説明

雑草を防除する方法

本発明は、大豆、綿、カノーラ、麻、レンズ豆、米、砂糖大根、向日葵、タバコ、小麦、およびとうもろこしにおいて雑草を防除するために、任意選択により1種以上の他の除草剤Bおよび/または1種以上の毒性緩和剤Cを組み合わせた、式(I)[式中、変数R〜Rは本明細書中にて定義する]の3−フェニルウラシルの使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は大豆、綿、カノーラ、麻、レンズ豆、米、砂糖大根、向日葵、タバコ、小麦、およびとうもろこしから成る群から選択された作物において雑草を防除する方法に関する。
【0002】
大豆、綿、カノーラ、麻、レンズ豆、米、砂糖大根、向日葵、タバコ、小麦、またはとうもろこしなどの条植え作物(row crop)における雑草防除は、経済面において非常に重要である。除草剤処理は、理想的には、作物に対して安全で、経済的に関連するすべての雑草に季節を通して防除を提供すべきである。しかしながら、実際には、雑草の再成長は非常に速く、そのため、連続的な処理が必要となる。これは、グリホセート耐性作物品種に対し広く使用されるグリホセートなどの場合に特に言えることである。そのため、グリホセートまたは他の既知の除草剤による防除が非常に有効な作物において、長期の雑草防除を提供することが商業的に望まれている。
【0003】
フェニルウラシルは有用な除草剤であることが知られている。デシカント剤および/または枯葉剤としての除草剤フェニルウラシルの使用が、WO 01/83459にて開示される。
【0004】
さらに、WO 03/24221では、式(I)
【化1】

[式中、変数R1〜R7は以下で定義されるとおりのものである:
1は、メチルまたはNH2であり;
2は、C1−C2ハロアルキルであり;
3は、水素またはハロゲン元素であり;
4は、ハロゲンまたはシアノであり;
5は、水素、シアノ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、(C1−C4)アルコキシ−(C1−C4)アルキル、C3−C7シクロアルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、またはベンジルであり、それらは非置換あるいはハロゲンまたはアルキルによって置換されており;
6、R7は、お互いに独立して、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C3−C7シクロアルケニル、フェニル、またはベンジルであって、これら8つの置換基のそれぞれが、非置換、または1〜6個のハロゲン原子によって置換されてもよく、および/または:OH、NH2、CN、CONH2、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキルチオ、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4ハロアルキルスルホニル、C1−C4アルキルアミノ、ジ(C1−C4アルキル)アミノ、ホルミル、C1−C4アルキルカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−C4アルキル)アミノカルボニル、C3−C7シクロアルキル、フェニル、およびベンジル
から選択された1、2または3つの基によって置換されてもよく;あるいは、
6、R7は、窒素原子と共に、3員、4員、5員、6員、または7員環の飽和または不飽和の窒素複素環式化合物を形成し、その複素環は1〜6個のメチル基で置換されてもよく、さらに、窒素、酸素、硫黄から成る群から選択された1または2個のヘテロ原子を環原子として含んでもよい]
のフェニルウラシル、またはそれらの農業上許容される塩、ならびにグリホセートなどの他の除草剤および/またはある特定の毒性緩和剤との組み合わせにより、相乗効果的にその作用が強化されることも開示されている。WO 04/080183では、前記フェニルウラシルと、除草効果を増加させ有用植物との併用性を改良した他のある特定の除草剤との組み合わせについて開示されている。WO 2005/013696では、HPPD防止剤類から選択された少なくとも1つの除草剤を、遺伝子組み換え有用植物作物またはその場所に対して、殺草に有効な量を適用することを含む、害虫抵抗性および/または真菌耐性の遺伝子組み換え有用植物作物における望ましくない植物の生長を防除する方法が開示されている。
【0005】
驚いたことに、フェニルウラシルまたはそれらの農業的に許容できる塩は、任意選択により少なくとも1種の他の除草剤と組み合わせて、および/または少なくとも1種の毒性緩和剤と組み合わせて、特に、早期の植え付け前(pre−plant)(すなわち、植え付けの60日前まで)から出芽前(pre−emergence)(すなわち、植え付け後の作物出芽前)までに施用する場合、あるいは後直接法で施用する場合に、例えば大豆、綿、カノーラ、麻、レンズ豆、米、砂糖大根、向日葵、タバコ、小麦、またはとうもろこしなどの条植え作物において作物を損なうことなく、効果的な雑草防除を提供することがわかっている。
【0006】
したがって、本発明は、条植え作物、特に大豆、綿、カノーラ、麻、レンズ豆、米、砂糖大根、向日葵、タバコ、小麦、およびとうもろこしから成る群から選択された作物において、式(I)
【化2】

[式中、変数R1〜R7は以下で定義されるとおりのものであり:
1は、メチルまたはNH2であり;
2は、C1−C2ハロアルキルであり;
3は、水素またはハロゲン元素であり;
4は、ハロゲン元素またはシアノであり;
5は、水素またはC1−C6アルキルであり;
6、R7は、お互いに独立して、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C3−C7シクロアルケニル、フェニルまたはベンジルである;]
の3−フェニルウラシル(成分A)、あるいは作物または雑草またはその生息地へ適用するそれらの農業的に許容できる塩、の除草に効果的な量の許容を含む、雑草を制御する方法に関する。
【0007】
生息地(habitat)は植物の生息している地域を意味する。
【0008】
用語「ハロゲン」のような、式(I)の置換基R2、R5、R6、R7の定義で言及される有機部分は、一群の個々の基を列挙する代わりにそれらを総称する用語である。
すべての炭化水素鎖、すなわち、すべてのアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルコキシ、シクロアルケニル、アルケニル、およびアルキニル基は、直鎖または分岐であってもよく、接頭語Cn−Cmが、各場合においてその基に可能な炭素原子の数を示している。ハロゲン化置換基は、好ましくは、1、2、3、4または5つの、同じまたは異なったハロゲン原子を有する。用語「ハロゲン」は、各場合において、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を示す。
【0009】
それらの用語が意味するところの例は以下の通りである:
1−C4アルキル:CH3,C25,n−プロピル、CH(CH32,n−ブチル、CH(CH3)−C25,CH2−CH(CH32およびC(CH33
1−C6アルキル:上記のC1−C4アルキル、そしてまた、例えば、n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピルまたは1−エチル−2−メチルプロピル、好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、n−ブチル、1,1−ジメチルエチル、n−ペンチルまたはn−ヘキシル;
1−C2ハロアルキル:フッ素、塩素、臭素、および/またはヨウ素によって部分的または完全に置換されたメチルまたはエチル基、例えば、CHF、CHF、CF、CHCl、ジクロロメチル、トリクロロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、2−ブロモ−エチル、2−ヨードエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロ−2−フルオロ−エチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリ−クロロエチル、C
−Cアルコキシ:OCH,OC,n−プロポキシ、OCH(CH,n−ブトキシ、OCH(CH)−C,OCH−CH(CHまたはOC(CH,好ましくはOCH,OCまたはOCH(CH
−Cアルコキシ:前述のようなC1−C4アルコキシ基、および、例えば、ペントキシ、1−メチルブトキシ、2−メチルブトキシ、3−メトキシルブトキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、1,2−ジメチルプロポキシ、2,2−ジメチルプロポキシ、1−エチルプロポキシ、ヘキソキシ、1−メチルペントキシ、2−メチルペントキシ、3−メチルペントキシ、4−メチルペントキシ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブトキシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキシ、2,3−ジメチルブトキシ、3,3−ジメチルブトキシ、1−エチルブトキシ、2−エチルブトキシ、1,1,2−トリメチルプロポキシ、1,2,2−トリメチルプロポキシ、1−エチル−1−メチルプロポキシ、および1−エチル−2−メチルプロポキシ;
−Cアルケニル:プロパ−1−エン−1−イル、アリル、1−メチルエテニル、1−ブテン−1−イル、1−ブテン−2−イル、1−ブテン−3−イル、2−ブテン−1−イル、1−メチルプロパ−1−エン−1−イル、2−メチルプロパ−1−エン−1−イル、1−メチルプロパ−2−エン−1−イル、2−メチルプロパ−2−エン−1−イル、n−ペンテン−1−イル、n−ペンテン−2−イル、n−ペンテン−3−イル、n−ペンテン−4−イル、1−メチルブタ−1−エン−1−イル、2−メチルブタ−1−エン−1−イル、3−メチルブタ−1−エン−1−イル、1−メチルブタ−2−エン−1−イル、2−メチルブタ−2−エン−1−イル、3−メチルブタ−2−エン−1−イル、1−メチルブタ−3−エン−1−イル、2−メチルブタ−3−エン−1−イル、3−メチルブタ−3−エン−1−イル、1,1−ジメチルプロパ−2−エン−1−イル、1,2−ジメチルプロパ−1−エン−1−イル、1,2−ジメチルプロパ−2−エン−1−イル、1−エチルプロパ−1−エン−2−イル、1−エチルプロパ−2−エン−1−イル、n−ヘキサ−1−エン−1−イル、n−ヘキサ−2−エン−1−イル、n−ヘキサ−3−エン−1−イル、n−ヘキサ−4−エン−1−イル、n−ヘキサ−5−エン−1−イル、1−メチルペンタ−1−エン−1−イル、2−メチルペンタ−1−エン−1−イル、3−メチルペンタ−1−エン−1−イル、4−メチルペンタ−1−エン−1−イル、1−メチルペンタ−2−エン−1−イル、2−メチルペンタ−2−エン−1−イル、3−メチルペンタ−2−エン−1−イル、4−メチルペンタ−2−エン−1−イル、1−メチルペンタ−3−エン−1−イル、2−メチルペンタ−3−エン−1−イル、3−メチルペンタ−3−エン−1−イル、4−メチルペンタ−3−エン−1−イル、1−メチルペンタ−4−エン−1−イル、2−メチルペンタ−4−エン−1−イル、3−メチルペンタ−4−エン−1−イル、4−メチルペンタ−4−エン−1−イル、1,1−ジメチルブタ−2−エン−1−イル、1,1−ジメチルブタ−3−エン−1−イル、1,2−ジメチルブタ−1−エン−1−イル、1,2−ジメチルブタ−2−エン−1−イル、1,2−ジメチルブタ−3−エン−1−イル、1,3−ジメチルブタ−1−エン−1−イル、1,3−ジメチルブタ−2−エン−1−イル、1,3−ジメチルブタ−3−エン−1−イル、2,2−ジメチルブタ−3−エン−1−イル、2,3−ジメチルブタ−1−エン−1−イル、2,3−ジメチルブタ−2−エン−1−イル、2,3−ジメチルブタ−3−エン−1−イル、3,3−ジメチルブタ−1−エン−1−イル、3,3−ジメチルブタ−2−エン−1−イル、1−エチルブタ−1−エン−1−イル、1−エチルブタ−2−エン−1−イル、1−エチルブタ−3−エン−1−イル、2−エチルブタ−1−エン−1−イル、2−エチルブタ−2−エン−1−イル、2−エチルブタ−3−エン−1−イル、1,1,2−トリメチルプロパ−2−エン−1−イル、1−エチル−1−メチルプロパ−2−エン−1−イル、1−エチル−2−メチルプロパ−1−エン−1−イル、または1−エチル−2−メチルプロパ−2−エン−1−イル;
−Cアルキニル:プロパ−1−イン−1−イル、プロパ−2−イン−1−イル、n−ブタ−1−イン−1−イル、n−ブタ−1−イン−3−イル、n−ブタ−1−イン−4−イル、n−ブタ−2−イン−1−イル、n−ペンタ−1−イン−1−イル、n−ペンタ−1−イン−3−イル、n−ペンタ−1−イン−4−イル、n−ペンタ−1−イン−5−イル、n−ペンタ−2−イン−1−イル、n−ペンタ−2−イン−4−イル、n−ペンタ−2−イン−5−イル、3−メチルブタ−1−イン−3−イル、3−メチルブタ−1−イン−4−イル、n−ヘキサ−1−イン−1−イル、n−ヘキサ−1−イン−3−イル、n−ヘキサ−1−イン−4−イル、n−ヘキサ−1−イン−5−イル、n−ヘキサ−1−イン−6−イル、n−ヘキサ−2−イン−1−イル、n−ヘキサ−2−イン−4−イル、n−ヘキサ−2−イン−5−イル、n−ヘキサ−2−イン−6−イル、n−ヘキサ−3−イン−1−イル、n−ヘキサ−3−イン−2−イル、3−メチルペンタ−1−イン−1−イル、3−メチルペンタ−1−イン−3−イル、3−メチルペンタ−1−イン−4−イル、3−メチルペンタ−1−イン−5−イル、4−メチルペンタ−1−イン−1−イル、4−メチルペンタ−2−イン−4−イル、または4−メチルペンタ−2−イン−5−イル、好ましくはプロパ−2−イン−1−イル;
−Cシクロアルキル:3〜7員環の単環式飽和炭化水素環、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、またはシクロヘプチルなど;
3−C7シクロアルケニル:3〜7員環の単環式不飽和炭化水素環、例えばシクロプロパ−1−エンイル、シクロプロパ−2−エンイル、シクロブタ−1−エンイル、シクロブタ−2−エンイル、シクロブタ−1,3−ジエンイル、シクロペンタ−1−エンイル、シクロペンタ−2−エンイル、シクロペンタ−3−エンイル、シクロペンタ−2,4−ジエンイル、シクロヘキサ−1−エンイル、シクロヘキサ−2−エンイル、シクロヘキサ−3−エンイル、シクロ−ヘキサ−1,3−ジエンイル、シクロヘキサ−1,5−ジエンイル、シクロヘキサ−2,4−ジエンイル、またはシクロヘキサ−2,5−ジエンイルなど。
【0010】
一種以上の3フェニルウラシルを使用してもよい。
【0011】
式(I)の3−フェニルウラシルの中で、好ましいのは、変数R1〜R7がお互いに独立して、以下のものを意味するものである:
1は、メチルまたはNH2であり;
2は、トリフルオロメチルであり;
3は、水素、フッ素、または塩素、特にフッ素であり;
4は、ハロゲンまたはシアノ、特に塩素またはシアノであり;
5は、水素であり;
6、R7は、お互いに独立して、水素またはC1−C6アルキルである。
【0012】
6およびR7は、特に、同じまたは異なるC1−C6アルキル基である。
【0013】
本発明の特に好適な実施形態は、式(I)の変数R1〜R7が以下の意味を持つ少なくとも1つの3−フェニルウラシル(I)(以下フェニルウラシル(Ia)と呼ぶ)の使用を含む:
1は、メチルであり;
2は、トリフルオロメチルであり;
3は、フッ素であり;
4は、塩素であり;
5は、水素であり;
6、R7は、お互いに独立して、C1−C6アルキルである。
【0014】
本発明の別の好適な実施形態は、式(I)の変数R1〜R7が以下の意味を持つ少なくとも1つの3−フェニルウラシル(I)(以下フェニルウラシル(Ib)と呼ぶ)の使用を含む:
1は、NH2であり;
2は、トリフルオロメチルであり;
3は、フッ素であり;
4は、塩素であり;
5は、水素であり;
6、R7は、お互いに独立して、C1−C6アルキルである。
【0015】
特に好ましい除草剤(Ia)または(Ib)の実施例は、以下に示す式(I’)の3−フェニルウラシルであり、そのR1、R6、およびR7は、第1表の1つの行の意味するところである(化合物1.1〜1.74)。
【0016】
【化3】

