静電気クリーナー用除埃器
【課題】 通常屋外でしか行なう事ができなかった静電気クリーナーを振って吸着した埃・ゴミなどを振り落とす作業を、室内で、しかも掃除をしている手元で手軽に行なう事ができるようになる静電気クリーナー用除埃器を提供する。
【解決手段】 本発明は静電気クリーナーを入れるための穴の開いた蓋(1)と、筐体(2)と、掃除機のホース先端パイプを取り付ける為に蓋から離れた場所の筐体の壁の一部を貫通して取り付けられた掃除機取り付け用パイプ(3)と、前記掃除機取り付け用パイプに繋がり前記筐体内の空気を吸引するための空気吸引用パイプ(4)および掃除機(5)より構成される。また用途・状況に応じて筐体内の空気の流れを平均化あるいは集中化させることを目的として、空気吸引用パイプ(4)の形状を変えたり、しきり板(7)を設置するなどの方法で空気の流れを制御することを特徴とする。
【解決手段】 本発明は静電気クリーナーを入れるための穴の開いた蓋(1)と、筐体(2)と、掃除機のホース先端パイプを取り付ける為に蓋から離れた場所の筐体の壁の一部を貫通して取り付けられた掃除機取り付け用パイプ(3)と、前記掃除機取り付け用パイプに繋がり前記筐体内の空気を吸引するための空気吸引用パイプ(4)および掃除機(5)より構成される。また用途・状況に応じて筐体内の空気の流れを平均化あるいは集中化させることを目的として、空気吸引用パイプ(4)の形状を変えたり、しきり板(7)を設置するなどの方法で空気の流れを制御することを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は掃除機により筐体外部より空気を吸い込み、その空気の流れの中で静電気クリーナーを振り動かし埃・ゴミなどを振り落とすことにより、静電気クリーナーが吸着した埃・ゴミなどを周りに飛散させることなく、空気の流れに埃・ゴミなどをのせて掃除機により吸引・除去することができることを特徴とする静電気クリーナー用除埃器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
静電気クリーナーとは、電気的に絶縁性のポリマーの細い毛の束より成り、使用前に前記束を振ることにより毛と毛の摩擦による静電気を発生させ、その静電気により埃・ゴミなどを電気的に吸着し除去するものである。従来より静電気クリーナーにより吸着した埃・ゴミは、一般に屋外にて静電気クリーナーを振ることにより振り落としていた。またその時に、新たな静電気を発生させて吸着能力の再生を行なっていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
静電気クリーナーの毛束部分を振ることにより、吸着された埃・ゴミが振り落とされ除去される。その時、離脱した埃・ゴミが周囲に飛散するため、静電気クリーナーの埃・ゴミ除去は通常屋外で行なわれる。窓から外に静電気クリーナーを出したり、テラスに出たりして埃・ゴミを振り落とし屋外へ飛散させる。さらに静電気クリーナーは埃・ゴミなどの吸着能力が高いため、置いておくだけでも埃・ゴミなどを吸着してしまう。その為、静電気クリーナーを使用する時は、頻繁に屋外で静電気クリーナーを振って埃・ゴミなどを振り落とすと共に、新たに静電気を発生させて吸着能力の再生を行なわなければならない。
屋外で静電気クリーナーを振って埃・ゴミなどを除去する行為について、次のような問題点がある。
(イ)屋外で静電気クリーナーを振るために、その都度窓のあるところ・テラスなどに行かなければならない。マンションなどでは、北と南にしか窓あるいはテラスがない所もあり、いちいち離れた場所まで行って、埃・ゴミを除去するのが面倒である。
(ロ)雨の日は濡れるため、屋外で静電気クリーナーを振ることが難しい。
(ハ)洗濯物が干してあると、その傍で静電気クリーナーを振って埃・ゴミを除去することができない。
(ニ)隣家に洗濯物が干してある場合も、静電気クリーナーを振りにくい。
また洗濯物が干してなくても隣家に対して離脱した埃・ゴミなどが飛散する事に気を使わなければならない場合がある。
