説明

電話装置及び電話帳情報管理プログラム

【課題】記憶している電話帳の管理を容易にする電話装置及び電話帳情報管理プログラムを提供する。
【解決手段】呼制御部4は、通信命令を受けて発呼を行い、該発呼に対する応答を受け通信を確立し、さらに切断の通知を受けて通信の切断を行う。履歴管理部6は、呼制御部4が発呼した後に通信が確立しない状態で発呼先から切断の通知を受ける未通信切断が発生したか否かを判定し、未通信切断が発生した場合、発呼先の電話番号に対応する未通信切断があった旨を記録する。電話帳管理部3は、未通信切断の回数に基づいて、前記未通信切断に対応する電話番号を電話帳情報から削除する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電話装置及び電話帳情報管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電話装置には、電話帳を記憶しておくメモリが内蔵されていることが一般的である。そして、メモリ技術の発展により、メモリの小型化及び大容量化が進んでいる。このようなメモリの大容量化に伴い、電話帳に登録できる電話番号の件数が格段に増加してきている。例えば、最近の電話装置に記憶されている電話帳としては、3000件程度の電話番号を登録できるものがある。
【0003】
また、電話装置の電話帳に登録された電話番号の件数は、電話装置の使用に合わせて増加していく。そこで、電話帳に登録できる電話番号の件数が増加した電話装置では、非常に多くの電話番号が登録されることになる。このように、多くの電話番号が登録されている場合、電話装置の利用者は、電話帳の中から目的の相手の電話番号を検索するのに手間がかかってしまう。
【0004】
ここで、従来技術として、着信拒否の対象となる電話番号を登録した着信拒否リストを有する電話装置において、電話番号を登録する際に、着信拒否リストの中に当該電話番号があるか否かを調べ、ある場合には着信拒否リストから削除する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−57517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、電話番号を登録した後は、電話帳を見直して不要な電話番号を消すことは煩雑であり、利用者が行うことはまれであり、不要な電話番号を電話帳から削除することは困難であった。また、着信拒否リストから登録しようとする電話番号を削除する従来技術を用いても、着信拒否リストの精査を実施することはできるが、電話帳から不要な電話番号を削除することは困難であった。
【0007】
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、記憶している電話帳の管理を容易にする電話装置及び電話帳情報管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願の開示する電話装置及び電話帳情報管理プログラムは、一つの態様において、電話帳記憶部は、電話番号を含む電話帳情報を記憶する。呼制御部は、通信命令を受けて発呼を行い、該発呼に対する応答を受け通信を確立し、さらに切断の通知を受けて通信の切断を行う。履歴管理部は、前記呼制御部が発呼した後に通信が確立しない状態で発呼先から切断の通知を受ける未通信切断が発生したか否かを判定し、前記未通信切断が発生した場合、前記発呼先の電話番号に対応する未通信切断があった旨を記録する。電話帳管理部は、前記未通信切断の回数に基づいて、前記未通信切断に対応する電話番号を前記電話帳情報から削除する。
【発明の効果】
【0009】
本願の開示する電話装置及び電話帳情報管理プログラムの一つの態様によれば、記憶している電話帳の管理を容易にするという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、実施例1及び実施例2に係る携帯電話のブロック図である。
【図2】図2は、連続切断回数記録テーブルの一例を表す図である。
【図3】図3は、実施例1に係る電話装置の電話帳管理の処理のフローチャートである。
【図4】図4は、実施例1に係る携帯電話による電話番号削除の動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
【図5】図5は、実施例2に係る携帯電話における着信による連続切断回数のリセットの処理のフローチャートである。
【図6】図6は、実施例2に係る携帯電話における自動返信メールの受信による連続切断回数のリセットの処理のフローチャートである。
【図7】図7は、携帯電話のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本願の開示する電話装置及び電話帳情報管理プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する電話装置及び電話帳情報管理プログラムが限定されるものではない。特に、以下の説明では、電話装置として携帯電話を例に説明するが、電話装置であれば特に制限は無く、例えば、固定電話であってもよい。
