説明

電話線ケーブル用固定具

【課題】接続端子函内で固定金具を用いて電話線ケーブルを効率よく低コストで固定することができる電話線ケーブル用固定具を提供する。
【解決手段】接続端子函9内で電話線ケーブル5を固定する電話線ケーブル用固定具である。締め付け可能なリング状部11を有した固定金具1とリング状部11の内側に嵌着される弾性把持部材2とを備えている。弾性把持部材2は、切欠開口部付き円環状の把持部本体21を有してゴム状弾性体により一体成形される。把持部本体21の内側に、複数個の切欠開口部付き円環状の分離把持層23〜25が切離部を介して引き千切り可能に設けられる。把持部本体21の内側または分離把持層23〜25の内側に電話線ケーブル5が切欠開口部22から挿入されて把持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、架空の電話線ケーブルを接続端子函等内で固定金具により固定する際に使用する電話線ケーブル用固定具に関する。
【背景技術】
【0002】
架空の電話線ケーブルには、通常、屋外線を接続するために、接続端子函がケーブルを収容するように装着され、接続端子函内には、電話線ケーブルを懸吊するメッセンジャーワイヤに対し、電話線ケーブルを保持し固定させるために、リング状部と締付固定部を有した固定金具が取り付けられている(例えば下記特許文献1を参照)。
【特許文献1】特開平5−236631号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この種の固定金具は、そのリング状部内に電話線ケーブルを挿入した状態で、その上部または下部を締め付け、電話線ケーブルを締付固定し、固定金具の上部をメッセンジャーワイヤに懸吊させるように固定して取り付けられる。しかしながら、被固定物である電話線ケーブルの外径は、大径から小径まで各種の太さのケーブルがあり、さらに、電話線ケーブルを固定金具のリング状部の略中央で保持するようにして、電話線ケーブルが固定金具により傷つく不具合を防止する必要がある。
【0004】
このため、従来では、電話線ケーブルを接続端子函内で締付固定する場合、固定金具のリング状部で保持する電話線ケーブルの外周部に、専用のシーリング粘着テープを巻き付け、このシーリング粘着テープの巻き厚によって固定金具のリング状部と電話線ケーブルの外周の隙間を埋め、且つリング状部の略中央に電話線ケーブルを配置して締付固定するようにしている。
【0005】
しかしながら、電話線ケーブルの外径が比較的小さく、固定金具のリング状部の内径が比較的大きい場合、多くのシーリング粘着テープを電話線ケーブルの外周に巻き付ける必要があり、さらに、専用のシーリング粘着テープは、幅の広い粘着テープを、例えば幅2cm、長さ28cmにカットして使用しているため、多くの作業工数を必要とする課題があった。
【0006】
また、シーリング粘着テープはその使用量が増大してコスト高となり、さらに、耐剥離性が高く粘着力の強力な粘着テープを使用するため、電話線ケーブルを一旦固定した後、何らかの理由により粘着テープを剥がして除去する場合、非常に多くの工数が必要となるなどの課題があった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、接続端子函等内で固定金具を用いて電話線ケーブルを効率よく低コストで固定することができる電話線ケーブル用固定具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の電話線ケーブル用固定具は、締め付け可能なリング状部を有した固定金具と該リング状部の内側に嵌着される弾性把持部材とを備えた、電話線ケーブルを固定する電話線ケーブル用固定具であって、該弾性把持部材は、切欠開口部付き円環状の把持部本体を有してゴム状弾性体により一体成形され、該把持部本体の内側に、1個または複数個の切欠開口部付き円環状の分離把持層が切離部を介して引き千切り可能に設けられ、該把持部本体の内側または該分離把持層の内側に電話線ケーブルが該切欠開口部から挿入されて把持されることを特徴とする。