【0017】
【表1】

【0018】
【表2】

【0019】
【表3】

【0020】
第1表
化合物1.1、1.3、1.5、1.7、1.9、1.11、および1.13は特に好ましい。
【0021】
好ましくは、式(I)の3−フェニルウラシルが、少なくとも1種(1種以上)の他の除草剤(成分B)、あるいはそれらの農業的に許容できる塩またはその誘導体(ただし、除草剤がカルボキシル基を有する場合に)と組み合わせて使用される。除草剤Bは以下のb1)〜b15)類から選択される。
b1)脂質生合成阻害剤;
b2)アセト乳酸シンターゼ阻害剤(ALS阻害剤);
b3)光合成阻害剤;
b4)プロトポルフィリノーゲン−IX酸化酵素阻害薬;
b5)白化型除草剤;
b6)エノールピルビルシキミ酸3−リン酸シンターゼ阻害剤(EPSP阻害剤);
b7)グルタミンシンテターゼ阻害剤;
b8)7、8−ジヒドロプテロイン酸シンターゼ阻害剤(DHP阻害剤);
b9)有糸分裂阻害剤;
b10)直鎖脂肪酸(VLCFA阻害剤)合成阻害剤;
b11)セルロース生合成阻害剤;
b12)デカプラ除草剤;
b13)オーキシン除草剤;
b14)オーキシン輸送阻害剤;
b15)ベンゾイルプロップ、フラムプロップ、フラムプロップ−M、ブロモブチド、クロルフルレノール、シンメチリン、メチルダイムロン、エトベンザニド、ホサミン、メタム、ピリブチカルプ、オキサジクロメホン、ダゾメット、トリアジフラム、および臭化メチルから成る群から選択された他の除草剤;
ならびにそれらの農業的に許容できる塩およびその農業的に許容できる誘導体(ただしそれらがカルボキシル基を有する場合)。
【0022】
b1)〜b15)群の好適な除草剤は、以下に記載する化合物である:
b1)脂質生合成阻害剤の群から:
クロラジホップ(chlorazifop)、クロジナホップ(clodinafop)、クロホップ(clofop)、シハロホップ(cyhalofop)、ジクロホップ(diclofop)、フェノキサプロップ(fenoxaprop)、フェノキサプロップ−P(fenoxaprop−P)、フェンチアプロップ(fenthiaprop)、フルアジホップ(fluazifop)、フルアジホップ−P(fluazifop−P)、ハロキシホップ(haloxyfop)、ハロキシホップ−P(haloxyfop−P)、イソキサピリホップ(isoxapyrifop)、メタミホップ(metamifop)、プロパキザホップ(propaquizafop)、キザロホップ(quizalofop)、キザロホップ−P(quizalofop−P)、トリホップ(trifop)、アロキシジム(alloxydim)、ブトロキシジン(butroxydim)、クレソジム(clethodim)、クロプロキシジム(cloproxydim)、シクロキシジム(cycloxydim)、プロホキシジム(profoxydim)、セトキシジム(sethoxydim)、テプラロキシジム(tepraloxydim)、トラルコキシジム(tralkoxydim)、ブチレート(butylate)、シクロエート(cycloate)、ダイアレート(diallate)、ジメピペレート(dimepiperate)、EPTC、エスプロカルブ(esprocarb)、エチオレート(ethiolate)、イソポリネート(isopolinate)、メチオベンカルブ(methiobencarb)、モリネート(molinate)、オルベンカルブ(orbencarb)、ペブレート(pebulate)、プロスルホカルブ(prosulfocarb)、スルファラート、チオペンカルブ(thiobencarb)、チオカルバジル(tiocarbazil)、トリアレート(triallate)、バーナレート(vernolate)、ベンフレ(sulfallate)、セート(benfuresate)、エトフメセート(ethofumesate)、ベンスリド(bensulide)、およびピノキサデン(pinoxaden);
b2)ALS阻害剤の群から:
アミドスルフロン(amidosulfuron)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、ベンスルフロン(bensulfuron)、クロリムロン(chlorimuron)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、シノスルフロン(cinosulfuron)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、エタメトスルフロン(ethametsulfuron)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、フラザスルフロン(flazasulfuron)、フルピルスルフロン(flupyrsulfuron)、ホラムスルフロン(foramsulfuron)、ハロスルフロン(halosulfuron)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、イオドスルフロン(iodosulfuron)、メソスルフロン(mesosulfuron)、メトスルフロン(metsulfuron)、ニコスルフロン(nicosulfuron)、オキサスルフロン(oxasulfuron)、プリミスルフロン(primisulfuron)、プロスルフロン(prosulfuron)、ピラゾスルフロン(pyrazosulfuron)、リムスルフロン(rimsulfuron)、スルホメツロン(sulfometuron)、スルホスルフロン(sulfosulfuron)、チフェンスルフロン(thifensulfuron)、トリアスルフロン(triasulfuron)、トリベヌロン(tribenuron)、トリフルオキシスルフロン(trifloxysulfuron)、トリフルスルフロン(triflusulfuron)、トリトスルフロン(tritosulfuron)、イマザメタベンズ(imazamethabenz)、イマザモックス(imazamox)、イマザピック(imazapic)、イマザピル(imazapyr)、イマザキン(imazaquin)、イマゼタピル(imazethapyr)、クロランスラム(cloransulam)、ジクロスラム(diclosulam)、フロラスラム(florasulam)、フルメツラム(flumetsulam)、メトスラム(metosulam)、ペノキススラム(penoxsulam)、ビスピリバック(bispyribac)、ピリミノバック(pyriminobac)、プロポキシカルバゾン(propoxycarbazone)、フルカーバゾン(flucarbazone)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリフタリド(pyriftalid)、ピリチオバック(pyrithiobac)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、オルソスルファムロン(orthosulfamuron)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)、[N−(5,7−ジメトキシ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル−2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−ピリジンスルホンアミド(WO 02/36595により公知である);
b3)光合成阻害剤の群から:
アトラトン(atraton)、アトラジン(atrazine)、アメトリン(ametryne)、アジプロトリン(aziprotryne)、シアナジン(cyanazine)、シアナトリン(cyanatryn)、クロラジン(chlorazine)、シプラジン(cyprazine)、デスメトリン(desmetryne)、ジメタメトリン(dimethametryne)、ジプロペトリン(dipropetryn)、エグリナジン(eglinazine)、イパジン(ipazine)、メソプラジン(mesoprazine)、メトメトン(methometon)、メトプロトリン(methoprotryne)、プロシアジン(procyazine)、プログリナジン(proglinazine)、プロメトン(prometon)、プロメトリン(prometryne)、プロパジン(propazine)、セブチラジン(sebuthylazine)、セクブメトン(secbumeton)、シマジン(simazine)、シメトン(simeton)、シメトリン(simetryne)、テルブメトン(terbumeton)、テルブチラジン(terbuthylazine)、テルブトリン(terbutryne)、トリエタジン(trietazine)、アメトリジオン(ametridione)、アミブジン(amibuzin)、ヘキサジノン(hexazinone)、イソメチオジン(isomethiozin)、メタミトロン(metamitron)、メトリブジン(metribuzin)、ブロマシル(bromacil)、アイソシル(isocil)、レナシル(lenacil)、ターバシル(terbacil)、ブロムピラゾン(brompyrazon)、クロリダゾン(chloridazon)、ジミダゾン(dimidazon)、デスメジファム(desmedipham)、フェニソファム(phenisopham)、フェンメディファム(phenmedipham)、フェンメディファム−エチル(phenmedipham−ethyl)、ベンズチアズロン(benzthiazuron)、ブチウロン(buthiuron)、エチジムロン(ethidimuron)、イソウロン(isouron)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron)、モノイソウロン(monoisouron)、テブチウロン(tebuthiuron),チアザフルロン(thiazafluron)、アニスロン(anisuron)、ブツロン(buturon)、クロルブロムロン(chlorbromuron)、クロレツロン(chloreturon)、クロロトルロン(chlorotoluron)、クロロクスロン(chloroxuron)、ジフェノクスウロン(difenoxuron)、ジメフロン(dimefuron),ジウロン(diuron)、フェニュロン(fenuron)、フルオメツロン(fluometuron)、フルオチウロン(fluothiuron)、イソプロツロン(isoproturon)、リニュロン(linuron)、メチウロン(methiuron)、メトベンズロン(metobenzuron)、メトブロムロン(metobromuron)、メトキシウロン(metoxuron)、モノリニュロン(monolinuron)、モニュロン(monuron)、ネブロン(neburon)、パラフルロン(parafluron)、フェノベンズロン(phenobenzuron)、シデュロン(siduron)、テトラフルロン(tetrafluron)、チジアズロン(thidiazuron)、シペルコート(cyperquat)、ジエタムコート(diethamquat)、ジフェンゾコート(difenzoquat)、ジクワット(diquat),モルファムコート(morfamquat)、パラコート(paraquat)、ブロモボニル(bromobonil)、ブロモキシニル(bromoxynil)、クロロキシニル(chloroxynil)、イオドボニル(iodobonil)、イオキシニル(ioxynil)、アミカルバゾン(amicarbazone)、ブロモフェノキシム(bromofenoxim)、フルメジン(flumezin)、メタゾール(methazole)、ベンタゾン(bentazone)、プロパニル(propanil)、ペンタノクロル(pentanochlor)、ピリデート(pyridate)、およびピリダフォール(pyridafol);
b4)プロトポルフィリノーゲン−IX酸化酵素阻害薬の群から:
アシフルオルフェン(acifluorfen)、ビフェノックス(bifenox)、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen)、クロルニトロフェン(chlornitrofen)、エトキシフェン(ethoxyfen)、フルオロジフェン(fluorodifen)、フルオログリコフェン(fluoroglycofen)、フルオロニトロフェン(fluoronitrofen)、フォメサフェン(fomesafen)、フリロキシフェン(furyloxyfen)、ハロサフェン(halosafen)、ラクトフェン(lactofen)、ニトロフェン(nitrofen)、ニトロフルオルフェン(nitrofluorfen)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、フルアゾレート(fluazolate)、ピラフルフェン(pyraflufen)、シニドンエチル(cinidon−ethyl)、フルミクロラック(flumiclorac)、フルミオキサジン(flumioxazin)、フロミプロピン(flumipropyn)、フルチアセット(fluthiacet)、チジアジミン(thidiazimin)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、アザフェニジン(azafenidin)、カルフェントラゾン(carfentrazone)、スルフェントラゾン(sulfentrazone)、ペントキサゾン(pentoxazone)、ベンズフェンジゾン(benzfendizone)、ブタフェナシル(butafenacil)、ピラクロニル(pyraclonil)、プロフルアゾール(profluazol)、フルフェンピル(flufenpyr)、フルプロパシル(flupropacil)、ニピラクロフェン(nipyraclofen)、エトニプロミッド(etnipromid)、およびベンカルバゾン(bencarbazone);
