説明

陰イオン発生浄水装置及びその処理方法

【課題】開示された内容は陰イオン発生を通じて水を活性化させ、純粋な生命水に準する良質の浄水を獲得するための陰イオン発生浄水装置及びその処理方法に関するものである。
【解決手段】本発明は流入される原水がジグザグで形成された流入管に流入されて流入される原水の流速によって回転具が回転しながら渦流(vortex)現象を起こし、気泡が発生して溶存酸素量とともに陰イオンの含量を増加させるとともにフィルター部材を通じて原水に含有された有害物質を濾過し、良質の浄水を提供するように構成される。したがって、本発明は気泡及び陰イオン発生を通じて水を活性化させ、人体に一番有益で相応しい良質の浄水を獲得でき、水質浄化という環境改善の増進だけではなく医療分野に活用の時、病気の治療と予防などの健康改善の増進をはかることができ、生命工学の分野に活用の時、動・植物成長の増進をはかることができる郊果を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は陰イオン発生浄水装置及びその処理方法に関し、より詳しくは、流入される原水の流速によって回転具が回転しながら、水分子の構造を割って気泡が発生されるとともに陰イオンが生成され、人体に適合な良質の浄水を獲得することで、水質の改善及び健康の向上に役に立つ陰イオン発生浄水装置及びその処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
水(water)は酸素と水素の化学的結合物で、純粋な水は無色、無臭、無味で透明である。通常、自然界で常温の下で川、湖、海、地下水などの形態で分布されている。浄化されなかった水の中には、通常望ましくない細菌と異物などで汚染されていて、生命水よりは地下水のような低級水に利用される。
【0003】
一方、人体生理学的に有益な活性水はカルシウム、リンなどの無機質を含むミネラルが豊富なPH7.4程度のアルカリ水であり、その分子の群集が微細に形成されている。水分子の群集(cluster)が微細だということは、水分子の運動速度が大きいということを意味し、これを植物の生長に適用した場合には、植物の芽生えと生長に著しい影響を及ぼすことになる。すなわち、水分子の群集が小さく、運動が活発なので水の吸収が早く行われる。又、卵巣を切除した白ねずみに活性水を3ヶ月間持続的に取食させた結果、骨粗鬆症で骨の吸収指標と利用される骨の破壊因子(PYD)の増加が抑制されるということを確認したという報告がある。
【0004】
このように、水分子の群集を細分化し、活性水を生成するための従来の浄水装置は、水の浄水能力は優れているが、人体に有益なアルカリ性ミネラルが全て除外されるという問題点をもつ。又、浮遊沈殿物、金属塩または有害毒性物質などが水に含まれて食水として拒否感を提供することもある。
【0005】
一方では、機能性向上のために浄水装置の濾過フィルター内部に麦飯石または永久磁石を挿入したり浄水装置を小型化させてシンク内の給水管に連結し、原水を浄化する内容が主旨されているが、これらもまた濾過機能に限界がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的は、前述の点を勘案し案出されたものであり、流入される原水によって回転具が回転しながら渦流現象を起こし、原水の水分子を分解し、気泡を発生させるとともに陰イオンの含量を増加させ、フィルター部材を通じて有害不純物を濾過することで、人体により有益で適合した良質の浄水を提供できるようにした陰イオン発生浄水装置及びその処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的を達成するための本発明の陰イオン発生浄水装置は、水道栓で供給される原水が流入されるようにジグザグで形成された流入管と、流入管の内部に結合ピンが挟まれ、外側に放射状で回転片が形成され、それぞれ違う方向に回転する多数個の回転具が具備されて、流入管に流入される原水の流速によって回転具が回転しながら気泡を発生させ、溶存酸素量を増加させるとともに陰イオンを生成する陰イオン発生部と;前記陰イオン発生部を受容するように内部が貫通され、両側の端部に供給管を連結する支持管と;前記陰イオン発生部の流動を防止しながら原水を濾過するように支持管の両側にフィルター部が具備されることを特徴とする。
【0008】
