説明

電子装置のカード冷却構造及びそれに用いるカード構造並びにマザーボード構造

【課題】 プラグイン式のカードに対して、容易に適用可能でかつ簡単な構造でプリント基板を効率良く冷却する構造を得る。
【解決手段】 電子装置のマザーホード8に対してコネクタ1,9により着脱自在とされかつプリント基板3を有するカードの冷却構造において、プリント基板3に、冷却媒体を循環する冷却管4を埋設し、カード側コネクタ1に、冷却管4の端部にそれぞれ連結された冷却媒体吸入穴5及び排出穴14を設ける。また、マザーボード側コネクタ9に、装置外部の冷却媒体供給管7及び排熱管15にそれぞれ連結されたマザーボード側冷却用管11及び排熱用管16を設ける。カード側コネクタ1とマザーボード側コネクタ9とが互いに接続された場合、カード側コネクタ1の冷却媒体吸入穴5及び排出穴14とマザーボード側コネクタ9の冷却用管11及び排熱用管16とが、それぞれ連結されるように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子装置のカード冷却構造及びそれに用いるカード構造並びにマザーボード構造に関し、特に電子装置のマザーホードに対してコネクタにより着脱自在とされかつプリント基板を有するカードの冷却構造の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
無線通信装置などの電子装置は、一般に、電子回路が組み込まれたプリント基板を有するプラグイン式の複数のカードからなっており、これら複数のカードはマザーボード上のコネクタに対して着脱自在とされて、故障の際の修理、保守点検、カード交換などの作業を容易とするようになっている。
【0003】
この様な構成のプラグイン式カードにおいては、プリント基板に組み込まれている電子部品の発熱を放熱することが必要である。例えば、特許文献1を参照すると、プラグイン式のカードにおけるプリント基板上の発熱電子部品に、吸熱板を接触して配置し、この吸熱板による熱をヒートパイプによりプリント基板の側縁部へ導出して、プリント基板側縁部において、ヒートパイプ端部の冷却端を、マザーボード(バックボード)に設けられたヒートカプラを介して、同じくマザーボードに設けられている冷却ブロックへ連結する構造が開示されている。
【0004】
また、特許文献2を参照すると、平板状ヒートパイプ化モジュール内の発熱体からの熱を、コネクタである着脱部にプラグイン式に当該モジュールを装着することにより、吸熱板に面接触させつつ伝達して放熱する技術が開示されている。
【0005】
更に、特許文献3を参照すると、多層構造のプリント基板に、冷却用パイプを埋設して、プリント基板自体を冷却する構造が開示されている。
【0006】
【特許文献1】特開平3−246997号公報
【特許文献2】特開2001−156483号公報
【特許文献3】特開平7−297505号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した特許文献1の技術においては、プリント基板上の発熱部品に吸熱板を接触して配置する構成であるために、プリント基板に発熱部品が複数存在する場合には、各々の発熱部品に吸熱板を設け、更にこれら複数の吸熱板の熱を、プリント基板の側縁部に設けられている冷却端へ伝達するためのヒートパイプをプリント基板上に配設することが必要になる。従って、冷却のための構造が複雑化し、構成部品も増大してコスト的に得策ではないし、また、強制冷却ではないために、冷却効果を大とするには、吸熱板を大とする必要があり、構造的にも不利である。
【0008】
特許文献2の技術においては、モジュール(カード)全体を平板状ヒートパイプ化して、発熱体からの熱を、コネクタ挿入時にこの平板状ヒートパイプと面接触する吸熱板を介して外部の放熱器へ逃がすようになっている。この構成では、強制冷却ではなく自然冷却であるために、冷却効果を大とするには、平板状ヒートパイプや吸熱板を大型とする必要があり、構造的に大型となるという問題がある。
【0009】
