説明

電子部品収納パッケージ用リードフレーム

【課題】シールドケース及び外部端子を構成するためのリードフレームの数を少なくすることができ、製造工程の簡略化及びコストの低減を果し得る電子部品収納パッケージ用リードフレームを提供する。
【解決手段】金属板からなり、電子部品素子を収納するためのパッケージを構成するリードフレーム21であって、シールドケース23と、シールドケース23と、ホット側端子24,25とを備え、シールドケース23は、底面部27と、底面部に連ねられた側面シールド部28,31とを有し、底面部27の外周縁の平面形状が、対向し合う第1,第2の辺27a,27bと、対向し合う第3,第4の辺とを有する矩形の形状を有し、上記側面シールド部が、第1,第2の辺27a,27bに連ねられた第1,第2の側面シールド部28,31を有する、電子部品収納パッケージ用リードフレーム21。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品素子が収納されるパッケージを構成するためのリードフレームに関し、より詳細には、電子部品素子を電磁シールドするためのシールドケース部と、電子部品素子に接続されるホット側端子とを備える電子部品収納パッケージ用リードフレームに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子部品素子のパッケージを構成するためにインサート成形技術が広く用いられている。例えば下記の特許文献1には、電子部品素子としての赤外線素子用のパッケージをインサート成形法により形成してなる構造が開示されている。
【0003】
図6は、特許文献1に記載の電子部品装置を下方から見た斜視図である。図7は、特許文献1に記載の電子部品装置の正面断面図である。電子部品装置1001は、樹脂モールド体からなるパッケージ本体1002を有する。パッケージ本体1002には、インサート成形によりシールドケース1003が埋設されている。
【0004】
製造に際しては、図8に示すように、リードフレーム1004上にリードフレーム1005を近づけ、さらに重ねた状態で、インサート成形を行う。それによって、パッケージ本体1002内にシールドケース1003が埋設されている構造を得る。図8において、リードフレーム1004には、深絞り加工により形成されたシールドケース1003が連ねられている。シールドケース1003は、上方に開いた開口を有する略直方体状の形状を有する。図8では、シールドケース1003の下面1003a側が図示されている。シールドケース1003の下面1003aには、図6に示されているように、切り起こしにより形成されたグラウンド端子1006が形成されている。また、下面1003aには、複数の貫通孔が形成されている。該貫通孔に至るようにかつシールドケース1003に接触しないようにホット側端子1007,1007が配置されている。ホット側端子1007,1007は、図8のリードフレーム1005に設けられている。
【0005】
さらに、図6及び図7に示すように、シールドケース1003の下面1003aから内側に切り起こすことにより、グラウンド端子1008が形成されている。
【0006】
インサート成形に際しては、図8に示すように、リードフレーム1004の上方からリードフレーム1005を近接させ、ホット側端子1007,1007を下面1003aの上記貫通孔内に挿入し、位置決めする。その状態でインサート成形を行い、パッケージ本体1002を形成する。
【0007】
図7に示すように、上記樹脂モールド体からなるパッケージ本体1002は、上方に開口1002aを有する。開口1002a内に赤外線センサ素子Sが収納されている。赤外線センサ素子Sを収納した後、シールド機能をもつ光学フィルタ1009により開口1002aが閉成されている。
【0008】
赤外線センサ素子Sのホット側端子電極が、上記ホット側端子1007,1007に電気的に接続され、グラウンド電位側端子電極が上記グラウンド端子1008に電気的に接続されている。従って、赤外線センサ素子Sのグラウンド電位に接続される端子電極は、グラウンド端子1008を介してシールドケース1003に電気的に接続されている。シールドケース1003は、前述したグラウンド端子1006,1006を有する。
【0009】
回路基板等に電子部品装置1001を実装する場合、図6に示す状態から電子部品装置1001を上下反転させる。そして、グラウンド端子1006,1006を、回路基板上のグラウンド電位に接続される電極に電気的に接続する。また、ホット側端子1007,1007を、回路基板上のホット側電位に接続される電極に電気的に接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】WO2006/126441