本発明の目的を達成するための陰イオン発生浄水装置は、陰イオン発生を通じて水を活性化させ、良質の浄水を獲得するための装置において、一定の高さと内部の空間体積をもつケースと;供給される原水が流入されるジグザグで形成された流入管と、流入管に流入される原水の流速によってそれぞれ違う方向に回転する多数の回転具が設けられて、流入される原水の流速によって回転具が回転しながら渦流(vortex)現象を起こし、気泡が発生されて溶存酸素量を増加させるとともに陰イオン含量を増加させる陰イオン発生部と;内部が貫通され、前記陰イオン発生部を受容し、流路の長さの拡張のために前記ケースの内部に上・下ジグザグで設置される支持管と;前記支持管の両側の端部に形成され、原水に含まれた有害物質を濾過するためのフィルター部;及び前記ケース外部に引出され、原水の供給及び空気の吸入のための複数個の吸入口と濾過された浄水を吐出するための吐出口を含む。
【0009】
本発明の目的を達成するための陰イオン発生浄水処理方法は、陰イオン発生を通じて浄水処理をするための方法において、(a)流入される原水をフィルターリングし、不純物を濾過する段階と;(b)濾過された浄水を流入管の流路に沿って移動させ、浄水の流速によって流入管内に設置された多数の回転具をそれぞれ違う方向に回転し、水分子の構造を割って、ナノ現象を起こし、水分子の構造が変わるようにして気泡及び陰イオンを生成する段階と;(c)前記気泡及び陰イオンが生成された浄水を流入管の上・下ジグザグに移動させ、流入管の壁面との摩擦で酸素と浮遊物の間の化学的反応を起こして殺菌する段階;及び(d)前記殺菌を通じて良質の微生物だけが残った陰イオンの生成された浄水をフィルターリングして残余不純物を濾過した後、吐出する段階を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明の陰イオン発生浄水装置及びその処理方法は、原水の流速によって回転具が回転時、発生する渦流現象によって水分子の構造を割って微細気泡とともに流入管の内部に溶存酸素量と陰イオンの含量が増加するようになり、この時、不純物は化学反応を起こして空気中に酸化され、有害な細菌が存在できなくなり、水質の浄化の機能だけではなく人体に一番有益なエネルギー水に変わり、人体の健康改善させる効果をもつ。併せて、フィルター部材を通じて原水に含まれた有害不純物を濾過し、良質の浄水を供給するだけでなく流入管及び供給管の内部に異物の形成を防止するので、維持保守が容易くて経済的な効果ももつ。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明による陰イオン発生浄水装置を示す構成図である。
【図2】図1装置の断面図である
【図3】図1装置の一実施例による使用状態図である。
【図4】図1装置の他の実施例による使用状態図である。
【図5】図4ケースの外観を示す図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に記述する。
【0013】
本発明は清浄な大自然で自然に水が流れる原理に根拠し、管の内部に水の自然な流れに必要なボルテックス(vortex)運動を引き出して、壁面に沿って水の粒子が柔軟に滑るように具現される。
【0014】
図1は本発明によって陰イオン発生浄水装置の構成図を表す。図1に現れた浄水装置は陰イオンを生成する陰イオン発生部(100)、陰イオン発生部(100)を受容するように内部が貫通され、両側の端部に供給管(H)を連結する支持管(200)、及び陰イオン発生部(100)の流動を防止しながら、原水を濾過するように支持管(200)の両側に付加されるフィルター部(300)を具備する。ここで、支持管(200)は銅か亜鉛などの金属材パイプで形成され、その両側端部に雌・雄ねじ(210、220)を形成して経路の伸長のために他の支持管の連結や原水供給管(H)と結合時、ねじ締結するように構成される。
【0015】
陰イオン発生部(100)は水道栓で供給される原水が流入されるジグザグで形成された流入管(110)と、流入管(110)に流入される原水の流速によって回転する多数の回転具(130)で構成させる。ここで、流入管(110)は円筒形だが、その形態と材質は多様に選択可能である。流入管(110)は原水が流入されるように一定の間隔で凹入され、内部に流路(111”)が形成された第1本体(111)と第1本体(111)と対向されてジグザグ形状の流路(111”)を形成するようになった第2本体(111’)で構成される。第1及び第2本体(111、111’)の両側には一定の間隔で結合孔(120)が設けられ、その結合孔(120)に結合ピン(132)で回転具(130)を挟んで結合させるように構成される。多数の回転具(130)は外側に放射状で回転片(131)が形成され、それぞれ違う方向に回転するように構成される。
