説明

電気音響変換装置、電気音響変換装置の制御パラメータ最適化方法

【課題】所望の指向性特性を有し且つ製造が容易な電気音響変換装置、その制御パラメータ最適化方法を提供する。
【解決手段】電気信号と音響信号の間の変換を行う電気音響変換装置であって、正n面体(nは4以上の整数)の各面にm個(mは2以上の整数)のトランスデューサを有し、正n面体のn個の面がトランスデューサアレイを構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気信号から音響信号への変換または音響信号から電気信号への変換を行う電気音響変換装置、電気音響変換装置の制御パラメータ最適化方法に関する。
【背景技術】
【0002】
水中で音波を送受するためには、優れた指向性特性を有するハイドロホン(水中音波送受波器)を利用する。中空球状の圧電セラミックを用いることで、幅広い周波数帯域で無指向性を実現する技術がある(例えば、非特許文献1、非特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】O. M. Al-Bataineh, R. J. Meyer, R. E. Newnham, N. B. Smith, "Utilization of the High-Frequency Piezoelectric Ceramic Hollow Spheres for Exposimetry and Tissue Ablation," Proceedings of IEEE International Ultrasonics Symposium, Munich, Germany, October 2002.
【非特許文献2】R. Newnham, J. Zhang, S. Alkoy, R. Meyer, W. Hughes, A. Hladkey-Hennion, J. Cochran, and D. Markley, "Cymbal and BB underwater transducers and arrays," Material Research Innovations, Vol.6, No.3, pp.89-91, Springer Berlin, September 2002.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、中空球状の圧電セラミックは、開発及び製造が困難であり、また一定の品質を保つのが難しいという問題がある。
【0005】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、所望の指向性特性を有し且つ製造が容易な電気音響変換装置、その制御パラメータ最適化方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、電気信号と音響信号の間の変換を行う電気音響変換装置であって、正n面体(nは4以上の整数)の各面にm個(mは2以上の整数)のトランスデューサを有し、正n面体のn個の面がトランスデューサアレイを構成する。
【0007】
また、本発明の一態様は、電気信号と音響信号の間の変換を行う電気音響変換装置の制御パラメータを最適化する制御パラメータ最適化方法であって、電気音響変換装置は、正n面体(nは4以上の整数)の各面にm個(mは2以上の整数)のトランスデューサを備え、正n面体のn個の面がトランスデューサアレイを構成しており、(m×n)個のトランスデューサの全てによる指向性特性が所定の指向性特性を満たすように、(m×n)個のトランスデューサの夫々により送波される信号又は受波された信号の振幅及び位相を、遺伝的アルゴリズムを用いて最適化する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、所望の指向性特性を有し且つ製造が容易な電気音響変換装置、その制御パラメータ最適化方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本実施の形態におけるハイドロホンの外観の一例を示す外観図である。
【図2】平板圧電セラミックの内壁面の構造の一例を示す構造図である。
【図3】トランスデューサの配置の一例を示す配置図である。
【図4】パラメータ最適化処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0011】
以下の実施の形態においては、本発明の電気音響変換装置を適用したハイドロホンについて説明する。
【0012】
本実施の形態においては、平板圧電セラミックを用いてマトリクス状のアレイを有するハイドロホンを実現する。更に、アレイの指向性特性を制御するために遺伝的アルゴリズム(GA)を用いる。
【0013】
本実施の形態では、ハイドロホンの構造として正六面体を用いる。ハイドロホンの構造は、正六面体の代わりに、正四面体、正十二面体、正二十面体などの正多面体(正n面体:nは4以上の整数)であっても良い。もしくは正多面体以外の多面体であっても良い。
