説明

電子機器

【課題】 本件は、画像を表示する表示画面と、表示画面上のカーソルを移動させるタッチパッドおよび操作ボタンを有するポインティングデバイスとを有する電子機器に関し、コストダウンを図る。
【解決手段】 タッチパッドが、指の動きを検出するセンサと、そのセンサを覆うセンサカバー231とを有し、センサがセンサカバーの上に置かれた指の動きを検出するセンサであり、操作ボタンが、スイッチと、スイッチを覆い押下操作を受けてそのスイッチを押すスイッチカバー232とを有し、センサカバー231およびスイッチカバー232が、一体成形されたカバー部材120の各一部からなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本件は、画像を表示する表示画面と、表示画面上のカーソルを移動させるタッチパッドおよび操作ボタンを有するポインティングデバイスとを有する電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばノート型パーソナルコンピュータ(以下、「ノートPC」と略記する)等、タッチパッドおよび左右の操作ボタンを有するポインティングデバイスと表示画面とが搭載された電子機器が存在する。タッチパッドにも複数の種類のものが存在するが、代表的な一例として、指の動きを検出するセンサと、そのセンサを覆うセンサカバーとを有し、センサカバーの上に置かれた指の動きをそのセンサで検出する構成を持つタッチパッドが存在する。また、左右の操作ボタンは、左右のスイッチと、それら左右のスイッチをそれぞれ覆い押下操作を受けて対応する各スイッチを押す左右のスイッチカバーとを有する。さらに、左右の操作ボタンの間に指紋センサが一体的に組み込まれているものも存在する。
【0003】
ここで、製造上の便宜、組立上の便宜のため、センサカバーにより覆われるセンサは基板に搭載されており、左右のスイッチカバーにより覆われる左右のスイッチは、センサが搭載された基板とは別の基板に搭載されている。また、意匠上の問題からセンサカバーと左右のスイッチカバーを別々の色に加飾する要望もある。
【0004】
このような点から、従来、センサカバーと左右のスイッチカバーは別々の部品で構成されている。これが、ポインティングデバイスのコストアップの1つの要因となっている。
【0005】
ここで、ICモジュールが搭載された部分を綺麗な切断面で分離することができるICカード用基板が提案されている(特許文献1)。
【0006】
しかしながら、この提案は上記のポインティングデバイスのコストダウンには繋がらない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平11−203440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本件の電子機器の課題は、ポインティングデバイスに関しコストダウンを図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本件開示の電子機器は、画像を表示する表示画面と、その表示画面上のカーソルを移動させるタッチパッドおよび操作ボタンを有するポインティングデバイスとを有する。
【0010】
ここで、上記タッチパッドは、指の動きを検出するセンサと、そのセンサを覆うセンサカバーとを有し、そのセンサがセンサカバーの上に置かれた指の動きを検出するセンサである。
【0011】
また、上記操作ボタンは、スイッチと、そのスイッチを覆い押下操作を受けてそのスイッチを押すスイッチカバーとを有する。
【0012】
ここで、上記センサカバーおよび上記スイッチカバーは、一体成形されたカバー部材の各一部からなる。
【発明の効果】
【0013】
本件開示の電子機器は、上記のカバー部材を有するため、センサカバーとスイッチカバーを別々の部品で構成するよりコストダウンが図られる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本件の電子機器の一実施形態であるノートPCの外観斜視図である。
【図2】比較例における、上カバーの内側と、その上カバーに固定されるセンサカバー部材およびスイッチカバー部材を示す分解斜視図である。
【図3】比較例において、上カバーの内面にセンサカバー部材とスイッチカバー部材を配置した状態を示した斜視図である。
【図4】センサカバー部材の上面側を示した斜視図である。
【図5】センサカバー部材の裏面側を示した斜視図である。
【図6】センサカバー部材の上面を示した平面図である。