【0016】
フィルター部(300)は陰イオン発生部(100)の流動を防止するように上・下部に貫通孔(311)が通孔された第1固定盤(310)、第1固定盤(310)の外側に原水を濾過させるフィルター部材(320)、及びフィルター部材(320)の外側にフィルター部材(320)の流動を防止するように貫通孔(331)が通孔された第2固定盤(330)で構成される。
【0017】
次は前記のように構成される本発明の結合過程を説明すると次のとおりである。
【0018】
まず、図2に図示されたように、第1本体(111)を底面に乗せた状態で、第1本体(111)の両側に形成された結合孔(120)に回転片(131)が形成された回転具(130)を位置させ、結合ピン(132)で回転具(130)を挟んで結合孔(120)に結合させる。
【0019】
前記のような過程で多数個の回転具(130)を結合孔(120)に結合させる。
【0020】
また、回転具(130)が結合された状態で、第2本体(111’)を第1本体(111)の上部に密着させるが、第1本体(111)とジグザグで流路(111”)を形成するように位置させる。
【0021】
前記のように密着された第1本体(111)と第2本体(111’)を溶接で結合させ、陰イオン発生部(100)を形成する。
【0022】
ここで、前記陰イオン発生部(100)は流入管(110)をフェライト(ferrite)磁石で形成することもできるし、前記流入管(110)を含む回転具(130)をフェライト磁石で形成することもできる。
【0023】
前記流入管(110)を支持管(200)の内部に挟んだ状態で、流入管(110)の両側に貫通孔(311)が形成された第1固定盤(310)を挟んで流入管(110)が流動しないようにする。
【0024】
また、前記第1固定盤(310)の外側に原水を濾過するフィルター部材(320)を装着した後、フィルター部材(320)の離脱を防止するように第2固定盤(330)を結合する。
【0025】
前記のようにフィルター部(300)が結合された支持管(200)の両側の端部に供給管(H)を結合する。
【0026】
ここで、前記供給管(H)は支持管(200)の両側に無理やりに挟んで結合することもでき、支持管(200)の両側の端部に雌・雄ねじ(210、220)を形成し、供給管(H)をねじ締結することもできる。
【0027】
次は前記のように構成された本発明の使用状態及び陰イオン発生浄水処理について図3ないし図5を通じて具体的に説明する。
【0028】
まず、使用状態の一例として、図3に図示されたとおり、水道栓で供給される原水が供給管(H)に沿って流入され、流入された原水は第2固定盤(330)の貫通孔(331)を通してフィルター部材(320)に流入され原水に含まれた有害不純物を濾過することになる。
【0029】
前記のように濾過された浄水は第1固定盤(310)を通して一定の流速をもったまま陰イオン発生部(100)内部に流入され、流入された浄水は流入管(110)の流路に沿って回転具(130)側に移動することになる。
【0030】
前記回転具(130)は浄水の流速によって結合ピン(132)を中心に正回転するようになり、前記の浄水は放射状の回転片(131)にぶつかって流入管(110)内部に気泡を発生することになる。
【0031】
前記のように回転具(310)にぶつかって気泡を発生する浄水はジグザグ形象の流入管(110)の流路(111”)に沿って回転具(130)の下端部の左側に移動することになり、前記浄水の流速によって下部に形成された回転具(130’)は上部に形成された回転具(130)と反対方向に回転するようになり、浄水は流路(111’)に沿って右側で流れながら、下端部に形成された回転具(130)に移動するようになることを繰り返して遂行しながら、流入管(110)内部に多量の気泡を発生させるとともに陰イオンの含量を増加させることになる。
【0032】
前記過程で陰イオンが生成された浄水は流入管(110)の下端部に形成されたフィルター部材(320)に流入され、浄水に含まれた残余不純物を再び濾過することになる。
