電子機器、電子機器の制御方法および電子機器のプリケーションプログラム
【課題】携帯性を有し、スケジュールアプリの使い勝手の良い電子機器を提供する。
【解決手段】第1表示部および第2表示部と、第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、第1および第2表示部の表示を制御するとともに、第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、スケジュール情報を記録する情報記録部とを備え、制御部は、第1表示部に、情報記録部から読み出したスケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応するスケジュール情報を第2表示部に表示する。
【解決手段】第1表示部および第2表示部と、第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、第1および第2表示部の表示を制御するとともに、第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、スケジュール情報を記録する情報記録部とを備え、制御部は、第1表示部に、情報記録部から読み出したスケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応するスケジュール情報を第2表示部に表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、電子機器の制御方法および電子機器のアプリケーションプログラムに関し、特に、携帯性を有する電子機器と、その制御方法およびアプリケーションプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えばスマートフォン形式の携帯電話機では、タッチパネルに表示したソフトウエアキーボードにより文字入力を行うことが可能であるとともに、タッチパネルに指でタッチすることで、種々のアプリケーション(アプリ)を選択し、起動させることが可能である。
【0003】
そのアプリケーションには、スケジュール管理を行うためのスケジュールアプリなども含まれている。スケジュールアプリの機能としては、画面に所望の月のカレンダーを表示し、カレンダー内の所望の日を指でタッチすることで、カレンダーの代わりに、その日のスケジュールを示したスケジュール画面を表示するといった機能が一般的である。
【0004】
表示されたスケジュールを編集することも可能であり、タッチパネルに表示したソフトウエアキーボードにより文字入力や削除を行うことができる。
【0005】
特許文献1には、カーナビゲーション装置にスケジュール情報を入力するスケジューラが開示され、そこにはタッチパネル機能を有する表示画面に、カレンダーとスケジュール画面とを同時に表示する例が開示されている。
【0006】
当該スケジューラは車外に設けられるものであり、通信によりカーナビゲーション装置にスケジュール情報を与える装置であるので、表示画面を比較的大きくできるためにこのような表示が可能である。
【0007】
しかし、一般に携帯電話機の画面は小さく、スマートフォン形式の携帯電話機であっても画面の大きさは限られており、スケジュールアプリのカレンダーを表示させた状態でスケジュールを編集することは難しく、カレンダーは隠した状態でソフトウエアキーボードやスケジュール画面を表示することとなる。このため、スケジュールアプリの機能が制限され、使い勝手が悪いという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2007−269268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、携帯性を有し、スケジュールアプリの使い勝手の良い電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器は、第1および第2表示部と、前記第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、前記第1および第2表示部の表示を制御するとともに、前記第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、スケジュール情報を記録する情報記録部と、を備えた電子機器であって、前記制御部は、前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を前記第2表示部に表示する。
【0011】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、前記第2表示部の表示内容が、前記第2表示部から前記第1表示部の前記スケジュール一覧の所定の日付の領域に前記第2タッチパネルにおけるドラッグにより移動された場合、前記第2表示部の表示内容を前記所定の日付に関連付けてスケジュール情報として記録する第1の機能をさらに備えている。
【0012】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記第2表示部に、電子メールの確認画面を表示し、そこに表示されたテキストデータが前記ドラッグにより移動された場合に、前記所定の日付に関連付けて前記テキストデータを前記新たなスケジュール情報として記録する。
【0013】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記第2表示部に、電子メールの受信リストを表示し、当該受信リスト中の電子メールの項目が前記ドラッグにより転送された場合に、前記所定の日付に関連付けて前記電子メールの項目に該当するテキストデータを前記新たなスケジュール情報として記録する。
【0014】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記第2表示部に表示される前記受信リスト中の前記電子メールの項目が複数選択された場合、前記受信リストの各項目にチェックボックスを付加し、前記チェックボックスにチェックが入れられた順に、前記新たなスケジュール情報として記録し表示する。
【0015】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させて前記スケジュール一覧として表示するとともに、前記第2表示部に、テキストデータを編集可能な画面を表示し、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を、前記スケジュール一覧上に重ねて表示し、前記スケジュール情報が、前記第1表示部から前記第2表示部にドラッグにより移動された場合に、前記スケジュール情報のテキストデータを前記第2表示部に表示する第2の機能をさらに備えている。
【0016】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記スケジュール情報を、半透過のダイアログとして前記スケジュール一覧上に重ねて表示する。
【0017】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、前記スケジュール一覧上に機能一覧を重ねて表示し、前記機能一覧から選択された機能に基づいて、前記第2表示部に新たなアプリケーションを起動するとともに、前記スケジュール一覧において選択された前記日付に対応する前記スケジュール情報を前記新たなアプリケーションに移動して前記第2表示部に表示する第3の機能をさらに備えている。
【0018】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記機能一覧には、少なくとも、電子メールへの転送機能を含んでいる。
【0019】
本発明に係る電子機器の制御方法は、第1および第2表示部と、前記第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、前記第1および第2表示部の表示を制御するとともに、前記第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、スケジュール情報を記録する情報記録部とを備えた電子機器の制御方法であって、前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示させるとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を前記第2表示部に表示させるように前記制御部により制御する。
【0020】
本発明に係る電子機器のアプリケーションプログラムは、第1および第2表示部と、前記第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、前記第1および第2表示部の表示を制御するとともに、前記第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、スケジュール情報を記録する情報記録部と、を備えた電子機器の前記制御部にインストールされた電子機器のアプリケーションプログラムであって、前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示させるとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を前記第2表示部に表示させるように前記制御部を機能させる。
【発明の効果】
【0021】
本発明に係る電子機器によれば、スケジュール情報に関連する機能の操作性を向上することができる電子機器を得ることができる。
【0022】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、第2表示部の表示内容が、第2表示部から第1表示部のスケジュール一覧の所定の日付の領域にドラッグにより移動された場合に、所定の日付に関連付けて新たなスケジュール情報として記録されるので、スケジュールの記載を簡便にできる。
【0023】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、電子メールの確認画面のテキストデータを新たなスケジュール情報として記録することができるので、スケジュールの記載を簡便にできる。
【0024】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、電子メールの項目に該当するテキストデータを前記新たなスケジュール情報として記録することができるので、スケジュールの記載を簡便にできる。
【0025】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、誤って複数の項目を選択したような場合でも、チェックボックスにチェックを入れない限り選択が確定したことにはならず、誤った項目の電子メールの内容をスケジュールとして取り込むことを防ぐことができる。また、チェックボックスにチェックが入れられた順に、新たなスケジュール情報として記録し表示するので、任意の順序で電子メールのテキストデータを表示することが可能となる。
【0026】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、スケジュール一覧上に重ねて表示されたスケジュール情報がドラッグにより移動された場合に、スケジュール情報のテキストデータを第2表示部での編集対象として表示するので、スケジュールを記載する必要がある文章の作成を簡便に行うことができる。
【0027】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、スケジュール情報を、半透過のダイアログとしてスケジュール一覧上に重ねて表示するので、ダイアログを通してスケジュール一覧の日付を視認することができる。
【0028】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、機能一覧から選択された機能に基づいて、第2表示部に新たなアプリケーションを起動するとともに、スケジュール一覧において選択された日付に対応するスケジュール情報を新たなアプリケーションに転送して第2表示部に表示するので、スケジュールを記載する必要があるアプリケーションに少ない操作でスケジュール情報を転送できる。
【0029】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、機能一覧には、少なくとも、電子メールへの転送機能を含んでいるので、スケジュールを記載する必要がある電子メールの作成を簡便に行うことができる。
【0030】
本発明に係る電子機器の制御方法によれば、スケジュール情報に関連する機能の操作性を向上するように電子機器を制御することができる。
【0031】
本発明に係る電子機器のアプリケーションプログラムによれば、スケジュール情報に関連する機能の操作性を向上した電子機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の閉じた状態の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の閉じた状態の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の開いた状態の外観を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の開いた状態の外観を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の電気的な構成を示す図である。
【図6】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の開いた状態を示す平面図である。
【図7】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例1を説明する図である。
【図8】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例1を説明するフローチャートである。
【図9】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例2を説明する図である。