【図7】センサカバー部材の裏面を示した平面図である。
【図8】スイッチカバー部材の上面側を示した斜視図である。
【図9】スイッチカバー部材の裏面側を示した斜視図である。
【図10】スイッチカバー部材の上面を示した平面図である。
【図11】スイッチカバー部材の裏面を示した平面図である。
【図12】本実施形態における、上カバーの内側と、その上カバーに固定されるカバー部材の裏面側を示した分解斜視図である。
【図13】本実施形態における、上カバーの内面にカバー部材を配置した状態を示した斜視図である。
【図14】上カバーの、カバー部材を配置した部分の拡大斜視図である。
【図15】カバー部材の上面側を示した斜視図である。
【図16】カバー部材の裏面側を示した斜視図である。
【図17】カバー部材の上面を示した平面図である。
【図18】カバー部材の裏面を示した平面図である。
【図19】カバー部材の裏面にセンサ基板を搭載した状態を示す図である。
【図20】スイッチモジュールを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本件の実施形態を説明する。
【0016】
図1は、本件の電子機器の一実施形態であるノートPCの外観斜視図である。
【0017】
このノートPC10は、本体ユニット20と表示ユニット30を有する。本体ユニット20は、その外形を画定する筐体100を有し、その筐体100は、上カバー101と下カバー102との2つの筐体部材を有する。本体ユニット20は、上カバー101と下カバー102とで囲まれた内部空間を有し、その内部空間には、CPU(Central Processing Unit)等を搭載した回路基板(図示せず)をはじめとする様々な電子部品が収容されている。この本体ユニット20は、そのCPU等により演算機能を有する。また、この本体ユニット20の上面には、電源ボタン21、キーボード22、およびポインティングデバイス23等が配置されている。上カバー101には、ポインティングデバイス上面を筐体100の上面に露出させる開口24が形成されている。その開口24から、ポインティングデバイス23を構成するセンサカバー231および左右のスイッチカバー232が筐体100の上面にあらわれている。さらに、その開口24からは、後述する固定枠230(例えば図1参照)のセンサカバー231寄りの帯状領域と固定アーム233もあらわれている。詳細は後述する。
【0018】
さらに、本体ユニット20の上面には、表示ユニット30に設けられたフック31が入り込んで係止され表示ユニット30を閉状態に保つロック穴25が形成されている。本体ユニット20の側面には、各種コネクタ26が配置されているが、ここでは説明は省略する。
【0019】
また、このノートPC10の表示ユニット30は、上述のフック31、表示画面32等を有し、ヒンジ40により、図1に示すように表示画面32を立設させた開状態と表示画面32を下に向けて本体ユニット20上に閉じた閉状態との間で開閉自在に支持されている。
【0020】
ここで、本件の実施形態の説明を一旦離れ、比較例について説明する。
【0021】
ここでは、比較例であることを示すために、本件の実施形態における各要素と対応する各要素には、本件の実施形態における各要素に付した符号に‘A’を加えた符号を付して示す。
【0022】
図2は、比較例における、上カバーの内側と、その上カバーに固定されるセンサカバー部材およびスイッチカバー部材を示す分解斜視図である。また、図3は、比較例において、上カバーの内面にセンサカバー部材とスイッチカバー部材を配置した状態を示した斜視図である。
【0023】
上カバー101Aには、開口24Aが形成されている。この開口24Aは、センサカバー部材121Aおよびスイッチカバー部材122Aを上カバー101Aの表面(図2,図3に図示されていない側の面)側に露出させる開口である。その開口24Aの周囲には、センサカバー部材121Aやスイッチカバー部材122Aを熱溶着により上カバー101Aに固定するための複数の突起241Aが形成されている。
【0024】
この上カバー101Aの開口24Aには、センサカバー部材121Aが配置され、さらにスイッチカバー部材122Aが配置される。
【0025】
図4,図5は、センサカバー部材121Aの、それぞれ上面側、裏面側を示した各斜視図である。また、図6,図7は、センサカバー部材121Aの、それぞれ上面、裏面を示した各平面図である。
【0026】