b5)白化型除草剤の群から:
メトフルラゾン(metflurazon)、ノルフルラゾン(norflurazon)、フルフェニカン(flufenican)、ジフルフェニカン(diflufenican)、ピコリナフェン(picolinafen)、ビフルブタミド(beflubutamid)、フルリドン(fluridone)、フルロクロリドン(flurochloridone)、フルルタモン(flurtamone)、メソトリオン(mesotrione)、スルコトリオン(sulcotrione)、イソキサクロルトール(isoxachlortole)、イソキサフルトール(isoxaflutole)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ピラゾリナート(pyrazolynate)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、アミトロール(amitrole)、クロマゾン(clomazone)、アクロニフェン(aclonifen)、4−(3−トリフルオロメチル−フェノキシ)−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン(EP723960により公知である)、トプラメゾン(topramezone)、4−ヒドロキシ−3−{[2−メチル−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル}ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン(WO 00/15615により公知である)、4−ヒドロキシ−3−{[2−(2−メトキシエトキシ)メチル−6−(トリフルオロ−メチル)−3−ピリジニル]カルボニル}ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン(WO 01/94339により公知である)、4−ヒドロキシ−3−[4−(メチルスルホニル)−2−ニトロベンゾイル]ビシクロ[3.2.1]−オクタ−3−エン−2−オン(EP338992により公知である)、2−[2−クロロ−4−(メチルスルホニル)−3−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]ベンゾイル]−3−ヒドロキシ−2−シクロヘキサエン−1−オン(DE19846792により公知である)、およびピラスルフォトール(pyrasulfotole);
b6)EPSPシンターゼ阻害剤の群から:グリホサート(glyphosate);
b7)グルタミンシンターゼ阻害剤の群から:グルホシネート(glufosinate)、およびビラナホス(bilanaphos);
b8)DHPシンターゼ阻害剤の群から:アシュラム(asulam);
b9)有糸分裂阻害剤の群から:
ベンフルラリン(benfluralin)、ブトラリン(butralin)、ジニトラミン(dinitramine)、エタルフルラリン(ethalfluralin)、フルクロラリン(fluchloralin)、イソプロパリン(isopropalin)、メタルプロパリン(methalpropalin)、ニトラリン(nitralin)、オリザリン(oryzalin)、ペンディメタリン(pendimethalin)、プロジアミン(prodiamine)、プロフルラリン(profluralin)、トリフルラリン(trifluralin)、アミプロホスメチル(amiprofos−methyl)、ブタミホス(butamifos)、ジチオピル(dithiopyr)、チアゾピル(thiazopyr)、プロピザミド(propyzamide)、テブタム(tebutam)、クロルタール(chlorthal)、カルベタミド(carbetamide)、クロルブファム(chlorbufam)、クロルプロファム(chlorpropham)、およびプロファム(propham);
b10)VLCFA防止剤の群から:
アセトクロール(acetochlor)、アラクロール(alachlor)、ブタクロール(butachlor)、ブテナクロール(butenachlor)、デラクロール(delachlor)、ジエタチル(diethatyl)、ジメタクロール(dimethachlor)、ジメテナミド(dimethenamid)、ジメテナミド−P(dimethenamid−P)、メタザクロール(metazachlor)、メトラクロール(metolachlor)、S−メトラクロール(S−metolachlor)、プレチラクロール(pretilachlor)、プロパクロール(propachlor)、プロピソクロール(propisochlor)、プリナクロール(prynachlor)、テルブクロール(terbuchlor)、テニルクロール(thenylchlor)、キシラクロール(xylachlor)、アリドクロール(allidochlor)、CDEA、エプロナズ(epronaz)、ジフェナミド(diphenamid)、ナプロパミド(napropamide)、ナプロアニリド(naproanilide)、ペトキサミド(pethoxamid)、フルフェナセット(flufenacet)、メフェナセット(mefenacet)、フェントラザミド(fentrazamide)、アニロフォス(anilofos)、ピペロホス(piperophos)、カフェンストロール(cafenstrole)、インダノファン(indanofan)、およびトリジファン(tridiphane);
b11)セルロース生合成阻害剤の群から:ジクロベニル(dichlobenil)、クロルチアミド(chlorthiamid)、イソキサベン(isoxaben)、およびフルポキサム(flupoxam);
b12)デカプラ除草剤の群から:ジノフェネート(dinofenate)、ジノプロップ(dinoprop)、ジノサム(dinosam)、ジノセブ(dinoseb)、ジノターブ(dinoterb)、DNOC、エチノフェン(etinofen)、およびメジノテルブ(medinoterb);
b13)アウキシン除草剤の群から:
クロメプロップ(clomeprop)、2,4−D、2,4,5−T、MCPA、MCPAチオエチル(MCPA thioethyl)、ジクロルプロップ(dichlorprop)、ジクロルプロップ−P(dichlorprop−P)、メコプロップ(mecoprop)、メコプロップ−P(mecoprop−P)、2,4−DB、MCPB、クロラムベン(chloramben)、ジカンバ(dicamba)、2,3,6−TBA、トリカンバ(tricamba)、キンクロラック(quinclorac)、キンメラック(quinmerac)、クロピラリド(clopyralid)、フルロキシピル(fluroxypyr)、ピクロラム(picloram)、トリクロピル(triclopyr)、ベナゾリン(benazolin)、およびアミノピラリド(aminopyralid);
b14)オーキシン輸送阻害物質のグループから:ナプタラム(naptalam)、ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr);
b15)ベンゾイルプロップ(benzoylprop)、フラムプロップ(flamprop)、フラムプロップ−M(flamprop−M)、ブロモブチド(bromobutide)、クロルフルレノール(chlorflurenol)、シンメチリン(cinmethylin)、メチルダイムロン(methyldymron)、エトベンザニド(etobenzanid)、ホサミン(fosamine)、メタム(metam)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、ダゾメット(dazomet)、トリアジフラム(triaziflam)、臭化メチル(methyl bromide);
ならびに、それらの除草剤の農業的に許容できる塩およびその農業的に許容できる誘導体(ただし、それらがカルボキシル基を有する場合)。
好適な実施形態によれば、3−フェニルウラシル(I)は、グリホセートまたはその農業的に許容できる塩と組み合わせて使用される。
【0023】
または、さらなる好適な実施形態によれば、3ーフェニルウラシル(I)は、グリホセートおよび少なくとも1種(1種以上)の除草剤B、好ましくは前記群b1)〜b5)およびb7)〜b15)あるいはその農業的に許容できる塩または誘導体と組み合わせて使用される。
【0024】
さらに、式(I)の3−フェニルウラシルは、任意選択により前記少なくとも1つの除草剤のBと組み合わせて、少なくとも1種(1種以上)の毒性緩和剤(成分C)あるいはその農業的に許容できる塩またはその農業的に許容できる誘導体(カルボキシル基を有する場合)と組み合わせて使用してもよい。
【0025】
毒性緩和剤は、好ましくは、ベノキサコール(benoxacor)、クロキントセット(cloquintocet)、シオメトリニル(cyometrinil)、ジクロルミド(dichlormid)、ジシクロノン(dicyclonon)、ジエトレート(dietholate)、フェンクロラゾール(fenchlorazole)、フェンクロリム(fenclorim)、フルラゾール(flurazole)、フルフェニム(fluxofenim)、フリラゾール(furilazole)、イソキサジフェン(isoxadifen)、メフェンピル(mefenpyr)、メフェネート(mephenate)、ナフタル酸無水物(naphthalic anhydride)、2,2,5−トリメチル−3−(ジクロロアセチル)−1,3−オキサゾリジン(R−29148)、4−(ジクロロアセチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(AD−67、MON4660)、およびオキサベトリニル(oxabetrinil)、ならびにそれらの農業的に許容できる塩およびそれらの農業的に許容できる誘導体(カルボキシル基を有する場合)から成る群から選択される。
【0026】
さらなる好適な実施形態によれば、3−フェニルウラシル(I)が、グリホセートまたはそれの農業的に許容できる塩、さらに少なくとも1種の除草剤B、好ましくは、その除草剤Bは前記群b1)〜b5)およびb6)〜b15)から選択され、あるいはそれらの農業的に許容できる塩またはその誘導体、ならびに少なくとも1種(1種以上)の毒性緩和剤Cあるいはその農業的に許容できる塩またはその誘導体と組み合わせて使用される。
【0027】
b1)〜b15)群の除草剤Bおよび活性体Cは、公知の除草剤と毒性緩和剤であり、参考文献および、例えば、「The Compendium of Pesticide Common Names」 (http://www.hclrss.demon.co.uk/index.html);「Farm Chemicals Handbook 2000 Vol. 86」(2000) Meister Publishing Company;B. Hock、C. Fedtke、R. R. Schmidt「Herbizide, Georg Thieme Verlag, Stuttgart」(1995);W. H. Ahrens「Herbicide Handbook, 7th Edition」Weed Science Society of America(1994);K. K. Hatzios「 Herbicide Handbook, Supplement to 7th Edition」Weed Science Society of America(1998)、を参照のこと。2,2,5トリメチル−3(ジクロロアセチル)−1,3−オキサゾリジン[CAS No.52836−31−4]は、R−29148という名前でも知られている。4(ジクロロアセチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン[CAS No.71526−07−03]は、AD−67およびMON4660という名前でも知られている。
【0028】
それらの作用の様式による活性体の分類は、現時点での理解に基づいている。活性体が一種類以上の様式で作用する場合、この物質は1つの作用の様式のみに割り当てた。
【0029】
フェニルウラシル(I)、除草剤B、および/または毒性緩和剤Cが、幾何異性体、例えばE/Z異性体、を形成できる場合、本発明の構成によれば、純粋な異性体またはそれらの混合物の両方を使用することが可能である。フェニルウラシル(I)、除草剤B、および/または毒性緩和剤Cが、1つ以上のキラル対称性の中心を有していて、その結果としてエナンチオマーまたはジアステレオマーが存在する場合、本発明の構成によれば、純粋なエナンチオマーおよびジアステレオマーならびにそれらの混合物の両方を使用することが可能である。
【0030】
フェニルウラシル(I)、除草剤B、および/または毒性緩和剤Cがイオン化できる官能基を有する場合、それらの農業的に許容できる塩も使用することが可能である。一般に、それらの陽イオンの塩またはそれらの酸の酸付加塩であって、陽イオンと陰イオンそれぞれが活性体の作用に悪影響を及ぼさないものが好適である。
【0031】
