説明

電球の交換方法

【課題】本発明は、電球の交換を容易にしてリサイクルしやすくする電球の交換方法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明は、電球を交換する照明灯を回収する照明灯回収工程と、照明灯回収工程で回収した照明灯の電球の位置に印を付ける電球位置マーキング工程と、電球位置マーキング工程の後に電球をソケットから取り外す電球取外し工程と、電球取外し工程で取り外した電球と交換電球のギャップの位置をレーザー発振器からレーザー光線を照射することにより合わせる焦点位置確定工程と、焦点位置確定工程により焦点が確定した交換電球に印を付ける交換電球位置マーキング工程と、交換電球位置マーキング工程で付けた印を基に交換電球をソケットに取り付ける交換電球取付け工程とからなることを特徴とする電球の交換方法の構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電球の交換を容易にしてリサイクルしやすくする電球の交換方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プロジェクター等に使用される照明灯は、電球と反射鏡により発光させているが、反射鏡の焦点の位置は、プロジェクターのサイズや形状に合わせて設計されるため、それぞれ異なっており、手作業で電球を焦点位置に合わせるのは困難である。
【0003】
特許文献1に記載されているように、煩雑な製造工程を必要とせずに高い安全性を有し、かつ優れた耐久性を有する反射式照明灯という発明も公開されている。
【特許文献1】特開平09−259622号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の照明灯は、電球の交換が容易でないため、電球又は反射鏡のいずれかの一方の寿命が来たときに、両方とも廃棄されてしまう。尚、電球の寿命は約3000時間で、反射鏡の寿命は10000時間以上である。
【0005】
そこで、本発明は、電球の交換を容易にしてリサイクルしやすくする電球の交換方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するために、電球を交換する照明灯を回収する照明灯回収工程と、照明灯回収工程で回収した照明灯の電球の位置に印を付ける電球位置マーキング工程と、電球位置マーキング工程の後に電球をソケットから取り外す電球取外し工程と、電球取外し工程で取り外した電球と交換電球のギャップの位置をレーザー発振器からレーザー光線を照射することにより合わせる焦点位置確定工程と、焦点位置確定工程により焦点が確定した交換電球に印を付ける交換電球位置マーキング工程と、交換電球位置マーキング工程で付けた印を基に交換電球をソケットに取り付ける交換電球取付け工程とからなることを特徴とする電球の交換方法の構成とした。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、反射鏡の焦点の位置に関係なく、簡単に電球を焦点の位置に合わせることができるので、電球の交換が容易となり、リサイクル化が促されるようになる。また、電球不良の場合でも、電球のみ交換すれば良いので、一式交換せずに済む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明は、電球の交換を容易にしてリサイクルしやすくするという目的を、電球を交換する照明灯を回収する照明灯回収工程と、照明灯回収工程で回収した照明灯の電球の位置に印を付ける電球位置マーキング工程と、電球位置マーキング工程の後に電球をソケットから取り外す電球取外し工程と、電球取外し工程で取り外した電球と交換電球のギャップの位置をレーザー発振器からレーザー光線を照射することにより合わせる焦点位置確定工程と、焦点位置確定工程により焦点が確定した交換電球に印を付ける交換電球位置マーキング工程と、交換電球位置マーキング工程で付けた印を基に交換電球をソケットに取り付ける交換電球取付け工程とからなることを特徴とする電球の交換方法により実現した。
【実施例1】
【0009】
以下に、添付図面に基づいて、本発明である電球の交換方法について詳細に説明する。図1は、本発明である電球の交換方法の流れを示すフローチャートである。