このセンサカバー部材121Aは、固定枠230Aと、センサカバー231Aと、固定アーム234Aとを有する。固定枠230Aは、センサカバー部材121Aの外縁を一周する枠形状の部分であり、この固定枠230Aには、図2,図3に示す、開口24Aの周囲に立設する複数の突起241Aのそれぞれに対応した位置に、それらの突起241Aが貫通する穴230aAが形成されている。また、センサカバー231Aは、固定枠230Aと固定アーム234Aの一方の側縁との双方に連続して、固定枠230Aと固定アーム234Aとに囲まれた領域に広がっている。
【0027】
また、固定枠230Aに囲まれた領域のうちの、センサカバー231Aが広がる領域を除く、固定アーム234Aのもう一方の側縁側には、固定枠230Aと固定アーム234Aとに囲まれた穴239Aが形成されている。この穴239Aには、スイッチカバー部材122A(図2,図3参照)が配置される。固定枠230Aおよび固定アーム234Aの、この穴239Aの回りには、案内突起238Aが形成されている。これらの案内突起238Aは、この穴239Aに配置されるスイッチカバー部材122Aを構成するスイッチカバー232A(図8〜図10参照)が押下されたときにその押下されたスイッチカバー232Aを案内する。また、センサカバーユニット121Aの上面の、図6に斜線を付した領域、すなわち、固定枠230Aのセンサカバー寄りの帯状領域と固定アーム234Aは、ホットスタンプや塗装等の加飾処理が施される領域である。
【0028】
図8,図9は、スイッチカバー部材122Aの、それぞれ上面側および裏面側を示した各斜視図である。また、図10,図11は、スイッチカバー部材122Aの、それぞれ上面および裏面を示した平面図である。
【0029】
このスイッチカバー部材122Aは、左右2つのスイッチカバー232Aと、それらのスイッチカバー232Aの周縁から延在する支持アーム233Aを有する。左右2つのスイッチカバー232Aのそれぞれの裏面には、スイッチ253(図20参照)を押下するための押下突起232bAが形成されている。また、支持アーム233Aには、図2,図3に示す開口24の周りの突起241Aが入り込む穴233aAが形成されている。スイッチカバー部材122Aは、左右のスイッチカバー233Aの表面全面がホットスタンプや塗装等による加飾処理が施される。
【0030】
図4〜図7に示すセンサカバー部材121Aおよび図8〜図11に示すスイッチカバー122Aは、加飾処理が施された後、図2,図3に示すように前カバー121Aに組み込まれ、開口24Aの周囲の突起241Aの熱溶着によりセンサカバー部材121Aおよびスイッチカバー部材122Aが上カバー101Aに固定される。スイッチカバー部材122Aを構成する左右のスイッチカバー232Aは、上カバー101Aに支持アーム233Aを介して支持されているため、押下操作を受けると押し込まれてその裏面の押下突起232bAでスイッチ253(図20参照)を押す。スイッチカバー232Aは押下操作を止めると元の高さに復帰する。
【0031】
以上の比較例では、センサカバー231Aとスイッチカバー232Aはセンサカバー部材121Aとスイッチカバー部材122Aのそれぞれに組み込まれ、2つの部品に分かれている。このため加飾処理を施すにあたっては、センサカバー部材121Aとスイッチカバー部材122Aの双方に加飾処理を施す必要がある。このように、この比較例の場合、部品点数が多く、また加飾処理や組立工程も多くかかり、コスト上不利である。
【0032】
以下、本件の実施形態の説明に戻る。
【0033】
図12は、本実施形態における、上カバーの内側と、その上カバーに固定されるカバー部材の裏面側を示した分解斜視図である。また、図13は、本実施形態における、上カバーの内面にカバー部材を配置した状態を示した斜視図である。図14は、上カバーの、カバー部材を配置した部分の拡大斜視図である。
【0034】
本実施形態の上カバー101には、図2に示す比較例の上カバー101Aと同様、開口24が形成されている。この開口24は、カバー部材120を上カバー101の表面に露出させる開口である。また、これも比較例の場合と同様、開口24の周囲を取り巻くように熱溶着用の複数の突起241が形成されている。この上カバー101の開口24には、カバー部材120が配置される。上カバー101は、カバー部材120を支持する支持部材の一例である。
【0035】
図15,図16は、カバー部材120の、それぞれ上面側、裏面側を示した各斜視図である。また、図17,図18は、カバー部材120の、それぞれ上面、裏面を示した平面図である。
【0036】