【実施例1】
【0012】
図1は、実施例1及び実施例2に係る携帯電話のブロック図である。図1に示すように、本実施例に係る携帯電話100は、無線制御部1、電話帳記憶部2、電話帳管理部3、呼制御部4、電話制御部5、履歴管理部6、入力制御部7、表示制御部8及び履歴記録部9を有している。
【0013】
無線制御部1は、呼制御部4から発呼や切断を行うための信号や、音声データなどの通信信号を受信する。この発呼や切断を行うための信号については後で詳細に説明する。そして、無線制御部1は、受信した信号を無線信号に変換し、無線信号を通信先に送信する。また、無線制御部1は、他の携帯電話などの通信元から無線信号を受信する。そして、無線制御部1は、受信した無線信号を音声信号や呼制御部4が処理可能な信号に変換し呼制御部4へ出力する。
【0014】
呼制御部4は、入力制御部7から操作者からの通信命令を受信する。そして、呼制御部4は、発呼を行うための発呼信号を通信先に送信する。以下では、発呼信号の送信先を「発呼先」と言う。本実施例では、呼制御部4は、発呼信号としてSETUP信号を送信する。さらに、呼制御部4は、発呼を行った場合は、電話番号などの発呼先の情報を含む発呼の情報を電話制御部5へ出力する。
【0015】
また、呼制御部4は、発呼信号に対する応答である応答信号を発呼先から無線制御部1を介して受信する。呼制御部4が応答信号を受けることで、携帯電話100と発呼先とが接続され通信が確立される。通信が確立されることにより、携帯電話100と発呼先との間で通話が行えるようになる。本実施例では、呼制御部4は、応答信号としてCALL−CONN信号を受信する。以下では、このように通信が確立した発呼先を「通信相手」と言う。さらに、呼制御部4は、発呼先からのCALL−CONN信号を受信した場合には、通信確立の情報を電話制御部5へ出力する。
【0016】
また、呼制御部4は、発呼先又は通信相手が切断信号を送信した場合、無線制御部1を介して切断信号を受信する。そして、呼制御部4は、通信を切断する。例えば、呼制御部4は、発呼先の着信拒否リストに自装置の電話番号が登録されている場合や、発呼先において設定されている呼出し回数の呼び出しを行っても発呼先の操作者が応答命令を行わない場合に切断信号を受信する。また、呼制御部4は、通信相手の操作者が切断命令を入力した場合に、通信相手から切断信号を受信する。本実施例では、呼制御部4は、切断信号として、CLEAR信号を受信する。さらに、呼制御部4は、発呼先からのCLEAR信号を受信した場合には、切断の情報を電話制御部5へ出力する。
【0017】
逆に、呼制御部4は、他の携帯電話などから無線制御部1を介してSETUP信号を受信する。このように、呼制御部4がSETUP信号を受信することで、携帯電話100はSETUP信号の送信先から着信を受ける。次に、呼制御部4は、SETUP信号の発信元の電話番号を電話制御部5に出力する。その後、電話制御部5から切断命令を受けると、切断信号であるCLEAR信号をSETUP信号の発信元に送信する。これに対して、SETUP信号を受信後、入力制御部7から応答命令を受けると、呼制御部4は、SETUP信号の発信元に応答信号であるCALL−CONN信号を送信する。さらに、呼制御部4は、CALL−CONN信号を送信した場合には、通信確立の情報を電話制御部5へ出力する。
【0018】
また、呼制御部4は、通信の確立後、入力制御部7から操作者による切断命令を受信した場合、通信相手に切断信号であるCLEAR信号を送信する。さらに、呼制御部4は、CLEAR情報を送信した場合には、切断の情報を電話制御部5へ出力する。
【0019】
また、呼制御部4は、メールや音声データなどの通信データの入力を電話制御部5から受ける。そして、呼制御部4は、受信した通信データを無線制御部1へ送信する。
【0020】
電話制御部5は、発呼先の情報を含む発呼の情報を呼制御部4から受信する。また、電話制御部5は、通信が確立した場合には、通信確立の情報を呼制御部4から受信する。また、電話制御部5は、切断の情報を呼制御部4から受信する。そして、電話制御部5は、発呼から切断までの一連の情報を発呼先の情報とともに履歴管理部6へ出力する。ここで、発呼から切断までの一連の情報には、通信が確立していない場合には通信確立の情報が含まれず、通信が確立した場合には通信確立の情報が含まれる。
【0021】
また、電話制御部5は、入力制御部7から電話帳表示の命令が入力されると、電話帳を電話帳記憶部2から読み出す。そして、電話制御部5は、読み出した電話帳の表示を表示制御部8に指示する。
【0022】
また、電話制御部5は、音声データ及びメールのデータの入力を入力制御部7から受ける。そして、電話制御部5は、受信した音声データ及びメールのデータを呼制御部4へ出力する。
【0023】
また、電話制御部5は、電話番号の削除の通知を履歴管理部6から受信する。そして、電話制御部5は、当該電話番号の削除メッセージを表示するように表示制御部8に指示する。
