説明

電子機器、電子機器の制御方法、電子機器の制御プログラム

【課題】電子機器において、「ローテーション」を実行すると、適した表示方向であるか適さない方向であるかに係わらず、アプリケーションが表示され、ユーザにとって煩雑であった。このため、あるアプリケーションが適さない表示方向に表示された場合に、そのアプリケーションに適した表示方向を通知するようにすることが課題になっていた。
【解決手段】実施形態の電子機器は、自機器の向きが第1の向きであるか、第2の向きであるかを検出する向き検出部を備える。また、前記自機器で起動されるアプリケーションに文字が表示されるかを検出し、文字が表示される場合は、1行の文字数が予め定めた値を超えるかを検出する文字検出部を備える。また、前記自機器が前記第2の向きであり、前記アプリケーションに表示される文字の1行の文字数が前記予め定めた値を超える場合は、前記自機器の向きを前記第1の向きにするよう促す表示を出力する表示出力部を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電子機器、電子機器の制御方法、電子機器の制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、タブレットPCやスレートPC等と呼ばれる電子機器が普及している。これらの電子機器は、携帯可能であり、ユーザの使用に応じ、適宜、「横方向」または「縦方向」およびその両方で使用される。
【0003】
また、これらの電子機器は、「横方向」および「縦方向」の2つの方向に合わせて表示を行うことが可能なものがあり、例えば、「縦方向」で表示を行っていた場合に、上記電子機器の本体を横にすると、表示画面も横になる「ローテーション」機能を備えたものがある。
【0004】
上記電子機器の表示画面に表示されるアプリケーションソフトウェア(以下アプリケーション)には、様々なものがあり、それぞれ、例えば、「横方向」の表示が適したもの、あるいは「縦方向」の表示が適したものがある。
【0005】
しかし、上記のように、例えば、電子機器において「ローテーション」を実行すると、上記適した表示方向であるか適さない方向であるかに係わらず、アプリケーションが表示され、ユーザにとって煩雑であった。
【0006】
このため、例えば、あるアプリケーションが適さない表示方向に表示された場合に、そのアプリケーションに適した表示方向を通知するようにすることが課題になっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2005−18229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
電子機器において、例えば、「ローテーション」を実行すると、適した表示方向であるか適さない方向であるかに係わらず、アプリケーションが表示され、ユーザにとって煩雑であった。
【0009】
このため、例えば、あるアプリケーションが適さない表示方向に表示された場合に、そのアプリケーションに適した表示方向を通知するようにすることが課題になっていた。
【課題を解決するための手段】
【0010】
実施形態の電子機器は、自機器の向きが第1の向きであるか、第2の向きであるかを検出する向き検出部を備える。
また、前記自機器で起動されるアプリケーションに文字が表示されるかを検出し、文字が表示される場合は、1行の文字数が予め定めた値を超えるかを検出する文字検出部を備える。
【0011】
また、前記自機器が前記第2の向きであり、前記アプリケーションに表示される文字の1行の文字数が前記予め定めた値を超える場合は、前記自機器の向きを前記第1の向きにするよう促す表示を出力する表示出力部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】実施形態に係わる電子機器(タブレットPC)の横向き(第1の向き)を説明する図。
【図2】実施形態に係わる電子機器(タブレットPC)の縦向き(第2の向き)を説明する図。
【図3】実施形態に係わる電子機器(タブレットPC)の縦向き(第2の向き)を検出するようすを示す図。
【図4】実施形態に係わる電子機器(タブレットPC)の構成を示すブロック図。
【図5】実施形態に係わる電子機器(タブレットPC)の動作を説明するフローチャート。
【図6】他の実施形態に係わる電子機器(スマートフォーン)の横向き(第1の向き)を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照し、実施の形態を説明する。
図1は、実施形態に係わる電子機器(タブレットPC)の横向き(第1の向き)を説明する図である。
この実施の形態においては、電子機器(タブレットPC)10は、「横方向」および「縦方向」の2つの方向に合わせて表示を行うことが可能な「ローテーション」機能を備えている。
【0014】
そして、例えば、「縦方向」で表示を行っていた場合に、ユーザが電子機器(タブレットPC)10の本体を横にすると映像表示部17の表示も横になる、「ローテーション」機能を備えている。