好適な陽イオンは、アルカリ金属、好ましくはリチウム、ナトリウム、およびカリウム、のイオン、アルカリ土類金属、好ましくはカルシウム、およびマグネシウム、のイオン、遷移金属、好ましくはマンガン、銅、亜鉛、および鉄、のイオン、さらにアンモニウム、および1〜4つの水素原子がC1−C4アルキル、ヒドロキシ−C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ−C1−C4アルキル、ヒドロキシ−C1−C4アルコキシ−C1−C4アルキル、フェニル、またはベンジルによって置換された置換アンモニウム、好ましくはアンモニウム、メチルアンモニウム、イソプロピルアンモニウム、ジメチルアンモニウム、ジイソプロピルアンモニウム、トリメチルアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、2−ヒドロキシエチルアンモニウム、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エタ−1−イルアンモニウム、ジ(2−ヒドロキシエタ−1−イル)アンモニウム、ベンジルトリメチルアンモニウム、ベンジルトリエチルアンモニウム、さらに、ホスホニウムイオン、スルホニウムイオン、好ましくはトリメチルスルホニウムなどのトリ(C1−C4アルキル)スルホニウム、およびスルホキソニウムイオン、好ましくはトリ(C1−C4アルキル)スルホキソニウムである。
【0032】
式(I)の活性化合物と、クロラジホップ(chlorazifop)、クロジナホップ(clodinafop)、クロホップ(clofop)、シハロホップ(cyhalofop)、ジクロホップ(diclofop)、フェノキサプロップ(fenoxaprop)、フェノキサプロップ−P(fenoxaprop−P)、フェンチアプロップ、フルアジホップ、フルアジホップ−P、ハロキシホップ、ハロキシホップ−P、イソキサピリホップ、プロパキザホップ、キザロホップ、キザロホップ−P、トリホップ、アロキシジム、ブトロキシジム、クレトジム、クロプロキシジム、シクロキシジム、プロホキシジム、セトキシジム、テプラロキシジム、トラルコキシジム、アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン、クロリムロン、クロルスルフロン、シノスルフロン、シクロスルファムロン、エタメツルフロン、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フルピルスルフロン、ホラムスルフロン、ハロスルフロン、イマゾスルフロン、イオドスルフロン、メソスルフロン、メトスルフロン、ニコスルフロン、オキサスルフロン、プリミスルフロン、プロスルフロン、ピラゾスルフロン、リムスルフロン、スルホメツロン、スルホスルフロン、チフェンスルフロン、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリフロキシスルフロン、トリフルスルフロン、トリトスルフロン、プロポキシカルバゾン(propoxycarbazon)、フルカルバゾン、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、クロランスラム、ジクロスラム、フロラスラム、フルメツラム、メトスラム、ペノキススラム、ビスピリバック、ピリチオバック、フルセトスルフロン、オルソスルファムロン、ピリミスルファン、[N−(5,7−ジメトキシ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]−ピリミジン−2−イル−2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−ピリジンスルホンアミド、ピリミノバック、ベンタゾン(bentazon)、アシフルオルフェン、エトキシフェン、フルオログリコフェン、フォメサフェン、ハロサフェン、ラクトフェン、ピラフルフェン、フルミクロラック、フルチアセット、カルフェントラゾン、フルフェンピル、メソトリオン、スルコトリオン、トプラメゾン、4−ヒドロキシ−3−{[2−メチル−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル}ビシクロ−[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン、4−ヒドロキシ−3−{[2−(2−メトキシエトキシ)メチル−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル}ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン、4−ヒドロキシ−3−[4−(メチルスルホニル)−2−ニトロベンゾイル]−ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン、2−[2−クロロ−4−(メチルスルホニル)−3−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]ベンゾイル]−3−ヒドロキシ−2−シクロヘキサエン−1−オン、ピラスルフォトール、グリホサート、グルホシネート、ビラナホス、クロメプロップ、2,4−D、2,4−DB、ジクロルプロップ、ジクロルプロップ−P(dichlorpro−P)、MCPA、MCPB、メコプロップ、メコプロップ−P、2,4,5−T、クロルアンベン、ジカンバ、2,3,6−TBA、トリカンバ、キンクロラック、キンメラック、クロピラリド、フルロキシピル、ピクロラム、トリクロピル、アミノピラリド、ナプタラム、ジフルフェンゾピル、クロキントセット、フェンクロラゾール、イソキサジフェン、およびメフェンピル、
から選択された少なくとも1つの除草剤Bを、前記のような農業的に有用な陽イオンを有する塩の形態において使用することが可能である。
【0033】
有用な酸付加塩の陰イオンは、主として、塩化物、臭化物、フッ化物、ヨウ化物、硫酸水素塩、硫酸メチル、硫酸塩、二水素リン酸塩、水素リン酸塩、硝酸塩、ジカーボネート、カーボネート、ヘキサフルオロケイ酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩、安息香酸塩、およびC1−C4アルカン酸の陰イオン、好ましくはギ酸、酢酸、プロピオン酸、およびブチラートである。
【0034】
本発明によれば、除草剤であるシペルコート、ジエタムコート、ジフェンゾコート、ジコート、モルファムコート、およびパラコートは、通常、前記のように農業的に有用な陰イオンを有する塩の形態で使用される。
【0035】
または、本発明によれば、カルボキシル基を有する活性物質は、前記のような活性物質の代わりに、農業的に許容できる誘導体の形態、例えばモノ−またはジ−C1−C6アルキルアミドまたはアリールアミドなどのアミドとして、例えばアリルエステル、プロパルギルエステル、C1−C10アルキルエステルまたはアルコキシアルキルエステルなどのエステルとして、および、例えば、C1−C10アルキルチオエステルなどのチオエステルとしても使用することができる。誘導体として使用することが可能な、COOH基を有する活性物質の実施例としては、クロラジホップ、クロジナホップ、クロホップ、シハロホップ、ジクロホップ、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ−P、フェンチアプロップ、フルアジホップ、フルアジホップ−P、ハロキシホップ、ハロキシホップ−P、イソキサピリホップ、プロパキザホップ、キザロホップ、キザロホップ−P、トリホップ、ベンスルフロン、クロリムロン、エタメトスルフロン、フルピルスルフロン、ハロスルフロン、ヨードスルフロン、メソスルフロン、メトスルフロン、プリミスルフロン、ピラゾスルフロン、スルホメツロン、チフェンスルフロン、トリベヌロン、トリフルスルフロン、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、
イマゼタピル、クロランスラム、ビスピリバック、ピリチオバック、ピリミノバック、アシフルオルフェン、エトキシフェン、フルオログリコフェン、ラクトフェン、ピラフルフェン、フルミクロラック、フルチアセット、カルフェントラゾン、フルフェンピル、クロメプロップ、2,4−D、2,4−DB、ジクロルプロップ、ジクロルプロップ−P、MCPA、MCPB、メコプロップ、メコプロップ−P、2,4,5−T、クロラムベン、ジカンバ、2,3,6−TBA、トリカンバ、キンクロラック、キンメラック、クロピラリド、フルロキシピル、ピクロラム、トリクロピル、アミノピラリド、ナプタラム、ダイフルフェンゾピル、クロキントセット、フェンクロラゾール、イソキサジフェン、およびメフェンピルである。
【0036】
好適なモノ−およびジ−C1−C6アルキルアミドとしては、メチルアミドおよびジメチルアミドが挙げられる。好適なアリルアミドとしては、アニリジンおよび2−クロロアニリドが挙げられる。好適なアルキルエステルとしては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、メキシル(1−メチルヘキシル)、またはイソオクチル(2−エチルヘキシル)エステルが挙げられる。好適なC1−C4アルコキシ−C1−C4アルキルエステルとしては、直鎖または分枝C1−C4アルコキシエチルエステル、例えば、メトキシエチル、エトキシエチル、またはブトキシエチルエステルが挙げられる。直鎖または分岐C1−C10アルキルチオエステルの実施例は、エチルチオエステルである。
【0037】
本発明によれば、二成分および三成分組成物は、活性物質Aとしての式(I)の少なくとも1種の3−フェニルウラシルが、少なくとも1種の除草剤Bと組み合わせて、および/または少なくとも1種の毒性緩和剤Cと組み合わせて使用される場合に用いられる。
【0038】
この場合および以下の記載において、用語「二成分組成物」は、1種以上、例えば2種または3種、の活性体Aと、1種以上、例えば2種または3種、の除草剤Bまたは1種以上、例えば2種または3種、の毒性緩和剤Cとを含む組成物を含む。同様に、用語「三成分組成物」は、1種以上、例えば2種または3種、の活性体Aと、1種以上、例えば2種または3種、の除草剤Bと、1種以上、例えば2種または3種、の毒性緩和剤Cとを含む組成物を含む。
【0039】
成分Aとして式(I)の少なくとも1種の3−フェニルウラシルと、少なくとも1種の除草剤Bとを含む二成分組成物において、活性体A:Bの重量比は、通常、1:500〜10:1の範囲であり、好ましくは1:100〜10:1の範囲であり、特段には1:50〜10:1の範囲であり、特に好ましくは1:25〜5:1の範囲である。
【0040】
式(I)の少なくとも1種の3−フェニルウラシルと、少なくとも1種の毒性緩和剤Cを含む二成分組成物において、活性体A:Cの重量比は、通常、1:100〜10:1の範囲であり、好ましくは1:50〜10:1の範囲であり、特段には1:25〜5:1の範囲である。
【0041】
成分Aとして式(I)の3−フェニルウラシルと、少なくとも1種の除草剤Bと、少なくとも1種の毒性緩和剤Cとを含む三成分組成物において、成分A:B:Cの重量比は、通常、10:1:1〜1:500:10の範囲であり、好ましくは10:1:1〜1:100:10の範囲であり、特段には10:1:1〜1:50:1の範囲であり、特に好ましくは5:1:1〜1:25:5の範囲である。これらの三成分組成物において、除草剤Bの毒性緩和剤Cに対する重量比は、好ましくは50:1〜1:10の範囲である。
【0042】
本発明の特に好適な実施形態において、好ましくは、少なくとも1種の、特にb1)群のまさに1種の除草用活性物質、具体的にはクロジナホップ、ジクロホップ、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ−P、プロホキシジム、セトキシジム、テプラロキシジム、ピノキサデン、およびトラルコキシジムから成る群から選択される除草用活性物質と、所望であれば、毒性緩和剤C)、特にフェンクロラゾール、クロキントセット、イソキサジフェン、およびメフェンピルから成る群から選択される毒性緩和剤と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0043】
本発明の特に好適な他の実施形態において、好ましくは、少なくとも1種の、特にb2)群のまさに1種の除草用活性物質、具体的にはアミドスルフロン、クロルスルフロン、ホラムスルフロン、ヨードスルフロン、メソスルフロン、メトスルフロン、ニコスルフロン、プリミスルフロン、プロスルフロン、リムスルフロン、スルホスルフロン、トリトスルフロン、プロポキシカルバゾン、フルカルバゾン、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、メトスラム、ジクロスラム、フロラスラム、ペノキススラム、ピリフタリド、[N−(5,7−ジメトキシ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル−2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)−3−ピリジンスルホンアミド、およびピリミノバックから成る群から選択される除草用活性物質と、所望であれば、毒性緩和剤C)、特にフリラゾール、フェンクロラゾール、クロキントセット、イソキサジフェン、およびメフェンピルから成る群から選択される毒性緩和剤と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0044】
本発明の特に好適な他の実施形態において、好ましくは、少なくとも1つの、特にb3)群のまさに1つの除草用活性物質、具体的にはアトラジン、シアナジン、テルブチラジン、アミカルバゾン、クロロトルロン、ジウロン、イソプロツロン、メタベンゾチアズウロン、プロパニル、ブロモキシニル、アイオキシニル、およびパラコートから成る群から選択される除草用活性物質と、所望であれば、毒性緩和剤C)、特にフリラゾール、フェンクロラゾール、クロキントセット、イソキサジフェン、およびメフェンピルから成る群から選択される毒性緩和剤と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0045】