【0024】
さらに、電話制御部5は、音声データを呼制御部4から受信する。そして、電話制御部5は、スピーカ(不図示)に音声データを出力させる。また、電話制御部5は、メールのデータの入力を呼制御部4から受ける。そして、電話制御部5は、メールを表示制御部8へ出力し、出力したメールの表示を表示制御部8に指示する。
【0025】
履歴記録部9は、メモリなどの記憶装置である。履歴記録部9は、通信の情報を記録している。ここで、通信の情報とは、例えば、発信日時及び発呼先の情報を含む発呼情報、並びに切断日時を含む切断情報などである。さらに、履歴記録部9は、発呼したが通信が確立することなく、発呼先から切断が行われた未通信切断の回数を記憶している。例えば、本実施例では、履歴記録部9は、未通信切断が何回連続して発生したかを表す連続切断回数を記憶している。図2は、連続切断回数記録テーブルの一例を表す図である。履歴記録部9は、例えば、図2に示すような連続切断回数記録テーブル200を記憶している。連続切断回数記録テーブル200は、電話番号201に対応させて、未通信切断が何回連続して発生しているかを表す連続切断回数202が記載されている。さらに、本実施例では、連続切断回数記録テーブル200には、電話番号201に対応させて電話帳から削除されているか否かを示す電話帳削除状態203が記載されている。
【0026】
履歴管理部6は、発呼から切断までの一連の情報を発呼先の情報とともに電話制御部5から受信する。そして、履歴管理部6は、発信日時及び発呼先の情報を含む発呼情報、並びに切断日時を含む切断情報などを履歴記録部9へ記録する。
【0027】
さらに、履歴管理部6は、受信した発呼から切断までの一連の情報が、発呼したのちに通信が確立せずに切断がなされたことを示している場合には、未通信切断が発生したと判定する。そして、履歴管理部6は、履歴記録部9が有している連続切断回数記録テーブル200を参照し、受信した発呼先の電話番号が連続切断回数記録テーブル200の電話番号201の欄に記載されているか否かを判定する。連続切断回数記録テーブル200に受信した発呼先の電話番号が有る場合、履歴管理部6は、その電話番号に対応する連続切断回数202の欄をインクリメントし回数を1増やす。そして、履歴管理部6は、受信した発呼先の電話番号の連続切断回数202の欄の値が10になったか否かを判定する。連続切断回数202が10になっている場合には、履歴管理部6は、連続切断回数202が10になった電話番号の電話帳からの削除を電話制御部5に通知する。併せて、履歴管理部6は、連続切断回数202が10になった電話番号の電話帳からの削除を電話帳管理部3に指示する。その後、履歴管理部6は、削除命令を指示した電話番号に対応する連続切断回数記録テーブル200の電話帳削除状態203の欄を削除に変更する。例えば、図2の電話番号211に対応する連続切断回数221は10回となっている。そこで、履歴管理部6は、連続切断回数202が10になっていることを確認すると、電話番号211の電話帳からの削除を電話制御部5に通知する。併せて、履歴管理部6は、電話帳管理部3に電話番号211の電話帳からの削除を指示する。さらに、履歴管理部6は、連続切断回数記録テーブル200の電話帳削除状態222を削除に変更する。
【0028】
ここで、本実施例では連続切断回数の閾値を10としたが、この値に特に制限はなく、この閾値はどのくらいの回数まで電話番号を残しておくかなどの運用条件に合わせて設定されることが好ましい。
【0029】
また、連続切断回数記録テーブル200に受信した発呼先の電話番号が無い場合、履歴管理部6は、電話番号201の欄に発呼先の電話番号を加え、さらに、その電話番号に対応する連続切断回数202の欄を1とする。
【0030】
また、履歴管理部6は、受信した発呼から切断までの一連の情報において、通信が確立したことが示されている場合、受信した発呼先の電話番号が連続切断回数記録テーブル200の電話番号201の欄に記載されているか否かを判定する。連続切断回数記録テーブル200に受信した発呼先の電話番号が有る場合、履歴管理部6は、その電話番号に対応する連続切断回数202の欄を初期値である0にリセットする。ここで、本実施例では、初期値を0としたが、この初期値は他の値をとってもよく、例えば1を初期値として用いるなどしてもよい。このように、履歴管理部6は、通信が確立した電話番号の連続切断回数202をリセットすることで、未通信切断の連続した回数をカウントすることができる。この連続切断回数の初期値が、「未通信切断があった旨の記録の初期状態」の一例にあたる。
【0031】
電話帳管理部3は、電話帳に記載されている電話番号の削除の指示を履歴管理部6から受ける。そして、電話帳管理部3は、電話帳記憶部2に記憶されている電話帳の中から指定された電話番号を検索する。そして、電話帳管理部3は、検索した電話番号を電話帳から削除する。これにより、電話帳記憶部2に記憶されている電話帳から、連続10回未通信切断が発生した電話番号が削除される。本実施例では連続10回未通信切断が発生した電話番号を不要な電話番号として電話帳から削除し、これにより、電話帳の中から不要な電話番号を自動的に削除することができ、電話帳に登録された電話番号の数を抑えることができる。