【0009】
ここで、上記固定金具は、上記リング状部の両端部を外側に延設して締付固定部とし、該締付固定部を固定ねじにより締め付けることにより、該リング状部がその内側に嵌着された上記弾性把持部材を介して電話線ケーブルを把持するように構成することができる。
【0010】
また、上記弾性把持部材の切離部は分離把持層の周囲に形成した溝内に薄く形成することができる。また、上記固定金具と弾性把持部材は、接続端子函内で電話線ケーブルを固定するために取り付けられる構成とすることができる。
【0011】
さらに、上記固定金具のリング状部にはその円周方向に凹凸条部を設け、その凹凸条部に嵌合可能な凸条部または凹条部を上記弾性把持部材の把持部本体の外周部に設けることができる。また、上記弾性把持部材の把持部本体の外周部の縁に、上記固定金具のリング状部をその外周部に保持するための突縁部を突設することができる。
【発明の効果】
【0012】
上記構成の電話線ケーブル用固定具は、従来行なっていたシーリング粘着テープを所定の幅と長さに切断して電話線ケーブルに巻き付けるという煩雑な作業が不要となり、作業工数を削減し、電話線ケーブルの敷設接続作業を短時間で効率よく行なうことができる。
【0013】
また、シーリング粘着テープに比較して安価な高分子弾性体の弾性把持部材を使用できるため、電話線ケーブルの敷設コストを削減することができる。さらに、何らかの理由により一旦固定した固定具を電話線ケーブルから外す必要が生じた場合、固定金具の締付を解除すれば、弾性把持部材を電話線ケーブルから簡単に外すことができ、シーリング粘着テープを巻き付けていた場合より、遥かに短時間で簡単に分解作業を行なうことができる。
【0014】
また、固定金具は、リング状部の両端部を外側に延設して締付固定部とし、締付固定部を固定ねじにより締め付けることにより、リング状部がその内側に嵌着された弾性把持部材を介して電話線ケーブルを把持するように構成すれば、固定金具の締付作業を容易に行なうことができる。
【0015】
さらに、弾性把持部材の切離部を、分離把持層の周囲に形成した溝内に薄く形成すれば、電話線ケーブルの外径に合わせて、分離把持層を容易に引き千切ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は電話線ケーブル用固定具の固定金具1の正面図を示し、図2は同固定金具1の側面図を示している。また、図3は固定金具1のリング状部11内に嵌着される弾性把持部材2の正面図を示し、図4はその側面図を示し、図5はその断面図を示している。
【0017】
電話線ケーブル用固定具は、固定金具1とその内側に嵌着される弾性把持部材2とから構成される。固定金具1は、図1、図2に示すように、帯状金属板を曲げ加工して中央に円形のリング状部11を設け、そのリング状部11の上方に吊りワイヤ用の小リング状部12を設け、小リング状部12の上部に締付固定部13を設けた構造である。所定の形状に裁断された帯状金属板は、円弧状に曲げることにより、中央に円形のリング状部11を形成し、さらにその帯状金属板の両側端部近傍を円弧状に曲げることにより、吊りワイヤ用の小リング状部12が形成され、さらに、その上端部が真上に平行に延設され、固定ねじ用の凹部を先端部に設けて締付固定部13が形成されている。
【0018】
固定金具1のリング状部11の内径は、後述の弾性把持部材2の外径と略同一に形成され、リング状部11内に弾性把持部材2を嵌着可能としている。また、リング状部11には凹凸条部14が円周方向に沿って形成され、弾性把持部材2をリング状部11内に嵌め込んだとき、弾性把持部材2の外周部に設けた凸条部27がその凹凸条部14の内側に嵌り込み、弾性把持部材2が所定の固定金具1の内側適正位置に配置されるようにしている。つまり、リング状部11の凹凸条部14は、外周面に凸条が現われ、内周面に凹条が現われるように成形されており、その内側の凹条に弾性把持部材2の外周部の凸条部27が嵌合して、固定金具1のリング状部11の内側の定位置に、弾性把持部材2が保持される構造である。