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記電子部品装置1001では、上方に開口を有する略直方体状のシールドケース1003を深絞り加工により形成しなければならなかった。加えて、シールドケース1003を構成するリードフレーム1004と、ホット側端子1007,1007が設けられているリードフレーム1005とを用意しなければならなかった。そのため、部品点数が多かった。また、リードフレーム1004に対し、リードフレーム1005を位置合わせし、その状態で金型内に配置しなければならなかった。従って、製造工程が複雑であった。
【0012】
本発明の目的は、シールドケース及び外部端子を構成するためのリードフレームの数を少なくすることができ、かつ製造工程の簡略化及びコストの低減を果し得る、電子部品収納パッケージ用リードフレームを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の発明に係る電子部品収納パッケージ用リードフレームは、金属板からなり、電子部品素子を収納するためのパッケージを構成するためのものである。この電子部品収納パッケージ用リードフレームは、リードフレーム枠体と、該リードフレーム枠体に連ねられたシールドケース部と、リードフレーム枠体に連ねられているホット側端子部とを備える。上記シールドケース部は、底面部と、底面部に連ねられた側面シールド部とを有する。底面部の外周縁は、対向し合う第1,第2の辺と、対向し合う第3,第4の辺を有する矩形の形状である。前記側面シールド部は、第1,第2の辺に連ねられた第1,第2の側面シールド部を有する。
【0014】
本発明に係る電子部品収納パッケージ用リードフレームのある特定の局面では、前記第1,第2の側面シールド部は、それぞれ、第1,第2の側面シールド部本体と、前記第1の辺及び第2の辺の延びる方向両側において第1,第2の側面シールド部本体の外側に延ばされた第1,第2の延長部とをそれぞれ有する。
【0015】
本発明に係る電子部品収納パッケージ用リードフレームの他の特定の局面では、前記第1,第2の側面シールド部が、前記底面部に対し、前記第1,第2の辺に沿って折り曲げられており、それによって底面部の上方に配置される電子部品素子の側面をシールドするように構成されている。
【0016】
本発明に係る電子部品収納パッケージ用リードフレームのさらに別の特定の局面では、前記第1,第2の延長部が、前記第3,第4の辺に沿う方向にそれぞれ延びるように、前記第1,第2の延長部が前記第1,第2の側面シールド部本体から折り曲げられており、前記第1,第2の延長部により、第3,第4の辺に沿う方向に沿う側面シールド部分が形成される。
【0017】
本発明に係る電子部品収納パッケージ用リードフレームのさらに別の特定の局面では、前記底面部が開口部を有し、前記ホット側端子が、前記側面部及び前記側面シールド部に接触しないように該開口部内に延ばされている。
【発明の効果】
【0018】
本発明に係る電子部品収納パッケージ用リードフレームには、シールドケース部とホット側端子部の双方が設けられているため、パッケージを構成するためのリードフレームの数を低減することができる。加えて、シールドケース部とホット側端子部との煩雑な位置決め操作を必要としないため、製造工程の簡略化も果し得る。従って、電子部品装置のコストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態の電子部品収納パッケージ用リードフレームを示す斜視図である。
【図2】図1に示した実施形態の電子部品収納パッケージ用リードフレームであって、側面シールド部を折り曲げる前の状態を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態の電子部品装置の略図的分解斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態の電子部品装置からシールドカバーを取り除いた構造が回路基板上に搭載されている状態を模式的に示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態で用意されるパッケージ本体の平面図である。
【図6】従来の電子部品装置の一例を示し、電子部品装置の下面側から見た斜視図である。