【図10】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例2を説明するフローチャートである。
【図11】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例3を説明する図である。
【図12】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例4を説明する図である。
【図13】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例4を説明するフローチャートである。
【図14】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例5を説明する図である。
【図15】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例5を説明するフローチャートである。
【図16】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例6を説明する図である。
【図17】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例6を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0033】
<実施の形態>
以下、本発明に係る電子機器の実施の形態として、本発明を2画面の表示部に、それぞれタッチパネルを有する開閉式の携帯無線端末で実現する例について説明する。
【0034】
<外観構成>
図1および図2は、本発明を実現する携帯無線端末100の外観形状を示す図であり、図1は、携帯無線端末100を閉じた状態で第1筐体10側から見た場合の図であり、図2は、携帯無線端末100を閉じた状態で第2筐体20側から見た場合の図である。
【0035】
ここで、閉じた状態とは、図1および図2に示すように、第1表示部11が露出した状態で、第1筐体10と第2筐体20とが互いに重なるように配置された状態である。この場合、第1筐体10の第1表示部11と、第2筐体20の第2表示部12(図3)とは、間を開けて重なり合った状態となるので、両者のなす角度は0度と言うことができる。
【0036】
また、図3および図4は、携帯無線端末100を開いた状態で第1表示部11および第2表示部12側から見た場合の図であり、図3は、第1表示部11および第2表示部12が同一平面を構成するように完全に開いた状態を示し、図3は、第1表示部11および第2表示部12が、180度よりも小さい角度をなすように所定の角度で開いた状態を示している。
【0037】
ここで、開いた状態とは、図3および図4に示すように、第1筐体10の第1表示部11と、第2筐体20の第2表示部12とが、0度よりも大きい角度をなすように第1筐体10と第2筐体20とが配置された状態を指し、図3および図4に示す状態に移行する途中の状態も開いた状態と言う。
【0038】
図1〜図4に示されるように、第1筐体10と第2筐体20とは、ヒンジ部4およびアーム部5を介して連結されており、第2筐体20側に設けられたヒンジ部4は、アーム部5を第2筐体20に対して、角度変更可能に連結しており、アーム部5に第1筐体10が角度変更可能に連結している。これにより、図1に示されるように、第1筐体10が第1表示部11を露出させた状態で第2筐体20上に位置する状態から、図3に示されるように、第1筐体10の第1表示部11と、第2筐体20の第2表示部12とが同一平面を構成するように、第1筐体10を移動させることが可能となる。
【0039】
ここで、ヒンジ部4およびアーム部5の構成について説明する。図3に示すように、第2筐体20は、その外面がフロントケース21およびリアケース22を組み合わせて構成されている。第2側筐体20は、フロントケース21側に、第2表示部12を有するとともに、図2に示すように、ヒンジ部4と、ヒンジ部4を回転軸方向両側から把持する第1把持部4aおよび第2把持部4bを有している。この、第1把持部4aおよび第2把持部4bの回転軸方向外側には、それぞれ第1アーム5aおよび第2アーム5bがヒンジ部4の回転軸に同軸をなすように係合している。なお、第1アーム5aおよび第2アーム5bは図示されないビーム(梁)と一体をなし、第1アーム5a、第2アーム5bおよびビームを含んでアーム部5が構成されている。
【0040】
ここで、第1筐体10は、第1表示部11を有するフロントケース1と、第1表示部11が設けられた面とは反対の面(これを裏面と呼称する)を有するリアケース(図示せず)とを組み合わせて構成されており、図視されないビームは、第1筐体10のリアケース側において、第1筐体10の長手方向に延在するように設けられている。
【0041】
第1アーム5aおよび第2アーム5bの、第1把持部4aおよび第2把持部4bとの係合部とは反対側の部分は、第1筐体10の裏面において第1筐体10と係合するが、当該係合部分は第1筐体10を回動可能に構成されることで、第1筐体10が角度変更可能となっている。
【0042】
なお、第1筐体10には、音声入力部としてのマイク19や音声出力部としてのスピーカ18が格納されており、マイク19およびスピーカ18は、第1表示部11が露出する面の長手方向の両端部近傍に設けられている。
【0043】
また、第1表示部11および第2表示部12は、それぞれタッチパネル機能を有しており、その機能は携帯無線端末100内部の電気的な構成によって実現される。
【0044】
<内部構成>
図5は携帯無線端末100の電気的な構成を示すブロック図である。図5に示されるように、携帯無線端末100は、第1表示部11、第2表示部12、音声入力部(マイク)19、音声出力部(スピーカ)18、制御部130、情報記憶部140、無線通信部131、第1タッチパネル123および第2タッチパネル124を備えている。なお、制御部130および無線通信部131は、例えば第2筐体20内に収められている。
【0045】
制御部130は、CPU130aおよび記憶部130b等を備えており、携帯無線端末100の他の構成要素を制御することによって、携帯無線端末100の動作を統括的に管理する。なお、後に説明するスケジュールアプリケーションは、記憶部130bに格納されたアプリケーションプログラムをCPU130aで実行することで動作する。
【0046】
記憶部130bは、ROMおよびRAM等で構成されている。制御部130の各種機能は、CPU130aが記憶部130b内の各種プログラムを実行することによって実現され、また、携帯無線端末100で使用されるアプリケーションプログラム(アプリ)も格納されており、ユーザーが選択するアプリケーションプログラムを読み出してCPU130aで実行する。なお、アプリケーションプログラムを格納する記憶部は、制御部130の外部に設けても良い。
【0047】
また、情報記憶部140はアプリケーションプログラム(例えば、スケジュールアプリ)で使用する情報等のデータが格納され、CPU130aで実行するアプリケーションプログラムで使用する情報がここから読み出され、また、書き込まれる。
【0048】
無線通信部131は、携帯無線端末100とは別の携帯無線端末や、インターネットに接続されたWebサーバ等の通信装置からの無線信号をアンテナ131aで受信し、受信信号に対して増幅処理やダウンコンバートを行って制御部130に出力する。また無線通信部131は、制御部130で生成された送信信号に対してアップコンバートや増幅処理を行って、処理後の送信信号を、アンテナ131aを通じて、携帯無線端末100とは別の携帯無線端末や、インターネットに接続された通信装置に対して無線送信する。
【0049】
音声入力部19は、外部から入力される音声を音声データに変換して制御部130に出力する。音声出力部18は、制御部130からの音声データを音声に変換して外部に出力する。
【0050】
第1表示部11および第2表示部12は、制御部130によって制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を表示する。
【0051】
また、第1タッチパネル123および第2タッチパネル124は、それぞれ第1表示部11および第2表示部12のタッチパネル機能を実現するための構成を表している。第1表示部11は、第1タッチパネル123を有しており、第1タッチパネル123によるタッチパネル機能を介して、ユーザーの指による操作を検出して制御部130に出力する。第2表示部12は、第2タッチパネル124を有しており、第2タッチパネル124によるタッチパネル機能を介して、ユーザーの指による操作を検出して制御部130に出力する。なお、上記ではタッチパネルに対してユーザーが指により操作を行うこととしたが、指に限らず、予め定められたタッチパネルに入力可能なペンやスライタスにより入力することとしてもよい。
【0052】
なお、以下においてタップとは、タッチパネルに対してユーザーが指でタッチした後、所定時間内(例えば2秒未満)にタッチパネルから指を離す操作を指す。
【0053】
また、ロングタップとは、ユーザーがタッチパネルの所定時間以上(例えば2秒以上)指を接触させた後にタッチパネルから指を離す操作を指す。
【0054】
また、ドラッグとは、ユーザーがタッチパネル上に指を接触させたまま指を移動させる操作、もしくはユーザーがタッチパネル上に指を接触させたまま指を移動させた後、タッチパネルより指を離す操作を指す。
【0055】
<表示例>
図6は、図5を用いて説明したCPU130aが、記憶部130b内のスケジュールアプリのプログラムを実行することで、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれスケジュール画面およびカレンダー画面を表示した状態を示している。図6においては、カレンダー画面は表示されているが、スケジュールを見る日付が指定されていないのでスケジュール画面は空欄となっている。
【0056】
なお、この状態は携帯無線端末100を第1表示部11および第2表示部12が同一平面を構成するように開いた状態で、第1筐体10および第2筐体20の長辺が水平となり、第2表示部12が設けられた第2筐体20が下側、第1表示部11が設けられた第1筐体10が上側となるように使用している。
【0057】
なお、第1表示部11のマイク19が設けられた側の短辺の外側には、第1タッチパネル123により実現される複数のソフトウェアキーが表示される構成となっている。図6の例では、現在表示している画面より1つ前の画面を表示するバックキー111、各画面に対応したオプションメニューを表示させるメニューキー112およびホーム画面に戻るホームキー113を表示している。これらのキーは、第2表示部12においてもバックキー121、メニューキー122およびホームキー123として第2タッチパネル124により実現される。なお、バックキー111、メニューキー112およびホームキー113は、携帯無線端末100を閉じた状態で使用する場合に機能し、バックキー121、メニューキー122およびホームキー123は、携帯無線端末100を開いた状態で使用する場合に機能するように構成されている。
【0058】
<動作例1>
次に、図7および図8を用いて、携帯無線端末100におけるスケジュールアプリの動作例1について説明する。
【0059】
なお、以下においては、携帯無線端末100を図6に示したように、第1表示部11および第2表示部12が同一平面を構成するように開いた状態で使用するものとして説明するが、図においては簡略化して示すものとする。
【0060】
図7には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれスケジュール画面およびカレンダー画面を表示した状態を示しており、図7の(a)には1月のカレンダー上において15日の日付に対応する領域を指FGでタップすることで、15日のスケジュールがスケジュール画面に表示された状態を示している。なお、第1表示部11および第2表示部12の表示は、互いに入れ替わっても問題はない。
【0061】
このように、携帯無線端末100では2画面の表示部を有するので、スケジュール画面およびカレンダー画面を同時に表示でき、カレンダー上の日付に対応する領域をタップすることで、スケジュールを順次読み出すことができ、使い勝手が良い。
【0062】
また、単にスケジュールを表示するだけでなく、表示されたスケジュールを編集する機能を持たせても良い。
【0063】
図7の(b)には1月のカレンダー上において15日の日付に対応する領域を指FGでタップすることで、15日のスケジュールがスケジュール画面に表示され、さらに第1表示部11のどこかをタップすることで第1表示部11を選択し、編集が可能な状態とする。
【0064】
図7の(b)においては、編集対象領域上を指FGでなぞることで編集対象領域を色を変えて表示した例を示しており、当該領域に示されているテキストデータを変更できる状態となる。
【0065】
編集の方法としては、何れかのテキストをコピーして編集対象領域に貼り付ける場合には、指FGの操作(編集対象領域のロングタップや編集対象領域から指を離す)でダイアログを表示させ、コピーやペーストを選択するという方法を採り、また、新たにテキストを書き込む場合は、第2表示部12にソフトウェアキーボードを表示させ、キーボード入力により新たなテキストを書き込む方法を採る。
【0066】
ここで、例えば、編集対象領域上を指でなぞり、編集対象領域の色が変わった後、指でタップすることでキーボードを表示させることができる。
【0067】
図8には、スケジュールを編集する機能を有する場合の動作の流れをフローチャートで示している。
【0068】
図8に示すように、まず、携帯無線端末100のアプリケーション選択画面からスケジュールアプリを選択してスケジュールアプリを立ち上げる(ステップS1)。
【0069】
次に、スケジュールアプリが終了されたか否かを確認し(ステップS2)、スケジュールアプリが終了された場合は動作を終了するが、スケジュールアプリが動作している場合は、デフォルト設定として、現在の月のスケジュール一覧を一方の表示部(ここでは第2表示部12とする)に表示し、他方の表示部(ここでは第1表示部11とする)には現在の日のスケジュールを表示させる(ステップS3)。
【0070】
なお、現在の月のスケジュール一覧は、図7に示すようにその月のカレンダー画面として示すことが実用的である。