【0015】
そして、この実施の形態においては、電子機器(タブレットPC)10には文字(テキスト)を表示するアプリケーションが起動され、図1に示すように、映像表示部17に文字が表示されている。
【0016】
また、この実施の形態においては、図1に示すように、文字(テキスト)を表示しやすい方向、すなわち、多くの文字(テキスト)が表示される方向に電子機器(タブレットPC)10が向いた向きを横向き(第1の向き)と呼ぶ。
【0017】
また、この電子機器(タブレットPC)10の向きは、電子機器(タブレットPC)10に構成される加速度センサ30によって、自機器(電子機器(タブレットPC)10)の向きが横向き(第1の向き)であるか、縦向き(第2の向き)であるかが検出される。
【0018】
ここでは、自機器(電子機器(タブレットPC)10)の向きが横向き(第1の向き)であることが検出される。
ここで、加速度センサの説明をする。加速度センサは、加速による錘(マス、質量)の位置変化を捉えることを原理とし、加速度を計測するセンサである。一般に、機械式、光学式、半導体式の3種類に分類される。
【0019】
また、この実施の形態においては、電子機器(タブレットPC)10は、カメラ20を構成し、映像表示部17に並べて設けられている。
また、上記アプリケーションソフトウェアの例として、例えば、ワードプロセッサ、表計算ソフト、データベース管理システム(DBMS)や、映像や音声を再生するためのメディアプレーヤーなどがある。
【0020】
図2は、実施形態に係わる電子機器(タブレットPC)の縦向き(第2の向き)を説明する図である。
この実施の形態においては、図2に示すように、文字(テキスト)を表示しにくい方向、すなわち、多くの文字(テキスト)が表示されない方向に電子機器(タブレットPC)10が向いた向きを縦向き(第2の向き)と呼ぶ。
【0021】
また、上記と同様に、この電子機器(タブレットPC)10の向き(縦向き(第2の向き))は、電子機器(タブレットPC)10に構成される加速度センサ30によって検出される。
【0022】
また、ここでは、図2に示すアプリケーションの表示「T社ダイレクトPCからのお知らせ」が、そのアプリケーションに適さない表示方向に表示されている。
そして、この実施の形態においては、アプリケーションが、適さない表示方向に表示された場合に、そのアプリケーションに適した表示方向を通知する。
すなわち、この実施の形態においては、映像表示部17に、電子機器(タブレットPC)10の向きを上記横向き(第1の向き)にするよう促す表示である通知表示21を表示出力する。
【0023】
例えば、ユーザは、この通知表示21を見て、電子機器(タブレットPC)10の向きを縦向き(第2の向き)にすると、この通知表示21の表示が中止される。
図3は、実施形態に係わる電子機器(タブレットPC)の縦向き(第2の向き)を検出するようすを示す図である。
電子機器(タブレットPC)10は、例えば、図3においては、テーブル60に対して図3の右側(矢印18)が高く、左側が低い状態になっている。
この場合は、加速度センサ30は、電子機器(タブレットPC)10は縦向き(第2の向き)であると検出する。
また、この実施に形態においては、例えば、加速度センサ30が上記横向き(第1の向き)または上記縦向き(第2の向き)のどちらも検出できない場合は、上記自機器(電子機器(タブレットPC)10)の向きを上記横向き(第1の向き)であると検出する。
【0024】
図4は、実施形態に係わる電子機器(タブレットPC)の構成を示すブロック図である。
この電子機器(タブレット)10は、CPU(central processing unit)101、ノースブリッジ102、主メモリ103、サウスブリッジ104、GPU(Graphics Processing Unit)105、VRAM(ビデオRAM:random access memory)105A、サウンドコントローラ106、BIOS−ROM(basic input/output system-read only memory)107、LAN(local area network)コントローラ108、ハードディスクドライブ(HDD(記憶装置))109、光ディスクドライブ(ODD)110、USBコントローラ111A、カードコントローラ111B、無線LANコントローラ112、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラ(EC/KBC)113、EEPROM(electrically erasable programmable ROM)114等を備えている。
【0025】
CPU101は、電子機器(タブレット)10内の各部の動作を制御するプロセッサである。
CPU101は、BIOS−ROM107に格納されたBIOSを実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。