【0033】
ここで、前記浄水が陰イオン発生部(100)の過程を経ることになると、気泡発生による浄水の水分子の構造を分解するので、陰イオン発生部(100)を経る前に、浄水の温度より陰イオン発生部(100)の過程を経た浄水の温度はもっと低くなる。
【0034】
前記のように濾過された浄水は下部の供給管(H)に排出され、使用者に供給されることになる。
【0035】
一方、使用の状態の他の例で、図4で見られたように、陰イオン発生部(100)が受容されている支持管(200)を一定の間隔でジグザグで形成し、これを一定の高さと内部空間体積をもつケース(400)内部に設置する。ここで、ケース(400)はプラスチック材で作られ、図5で見られたように、上・下部が分離可能で、その分離面には雌・雄ねじでなっていて互いに結合されるように構成される。ケース(400)の上・下部側には吸入口(240、250)と吐出口(260)がそれぞれ形成される。ケース(400)内部に設置された支持管(200)の両側はそれぞれ吸入口(240)及び吐出口(260)と連結される。吸入口(240)には原水の供給管(H)が連結され、他の吸入口(250)側には空気が吸入されるように開放されている。もちろん、空気吸入口(250)の空気発生用のポンプ(図示せず)を連結し、空気を供給することもできる。空気吸入口(250)は隣接した支持管(200)の上部側の連結部位と貫通されるように連結され、その内部の空間に逆流防止用の可動板(270)が形成される。すなわち、可動板(270)は空気吸入時、吸入される空気の圧力によって自動的に開かれるようになり、水の逆流時、反対に閉まるようになる。支持管(200)の連結部位には漏水防止のため、連結台(230)で締め処理される。
【0036】
供給管(H)に沿って供給される原水が吸入口(240)側に流入されると、流入される原水の流速によって回転具(130)が回転し、水分子の構造が割れながら通過することになる。そして、第2固定盤(330)の貫通孔(331)を通して、フィルター部材(320)に流入され、原水に含まれた不純物を濾過することになる。濾過された浄水は第1固定盤(310)の貫通孔(311)を通して一定の流速を持ったまま支持管(200)に受容された陰イオン発生部(100)内部に流入される。陰イオン発生部(100)内部に流入された浄水は流入管(110)の流路(111”)に沿って回転具(130)側に移動することになる。回転具(130)は浄水の流速によって結合ピン(132)を中心に正回転するようになり、浄水は放射状の回転片(131)にぶつかって流入管(110)内部に気泡を発生することになる。
【0037】
流入管(110)は第1本体(111)の両側に形成された結合孔(120)に回転片(131)が形成された回転具(130)を位置させ、結合ピン(132)で回転具(130)を挟んで結合孔(120)に結合させた状態で第1本体(111)と第2本体(111’)を結合させると、ジグザグで流路(111”)を形成するようになる。回転具(130)にぶつかって気泡を発生する浄水はこのようにジグザグ形象の流入管(110)の流路(111”)に沿って図4に矢印で表記したとおり、ジグザグで流れるようになる。この際、浄水は回転具(130)の下端部の左側に移動するようになり、浄水の流速によって下部に形成された回転具(130)は上部に形成された回転具(130)と反対方向に回転するようになる。この際、浄水は流路(111”)に沿って右側に流れながら下端部に形成された回転具(130)に移動することを繰り返して遂行しながら流入管(110)内部に多量の気泡を発生させるとともに陰イオンの含量を増加させることになる。
【0038】
つづいて、陰イオンが生成された浄水は上・下ジグザグ形象で設置された流入管(110)に沿って流入管(110)の下端部から上端部へ、上端部から下端部への移動をしながら陰イオン発生を最大化させ、浄水の活性化を助ける。この際、空気吸入口(250)を通じて吸入された空気と混合されて浄水の流れが円滑になり、水の中の酸素が増加することになる。水の中の酸素は求心性運動による強力な圧力に押されて一応中心から周りに押し出され、そこで環状面体形の流れに引かれながら遠心性運動を起こす。環状面体形というのは、中心の核の部分から起こる螺旋運動に応じて、その周りも回転しながら位置移動を伴う現象をいう。酸素と同様に水の中を浮遊する多様な粒子も流入管(110)の壁面に放出されるが、浮遊物の中でも密度が高くて質量が重い粒子は水の流れの中心軸に沿って持続的に遠く押し出される。水の柱の周辺では流入管(110)の壁面との摩擦で熱が発生する。周辺に押し出された酸素は遠心力と摩擦の熱によって強力な化学的反応性をもつ攻撃的な物質に変わる。それで酸素は多様な浮遊物と易しく反応して酸化物を生成し、病原性細菌は強力な化学的反応性をもつ酸素と反応して破壊される。しかし、良質の微生物は酸素の濃度が高い状態をむしろ好むので、ほとんど被害を被らず生き残る。