【0032】
入力制御部7は、キーパッドなどを用いた操作者から指示が入力される。例えば、入力制御部7は、電話帳の表示命令の入力を受ける。そして、入力制御部7は、電話帳の表示命令を電話制御部5に通知する。また、入力制御部7は、電話帳の中から指定された電話番号への通信命令の入力を受ける。そして、入力制御部7は、指定された電話番号への通信命令を呼制御部4へ送信する。また、入力制御部7は、キーパッドからのダイヤル入力を受ける。そして、入力制御部7は、入力された電話番号を呼制御部4へ送信する。
【0033】
表示制御部8は、電話制御部5からの表示命令を受けて、液晶画面などのモニタに画像を表示させる。例えば、表示制御部8は、電話制御部5からの電話帳の表示命令を受けて、モニタに電話帳を表示させる。操作者は、表示制御部8によってモニタに表示された情報を参照しながら、キーパッドなどによる入力を行う。また、表示制御部8は、電話番号の削除メッセージの表示の指示を電話制御部5から受信すると、当該電話番号の削除メッセージをモニタに表示させる。
【0034】
次に、図3を参照して、本実施例に係る電話装置の電話帳管理の処理について説明する。ここで、図3は、実施例1に係る電話装置の電話帳管理の処理のフローチャートである。
【0035】
操作者は、キーパッドなどを用いて、通信先の電話番号を含む通信要求を入力する(ステップS101)。入力制御部7は、操作者から受信した通信要求を呼制御部4へ送信する。
【0036】
呼制御部4は、入力制御部7から通信要求を受信する。そして、呼制御部4は、指定された通信先に向けて発呼を行う(ステップS102)。本実施例では、呼制御部4は、通信先にSETUP信号を送信する。
【0037】
その後、呼制御部4は、CLEAR信号を受信したか否かにより、切断が発生したか否を判定する(ステップS103)。切断が発生していない場合(ステップS103否定)、呼制御部4は、切断が発生するまで待機する。
【0038】
これに対して、切断が発生した場合(ステップS103肯定)、電話制御部5は、切断の発生の通知を受信し、履歴管理部6に対して発呼から切断までの情報を発呼先の電話番号と共に送信する。そして、履歴管理部6は、受信した発呼先の電話番号が電話帳に登録されているか否かを判定する(ステップS104)。履歴管理部6は、発呼先の電話番号が電話帳に登録されていないと判定した場合(ステップS104否定)、ステップS111に進む。
【0039】
一方、発呼先の電話番号が電話帳に登録されている場合(ステップS104肯定)、履歴管理部6は、発呼から切断までの情報を確認し、応答信号であるCALL−CONN信号を受信しているか否かを判定する(ステップS105)。応答信号を受信している場合(ステップS105肯定)、履歴管理部6は、発呼先の電話番号に対応する連続切断回数記録テーブルの連続切断回数を初期値にリセットする(ステップS106)。
【0040】
これに対して、応答信号を受信していない場合(ステップS105否定)、履歴管理部6は、発呼先の電話番号に対応する連続切断回数記録テーブルの連続切断回数を1つインクリメントする(ステップS107)。
【0041】
次に、履歴管理部6は、インクリメントした連続切断回数が10回になっているか否かを判定する(ステップS108)。10回になっている場合(ステップS108肯定)、履歴管理部6は、電話制御部5に電話番号の削除を通知する。そして、電話制御部5は、表示制御部8に対して電話番号の削除メッセージの表示を指示する。これを受けて、表示制御部8は、電話番号の削除メッセージをモニタに表示させる(ステップS109)。
【0042】
そして、履歴管理部6は、電話番号の削除命令を電話帳管理部3に通知する。電話帳管理部3は、履歴管理部6からの指示を受けて、該当する電話番号を電話帳記憶部2が記憶している電話帳から削除する(ステップS110)。
【0043】
また、発呼先が電話帳にない場合(ステップS104否定)及び連続切断回数がリセットされた場合(ステップS106)、履歴管理部6は、発信履歴を履歴記録部9へ記録する(ステップS111)。また、連続切断回数が10回に満たない場合(ステップS108否定)も、履歴管理部6は、発信履歴を履歴記録部9へ記録する(ステップS111)。なお、上述の実施例では、電話番号毎に未通信切断の回数を記録しておき、当該回数が所定値となった場合に削除対象とする例を説明したが、これに限られない。例えば、図2に示したようなデータテーブルに、未通信切断が発生する都度対応する電話番号を記録したレコードを追加し、一の電話番号に対応するレコードの数が所定値となった場合に、当該一の電話番号を削除対象とする、という実施例も考えられる。つまり、未通信切断が発生した際に、未通信切断が発生した旨を電話番号に対応付けて記録しておき、この発生回数に基づいて、削除する電話番号を特定するようにすればよい。
【0044】