【0071】
なお、デフォルトとしては、現在の月ではなく、現在の週のスケジュール一覧(週間カレンダー)でも良いし、現在の月だけでなく、翌月以降のスケジュール一覧を表示させるように設定しても良い。
【0072】
デフォルト設定による表示がされた後、現在の月のスケジュール一覧(例えば、月間カレンダー)から、別の日付が選択された場合(ステップS4)、上記第1表示部11には選択された日のスケジュールを表示する(ステップS8)。
【0073】
第1表示部11においてデフォルト設定による現在の日のスケジュールが表示されている場合でも、別の日付のスケジュールが表示されている場合でも、第1表示部11において何らかの選択動作、例えば画面のタップによるダイアログ表示の有無や、指による編集対象領域の特定を確認し(ステップS5)、何らかの選択動作があった場合には、当該選択動作に対応する編集処理を行う(ステップS6)。
【0074】
なお、予め定めた時間が経過しても、何らの選択動作もない場合は、スケジュールアプリを終了する。
【0075】
一方、選択動作に対応する編集処理を行っている場合、編集中の画面とは別の画面、ここでは第2表示部12がタップされた場合、あるいは編集中に第1表示部11がダブルタップされた場合には編集が終了し(ステップS7)、ステップS2の動作に戻る。なお、上述した編集を終了させる動作を行わない場合は、編集状態を維持する。
【0076】
<動作例2>
次に、図9および図10を用いて、携帯無線端末100におけるスケジュールアプリの動作例2について説明する。
【0077】
図9の(a)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれ電子メール(Email)の確認画面およびカレンダー画面を表示した状態を示している。なお、第1表示部11および第2表示部12の表示は、互いに入れ替わっても問題はない。
【0078】
電子メールで受信した会議の開催スケジュールが記載された確認画面を、指でタップして選択し、第2表示部12のカレンダー画面の開催日に該当する日付に対応する領域(ここでは5日の領域)までドラッグして指を離すことで、電子メールの内容が5日のスケジュール情報として記録される。
【0079】
このようにして記録された5日のスケジュールは、カレンダー画面から読み出すことができる。すなわち、図9の(b)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれスケジュール画面およびカレンダー画面を表示した状態を示しており、第2表示部12のカレンダー画面の5日の日付に対応する領域を指FGでタップすることで、第1表示部11に5日のスケジュールが表示される。ここでは、第1表示部11には、電子メールで送られたテキストデータを、そのままスケジュールとして表示した例を示しているが、メールの本文を表示し、宛名や送信元の情報は表示しないことで簡潔な表示としても良い。
【0080】
このように、電子メールのテキストデータを、スケジュール情報としてスケジュールアプリに取り込むことができるので、スケジュールの記載を簡便にできるという効果がある。
【0081】
図10は、上述した動作の流れを示すフローチャートである。図10に示すように、まず、携帯無線端末100のアプリケーション選択画面からスケジュールアプリを選択してスケジュールアプリを立ち上げる(ステップS11)。
【0082】
なお、動作例2においては、スケジュールアプリを選択するのに先立って、受信した電子メールの確認画面を第1表示部11に表示し、スケジュールとして記録すべきという判断を携帯無線端末100のユーザーが行っている局面を前提とし、スケジュールアプリの選択が行われる。
【0083】
次に、スケジュールアプリが終了されたか否かを確認し(ステップS12)、スケジュールアプリが終了された場合は動作を終了するが、スケジュールアプリが動作している場合は、デフォルト設定として、現在の月のスケジュール一覧を一方の表示部(ここでは第2表示部12とする)に表示する。なお、現在の月のスケジュール一覧は、図9に示すようにその月のカレンダー画面として示すことが実用的である。
【0084】
デフォルト設定による表示がされた後、スケジュール一覧を表示している画面とは別の画面、ここでは第1表示部11から第2表示部12へのドラッグの有無を検出する(ステップS13)。ドラッグを検出しない場合はステップS12以下の動作を繰り返す。
【0085】
ドラッグを検出した場合は、ドラッグされたデータがテキストデータであるか否かを確認し(ステップS14)、テキストデータである場合は、当該テキストデータを第2表示部12に表示されるスケジュール一覧の、ドラッグ終了点に対応する日付のスケジュールとして記録する(ステップS15)。テキストデータを記録した後は、ステップS12以下の動作を繰り返す。
【0086】
一方、ステップS14において、ドラッグされたデータがテキストデータ以外である場合、例えば画像データなどである場合は、スケジュール情報としては適さないので、その旨をダイアログに表示するなどしてユーザーに通知し(ステップS16)、ステップS12以下の動作を繰り返す。
【0087】
<動作例3>
次に、図11を用いて、携帯無線端末100におけるスケジュールアプリの動作例3について説明する。
【0088】
図11の(a)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれ電子メールの受信リストおよびカレンダー画面を表示した状態を示している。なお、第1表示部11および第2表示部12の表示は、互いに入れ替わっても問題はない。
【0089】
電子メールの受信リスト中の所望の電子メールの項目1110を、指でタップして選択し、第2表示部12のカレンダー画面のイベントの予定日に該当する日付に対応する領域(ここでは9日の部分)までドラッグして指を離すことで、当該項目1110に対応する電子メールの内容が9日のスケジュール情報として記録される。
【0090】
このようにして記録された9日のスケジュールは、カレンダー画面から読み出すことができる。すなわち、図11の(b)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれスケジュール画面およびカレンダー画面を表示した状態を示しており、第2表示部12のカレンダー画面の9日の日に対応する領域を指FGでタップすることで、第1表示部11に9日のスケジュールが表示される。ここでは、第1表示部11には、電子メールで送られて来たテキストデータを、そのままスケジュールとして表示した例を示しているが、メールの本文だけを表示し、宛名や送信元の情報は表示しないことで簡潔な表示としても良い。
【0091】
このように、電子メールのテキストデータを、スケジュール情報としてスケジュールアプリに取り込むことができるので、スケジュールの記載を簡便にできるという効果がある。
【0092】
また、このような構成を採る場合、一度に複数の電子メールの内容をスケジュール情報として記録することも可能となる。すなわち、図11の(a)における第1表示部11に示されるように、電子メールの受信リストのうちスケジュール情報として取り込みたい電子メールの項目1110をそれぞれ指FGでタップする。タップされた項目1110は、色を変えるなどして強調表示され、それらをまとめてイベントの予定日にまでドラッグすることで、複数の電子メールの内容を一度にスケジュール情報として取り込むことができる。
【0093】
なお、上述した動作例3の動作の流れは、図10を用いて説明した動作例2の動作の流れと同じであるので、説明は省略する。
【0094】
<動作例4>
次に、図12および図13を用いて、携帯無線端末100におけるスケジュールアプリの動作例4について説明する。
【0095】
図12の(a)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれ電子メールの受信リストおよびカレンダー画面を表示した状態を示している。なお、第1表示部11および第2表示部12の表示は、互いに入れ替わっても問題はない。
【0096】
電子メールの受信リスト中の所望の電子メールの項目1110を、指でタップして選択し、第2表示部12のカレンダー画面のイベントの予定日に該当する日付に対応する領域(ここでは9日の部分)までドラッグして指を離すことで、当該項目1110に対応する電子メールの内容が9日のスケジュール情報として記録される。
【0097】
ここで、第1表示部11に示される受信リストは、各項目1110にチェックボックスBXが付加されているが、これは、受信リストの中から複数の項目をタップした場合に表示され、ユーザーが誤って複数の項目をタップしたような場合でも、チェックボックスBXにチェックを入れない限り選択が確定したことにはならず、誤った項目の電子メールの内容をスケジュールとして取り込むことを防ぐ効果がある。
【0098】
また、タップした複数の項目(強調表示されている)のうち、スケジュールとして表示する際の順序を指定する機能も担っている。すなわち、チェックボックスにチェックを入れた順番にスケジュールとして表示するように構成することで、任意の順序で電子メールのテキストデータを表示することが可能となる。
【0099】
また、受信リストの中から複数の項目を選択して確定した場合、そのうちの何れかの項目をユーザーが指で選択してドラッグすると、確定した項目の全てがスケジュール情報として記録される。
【0100】
なお、チェックボックスBXにチェックを入れるには、強調表示されている項目1110を再度指でタップすることで可能である。
【0101】
このようにして記録された9日のスケジュールは、カレンダー画面から読み出すことができる。すなわち、図12の(b)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれスケジュール画面およびカレンダー画面を表示した状態を示しており、第2表示部12のカレンダー画面の9日の日に対応する領域を指FGでタップすることで、第1表示部11に9日のスケジュールが表示される。
【0102】
このように、複数の電子メールのテキストデータをスケジュール情報としてスケジュールアプリに取り込む場合、スケジュールとして表示する順序を予め指定することができるので、任意の順序で電子メールのテキストデータを表示することができ、同じ日に複数の予定があるような場合のスケジュールの作成および確認を容易に行うことができる。
【0103】
図13は、上述した動作の流れを示すフローチャートである。図13に示すように、まず、携帯無線端末100のアプリケーション選択画面からスケジュールアプリを選択してスケジュールアプリを立ち上げる(ステップS21)。
【0104】
なお、動作例4においては、スケジュールアプリを選択するのに先立って、受信した電子メールの受信リストを第1表示部11に表示し、そこから、スケジュールとして記録すべき項目を携帯無線端末100のユーザーが判断しているという局面を前提とし、スケジュールアプリの選択が行われる。
【0105】
次に、スケジュールアプリが終了されたか否かを確認し(ステップS22)、スケジュールアプリが終了された場合は動作を終了するが、スケジュールアプリが動作している場合は、デフォルト設定として、現在の月のスケジュール一覧を一方の表示部(ここでは第2表示部12とする)に表示する。なお、現在の月のスケジュール一覧は、図13に示すようにその月のカレンダー画面として示すことが実用的である。
【0106】
デフォルト設定による表示がされた後、スケジュール一覧を表示している画面とは別の画面、ここでは第1表示部11に表示される受信リストの中から複数の項目が選択されたか否かを判断する(ステップS23)。
【0107】
そして、第1表示部11において複数の電子メールの項目がタップされるなどして、複数の項目が選択されたと判断された場合は複数選択モードを起動する(ステップS27)。この複数選択モードとは、受信リストの各項目のそれぞれについてチェックボックスBXを付加するとともに、チェックボックスBXにチェックを入れた順に対応する電子メールのテキストデータを記録し、また表示する機能を実行するモードである。
【0108】
複数選択モードが起動されることで、図12の(a)に示されるように、受信リストの各項目1110にチェックボックスBXが付加される。
【0109】
そして、ユーザーが強調表示されている複数の項目を所望の順にタッチして、チェックボックスBXにチェックを入れると選択が確定する。
【0110】
そして、第1表示部11に表示される受信リストの中から選択された項目が1つの場合、および受信リストの中から複数の項目を選択して確定した場合、第2表示部12へのドラッグの有無を検出する(ステップS24)。ドラッグを検出しない場合はステップS22以下の動作を繰り返す。
【0111】
ドラッグを検出した場合は、ドラッグされたデータがテキストデータであるか否かを確認し(ステップS25)、テキストデータである場合は、当該テキストデータを第2表示部12に表示されるスケジュール一覧の、ドラッグ終了点に対応する日付のスケジュールとして記録する(ステップS26)。ここで、複数の項目が選択されている場合は、複数選択モードにより、チェックを入れた順に対応する電子メールのテキストデータが記録される。テキストデータを記録した後は、ステップS22以下の動作を繰り返す。
【0112】
一方、ステップS25において、ドラッグされたデータがテキストデータ以外である場合、例えば画像データなどである場合は、スケジュール情報としては適さないので、その旨をダイアログに表示するなどしてユーザーに通知し(ステップS28)、ステップS12以下の動作を繰り返す。ここで、複数の項目を選択してドラッグする場合、その中にテキストデータ以外のデータを含む項目がある場合は、テキストデータ以外のデータを含んでいるので、その項目についてはスケジュールとしては使用しない旨を通知する。
【0113】
<動作例5>
次に、図14および図15を用いて、携帯無線端末100におけるスケジュールアプリの動作例5について説明する。
【0114】
図14の(a)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれカレンダー画面および電子メールの作成画面を表示した状態を示している。なお、第1表示部11および第2表示部12の表示は、互いに入れ替わっても問題はない。