【0019】
弾性把持部材2は、ゴム状弾性体により、図3、図4に示すような切欠開口部付き円環状のスペーサ状に形成される。弾性把持部材2は、例えばEPDMなどの高分子弾性物質を材料として、中央孔と切欠開口部22を有した略円環形状に一体成形され、弾性把持部材2の最外周部は、把持部本体21として一部を切欠開口部22として切り欠いた円環状となっている。
【0020】
さらに、その把持部本体21の内側に、切離部25aを介して円環状の分離把持層25が形成され、その分離把持層25の内側に、切離部24aを介して円環状の分離把持層24が形成され、さらに、その分離把持層24の内側に、切離部23aを介して円環状の分離把持層23が形成される。つまり、3層の分離把持層23,24,25の外周部に沿って深い溝が厚さ方向に形成され、分離把持層23,24,25はラジアル方向(径方向)に3層構造となって形成され、各層は溝内の切離部23a、24a,25aを介して連接されている。
【0021】
切欠開口部22は、これらの分離把持層23,24,25全体に渡り形成され、中心部の空間まで達する。つまり、円環状の分離把持層23の内側には、電話線ケーブル5の挿入用の円形空間つまり中央孔が形成され、切欠開口部22はこの中央孔まで達している。
【0022】
各分離把持層23,24,25を切り離し可能に接続する切離部23a,24a,25aは、図5の断面図に示すように、細く薄く形成され、作業者が電話線ケーブルの敷設現場で、容易に分離把持層23,24,25を引き千切る或いは毟り取ることができるようになっている。上記のように、把持部本体21の内側の各分離把持層23,24,25の間に、円弧状の深い溝が形成され、それらの溝の内部に設けた薄く細い切離部23a,24a,25aによって分離把持層23,24,25が毟り取り可能に接続されている。なお、切離部23a,24a,25aは各溝の内部に配設されるが、各溝の開口面近傍に設けることもできる。
【0023】
使用に際しては、電話線ケーブル5の外径が例えば図3に示すように分離把持層23の内径R1に近い場合、分離把持層23,24,25は切除せずにそのまま使用する。これに対し、電話線ケーブル5の外径が図11(a)に示すように、分離把持層24の内径R2に近い場合、分離把持層23を引き千切り、分離把持層24,25は切除せずにそのまま使用する。
【0024】
また、同様に、電話線ケーブル5の外径が図11(b)に示すように、分離把持層25の内径R3に近い場合、分離把持層23、24を引き千切り、分離把持層25は切除せずにそのまま使用する。同様に、電話線ケーブル5の外径が図11(c)に示すように、把持部本体21の内径R4に近い場合、全ての分離把持層23、24、25を引き千切って使用することとなる。
【0025】
この弾性把持部材2は、上記のように、ゴム状弾性体(高分子弾性体)から形成されており、外部から荷重がかかると、曲げ弾性変形、圧縮弾性変形が容易に行なわれ、電話線ケーブル5の外径と分離把持層23,24,25の内径が必ずしも一致しなくても、外側の固定金具1の締付により電話線ケーブル5を把持部本体21が良好に把持することができる。
【0026】
図3、図4に示すように、弾性把持部材2の把持部本体21の外周部には、凸条部27が円周方向に沿って形成され、固定金具1のリング状部11に設けた凹凸条部14がその凸条部27に嵌合するようになっている。さらに、把持部本体21の外周部の縁に沿ってリブ状の突縁部26が突設され、この突縁部26と凸条部27によって、弾性把持部材2が固定金具1の定位置に保持される構造となっている。
【0027】
次に、上記構成の電話線ケーブル用固定具の使用態様を説明する。電話線ケーブル5に例えば屋外線などを接続する場合、接続端子函9内で固定具により電話線ケーブル5の接続部分を保持すると共に、吊りワイヤ6の下側に電話線ケーブル5を吊下げた状態に保持する。
【0028】
ここで使用される接続端子函9は、図10に示すように、底板4上の両側に側壁7を立設し、底板4と両側壁7で作る内側空間を覆うように、上部から前面及び背面にかけてカバー8を開閉可能に取り付けて構成される。