【0010】
電球の交換方法1は、電球を交換する照明灯を回収する照明灯回収工程2と、照明灯回収工程2で回収した照明灯の電球の位置に印を付ける電球位置マーキング工程3と、電球位置マーキング工程3の後に電球をソケットから取り外す電球取外し工程4と、電球取外し工程4で取り外した電球と交換電球のギャップの位置をレーザー発振器からレーザー光線を照射することにより合わせる焦点位置確定工程5と、焦点位置確定工程5により焦点が確定した交換電球に印を付ける交換電球位置マーキング工程6と、交換電球位置マーキング工程6で付けた印を基に交換電球をソケットに取り付ける交換電球取付け工程7とからなることを特徴とする。
【0011】
照明灯回収工程2は、電球9のみ寿命の切れた照明灯8など交換対象の照明灯8を回収する。尚、照明灯8は、製造時に反射鏡10aの焦点9aと電球9の発光点とが一致するように調整されているので、回収時も既に調整済みである。
【0012】
電球位置マーキング工程3は、回収した照明灯8の電球9に目印を付ける。目印の位置は、ソケット10の後端など分かりやすい場所にする。目印により、焦点9aの位置が間接的に把握できるようになる。
【0013】
電球取外し工程4は、電球9の固着を解除し、電球9をソケット10から取り外す。尚、古い電球9を新しいものに換えるため、交換電球16を用意するが、電球9と同一のものでなくても構わない。
【0014】
焦点位置確定工程5は、取り外した電球9と交換電球16のギャップ9hの位置をレーザー発振器15からレーザー光線15aを照射することにより一致させる。尚、ギャップ9hは発光点であり、焦点9aと一致させる箇所である。
【0015】
交換電球位置マーキング工程6は、電球9とギャップ9hの位置を合わせることにより焦点9aの位置が確定した交換電球16に対し、電球9に付けた目印と同じ位置に、同様の目印を付ける。
【0016】
交換電球取付け工程7は、目印を基にして交換電球16をソケット10に取り付ける。電球9と交換電球16とは、目印と発光点の位置関係が同一であるので、発光点と焦点9aが簡単に合わせられる。
【0017】
図2は、本発明である電球の交換方法の照明灯回収工程で回収する照明灯の斜視図であり、図3は、本発明である電球の交換方法の照明灯回収工程で回収する照明灯の正面図であり、図4は、本発明である電球の交換方法の照明灯回収工程で回収する照明灯の平面図である。
【0018】
また、図5は、本発明である電球の交換方法の照明灯回収工程で回収する照明灯の側面図であり、図6は、本発明である電球の交換方法の照明灯回収工程で回収する照明灯の側面断面図である。
【0019】
照明灯8は、内側に反射鏡10aを有するソケット10に、電球9を取り付けたもので、電球9の発光と反射鏡10aの反射光により照度を上げている。尚、必要に応じて、ソケット10の前面を蓋11で閉じることもできる。
【0020】
電球9は、電流を流すことにより電極間で放電が生じて発光する光源であり、球状や円柱状など様々な形状のものを利用できる。電球9のみであると光が分散するので、反射鏡10aを用いて光を集めると、消費電力の面でも効率が良い。
【0021】
焦点9aは、ソケット10の内側の反射鏡10aが反射した光が一点に集まる場所であり、電球9の発光点と反射鏡10aの焦点9aを合わせることにより、明るさを向上させることができる。
【0022】
ソケット10は、電球9を支える枠体であり、内面には光を反射する反射鏡10aを有する。外形は丸みのある略円錐状又は略四角錘状であり、前部の縁部10bが拡がっていて、後部の固着部10eが狭くなる。また、側面には網部10cも有する。
【0023】
反射鏡10aは、ソケット10の内周面に存在する鏡状の部材で、反射した光が一点に集まるように取り付けられる。尚、反射光が集まる焦点9aの位置は、ソケット10の種類により異なり様々である。
【0024】
縁部10bは、ソケット10の前部に拡がった端の部分であり、図面に示した例では、四叉になっていて間に網部10cを設けている。また、ソケット10に蓋11を取り付けた際には、蓋11を固定する。
【0025】
網部10cは、電球9の発光に伴う発熱によりソケット10内の温度が上昇するので、高温になったソケット10の内部から放熱するために、ソケット10の周上に部分的に設けた網状の通気材である。