【0115】
第1表示部11上のカレンダー画面において、5日の日に対応する領域を指FGでタップすることで、第1表示部11に5日のスケジュールを示すダイアログDLが重ねて表示される。このダイアログDLは、カレンダー画面上に半透過領域となるように表示されており、ダイアログDLを通してカレンダー画面の日付を視認することができる。
【0116】
そして、ダイアログDLに表示されたスケジュールを確認し、その内容を電子メールの作成に使用できると判断した場合、図14の(b)に示すように、第1表示部11上のカレンダー画面において、5日の日に対応する領域を指FGでタッチして、第2表示部12の電子メールの作成画面までドラッグして指を離すことで、5日のスケジュールを示すテキストデータがコピーされ、電子メールの作成画面に表示される。
【0117】
このように、スケジュールアプリに記録されたスケジュールを、カレンダー画面から読み出して、そのテキストデータを電子メールの作成に転用することで、スケジュールを記載する必要がある電子メールの作成を簡便に行うことができる。
【0118】
図15は、上述した動作の流れを示すフローチャートである。図15に示すように、まず、携帯無線端末100のアプリケーション選択画面からスケジュールアプリを選択してスケジュールアプリを立ち上げる(ステップS31)。
【0119】
なお、動作例5においては、スケジュールアプリを選択するのに先立って、例えば第2表示部12で電子メールのアプリケーションを起動し、メール作成画面を表示して、これからスケジュールを含んだ電子メールを作成するという局面を前提としている。
【0120】
次に、スケジュールアプリが終了されたか否かを確認し(ステップS32)、スケジュールアプリが終了された場合は動作を終了するが、スケジュールアプリが動作している場合は、デフォルト設定として、現在の月のスケジュール一覧を使用されていない方の表示部(ここでは第1表示部11とする)に表示する。なお、現在の月のスケジュール一覧は、図14に示すようにその月のカレンダー画面として示すことが実用的である。
【0121】
デフォルト設定による表示がされた後、スケジュール一覧を表示している画面とは別の画面、ここでは第2表示部12において別のアプリケーションが起動しているか否かを判断する(ステップS33)。そして、別のアプリケーションが起動していない場合にはステップS32以下の動作を繰り返す。
【0122】
一方、別のアプリケーション(ここでは電子メールのアプリケーション)が起動している場合は、スケジュール一覧を表示している画面、ここでは第1表示部11に表示されるカレンダー画面において、何れかの日付に対応する領域が選択されたか否かを確認する(ステップS34)。そして、何れの日付に対応する領域も選択されない場合にはステップS32以下の動作を繰り返す。
【0123】
一方、何れかの日付に対応する領域が選択された場合には、選択された日付のスケジュールを読み出して、半透過型のダイアログDLに表示する(ステップS35)。
【0124】
次に、スケジュール一覧を表示している画面、ここでは第1表示部11に表示されるカレンダー画面において、何れかの日付に対応する領域が選択されたか否かを確認する(ステップS36)。この場合、ステップS34で選択された日付と同じ日付であれば、先に表示した半透過型のダイアログDLは変化しないが、他の日付が選択された場合は、その日付のスケジュールを読み出して、半透過型のダイアログDLに表示する。
【0125】
一方、何れの日付に対応する領域も選択されない場合にはステップS32以下の動作を繰り返す。
【0126】
そして、第1表示部11から第2表示部12へのドラッグの有無を検出する(ステップS37)。すなわち第1表示部11に表示されるダイアログDLを第2表示部12に表示される電子メールの作成画面にドラッグしたか否かを検出し、ドラッグを検出しない場合はステップS22以下の動作を繰り返す。
【0127】
ドラッグを検出した場合は、ドラッグ先のアプリケーションがテキストデータを扱えるアプリケーションであるか否かを確認する(ステップS38)。テキストデータを扱えないアプリケーションの場合は、その旨をダイアログに表示するなどしてユーザーに通知し(ステップS40)、ステップS32以下の動作を繰り返す。
【0128】
一方、テキストデータを扱えるアプリケーションである場合は、ドラッグしたテキストデータ、ここではスケジュールの内容を、第2表示部12に表示される電子メールの作成画面に表示し、電子メールのデータとして記録する(ステップS39)。
【0129】
<動作例6>
次に、図16および図17を用いて、携帯無線端末100におけるスケジュールアプリの動作例6について説明する。
【0130】
図16の(a)には、第1表示部11上に、カレンダー画面を表示した状態を示しており、携帯無線端末100は、図1に示したように第1表示部11が露出した状態で、第1筐体10と第2筐体20とが互いに重なるように配置された状態となっている。
【0131】
図16の(a)に示されるように、第1表示部11上のカレンダー画面において、5日の日に対応する領域を指FGでロングタップ(通常のタップよりも長い時間タッチして指を離す動作)することで、図16の(b)に示されるように、カレンダー画面上にメニュー画面(Menu)を示すダイアログDLMが重ねて表示される。このダイアログDLMは、例えば電子メールへの転送(Send Email)、メモ帳への転送(Send Email)、クリップボードへの格納(Copy Agenda)、クリップボードの内容の貼り付け(Paste Agenda)などの項目を含んでいる。
【0132】
このようなメニュー画面が表示された状態で、第1筐体10をスライドさせて第2筐体20上の第2表示部12が視認できるようにした場合、例えば、電子メールへの転送を選択する。すると、図16の(c)に示されるように、第2表示部12において電子メールの作成画面が表示されるとともに、5日のスケジュールを示すテキストデータがコピーされ、電子メールの作成画面に表示される。
【0133】
また、例えば、メモ帳への転送を選択すると、図16の(d)に示されるように、第2表示部12においてメモ帳の編集画面が表示されるとともに、5日のスケジュールを示すテキストデータがコピーされ、メモ帳の編集画面に表示される。
【0134】
このように、スケジュールアプリに記録されたスケジュールを、電子メールの作成画面、メモ帳の編集画面に少ない操作で転送することができるので、スケジュールを記載する必要がある電子メールの作成やメモ帳の編集を簡便に行うことができる。
【0135】
また、スケジュールアプリに記録されたスケジュールを、一旦、クリップボードへ格納し、第2表示部12に表示したアプリケーションにクリップボードの内容を貼り付けるような操作も簡便に行うことができる。
【0136】
図17は、上述した動作の流れを示すフローチャートである。図17に示すように、まず、携帯無線端末100のアプリケーション選択画面からスケジュールアプリを選択してスケジュールアプリを立ち上げる(ステップS51)。
【0137】
次に、スケジュールアプリが終了されたか否かを確認し(ステップS52)、スケジュールアプリが終了された場合は動作を終了するが、スケジュールアプリが動作している場合は、デフォルト設定として、現在の月のスケジュール一覧を一方の表示部(ここでは第1表示部11とする)に表示する。なお、現在の月のスケジュール一覧は、図16の(a)に示されるように、その月のカレンダー画面として示すことが実用的である。
【0138】
次に、スケジュール一覧を表示している画面(カレンダー画面)においてロングタップの検出の有無を確認する(ステップS53)。ここでは、カレンダー画面の何れかの日付の領域がロングタップされるか否かを確認する。そして、ロングタップが確認されない場合はステップS52以下の動作を繰り返す。
【0139】
一方、何れかの日付の領域でのロングタップを確認した場合は、メニュー画面をダイアログDLMとして表示する(ステップS54)。
【0140】
次に、メニュー画面中の何れかの項目が選択されたか否かを確認し(ステップS55)、何れの項目も選択されない場合はステップS52以下の動作を繰り返す。
【0141】
一方、メニュー画面中の何れかの項目が選択された場合は、選択された項目に該当するアプリケーションの起動、または選択された項目に該当する動作を実施し、前者の場合は、ロングタップされた日付におけるスケジュールのテキストデータをコピーして、起動したアプリケーションの画面に表示する。また、後者の場合は、ロングタップされた日付におけるスケジュールのテキストデータをクリップボードにコピーし、コピーしたテキストデータを何れかのアプリケーションにおいて貼り付けるなどの動作を行う。
【0142】
なお、以上説明したスケジュールアプリの動作例1〜6は、個々に独立したものとして説明したが、1つのスケジュールアプリで上述した動作例1〜6の全てを実現する機能を有した構成とし、それらの中からユーザーが必要な機能を選択(複数の選択も可)して実行させるようにして良いことは言うまでもない。
【符号の説明】
【0143】
11 第1表示部
12 第2表示部
130 制御部
140 情報記憶部
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、電子機器の制御方法および電子機器のアプリケーションプログラムに関し、特に、携帯性を有する電子機器と、その制御方法およびアプリケーションプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えばスマートフォン形式の携帯電話機では、タッチパネルに表示したソフトウエアキーボードにより文字入力を行うことが可能であるとともに、タッチパネルに指でタッチすることで、種々のアプリケーション(アプリ)を選択し、起動させることが可能である。
【0003】
そのアプリケーションには、スケジュール管理を行うためのスケジュールアプリなども含まれている。スケジュールアプリの機能としては、画面に所望の月のカレンダーを表示し、カレンダー内の所望の日を指でタッチすることで、カレンダーの代わりに、その日のスケジュールを示したスケジュール画面を表示するといった機能が一般的である。
【0004】
表示されたスケジュールを編集することも可能であり、タッチパネルに表示したソフトウエアキーボードにより文字入力や削除を行うことができる。
【0005】
特許文献1には、カーナビゲーション装置にスケジュール情報を入力するスケジューラが開示され、そこにはタッチパネル機能を有する表示画面に、カレンダーとスケジュール画面とを同時に表示する例が開示されている。
【0006】
当該スケジューラは車外に設けられるものであり、通信によりカーナビゲーション装置にスケジュール情報を与える装置であるので、表示画面を比較的大きくできるためにこのような表示が可能である。
【0007】
しかし、一般に携帯電話機の画面は小さく、スマートフォン形式の携帯電話機であっても画面の大きさは限られており、スケジュールアプリのカレンダーを表示させた状態でスケジュールを編集することは難しく、カレンダーは隠した状態でソフトウエアキーボードやスケジュール画面を表示することとなる。このため、スケジュールアプリの機能が制限され、使い勝手が悪いという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2007−269268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、携帯性を有し、スケジュールアプリの使い勝手の良い電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器は、第1および第2表示部と、前記第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、前記第1および第2表示部の表示を制御するとともに、前記第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、スケジュール情報を記録する情報記録部と、を備えた電子機器であって、前記制御部は、前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を前記第2表示部に表示する。
【0011】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、前記第2表示部の表示内容が、前記第2表示部から前記第1表示部の前記スケジュール一覧の所定の日付の領域に前記第2タッチパネルにおけるドラッグにより移動された場合、前記第2表示部の表示内容を前記所定の日付に関連付けてスケジュール情報として記録する第1の機能をさらに備えている。
【0012】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記第2表示部に、電子メールの確認画面を表示し、そこに表示されたテキストデータが前記ドラッグにより移動された場合に、前記所定の日付に関連付けて前記テキストデータを前記新たなスケジュール情報として記録する。
【0013】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記第2表示部に、電子メールの受信リストを表示し、当該受信リスト中の電子メールの項目が前記ドラッグにより転送された場合に、前記所定の日付に関連付けて前記電子メールの項目に該当するテキストデータを前記新たなスケジュール情報として記録する。
【0014】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記第2表示部に表示される前記受信リスト中の前記電子メールの項目が複数選択された場合、前記受信リストの各項目にチェックボックスを付加し、前記チェックボックスにチェックが入れられた順に、前記新たなスケジュール情報として記録し表示する。
【0015】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させて前記スケジュール一覧として表示するとともに、前記第2表示部に、テキストデータを編集可能な画面を表示し、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を、前記スケジュール一覧上に重ねて表示し、前記スケジュール情報が、前記第1表示部から前記第2表示部にドラッグにより移動された場合に、前記スケジュール情報のテキストデータを前記第2表示部に表示する第2の機能をさらに備えている。