このカバー部材120は、固定枠230と、センサカバー231と、左右のスイッチカバー232と、固定アーム234とを有する。固定枠230は、カバー部材120の外縁を一周する枠形状の部分である。この固定枠234には、図12〜図14に示す、開口24の周囲に立設する複数の突起241のそれぞれに対応した位置にそれらの突起241が貫通する穴230aが形成されている。また、センサカバー231は、固定枠230の内側の一部領域、すなわち、固定枠230と固定アーム234とに囲まれた一方の領域に、それら固定枠230と固定アーム234の一方の側縁との双方に連続して広がっている。また、固定枠230と固定アーム234とに囲まれたもう一方の領域には、左右のスイッチカバー232が配置されている。これら左右のスイッチカバー232は、互いに分離されており、それらのスイッチカバー232は、支持アーム233を介して固定枠230に支持されている。左右のスイッチカバー232の裏面にはそれぞれ押下突起232bが形成されている。各スイッチカバー232が表面側から指で押圧操作を受けると変位し裏面の押下突起232bでスイッチ253(図20参照)を押下する。スイッチカバー232から指を離すと、そのスイッチカバー232は元の高さ位置に戻る。
【0037】
このカバー部材120の表面の、図17に斜線を付して示した領域、すなわち、固定枠230のセンサカバー231寄りの帯状領域と、固定アーム234と、左右のスイッチカバー232は、ホットスタンプや塗装等の加飾処理が施される領域である。このカバー部材120は、加飾処理の後、上カバー101の複数の突起241がカバー部材120の固定枠230の複数の穴230aにそれぞれ入り込むようにして上カバー101の開口24に配置される。そして、穴230aに挿入された突起241の熱溶着により、カバー部材120が上カバー101に固定される。
【0038】
ここで、カバー部材120の固定部230には、少し細くなった一対の切断許容部230bが形成されている。固定部230の、一対の切断許容部230bよりもセンサカバー231寄りの第1部分230cは、センサカバー231とスイッチカバー232のうち、センサカバー231にのみ関係する部分である。一方、左右のスイッチカバー232を支持する支持アーム234は、全て、固定部230の、一対の切断許容部230bよりもスイッチカバー232寄りの第2部分230dに接続されており、その第2部分232dは、センサカバー231とは無関係である。このため、このカバー部材120は、一対の切断許容部230bで切断することが可能である。カバー部材120は、上述した通り、図7に斜線を付して示す領域が加飾されるが、この領域は一度に1つの色にのみ加飾される。このため、このままでは、センサカバー231の周囲と、左右のスイッチカバー233は互いに同じ色しか実現できない。そこで、ここでは、カバー部材120の固定枠230に切断許容部230bが設けられており、加飾後にこの切断許容部230bで切断し、切断した一方(例えばスイッチカバー233)を別の色に加飾して切断した一方(スイッチカバー233)と入れ替える。すなわち、図12に示す開口24に、ある色に加飾したセンサカバー231と別の色に加飾したスイッチカバー232を配置して熱溶着する。同一仕様のノートPC10を多数台製造する過程の中で、切断許容部230bで切断して今回使わなかった部分は、別のノートPCの製造で使うようにする。こうすることにより、様々な色の組合せが可能となる。
【0039】
図19は、カバー部材の裏面にセンサ基板を搭載した状態を示す図である。
【0040】
カバー部材120の、センサカバー231(図1を合わせて参照)の裏面には、図19に示すようなセンサ基板240が搭載される。このセンサ基板240のセンサカバー側の面には平面状のセンサが広がっている。また、このセンサ基板240の裏面側には、検出回路素子等が配置されている。センサカバー231の表面に指を置くとセンサカバー231上の指の位置が検出され、センサカバー上で指を動かすと指の動きが検出されて表示画面32(図1参照)上のカーソルがその指の動きに応じた位置に移動する。このセンサ基板240に搭載された平面状のセンサと、センサカバー231とのペアは本件にいうタッチパッドの一例を構成している。
【0041】
図20は、スイッチモジュールを示す斜視図である。
【0042】
このスイッチモジュール250は、支持金具251と、その支持金具251上に固定されたスイッチ基板252と、そのスイッチ基板252上に搭載された左右のスイッチ253を有する。左右のスイッチ253どうしの間隔は、例えば図14に示す、カバー部材120を構成する左右のスイッチカバー232の裏面にそれぞれ立設する押下突起232bどうしの間隔と一致している。左側のスイッチ253と左側のスイッチカバー232とのペアは本件にいう操作ボタンの一例を構成している。また、これと同様に、右側のスイッチ253と右側のスイッチカバー232とのペアも、本件にいう操作ボタンの一例を構成している。