ノースブリッジ102は、CPU101のローカルバスとサウスブリッジ104との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ102には、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ102は、例えば、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してGPU105との通信を実行する機能も有している。
【0026】
GPU105は、電子機器(タブレット)10のディスプレイモニタとして使用される映像表示部(LCD)17を制御する表示コントローラである。
このGPU105によって生成される表示信号は映像表示部(LCD)17に送られる。また、GPU105は、HDMI制御回路3およびHDMI端子2を介して、外部ディスプレイ1にデジタル映像信号を送出することもできる。
【0027】
HDMI端子2は、前述の外部ディスプレイ接続端子である。HDMI端子2は、非圧縮のデジタル映像信号とデジタルオーディオ信号とを1本のケーブルでテレビのような外部ディスプレイ1に送出することができる。HDMI制御回路3は、HDMIモニタと称される外部ディスプレイ1にデジタル映像信号を、HDMI端子2を介して送出するためのインタフェースである。
【0028】
サウスブリッジ104は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイス及びLPC(Low Pin Count)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ104は、HDD109及びODD110を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。
【0029】
さらに、サウスブリッジ104は、サウンドコントローラ106との通信を実行する機能も有している。
サウンドコントローラ106は音源デバイスであり、再生対象のオーディオデータをスピーカ18A,18BまたはHDMI制御回路3に出力する。LANコントローラ108は、例えばIEEE 802.3規格の有線通信を実行する有線通信デバイスであり、一方、無線LANコントローラ112は、例えばIEEE 802.11g規格の無線通信を実行する無線通信デバイスである。USBコントローラ111Aは、(USBコネクタ19を介して接続される)例えばUSB 2.0規格に対応した外部機器との通信を実行する。
【0030】
例えば、USBコントローラ111Aは、例えば、デジタルカメラに格納されている画像データファイルを受信するために使用される。カードコントローラ111Bは、コンピュータ(ノートPC)本体11に設けられたカードスロットに挿入される、SDカードのようなメモリカードに対するデータの書き込み及び読み出しを実行する。
【0031】
EC/KBC113は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード13及びタッチパッド16を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。EC/KBC113は、ユーザによるパワーボタン14の操作に応じて電子機器(タブレット)10を電源オン/電源オフする機能を有している。
【0032】
この実施の形態における表示制御は、例えばCPU101が主メモリ103やHDD109等に記録されたプログラムを実行させることにより行われる。
すなわち、この実施の形態に係る電子機器(タブレットPC)10は、例えば、加速度センサ30で、自機器の向きが横(第1の)向きであるか、縦(第2の)向きであるかを検出する。
【0033】
また、例えば、CPU101で、自機器で起動されるアプリケーションに文字が表示されるかを検出し、文字が表示される場合は、1行の文字数が予め定めた値を超えるかを検出する。この予め定めた値は、例えば、10文字である。ここでは、この情報は、例えば、HDD(記憶装置)109に記憶される。
【0034】
また、自機器が上記縦(第2の)向きであり、上記アプリケーションが表示される文字の1行の文字数が上記予め定めた値を超える場合は、図2に示す上記自機器の向きを上記横(第1の)向きにするよう促す表示(通知表示21)を出力する。
【0035】
図5は、実施形態に係わる電子機器(タブレットPC)の動作を説明するフローチャートである。
ステップS100は、ここでの開始ステップである。続いて、ステップS101に進む。
ステップS101は、電子機器(タブレットPC)10の電源をONにするステップである。続いて、ステップS102に進む。
ステップS102は、例えば、上記加速度センサ30で電子機器10の向き(横(第1)または縦(第2)を検出するステップである。また、例えば、上記加速度センサ30で電子機器10の向きが検出できない場合は、横(第1)向きとすることも可能である。続いて、ステップS103に進む。