【0039】
このような一連の過程によって陰イオンが生成された浄水は流入管(110)の下端部に形成されたフィルター部材(320)に流入され、浄水に含有された残余不純物を再び濾過することになる。ここで、浄水が陰イオン発生部(100)を通過すると気泡発生による浄水の水分子の構造を分解するので、水分子の構造が割れてナノ現象を起こすようになって結局は水分子の構造が変わるようになる。したがって、陰イオン発生部(100)を通過する前、浄水の温度よりもっと低くなる。
【0040】
前記のように濾過された浄水は吐出口(260)の前段に設けられた回転具(130)の回転によって水分子の構造がより一層割れながら吐出口(260)を通して下部の供給管(H)で排出されて使用者に供給される。排出された浄水の水質を分析した結果を整理すると、次の表1の通りである(ここで、単位はmg/l)。
【0041】
【表1】

【0042】
上記の表1の分析結果をみると、本発明の陰イオン発生浄水装置を通した浄水は飲む水の水質基準に適切だけではなく、人体に適切な弱アルカリ水に変わることが分かる。
【0043】
また、この水を20日以上、飲用するようにした臨床実験の結果、陰イオンが血液中にミネラル成分のイオン化率を上昇させ、アルカリ化の進行を通じて血液を清くし、疲れの回復が早く取れるだけではなく、細胞膜の透過性が良くなって栄養素及び老廃物の出入りが活発になり、細胞の活性化及び新陳代謝が活発になった。そして、血清中に含まれた免疫成分であるグロブリンの量を増加させ、感染症状に対する抵抗力を高くした。
【0044】
このような作用をもつ本発明の陰イオン発生浄水装置及びその処理方法は非常に多様な使い道がある。
【0045】
以上、本発明の好ましい実施例を添付した図面に基づいて説明した。ここで、本明細書及び請求範囲に使われた用語や単語は通常的または辞書の意味で限定解釈されてはならないし、本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されなければならない。
【0046】
また、本明細書に記載した実施例と図面に図示された構成は本発明の一番好ましい一実施の例であり、本発明の技術的思想をすべて代弁することではないので、本出願時点においてこれらを対処できる多様な均等物と変形例があることを理解しなければならない。
【産業上の利用可能性】
【0047】
前述したとおり、本発明による陰イオン発生浄水装置及びその処理方法は人体の健康の改善のための装置、または海や川の水質を改善させる装置、または洗滌の効率を増大させる装置など、医療・環境・生命工学分野の多方面に活用できる。
【符号の説明】
【0048】
100 陰イオン発生部
110 流入管
120 結合孔
130 回転具
200 支持管
210 雌ねじ
220 雄ねじ
230 連結台
240、250 吸入口
260 吐出口
270 可動板
300 フィルター部
310、330 固定盤
320 フィルター部材
400 ケース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水道栓で供給される原水が流入されるようにジグザグで形成された流入管と、流入管の内部に結合ピンが挟まれ、外側に放射状で回転片が形成され、それぞれ違う方向に回転する多数個の回転具が具備されて、流入管に流入される原水の流速によって回転具が回転しながら気泡を発生させ、溶存酸素量を増加させるとともに陰イオンを生成する陰イオン発生部と、
前記陰イオン発生部を受容するように内部が貫通され、両側の端部に供給管を連結する支持管と、
前記陰イオン発生部の流動を防止しながら原水を濾過するように支持管の両側にフィルター部が具備されることを特徴とする陰イオン発生浄水装置。
【請求項2】
前記陰イオン発生部の流入管は、