次に、図4を参照して、本実施例に係る携帯電話による電話番号削除の動作の概略を説明する。図4は、実施例1に係る携帯電話による電話番号削除の動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
【0045】
図4の携帯電話301〜303はそれぞれ別個の携帯電話を表している。ここでは、携帯電話301の動作について説明する。携帯電話301と携帯電話302及び携帯電話303とはそれぞれ無線通信が可能である。そして、携帯電話301〜303のそれぞれから紙面に向かって下に延びる線は各携帯電話の動作を表しており、矢印の終点が有る場合には信号の受信、矢印の始点がある場合には信号の送信を表している。そして、携帯電話301〜303のそれぞれから紙面に向かって下に延びる線同士を結ぶ矢印は、始点から終点に向けての信号の送信を表している。さらに、履歴401〜404はそれぞれ各々に延びる点線矢印の始点のタイミングでの携帯電話301の通信履歴を表している。また、電話帳501は、図4で示される電話番号の削除が行われる前の状態の電話帳を表している。また、電話帳502は、図4で示される電話番号の削除が行われた後の状態の電話帳を表している。
【0046】
図4で示す電話番号削除が行われる前には、電話帳501に示すように、携帯電話301には、携帯電話302及び携帯電話303の電話番号が登録されている。
【0047】
携帯電話301は、SETUP信号を携帯電話302へ送信し、携帯電話302はこのSETUP信号を受信する(ステップS201)。次に、携帯電話302は、CALL−CONN信号を携帯電話301へ送信し、携帯電話301はこのCALL−CONN信号を受信する(ステップS202)。次に、携帯電話302は、CLEAR信号を携帯電話301へ送信し、携帯電話301はこのCLEAR信号を受信する(ステップS203)。
【0048】
ここでは、携帯電話301と携帯電話302との間では、発呼後に通信が確立し、その後、切断が発生しているので、履歴401のように、携帯電話301の通話履歴では、携帯電話302との通話がOKとなる。
【0049】
次に、携帯電話301は、SETUP信号を携帯電話303へ送信し、携帯電話303はこのSETUP信号を受信する(ステップS204)。次に、携帯電話303は、CALL−CONN信号を携帯電話301へ送信し、携帯電話301はこのCALL−CONN信号を受信する(ステップS205)。次に、携帯電話303は、CLEAR信号を携帯電話301へ送信し、携帯電話301はこのCLEAR信号を受信する(ステップS206)。
【0050】
ここでは、携帯電話301と携帯電話303との間では、発呼後に通信が確立し、その後、切断が発生しているので、履歴402のように、携帯電話302との通話OKの次に、携帯電話303との通話がOKとなる。
【0051】
次に、携帯電話301は、SETUP信号を携帯電話302へ送信し、携帯電話302はこのSETUP信号を受信する(ステップS207)。次に、携帯電話302は、CLEAR信号を携帯電話301へ送信し、携帯電話301はこのCLEAR信号を受信する(ステップS208)。
【0052】
ここでは、携帯電話301と携帯電話302との間では、通信が確立せずに切断が発生しているので、履歴403のように、携帯電話303の通話がOKとなった後の携帯電話302との通信履歴が未通信切断となる。図4では未通信切断の連続した回数が分かりやすいように、未通信切断の後に連続切断回数を付加して表している。
【0053】
そして、ステップS208の後、ステップS209までの間に、携帯電話301と携帯電話302との間で未通信切断が8回連続して発生したものとする。
【0054】
さらに、携帯電話301は、SETUP信号を携帯電話302へ送信し、携帯電話302はこのSETUP信号を受信する(ステップS209)。次に、携帯電話302は、CLEAR信号を携帯電話301へ送信し、携帯電話301はこのCLEAR信号を受信する(ステップS210)。
【0055】
ここで、携帯電話301と携帯電話302との間では、通信が確立せずに切断が発生しているので、履歴404のように、携帯電話302との未通信切断が9回発生した後の、携帯電話302との通信履歴は、未通信切断となる。この時点で、履歴404に示すように、携帯電話302との未通信切断が10回連続で発生している。そこで、携帯電話301の履歴管理部6は、携帯電話302との間で未通信切断が連続して10回発生したと判定する(ステップS211)。
【0056】
履歴管理部6は、携帯電話302の電話番号の電話帳からの削除を電話帳管理部3に指示する。電話帳管理部3は、電話帳記憶部2が記憶している電話帳の中から携帯電話302の電話番号を削除する(ステップS212)。
【0057】
これにより、電話帳502のように、携帯電話302の電話番号は削除され、携帯電話303の電話番号のみが残ることになる。このように、不要な電話番号である携帯電話302の電話番号が電話帳から自動的に削除されることになる。
【0058】