【0016】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記スケジュール情報を、半透過のダイアログとして前記スケジュール一覧上に重ねて表示する。
【0017】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記制御部が、前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、前記スケジュール一覧上に機能一覧を重ねて表示し、前記機能一覧から選択された機能に基づいて、前記第2表示部に新たなアプリケーションを起動するとともに、前記スケジュール一覧において選択された前記日付に対応する前記スケジュール情報を前記新たなアプリケーションに移動して前記第2表示部に表示する第3の機能をさらに備えている。
【0018】
本発明に係る電子機器の一態様は、前記機能一覧には、少なくとも、電子メールへの転送機能を含んでいる。
【0019】
本発明に係る電子機器の制御方法は、第1および第2表示部と、前記第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、前記第1および第2表示部の表示を制御するとともに、前記第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、スケジュール情報を記録する情報記録部とを備えた電子機器の制御方法であって、前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示させるとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を前記第2表示部に表示させるように前記制御部により制御する。
【0020】
本発明に係る電子機器のアプリケーションプログラムは、第1および第2表示部と、前記第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、前記第1および第2表示部の表示を制御するとともに、前記第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、スケジュール情報を記録する情報記録部と、を備えた電子機器の前記制御部にインストールされた電子機器のアプリケーションプログラムであって、前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示させるとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を前記第2表示部に表示させるように前記制御部を機能させる。
【発明の効果】
【0021】
本発明に係る電子機器によれば、スケジュール情報に関連する機能の操作性を向上することができる電子機器を得ることができる。
【0022】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、第2表示部の表示内容が、第2表示部から第1表示部のスケジュール一覧の所定の日付の領域にドラッグにより移動された場合に、所定の日付に関連付けて新たなスケジュール情報として記録されるので、スケジュールの記載を簡便にできる。
【0023】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、電子メールの確認画面のテキストデータを新たなスケジュール情報として記録することができるので、スケジュールの記載を簡便にできる。
【0024】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、電子メールの項目に該当するテキストデータを前記新たなスケジュール情報として記録することができるので、スケジュールの記載を簡便にできる。
【0025】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、誤って複数の項目を選択したような場合でも、チェックボックスにチェックを入れない限り選択が確定したことにはならず、誤った項目の電子メールの内容をスケジュールとして取り込むことを防ぐことができる。また、チェックボックスにチェックが入れられた順に、新たなスケジュール情報として記録し表示するので、任意の順序で電子メールのテキストデータを表示することが可能となる。
【0026】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、スケジュール一覧上に重ねて表示されたスケジュール情報がドラッグにより移動された場合に、スケジュール情報のテキストデータを第2表示部での編集対象として表示するので、スケジュールを記載する必要がある文章の作成を簡便に行うことができる。
【0027】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、スケジュール情報を、半透過のダイアログとしてスケジュール一覧上に重ねて表示するので、ダイアログを通してスケジュール一覧の日付を視認することができる。
【0028】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、機能一覧から選択された機能に基づいて、第2表示部に新たなアプリケーションを起動するとともに、スケジュール一覧において選択された日付に対応するスケジュール情報を新たなアプリケーションに転送して第2表示部に表示するので、スケジュールを記載する必要があるアプリケーションに少ない操作でスケジュール情報を転送できる。
【0029】
本発明に係る電子機器の一態様によれば、機能一覧には、少なくとも、電子メールへの転送機能を含んでいるので、スケジュールを記載する必要がある電子メールの作成を簡便に行うことができる。
【0030】
本発明に係る電子機器の制御方法によれば、スケジュール情報に関連する機能の操作性を向上するように電子機器を制御することができる。
【0031】
本発明に係る電子機器のアプリケーションプログラムによれば、スケジュール情報に関連する機能の操作性を向上した電子機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の閉じた状態の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の閉じた状態の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の開いた状態の外観を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の開いた状態の外観を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の電気的な構成を示す図である。
【図6】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末の開いた状態を示す平面図である。
【図7】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例1を説明する図である。
【図8】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例1を説明するフローチャートである。
【図9】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例2を説明する図である。
【図10】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例2を説明するフローチャートである。
【図11】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例3を説明する図である。
【図12】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例4を説明する図である。
【図13】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例4を説明するフローチャートである。
【図14】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例5を説明する図である。
【図15】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例5を説明するフローチャートである。
【図16】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例6を説明する図である。
【図17】本発明に係る実施の形態の携帯無線端末スケジュールアプリの動作例6を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0033】
<実施の形態>
以下、本発明に係る電子機器の実施の形態として、本発明を2画面の表示部に、それぞれタッチパネルを有する開閉式の携帯無線端末で実現する例について説明する。
【0034】
<外観構成>
図1および図2は、本発明を実現する携帯無線端末100の外観形状を示す図であり、図1は、携帯無線端末100を閉じた状態で第1筐体10側から見た場合の図であり、図2は、携帯無線端末100を閉じた状態で第2筐体20側から見た場合の図である。
【0035】
ここで、閉じた状態とは、図1および図2に示すように、第1表示部11が露出した状態で、第1筐体10と第2筐体20とが互いに重なるように配置された状態である。この場合、第1筐体10の第1表示部11と、第2筐体20の第2表示部12(図3)とは、間を開けて重なり合った状態となるので、両者のなす角度は0度と言うことができる。
【0036】
また、図3および図4は、携帯無線端末100を開いた状態で第1表示部11および第2表示部12側から見た場合の図であり、図3は、第1表示部11および第2表示部12が同一平面を構成するように完全に開いた状態を示し、図3は、第1表示部11および第2表示部12が、180度よりも小さい角度をなすように所定の角度で開いた状態を示している。
【0037】
ここで、開いた状態とは、図3および図4に示すように、第1筐体10の第1表示部11と、第2筐体20の第2表示部12とが、0度よりも大きい角度をなすように第1筐体10と第2筐体20とが配置された状態を指し、図3および図4に示す状態に移行する途中の状態も開いた状態と言う。
【0038】
図1〜図4に示されるように、第1筐体10と第2筐体20とは、ヒンジ部4およびアーム部5を介して連結されており、第2筐体20側に設けられたヒンジ部4は、アーム部5を第2筐体20に対して、角度変更可能に連結しており、アーム部5に第1筐体10が角度変更可能に連結している。これにより、図1に示されるように、第1筐体10が第1表示部11を露出させた状態で第2筐体20上に位置する状態から、図3に示されるように、第1筐体10の第1表示部11と、第2筐体20の第2表示部12とが同一平面を構成するように、第1筐体10を移動させることが可能となる。
【0039】
ここで、ヒンジ部4およびアーム部5の構成について説明する。図3に示すように、第2筐体20は、その外面がフロントケース21およびリアケース22を組み合わせて構成されている。第2側筐体20は、フロントケース21側に、第2表示部12を有するとともに、図2に示すように、ヒンジ部4と、ヒンジ部4を回転軸方向両側から把持する第1把持部4aおよび第2把持部4bを有している。この、第1把持部4aおよび第2把持部4bの回転軸方向外側には、それぞれ第1アーム5aおよび第2アーム5bがヒンジ部4の回転軸に同軸をなすように係合している。なお、第1アーム5aおよび第2アーム5bは図示されないビーム(梁)と一体をなし、第1アーム5a、第2アーム5bおよびビームを含んでアーム部5が構成されている。
【0040】
ここで、第1筐体10は、第1表示部11を有するフロントケース1と、第1表示部11が設けられた面とは反対の面(これを裏面と呼称する)を有するリアケース(図示せず)とを組み合わせて構成されており、図視されないビームは、第1筐体10のリアケース側において、第1筐体10の長手方向に延在するように設けられている。
【0041】
第1アーム5aおよび第2アーム5bの、第1把持部4aおよび第2把持部4bとの係合部とは反対側の部分は、第1筐体10の裏面において第1筐体10と係合するが、当該係合部分は第1筐体10を回動可能に構成されることで、第1筐体10が角度変更可能となっている。
【0042】
なお、第1筐体10には、音声入力部としてのマイク19や音声出力部としてのスピーカ18が格納されており、マイク19およびスピーカ18は、第1表示部11が露出する面の長手方向の両端部近傍に設けられている。
【0043】
また、第1表示部11および第2表示部12は、それぞれタッチパネル機能を有しており、その機能は携帯無線端末100内部の電気的な構成によって実現される。
【0044】
<内部構成>
図5は携帯無線端末100の電気的な構成を示すブロック図である。図5に示されるように、携帯無線端末100は、第1表示部11、第2表示部12、音声入力部(マイク)19、音声出力部(スピーカ)18、制御部130、情報記憶部140、無線通信部131、第1タッチパネル123および第2タッチパネル124を備えている。なお、制御部130および無線通信部131は、例えば第2筐体20内に収められている。
【0045】
制御部130は、CPU130aおよび記憶部130b等を備えており、携帯無線端末100の他の構成要素を制御することによって、携帯無線端末100の動作を統括的に管理する。なお、後に説明するスケジュールアプリケーションは、記憶部130bに格納されたアプリケーションプログラムをCPU130aで実行することで動作する。
【0046】
記憶部130bは、ROMおよびRAM等で構成されている。制御部130の各種機能は、CPU130aが記憶部130b内の各種プログラムを実行することによって実現され、また、携帯無線端末100で使用されるアプリケーションプログラム(アプリ)も格納されており、ユーザーが選択するアプリケーションプログラムを読み出してCPU130aで実行する。なお、アプリケーションプログラムを格納する記憶部は、制御部130の外部に設けても良い。