【図7】従来の電子部品装置の正面断面図である。
【図8】従来の電子部品装置の製造に際して用意される複数のリードフレームを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
【0021】
図3は、本発明の一実施形態に係る電子部品装置の分解斜視図である。電子部品装置1は、パッケージ本体2を有する。パッケージ本体2は、上方に開いた開口2aを有する。パッケージ本体2は、樹脂モールド体からなる。
【0022】
開口2aは、矩形の形状を有する。従って、パッケージ本体2は、有底の略直方体状の形状を有する。
【0023】
パッケージ本体2は、矩形の平面形状を有する底板部3と、底板部3の4辺から上方に延びる第1〜第4の側面部4〜7を有する。
【0024】
第1〜第4の側面部4〜7と、底板部3とで囲まれた収納空間が形成されている。この収納空間に、電子部品素子としてのFET8が収納されている。
【0025】
また、開口2aを閉成するように、セラミックスよりなるセラミック板9が取り付けられる。セラミック板9は平板状である。セラミック板9の上面に、黒化膜10,10が設けられている。黒化膜10,10は、例えば、黒色インクにより形成されている。黒化膜10,10が設けられたセラミック板9が、赤外線検出部を構成している。
【0026】
また、セラミック板9の上面には、略図的に破線の枠状で示すカーボンペースト層Cが形成されている。さらに、セラミック板9の上面に、シリコンからなる光学フィルタ板11が積層されている。上記セラミック板9及び光学フィルタ板11の積層体により、開口2aは閉成する蓋材が構成されている。
【0027】
電子部品装置1では、以下に述べる本発明の一実施形態としての電子部品収納パッケージ用リードフレームを用いてシールドケース及びホット側端子が形成されている。これを、以下において具体的に説明する。
【0028】
本実施形態の電子部品装置1では、図2に平面図で示す電子部品収納パッケージ用リードフレームを用意する。電子部品収納パッケージ用リードフレーム21は、1枚の金属板からなる。この金属板において、リードフレーム枠体22に打ち抜きにより開口部22a,22b,22cが設けられている。それによって、図1に示すシールドケース部23並びにホット側端子24,25及びグラウンド側端子26をそれぞれ構成するための部分が形成される。図1に示すように、シールドケース部23は、外周縁の平面形状が矩形の底面部27を有する。この底面部27は、図2に示した開口部22bに臨んでいる。
【0029】
底面部27は、対向し合う第1,第2の辺27a,27bを有する。
【0030】
図2に示すように、第1の辺27aの外側には、第1の側面シールド部28が連ねられている。第1の側面シールド部28は、第1の側面シールド部本体28aを有する。第1の側面シールド部本体28aの第1の辺27aの長さ方向両側に連ねられて、第1,第2の延長部29,30が設けられている。図2において、破線A及びBが、上記第1の側面シールド部本体28aと、第1,第2の延長部29,30との境界部を示す。図1に示すように、上記破線A,Bに沿って、さらに延長部29,30が、第2の辺27b側に折り曲げられている。
【0031】
同様に、第2の辺27bにおいては、底面部27に、第2の側面シールド部31が連ねられている。第2の側面シールド部31は、第2の辺27bを介して後で折り曲げられる第2の側面シールド部本体31aを有する。第2の側面シールド部本体31aの第2の辺27bの長さ方向両側に、それぞれ、第1,第2の延長部32,33が連ねられている。第2の側面シールド部31は、図2の第2の辺27bを介して上方に折り曲げられ、さらに破線C,Dに沿って第1,第2の延長部32,33が第1の辺27a側に折り曲げられる。このようにして、図1に示すように、延長部29,32により、ホット側端子24,25が配置されている側の側面シールド部が形成されている。これを、第3の側面シールド部ということとする。第3の側面シールド部では、延長部29,32が対向している部分には、僅かなギャップが生じている。しかしながら、延長部29,32により、側面のほぼ全域が確実に電磁シールドされている。
【0032】
同様に、延長部30,33により、第4の側面シールド部が形成されている。
【0033】