【0036】
ステップS103は、アプリケーションを起動するステップである。ここでは、図1または図2に示すアプリケーションが表示される。続いて、ステップS104に進む。
【0037】
ステップS104は、上記アプリケーションに文字表示されるかを判別するステップである。この判別は、上記のように、例えば、CPU101で行なわれる。続いて、ステップS105に進む。
【0038】
ステップS105は、アプリケーションに文字表示される1行の文字数は規定値(予め決めた値)より多いかを判別するステップである。この判別も、例えば、CPU101で行なわれる。また、上記予め決めた値は、例えば10文字である。続いて、ステップS106に進む。
【0039】
ステップS106は、例えば、電子機器10は縦(第2の)向きであるかを検出するステップである。上記のように、電子機器10の向きの検出は、例えば、加速度センサ30で行われる。そして、電子機器10は縦(第2の)向きであると検出される場合は、ステップS109に進む(Yes)。電子機器10は縦(第2の)向きではないと検出される場合は、ステップS107に進む(No)。
【0040】
ステップS107は、上記図2に示すように、横(第1の)向きを促す通知表示21を映像表示部17に表示し、アプリケーションを表示するステップである。続いて、ステップS108に進む。
【0041】
ステップS108は、電子機器10は横(第1の)向きであるかを検出するステップである。上記と同様に、電子機器10の向きの検出は、例えば、加速度センサ30で行われる。そして、電子機器10は横(第1の)向きであると検出される場合は、ステップS109に進む(Yes)。電子機器10は横(第1の)向きであると検出されない場合は、ステップS107に進み、上記処理を繰り返す(No)。
【0042】
ステップS109は、上記図2に示すような、横(第1の)向きを促す通知表示21は表示しないで、映像表示部17に、アプリケーションを表示するステップである。続いて、ステップS110に進む。
【0043】
ステップS110は、終了ステップであり、ここでの処理は終了する。
また、この実施の形態においては、上記アプリケーションの文字検出は、上記アプリケーションの起動に応じて行なっても良い。
また、上記自機器(電子機器10)が上記横(第1の)向きであり、上記アプリケーションに表示される文字の1行の文字数が上記予め定めた値を超える場合は、上記自機器(電子機器10)の向きを上記横(第1の)向きにするよう促す表示を出力しないようにしても良い。
【0044】
上記のように構成することにより、この実施の形態においては、あるアプリケーションが適さない表示方向に表示された場合に、そのアプリケーションに適した表示方向を通知するようにすることが可能になる。
【0045】
図6は、他の実施形態に係わる電子機器(スマートフォーン)の横向き(第1の向き)を説明する図である。
この実施の形態においては、上記と同様に、電子機器(スマートフォーン)60は、「横方向」および「縦方向」の2つの方向に合わせて表示を行うことが可能な「ローテーション」機能を備えている。
【0046】
そして、例えば、「縦方向」で表示を行っていた場合に、ユーザが電子機器(スマートフォーン)60の本体を横にすると映像表示部17の表示も横になる、「ローテーション」機能を備えている。
【0047】
そして、この実施の形態においては、電子機器(スマートフォーン)60には文字(テキスト)を表示するアプリケーションが起動され、図6に示すように、映像表示部17に文字が表示されている。
【0048】
また、この実施の形態においては、図6に示すように、文字(テキスト)を表示しやすい方向、すなわち、多くの文字(テキスト)が表示される方向に電子機器(スマートフォーン)60が向いた向きを横向き(第1の向き)と呼ぶ。
【0049】
また、この電子機器(スマートフォーン)60の向きは、電子機器(スマートフォーン)60に構成される加速度センサ30によって、自機器(電子機器(スマートフォーン)60)の向きが横向き(第1の向き)であるか、縦向き(第2の向き)であるかが検出される。
【0050】
ここでは、自機器(電子機器(スマートフォーン)60)の向きが横向き(第1の向き)であることが検出される。
この実施の形態においても、あるアプリケーションが適さない表示方向に表示された場合に、そのアプリケーションに適した表示方向を通知するようにすることが可能になる。
【0051】
上記のように、一般に、電子機器(スレートPCまたはタブレットPC)の映像表示部では縦と横の画面比が異なっており、電子機器を回転させること(「ローテーション」機能)により、それに追従してアプリケーションの表示方向を変化させることが可能である。そして、実行されるアプリケーションは縦と横の両方が表示できる。しかし、これでは最適な画面表示方向が考慮されていない。そこで、この実施の形態においては、ユーザに適切な表示方向を通知する。
