説明

集塵機付き卓上丸ノコ装置

【課題】切断粉を周囲に飛散させることなく切断作業を行うことのできる集塵機付き丸ノコ装置を提案すること。
【解決手段】集塵機付き丸ノコ装置1では、本体側鋸刃カバー15aに第1の切粉吸出口15bが形成され、切断位置の前方に配置した切粉ガイド19には第2の切粉吸出口19aが形成され、これらの切粉吸出口14b、19aが二又状の集塵ホース6を介して集塵機5の集塵容器53に接続されている。切断位置から四周に飛散する切粉は切粉ガイド19の側に吸い込まれ、丸鋸刃の回転方向に飛散する切粉は本体側鋸刃カバー14aの側に吸い込まれるので、発生した切粉が周囲に飛散することが殆どない。よって、切断作業の作業環境を良好に保持でき、作業後の清掃作業も簡単で済む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築部材などを切断するために用いられ、切断時に発生する切り粉を周囲に飛散させることなく回収可能な集塵機付き卓上丸ノコ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
建築作業などにおいて用いられる卓上電動丸ノコでは、部材の切断時に発生する切り粉が周囲に飛散して作業環境の悪化を招き、また、作業終了後の清掃作業も大変である。そこで、集塵機能付きの卓上丸ノコが用いられている。
【0003】
従来の集塵機能付きの卓上丸ノコでは、鋸刃カバーに排出口が形成されており、ここから後方に切断粉が排出されるようになっており、この排出口に集塵袋あるいは集塵機のホースを接続できるようになっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の集塵機能付き卓上丸ノコを用いた場合には、切断時に発生する切り粉の一部を回収できるのみであり、十分な集塵効果を期待できないのが実情である。すなわち、鋸刃カバーによって回収される切り粉は切断作業時に発生する切り粉の一部であり、それ以外の切り粉は周囲に飛散してしまう。
【0005】
また、排出口に取り付けられる集塵袋は小容量であり、頻繁に交換する必要があるので煩雑である。これに対して、従来において使用されている集塵機は大容量のものであり、大量の切り粉を回収可能である。しかし、集塵機内に回収された大量の切り粉を処分する作業が大変であり、切り粉で一杯となった集塵機が使用されずに放置される場合が多いのが実情である。
【0006】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、発生する切り粉の殆ど全てを回収することができ、しかも、回収した切り粉の処理も簡単に行うことのできる集塵機付き卓上丸ノコ装置を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の集塵機付き卓上丸ノコ装置は、
架台と、
前記架台の上面に搭載されている電動丸ノコと、
前記架台または前記電動丸ノコに搭載されている集塵機と、
集塵ホースとを有し、
前記電動丸ノコは、丸鋸刃と、当該丸鋸刃を覆う鋸刃カバーと、前記丸鋸刃による切断位置の前方に配置されている切粉ガイドと、前記鋸刃カバーおよび前記切粉ガイドに連通している切粉吸出口とを備え、
前記集塵ホースは、一端が前記切粉吸出口に接続され、他端が前記集塵機の吸引側に接続されていることを特徴としている。
【0008】
ここで、前記切粉吸引口として、第1の切粉吸引口および第2の切粉吸引口を備えている場合には、前記第1の切粉吸引口を前記鋸刃カバーに形成し、前記第2の切粉吸引口を前記切粉ガイドに形成し、前記集塵ホースの一端を二又に分岐して前記第1および第2の切粉吸出口にそれぞれ接続すればよい。
【0009】
本発明の集塵機付き卓上丸ノコ装置では、鋸刃カバーによって回収される切り粉を吸引して回収すると共に、丸鋸刃による切断位置の前方に切り粉ガイド(フード)を配置し、切断位置で発生する切り粉を切り粉ガイドを介して吸引して回収するようにしている。このように、丸鋸刃の回転により上方に飛散する切り粉が鋸刃カバーを介して吸引回収され、切断位置から周囲に飛散する切粉が切粉ガイドを介して吸引回収される。よって、発生した切粉を周囲に飛散させることなく確実に集塵機に回収することができる。