【0047】
また、情報記憶部140はアプリケーションプログラム(例えば、スケジュールアプリ)で使用する情報等のデータが格納され、CPU130aで実行するアプリケーションプログラムで使用する情報がここから読み出され、また、書き込まれる。
【0048】
無線通信部131は、携帯無線端末100とは別の携帯無線端末や、インターネットに接続されたWebサーバ等の通信装置からの無線信号をアンテナ131aで受信し、受信信号に対して増幅処理やダウンコンバートを行って制御部130に出力する。また無線通信部131は、制御部130で生成された送信信号に対してアップコンバートや増幅処理を行って、処理後の送信信号を、アンテナ131aを通じて、携帯無線端末100とは別の携帯無線端末や、インターネットに接続された通信装置に対して無線送信する。
【0049】
音声入力部19は、外部から入力される音声を音声データに変換して制御部130に出力する。音声出力部18は、制御部130からの音声データを音声に変換して外部に出力する。
【0050】
第1表示部11および第2表示部12は、制御部130によって制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を表示する。
【0051】
また、第1タッチパネル123および第2タッチパネル124は、それぞれ第1表示部11および第2表示部12のタッチパネル機能を実現するための構成を表している。第1表示部11は、第1タッチパネル123を有しており、第1タッチパネル123によるタッチパネル機能を介して、ユーザーの指による操作を検出して制御部130に出力する。第2表示部12は、第2タッチパネル124を有しており、第2タッチパネル124によるタッチパネル機能を介して、ユーザーの指による操作を検出して制御部130に出力する。なお、上記ではタッチパネルに対してユーザーが指により操作を行うこととしたが、指に限らず、予め定められたタッチパネルに入力可能なペンやスライタスにより入力することとしてもよい。
【0052】
なお、以下においてタップとは、タッチパネルに対してユーザーが指でタッチした後、所定時間内(例えば2秒未満)にタッチパネルから指を離す操作を指す。
【0053】
また、ロングタップとは、ユーザーがタッチパネルの所定時間以上(例えば2秒以上)指を接触させた後にタッチパネルから指を離す操作を指す。
【0054】
また、ドラッグとは、ユーザーがタッチパネル上に指を接触させたまま指を移動させる操作、もしくはユーザーがタッチパネル上に指を接触させたまま指を移動させた後、タッチパネルより指を離す操作を指す。
【0055】
<表示例>
図6は、図5を用いて説明したCPU130aが、記憶部130b内のスケジュールアプリのプログラムを実行することで、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれスケジュール画面およびカレンダー画面を表示した状態を示している。図6においては、カレンダー画面は表示されているが、スケジュールを見る日付が指定されていないのでスケジュール画面は空欄となっている。
【0056】
なお、この状態は携帯無線端末100を第1表示部11および第2表示部12が同一平面を構成するように開いた状態で、第1筐体10および第2筐体20の長辺が水平となり、第2表示部12が設けられた第2筐体20が下側、第1表示部11が設けられた第1筐体10が上側となるように使用している。
【0057】
なお、第1表示部11のマイク19が設けられた側の短辺の外側には、第1タッチパネル123により実現される複数のソフトウェアキーが表示される構成となっている。図6の例では、現在表示している画面より1つ前の画面を表示するバックキー111、各画面に対応したオプションメニューを表示させるメニューキー112およびホーム画面に戻るホームキー113を表示している。これらのキーは、第2表示部12においてもバックキー121、メニューキー122およびホームキー123として第2タッチパネル124により実現される。なお、バックキー111、メニューキー112およびホームキー113は、携帯無線端末100を閉じた状態で使用する場合に機能し、バックキー121、メニューキー122およびホームキー123は、携帯無線端末100を開いた状態で使用する場合に機能するように構成されている。
【0058】
<動作例1>
次に、図7および図8を用いて、携帯無線端末100におけるスケジュールアプリの動作例1について説明する。
【0059】
なお、以下においては、携帯無線端末100を図6に示したように、第1表示部11および第2表示部12が同一平面を構成するように開いた状態で使用するものとして説明するが、図においては簡略化して示すものとする。
【0060】
図7には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれスケジュール画面およびカレンダー画面を表示した状態を示しており、図7の(a)には1月のカレンダー上において15日の日付に対応する領域を指FGでタップすることで、15日のスケジュールがスケジュール画面に表示された状態を示している。なお、第1表示部11および第2表示部12の表示は、互いに入れ替わっても問題はない。
【0061】
このように、携帯無線端末100では2画面の表示部を有するので、スケジュール画面およびカレンダー画面を同時に表示でき、カレンダー上の日付に対応する領域をタップすることで、スケジュールを順次読み出すことができ、使い勝手が良い。
【0062】
また、単にスケジュールを表示するだけでなく、表示されたスケジュールを編集する機能を持たせても良い。
【0063】
図7の(b)には1月のカレンダー上において15日の日付に対応する領域を指FGでタップすることで、15日のスケジュールがスケジュール画面に表示され、さらに第1表示部11のどこかをタップすることで第1表示部11を選択し、編集が可能な状態とする。
【0064】
図7の(b)においては、編集対象領域上を指FGでなぞることで編集対象領域を色を変えて表示した例を示しており、当該領域に示されているテキストデータを変更できる状態となる。
【0065】
編集の方法としては、何れかのテキストをコピーして編集対象領域に貼り付ける場合には、指FGの操作(編集対象領域のロングタップや編集対象領域から指を離す)でダイアログを表示させ、コピーやペーストを選択するという方法を採り、また、新たにテキストを書き込む場合は、第2表示部12にソフトウェアキーボードを表示させ、キーボード入力により新たなテキストを書き込む方法を採る。
【0066】
ここで、例えば、編集対象領域上を指でなぞり、編集対象領域の色が変わった後、指でタップすることでキーボードを表示させることができる。
【0067】
図8には、スケジュールを編集する機能を有する場合の動作の流れをフローチャートで示している。
【0068】
図8に示すように、まず、携帯無線端末100のアプリケーション選択画面からスケジュールアプリを選択してスケジュールアプリを立ち上げる(ステップS1)。
【0069】
次に、スケジュールアプリが終了されたか否かを確認し(ステップS2)、スケジュールアプリが終了された場合は動作を終了するが、スケジュールアプリが動作している場合は、デフォルト設定として、現在の月のスケジュール一覧を一方の表示部(ここでは第2表示部12とする)に表示し、他方の表示部(ここでは第1表示部11とする)には現在の日のスケジュールを表示させる(ステップS3)。
【0070】
なお、現在の月のスケジュール一覧は、図7に示すようにその月のカレンダー画面として示すことが実用的である。
【0071】
なお、デフォルトとしては、現在の月ではなく、現在の週のスケジュール一覧(週間カレンダー)でも良いし、現在の月だけでなく、翌月以降のスケジュール一覧を表示させるように設定しても良い。
【0072】
デフォルト設定による表示がされた後、現在の月のスケジュール一覧(例えば、月間カレンダー)から、別の日付が選択された場合(ステップS4)、上記第1表示部11には選択された日のスケジュールを表示する(ステップS8)。
【0073】
第1表示部11においてデフォルト設定による現在の日のスケジュールが表示されている場合でも、別の日付のスケジュールが表示されている場合でも、第1表示部11において何らかの選択動作、例えば画面のタップによるダイアログ表示の有無や、指による編集対象領域の特定を確認し(ステップS5)、何らかの選択動作があった場合には、当該選択動作に対応する編集処理を行う(ステップS6)。
【0074】
なお、予め定めた時間が経過しても、何らの選択動作もない場合は、スケジュールアプリを終了する。
【0075】
一方、選択動作に対応する編集処理を行っている場合、編集中の画面とは別の画面、ここでは第2表示部12がタップされた場合、あるいは編集中に第1表示部11がダブルタップされた場合には編集が終了し(ステップS7)、ステップS2の動作に戻る。なお、上述した編集を終了させる動作を行わない場合は、編集状態を維持する。
【0076】
<動作例2>
次に、図9および図10を用いて、携帯無線端末100におけるスケジュールアプリの動作例2について説明する。
【0077】
図9の(a)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれ電子メール(Email)の確認画面およびカレンダー画面を表示した状態を示している。なお、第1表示部11および第2表示部12の表示は、互いに入れ替わっても問題はない。
【0078】
電子メールで受信した会議の開催スケジュールが記載された確認画面を、指でタップして選択し、第2表示部12のカレンダー画面の開催日に該当する日付に対応する領域(ここでは5日の領域)までドラッグして指を離すことで、電子メールの内容が5日のスケジュール情報として記録される。
【0079】
このようにして記録された5日のスケジュールは、カレンダー画面から読み出すことができる。すなわち、図9の(b)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれスケジュール画面およびカレンダー画面を表示した状態を示しており、第2表示部12のカレンダー画面の5日の日付に対応する領域を指FGでタップすることで、第1表示部11に5日のスケジュールが表示される。ここでは、第1表示部11には、電子メールで送られたテキストデータを、そのままスケジュールとして表示した例を示しているが、メールの本文を表示し、宛名や送信元の情報は表示しないことで簡潔な表示としても良い。
【0080】
このように、電子メールのテキストデータを、スケジュール情報としてスケジュールアプリに取り込むことができるので、スケジュールの記載を簡便にできるという効果がある。
【0081】
図10は、上述した動作の流れを示すフローチャートである。図10に示すように、まず、携帯無線端末100のアプリケーション選択画面からスケジュールアプリを選択してスケジュールアプリを立ち上げる(ステップS11)。
【0082】
なお、動作例2においては、スケジュールアプリを選択するのに先立って、受信した電子メールの確認画面を第1表示部11に表示し、スケジュールとして記録すべきという判断を携帯無線端末100のユーザーが行っている局面を前提とし、スケジュールアプリの選択が行われる。
【0083】
次に、スケジュールアプリが終了されたか否かを確認し(ステップS12)、スケジュールアプリが終了された場合は動作を終了するが、スケジュールアプリが動作している場合は、デフォルト設定として、現在の月のスケジュール一覧を一方の表示部(ここでは第2表示部12とする)に表示する。なお、現在の月のスケジュール一覧は、図9に示すようにその月のカレンダー画面として示すことが実用的である。
【0084】
デフォルト設定による表示がされた後、スケジュール一覧を表示している画面とは別の画面、ここでは第1表示部11から第2表示部12へのドラッグの有無を検出する(ステップS13)。ドラッグを検出しない場合はステップS12以下の動作を繰り返す。
【0085】
ドラッグを検出した場合は、ドラッグされたデータがテキストデータであるか否かを確認し(ステップS14)、テキストデータである場合は、当該テキストデータを第2表示部12に表示されるスケジュール一覧の、ドラッグ終了点に対応する日付のスケジュールとして記録する(ステップS15)。テキストデータを記録した後は、ステップS12以下の動作を繰り返す。
【0086】
一方、ステップS14において、ドラッグされたデータがテキストデータ以外である場合、例えば画像データなどである場合は、スケジュール情報としては適さないので、その旨をダイアログに表示するなどしてユーザーに通知し(ステップS16)、ステップS12以下の動作を繰り返す。
【0087】
<動作例3>
次に、図11を用いて、携帯無線端末100におけるスケジュールアプリの動作例3について説明する。
【0088】
図11の(a)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれ電子メールの受信リストおよびカレンダー画面を表示した状態を示している。なお、第1表示部11および第2表示部12の表示は、互いに入れ替わっても問題はない。
【0089】
電子メールの受信リスト中の所望の電子メールの項目1110を、指でタップして選択し、第2表示部12のカレンダー画面のイベントの予定日に該当する日付に対応する領域(ここでは9日の部分)までドラッグして指を離すことで、当該項目1110に対応する電子メールの内容が9日のスケジュール情報として記録される。
【0090】
このようにして記録された9日のスケジュールは、カレンダー画面から読み出すことができる。すなわち、図11の(b)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれスケジュール画面およびカレンダー画面を表示した状態を示しており、第2表示部12のカレンダー画面の9日の日に対応する領域を指FGでタップすることで、第1表示部11に9日のスケジュールが表示される。ここでは、第1表示部11には、電子メールで送られて来たテキストデータを、そのままスケジュールとして表示した例を示しているが、メールの本文だけを表示し、宛名や送信元の情報は表示しないことで簡潔な表示としても良い。