【0014】
また、ここでは、遺伝的アルゴリズムにおいて、遺伝子の選択をルーレット選択とし、遺伝子の交叉を二点交叉とする。ルーレット選択の代わりに、ランキング選択、トーナメント選択、エリート選択としても良い。二点交叉の代わりに、一点交叉、多点交叉としても良い。
【0015】
また、ここでは、アレイを構成する振動子として圧電セラミックを用いる。圧電セラミックの代わりに、超磁歪振動子などを用いても良い。
【0016】
本実施の形態におけるハイドロホンの構造について以下に説明する。
【0017】
図1は、本実施の形態におけるハイドロホンの外観の一例を示す外観図である。この図は、x軸、y軸、z軸と、本実施の形態におけるハイドロホン1とを示す。ハイドロホン1の形状は、正六面体である。このハイドロホン1における、正六面体の各面は、正方形の平面トランスデューサアレイ2である。平面トランスデューサアレイ2において、ハイドロホン1の外壁を成す面を外壁面とし、ハイドロホン1の内壁を成す面を内壁面とする。
【0018】
図2は、平面トランスデューサアレイ2の内壁面の構造の一例を示す構造図である。平面トランスデューサアレイ2は、平板圧電セラミック5を有する。平板圧電セラミック5の内壁面には、m個(mは2以上の整数)の電極7が設けられる。ここではmを9とし、平板圧電セラミック5の内壁面には、9個の正方形の電極7が3行3列のマトリクス状に設けられる。
【0019】
図1に示されるように、平面トランスデューサアレイ2の外壁面において、内壁面の9個の電極7に対向する領域の全てを覆う正方形の領域に1つの電極6が設けられる。
【0020】
図3は、トランスデューサ3の配置の一例を示す配置図である。この図において、x軸、y軸、z軸、ハイドロホン1の位置関係は、図1と同じである。以後、平面トランスデューサアレイ2のうち、内壁面の1つの電極7に覆われた部分を1つのトランスデューサ(振動子)3とする。この図は、更に、後述の指向性特性の算出に用いるためにxy平面上におけるx軸からの角度φを示す。
【0021】
この図は、更に、ハイドロホン1の送信信号または受信信号に対する信号処理を行う信号処理装置4を示す。電極7のそれぞれは、独立に信号処理装置4と接続される。電極6は、信号処理装置4における基準電位(グランド)に接続される。信号処理装置4は、例えばDSP(Digital Signal Processor)、記憶部、CPU(Central Processing Unit)を有する。送波時、信号処理装置4から各トランスデューサ3への送信信号は、信号処理装置4により独立に信号処理される。受波時、各トランスデューサ3から信号処理装置4への受信信号は、信号処理装置4により独立に信号処理される。
【0022】
前述のように、1つの平面トランスデューサアレイ2は、トランスデューサ3を9素子有し、ハイドロホン1は、平面トランスデューサアレイ2を6面有する。従って、ハイドロホン1は、54素子のトランスデューサアレイとして動作する。1つの平面トランスデューサアレイ内のトランスデューサ数をm、ハイドロホン内の平面トランスデューサアレイ数をnとすると、本実施の形態においてはm=9、n=6である。
【0023】
送波時、各トランスデューサ3は、信号処理装置4から電極6,7間へ印加された電圧により厚み振動を行う。受波時、各トランスデューサ3は、厚み振動により電極6,7間に発生した電圧を信号処理装置4へ送る。
【0024】
ハイドロホン1の制御方法について以下に説明する。
【0025】
一般的な無指向性ハイドロホンは、数十MHzの帯域まで無指向性を実現している。このような無指向性ハイドロホンは、球型圧電セラミックを呼吸球振動させることによって実現される。本実施の形態においては、アレイ制御により、擬似的に呼吸球振動を再現する。理論上、アレイの素子数に比例して呼吸球振動の再現精度は向上する。
【0026】
複数のトランスデューサ3で構成されるアレイは、ハイドロホン1全体の音場を構成する。ここでは、無限大剛バッフルを前提とする指向性関数を用いて、ハイドロホン1の音場の計算を行うことはできない。また、回折の影響を考慮してハイドロホン1の音場の計算を行う必要がある。ハイドロホン1においては、複数の矩形ピストン音源が正六面体の面上に配置されているため、矩形ピストン音源の指向性を考慮する必要がある。
【0027】
ここで、ハイドロホン1上のN個のトランスデューサ3のそれぞれをトランスデューサk(k=1,2,...N)とする。トランスデューサkに基準信号に基づく信号を入力したときの音場について述べる。ここで、xz平面上でx軸からの角度φにおいて観測される、測定された複素音圧(振幅と位相を表す)をPkとする。Pkは、トランスデューサ3単体の指向性特性により求められ、φの関数である。また、基準信号に対して、トランスデューサkに入力される信号の振幅比をRkとし、位相差をSkとする。このとき、xz平面上でx軸からの角度φにおいて観測される、ハイドロホン1全体の複素音圧(指向性特性)であって、φの関数であるPは、次式(1)で与えられる。