本発明は、かかる従来の使用上の問題点を解決するものであり、静電気クリーナーの使用において掃除機を組み合わせ、静電気クリーナーの利便性を更に向上させる為の静電気クリーナー用除埃器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の静電気クリーナー用除埃器は、静電気クリーナーを入れるための穴の開いた蓋(1)と、筐体(2)と、掃除機のホース先端パイプを取り付ける為に蓋から離れた場所の筐体の壁の一部を貫通して取り付けられた掃除機取り付け用パイプ(3)と、前記掃除機取り付け用パイプに繋がり前記筐体内の空気を吸引するための空気吸引用パイプ(4)より構成される。
掃除機(5)は後付けで外部よりホースで繋いでも良いし、本静電気クリーナー用除埃器に予め取り付けられていても良い。後者の場合は、静電気クリーナー用除埃器本体に掃除機のON/OFFスイッチ(6)が取り付けられる。掃除機の電源としては、家庭用100Vあるいは充電可能な2次電池または乾電池が使われる。
【0005】
筐体の形状・大きさや、使用する静電気クリーナーの形状・大きさ・毛の性状や、使用する掃除機の吸引能力の違いにより、筐体内における空気の流れ方が異なる。以下の方法で空気の流れを用途・状況に応じて制御する。
【0006】
筐体内の空気の流れを平均化する目的で、図3に示すように前記空気吸引用パイプ(4)が何本かに分岐した構造になっているか、あるいは図4に示すように前記空気吸引用パイプ自体に複数の穴が開いているか、あるいは図5に示すように前記空気吸引用パイプの上に図11に示すような意図的に穴の形状やサイズ・数などを変えたしきり板(7)を設置する。
【0007】
筐体内の空気の流れを集中化する目的で、図6に示すように前記空気吸引用パイプが1本の構造になっているか、あるいは図7に示すように前記空気吸引用パイプが無くて前記掃除機取り付け用パイプ(3)のみで前記筐体内の空気を吸引する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の静電気クリーナー用除埃器を使うことにより、通常屋外で行なわれていた静電気クリーナーを振って埃・ゴミなどを振り落とす作業が、室内で、しかも掃除をしている手元で、非常に手軽に行なえるようになる。洗濯物が外に干してある場合や、雨の日や夜にでも、また隣家に気を使う事もなく、静電気クリーナーによる掃除が行なえる。
【0009】
家の中に入り込んできた花粉を、時と場所を選ばず吸着・除去することで花粉症対策にもなる。より清潔に、より衛生的な家庭環境作りが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の透視斜視図である。静電気クリーナーを入れるための穴の開いた蓋(1)と、筐体(2)と、掃除機のホース先端パイプを取り付ける為に蓋から離れた場所の筐体の壁の一部を貫通して取り付けられた掃除機取り付け用パイプ(3)と、前記掃除機取り付け用パイプに繋がり前記筐体内の空気を吸引するための空気吸引用パイプ(4)より構成される。掃除機(5)は後付けで外部よりホースで繋いでも良いし、本静電気クリーナー用除埃器に予め取り付けられていても良い。後者の場合は、静電気クリーナー用除埃器の筐体本体に掃除機のON/OFFスイッチ(6)が取り付けられる。
【0011】
掃除機取り付け用パイプ(3)の外径は、既存の掃除機先端パイプ内径よりも僅かに小さく、どの既存の掃除機先端パイプにも差し込めるようになっている。
【0012】
筐体の形状・大きさや、使用する静電気クリーナーの形状・大きさ・毛の性状や、使用する掃除機の吸引能力の違いにより、筐体内における空気の流れが異なる為、効率的に埃・ゴミを吸引・除去する為に空気の流れを制御した方が良い場合がある。以下の方法で空気の流れを用途・状況に応じて制御する。
【0013】
筐体内の空気の流れを平均化し効率的に埃・ゴミなど吸引する目的で、図3に示すように前記空気吸引用パイプ(4)が何本かに分岐した構造になっているか、あるいは図4に示すように前記空気吸引用パイプ自体に複数の穴が開いているか、あるいは図5に示すように前記空気吸引用パイプ(4)の上に図11に示すような意図的に穴の形状やサイズ・数などを変えたしきり板(7)を設置する。