【0091】
このように、電子メールのテキストデータを、スケジュール情報としてスケジュールアプリに取り込むことができるので、スケジュールの記載を簡便にできるという効果がある。
【0092】
また、このような構成を採る場合、一度に複数の電子メールの内容をスケジュール情報として記録することも可能となる。すなわち、図11の(a)における第1表示部11に示されるように、電子メールの受信リストのうちスケジュール情報として取り込みたい電子メールの項目1110をそれぞれ指FGでタップする。タップされた項目1110は、色を変えるなどして強調表示され、それらをまとめてイベントの予定日にまでドラッグすることで、複数の電子メールの内容を一度にスケジュール情報として取り込むことができる。
【0093】
なお、上述した動作例3の動作の流れは、図10を用いて説明した動作例2の動作の流れと同じであるので、説明は省略する。
【0094】
<動作例4>
次に、図12および図13を用いて、携帯無線端末100におけるスケジュールアプリの動作例4について説明する。
【0095】
図12の(a)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれ電子メールの受信リストおよびカレンダー画面を表示した状態を示している。なお、第1表示部11および第2表示部12の表示は、互いに入れ替わっても問題はない。
【0096】
電子メールの受信リスト中の所望の電子メールの項目1110を、指でタップして選択し、第2表示部12のカレンダー画面のイベントの予定日に該当する日付に対応する領域(ここでは9日の部分)までドラッグして指を離すことで、当該項目1110に対応する電子メールの内容が9日のスケジュール情報として記録される。
【0097】
ここで、第1表示部11に示される受信リストは、各項目1110にチェックボックスBXが付加されているが、これは、受信リストの中から複数の項目をタップした場合に表示され、ユーザーが誤って複数の項目をタップしたような場合でも、チェックボックスBXにチェックを入れない限り選択が確定したことにはならず、誤った項目の電子メールの内容をスケジュールとして取り込むことを防ぐ効果がある。
【0098】
また、タップした複数の項目(強調表示されている)のうち、スケジュールとして表示する際の順序を指定する機能も担っている。すなわち、チェックボックスにチェックを入れた順番にスケジュールとして表示するように構成することで、任意の順序で電子メールのテキストデータを表示することが可能となる。
【0099】
また、受信リストの中から複数の項目を選択して確定した場合、そのうちの何れかの項目をユーザーが指で選択してドラッグすると、確定した項目の全てがスケジュール情報として記録される。
【0100】
なお、チェックボックスBXにチェックを入れるには、強調表示されている項目1110を再度指でタップすることで可能である。
【0101】
このようにして記録された9日のスケジュールは、カレンダー画面から読み出すことができる。すなわち、図12の(b)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれスケジュール画面およびカレンダー画面を表示した状態を示しており、第2表示部12のカレンダー画面の9日の日に対応する領域を指FGでタップすることで、第1表示部11に9日のスケジュールが表示される。
【0102】
このように、複数の電子メールのテキストデータをスケジュール情報としてスケジュールアプリに取り込む場合、スケジュールとして表示する順序を予め指定することができるので、任意の順序で電子メールのテキストデータを表示することができ、同じ日に複数の予定があるような場合のスケジュールの作成および確認を容易に行うことができる。
【0103】
図13は、上述した動作の流れを示すフローチャートである。図13に示すように、まず、携帯無線端末100のアプリケーション選択画面からスケジュールアプリを選択してスケジュールアプリを立ち上げる(ステップS21)。
【0104】
なお、動作例4においては、スケジュールアプリを選択するのに先立って、受信した電子メールの受信リストを第1表示部11に表示し、そこから、スケジュールとして記録すべき項目を携帯無線端末100のユーザーが判断しているという局面を前提とし、スケジュールアプリの選択が行われる。
【0105】
次に、スケジュールアプリが終了されたか否かを確認し(ステップS22)、スケジュールアプリが終了された場合は動作を終了するが、スケジュールアプリが動作している場合は、デフォルト設定として、現在の月のスケジュール一覧を一方の表示部(ここでは第2表示部12とする)に表示する。なお、現在の月のスケジュール一覧は、図13に示すようにその月のカレンダー画面として示すことが実用的である。
【0106】
デフォルト設定による表示がされた後、スケジュール一覧を表示している画面とは別の画面、ここでは第1表示部11に表示される受信リストの中から複数の項目が選択されたか否かを判断する(ステップS23)。
【0107】
そして、第1表示部11において複数の電子メールの項目がタップされるなどして、複数の項目が選択されたと判断された場合は複数選択モードを起動する(ステップS27)。この複数選択モードとは、受信リストの各項目のそれぞれについてチェックボックスBXを付加するとともに、チェックボックスBXにチェックを入れた順に対応する電子メールのテキストデータを記録し、また表示する機能を実行するモードである。
【0108】
複数選択モードが起動されることで、図12の(a)に示されるように、受信リストの各項目1110にチェックボックスBXが付加される。
【0109】
そして、ユーザーが強調表示されている複数の項目を所望の順にタッチして、チェックボックスBXにチェックを入れると選択が確定する。
【0110】
そして、第1表示部11に表示される受信リストの中から選択された項目が1つの場合、および受信リストの中から複数の項目を選択して確定した場合、第2表示部12へのドラッグの有無を検出する(ステップS24)。ドラッグを検出しない場合はステップS22以下の動作を繰り返す。
【0111】
ドラッグを検出した場合は、ドラッグされたデータがテキストデータであるか否かを確認し(ステップS25)、テキストデータである場合は、当該テキストデータを第2表示部12に表示されるスケジュール一覧の、ドラッグ終了点に対応する日付のスケジュールとして記録する(ステップS26)。ここで、複数の項目が選択されている場合は、複数選択モードにより、チェックを入れた順に対応する電子メールのテキストデータが記録される。テキストデータを記録した後は、ステップS22以下の動作を繰り返す。
【0112】
一方、ステップS25において、ドラッグされたデータがテキストデータ以外である場合、例えば画像データなどである場合は、スケジュール情報としては適さないので、その旨をダイアログに表示するなどしてユーザーに通知し(ステップS28)、ステップS12以下の動作を繰り返す。ここで、複数の項目を選択してドラッグする場合、その中にテキストデータ以外のデータを含む項目がある場合は、テキストデータ以外のデータを含んでいるので、その項目についてはスケジュールとしては使用しない旨を通知する。
【0113】
<動作例5>
次に、図14および図15を用いて、携帯無線端末100におけるスケジュールアプリの動作例5について説明する。
【0114】
図14の(a)には、第1表示部11および第2表示部12上に、それぞれカレンダー画面および電子メールの作成画面を表示した状態を示している。なお、第1表示部11および第2表示部12の表示は、互いに入れ替わっても問題はない。
【0115】
第1表示部11上のカレンダー画面において、5日の日に対応する領域を指FGでタップすることで、第1表示部11に5日のスケジュールを示すダイアログDLが重ねて表示される。このダイアログDLは、カレンダー画面上に半透過領域となるように表示されており、ダイアログDLを通してカレンダー画面の日付を視認することができる。
【0116】
そして、ダイアログDLに表示されたスケジュールを確認し、その内容を電子メールの作成に使用できると判断した場合、図14の(b)に示すように、第1表示部11上のカレンダー画面において、5日の日に対応する領域を指FGでタッチして、第2表示部12の電子メールの作成画面までドラッグして指を離すことで、5日のスケジュールを示すテキストデータがコピーされ、電子メールの作成画面に表示される。
【0117】
このように、スケジュールアプリに記録されたスケジュールを、カレンダー画面から読み出して、そのテキストデータを電子メールの作成に転用することで、スケジュールを記載する必要がある電子メールの作成を簡便に行うことができる。
【0118】
図15は、上述した動作の流れを示すフローチャートである。図15に示すように、まず、携帯無線端末100のアプリケーション選択画面からスケジュールアプリを選択してスケジュールアプリを立ち上げる(ステップS31)。
【0119】
なお、動作例5においては、スケジュールアプリを選択するのに先立って、例えば第2表示部12で電子メールのアプリケーションを起動し、メール作成画面を表示して、これからスケジュールを含んだ電子メールを作成するという局面を前提としている。
【0120】
次に、スケジュールアプリが終了されたか否かを確認し(ステップS32)、スケジュールアプリが終了された場合は動作を終了するが、スケジュールアプリが動作している場合は、デフォルト設定として、現在の月のスケジュール一覧を使用されていない方の表示部(ここでは第1表示部11とする)に表示する。なお、現在の月のスケジュール一覧は、図14に示すようにその月のカレンダー画面として示すことが実用的である。
【0121】
デフォルト設定による表示がされた後、スケジュール一覧を表示している画面とは別の画面、ここでは第2表示部12において別のアプリケーションが起動しているか否かを判断する(ステップS33)。そして、別のアプリケーションが起動していない場合にはステップS32以下の動作を繰り返す。
【0122】
一方、別のアプリケーション(ここでは電子メールのアプリケーション)が起動している場合は、スケジュール一覧を表示している画面、ここでは第1表示部11に表示されるカレンダー画面において、何れかの日付に対応する領域が選択されたか否かを確認する(ステップS34)。そして、何れの日付に対応する領域も選択されない場合にはステップS32以下の動作を繰り返す。
【0123】
一方、何れかの日付に対応する領域が選択された場合には、選択された日付のスケジュールを読み出して、半透過型のダイアログDLに表示する(ステップS35)。
【0124】
次に、スケジュール一覧を表示している画面、ここでは第1表示部11に表示されるカレンダー画面において、何れかの日付に対応する領域が選択されたか否かを確認する(ステップS36)。この場合、ステップS34で選択された日付と同じ日付であれば、先に表示した半透過型のダイアログDLは変化しないが、他の日付が選択された場合は、その日付のスケジュールを読み出して、半透過型のダイアログDLに表示する。
【0125】
一方、何れの日付に対応する領域も選択されない場合にはステップS32以下の動作を繰り返す。
【0126】
そして、第1表示部11から第2表示部12へのドラッグの有無を検出する(ステップS37)。すなわち第1表示部11に表示されるダイアログDLを第2表示部12に表示される電子メールの作成画面にドラッグしたか否かを検出し、ドラッグを検出しない場合はステップS22以下の動作を繰り返す。
【0127】
ドラッグを検出した場合は、ドラッグ先のアプリケーションがテキストデータを扱えるアプリケーションであるか否かを確認する(ステップS38)。テキストデータを扱えないアプリケーションの場合は、その旨をダイアログに表示するなどしてユーザーに通知し(ステップS40)、ステップS32以下の動作を繰り返す。
【0128】
一方、テキストデータを扱えるアプリケーションである場合は、ドラッグしたテキストデータ、ここではスケジュールの内容を、第2表示部12に表示される電子メールの作成画面に表示し、電子メールのデータとして記録する(ステップS39)。
【0129】
<動作例6>
次に、図16および図17を用いて、携帯無線端末100におけるスケジュールアプリの動作例6について説明する。
【0130】
図16の(a)には、第1表示部11上に、カレンダー画面を表示した状態を示しており、携帯無線端末100は、図1に示したように第1表示部11が露出した状態で、第1筐体10と第2筐体20とが互いに重なるように配置された状態となっている。
【0131】
図16の(a)に示されるように、第1表示部11上のカレンダー画面において、5日の日に対応する領域を指FGでロングタップ(通常のタップよりも長い時間タッチして指を離す動作)することで、図16の(b)に示されるように、カレンダー画面上にメニュー画面(Menu)を示すダイアログDLMが重ねて表示される。このダイアログDLMは、例えば電子メールへの転送(Send Email)、メモ帳への転送(Send Email)、クリップボードへの格納(Copy Agenda)、クリップボードの内容の貼り付け(Paste Agenda)などの項目を含んでいる。
【0132】
このようなメニュー画面が表示された状態で、第1筐体10をスライドさせて第2筐体20上の第2表示部12が視認できるようにした場合、例えば、電子メールへの転送を選択する。すると、図16の(c)に示されるように、第2表示部12において電子メールの作成画面が表示されるとともに、5日のスケジュールを示すテキストデータがコピーされ、電子メールの作成画面に表示される。
【0133】
また、例えば、メモ帳への転送を選択すると、図16の(d)に示されるように、第2表示部12においてメモ帳の編集画面が表示されるとともに、5日のスケジュールを示すテキストデータがコピーされ、メモ帳の編集画面に表示される。
【0134】
このように、スケジュールアプリに記録されたスケジュールを、電子メールの作成画面、メモ帳の編集画面に少ない操作で転送することができるので、スケジュールを記載する必要がある電子メールの作成やメモ帳の編集を簡便に行うことができる。
【0135】
