23に記載の核酸分子を植物細胞中に導入すること;および
b. 前記植物細胞とACCase阻害剤とを接触させて、形質転換された植物細胞を同定すること、
を含み、前記ACCaseが対応する野生型ACCaseと比較して前記ACCase阻害剤に対する増加した除草剤耐性を示す、前記方法。
【請求項26】
育種する方法であって、
a. 請求項25に記載の細胞を含む植物を第2の植物と共に育種して、子孫植物を取得すること;および
b. 前記子孫植物が前記突然変異ACCaseを発現するか否かを決定すること、
を含み、前記突然変異ACCaseが前記第2の植物と比較して増加した除草剤耐性を前記子孫植物に付与する、前記方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6−1】
image rotate

【図6−2】
image rotate

【図6−3】
image rotate

【図7A−1】
image rotate

【図7A−2】
image rotate

【図7A−3】
image rotate

【図7A−4】
image rotate

【図7B−1】
image rotate

【図7B−2】
image rotate

【図7C】
image rotate

【図8A−1】
image rotate

【図8A−2】
image rotate

【図8B】
image rotate

【図9A−1】
image rotate

【図9A−2】
image rotate

【図9B】
image rotate

【図10A−1】
image rotate

【図10A−2】
image rotate

【図10B】
image rotate

【図11A−1】
image rotate

【図11A−2】
image rotate

【図11B】
image rotate

【図12A−1】
image rotate

【図12A−2】
image rotate

【図12B】
image rotate

【図13A−1】
image rotate

【図13A−2】
image rotate

【図13B】
image rotate

【図14A−1】
image rotate

【図14A−2】
image rotate

【図14B】
image rotate

【図15A−1】
image rotate

【図15A−2】
image rotate

【図15B】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19−1】
image rotate

【図19−2】
image rotate

【図19−3】
image rotate

【図19−4】
image rotate

【図19−5】
image rotate


【公表番号】特表2013−503637(P2013−503637A)
【公表日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−528019(P2012−528019)
【出願日】平成22年9月1日(2010.9.1)
【国際出願番号】PCT/US2010/047575
【国際公開番号】WO2011/028836
【国際公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【出願人】(509275563)ビーエーエスエフ アグロケミカル プロダクツ ビー.ブイ. (3)
【Fターム(参考)】