【0052】
そして、上記のように、適切な画面方向をユーザに通知することにより、適切な画面レイアウトでアプリケーションを表示することが可能になる。
上記説明においては、電子機器の一例としてタブレットPCやスマートフォーンを用いて説明を行ったが、この実施の形態にはこれに限定されず、携帯可能なテレビや再生機器等の電子機器に適用することも可能である。
【0053】
上記のように構成することによって、この実施の形態においては、あるアプリケーションが適さない表示方向に表示された場合に、そのアプリケーションに適した表示方向を通知するようにすることが可能になる。
【0054】
なお、上記実施形態の制御処理の手順は全てソフトウェアによって実行することが可能である。このため、制御処理の手順を実行するプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこのプログラムを通常のコンピュータにインストールして実行するだけで、上記実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
【0055】
なお、上記実施形態は、記述そのものに限定されるものではなく、実施段階では、その趣旨を逸脱しない範囲で、構成要素を種々変形して具体化することが可能である。
【0056】
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【符号の説明】
【0057】
10…電子機器(タブレットPC)、17…映像表示部(LCD)、20…カメラ、30…加速度センサ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自機器の向きが第1の向きであるか、第2の向きであるかを検出する向き検出部と、
前記自機器で起動されるアプリケーションに文字が表示されるかを検出し、文字が表示される場合は、1行の文字数が予め定めた値を超えるかを検出する文字検出部と、
前記自機器が前記第2の向きであり、前記アプリケーションに表示される文字の1行の文字数が前記予め定めた値を超える場合は、前記自機器の向きを前記第1の向きにするよう促す表示を出力する表示出力部を備える電子機器。
【請求項2】
前記出力された表示を表示する表示部を備える請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記第1の向きまたは前記第2の向きのどちらも検出できない場合は、前記自機器の向きを前記第1の向きとする請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記自機器の向きの検出には、加速度センサが用いられる請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記アプリケーションの文字検出は、前記アプリケーションの起動に応じて行なわれる請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記予め定めた値は10文字である請求項1に記載の電子機器。
【請求項7】
前記自機器が前記第1の向きであり、前記アプリケーションに表示される文字の1行の文字数が前記予め定めた値を超える場合は、前記自機器の向きを前記第1の向きにするよう促す表示を出力しない請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
自機器の向きが第1の向きであるか、第2の向きであるかを検出するステップと、
前記自機器で起動されるアプリケーションに文字が表示されるかを検出し、文字が表示される場合は、1行の文字数が予め定めた値を超えるかを検出するステップと、
前記自機器が前記第2の向きであり、前記アプリケーションに表示される文字の1行の文字数が前記予め定めた値を超える場合は、前記自機器の向きを前記第1の向きにするよう促す表示を出力するステップを備える電子機器の制御方法。
【請求項9】
自機器の向きが第1の向きであるか、第2の向きであるかを検出するステップと、
前記自機器で起動されるアプリケーションに文字が表示されるかを検出し、文字が表示される場合は、1行の文字数が予め定めた値を超えるかを検出するステップと、
前記自機器が前記第2の向きであり、前記アプリケーションに表示される文字の1行の文字数が前記予め定めた値を超える場合は、前記自機器の向きを前記第1の向きにするよう促す表示を出力するステップを備える電子機器の制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−30026(P2013−30026A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−166075(P2011−166075)
【出願日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】