【0010】
ここで、前記集塵機としては、
吸引ファンが内蔵されている集塵機ケースと、
当該集塵機ケースに形成された前記吸引ファンの吸引口と、
前記集塵機ケースの前記吸引口の部分に取り付けられている集塵容器と、
当該集塵容器に着脱可能な状態で内蔵されている可撓性の集塵袋とを備え、
前記集塵ホースを通って前記吸引ファンにより吸引される切粉が前記集塵袋によって捕捉されるようになっている構成のものを用いることができる。
【0011】
集塵容器内の集塵袋が切粉で一杯になった場合には集塵袋を交換するだけでよいので、回収した切粉の処分が簡単である。
【0012】
また、集塵袋が集塵容器の内面に密着してしまうと、吸引動作が阻害され、切粉を吸引できなくなる。そこで、前記集塵容器の内部には、前記吸引ファンの吸引力によって前記集塵袋が前記集塵容器の内面に密着することを防止するためのスペーサを配置しておくことが望ましい。
【0013】
さらに、大量の切粉の発生が予想される場合などにおいては、前記集塵ホースと前記集塵容器の間に着脱可能な状態で集塵カートリッジを接続できるようにすればよい。当該集塵カートリッジは、前記集塵容器と同一構造とすることができる。当該集塵カートリッジの容量を集塵機の集塵容量よりも十分に大きくしておけば、頻繁に集塵袋を交換する必要が無くなり、切断作業を効率良く行うことができる。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように、本発明の集塵機付き卓上丸ノコ装置では、電動丸ノコに集塵機を搭載し、あるいは架台に集塵機を搭載し、丸鋸刃カバーを介して切粉を吸引して回収すると共に、切断位置の前方に配置した切粉ガイドを介して切粉を吸引して回収するようにしている。したがって、従来においては一部しか回収できなかった切粉の殆ど全てを集塵機に回収することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下に図面を参照して、本発明を適用した集塵機付き卓上丸ノコ装置を説明する。
【0016】
図1は集塵機付き卓上丸ノコ装置を示す斜視図であり、図2はその集塵機を示す斜視図および部分断面図である。集塵機付き卓上丸ノコ装置1は、4本の脚の付いた架台2を有し、この架台2における矩形の天板3の上面には電動丸ノコ4が搭載されている。天板3の裏面側には集塵機5が取り付けられ、この集塵機5と電動丸ノコ4の間が集塵ホース6によって接続されている。
【0017】
電動丸ノコ4は、切断対象の部材を乗せる載置台11と、この載置台11の前方側の部位から上方および手前側に延びている腕部12と、この腕部12の上端に上下方向に旋回可能な状態で支持されている丸ノコ本体部分13とを有している。丸ノコ本体部分13は、本体ケース14と、この本体ケース14によって回転自在の状態で支持されている丸鋸刃15と、本体ケース14に内蔵されている丸鋸刃回転駆動用のモータ16を備えている。本体ケース14にはハンドル17が一体形成されており、丸鋸刃15を回転させ、ハンドル17を掴んで押し下げると、載置台11に乗せた部材を切断することができる。なお、本例は押し切り型のものであるが、スライド式の卓上丸ノコ装置に対しても本発明を同様に適用可能である。また、架台2に載置台11が乗っているが、架台2の天板3に載置台11を一体的に形成することもできる。
【0018】
丸鋸刃15は、その上半部分が本体ケース14に一体形成されている本体側鋸刃カバー14aによって覆われており、その下半部分がほぼ半円形状の回動式鋸刃カバー18によって覆われている。回動式鋸刃カバー18は電動丸ノコ4の押し切り動作に連動して、丸鋸刃15と同一の回転中心軸を中心として回動するので、丸鋸刃15の下側部分が露出して、切断対象の部材を切断できる。本体側鋸刃カバー14aの背面側の部位には第1の切粉吸出口14bが形成されている。
【0019】
