説明

静電霧化装置

【課題】より好適に帯電微粒子水を発生させることができる静電霧化装置を提供する。
【解決手段】霧化電極12を熱電素子13にて冷却することにより霧化電極12の表面に結露水を生成し、霧化電極12に保持された結露水に電圧を印加することで帯電微粒子水を発生させる静電霧化装置10であって、霧化電極12の基端部12c側に溜まった水(結露水)を排出する排出路22,24が備えられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、帯電微粒子水を発生させる静電霧化装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に記載されているように、霧化電極(特許文献1では放電電極)を冷却することで同電極の表面に結露水を生成し、霧化電極に保持された結露水を霧化電極で霧化させて弱酸性で電荷を持つ帯電微粒子水を発生させる静電霧化装置が知られている。この帯電微粒子水は、皮膚や毛髪の保湿、空間や物の脱臭等に貢献するため、静電霧化装置を様々な商品に搭載することで多様な効果を得ることができる。
【0003】
また、特許文献1の静電霧化装置では、ペルチェユニット等の冷却部を用いて放電電極を冷却することで、放電電極の表面に結露水を生成するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−000826号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような静電霧化装置では、例えば霧化電極がペルチェモジュール等の冷却部により冷却されることで霧化電極の表面に結露した水(結露水)が供給されるようになっている。しかしながら、ペルチェモジュール等の冷却部を用いると霧化電極全体に結露水が生じてしまう。このため霧化電極全体が結露水で覆われてしまうなどの過剰結露が発生すると、霧化電極の先端側の放電部で放電を行って結露水を霧化させる際にその放電が不安定となって帯電微粒子水の発生が不安定となってしまう虞があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、より好適に帯電微粒子水を発生させることができる静電霧化装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の静電霧化装置は、霧化電極を冷却部にて冷却することにより前記霧化電極の表面に結露水を生成し、前記霧化電極に保持された結露水に電圧を印加することで帯電微粒子水を発生させる静電霧化装置であって、前記霧化電極の基端部側に溜まった水を排出する排出路を備えたこと特徴とする。
【0008】
また上記構成において、霧化電極の基端部から延出する柱状の電極本体部は、貫通孔を有する仕切り板の前記貫通孔に挿通され、前記仕切り板は、前記基端部と対向した際に間隙を有する態様で配置され、前記排出路は前記間隙に溜まった結露水を排出するように構成されることが好ましい。
【0009】
また上記構成において、間隙は、前記貫通孔に前記電極本体部を挿通した状態で前記貫通孔と連通するように構成されることが好ましい。
また上記構成において、冷却部は、熱電素子で構成され、前記熱電素子を収容するための収容壁部が前記仕切り板から前記基端部側に延設され、前記排出路は、前記収容壁部内部に溜まった水を外部に排出するよう構成されることが好ましい。
【0010】
また上記構成において、排出路は、前記排出路の下流側に該排出路を通る結露水を乾燥させる乾燥部を有することが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、より好適に帯電微粒子水を発生させることができる静電霧化装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施形態における静電霧化装置の概略構成図である。
【図2】別例における静電霧化装置の概略構成図である。
【図3】別例における静電霧化装置の概略構成図である。
【図4】別例における静電霧化装置の概略構成図である。
【図5】別例における静電霧化装置の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、静電霧化装置の概略構成図を示す。本実施形態の静電霧化装置10は、仕切り板としての支持部11を備える。この支持部11は略円盤状を成し、その略中央部に霧化電極12を挿通可能な貫通孔11aが形成されるとともに、この貫通孔11aよりも径方向外側において支持部11の一面(図1において下面)側から延出する略筒状の筒状壁部11bが形成されている。
【0014】
前記霧化電極12は、略円柱状の電極本体部12aと、この電極本体部12aの先端側において略球状をなす球状放電部12bと、電極本体部12aの基端側に径方向外側に延設された略円環状の基端部12cとを有する。なお、霧化電極12は、前記支持部11の貫通孔11aに電極本体部12aが挿通された状態で保持されるようになっている。
【0015】
霧化電極12の基端部12cには、P型熱電素子及びN型熱電素子で対をなす熱電素子13の吸熱側が機械的かつ電気的に接続されるように配置されている。この熱電素子13としては例えばBiTe系の熱電素子を用いることができる。
【0016】
また、熱電素子13の放熱側には、導電性および熱伝導性の高い材料(例えば真鍮、アルミニウム、銅等)からなる放熱用通電部材14が接続されている。この放熱用通電部材14には、前記熱電素子13に対して電流を供給する電流供給部15とリード線16を介して電気的に接続される。
【0017】
また、前記熱電素子13は、前記霧化電極12の基端部12cに取付けられた状態で前記筒状壁部11b内に収容され、筒状壁部11bと基端部12c及び熱電素子13との間には、例えば熱硬化タイプまたはUV硬化タイプの接着部材からなる封止部材17が導入される。この封止部材17によって熱電素子13が筒状壁部11b内に封止される。このとき、支持部11と霧化電極12の基端部12cとが対向する部位には封止部材17は導入されずに所定の間隙Sが設けられる。またこの間隙Sは前記支持部11の貫通孔11aと連通されるようになっている。
【0018】