【0014】
筐体内の空気の流れを集中化する目的で、図6に示すように前記空気吸引用パイプ(4)が1本の構造になっているか、あるいは図7に示すように前記空気吸引用パイプが無くて前記掃除機取り付け用パイプのみで前記筐体内の空気を吸引する。
【0015】
図8に示すように筐体の端に、静電気クリーナーを振り動かす方向とは垂直の方向に弾力性のある棒もしくはロープ・紐(以下、反発棒と称す)を数本設置する。埃・ゴミなどを除去するため静電気クリーナーを筐体内で振り動かすとき、この反発棒(8)に静電気クリーナーを当てることにより、それらの弾性による反発力により静電気クリーナーの方向が急激に変わり毛束部分の加速度変化が大になることより、弱い力でも埃・ゴミなどをより強力に振り落とすことができる。しかし、この構造は埃・ゴミなどの除去能力を補助するためのものであり、無くても十分除去能力は確保できる。
【0016】
筐体の蓋(1)は図10に示すように一部が静電気クリーナーの毛束部分を入れることのできる大きめの穴が開いており、それ以外の部分は穴が大き過ぎると静電気クリーナーから振り落とした埃・ゴミなどが穴から外部へ飛散してしまうので、静電気クリーナーの柄の部分が支障なく移動できる程度の狭い開口部で良い。
【0017】
蓋の穴は埃・ゴミなどが穴から外部へ飛散しないよう、柄が通る部分は開くようにしたゴムあるいは樹脂製のシート(9)を図12に示すように両側から貼っても良い。
【0018】
図9に示すように空気吸引用パイプ(4)から離れた筐体の側面あるいは蓋部に空気取り込み用の穴を開け、埃・ゴミなどが外部に漏れず掃除機に効率良く吸い込まれるような空気の流れを作っても良い。
【0019】
掃除機の電源としては、家庭用100V、あるいは充電可能な2次電池あるいは乾電池からとる方法がある。
【0020】
本発明は以上のような構造であり、使い方は掃除機のスイッチをONの吸引排気状態にしておき、埃・ゴミなど吸着した静電気クリーナーを蓋に開いている穴から筐体内部に入れ、振り動かして埃・ゴミなどを振り落とす。離脱した埃・ゴミなどは掃除機に吸引され周囲に飛散しない。
【0021】
なお、本発明は上述の実施の形態の一例に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の透視斜視図
【図2】本発明の別形態(掃除機内蔵)透視斜視図
【図3】分岐した空気吸引用パイプの透視斜視図
【図4】穴開き空気吸引用パイプの透視斜視図
【図5】本発明のしきり板設置時の透視斜視図
【図6】分岐していない空気吸引用パイプの透視斜視図
【図7】空気吸引用パイプの無い構造の透視斜視図
【図8】本発明の反発棒設置時の透視斜視図
【図9】本発明の空気取り込み口設置時の透視斜視図
【図10】本発明の蓋の正面図
【図11】本発明のしきり板の正面図
【図12】本発明のゴムシート・樹脂シート貼り付けの図
【符号の説明】
【0023】
1 蓋
2 筐体
3 掃除機取り付け用パイプ
4 空気吸引用パイプ
5 掃除機
6 掃除機のON/OFFスイッチ
7 しきり板
8 反発棒
9 ゴムシート・樹脂シート
10 コード
11 空気取り込み口
【技術分野】
【0001】
本発明は掃除機により筐体外部より空気を吸い込み、その空気の流れの中で静電気クリーナーを振り動かし埃・ゴミなどを振り落とすことにより、静電気クリーナーが吸着した埃・ゴミなどを周りに飛散させることなく、空気の流れに埃・ゴミなどをのせて掃除機により吸引・除去することができることを特徴とする静電気クリーナー用除埃器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
静電気クリーナーとは、電気的に絶縁性のポリマーの細い毛の束より成り、使用前に前記束を振ることにより毛と毛の摩擦による静電気を発生させ、その静電気により埃・ゴミなどを電気的に吸着し除去するものである。従来より静電気クリーナーにより吸着した埃・ゴミは、一般に屋外にて静電気クリーナーを振ることにより振り落としていた。またその時に、新たな静電気を発生させて吸着能力の再生を行なっていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