ここで、載置台11には、丸鋸刃15を押し込むためのスリット11aが形成されており、このスリット11aの上側に位置する切断対象の部材の部位が切断位置である。この切断位置の前方に位置している腕部12の部位には、手前側に開口している切粉ガイド(フード)19が取り付けられている。この切粉ガイド19は前方に向けて窄まった形状をしており、その側面側の部位には第2の切粉吸出口19aが形成されている。
【0020】
次に、集塵ホース6は、その一端側が二又に分岐した分岐ホース部分61、62とされており、これらの分岐ホース部分61、62の先端がそれぞれ、第1の切粉吸出口14bおよび第2の切粉吸出口19aにそれぞれ接続されている。集塵ホース6の他方の端63は集塵機5の側に接続されている。
【0021】
図2に示すように、集塵機5は吸引ファン51が内蔵されている集塵機ケース52を備え、この集塵機ケース52の前端面には吸引ファン吸引口52aが形成されている。この吸引ファン吸引口52aには、プラスチック製の集塵容器53が取り付けられている。集塵容器53は、容器本体54と、この容器本体54の開口部を着脱可能な状態で封鎖している蓋板55とを備えている。容器本体54の底板部分54aは吸引ファン吸引口52aの連通口54bが形成されている。蓋板55の中央には集塵ホース6の端63が着脱可能な状態で差し込まれている連通口55aが形成されている。
【0022】
集塵容器53の内部には可撓性の集塵袋56が収納されている。集塵袋56の開口縁56aは、蓋板55の内側面に着脱可能な状態で固定されている。また、集塵袋56と、容器本体54の間には、スペーサ57が配置されており、スペーサ57によって集塵袋56が容器本体54に密着しないようになっている。スペーサ57は、例えば、集塵袋56より目の粗いメッシュかごである。
【0023】
このように構成した本例の集塵機付き卓上丸ノコ装置1では次のように発生した切粉が吸引回収される。切断対象の部材を載置台11に載せ、集塵機5を駆動し、丸鋸刃15を回転駆動してハンドル17を押し込むと、丸鋸刃15によって部材が切断される。切断時に発生した切粉は、切断位置から四周に飛散すると共に丸鋸刃15の回転方向に飛ばされる。
【0024】
本例では、鋸刃カバー14aの第1の切粉吸出口14bおよび切粉ガイド19の第2の切粉吸出口19aがそれぞれ、集塵機5の吸引ファン51によって吸引されている。したがって、切断位置から四周に飛散しようとする切粉は、切断位置前方の切粉ガイド19の側に吸引され、その第2の切粉吸出口19aから集塵ホース6を経由して集塵容器53内の集塵袋56に回収される。また、切断位置から丸鋸刃15によって回転方向に飛ばされた切粉は鋸刃カバーの切粉吸出口14bから集塵ホース6を経由して集塵袋56に回収される。
【0025】
したがって、集塵機5によって回収されることなく、切断位置から周囲に飛散する切粉が殆どない。よって、良好な作業環境下で切断作業を行うことができ、切断作業後の清掃も極めて簡単になる。さらに、集塵袋56は着脱可能な状態で集塵容器53に内蔵されているので、それが一杯になったときの交換作業も極めて簡単であり、一杯になった集塵袋56を回収した切粉と共にそのまま処分できる。さらにまた、集塵袋56と集塵容器53の間にはスペーサ57が配置されているので、吸引ファンの吸引作用によって集塵袋56が集塵容器53の内面に密着して目詰まり状態に陥ることがない。よって、効率良く切粉の吸引回収動作を行うことができる。
【0026】
(集塵カートリッジ)
ここで、大量の切粉が発生する場合には、集塵袋56の交換頻度が高くなり、切断作業の効率が低下する。このような場合には、集塵容器53と集塵ホース6の間に着脱可能な状態で集塵カートリッジを接続できる構成を採用することが望ましい。
【0027】
図3は集塵カートリッジを示す説明図である。集塵カートリッジ20は、カートリッジ容器21と、この中に収納された集塵袋22と、集塵袋22およびカートリッジ容器21の間に配置されたスペーサ23とを備えている。また、カートリッジ容器21は、容器本体24と、その開口部に着脱可能に取り付けた蓋板25とを備えている。
【0028】