本発明の特に好適な他の実施形態において、好ましくは、少なくとも1種の、特にb5)群のまさに1種の除草用活性物質、具体的にはジフルフェニカン、ピコリナフェン、メソトリオン、スルコトリオン、イソキサフルトール、4−(3−トリフルオロメチルフェノキシ)−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン、トプラメゾン、4−ヒドロキシ−3−{[2−メチル−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル}ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン、4−ヒドロキシ−3−{[2−(2−メトキシエトキシ)メチル−6−(トリフルオロ−メチル)−3−ピリジニル]カルボニル}ビシクロ[3.2.1]オクタ−3−エン−2−オン、4−ヒドロキシ−3−[4−(メチルスルホニル)−2−ニトロベンゾイル]ビシクロ[3.2.1]−オクタ−3−エン−2−オン、2−[2−クロロ−4−(メチルスルホニル)−3−[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル]ベンゾイル]−3−ヒドロキシ−2−シクロヘキサエン−1−オン、およびピラスルフォトールから成る群から選択される除草用活性物質と、所望であれば、毒性緩和剤C)、特にフリラゾール、フェンクロラゾール、クロキントセット、イソキサジフェン、およびメフェンピルから成る群から選択される毒性緩和剤と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0046】
本発明の特に好適な他の実施形態において、好ましくは、少なくとも1種の、特にb6)群のまさに1種の除草用活性物質、具体的にはグリホサートと、所望であれば、毒性緩和剤C)、特にフリラゾール、フェンクロラゾール、クロキントセット、イソキサジフェン、およびメフェンピルから成る群から選択される毒性緩和剤と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0047】
本発明の特に好適な他の実施形態において、好ましくは、少なくとも1種の、特にb7)群のまさに1種の除草用活性物質、具体的にはグルホシネートと、所望であれば、毒性緩和剤C)であって、特にフリラゾール、フェンクロラゾール、クロキントセット、イソキサジフェン、およびメフェンピルから成る群から選択される毒性緩和剤と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0048】
本発明の特に好適な他の実施形態において、好ましくは、少なくとも1種の、特にb9)群のまさに1種の除草用活性物質、具体的にはペンディメタリンと、所望であれば、毒性緩和剤C)、特にフリラゾール、フェンクロラゾール、クロキントセット、イソキサジフェン、およびメフェンピルから成る群から選択される毒性緩和剤と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0049】
本発明の特に好適な他の実施形態において、好ましくは、少なくとも1種の、特にb10)群のまさに1種の除草用活性物質、具体的にはアセトクロール、ブタクロール、ジメテナミド、ジメテナミド−P、メトラクロール、S−メトラクロール(S−metolachlor)、ペトキサマイド、プレチラクロール、フルフェナセット、メフェナセット、およびフェントラザミドから成る群から選択される除草用活性物質と、所望であれば、毒性緩和剤C)、特に2,2,5−トリメチル−3−(ジクロロアセチル)−1,3−オキサゾリジン(oxazolidine)、ジクロルミド、フリラゾール、オキサベトリニル、フルフェニム、ベノキサコール、フェンクロリム、および4−(ジクロロアセチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカンから成る群から選択される毒性緩和剤と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0050】
本発明の特に好適な他の実施形態において、好ましくは、少なくとも1種の、特にb13)群のまさに1種の除草用活性物質、具体的には2,4−D、ジクロルプロップ、ジクロルプロップ−P、メコプロップ、MCPA、メコプロップ−P、ジカンバ、キンクロラック、およびキンメラックから成る群から選択される除草用活性物質と、所望であれば、毒性緩和剤C)、特にフリラゾール、フェンクロラゾール、クロキントセット、イソキサジフェン、およびメフェンピルから成る群から選択される毒性緩和剤と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0051】
本発明の特に好適な他の実施形態において、好ましくは、少なくとも1種の、特にb14)群のまさに1種の除草用活性物質、具体的にはジフルフェンゾピルと、所望であれば、毒性緩和剤C)であって、特にフリラゾール、フェンクロラゾール、クロキントセット、イソキサジフェン、およびメフェンピルから成る群から選択される毒性緩和剤と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0052】
本発明の特に好適な他の実施形態において、好ましくは、少なくとも1種の、特にb15)群のまさに1種の除草用活性物質、具体的にはシンメチリン、オキサジクロメホン、トリアジフラムから成る群から選択される除草用活性物質と、所望であれば、毒性緩和剤C)、特にフリラゾール、フェンクロラゾール、クロキントセット、イソキサジフェン、およびメフェンピルから成る群から選択される毒性緩和剤と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0053】
本発明の特に好適な他の実施形態において、好ましくは、ジメテナミド−P、アセトクロール、アトラジン、(S)−メトラクロール((S)−metolachlor)、アラクロール、フルフェナセット、メソトリオン、イソキサフルトール、ペンディメタリン、スルフェントラゾン、クロリムロン、トリフルラリン、イマゼタピル、イマザキン、パラコート、メトリブジン、ならびにそれらの農業的に許容される塩および誘導体から選択される少なくとも1種の除草剤Bと組み合わせた、そして任意選択により少なくとも1種の毒性緩和剤と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。より好ましくは、除草剤は、ジメテナミド−P、アセトクロール、および(S)−メトラクロールから成る群から選択される。
【0054】
本発明の特に好適な他の実施形態において、好ましくは、少なくとも1種の、特にまさに1種の毒性緩和剤C)、具体的にはフリラゾール、フェンクロラゾール、クロキントセット、イソキサジフェン、およびメフェンピルから成る群から選択される毒性緩和剤C)と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0055】
本発明の特に好適な他の実施形態において、好ましくは、少なくとも1種の、特にまさに1種の毒性緩和剤C)、具体的には2,2,5−トリメチル−3−(ジクロロアセチル)−1,3−オキサゾリジン、ジクロルミド、フリラゾール、オキサベトリニル、フルフェニム、ベノキサコール、フェンクロリム、および4−(ジクロロアセチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカンから成る群から選択される毒性緩和剤C)と組み合わせた、式(I)、特に式(Ia)または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0056】
特に好ましくは、少なくとも1種の、特にトラルコキシジム、プロホキシジム、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ−P、イマザモックス、イマゼタピル、ニコスルフロン、アトラジン、ジウロン、イソプロツロン、パラコート、シニドンエチル、ピコリナフェン、スルコトリオン、グリホサート、グルホシネート、ペンディメタリン、ジメテナミド、ジメテナミド−P、アセトクロール、メトラクロール、S−メトラクロール、イソキサベン、ジクロルプロップ、ジクロルプロップ−P(di−chlorprop−P)、ジカンバ、2,4−D、およびジフルフェンゾピルから成る群から選択されるまさに1種の除草用活性物質、および/またはメフェンピルおよびペノキサコールから成る群から選択される毒性緩和剤C)と組み合わせた、式(I)、特に式または(Ib)の3−フェニルウラシルを含む本発明の組成物である。
【0057】
最も好適な実施形態によれば、式(I)の3−フェニルウラシルは、グリホサート、および任意選択によりベノキサコール、クロキントセット、シオメトリニル、ジクロルミド、ジシクロノン、ジエトレート、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フルラゾール、フルフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、メフェネート、ナフタル酸無水物、2,2,5−トリメチル−3−(ジクロロアセチル)−1,3−オキサゾリジン(R−29148)、4−(ジクロロアセチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(AD−67、MON4660)、およびオキサベトリニルから選択される毒性緩和剤C、ならびにそれらの農業的に許容できる塩、およびそれらがカルボキシル基を有する場合、それらの農業的に許容できる誘導体、と組み合わせて使用される。
さらなる最も好適な実施形態によれば、式(I)の3−フェニルウラシルは、イマゼタピル、および任意選択によりベノキサコール、クロキントセット、シオメトリニル、ジクロルミド、ジシクロノン、ジエトレート、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フルラゾール、フルフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、メフェネート、ナフタル酸無水物、2,2,5−トリメチル−3−(ジクロロアセチル)−1,3−オキサゾリジン(R−29148)、4−(ジクロロアセチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(AD−67、MON4660)、およびオキサベトリニルから選択される毒性緩和剤C、ならびにそれらの農業的に許容できる塩、およびそれらがカルボキシル基を有する場合、それらの農業的に許容できる誘導体と組み合わせて使用される。
【0058】
さらなる最も好適な実施形態によれば、式(I)の3−フェニルウラシルは、ジメテナミドまたはジメテナミドP(dimethenamidP)、および任意選択によりベノキサコール、クロキントセット、シオメトリニル、ジクロルミド、ジシクロノン、ジエトレート、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フルラゾール、フルフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、メフェネート、ナフタル酸無水物、2,2,5−トリメチル−3−(ジクロロアセチル)−1,3−オキサゾリジン(R−29148)、4−(ジクロロアセチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(AD−67、MON4660)、およびオキサベトリニルから選択される毒性緩和剤C、ならびにそれらの農業的に許容できる塩、およびそれらがカルボキシル基を有する場合、それらの農業的に許容できる誘導体と組み合わせて使用される。
【0059】
さらなる最も好適な実施形態において、式(I)の3−フェニルウラシルは、グリホサート、および任意選択によりイマゼタピル、ジメテナミド、およびジメテナミドPから選択される少なくとも1種の他の除草剤Bと、任意選択により、少なくとも1種の毒性緩和剤C、ならびにそれらの農業的に許容される塩、およびそれらがカルボキシル基を有する場合にはそれらの農業的に許容できる誘導体と組み合わせて使用される。
【0060】
好ましくは、毒性緩和剤Cは、ベノキサコール、ジクロルミド、フェンクロリム、フルフェニム、フリラゾール、ナフタル酸無水物、2,2,5−トリメチル−3−(ジクロロアセチル)−1,3−オキサゾリジン、4−(ジクロロアセチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン、およびオキサベトリニルから成る群から選択される。
【0061】
例えば、特に好ましいのは、活性体A)としてフェニルウラシルI.7と、さらなる活性体として第2表の1つの行に記載の物質(組成物1.1〜1.353)とを含む組成物である。組成物1.1〜1.353の個々の成分の重量比は記載の範囲内にあり、フェニルウラシルI.7および除草剤B)を含む二成分混合物の場合には、例えば1:1、1:2、または1:5であり、フェニルウラシルI.7および毒性緩和剤C)を含む二成分混合物の場合には、例えば1:1、1:2、または1:5であり、そしてフェニルウラシルI.7、除草剤Bおよび毒性緩和剤Cを含む三成分混合物の場合には、例えば1:1:1、2:1:1、1:2:1、1:5:1、または1:5:2である。
【0062】
第2表
【表4】