静電気クリーナーの毛束部分を振ることにより、吸着された埃・ゴミが振り落とされ除去される。その時、離脱した埃・ゴミが周囲に飛散するため、静電気クリーナーの埃・ゴミ除去は通常屋外で行なわれる。窓から外に静電気クリーナーを出したり、テラスに出たりして埃・ゴミを振り落とし屋外へ飛散させる。さらに静電気クリーナーは埃・ゴミなどの吸着能力が高いため、置いておくだけでも埃・ゴミなどを吸着してしまう。その為、静電気クリーナーを使用する時は、頻繁に屋外で静電気クリーナーを振って埃・ゴミなどを振り落とすと共に、新たに静電気を発生させて吸着能力の再生を行なわなければならない。
屋外で静電気クリーナーを振って埃・ゴミなどを除去する行為について、次のような問題点がある。
(イ)屋外で静電気クリーナーを振るために、その都度窓のあるところ・テラスなどに行かなければならない。マンションなどでは、北と南にしか窓あるいはテラスがない所もあり、いちいち離れた場所まで行って、埃・ゴミを除去するのが面倒である。
(ロ)雨の日は濡れるため、屋外で静電気クリーナーを振ることが難しい。
(ハ)洗濯物が干してあると、その傍で静電気クリーナーを振って埃・ゴミを除去することができない。
(ニ)隣家に洗濯物が干してある場合も、静電気クリーナーを振りにくい。
また洗濯物が干してなくても隣家に対して離脱した埃・ゴミなどが飛散する事に気を使わなければならない場合がある。
本発明は、かかる従来の使用上の問題点を解決するものであり、静電気クリーナーの使用において掃除機を組み合わせ、静電気クリーナーの利便性を更に向上させる為の静電気クリーナー用除埃器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の静電気クリーナー用除埃器は、静電気クリーナーを入れるための穴の開いた蓋(1)と、筐体(2)と、掃除機のホース先端パイプを取り付ける為に蓋から離れた場所の筐体の壁の一部を貫通して取り付けられた掃除機取り付け用パイプ(3)と、前記掃除機取り付け用パイプに繋がり前記筐体内の空気を吸引するための空気吸引用パイプ(4)より構成される。
掃除機(5)は後付けで外部よりホースで繋いでも良いし、本静電気クリーナー用除埃器に予め取り付けられていても良い。後者の場合は、静電気クリーナー用除埃器本体に掃除機のON/OFFスイッチ(6)が取り付けられる。掃除機の電源としては、家庭用100Vあるいは充電可能な2次電池または乾電池が使われる。
【0005】
筐体の形状・大きさや、使用する静電気クリーナーの形状・大きさ・毛の性状や、使用する掃除機の吸引能力の違いにより、筐体内における空気の流れ方が異なる。以下の方法で空気の流れを用途・状況に応じて制御する。
【0006】
筐体内の空気の流れを平均化する目的で、図3に示すように前記空気吸引用パイプ(4)が何本かに分岐した構造になっているか、あるいは図4に示すように前記空気吸引用パイプ自体に複数の穴が開いているか、あるいは図5に示すように前記空気吸引用パイプの上に図11に示すような意図的に穴の形状やサイズ・数などを変えたしきり板(7)を設置する。
【0007】
筐体内の空気の流れを集中化する目的で、図6に示すように前記空気吸引用パイプが1本の構造になっているか、あるいは図7に示すように前記空気吸引用パイプが無くて前記掃除機取り付け用パイプ(3)のみで前記筐体内の空気を吸引する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の静電気クリーナー用除埃器を使うことにより、通常屋外で行なわれていた静電気クリーナーを振って埃・ゴミなどを振り落とす作業が、室内で、しかも掃除をしている手元で、非常に手軽に行なえるようになる。洗濯物が外に干してある場合や、雨の日や夜にでも、また隣家に気を使う事もなく、静電気クリーナーによる掃除が行なえる。
【0009】