ここで、延長部29,32の下方端縁は、底面部27よりも上方に位置している。従って、図2において、リードフレーム枠体22に設けられているホット側端子24,25は、図1において、延長部29,32とは接触せずに、延長部29,32の下方を通過している。すなわち、ホット側端子24,25は、シールドケース23で囲まれた内部から、シールドケース23外にシールドケース23と電気的に接続されることなく、引き出されている。なお、最終的には、図2に一点鎖線Eで示す部分において、ホット側端子24,25は切断される。他方、グラウンド端子26は、底面部27に連ねられている。
【0034】
ホット側端子24,25は、図2に示す状態から、シールドケース23内に延びている部分が折り曲げ加工される。すなわち、図1に示すように、シールドケース23内において、底面部27より上方に位置する電子部品素子接続部24a,25aを有するように加工される。この電子部品素子接続部24a,25aの外側端から下方に延びる接続部24b,25bが設けられている。接続部24b,25bの下端は、底面部27と同じ高さ位置に位置している。接続部24b,25bの下端からシールドケース23内に延びるように、端子部24c,25cが設けられている。同様に、グラウンド端子26も、電子部品素子接続部26a、接続部26b及び端子部26cを有する。
【0035】
上記底面部27の対向し合う第1,第2の2辺に対し、もう1組の対向し合う第3,第4の辺とは、上記延長部29,32の下端縁を下方に垂下した辺に沿う部分であり、第4の辺とは、延長部30,33の下端縁を下方に垂下した辺に沿う部分である。
【0036】
電子部品装置1の製造に際しては、図2に示す電子部品収納パッケージ用リードフレーム21を用意し、図1に示すように折り曲げ加工を施す。その他のリードフレームは必要としない。従って、1枚の電子部品収納パッケージ用リードフレーム21のみを用意すればよい。また、シールドケースを構成するのに、複雑な深絞り加工を必要としない。図2に示したように、電子部品収納パッケージ用リードフレーム21は、平板状の金属板を打ち抜き加工することにより、容易に形成することができる。よって、部品点数の低減及びコストの低減を果すことができる。
【0037】
次に、図1に示すように、折り曲げ加工された電子部品収納パッケージ用リードフレーム21を金型内に配置し、インサート成形により樹脂モールド体を形成する。このようにして、図3及び図5に示したパッケージ本体2を形成することができる。図5に示すように、このパッケージ本体2では、上記第1,第2のホット側端子24,25及びグラウンド端子26の電子部品素子接続部24a,25a,26aが上面に露出している。従って、FET8のホット側端子8a,8bを半田などの導電性接合材により、第1,第2のホット側端子24,25の電子部品素子接続部24a,25aに接合すればよい。また、FET8のグラウンド側端子電極8cを、グラウンド端子26の電子部品素子接続部26aに導電性接合材により接合する。この接合構造を、パッケージ本体2を略して図4に模式的平面図で示す。
【0038】
本実施形態の電子部品収納パッケージ用リードフレーム21では、上記のように、延長部29,30の下端が底面部27よりも上方に位置している。言い換えれば、図2に示す折り曲げ加工前の状態で、開口部22aにより、第1の辺27aよりも延長部29,30の折り曲げ加工後に下端縁とされる部分がギャップGだけ外側に位置している。従って、第1の辺27aにおいて第1の側面シールド部28を上方に延びるように折り曲げ加工した場合、延長部29,30の下端縁は、第1の辺27aすなわち底面部27よりもギャップGの分だけ上方に位置することとなる。従って、ホット側端子25は、延長部29に接触することがない。同様に、ホット側端子24は、延長部32に接触していない。
【0039】
従って、1枚の金属板からなる電子部品収納パッケージ用リードフレーム21を用いてシールドケース23と、シールドケース23には電気的に接続されてはならないホット側端子24,25を形成することができる。
【0040】
特許文献1に記載の従来の電子部品装置では、シールドケースを形成するためのリードフレーム1004と、ホット側端子を形成するためのリードフレーム1005とを用意しなければならず、また、両者の位置決めを付加した上でインサート成形を行わねばならなかった。これに対して、本実施形態によれば、上記のように1枚の電子部品収納パッケージ用リードフレーム21を用意し、折り曲げ加工し、インサート成形すればよい。従って、製造工程の大幅な簡略化を図ることが可能となる。
【0041】
なお、本実施形態では、グラウンド側端子26は、底面部27に連ねられていたが、グラウンド側端子26もまた、ホット側端子24,25と同様に、底面部27に電気的に接続されないように形成し、外部においてグラウンド側端子26をグラウンド電位に接続される部分に電気的に接続してもよい。