以上に説明したように、本実施例に係る電話装置は、ある電話番号に対する通信において、予め決められた回数の未通信切断が連続して発生した場合、電話帳からその電話番号を自動的に削除する。これにより、不要と考えられる電話番号を電話帳から削除することができ、電話帳に登録された電話番号の増加を抑えることができる。したがって、電話帳の管理を容易に行うことができ、電話番号の検索などが迅速に行える。
【0059】
ここで、以上の説明では、応答信号を受信するとその応答信号の発信元の連続切断回数をリセットすることで、未通信切断回数の連続回数が予め決められた値になったときに電話番号を削除することとした。しかし、この電話番号削除の判定に用いる値は未通信切断が連続した回数でなくてもよい。例えば、単に累積数が所定の値を超えた場合に削除するとしてもよい。その場合、未通信切断の回数のリセットは行わなくても良い。また、所定の回数応答信号を受けるまで、未通信切断回数のカウントをリセットしないようにしても良い。
【0060】
また、以上の説明では、未通信切断回数が予め決められた回数連続した場合、電話番号を削除しているが、操作者の確認の入力を待って削除を行うようにしてもよい。
【実施例2】
【0061】
次に、実施例2に係る電話装置について説明する。本実施例に係る電話装置は、相手からの着信や自動返信メールを受信した場合にも、連続切断回数をリセットすることが実施例1と異なるものである。以下では、電話装置として携帯電話を例に説明する。本実施例に係る携帯電話も図1のブロック図で表される。以下で特に説明の無い限り、実施例1と同じ符号を有する各部は同じ機能を有するものとする。
【0062】
電話制御部5は、他の電話からの着信、すなわちSETUP信号の受信の通知を呼制御部4から受ける。そして、電話制御部5は、着信の通知及びSETUP信号の発信先の電話番号を履歴管理部6へ送信する。
【0063】
また、電話制御部5は、呼制御部4が行った発呼に対する自動返信メールを呼制御部4から受信する。ここで、自動返信メールとは、電話を受けることができない状態でSETUP信号を受信した場合に、電話に出ることができない旨を通知するメールである。電話を受けることができない場合に、操作者は、予め自動返信メールの機能を設定しておくことで、SETUP信号を受信した場合に、自動的に自動返信メールがSETUP信号の発信元に返信される。自動返信メールは、例えば、ヘッダなどにそのメールが自動返信メールであることを表す情報が付加されている。そのため、電話制御部5は、受信したメールのヘッダなどを参照することで、そのメールが自動返信メールであることを判定できる。この自動返信メールが、「応答付加通知」の一例にあたる。
【0064】
ここで、本実施例では、電話帳に電話番号に対応させてメールアドレスが格納されているものとする。電話制御部5は、受信した自動返信メールのメールアドレスを用いて電話帳を検索し、自動返信メールの発信元の電話番号を取得する。そして、電話制御部5は、自動返信メールを受信の通知及び自動返信メールの発信元の電話番号を履歴管理部6に通知する。ここで、本実施例では、自動返信メールとしてメールアドレスを用いて通信を行うシステムを用いる場合で説明したが、これは他のシステムを用いてもよく、例えば、SMS(Short Message Service)などを用いてもよい。例えば、自動返信メールとしてSMSを用いる場合、メールのアドレスが電話番号であるので、電話制御部5は、自動返信メールから発信元の電話番号を取得することができる。
【0065】
履歴管理部6は、SETUP信号の発信元の電話番号及び着信の通知を電話制御部5から受信する。そして、履歴管理部6は、SETUP信号の発信元の電話番号に対応する連続切断回数記録テーブルの連続切断回数をリセットする。
【0066】
また、履歴管理部6は、自動返信メールの受信の通知及び自動返信メールの発信元の電話番号を電話制御部5から受信する。そして、履歴管理部6は、自動返信メールの発信元の電話番号に対応する連続切断回数記録テーブルの連続切断回数をリセットする。
【0067】
次に、図5を参照して、本実施例に係る携帯電話における着信による連続切断回数のリセットの処理について説明する。図5は、実施例2に係る携帯電話における着信による連続切断回数のリセットの処理のフローチャートである。
【0068】
呼制御部4は、無線制御部1を介して他の携帯電話からのSETUP信号を受信することで、他の携帯電話からの着信を受ける(ステップS301)。そして、呼制御部4は、着信を受けたことをSETUP信号の発信元の電話番号とともに電話制御部5へ通知する。
【0069】
そして、呼制御部4は、通信相手からのCLEAR信号の受信又は自装置の操作者からの切断命令の受信により切断を行うか否かを判定する(ステップS302)。切断を行わない場合(ステップS302否定)、呼制御部4は、切断を行うまで待機する。
【0070】