容器本体24の底板部分の中心には連通口24aが形成されており、ここに、連結用集塵ホース26の先端26aを着脱可能な状態で接続できるようになっている。連結用集塵ホース26の後端26bは、集塵容器53の蓋板55の連通口55aに、着脱可能な状態で接続できるようになっている。集塵カートリッジ20の蓋板25の中心には連通口25aが形成されており、ここに、前述の集塵ホース6の端63を着脱可能な状態で接続できるようになっている。このように、集塵カートリッジ20の構造は集塵容器53と同一である。
【0029】
大量の切粉が発生する場合には、集塵容器53よりも大容量の集塵カートリッジ20を、集塵容器53と集塵ホース6の間に接続する。この状態で切断作業を行うと、回収された切粉は大容量の集塵カートリッジ20の集塵袋22に回収される。集塵袋22は大容量なので、その交換頻度は少なくて済み、あるいは、切断作業が終了するまで交換が不要になる。
【0030】
(その他の実施の形態)
次に、図4には、スライド式の卓上丸ノコ装置に本発明を適用した例を示してある。本例の集塵機付き卓上丸ノコ装置100は架台102を有し、この架台102における円形の載置面103の真上に電動丸ノコ104が位置している。電動丸ノコ104には集塵機105が取り付けられ、この集塵機105と電動丸ノコ104の間が集塵ホース106によって接続されている。
【0031】
電動丸ノコ104は、切断対象の部材を乗せる載置面103の前方側の部位から上方に延びている腕部112と、この腕部112の上端に支持されている丸ノコ本体部分113とを有している。丸ノコ本体部分113は、腕部112の上端を中心として上下方向に旋回可能であると共に、前後方向にスライド可能な状態で当該腕部112によって支持されている。
【0032】
丸ノコ本体部分113は、本体ケース114と、この本体ケース114によって回転自在の状態で支持されている丸鋸刃115と、本体ケース114に内蔵されている丸鋸刃回転駆動用のモータ116を備えている。本体ケース114にはハンドル117が一体形成されており、丸鋸刃115を回転させ、ハンドル117を掴んで押し下げ、その状態で手前側にスライドさせながら載置面103に乗せた部材を切断することができる。本体ケース114の側方側の部位に、集塵機105が取り付けられている。
【0033】
丸鋸刃115は、その上半部分が本体ケース114に一体形成されている本体側鋸刃カバー114aによって覆われており、その下半部分がほぼ半円形状の回動式鋸刃カバー118によって覆われている。回動式鋸刃カバー118は電動丸ノコ104を下方に旋回させる動作に連動して、丸鋸刃115と同一の回転中心軸を中心として回動するので、丸鋸刃115の下側部分が露出して、切断対象の部材を切断できる。本体側鋸刃カバー114aの背面側の部位には切粉吸出口114bが形成されている。
【0034】
ここで、載置面103には、丸鋸刃115をスライドさせるためのスリット111aが形成されており、このスリット111aの上側に位置する切断対象の部材の部位が切断位置である。この切断位置の前方に位置している腕部112の部位には、手前側に開口している切粉ガイド(フード)119が取り付けられている。この切粉ガイド119は腕部112を介して切粉吸引口114bに連通している。
【0035】
次に、集塵ホース106は、その一端161が切粉吸出口114bに接続されている。集塵ホース106の他方の端163は集塵機105の側に接続されている。集塵機105は図2に示す集塵機5と実質的に同一構造であり、集塵容器がカップ状となっている点が異なるのみである。したがって、その説明は省略するものとする。
【0036】
本例の卓上丸ノコ装置においても切粉を飛散させることなく回収することができる。なお、切粉ガイドは切断位置において発生する切粉を集塵機による吸引力によって吸引可能なものであれば、どのような形状、構造のものであってもよい。例えば、手前側にスライドする丸ノコ本体部分と共に前後に伸縮あるいは移動可能なものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明を適用した集塵機付き卓上丸ノコ装置の一例を示す斜視図である。