特許文献3の技術では、プリント基板に冷却用パイプを埋設して、この冷却用パイプ内に冷却液を循環させるものであるから、強制冷却により、プリント基板そのものを冷却することになり、冷却効果は高くなる。しかしながら、マザーボードのコネクタに対してカードを着脱自在なプラグイン式のカードに、冷却液を供給/排出するための構造が必要になるところ、特許文献3には、そのような構造の開示はなされていない。
【0010】
本発明の目的は、構造的にも複雑化せず、また大型化することなく、効率良く冷却をなすことが可能な冷却構造を提供することである。
【0011】
本発明の他の目的は、プラグイン式のカードに対して容易に適用可能として、冷却効率を高め得る冷却構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明による冷却構造は、電子装置のマザーホードに対してコネクタにより着脱自在とされかつプリント基板を有するカードの冷却構造であって、前記プリント基板に埋設されて冷却媒体を循環する冷却管と、カード側のコネクタに設けられ前記冷却管の端部にそれぞれ連結された冷却媒体吸入部及び排出部と、前記マザーボード側のコネクタに設けられ装置外部の冷却媒体供給管及び排熱管にそれぞれ連結されたマザーボード側冷却用管及び排熱用管とを含み、前記カード側のコネクタと前記マザーボード側のコネクタとが互いに接続された場合、前記カード側のコネクタの前記冷却媒体吸入部及び排出部と前記マザーボード側のコネクタの前記冷却用管及び排熱用管とが、それぞれ連結されることを特徴とする。
【0013】
本発明によるカード構造は、電子装置のマザーホードに対してコネクタにより着脱自在とされかつプリント基板を有するカード構造であって、前記プリント基板に埋設されて冷却媒体を循環する冷却管と、前記コネクタに設けられ前記冷却管の端部にそれぞれ連結された冷却媒体吸入部及び排出部とを含み、前記コネクタが前記マザーボード側のコネクタに接続された場合、前記カード側のコネクタの前記冷却媒体吸入部及び排出部が前記マザーボード側のコネクタの冷却用管及び排熱用管に、それぞれ連結されることを特徴とする。
【0014】
本発明によるマザーボード構造は、冷却媒体を循環する冷却管が埋設されたプリント基板を有するカードがコネクタにより着脱自在な電子装置のマザーボード構造であって、装置外部の冷却媒体供給管及び排熱管にそれぞれ連結されたマザーボード側冷却用管及び排熱用管を含み、前記コネクタに前記カード側のコネクタが接続された場合、前記カード側のコネクタの冷却媒体吸入部及び排出部に前記マザーボード側のコネクタの前記冷却用管及び排熱用管が、それぞれ連結されることを特徴とする。
【0015】
本発明の作用を述べる。電子装置のマザーホードに対してコネクタにより着脱自在とされかつプリント基板を有するカードの冷却構造において、プリント基板に、冷却媒体を循環する冷却管を埋設して設け、カード側のコネクタに、冷却管の端部にそれぞれ連結された冷却媒体吸入部及び排出部を設ける。また、マザーボード側のコネクタに、装置外部の冷却媒体供給管及び排熱管にそれぞれ連結されたマザーボード側冷却用管及び排熱用管を設ける。そして、カード側のコネクタとマザーボード側のコネクタとが互いに接続された場合、カード側のコネクタの冷却媒体吸入部及び排出部とマザーボード側のコネクタの冷却用管及び排熱用管とが、それぞれ連結されるように構成する。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、カードのプリント基板を直接冷却するようにしているので、カード全体を内部から冷却することができ、よってプリント基板搭載部品の放熱が効率的に行えるという効果がある。また、設計段階で、局部発熱体が実装されている周囲に、冷却管を集中配置することができるので、効率的な放熱がより一層可能になるという効果がある。更にはまた、プラグイン式のカードをマザーボードのコネクタに対して着脱する場合にも、冷却管への冷却媒体の供給、排出が容易となるという効果もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施例の全体構成を示す斜視図である。図1を参照すると、電子装置の筐体であるマザーボード8のマザーボード側コネクタ9に対して、カードのプリント基板3がカード側コネクタ1を介して着脱自在となっている。