【0063】
【表5】

【0064】
【表6】

【0065】
【表7】

【0066】
【表8】

【0067】
【表9】

【0068】
【表10】

【0069】
【表11】

【0070】
【表12】

【0071】
第2表に挙げた活性化合物がイオン化可能な官能基を有する場合、上記のような、それらの農業的に許容される塩の形態で存在することも可能である。また、第2表に挙げた活性体が、カルボキシル基を有する場合、上記のような、それらの農業的に許容できる誘導体の形態で存在することも可能である。
【0072】
また、同様に好ましいものは、対応する組成物1.1〜1.353とはフェニルウラシルI.7をフェニルウラシルI.1で置き換えた点だけが異なる、組成物2.1〜2.353である。
【0073】
また、同様に好ましいものは、対応する組成物1.1〜1.353とはフェニルウラシルI.7をフェニルウラシルI.2で置き換えた点だけが異なる、組成物3.1〜3.353である。
【0074】
また、同様に好ましいものは、対応する組成物1.1〜1.353とはフェニルウラシルI.7をフェニルウラシルI.3で置き換えた点だけが異なる、組成物4.1〜4.353である。
【0075】
また、同様に好ましいものは、対応する組成物1.1〜1.353とはフェニルウラシルI.7をフェニルウラシルI.4で置き換えた点だけが異なる、組成物5.1〜5.353である。
【0076】
また、同様に好ましいものは、対応する組成物1.1〜1.353とはフェニルウラシルI.7をフェニルウラシルI.5で置き換えた点だけが異なる、組成物6.1〜6.353である。
【0077】
また、同様に好ましいものは、対応する組成物1.1〜1.353とはフェニルウラシルI.7をフェニルウラシルI.6で置き換えた点だけが異なる、組成物7.1〜7.353である。
【0078】
また、同様に好ましいものは、対応する組成物1.1〜1.353とはフェニルウラシルI.7をフェニルウラシルI.8で置き換えた点だけが異なる、組成物8.1〜8.353である。
【0079】
また、同様に好ましいものは、対応する組成物1.1〜1.353とはフェニルウラシルI.7をフェニルウラシルI.9で置き換えた点だけが異なる、組成物9.1〜9.353である。
【0080】
また、同様に好ましいものは、対応する組成物1.1〜1.353とはフェニルウラシルI.7をフェニルウラシルI.10で置き換えた点だけが異なる、組成物10.1〜10.353である。
【0081】
また、同様に好ましいものは、対応する組成物1.1〜1.353とはフェニルウラシルI.7をフェニルウラシルI.11で置き換えた点だけが異なる、組成物11.1〜11.353である。
【0082】
また、同様に好ましいものは、対応する組成物1.1〜1.353とはフェニルウラシルI.7をフェニルウラシルI.12で置き換えた点だけが異なる、組成物12.1〜12.353である。
【0083】
また、同様に好ましいものは、対応する組成物1.1〜1.353とはフェニルウラシルI.7をフェニルウラシルI.13で置き換えた点だけが異なる、組成物13.1〜13.353である。
【0084】
また、同様に好ましいものは、対応する組成物1.1〜1.353とはフェニルウラシルI.7をフェニルウラシルI.14〜I.74のいずれか1つで置き換えた点だけが異なる、組成物14.1〜14.353である。
【0085】
組成物2.1〜14.353中の個々の成分の重量比は上記の範囲内にあり、フェニルウラシルI.1および除草剤B)を含む二成分混合物の場合には、例えば1:1、1:2、または1:5であり、フェニルウラシルI.1および毒性緩和剤Cを含む二成分混合物の場合には、例えば1:1、1:2、または1:5であり、そしてフェニルウラシルI.1、除草剤Bおよび毒性緩和剤Cを含む三成分混合物の場合には、例えば1:1:1、2:1:1、1:2:1、1:5:1または1:5:2である。
【0086】
施用のために、農作物保護製品の形態のすぐに使用できる調製物を使用することができる。成分A、任意選択により含有成分B、および/または任意選択により含有成分Cは、懸濁させた形態、乳化させた形態、または溶解させた形態で存在してもよく、また、一緒にまたは個別に配合することもできる。用途形態は、意図する使用法に完全に依存する。
【0087】
調製物は、例えば、直接スプレー可能な水溶液、粉末、懸濁液、また高度に濃縮した水性、油性、もしくはそれ以外の懸濁液または分散液、乳濁液、油性分散液、ペースト、ダスト、展着用材料、または顆粒、の形態にて、スプレー、噴霧、散粉、散布、または潅水により施用することができる。使用形態は、意図する使用法に依存するが、いずれの場合においても、活性化合物が最大限に微細分布されるようにすべきである。
【0088】
すぐに使用できる調整物の形態に応じて、それらは1種以上の液体または固体の担体、適切であれば、界面活性剤、そして適切であれば、農作物保護製品の配合のために慣用されるさらなる助剤を含む。当業者はこのような配合方法について十分熟知している。
【0089】
すぐに使用できる調製物は、農作物保護製品の配合において慣用される助剤を含み、これらの助剤も液体担体を含んでいてもよい。
【0090】
担体機能を有する好適な不活性添加物は、特に:中ないし高沸点の鉱油留分、例えばケロシンおよびジーゼル油、さらにコールタール油および植物または動物起源の油、脂肪族、環状および芳香族の炭化水素、例えばパラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレンおよびそれらの誘導体、アルキル化ベンゼンおよびそれらの誘導体、アルコール、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールおよびシクロヘキサノール、ケトン、例えばシクロヘキサノン、強極性溶剤、例えばN−メチルピロリドンのようなアミンおよび水である。
【0091】
水性使用形態は、乳濁液、懸濁液、ペースト、水和剤または顆粒水和剤から、水を加えることによって調製することができる。エマルジョン、ペーストまたは油性分散液を調製するために、活性化合物は、それ自体として、または油もしくは溶剤に溶解させて、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤または乳化剤により水中で均質化することができる。あるいは、活性物質、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤または乳化剤、および所望により溶剤または油からなる濃縮物を調製することが可能であり、これらの濃縮物は水による希釈に好適である。
【0092】
好適な界面活性剤は、芳香族スルホン酸、例えばリグノ−、フェノール−、ナフタレン−およびジブチルナフタレンスルホン酸の、および脂肪酸の、アルキル−およびアルキルアリールスルホネートの、アルキルスルフェート、ラウリルエーテルスルフェートおよび脂肪アルコールスルフェートのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩およびアンモニウム塩、ならびに硫酸化ヘキサ−、ヘプタ−およびオクタデカノールの、および脂肪アルコールグリコールエーテルのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩およびアンモニウム塩、スルホン化ナフタレンおよびその誘導体とホルムアルデヒドとの縮合物、ナフタレンまたはナフタレンスルホン酸とフェノールおよびホルムアルデヒドとの縮合物、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチル−、オクチル−またはノニルフェノール、アルキルフェニルポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/エチレンオキシド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテルまたはポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセテート、ソルビトールエステル、リグノサルファイト廃液またはメチルセルロースである。
【0093】
粉末、展着用材料および微粉は、活性物質と固体担体との混合または同時粉砕により調製することができる。
【0094】
顆粒、例えば被覆顆粒、含浸顆粒および均質顆粒は、活性成分を固体担体に結合させることにより調製することができる。固体担体は、鉱物土、例えばシリカ、シリカゲル、シリケート、タルク、カオリン、石灰石、石灰、チョーク、ボール粘土、黄土、粘土、ドロマイト、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、粉砕合成材料、肥料、例えば硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素、ならびに植物起源の生成物、例えば穀類ミール、樹皮ミール、木材ミールおよび堅果殻ミール、セルロース粉末、または他の固体担体である。
【0095】
すぐに使用できる調製物中の活性化合物の濃度は、広い範囲内で変えることができる。
一般的に、配合は、0.001〜98重量%、好ましくは0.01〜95重量%の活性原料成分を含む。活性原料成分は、90%から100%の純度において、好ましくは95%から100%の純度において使用される(NMRスペクトルによる)。
【0096】
例えば、調製は以下のように配合することができる:

当該活性化合物20重量部を、アルキル化ベンゼン80重量部、オレイン酸N−モノエタノールアミド1モルへのエチレンオキシド8〜10モルの付加物10重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム5重量部およびヒマシ油1モルへのエチレンオキシド40モルの付加物5重量部によって構成される組成物に溶解させる。
この溶液を水100000重量部に注ぎ、その中に微細に分布させて、活性原料成分0.02重量%を含む水性分散液を得る。
【0097】
II
当該活性化合物20重量部を、シクロヘキサノン40重量部、イソブタノール30重量部、イソオクチルフェノール1モルへのエチレンオキシド7モルの付加物20重量部およびヒマシ油1モルへのエチレンオキシド40モルの付加物10重量部によって構成される組成物に溶解させる。
この溶液を水100000重量部に注ぎ、その中に微細に分布させて、活性原料成分0.02重量%を含む水性分散液を与える。
【0098】
III
当該活性化合物20重量部を、シクロヘキサノン25重量部、沸点210〜280℃の鉱油留分65重量部およびヒマシ油1モルへのエチレンオキシド40モルの付加物10重量部によって構成される組成物に溶解させる。
この溶液を水100000重量部に注ぎ、その中に微細に分布させて、活性成分0.02重量%を含む水性分散液を与える。
【0099】
IV
当該活性化合物20重量部を、ジイソブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム3重量部、亜硫酸廃液からのリグノスルホン酸のナトリウム塩17重量部および粉末状シリカゲル60重量部と十分に混合し,この組成物をハンマーミルで粉砕する。
この組成物を水20000重量部に微細に分布させて、活性原料成分0.1重量%を含むスプレー組成物を得る。
【0100】

当該活性化合物3重量部を、微粉砕カオリン97重量部と混合する。これにより、活性原料成分3重量%を含む粉末を得る。
【0101】
VI
当該活性化合物20重量部を、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム2重量部、脂肪アルコールポリグリコールエーテル8重量部、フェノール−尿素−ホルムアルデヒド縮合物のナトリウム塩2重量部およびパラフィン系鉱油68重量部と十分に混合する。
これにより、安定な油性分散液を得る。
【0102】
VII
当該活性化合物1重量部を、シクロヘキサノン70重量部、エトキシル化イソオクチルフェノール20重量部およびエトキシル化ヒマシ油10重量部によって構成される組成物に溶解させる。これにより、安定な乳濁液を得る。
【0103】
VIII
当該活性化合物1重量部を、シクロヘキサノン80重量部およびWettol EM31(エトキシル化ヒマシ油をベースとする非イオン乳化剤)20重量部によって構成される組成物に溶解させる。これにより、安定な乳濁液を得る。
【0104】
成分A、B、およびCは、一緒にあるいは個別に配合することができる。
【0105】
成分A、B、およびCは、植物の出芽前、出芽中、あるいは出芽後に、一緒にまたは個別に、同時にまたは連続的に施用することができる。
【0106】
活性化合物が、特定の農作物植物によってあまりよく耐容されない場合には、影響を受けやすい農作物植物の葉が可能な限り影響を受けないように離れて、下部で成長する望ましくない植物の葉または露出した土壌表面に活性化合物が届くように、除草剤組成物を噴霧器によりスプレーする施用方法を用いることが可能である(後直接法(post−directed)、レイ−バイ(lay−by))。
【0107】
任意選択によりBと組み合わせた、および/または、任意選択によりCと組み合わせた、配合助剤を含まない純粋な活性化合物(すなわち、A)の必要施用量は、望ましくない植物の密集度、植物の成長段階、組成物を使用する地方の気候条件および施用方法に依存して変わる。一般に、施用量は、活性物質0.001〜3kg/haであり、好ましくは0.005〜2kg/haであり、特段には0.01〜1kg/ha、0.1〜1kg/ha、1〜500g/ha、または5〜500g/haである。
【0108】
調製物は、主にスプレーによって、特に葉にスプレーすることによって、植物に施用される。施用は、慣用されるスプレー技術により、例えば、担体として水を用い、約50〜1000l/ha(例えば300〜400l/ha)のスプレー液量にて行われる。
調製物を少量法または超少量法により施用することは、それらを微小顆粒の形態で施用するのと同様に可能である。
【0109】
本発明の好適な実施形態において、式(I)のフェニルウラシルまたは活性原料成分の組成物は、早期の植え付け前(pre−plant)(すなわち、植え付けの60日前まで)から出芽前(pre−emergence)(すなわち、植え付け後の作物出芽前)までに施用する場合、あるいは後直接法(post−directed)で施用する場合、長期間に渡る雑草防除を提供する量において用いられる。
【0110】
本発明の別の好適な実施形態において、雑草防除は、式(I)のフェニルウラシルまたは活性原料成分の組成物を、作物の種まき、植え付け、または出芽までに適用し(出芽前または植え付け前の施用)、作物が出芽した後にその作物に対して選択された1種以上の除草剤を、1回以上施用することによって提供される。
【0111】
さらに、本発明による除草剤組成物は、他の農作物保護製品、例えば農薬または植物病原性真菌または細菌の防除剤、との混合物として、一緒に施用することが有用な場合がある。同様に興味深いのは、栄養および微量元素の欠乏の処理に用いられるミネラル塩溶液との混和性である。また、植物無毒性の油および油濃縮物を添加してもよい。
【0112】
好適な実施形態によれば、本発明は、大豆およびトウモロコシにおける雑草防除を提供する。
【0113】
本発明の別の好適な実施形態においては、遺伝子組み換えまたは抵抗性の大豆、綿、カノーラ、麻、レンズ豆、米、砂糖大根、向日葵、タバコ、小麦、またはトウモロコシにおける雑草防除を提供する。より好ましくは、大豆、綿、カノーラ、麻、レンズ豆、米、砂糖大根、向日葵、タバコ、小麦、またはとうもろこしの遺伝子組み換えまたは抵抗性作物が、グリホセート耐性作物、オキシニル耐性作物、グルホシネート耐性作物、イミダゾリノン耐性作物、スルホニル尿素耐性作物、ジカンバ耐性作物、シクロヘキサンジオン耐性作物、PPO耐性作物、HPPD耐性作物、ファンガス耐性作物、害虫抵抗性作物、またはゲノムの複数の変更("積み重ねた形質(stacked traits)")によって二種類以上の前記耐性特性を示す作物である。最も好ましくは、大豆、綿、カノーラ、麻、レンズ豆、米、砂糖大根、向日葵、タバコ、小麦、またはとうもろこしの作物が、グリホセート耐性作物、またはゲノムの複数の変更("積み重ねた形質(stacked traits)")によってグリホセート耐性と害虫抵抗性の両方を有する作物である。本発明における最も好適な実施形態において、複数の前記耐性メカニズムを示す作物としては、大豆作物が挙げられる。本発明における別の最も好適な実施形態において、複数の前記耐性メカニズムを示す作物としては、トウモロコシ作物が挙げられる。本発明における別の最も好適な実施形態において、複数の前記耐性メカニズムを示す作物としては、綿花作物が挙げられる。
【0114】
本発明の別の好適な実施形態において、グリホセート耐性作物、オキシニル耐性作物、グルホシネート耐性作物、イミダゾリノン耐性作物、スルホニル尿素耐性作物、ジカンバ耐性作物、シクロヘキサンジオン耐性作物、PPO耐性作物、またはHPPD耐性作物に対して、式(I)のフェニルウラシルあるいは活性原料成分の組成物を、作物の種まき、植え付け、または出芽までに施用することによって(出芽前または植え付け前の施用)、また、任意選択によりその後、作物が出芽した時に、作物に対して選択された、または作物が耐性を有する、1種以上の除草剤を、例えばグリホセート耐性作物の場合であればグリホセートを、1回以上施用することによって雑草防除を提供する。
【0115】
本発明による雑草防除は、1種以上の除草剤に対する耐性、および/または真菌類に対する耐性、および/または昆虫による攻撃に対する耐性を有する作物に提供することが可能であり、それら耐性は遺伝子操作によって付与してもよい。例えば、前記技術により、そのような作物は、(i)1種以上の選択的に作用する毒素であって、特に殺真菌性毒素または殺虫毒素であり、毒素生産菌、特に属桿菌、により公知であるもので、例えばCrylA(b)、CrylA(c)、CrylF、CrylF(a2)、CryllA(b)、CrylllA、CrylllB(b1)、Cry9c、VIP1、VIP2、VIP3、またはVIP3A、あるいはそれらの混種(そのような毒素の異なるドメインの組み合わせ)、変種(すなわち、例えばCrylllA055など、自然に発生する配列と比べて1種以上のアミノ酸が再配列されている)、および/またはそれらの末端切断型、などの内毒素、および/または(ii)除草剤の標的である、変量された酵素、および/または(iii)除草剤の標的である、形態を変化させた酵素、および/または(iv)単独で、または一緒に、除草剤を植物にとって毒性のない化学物質に変換することができる1種以上の酵素、(v)および/または、例えば、いわゆる「病原性関連タンパク質」などの反病害性物質、を合成する能力を獲得しいてもよい。そのような作物は、これに限定されるものではないが、以下の表に記載の、市販の入手可能な、または当業者にとって公知な実施例、または引用する出版物に記載された実施例によって、ならびに第3表に示された1つ以上の形質を積み重ねた任意の他の実施例によって説明される。第3表に記載された形質の中で、イミダゾリノン耐性を提供するもの、および/またはグリホセート耐性を提供するもの、および/または害虫抵抗性を提供するものが好ましい。
【0116】
第3表
【表13】