【0029】
底板4、側壁7、及びカバー8は、例えばポリプロピレン等の硬質合成樹脂から成形され、底板4には、図示しない複数の導出孔部が、電話の屋外線を引出すために形成される。カバー8はその一部に設けたヒンジを介して、開閉可能に底板4の側部に装着される。
【0030】
図10に示すように、底板4上のカバー8内の両側に、上記固定具が配設され、電話線ケーブル5が吊りワイヤ6に懸吊される形態でこの固定具により固定される。電話線ケーブル5を固定具に把持させる場合、先ず、弾性把持部材2の内径R1〜R4を電話線ケーブル5の外径に合わせるように、弾性把持部材2の内側の分離把持層23、分離把持層24、または分離把持層25を、各切離部23a,24a,25aから切り離して切除する。
【0031】
例えば、電話線ケーブル5の外径が図3に示すように、分離把持層23の内径R1に近い場合、分離把持層23,24,25は切除せずにそのまま使用し、電話線ケーブル5を図3の弾性把持部材2の切欠開口部22から内側空間に挿入し嵌め込む。これに対し、電話線ケーブル5の外径が図11(a)に示すように、分離把持層24の内径R2に近い場合、分離把持層23を引き千切り、分離把持層24,25は切除せずにそのまま使用し、電話線ケーブル5を図11(a)の弾性把持部材2の切欠開口部22から内側空間に挿入し嵌め込む。
【0032】
また、電話線ケーブル5の外径が図11(b)に示すように、分離把持層25の内径R3に近い場合、分離把持層23、24を引き千切り、分離把持層25は切除せずにそのまま使用し、電話線ケーブル5を図11(b)の弾性把持部材2の切欠開口部22から内側空間に挿入し嵌め込む。また、電話線ケーブル5の外径が図11(c)に示すように、把持部本体21の内径R4に近い場合、全ての分離把持層23、24、25を引き千切って使用し、電話線ケーブル5を図11(c)の弾性把持部材2の切欠開口部22から内側空間に挿入し嵌め込む。
【0033】
このように、電話線ケーブル5の外径に応じて、分離把持層23,24,または分離把持層25を引き千切り、弾性把持部材2を電話線ケーブル5の外周部に装着することができるため、従来のシーリング粘着テープを切って巻き付けていた作業に比べ、遥かに少ない作業工数で電話線ケーブルの把持作業を完了することができる。
【0034】
次に、図8、図9のように、弾性把持部材2の把持部本体21の外側に、固定金具1のリング状部11を嵌め込む。このとき、把持部本体21の外周の凸条部27が固定金具1のリング状部11の凹凸条部14に嵌合し、且つ、把持部本体21の外周の両側縁部に突設され突縁部26の内側に固定金具1のリング状部11が嵌るようにして、弾性把持部材2の外側に固定金具1が図9の如く良好に嵌着される。
【0035】
そして、図10に示すように、接続端子函9内の吊りワイヤ6を、固定金具1の上部の小リング状部12内に挿通させ、その状態で、固定金具1の上端部の締付固定部13を固定フレームなどに対し、固定ねじ10により締め付けて固定する。これにより、固定金具1のリング状部11が弾性把持部材2を外側から締めつけ、弾性把持部材2が弾性力を持って電話線ケーブル5を把持する状態となり、電話線ケーブル5は接続端子函9内で定位置に把持される。
【0036】
なお、上記実施形態では、接続端子函9内における電話線ケーブル5の固定に適用したが、接続端子函以外の場所で電話線ケーブルを固定する際に使用することもできる。
【0037】
また、上記では、弾性把持部材2の把持部本体21内に、3個の分離把持層23,24,25を形成したが、1個、2個、或いは4個以上の分離把持層を内外周で層状に設けることもでき、或いは各分離把持層を円周方向に分割形成することもできる。また、分岐用電話線ケーブルの場合、吊りワイヤによる懸吊は行なわないため、固定金具における小リング状部は省略することができる。
【0038】
さらに、上記実施形態では、固定金具1を、帯状金属板をリング状に曲げて一体形成したが、2本の帯状金属板を半円形に曲げ形成した部材を合わせるようにしてリング状部を形成し、その上部と下部を固定ねじにより締付固定する構造とすることもできる。