【0018】
プリント基板3には、水や空気などの冷却媒体を通すための冷却管4が埋設されており、この冷却媒体は、装置外部に設けられている熱交換器6により、供給管7及び排熱管15を介して供給、排出可能となっている。装置外部の供給管7は、マザーボード8の供給穴31及びマザーボード側コネクタ9の対応穴を介して、カード側コネクタ1の吸入穴5へ連結される。また、装置外部の排熱管15は、マザーボード8の排熱穴32及びマザーボード側コネクタ9の対応穴を介して、カード側コネクタ1の排出穴14へ連結される。
【0019】
図2はカード側コネクタ1とプリント基板3との接合部の詳細を示す図であり、22は信号端子、2はコネクタの冷却管である。信号端子22はプリント基板3の回路パターンや電子回路部品に接続されており、コネクタの冷却管2は吸入穴5と冷却管4とを連結するものである。冷却管4は、図3のプリント基板の断面詳細図に示す如く、プリント基板3の内部に埋設されており、パターン19やスルーホール20などを避けるように配置されている。この冷却管4は、リフロー温度(約260℃)に耐える素材で形成されているものとする。
【0020】
図4はコネクタ接続部の縦断面図である。図4を参照すると、装置外部の供給管7(排熱管15)は、マザーボード8の供給穴31(排熱穴32)及びマザーボード側コネクタ9の穴へ挿入されて、固定用ナット10でマザーボード8に取付けられると共に、供給管7(排熱管15)の先端の雄ネジ部13(18)がマザーボード側冷却用管11(マザーボード側排熱管16)の雌ネジ部12(17)と嵌合されて、固定される。
【0021】
カード側コネクタ1の吸入穴5(排熱穴14)には、マザーボード側冷却用管11(マザーボード側排熱用管16)が挿入されるようになっており、この挿入は、マザーボード側冷却用管11(マザーボード側排熱用管16)の外周面上に設けられている挿入用ストッパ35に、カード側コネクタ1の前面が接触するまで行われる。なお、このマザーボード側の冷却用管11(排熱用管16)とカード側のコネクタ1の吸入穴5との嵌合時において、冷却媒体が漏れないように、パッキング23が設けられている。
【0022】
カード側コネクタ1の吸入穴5(排熱穴14)内のほぼ中央には、穴の中心軸に垂直に台座33が設けられており、この台座33には、穴の中心軸を中心軸とする円錐形状部25が取付けられている。また、台座33には、冷却媒体を通すための複数の穴が設けられているものとする。
【0023】
一方、マザーボード側の冷却用管11(排熱用管16)のほぼ中央部には、穴の中心軸に垂直にボールストッパ34が設けられており、このボールストッパ34からカード側コネクタ1の方向には、その断面がいわゆる漏斗状の部分が設けられている。この漏斗状の中央ネック部36とボールストッパ34との間の空間に、ネック部36の径よりも若干大なる径を有するボール24が、移動自在に挿入されている。なお、ボールストッパ34にも、冷却媒体を通すための複数の穴が設けられている。このボール24は、ボールストッパ34とネック部36との間で移動自在であり、よって、ボールストッパ34及びネック部36がボール24の移動可能範囲を画定する機能を有する。
【0024】
このボール34と円錐形状部25との関係や、ボールストッパ34及び漏斗部のネック部36との関係について、図5を用いて説明する。図5はカード側コネクタ1とマザーボード側コネクタ9とを連結した場合の詳細な縦断面図であり、図5(A)は供給管7側の縦断面図、図5(B)は排熱管15側の縦断面図を、それぞれ示している。
【0025】