【0028】
【数1】

【0029】
以後、RN及びSNをアレイ制御パラメータとする。
【0030】
ハイドロホン1は、信号処理装置4に接続される。ハイドロホン1による送波を行う場合、信号処理装置4は、アレイ制御パラメータに基づいて各トランスデューサ3の送信信号を調整し、各トランスデューサ3へ送信信号を供給する。ハイドロホン1による受波を行う場合、信号処理装置4は、各トランスデューサ3から受信信号を取得し、アレイ制御パラメータに基づいて各トランスデューサ3の受信信号を合成する。
【0031】
ここで、RN及びSNはそれぞれ振幅比及び位相差であることから、これらの値の組み合わせ数は無限大であり、アレイ制御パラメータの最適解を総当たり法により算出することは現実的ではない。指向性特性がアレイの各要素の振幅及び位相により変化するだけでなく、アレイ制御パラメータの最適解は複数存在して数学的に閉じていない。
【0032】
一般的に、アレイの制御は、アレイを構成する各トランスデューサに入力する信号の振幅及び位相を能動的に変化させることで行うが、アレイの特性がトランスデューサの特性や形状に起因するという問題や、アレイの指向性特性を計算で評価することが困難であるという問題がある。そこで、本実施の形態においては、多岐にわたる振幅及び位相の組み合わせからその最適解を求めるために、遺伝的アルゴリズムを用いたパラメータ最適化処理を提供する。
【0033】
本実施の形態のパラメータ最適化処理は、パラメータ最適化プログラムがパラメータ最適化装置により実行されることにより実現される。パラメータ最適化装置は、例えばCPU、記憶部、媒体読み取り部を有するコンピュータにより実現される。パラメータ最適化プログラムは、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録されており、媒体読み取り部により記録媒体から読み取られて記憶部に展開され、CPUにより実行される。
【0034】
パラメータ最適化装置により最適化されたアレイ制御パラメータが信号処理装置4に設定され、信号処理装置4がこのアレイ制御パラメータに従って信号処理を行う。信号処理装置4とパラメータ最適化装置は、1つの装置内に設けられても良い。
【0035】
パラメータ最適化処理は、N=54として、全てのトランスデューサ3のアレイ制御パラメータを求めても良い。ここで、トランスデューサ3の配置の対称性により、同一のアレイ制御パラメータとなるトランスデューサ3のアレイ制御パラメータの算出回数を削減することができる。この場合、トランスデューサ3は、各面(平面トランスデューサアレイ2)の中心に位置するトランスデューサ3、ハイドロホン1の各頂点に接するトランスデューサ3、それ以外のトランスデューサ3、の3種類に分類することができる。そこで、パラメータ最適化処理は、N=3として、3種類のアレイ制御パラメータを算出すれば良い。
【0036】
パラメータ最適化処理において、パラメータ最適化装置は、RN及びSNをそれぞれ2進数のコード(バイナリ値)とし、遺伝子Gを[R12…RN12…SN]とする。
【0037】
図4は、パラメータ最適化処理の一例を示すフローチャートである。まず、パラメータ最適化装置は、ランダムにM個の遺伝子を生成し、生成された遺伝子の集合[G12… GM]を初期集団とする(S11)。
【0038】
次に、パラメータ最適化装置は、得られた集団それぞれの適応度fi,(i=1,2,...M)を評価する(S12)。ここで、パラメータ最適化装置は、それぞれの遺伝子から指向性特性Pを計算し、このPに基づいてfiを算出し、fiの値により要求される指向性特性(所定の指向性特性)にどれだけ近いかを評価する。fiは、例えば次式(2)で表される。
【0039】
【数2】

【0040】
ここで、要求される指向性特性は、無指向性、即ち角度に対して一様な音圧レベルとする。DGは、式(1)と遺伝子Gとにより算出される指向性関数である。このfiが0に近いほど、遺伝子Gにおける音圧レベルの差が小さく、要求される指向性関数に近い。ここでは、要求される指向性関数に近くなるほど適応度が低くなる適応度関数fを用いたが、要求される指向性関数に近くなるほど適応度が高くなる適応度関数を用いても良い。
【0041】
次に、パラメータ最適化装置は、次の世代に残すための遺伝子を選択する選択操作を行う(S13)。この選択操作において、適応度が低い遺伝子ほど(要求される指向性特性に近い遺伝子ほど)選択される確率が高い。
【0042】
次に、パラメータ最適化装置は、選択された遺伝子同士を交叉させる(S14)。ここで、パラメータ最適化装置は、遺伝子の何ビット目から何ビット目までを交叉させるかを乱数により決定する。
【0043】
次に、パラメータ最適化装置は、所定の突然変異確率で遺伝子に突然変異を発生させる(S15)。ここで、突然変異確率は、非常に低い。
【0044】
次に、パラメータ最適化装置は、終了条件が満たされたか否かの判定を行う(S16)。終了条件は、例えば、適応度の最大値の変化が所定の世代数にわたって所定の範囲内となる(適応度の最大値が収束する)ことである。