【0026】
固着部10eは、ソケット10の後部の狭くなった部分であり、電球9を取り付けて固定する場所である。尚、電球9とソケット10とは、仮止めの状態で焦点9aを合わせた後、セメント等を使用して固着する。
【0027】
蓋11は、熱に強い透明な板であり、ソケット10内部の電球9を保護するため、又は高温の電球9に手などが触れないようにするために、ソケット10の全面の空いた部分を塞ぐものである。
【0028】
針金12は、電球9の先端9bに取り付けられた金属線であり、ソケット10の側面に空けた孔10dから外部に延びて、金具12aに巻き付けて固定する。尚、金具12aと電球のネジ部9eが、外部装置から電流を供給する端子となる。
【0029】
留具13は、電球9とソケット10を仮止めするために、電球9のネジ部9eに取り付けるネジ状の部材である。留具13を締めたり緩めたりすることにより、電球9の位置を微調整することができる。
【0030】
図7は、本発明である電球の交換方法の電球位置マーキング工程を示す図である。電球9の発光点と反射鏡10aの焦点9aが一致した状態で、電球9に対し、ソケット10の特定箇所に対応する位置を目印としてマーキング14を付す。
【0031】
図7に示す例では、ソケット10の後端の位置において、電球9にマーキング14を付している。電球9にマーキング14を付けることにより、取付焦点距離14aを確定することができる。
【0032】
尚、取付焦点距離14aは、焦点9aの位置とマーキング14の位置との間の距離のことである。マーキング14の位置から取付焦点距離14aを基に、焦点9aの位置を把握できるようになる。
【0033】
図8は、本発明である電球の交換方法の電球取外し工程で取り外した電球を示す図である。電球9は、先端9b、ガラス管9c、球状部9d、ネジ部9e、電極9f、電極9g及びギャップ9h等からなる。
【0034】
先端9bは、電球9の前端の部分であり、針金12の一端が接続される。尚、針金12の他端を固定している金具12aに、外部から電線等を繋いで、電極9gを導通させることができる。
【0035】
ガラス管9cは、略円柱状のガラス等で出来た電球9の本体であり、中央に球状部9dを有する。内部は中空であり、両端から球状部9dにかけて、電極9f及び電極9gが配置される。
【0036】
球状部9dは、アーク放電を起こさせるために、ガラス管9cの一部を略球状に成形したものである。尚、アーク放電は、気体中で起こる放電の1つであり、弧状の強い光と高熱を発する。
【0037】
ネジ部9eは、電球9の後端のネジ状の部分であり、留具13で締めることにより電球9をソケット10に固定する。また、外部から電線等を繋いで、電極9fを導通させることができる。
【0038】
電極9fは、電球9の後端からガラス管9cの内部を球状部9dまで延びる電線の端であり、電極9gは、電球9の先端9bからガラス管9cの内部を球状部9dまで延びる電線の端である。
【0039】
ギャップ9hは、電極9fと電極9gとの間の隙間であり、電球9は、電極間にアーク放電を起こすことにより発光する。尚、ギャップ9hのサイズは、通常1.0〜1.3ミリメートルである。
【0040】
図9は、本発明である電球の交換方法の焦点位置確定工程及び交換電球位置マーキング工程を示す図である。交換電球16又は交換電球17の取付けを容易にするために行う手順である。
【0041】
焦点位置確定工程5及び交換電球位置マーキング工程6では、レーザー発振器15を利用して、電球9のギャップ9hの位置と、交換電球16のギャップ16a又は交換電球17のギャップ17aの位置とを合わせる。
【0042】
レーザー発振器15は、指向性や収束性に優れたレーザー光線15aを発生させる装置である。尚、レーザー光線15aの照射により熱が生じるので、光線受け15bにおいて発熱を抑える。
【0043】
レーザー光線15aは、光や電磁波を増幅させて生成した減衰及び拡散しにくい強い光であり、電球9及び交換電球16又は交換電球17に照射する。尚、レーザー光線15aの幅は、0.7〜1.0ミリメートルが好ましい。
【0044】
電球9及び交換電球16に対してレーザー光線15aを照射し、電球9については、レーザー光線15aが通過するギャップ9hの位置で固定し、交換電球16については、レーザー光線15aが通過するギャップ16aの位置で固定する。