【0039】
さらに、弾性把持部材2の把持部本体21の外周に、凸条部27の代わりに凹条部を設け、その凹条部に嵌合する凹凸条部を、固定金具1のリング状部11に設けて定位置に弾性把持部材2をリング状部11内に嵌め込むこともできる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の一実施形態を示す固定具の固定金具の正面図である。
【図2】同固定金具の右側面図である。
【図3】弾性把持部材の正面図である。
【図4】同弾性把持部材の右側面図である。
【図5】図3のV−V断面図である。
【図6】固定金具の斜視図である。
【図7】弾性把持部材の斜視図である。
【図8】弾性把持部材と固定金具を組み付ける際の分解斜視図である。
【図9】弾性把持部材と固定金具を組み付けた状態の斜視図である。
【図10】使用状態を示す接続端子函内の部分斜視図である。
【図11】(a)(b)(c)は各々、弾性把持部材の把持部本体から切離把持部を順に切除した状態の正面図である。
【符号の説明】
【0041】
1 固定金具
2 弾性把持部材
5 電話線ケーブル
9 接続端子函
11 リング状部
13 締付固定部
14 凹凸条部
21 把持部本体
22 切欠開口部
23 分離把持層
23a 切離部
24 分離把持層
24a 切離部
25 分離把持層
25a 切離部
26 突縁部
27 凸条部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
締め付け可能なリング状部を有した固定金具と該リング状部の内側に嵌着される弾性把持部材とを備えた、電話線ケーブルを固定する電話線ケーブル用固定具であって、該弾性把持部材は、切欠開口部付き円環状の把持部本体を有してゴム状弾性体により一体成形され、該把持部本体の内側に、1個または複数個の切欠開口部付き円環状の分離把持層が切離部を介して引き千切り可能に設けられ、該把持部本体の内側または該分離把持層の内側に電話線ケーブルが該切欠開口部から挿入されて把持されることを特徴とする電話線ケーブル用固定具。
【請求項2】
前記固定金具は、上記リング状部の両端部を外側に延設して締付固定部とし、該締付固定部を固定ねじにより締め付けることにより、該リング状部がその内側に嵌着された上記弾性把持部材を介して電話線ケーブルを締め付け把持することを特徴とする請求項1記載の電話線ケーブル用固定具。
【請求項3】
前記弾性把持部材の切離部は、前記分離把持層の周囲に形成した溝内に薄く細く形成されたことを特徴とする請求項1記載の電話線ケーブル用固定具。
【請求項4】
前記固定金具と前記弾性把持部材は、接続端子函内で電話線ケーブルを固定するために取り付けられることを特徴とする請求項1記載の電話線ケーブル用固定具。
【請求項5】
前記固定金具のリング状部には円周方向に凹凸条部が設けられ、該凹凸条部に嵌合可能な凸条部または凹条部が前記弾性把持部材の把持部本体の外周部に設けられたことを特徴とする請求項1記載の電話線ケーブル用固定具。
【請求項6】
前記弾性把持部材の把持部本体の外周部の縁には、固定金具のリング状部を該把持部本体の外周部上に保持するための突縁部が突設されたことを特徴とする請求項1記載の電話線ケーブル用固定具。





【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−81955(P2009−81955A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−249757(P2007−249757)
【出願日】平成19年9月26日(2007.9.26)
【出願人】(000143422)株式会社タカコム (4)
【出願人】(000232494)日本電話施設株式会社 (12)
【出願人】(591199590)株式会社正電社 (34)
【出願人】(391009431)株式会社日興電機製作所 (1)
【Fターム(参考)】