【0045】
終了条件が満たされない場合(S16,N)、パラメータ最適化装置は、このフローをS12へ移行させる。終了条件が満たされた場合(S16,Y)、パラメータ最適化装置は、終了処理を行い(S17)、このフローを終了させる。終了処理は、最終的な遺伝子をアレイ制御パラメータの組み合わせの最適解として出力する。
【0046】
このパラメータ最適化処理によれば、所望の指向性特性を実現するためのアレイ制御パラメータを短時間で算出することができる。
【0047】
本実施の形態によれば、数十MHz以下の低周波領域において、中空形状構造を用いずに無指向性を実現することができる。
【0048】
開発及び製造が容易で品質的にも安定した平板圧電セラミックを正多面体状に構成し、且つそれらをアレイ制御することにより、安定した測定を安価に実現することができる。アレイ制御により、無指向性のみならず様々な指向性特性を実現できることから、形状に依存しない、汎用性に富んだハイドロホンを提供することができる。
【0049】
水中音響計測において、ハイドロホンは、音波の送波及び受波の手段として利用される。従来のハイドロホンは、圧電セラミックの形状が指向性特性を決定付けている。後ろに岸壁が存在しているなど、測定場所などによっては不要な反射波を抑制するためのハイドロホンが必要となる。本実施の形態のハイドロホンによれば、1つのハイドロホンであらゆる環境下の精密な音響測定が可能になる。
【0050】
また、本実施の形態のハイドロホンを音響通信に応用することにより、水中音響通信の性能を向上させることができる。
【0051】
本実施の形態によれば、単一の機器で様々な環境に最適な指向性特性を実現することができる。従って、あらゆる場所における温度や流速などを精度良く測定することができる。また、本発明は、河口などにおける複雑な流れ場の解析、空気中における温度や風向の測定、混相流における流れ場の解明などに寄与することができる。
【0052】
圧電素子は、実施の形態における平板圧電セラミック5に対応する。
【0053】
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
【符号の説明】
【0054】
1 ハイドロホン
2 平面トランスデューサアレイ
3 トランスデューサ
4 信号処理装置
5 平板圧電セラミック
6,7 電極

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気信号と音響信号の間の変換を行う電気音響変換装置であって、
正n面体(nは4以上の整数)の各面にm個(mは2以上の整数)のトランスデューサを備え、
前記正n面体のn個の面がトランスデューサアレイを構成する電気音響変換装置。
【請求項2】
前記正n面体の各面におけるm個の前記トランスデューサは、マトリクス状に配置される。
請求項1に記載の電気音響変換装置。
【請求項3】
前記正n面体の各面は、平板状の圧電素子を有し、
前記圧電素子は、前記電気音響変換装置の内側となる面上に、m個の電極を有し、前記電気音響変換装置の外側となる面上で且つ前記m個の電極に対向する領域に、1個の電極を有する、
請求項1または請求項2に記載の電気音響変換装置。
【請求項4】
(m×n)個の前記トランスデューサの夫々により送波される信号又は受波された信号の振幅及び位相は、(m×n)個の前記トランスデューサの全てによる指向性特性が所定の指向性特性を満たすように、遺伝的アルゴリズムを用いて最適化される、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電気音響変換装置。
【請求項5】
前記遺伝的アルゴリズムは、前記振幅及び位相に基づく遺伝子と前記所定の指向性特性に基づく適応度関数とを用いる、
請求項4に記載の電気音響変換装置。
【請求項6】
電気信号と音響信号の間の変換を行う電気音響変換装置の制御パラメータを最適化する制御パラメータ最適化方法であって、
前記電気音響変換装置は、正n面体(nは4以上の整数)の各面にm個(mは2以上の整数)のトランスデューサを備え、前記正n面体のn個の面がトランスデューサアレイを構成しており、
(m×n)個の前記トランスデューサの全てによる指向性特性が所定の指向性特性を満たすように、(m×n)個の前記トランスデューサの夫々により送波される信号又は受波された信号の振幅及び位相を、遺伝的アルゴリズムを用いて最適化する、
電気音響変換装置の制御パラメータ最適化方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−212826(P2010−212826A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−54444(P2009−54444)
【出願日】平成21年3月9日(2009.3.9)
【出願人】(504171134)国立大学法人 筑波大学 (510)
【Fターム(参考)】