家の中に入り込んできた花粉を、時と場所を選ばず吸着・除去することで花粉症対策にもなる。より清潔に、より衛生的な家庭環境作りが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の透視斜視図である。静電気クリーナーを入れるための穴の開いた蓋(1)と、筐体(2)と、掃除機のホース先端パイプを取り付ける為に蓋から離れた場所の筐体の壁の一部を貫通して取り付けられた掃除機取り付け用パイプ(3)と、前記掃除機取り付け用パイプに繋がり前記筐体内の空気を吸引するための空気吸引用パイプ(4)より構成される。掃除機(5)は後付けで外部よりホースで繋いでも良いし、本静電気クリーナー用除埃器に予め取り付けられていても良い。後者の場合は、静電気クリーナー用除埃器の筐体本体に掃除機のON/OFFスイッチ(6)が取り付けられる。
【0011】
掃除機取り付け用パイプ(3)の外径は、既存の掃除機先端パイプ内径よりも僅かに小さく、どの既存の掃除機先端パイプにも差し込めるようになっている。
【0012】
筐体の形状・大きさや、使用する静電気クリーナーの形状・大きさ・毛の性状や、使用する掃除機の吸引能力の違いにより、筐体内における空気の流れが異なる為、効率的に埃・ゴミを吸引・除去する為に空気の流れを制御した方が良い場合がある。以下の方法で空気の流れを用途・状況に応じて制御する。
【0013】
筐体内の空気の流れを平均化し効率的に埃・ゴミなど吸引する目的で、図3に示すように前記空気吸引用パイプ(4)が何本かに分岐した構造になっているか、あるいは図4に示すように前記空気吸引用パイプ自体に複数の穴が開いているか、あるいは図5に示すように前記空気吸引用パイプ(4)の上に図11に示すような意図的に穴の形状やサイズ・数などを変えたしきり板(7)を設置する。
【0014】
筐体内の空気の流れを集中化する目的で、図6に示すように前記空気吸引用パイプ(4)が1本の構造になっているか、あるいは図7に示すように前記空気吸引用パイプが無くて前記掃除機取り付け用パイプのみで前記筐体内の空気を吸引する。
【0015】
図8に示すように筐体の端に、静電気クリーナーを振り動かす方向とは垂直の方向に弾力性のある棒もしくはロープ・紐(以下、反発棒と称す)を数本設置する。埃・ゴミなどを除去するため静電気クリーナーを筐体内で振り動かすとき、この反発棒(8)に静電気クリーナーを当てることにより、それらの弾性による反発力により静電気クリーナーの方向が急激に変わり毛束部分の加速度変化が大になることより、弱い力でも埃・ゴミなどをより強力に振り落とすことができる。しかし、この構造は埃・ゴミなどの除去能力を補助するためのものであり、無くても十分除去能力は確保できる。
【0016】
筐体の蓋(1)は図10に示すように一部が静電気クリーナーの毛束部分を入れることのできる大きめの穴が開いており、それ以外の部分は穴が大き過ぎると静電気クリーナーから振り落とした埃・ゴミなどが穴から外部へ飛散してしまうので、静電気クリーナーの柄の部分が支障なく移動できる程度の狭い開口部で良い。
【0017】
蓋の穴は埃・ゴミなどが穴から外部へ飛散しないよう、柄が通る部分は開くようにしたゴムあるいは樹脂製のシート(9)を図12に示すように両側から貼っても良い。
【0018】
図9に示すように空気吸引用パイプ(4)から離れた筐体の側面あるいは蓋部に空気取り込み用の穴を開け、埃・ゴミなどが外部に漏れず掃除機に効率良く吸い込まれるような空気の流れを作っても良い。
【0019】
掃除機の電源としては、家庭用100V、あるいは充電可能な2次電池あるいは乾電池からとる方法がある。
【0020】
本発明は以上のような構造であり、使い方は掃除機のスイッチをONの吸引排気状態にしておき、埃・ゴミなど吸着した静電気クリーナーを蓋に開いている穴から筐体内部に入れ、振り動かして埃・ゴミなどを振り落とす。離脱した埃・ゴミなどは掃除機に吸引され周囲に飛散しない。
【0021】
なお、本発明は上述の実施の形態の一例に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の透視斜視図