先ず、図5(A)を参照すると、熱交換器よりの水または空気などの冷却媒体は、供給管7を介してマザーボード側冷却用管11へ供給される。この冷却用管11においては、ボールストッパ34の穴を通して冷却媒体が矢印の方向に注入され、よってボール24は漏斗部のネック部36へ押されることになるが、このとき、カード側コネクタ1の円錐形状部25の先端に、ボール24が突き当るようになっているために、ボール24はネック部36の手前で停止することになる。よって、ボール24とネック部36との間には隙間が生じており、管は閉塞されないので、これにより、冷却媒体は、台座33の穴を介してコネクタ冷却管2へ供給され、プリント基板3内の冷却管4へ流入する。すなわち、円錐形状部25は、ボール24の移動可能範囲を変更して、管の閉塞を解除するものである。
【0026】
こうして、冷却管4へ流入して循環した冷却媒体は、図5(B)のコネクタ冷却管2へ導入され、台座33の穴を介してマザーボード側排熱用管16内の漏斗部のネック部36(図4参照)を通り、ボール24をボールストッパ34へ押圧しつつこのストッパ34の穴を通って、排熱管15へと排出されるようになっている。なお、ボール24は、カードがマザーボード8から抜去されている状態において、外部から供給管7を介して冷却媒体が供給されるのを防止するために設けられている。すなわち、この状態で冷却媒体が供給されると、ボール24はその移動可能範囲の左端であるネック部36に押圧されるので、管11が閉塞されることになる。
【0027】
また、カードをマザーボード8から抜去する際に、冷却媒体が外部へ漏れることを防止するためには、外部からの冷却媒体の供給を止め、その後に排出側から冷却媒体を抜いてしまうようにすれば良いものである。
【0028】
図6及び図7は本発明の他の実施の形態を説明する図であり、図1〜図5と同等部分は同一符号により示している。本例においては、冷却管4のプリント基板3内における位置について工夫したものである。冷却管4は、プリント基板3における電気部品の高さが大なる部品を実装する部品面28に配置せずに、比較的高さが小なる回路面29に配置するようにしている。こうすることにより、プリント基板3内部のパターンの上にも冷却管4を配置することができ、冷却をより必要とするパターン上に配置すれば、冷却効果がより向上する。また、冷却管の損傷時も、目視できるので、対策が容易になる。
【0029】
上記の実施の形態においては、無線通信基地局装置などの無線通信装置に適用することができるが、一般にプラグイン式のカード実装タイプの電子装置に広く適用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施例の全体斜視図である。
【図2】本発明の一実施例のカード側コネクタとプリント基板との接合部の詳細を示す図である。
【図3】本発明の一実施例のプリント基板の断面詳細図である。
【図4】本発明の一実施例のコネクタ接続部の縦断面図である。
【図5】本発明の一実施例のコネクタ接続時の一部の縦断面図である。
【図6】本発明の他の実施例のプリント基板の断面詳細図である。
【図7】本発明の他の実施例のカード側コネクタとプリント基板との接合部の詳細を示す図である。
【符号の説明】
【0031】
1 カード側コネクタ
2 コネクタ冷却管
3 プリント基板
4 冷却管
5 吸入穴
6 熱交換器
7 供給管
8 マザーボード
9 マザーボード側コネクタ
10 固定用ナット
11 マザーボード側冷却用管
12,17 雌ネジ部
13,18 雄ネジ部
14 排出穴
15 排熱管
16 マザーボード側排熱用管
19 パターン
20 スルーホール
22 信号端子
23 パッキング
24 ボール
25 円錐形状部
28 部品面
29 回路面
31 供給穴
32 排熱穴
33 台座
34 ボールストッパ
35 挿入用ストッパ
36 ネック部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置のマザーホードに対してコネクタにより着脱自在とされかつプリント基板を有するカードの冷却構造であって、
前記プリント基板に埋設されて冷却媒体を循環する冷却管と、
カード側のコネクタに設けられ前記冷却管の端部にそれぞれ連結された冷却媒体吸入部及び排出部と、