【0117】
【表14】

【0118】
【表15】

【0119】
【表16】

【0120】
【表17】

【0121】
【表18】

【0122】
【表19】

1)http://www.agbios.com/dbase.php#
2)WO 05/13696
3) X,Li,D.Nicholl,PestManag.Sci.2005,61,277−285、およびそこに引用された文献;WO95/34659、WO97/32011、WO97/32028、WO01/12825
4)S.Tan,R.Evans,M.Dahmer,B.Singh,D.Shaner,Pest Manag.Sci.2005,61,246−257、およびそこに引用された文献
5)G.Dil,Pest Manag.Sci.2005,61,219−224、およびそこに引用された文献;W.Pline−Srnic,PestManag.Sci.2005,61,225−234、およびそこに引用された文献
6)WO98/45424;WO02/68607
7)M.Matringe,A.Sailland,B.Pelissier,A.Rolland,O.Zink:Pest Manag.Sci,2005,61,269−276、およびそこに引用された文献;WO96/38567;WO98/04685;WO99/24585;WO99/25842
本発明について以下の実施例により説明するが、本発明はそれに限定されるものではない。
【0123】
作物植物および/または望ましくない植物の生長に関して、本発明によるフェニルウラシル(I)またはそれらの混合物の使用による効果について、実地試験(実施例1−6)によって実証した。
【0124】
本発明によるフェニルウラシル(I)および/または他の活性原料成分を、個別または混合物のいずれかにより、例えば、乳剤(EC)、液剤(SL)、サスポエマルジョン(SE)、懸濁剤(SC)、または水分散性粒剤(WG)などの好適な方法により配合した。配合物は、スプレーする直前に分配媒質である水に懸濁または乳化させた。その後、きめ細かく分配したノズルによって、水性混合溶媒を試験区画に均等にスプレーした。
【0125】
試験区画は、一定のサイズ(通常それぞれ14〜37平方メートル)であり、処理区画と未処理区画の分配は、ランダマイズされたブロック設計によって計画した。作物は、普通の農場作業に従って、その地域および作物に対して典型的な季節に条播きした。雑草は、播かなかったが自然発生的に発生した。
【0126】
作物の植え付け前処理および植え付け前焼却処理については、作物を植え付ける前の通常7〜28日前に、区画に対して処理を行った。出芽前処理については、区画に対して植え付け時(プラスまたはマイナス2日間)の出芽するまでに処理を行った。出芽後、または作物中処理においては、雑草または作物の出芽後、植え付けの通常20〜50日後に、区画に対して処理を行った。
【0127】
本発明によるフェニルウラシル(I)および/または他の活性原料成分によってもたらされた損傷については、未処理の標準区画と比較して0〜100%のスケールを用いて評価を行った。ここで、それぞれの雑草または作物に対して、0%は損傷が無いことを意味し、100%は完全に損傷を受けたことを意味する。
【0128】
実施例1−処理後44日のグリホセート耐性大豆における雑草防除;植え付け前処理;
実地試験。
【0129】
その結果を以下の第4表に示す。
【0130】
第4表
【表20】

【0131】
この実施例では、グリホセート(カリウム塩)(540g/l)(SL)、フェニルウラシルI.7(120g/l)(EC)、およびイマゼタピル(アンモニウム塩)(240g/l)(SL)を配合した。施用前に、配合した活性原料成分を、アンモニウム硫酸塩(20g/l)およびAgridex(10g/l)を添加した水性スプレー溶液140l/haとタンク内で混合した。大豆作物は、15DATで植え付けた。
【0132】
実施例2−最初の処理後86日のグリホセート耐性大豆における雑草防除;植え付け前焼却処理後、53DATでの作物中グリホセート処理;実地試験。
【0133】
その結果を以下の第5表に示す。
【0134】
第5表
【表21】

【0135】
この実施例では、グリホセート(カリウム塩)(540g/l)(SL)、およびフェニルウラシルI.7(120g/l)(EC)を配合した。施用前に、配合した活性原料成分を、グリホセートの場合はアンモニウム硫酸塩(68g/l)を、フェニルウラシルI.7の場合は油剤(10g/l)を添加した水性スプレー溶液140 l/haとタンク内で混合した。大豆作物は、8DATで植え付けた。
【0136】
実施例3−最初の処理後57日のグリホセート耐性大豆における雑草防除;植え付け前処理後、42DATでの作物中グリホセート処理;実地試験。
【0137】
その結果を以下の第6表に示す。
【0138】
第6表
【表22】

【0139】
この実施例では、グリホセート(カリウム塩)(540g/l)(SL)、フェニルウラシルI.7(120g/l)(EC)、およびイマゼタピル(アンモニウム塩)(240g/l)(SL)を配合した。施用前に、配合した活性原料成分を、アンモニウム硫酸塩(20g/l)を添加した水性スプレー溶液140l/haとタンク内で混合した。大豆作物は、12DATで植え付けた。
【0140】
実施例4−処理後59日のグリホセート耐性とうもろこしにおける雑草防除;出芽前処理;実地試験。
【0141】
その結果を以下の第7表に示す。
【0142】
第7表
【表23】

【0143】
この実施例では、アトラジン(396g/l)とジメテナミド−P(204g/l)をSEとして一緒に配合した。フェニルウラシルI.7(48g/l)とジメテナミド−P(480g/l)は、ECとして一緒に配合した。施用前に、配合した活性原料成分を、水性スプレー溶液187 l/haとタンク内で混合した。トウモロコシ作物は、0DATで植え付けた。
【0144】
実施例5−最初の処理後59日のグリホセート耐性とうもろこしにおける雑草防除;出芽前処理後、49DATで作物中グリホセート処理;実地試験。
【0145】
その結果を以下の第8表に示す。
【0146】
第8表
【表24】

【0147】
この実施例では、グリホセート(カリウム塩)(540g/l)をSLとして配合した。アセトクロール(516g/l)とアトラジン(204g/l)はSCとして一緒に配合した。フェニルウラシルI.7(60g/l)とジメテナミド−P(600g/l)はECとして一緒に配合した。施用前に、配合した活性原料成分を、グリホセートの場合はアンモニウム硫酸塩(20g/l)を添加した水性スプレー溶液187 l/haとタンク内で混合した。トウモロコシ作物は、0DATで植え付けた。
【0148】
実施例6−処理後35日のグリホセート耐性とうもろこしにおける雑草防除;出芽前処理;実地試験。
【0149】
その結果を以下の第9表に示す。
【0150】
第9表
【表25】

【0151】
この実施例では、アセトクロール(516g/l)およびアトラジン(204g/l)をSCとして一緒に配合した。フェニルウラシルI.7(60g/l)とジメテナミド−P(600g/l)をECとして一緒に配合した。アトラジン(396g/l)とジメテナミド−P(204g/l)をSEとして一緒に配合した。施用前に、配合した活性原料成分を、水性スプレー溶液140 l/haとタンク内で混合した。トウモロコシ作物は、処理前1日で植え付けた。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
綿、カノーラ、麻、レンズ豆、米、砂糖大根、向日葵、タバコ、小麦、およびとうもろこしから成る群から選択した作物において雑草を防除する方法であって、式(I)
【化1】

[式中、変数R1〜R7は以下で定義されるとおりのものであって:
1は、メチルまたはNH2であり;
2は、C1−C2ハロアルキルであり;
3は、水素またはハロゲン元素であり;
4は、ハロゲン元素またはシアノであり;
5は、水素またはC1−C6アルキルであり;
6、R7は、お互い独立して、水素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C3−C7シクロアルケニル、フェニルまたはベンジルである;]
の3−フェニルウラシル、あるいは前記3−フェニルウラシルの農業的に許容できる塩の殺草に有効な量を、前記作物または雑草または該作物の生息地に作用させることを含む方法。
【請求項2】
式(I)における変数R1〜R7が以下で定義されるとおりのもの:
1は、メチルまたはNH2であり;
2は、トリフルオロメチルであり;
3は、水素、フッ素または塩素であり;
4は、ハロゲン元素またはシアノであり;
5は、水素であり;
6,R7は、お互い独立して、水素、C1−C6アルキル、C3−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C3−C7シクロアルキル、C3−C7シクロアルケニル、フェニルまたはベンジルである;
である請求項1に記載の方法。
【請求項3】
式(I)におけるR6およびR7が、同じまたは異なったC1−C6アルキル基である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記作物がとうもろこしと大豆から選択される、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記作物が除草剤抵抗力のある、害虫抵抗性である、そして/または、耐真菌の作物である、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記作物がグリホセート耐性作物から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記作物がイミダゾリノン耐性作物から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記作物が害虫抵抗性作物から選択される、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
式(I)の前記3−フェニルウラシルが、他の一種以上の除草剤Bまたは該除草剤の農業的に許容できる塩と組み合わせて使用される、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
他の除草剤Bが、下記b1)〜b15):
b1)脂質生合成阻害剤;
b2)アセト乳酸シンターゼ阻害剤(ALS阻害剤);
b3)光合成阻害剤;
b4)プロトポルフィリノーゲン−IX酸化酵素阻害薬;
b5)白化型除草剤;
b6)エノールピルビルシキミ酸3−リン酸シンターゼ阻害剤(EPSP阻害剤);
b7)グルタミンシンテターゼ阻害剤;
b8)7、8−ジヒドロプテロイン酸シンターゼの阻害剤(DHP阻害剤);
b9)有糸分裂阻害剤;
b11)直鎖脂肪酸の合成の阻害剤(VLCFA阻害剤);
b12)セルロース生合成阻害剤;
b13)デカプラ除草剤;
b14)オーキシン輸送阻害剤;
b15)ベンゾイルプロップ、フラムプロップ、フラムプロップ−M、ブロモブチド、クロルフルレノール、シンメチリン、メチルダイムロン、エトベンザニド、ホサミン、メタム、ピリブチカルブ、オキサジクロメホン、ダゾメット、トリアジフラム、および臭化メチルから成る群から選択される他の除草剤;
に属する除草剤あるいはその農業的に許容できる塩または誘導体(但し、該除草剤はカルボキシル基を有する)、から選択される請求項9に記載の方法。
【請求項11】
式(I)の前記3−フェニルウラシルが、グリホセートまたはそれらの農業的に許容できる塩と組み合わせて使用される、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
式(I)の前記3−フェニルウラシルが、グリホセートおよび他の一種以上の除草剤Bまたはそれらの農業的に許容できる塩と組み合わせて使用される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
式(I)の前記3−フェニルウラシルが、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピル、イマザキン、およびイマゼタピル、あるいはそれらの農業的に許容できる塩から選択された除草剤Bと組み合わせて使用される、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
式(I)の前記3−フェニルウラシルが、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピル、イマザキン、またはイマゼタピル、ならびに他の一種以上の除草剤Bまたはそれらの農業的に許容できる塩と組み合わせて使用される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記他の除草剤Bが、アセトクロール、アトラジン、(S)−メトラクロール、アラクロール、フルフェナセット、メソトリオン、イソキサフルトール、ペンディメタリン、スルフェントラゾン、クロリムロン、トリフルラリン、イマゼタピル、イマザキン、パラコート、ジメテナミド、ジメテナミド−P、メトリブジン、およびそれらの農業的に許容できる塩、から選択される、請求項9、10、12または14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記他の除草剤Bが、イマゼタピル、ジメテナミド、ジメテナミド−P、およびそれらの農業的に許容できる塩、から選択される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
式(I)の前記3−フェニルウラシルが、一種以上の毒性緩和剤Cまたはそれらの農業的に許容できる塩と組み合わせて使用される、請求項1から16までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記3フェニルウラシルが、任意選択により前記他の除草剤Bと組み合わせて、および/または、任意選択により前記毒性緩和剤Cと組み合わせて、植え付け前から出芽前までに施用される、請求項1から17までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記3−フェニルウラシルが、植え付け前または出芽前に適用され、その後、出芽後に1種以上の他の除草剤Bを1回以上施用する、請求項1から17までのいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
大豆、綿、カノーラ、麻、レンズ豆、米、砂糖大根、向日葵、タバコ、小麦、およびとうもろこしから成る群から選択された作物において雑草を防除するために、任意選択により請求項9から16までで定義された1種以上の除草剤Bと組み合わせた、および/または、任意選択により請求項17で定義された1種以上の毒性緩和剤Cと組み合わせた、請求項1から3までで定義された3−フェニルウラシルの使用。

【公表番号】特表2009−503005(P2009−503005A)
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−524426(P2008−524426)
【出願日】平成18年8月1日(2006.8.1)
【国際出願番号】PCT/EP2006/007617
【国際公開番号】WO2007/014761
【国際公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】