【図2】本発明の別形態(掃除機内蔵)透視斜視図
【図3】分岐した空気吸引用パイプの透視斜視図
【図4】穴開き空気吸引用パイプの透視斜視図
【図5】本発明のしきり板設置時の透視斜視図
【図6】分岐していない空気吸引用パイプの透視斜視図
【図7】空気吸引用パイプの無い構造の透視斜視図
【図8】本発明の反発棒設置時の透視斜視図
【図9】本発明の空気取り込み口設置時の透視斜視図
【図10】本発明の蓋の正面図
【図11】本発明のしきり板の正面図
【図12】本発明のゴムシート・樹脂シート貼り付けの図
【符号の説明】
【0023】
1 蓋
2 筐体
3 掃除機取り付け用パイプ
4 空気吸引用パイプ
5 掃除機
6 掃除機のON/OFFスイッチ
7 しきり板
8 反発棒
9 ゴムシート・樹脂シート
10 コード
11 空気取り込み口
【特許請求の範囲】
【請求項1】
静電気クリーナーを入れるための穴の開いた蓋と、筐体と、掃除機のホース先端パイプを取り付ける為に蓋から離れた場所の筐体の壁の一部を貫通して取り付けられた掃除機取り付け用パイプと、前記掃除機取り付け用パイプに繋がり前記筐体内の空気を吸引するための空気吸引用パイプより構成される静電気クリーナー用除埃器。
【請求項2】
予め前記静電気クリーナー用除埃器に掃除機が取り付けられ一体となった構造で、筐体の一部に掃除機のON/OFFスイッチを持つことを特徴とする請求項1記載の静電気クリーナー用除埃器。
【請求項3】
筐体内の空気の流れを平均化する目的で、前記空気吸引用パイプが何本かに分岐した構造になっているか、あるいは前記空気吸引用パイプ自体に複数の穴が開いているか、あるいは前記空気吸引用パイプの上に意図的に穴の形状やサイズ・数などを変えたしきり板を設置することを特徴とする請求項1記載の静電気クリーナー用除埃器。
【請求項4】
筐体内の空気の流れを集中化する目的で、前記空気吸引用パイプが1本の構造になっているか、あるいは前記空気吸引用パイプが無く前記掃除機取り付け用パイプのみで前記筐体内の空気を吸引することを特徴とする請求項1記載の静電気クリーナー用除埃器。
【請求項1】
静電気クリーナーを入れるための穴の開いた蓋と、筐体と、掃除機のホース先端パイプを取り付ける為に蓋から離れた場所の筐体の壁の一部を貫通して取り付けられた掃除機取り付け用パイプと、前記掃除機取り付け用パイプに繋がり前記筐体内の空気を吸引するための空気吸引用パイプより構成される静電気クリーナー用除埃器。
【請求項2】
予め前記静電気クリーナー用除埃器に掃除機が取り付けられ一体となった構造で、筐体の一部に掃除機のON/OFFスイッチを持つことを特徴とする請求項1記載の静電気クリーナー用除埃器。
【請求項3】
筐体内の空気の流れを平均化する目的で、前記空気吸引用パイプが何本かに分岐した構造になっているか、あるいは前記空気吸引用パイプ自体に複数の穴が開いているか、あるいは前記空気吸引用パイプの上に意図的に穴の形状やサイズ・数などを変えたしきり板を設置することを特徴とする請求項1記載の静電気クリーナー用除埃器。
【請求項4】
筐体内の空気の流れを集中化する目的で、前記空気吸引用パイプが1本の構造になっているか、あるいは前記空気吸引用パイプが無く前記掃除機取り付け用パイプのみで前記筐体内の空気を吸引することを特徴とする請求項1記載の静電気クリーナー用除埃器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2007−307335(P2007−307335A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−168043(P2006−168043)
【出願日】平成18年5月22日(2006.5.22)
【出願人】(503225032)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年5月22日(2006.5.22)
【出願人】(503225032)
【Fターム(参考)】
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