また、スケジュールアプリに記録されたスケジュールを、一旦、クリップボードへ格納し、第2表示部12に表示したアプリケーションにクリップボードの内容を貼り付けるような操作も簡便に行うことができる。
【0136】
図17は、上述した動作の流れを示すフローチャートである。図17に示すように、まず、携帯無線端末100のアプリケーション選択画面からスケジュールアプリを選択してスケジュールアプリを立ち上げる(ステップS51)。
【0137】
次に、スケジュールアプリが終了されたか否かを確認し(ステップS52)、スケジュールアプリが終了された場合は動作を終了するが、スケジュールアプリが動作している場合は、デフォルト設定として、現在の月のスケジュール一覧を一方の表示部(ここでは第1表示部11とする)に表示する。なお、現在の月のスケジュール一覧は、図16の(a)に示されるように、その月のカレンダー画面として示すことが実用的である。
【0138】
次に、スケジュール一覧を表示している画面(カレンダー画面)においてロングタップの検出の有無を確認する(ステップS53)。ここでは、カレンダー画面の何れかの日付の領域がロングタップされるか否かを確認する。そして、ロングタップが確認されない場合はステップS52以下の動作を繰り返す。
【0139】
一方、何れかの日付の領域でのロングタップを確認した場合は、メニュー画面をダイアログDLMとして表示する(ステップS54)。
【0140】
次に、メニュー画面中の何れかの項目が選択されたか否かを確認し(ステップS55)、何れの項目も選択されない場合はステップS52以下の動作を繰り返す。
【0141】
一方、メニュー画面中の何れかの項目が選択された場合は、選択された項目に該当するアプリケーションの起動、または選択された項目に該当する動作を実施し、前者の場合は、ロングタップされた日付におけるスケジュールのテキストデータをコピーして、起動したアプリケーションの画面に表示する。また、後者の場合は、ロングタップされた日付におけるスケジュールのテキストデータをクリップボードにコピーし、コピーしたテキストデータを何れかのアプリケーションにおいて貼り付けるなどの動作を行う。
【0142】
なお、以上説明したスケジュールアプリの動作例1〜6は、個々に独立したものとして説明したが、1つのスケジュールアプリで上述した動作例1〜6の全てを実現する機能を有した構成とし、それらの中からユーザーが必要な機能を選択(複数の選択も可)して実行させるようにして良いことは言うまでもない。
【符号の説明】
【0143】
11 第1表示部
12 第2表示部
130 制御部
140 情報記憶部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1および第2表示部と、
前記第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、
前記第1および第2表示部の表示を制御するとともに、前記第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、
スケジュール情報を記録する情報記録部と、を備えた電子機器であって、
前記制御部は、
前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を前記第2表示部に表示することを特徴とする、電子機器。
【請求項2】
前記制御部は、
前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、前記第2表示部の表示内容が、前記第2表示部から前記第1表示部の前記スケジュール一覧の所定の日付の領域に前記第2タッチパネルにおけるドラッグにより移動された場合、前記第2表示部の表示内容を前記所定の日付に関連付けてスケジュール情報として記録する第1の機能をさらに備える、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第2表示部に、電子メールの確認画面を表示し、そこに表示されたテキストデータが前記ドラッグにより移動された場合に、前記所定の日付に関連付けて前記テキストデータを前記新たなスケジュール情報として記録する、請求項2記載の電子機器。
【請求項4】
前記制御部は、
前記第2表示部に、電子メールの受信リストを表示し、当該受信リスト中の電子メールの項目が前記ドラッグにより移動された場合に、前記所定の日付に関連付けて前記電子メールの項目に該当するテキストデータを前記新たなスケジュール情報として記録する、請求項3記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、
前記第2表示部に表示される前記受信リスト中の前記電子メールの項目が複数選択された場合、前記受信リストの各項目にチェックボックスを付加し、前記チェックボックスにチェックが入れられた順に、前記新たなスケジュール情報として記録し表示する、請求項4記載の電子機器。
【請求項6】
前記制御部は、
前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させて前記スケジュール一覧として表示するとともに、前記第2表示部に、テキストデータを編集可能な画面を表示し、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を、前記スケジュール一覧上に重ねて表示し、
前記スケジュール情報が、前記第1表示部から前記第2表示部にドラッグにより移動された場合に、前記スケジュール情報のテキストデータを前記第2表示部に表示する第2の機能をさらに備える、請求項2記載の電子機器。
【請求項7】
前記制御部は、
前記スケジュール情報を、半透過のダイアログとして前記スケジュール一覧上に重ねて表示する、請求項7記載の電子機器。
【請求項8】
前記制御部は、
前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、前記スケジュール一覧上に機能一覧を重ねて表示し、
前記機能一覧から選択された機能に基づいて、前記第2表示部に新たなアプリケーションを起動するとともに、前記スケジュール一覧において選択された前記日付に対応する前記スケジュール情報を前記新たなアプリケーションに移動して前記第2表示部に表示する第3の機能をさらに備える、請求項2記載の電子機器。
【請求項9】
前記機能一覧には、少なくとも、電子メールへの転送機能を含む、請求項8記載の電子機器。
【請求項10】
第1および第2表示部と、
前記第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、
前記第1および第2表示部の表示を制御するとともに、前記第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、
スケジュール情報を記録する情報記録部と、を備えた電子機器の制御方法であって、
前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示させるとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を前記第2表示部に表示させるように前記制御部により制御する電子機器の制御方法。
【請求項11】
第1および第2表示部と、
前記第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、
前記第1および第2表示部の表示を制御するとともに、前記第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、
スケジュール情報を記録する情報記録部と、を備えた電子機器の前記制御部にインストールされた電子機器のアプリケーションプログラムであって、
前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示させるとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を前記第2表示部に表示させるように前記制御部を機能させる電子機器のアプリケーションプログラム。
【請求項1】
第1および第2表示部と、
前記第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、
前記第1および第2表示部の表示を制御するとともに、前記第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、
スケジュール情報を記録する情報記録部と、を備えた電子機器であって、
前記制御部は、
前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を前記第2表示部に表示することを特徴とする、電子機器。
【請求項2】
前記制御部は、
前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、前記第2表示部の表示内容が、前記第2表示部から前記第1表示部の前記スケジュール一覧の所定の日付の領域に前記第2タッチパネルにおけるドラッグにより移動された場合、前記第2表示部の表示内容を前記所定の日付に関連付けてスケジュール情報として記録する第1の機能をさらに備える、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第2表示部に、電子メールの確認画面を表示し、そこに表示されたテキストデータが前記ドラッグにより移動された場合に、前記所定の日付に関連付けて前記テキストデータを前記新たなスケジュール情報として記録する、請求項2記載の電子機器。
【請求項4】
前記制御部は、
前記第2表示部に、電子メールの受信リストを表示し、当該受信リスト中の電子メールの項目が前記ドラッグにより移動された場合に、前記所定の日付に関連付けて前記電子メールの項目に該当するテキストデータを前記新たなスケジュール情報として記録する、請求項3記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、
前記第2表示部に表示される前記受信リスト中の前記電子メールの項目が複数選択された場合、前記受信リストの各項目にチェックボックスを付加し、前記チェックボックスにチェックが入れられた順に、前記新たなスケジュール情報として記録し表示する、請求項4記載の電子機器。
【請求項6】
前記制御部は、
前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させて前記スケジュール一覧として表示するとともに、前記第2表示部に、テキストデータを編集可能な画面を表示し、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を、前記スケジュール一覧上に重ねて表示し、
前記スケジュール情報が、前記第1表示部から前記第2表示部にドラッグにより移動された場合に、前記スケジュール情報のテキストデータを前記第2表示部に表示する第2の機能をさらに備える、請求項2記載の電子機器。
【請求項7】
前記制御部は、
前記スケジュール情報を、半透過のダイアログとして前記スケジュール一覧上に重ねて表示する、請求項7記載の電子機器。
【請求項8】
前記制御部は、
前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示するとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、前記スケジュール一覧上に機能一覧を重ねて表示し、
前記機能一覧から選択された機能に基づいて、前記第2表示部に新たなアプリケーションを起動するとともに、前記スケジュール一覧において選択された前記日付に対応する前記スケジュール情報を前記新たなアプリケーションに移動して前記第2表示部に表示する第3の機能をさらに備える、請求項2記載の電子機器。
【請求項9】
前記機能一覧には、少なくとも、電子メールへの転送機能を含む、請求項8記載の電子機器。
【請求項10】
第1および第2表示部と、
前記第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、
前記第1および第2表示部の表示を制御するとともに、前記第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、
スケジュール情報を記録する情報記録部と、を備えた電子機器の制御方法であって、
前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示させるとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を前記第2表示部に表示させるように前記制御部により制御する電子機器の制御方法。
【請求項11】
第1および第2表示部と、
前記第1および第2表示部のそれぞれに対する入力を受け付ける第1および第2タッチパネルと、
前記第1および第2表示部の表示を制御するとともに、前記第1および第2タッチパネルを制御する制御部と、
スケジュール情報を記録する情報記録部と、を備えた電子機器の前記制御部にインストールされた電子機器のアプリケーションプログラムであって、
前記第1表示部に、前記情報記録部から読み出した前記スケジュール情報を、日付に対応させてスケジュール一覧として表示させるとともに、前記スケジュール一覧の何れかの日付が選択された場合に、当該日付に対応する前記スケジュール情報を前記第2表示部に表示させるように前記制御部を機能させる電子機器のアプリケーションプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2013−25741(P2013−25741A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−162958(P2011−162958)
【出願日】平成23年7月26日(2011.7.26)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年7月26日(2011.7.26)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】
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