前記マザーボード側のコネクタに設けられ装置外部の冷却媒体供給管及び排熱管にそれぞれ連結されたマザーボード側冷却用管及び排熱用管とを含み、
前記カード側のコネクタと前記マザーボード側のコネクタとが互いに接続された場合、前記カード側のコネクタの前記冷却媒体吸入部及び排出部と前記マザーボード側のコネクタの前記冷却用管及び排熱用管とが、それぞれ連結されることを特徴とする冷却構造。
【請求項2】
前記冷却管は、前記プリント基板に埋設される代わりに、前記プリント基板の表面に配設されていることを特徴とする請求項1記載の冷却構造。
【請求項3】
前記カードが前記マザーボードから抜去されている場合に、前記マザーボード側冷却用管内には、前記冷却媒体の供給を防止する防止構造が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の冷却構造。
【請求項4】
前記防止構造は、前記冷却用管内において移動自在なボールと、このボールの前記冷却用管内における移動可能範囲を画定する移動範囲画定部材とを有し、前記移動可能範囲の前記マザーボード側に前記ボールが存在する場合には、前記ボールにより冷却用管が閉塞されることを特徴とする請求項3記載の冷却構造。
【請求項5】
前記カードが前記マザーボードに装着されている場合に、前記カード側のコネクタの前記冷却媒体吸入部及び排出部に、前記ボールの前記移動可能範囲を変更して前記冷却用管の閉塞を解除する部材を設けたことを特徴とする請求項4記載の冷却構造。
【請求項6】
電子装置のマザーホードに対してコネクタにより着脱自在とされかつプリント基板を有するカード構造であって、
前記プリント基板に埋設されて冷却媒体を循環する冷却管と、
前記コネクタに設けられ前記冷却管の端部にそれぞれ連結された冷却媒体吸入部及び排出部とを含み、
前記コネクタが前記マザーボード側のコネクタに接続された場合、前記カード側のコネクタの前記冷却媒体吸入部及び排出部が前記マザーボード側のコネクタの冷却用管及び排熱用管に、それぞれ連結されることを特徴とするカード構造。
【請求項7】
前記冷却管は、前記プリント基板に埋設される代わりに、前記プリント基板の表面に配設されていることを特徴とする請求項6記載のカード構造。
【請求項8】
冷却媒体を循環する冷却管が埋設されたプリント基板を有するカードがコネクタにより着脱自在な電子装置のマザーボード構造であって、
装置外部の冷却媒体供給管及び排熱管にそれぞれ連結されたマザーボード側冷却用管及び排熱用管を含み、
前記コネクタに前記カード側のコネクタが接続された場合、前記カード側のコネクタの冷却媒体吸入部及び排出部に前記マザーボード側のコネクタの前記冷却用管及び排熱用管が、それぞれ連結されることを特徴とするマザーボード構造。
【請求項9】
前記カードが前記マザーボードから抜去されている場合に、前記マザーボード側冷却用管内には、前記冷却媒体の供給を防止する防止構造が設けられていることを特徴とする請求項8記載のマザーボード構造。
【請求項10】
前記防止構造は、前記冷却用管内において移動自在なボールと、このボールの前記冷却用管内における移動可能範囲を画定する移動範囲画定部材とを有し、前記移動可能範囲の前記マザーボード側に前記ボールが存在する場合には、前記ボールにより冷却用管が閉塞されることを特徴とする請求項9記載のマザーボード構造。
【請求項11】
前記カードが前記マザーボードに装着されている場合に、前記カード側のコネクタの前記冷却媒体吸入部及び排出部に設けられた部材により、前記ボールの前記移動可能範囲を変更して前記冷却用管の閉塞が解除されることを特徴とする請求項10記載マザーボード構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−59561(P2007−59561A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−241930(P2005−241930)
【出願日】平成17年8月24日(2005.8.24)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】