【0043】
図20に示すスイッチモジュール250は、左右のスイッチ253が、左右のスイッチカバー232の各押下突起232bの真下に位置するように、本体ユニット20の筐体100内にネジ止めされる。左右のスイッチカバー232のいずれか一方を押下操作すると、その押下操作されたスイッチカバー232の真下にあるスイッチ252が押下されスイッチカバー232が押されたことが認識され、押下操作したことに応じた所要の処理が実行される。
【符号の説明】
【0044】
10 ノートPC
20 本体ユニット
21 電源ボタン
22 キーボード
23 ポインティングデバイス
24,24A,26A 開口
25 ロック穴
26 コネクタ
30 表示ユニット
31 フック
32 表示画面
40 ヒンジ
100 筐体
101,101A 上カバー
102 下カバー、底カバー
120 カバー部材
121A センサカバー部材
231,231A センサカバー
122A スイッチカバー部材
232,232A スイッチカバー
230,230A 固定枠
230a,230aA,233aA 穴
230b 切断許容部
230c 第1部分
230d 第2部分
232b,232bA 押下突起
234,234A 固定アーム
233,233A 支持アーム
238A 案内突起
240 センサ基板
241,241A 突起
250 スイッチモジュール
251 支持金具
252 スイッチ基板
253 スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示画面と、該表示画面上のカーソルを移動させるタッチパッドおよび操作ボタンを有するポインティングデバイスとを有し、
前記タッチパッドが、指の動きを検出するセンサと、該センサを覆うセンサカバーとを有し、該センサが該センサカバーの上に置かれた指の動きを検出するセンサであり、
前記操作ボタンが、スイッチと、該スイッチを覆い押下操作を受けて該スイッチを押すスイッチカバーとを有し、
前記センサカバーおよび前記スイッチカバーが、一体成形されたカバー部材の各一部からなることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記カバー部材を支持する支持部材を有し、
前記カバー部材が、外縁を一周し前記支持部材に固定される固定枠を有し、
前記センサカバーが、前記固定枠に連続して、該固定枠内の一部領域を残して該固定枠内に広がり、
前記スイッチカバーが、前記固定枠と該スイッチカバーとを繋ぐ支持アームを介して該固定枠に支持されて該固定枠内に広がり、
前記固定枠が、前記センサカバーに連続する第1の枠部分と前記支持アームが接続された第2の枠部分を有し、さらに該第1の枠部分と該第2の枠部分との間に切断を許容する一対の切断許容部を有し、該固定枠は、該一対の切断許容部が切断された状態にあっても前記支持部材に固定されて前記センサカバーおよび前記スイッチカバーを所期の状態に維持することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記カバー部材がさらに、前記センサカバーと前記スイッチカバーとの間に延び両端が前記固定枠に連続するとともに一方の側縁が前記センサカバーに連続する固定アームを有することを特徴とする請求項2項記載の電子機器。
【請求項4】
前記固定枠が前記支持部材の裏面に固定されたものであって、
前記支持部材が、前記センサカバー、前記固定枠のうちの該センサカバーに連続した部分であってさらに該センサカバー寄りの帯状領域、前記固定アーム、および前記スイッチカバーを表面側に露出させる開口を有し、
前記帯状領域、前記固定アーム、および前記スイッチカバーそれぞれの前記開口からの露出面が加飾されていることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
【請求項5】
前記表示画面を有する表示ユニットと、
演算機能を有し前記表示ユニットを開閉自在に支持する本体ユニットとを有し、
前記ポインティングデバイスが、前記本体ユニットに備えられていることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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