【図2】図1の集塵機を取り出して示す斜視図および、その集塵容器の内部構造を示す説明図である。
【図3】集塵カートリッジの一例を示す説明図である。
【図4】本発明を適用したスライド式の集塵機付き卓上丸ノコ装置の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
1,100 集塵機付き丸ノコ装置、2,102 架台、3 天板、4,104 電動丸ノコ、5,105 集塵機、6,106 集塵ホース、11 載置台、12,112 腕部、13,113 丸ノコ本体部分、14,114 本体ケース、15,115 丸鋸刃、16,116 モータ、17,117 ハンドル、14a,114a 本体側鋸刃カバー、18,118 回動式鋸刃カバー、114b 切粉吸引口、14b 第1の切粉吸出口、11a,111a スリット、19,119 切粉ガイド(フード)、19a 第2の切粉吸出口、61,62 分岐ホース部分、63,161,163 端、51 吸引ファン、52 集塵機ケース、52a 吸引ファン吸引口、53 集塵容器、54 容器本体、55 蓋板、54a 底板部分、54b 連通口、55a 連通口、56 集塵袋、56a 開口縁、57 スペーサ、20 集塵カートリッジ、21 カートリッジ容器、22 集塵袋、23 スペーサ、24 容器本体、25 蓋板、24a 連通口、26 連結用集塵ホース、26a 先端

【特許請求の範囲】
【請求項1】
架台と、
前記架台の上面に搭載されている電動丸ノコと、
前記架台または前記電動丸ノコに搭載されている集塵機と、
集塵ホースとを有し、
前記電動丸ノコは、丸鋸刃と、当該丸鋸刃を覆う鋸刃カバーと、前記丸鋸刃による切断位置の前方に配置されている切粉ガイドと、前記鋸刃カバーおよび前記切粉ガイドに連通している切粉吸出口とを備え、
前記集塵ホースは、一端が前記切粉吸出口に接続され、他端が前記集塵機の吸引側に接続されていることを特徴とする集塵機付き卓上丸ノコ装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記切粉吸引口として、第1の切粉吸引口および第2の切粉吸引口を備え、
前記第1の切粉吸引口は前記鋸刃カバーに形成されており、
前記第2の切粉吸引口は前記切粉ガイドに形成されており、
前記集塵ホースは、一端が二又に分岐して前記第1および第2の切粉吸出口にそれぞれ接続されており、他端が前記集塵機の吸引側に接続されていることを特徴とする集塵機付き卓上丸ノコ装置。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記集塵機は、
吸引ファンが内蔵されている集塵機ケースと、
当該集塵機ケースに形成された前記吸引ファンの吸引口と、
前記集塵機ケースの前記吸引口の部分に取り付けられている集塵容器と、
当該集塵容器に着脱可能な状態で内蔵されている可撓性の集塵袋とを備えており、
前記集塵ホースを通って前記吸引ファンにより吸引される切粉が前記集塵袋によって捕捉されるようになっていることを特徴とする集塵機付き卓上丸ノコ装置。
【請求項4】
請求項3において、
前記集塵容器の内部には、前記吸引ファンの吸引力によって前記集塵袋が前記集塵容器の内面に密着することを防止するためのスペーサが配置されていることを特徴とする集塵機付き卓上丸ノコ装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
前記集塵ホースと前記集塵容器の間に着脱可能な状態で接続できる集塵カートリッジを有し、
当該集塵カートリッジは、前記集塵容器と同一構造であるが集塵容量が大きいことを特徴とする集塵機付き卓上丸ノコ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−159863(P2006−159863A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−358591(P2004−358591)
【出願日】平成16年12月10日(2004.12.10)
【出願人】(591110333)孝和建商株式会社 (6)