これに対して、切断を行う場合(ステップS302肯定)、電話制御部5は、切断の通知を呼制御部4から受ける。そして、電話制御部5は、SETUP信号の発信元の電話番号及び着信した旨の通知を履歴管理部6に送信する。履歴管理部6は、電話制御部5から受信した電話番号を電話帳から検索し、発信元の電話番号が電話帳に登録されているか否かを判定する(ステップS303)。電話帳に登録されていない場合(ステップS303否定)、履歴管理部6は、連続切断回数のリセットの処理を終了する。
【0071】
これに対して、電話帳に登録されている場合(ステップS303肯定)、履歴管理部6は、履歴記録部9が記憶している連続切断回数記録テーブルに発信元の電話番号に対応する連続切断回数の記録があるか否かを判定する(ステップS304)。発信元の電話番号に対応する連続切断回数の記録が連続切断回数記録テーブルにない場合(ステップS304否定)、履歴管理部6は、連続切断回数のリセットの処理を終了する。
【0072】
一方、発信元の電話番号に対応する連続切断回数の記録が連続切断回数記録テーブルにある場合(ステップS304肯定)、履歴管理部6は、連続切断回数記録テーブルにおける発信元の電話番号に対応する連続切断回数をリセットする(ステップS305)。
【0073】
次に、図6を参照して、本実施例に係る携帯電話における自動返信メールの受信による連続切断回数のリセットの処理について説明する。図6は、実施例2に係る携帯電話における自動返信メールの受信による連続切断回数のリセットの処理のフローチャートである。
【0074】
電話制御部5は、無線制御部1及び呼制御部4を介して他の携帯電話からのメールを受信する(ステップS401)。
【0075】
そして、電話制御部5は、受信したメールが自動返信メールか否かを判定する(ステップS402)。自動返信メールでない場合(ステップS402否定)、電話制御部5及び履歴管理部6は、連続切断回数のリセットの処理を終了する。
【0076】
これに対して、自動返信メールの場合(ステップS402肯定)、電話制御部5は、自動返信メールの発信元の電話番号を電話帳から取得する。そして、電話制御部5は、自動返信メールの発信元の電話番号及び自動返信メールを受信した旨の情報を履歴管理部6に送信する。履歴管理部6は、電話制御部5から受信した電話番号を電話帳から検索し、発信元の電話番号が電話帳に登録されているか否かを判定する(ステップS403)。電話帳に登録されていない場合(ステップS403否定)、履歴管理部6は、連続切断回数のリセットの処理を終了する。
【0077】
これに対して、電話帳に登録されている場合(ステップS403肯定)、履歴管理部6は、履歴記録部9が記憶している連続切断回数記録テーブルに発信元の電話番号に対応する連続切断回数の記録があるか否かを判定する(ステップS404)。発信元の電話番号に対応する連続切断回数の記録が連続切断回数記録テーブルにない場合(ステップS404否定)、履歴管理部6は、連続切断回数のリセットの処理を終了する。
【0078】
一方、発信元の電話番号に対応する連続切断回数の記録が連続切断回数記録テーブルにある場合(ステップS404肯定)、履歴管理部6は、連続切断回数記録テーブルにおける発信元の電話番号に対応する連続切断回数をリセットする(ステップS405)。
【0079】
以上に説明したように、本実施例に係る電話装置は、着信を受けた場合及び自動返信メールを受信した場合に、それらの発信元の電話番号に対応する連続切断回数をリセットする。これにより、未通信切断の連続回数は累積してはいるが、未通信切断が連続する間に先方から着信があった場合や、電話に出られない状態による未通信切断の発生の場合には、必要な電話番号であると判定することができる。そのため、実際には必要な電話番号を不要な電話番号と判定してしまうことを抑制でき、単に未通信切断の連続回数から電話番号の要否を判定する場合に比べて、よりきめ細やかな電話帳の管理を行うことができる。
【0080】
ここで、以上では、着信を受けた場合及び自動返信メールを受信した場合のいずれの場合にも連続切断回数をリセットするものとしたが、これはどちらか一方だけでもよい。そのようにどちらか一方のみを対象としてリセットを行った場合にも、単に未通信切断の連続回数から電話番号の要否を判定する場合に比べれば、きめ細やかな電話帳の管理を行うことができる。
【0081】
また以上では、着信及び自動返信メールをトリガとして連続切断回数のリセットを行う場合で説明したが、このトリガは電話番号の要否が判定できる情報、例えば、電話番号の使用が確認できるような情報であれば他の情報を用いてもよい。例えば、通常のメールが送られてきた場合に、その発信元の電話番号に対応する連続切断回数をリセットしてもよい。
【0082】
さらに、以上では、他の携帯電話からの何らかの情報の受信をトリガとして、連続切断回数のリセットを行うものとして説明したが、例えば、操作者からの連続切断回数のリセット命令を受けた場合に、連続切断回数をリセットするようにしてもよい。
【0083】
〔ハードウェア構成〕
図7は、携帯電話のハードウェア構成図である。以上に説明した各実施例に係る携帯電話は、図7に示すようなハードウェア構成を有している。
【0084】