【0042】
また、本実施形態では、延長部29と延長部32とは、第1の辺27aと第2の辺27bとを結ぶ方向すなわち第3の辺の中央においてギャップを隔てて対向されていたが、中央以外の部分で対向されていてもよい。もっとも、本実施形態のように、延長部29,32が同じ形状を有し、第3の辺の中央で対向されている形状が好ましい。それによってシールドケース23の対称性を高めることができる。延長部30,33についても、延長部29,32と同様である。
【0043】
また、本実施形態では、図2において、破線A,Bに沿う折り曲げ加工を容易とするために、切欠41が第1の側面シールド部28と第1,第2の延長部29,30との間において第1の側面シールド部28の上端縁側に設けられている。第2の側面シールド部31と第1,第2の延長部32,33との間にも同様に切欠41が設けられている。この切欠41は必ずしも設けられずともよい。もっとも、切欠41を設けることにより、破線A,Bや破線C,Dに沿う折り曲げを容易に行うことができる。
【0044】
また、上記実施形態では、電子部品素子としてFET8を示したが、FET以外の様々な電子部品素子、例えば赤外線センサ素子を収納するのに上記電子部品収納パッケージ用リードフレーム21を用いることができる。
【符号の説明】
【0045】
1…電子部品装置
2…パッケージ本体
2a…開口
3…底板部
4〜7…側面部
8…FET
8a,8b…ホット側端子
8c…グラウンド側端子
9…セラミック板
10…黒化膜
11…光学フィルタ板
21…電子部品収納パッケージ用リードフレーム
22…リードフレーム枠体
22a,22b,22c…開口部
23…シールドケース
24,25…ホット側端子
24a,25a,26a…電子部品素子接続部
24b,25b…接続部
24c,25c…端子部
26…グラウンド側端子
27…底面部
27a…第1の辺
27b…第2の辺
28…第1の側面シールド部
28a…第1の側面シールド部本体
29…第1の延長部
30…第2の延長部
31…第2の側面シールド部
31a…第2の側面シールド部本体
32…第1の延長部
33…第2の延長部
41…切欠


【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属板からなり、電子部品素子を収納するためのパッケージを構成するための電子部品収納パッケージ用リードフレームであって、
リードフレーム枠体と、
前記リードフレーム枠体に連ねられたシールドケース部と、
前記リードフレーム枠体に連ねられたホット側端子部とを備え、
前記シールドケース部は、底面部と、底面部に連ねられた側面シールド部とを有し、
前記底面部の外周縁が、対向し合う第1,第2の辺と、対向し合う第3,第4の辺を有する矩形の形状を有し、前記側面シールド部は、前記第1,第2の辺に連ねられた第1,第2の側面シールド部を有する、電子部品収納パッケージ用リードフレーム。
【請求項2】
前記第1,第2の側面シールド部は、それぞれ、第1,第2の側面シールド部本体と、前記第1の辺及び第2の辺の延びる方向両側において前記側面シールド部本体外側に延ばされた第1,第2の延長部を有する、請求項1に記載の電子部品収納パッケージ用リードフレーム。
【請求項3】
前記第1,第2の側面シールド部が、前記底面部に対し、前記第1,第2の辺に沿って折り曲げられており、それによって底面部の上方に配置される電子部品素子の側面をシールドするように構成されている、請求項2に記載の電子部品収納パッケージ用リードフレーム。
【請求項4】
前記第1,第2の延長部が、前記第3,第4の辺に沿う方向にそれぞれ延びるように、前記第1,第2の延長部が前記第1及び第2の側面シールド部本体から折り曲げられており、前記第1,第2の延長部により、第3及び第4の辺に沿う方向における側面シールドが果される、請求項3に記載の電子部品収納パッケージ用リードフレーム。
【請求項5】
前記底面部が開口部を有し、前記ホット側端子が、前記底面部及び前記側面シールド部に接触しないように該開口部内に延ばされている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子部品収納パッケージ用リードフレーム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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