【0045】
交換電球16に対し、電球9に付されたマーキング14と同じ位置に、マーキング16bを付ける。電球9におけるギャップ9hとマーキング14の間の取付焦点距離14aは、交換電球16についても同一となる。
【0046】
即ち、電球9のマーキング14とソケット10の位置関係と同じになるように、交換電球16のマーキング16bの位置を合わせて、ソケット10に取り付ければ、反射鏡10aの焦点9aと交換電球16の発光点を一致させることができる。
【0047】
交換電球17についても同様であり、ガラス管9cの長さや直径、又は球状部9dの形状などに関係なく、ギャップ17aの位置を合わせ、マーキング17bを行うことにより、交換電球17の取付位置を確定することができる。
【0048】
尚、図9においては、電球9、交換電球16及び交換電球17を並べて記載しているが、焦点位置確定工程5は、電球9と交換電球16、又は電球9と交換電球17のように1対1で行う。
【実施例2】
【0049】
図10は、本発明である電球の交換方法の焦点位置確定工程及び交換電球位置マーキング工程で使用する装置を示す図である。
【0050】
電球の交換装置1aは、電球9及び交換電球16に照射するレーザー光線15aを発生させるレーザー発振器15と、前記レーザー発振器15を保持する発光筐体15cと、前記発光筐体15cの側面において電球9を水平に通し、固定ネジ15gで電球9の位置を調整できる電球設置部15fと、前記発光筐体15cの側面において交換電球16を水平に通し、固定ネジ15iで交換電球16の位置を調整できる交換電球設置部15hと、前記発光筐体15cの土台15dに敷いた光線受け15bと、前記発光筐体15cの内部において、電球9と交換電球16に対して左右移動可能に通し、電球9のマーキング14の位置に合わせて交換電球16にマーキング16bするための位置合わせ板15eとからなることを特徴とする。
【0051】
尚、レーザー発振器15は、図9と同じものであり、発振子においてレーザー光線15aを発生させ照射する。また、電球9は、ソケット10から取り外した古い方であり、交換電球16は、ソケット10に取り付ける新しい方である。
【0052】
発光筐体15cは、レーザー発振器15及びその電源等を収める箱状の枠体であり、上部にレーザー発振器15を設置する。側面には電球設置部15f及び交換電球設置部15hを有し、底部の土台15dには光線受け15bを有する。
【0053】
電球設置部15fは、発光筐体15cの側面において電球9を水平に通す部分である。電球9に照射したレーザー光線15aがギャップ9hを通過するように、電球9の位置を左右に調整し、合わせた位置を固定ネジ15gで留める。
【0054】
交換電球設置部15hは、発光筐体15cの側面において交換電球16を水平に通す部分である。交換電球16に照射したレーザー光線15aがギャップ16aを通過するように、交換電球16の位置を左右に調整し、合わせた位置を固定ネジ15iで留める。
【0055】
土台15dは、発光筐体15cの底部である。レーザー光線15aが当たる場所の発熱を抑えるために、砂状の光線受け15bを敷き、受けたレーザー光線15aを消し去ることができる。
【0056】
尚、レーザー発振器15を外部に設け、発光筐体15c内にレーザー光線15aを送るようにすることもできる。また、レーザー発振器15を発光筐体15cの下部に設置し、上部に光線受け15bを配置しても良い。
【0057】
位置合わせ板15eは、穴を2つ空けた板である。発光筐体15cの内部において、垂直に立てて、2つの穴に電球9と交換電球16に通し、左右にスライド移動させることができる。
【0058】
まず、位置合わせ板15eをスライドさせて、電球9に付されたマーキング14の位置に合わせる。次に、固定した位置合わせ板15eの位置において、交換電球16にマーキング16bを付す。
【0059】
尚、位置合わせ板15eの位置を合わせた際、位置合わせ板15eが動かないように、発光筐体15cの上部又は土台15dに固定する保持機能を設ける。マーキング14の位置に、正確かつ容易に移動させることができる。
【0060】