携帯電話100は、アンテナ1010、無線部1020、オーディオ入出力部1030、スピーカ1031、マイク1032、プロセッサ1040、記憶部1050、表示部1060及びキー入力部1070を有している。記憶装置1050は、ROM(Read Only Memory)1051及びRAM(Random Access Memory)1052を有している。
【0085】
無線部1020、オーディオ入出力部1030、記憶部1050、表示部1060及びキー入力部1070は、それぞれプロセッサ1040と接続される。また、アンテナ1010は、無線部1020と接続される。また、スピーカ1031及びマイク1032は、オーディオ入出力部1030と接続される。表示部1060は、モニタなどである。キー入力部1070は、キーパッドなどである。
【0086】
無線部1020及びプロセッサ1040は、アンテナ1010を介して無線通信を行うことで、図1における無線制御部1の機能を実現している。
【0087】
RAM1052は、図1における電話帳記憶部2及び履歴記録部9の機能を実現している。また、RAM1052は、上述した各種の処理において読み書きが行われるデータを記憶する。また、ROM1051には、上述した各種の処理を実施する機能を発揮する携帯電話制御プログラムが記憶されている。
【0088】
そして、プロセッサ1040及び記憶部1050は、例えば、図1における電話帳管理部3、呼制御部4、電話制御部5、履歴管理部6、入力制御部7及び表示制御部8等の機能を実現する。例えば、ROM1051は、図1に例示した電話帳管理部3、呼制御部4、電話制御部5、履歴管理部6、入力制御部7及び表示制御部8等による処理を実現する各種プログラムを記憶している。そして、プロセッサ1040及びRAM1052は、これらの各種プログラムを読み出して実行することで、上述した各機能を実現するプロセスを生成する。
【符号の説明】
【0089】
1 無線制御部
2 電話帳記憶部
3 電話帳管理部
4 呼制御部
5 電話制御部
6 履歴管理部
7 入力制御部
8 表示制御部
9 履歴記録部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電話番号を含む電話帳情報を記憶する電話帳記憶部と、
通信命令を受けて発呼を行い、該発呼に対する応答を受け通信を確立し、さらに切断の通知を受けて通信の切断を行う呼制御部と、
前記呼制御部が発呼した後に通信が確立しない状態で発呼先から切断の通知を受ける未通信切断が発生したか否かを判定し、前記未通信切断が発生した場合、前記発呼先の電話番号に対応する未通信切断回数があった旨を記録する履歴管理部と、
前記未通信切断の回数に基づいて、前記未通信切断に対応する電話番号を前記電話帳情報から削除する電話帳管理部と
を備えたことを特徴とする電話装置。
【請求項2】
前記履歴管理部は、前記呼制御部が発呼した後に発呼先からの応答を受け、該発呼先との通信が確立したか否かをさらに判定し、該発呼先との通信が確立したと判定した場合、該発呼先の電話番号に対応する前記未通信切断があった旨の記録を初期状態に戻すことを特徴とする請求項1に記載の電話装置。
【請求項3】
前記未通信切断が発生した場合に、該未通信切断が発生した発呼先からの応答不可通知を受信する通知受信部をさらに備え、
前記履歴管理部は、前記通知受信部が応答不可通知を受信した場合、該応答不可通知を送信した発呼先の電話番号に対応する前記未通信切断があった旨の記録を初期状態に戻す
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電話装置。
【請求項4】
前記呼制御部は、他の電話装置からの着信を受け、
前記履歴管理部は、前記呼制御部が着信を受けた場合、該着信の発信元の電話番号に対応する前記未通信切断があった旨の記録を初期状態に戻す
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の電話装置。
【請求項5】
電話装置により実行される電話帳情報管理プログラムであって、
通信命令を受けて発呼を行い、
前記発呼を行った後に通信が確立しない状態で発呼先から切断の通知を受ける未通信切断が発生したか否かを判定し、
前記未通信切断が発生したと判定した場合、前記発呼先の電話番号に対応する未通信切断があった旨を記録し、
前記未通信切断の回数に基づいて、前記未通信切断に対応する電話番号を、電話番号を含む電話帳情報を記憶する電話帳記憶部から削除する
処理を、前記電話装置に実行させることを特徴とする電話帳情報管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−244186(P2012−244186A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−108641(P2011−108641)
【出願日】平成23年5月13日(2011.5.13)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】