前記原水が流入されるように一定の間隔で凹入され、内部に流路が形成された第1本体が形成され、前記第1本体と対向されてジグザグ形象の流路を形成するように第2本体が形成され、前記第1、2本体の両側に一定の間隔で結合孔が具備されることを特徴とする請求項1に記載の陰イオン発生浄水装置。
【請求項3】
前記フィルター部は、
前記陰イオン発生部の流動を防止するように上・下部に貫通孔が通功された第1固定盤が具備され、前記第1固定盤の外側に原水を濾過させるフィルター部材が具備され、前記フィルター部材の外側にフィルター部材の流動を防止するように貫通孔が通功された第2固定盤が具備されることを特徴とする請求項1に記載の陰イオン発生浄水装置。
【請求項4】
イオン発生を通じて水を活性化させ、良質の浄水を獲得するための装置において、
一定の高さと内部の空間体積をもつケースと、
供給される原水が流入されるジグザグで形成された流入管と、流入管に流入される原水の流速によってそれぞれ違う方向に回転する多数の回転具が設けられて、流入される原水の流速によって回転具が回転しながら渦流(vortex)現象を起こし、気泡が発生されて溶存酸素量を増加させるとともに陰イオン含量を増加させる陰イオン発生部と、
内部が貫通され、前記陰イオン発生部を受容し、流路の長さの拡張のために前記ケースの内部に上・下ジグザグで設置される支持管と、
前記支持管の両側の端部に形成され、原水に含まれた有害物質を濾過するためのフィルター部;及び
前記ケース外部に引出され、原水の供給及び空気の吸入のための複数個の吸入口と濾過された浄水を吐出するための吐出口とを含む陰イオン発生浄水装置。
【請求項5】
前記ケースは、上・下部が分離装着可能になるようにその分離面に雌・雄ねじで構成されることを特徴とする請求項4に記載の陰イオン発生浄水装置。
【請求項6】
陰イオン発生部の流入管は、
原水が流入されるように一定の間隔で凹入され、内部に流路が形成された第1本体と、
前記第1本体と対向されてジグザグ形象の流路を形成するようにした第2本体と、
前記第1及び第2本体の両側に一定の間隔で具備される結合孔;及び
前記結合孔に回転具を結合させるための結合ピンで構成されることを特徴とする請求項4に記載の陰イオン発生浄水装置。
【請求項7】
前記支持管の連結設置部位には、漏水防止のための連結台で締め処理されることを特徴とする請求項4に記載の陰イオン発生浄水装置。
【請求項8】
前記空気の吸入口には、逆流防止のための可動板が構成されることを特徴とする請求項4に記載の陰イオン発生浄水装置。
【請求項9】
前記原水の吸入口及び吐出口側には、水分子構造を割るために、回転具が設置されることを特徴とする請求項4に記載の陰イオン発生浄水装置。
【請求項10】
陰イオン発生を通じて浄水処理をするための方法において、
(a)流入される原水をフィルターリングし、不純物を濾過する段階と、
(b)濾過された浄水を流入管の流路に沿って移動させ、浄水の流速によって流入管内に設置された多数の回転具をそれぞれ違う方向に回転し、水分子構造を割って、ナノ現象を起こし、水分子構造が変わるようにして気泡及び陰イオンを生成する段階と、
(c)前記気泡及び陰イオンが生成された浄水を流入管の上・下ジグザグに移動させ、流入管の壁面との摩擦で酸素と浮遊物の間の化学的反応を起こして殺菌する段階;及び
(d)前記殺菌を通じて良質の微生物だけが残った陰イオンの生成された浄水をフィルターリングして残余の不純物を濾過した後、吐出する段階とを含む陰イオン発生浄水処理方法。
【請求項11】
前記段階(c)は、浄水移動及び酸素の増加を助けられるように空気を吸入し、浄水と混ぜる段階を含む請求項10に記載の陰イオン発生浄水処理装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公表番号】特表2010−536553(P2010−536553A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−521792(P2010−521792)
【出願日】平成20年8月22日(2008.8.22)
【国際出願番号】PCT/KR2008/004905
【国際公開番号】WO2009/025520
【国際公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(510045243)
【Fターム(参考)】