位置合わせ板15eを使用することにより、電球9のギャップ9hと交換電球16のギャップ16aの位置が合っているので、電球9と取付焦点距離14aが一致する位置に、容易に交換電球16にマーキング16bすることができる。
【0061】
以上のように、本発明である電球の交換方法1は、反射鏡の焦点の位置に関係なく、簡単に電球を焦点の位置に合わせることができるので、電球の交換が容易となり、リサイクル化が促されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明である電球の交換方法の流れを示すフローチャートである。
【図2】本発明である電球の交換方法の照明灯回収工程で回収する照明灯の斜視図である。
【図3】本発明である電球の交換方法の照明灯回収工程で回収する照明灯の正面図である。
【図4】本発明である電球の交換方法の照明灯回収工程で回収する照明灯の平面図である。
【図5】本発明である電球の交換方法の照明灯回収工程で回収する照明灯の側面図である。
【図6】本発明である電球の交換方法の照明灯回収工程で回収する照明灯の側面断面図である。
【図7】本発明である電球の交換方法の電球位置マーキング工程を示す図である。
【図8】本発明である電球の交換方法の電球取外し工程で取り外した電球を示す図である。
【図9】本発明である電球の交換方法の焦点位置確定工程及び交換電球位置マーキング工程を示す図である。
【図10】本発明である電球の交換方法の焦点位置確定工程及び交換電球位置マーキング工程で使用する装置を示す図である。
【符号の説明】
【0063】
1 電球の交換方法
1a 電球の交換装置
2 照明灯回収工程
3 電球位置マーキング工程
4 電球取外し工程
5 焦点位置確定工程
6 交換電球位置マーキング工程
7 交換電球取付け工程
8 照明灯
9 電球
9a 焦点
9b 先端
9c ガラス管
9d 球状部
9e ネジ部
9f 電極
9g 電極
9h ギャップ
10 ソケット
10a 反射鏡
10b 縁部
10c 網部
10d 孔
10e 固着部
11 蓋
12 針金
12a 金具
13 留具
14 マーキング
14a 取付焦点距離
15 レーザー発振器
15a レーザー光線
15b 光線受け
15c 発光筐体
15d 土台
15e 位置合わせ板
15f 電球設置部
15g 固定ネジ
15h 交換電球設置部
15i 固定ネジ
16 交換電球
16a ギャップ
16b マーキング
17 交換電球
17a ギャップ
17b マーキング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電球を交換する照明灯を回収する照明灯回収工程と、前記照明灯回収工程で回収した照明灯の電球の位置に印を付ける電球位置マーキング工程と、前記電球位置マーキング工程の後に電球をソケットから取り外す電球取外し工程と、前記電球取外し工程で取り外した電球と交換電球のギャップの位置をレーザー発振器からレーザー光線を照射することにより合わせる焦点位置確定工程と、前記焦点位置確定工程により焦点が確定した交換電球に印を付ける交換電球位置マーキング工程と、前記交換電球位置マーキング工程で付けた印を基に交換電球をソケットに取り付ける交換電球取付け工程とからなることを特徴とする電球の交換方法。
【請求項2】
電球及び交換電球に照射するレーザー光線を発生させるレーザー発振器と、前記レーザー発振器を保持する発光筐体と、前記発光筐体の側面において電球を水平に通し、固定ネジで電球の位置を調整できる電球設置部と、前記発光筐体の側面において交換電球を水平に通し、固定ネジで交換電球の位置を調整できる交換電球設置部と、前記発光筐体の土台に敷いた光線受けと、前記発光筐体の内部において、電球と交換電球に対して左右移動可能に通し、電球のマーキングの位置に合わせて交換電球にマーキングするための位置合わせ板とからなることを特徴とする電球の交換装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−220368(P2007−220368A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−37011(P2006−37011)
【出願日】平成18年2月14日(2006.2.14)
【出願人】(305062398)
【Fターム(参考)】