上述したように封止部材17によって熱電素子13が筒状壁部11b内に収容されることで、おのずと熱電素子13の一端側と接続された霧化電極12が支持部11の貫通孔11aに電極本体部12aが挿通された状態で保持される。そして、この霧化電極12の先端側にはこの霧化電極12と対向配置されるリング状の対向電極18が設けられている。この対向電極18の中央部の開口は、ミスト吐出口18aとなっている。そして、この対向電極18には、プラスの高電圧を印加するように高電圧印加部19と電気的に接続されている。なお、対向電極18はリング状に限定されず、霧化電極12の先端側において霧化電極12の形状に倣ったドーム型等の他の形状に適宜変更してもよい。
【0019】
ここで、本実施形態の静電霧化装置10の特徴部位である霧化電極12供給される結露水が過剰となった場合(過剰結露水が発生した場合)においてその過剰となった水を排出する構成について説明する。
【0020】
本実施形態の静電霧化装置10は、支持部11の上面11c側に貫通孔11aを閉塞する態様で略柱状の電極本体部12aの外周を覆う環状フェルト部21と、フェルト部21と接続されてフェルト部21から水の流入(排出)が可能な第1排出路22とを有している。更に、静電霧化装置10は、霧化電極12の基端部12cの外周側には筒状壁部11bの延出方向の直交方向に沿って形成される貫通孔11dに挿通されたフェルト部23と、フェルト部23と接続されてフェルト部23から水の流入が可能な第2排出路24とを有している。そして、前記第1排出路22及び第2排出路24は、ファンからなる乾燥部25が設けられる共通排出路26と連通されるようになっている。このファンは図示しない駆動源によって例えば電流供給部15によって熱電素子13に電流を供給すると同時、若しくは、電流供給して一定時間経過した後に駆動されるようになっている。
【0021】
上記のように構成された静電霧化装置10では、電流供給部15から熱電素子13に電力(電流)が供給されることで、熱電素子13の一面(図1では上面)側が冷却される。そして、このように冷却されることで霧化電極12が冷却され、空気中の水分が結露して霧化電極12に水(結露水)が供給されるようになっている。
【0022】
そして、上述のように霧化電極12の球状放電部12bに結露水が供給された状態において、高電圧印加部19により霧化電極12(球状放電部12b)の結露水と対向電極18との間にかけられた高電圧により結露水がレイリー分裂し静電霧化して、帯電微粒子化された液体としての活性種を含んだナノメータサイズの帯電微粒子水となる。そして生成された帯電微粒子水は、対向電極18のミスト吐出口18a側に向かって外部に放出される。
【0023】
また、ここで熱電素子13によって霧化電極12を冷却することで、霧化電極12全体が冷却されるため、霧化電極12の基端部12c側においても過剰となる結露水が供給されてしまう。ここで、前述したように本実施形態の静電霧化装置10のように霧化電極12において基端部12c側となる位置に設けられる各フェルト部21,23及び各排出路22,24によりその基端部12c側に溜まった水を排出できるようになっている。このため、従来の静電霧化装置のように球状放電部12bに供給された結露水と前記基端部12c側の結露水が合わさって球状放電部12bと対向電極18との間の放電が不安定化するといったことを抑えることができる。この結果、本実施形態の静電霧化装置10ではより好適に静電微粒子水を発生させることができるようになっている。
【0024】
また、静電霧化装置10では、霧化電極12の基端部12cと仕切り板としての支持部11(ハウジング)との間に間隙Sが設けられているため、霧化電極12の基端部12cと支持部11との熱移動が間隙Sによって遮られることとなる。このため、霧化電極12の熱電素子13による冷却効率を高めることができる。
【0025】
また、第1及び第2排出路22,24を霧化電極12の基端部12c側に設けたため、熱電素子13、電流供給部15や高電圧印加部19等の電気的接続が必要となる部位への水の浸入を抑制され、この結果錆び等の発生も抑えることができるようになっている。
【0026】
また、ここで例えば間隙Sを含む筒状壁部11bの収容空間内の一方のフェルト部23だけでは水を第2排出路24側に排出できない場合、間隙Sと連通される支持部11の貫通孔11aから流水する虞がある。この問題を踏まえ、本実施形態では支持部11の貫通孔11aを閉塞するようにフェルト部21を設けること支持部11の貫通孔11aからの意図しない流水を抑えることが可能となっている。
【0027】
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、霧化電極12の基端部12c側に溜まった水(結露水)を排出する排出路22,24が備えられため、霧化電極12の基端部12c側の水を排出することができる。これにより、霧化電極12の先端側の球状放電部12bに供給される結露水と基端部12c側の結露水とが合わさってしまうことを抑えることができるため、球状放電部12b側における対向電極18との放電を安定して行うことができる。
【0028】
(2)本実施形態では、電極本体部12aは、略柱状を成し、貫通孔11aを有する仕切り板としての支持部11の貫通孔11aに挿通される。そして、この支持部11は、基端部12cと対向した際に間隙Sを有する態様で配置されるとともに、排出路22,24は間隙Sに溜まった結露水をフェルト部21,23を介して排出するように構成される。このような構成とすることで間隙Sにより支持部11と霧化電極12(基端部12c)との機械的な接続を防止することができるため、霧化電極12の冷却効率を向上させることが可能となる。
【0029】
(3)本実施形態では、前記間隙Sは、貫通孔11aに電極本体部12aを挿通した状態で貫通孔11aと連通するように構成される。このような構成とすることで、貫通孔11aと電極本体部12aとの径方向において離間させることができるため、支持部11と霧化電極12(電極本体部12a)との機械的な接続を防止できる。この結果、霧化電極12の冷却効率を更に向上させることが可能となる。このように、貫通孔11aに電極本体部12aを挿通させた状態で貫通孔11aと間隙Sとを連通させる場合には、間隙S側から見て貫通孔11aの外部に結露水が流出する虞がある。このため、本実施形態では、この貫通孔11aを閉塞する位置にフェルト部21及びこのフェルト部21に接続される第1排出路22を設け、間隙S側から見て貫通孔11aの外部に結露水が流出することが抑えられている。これによって、より確実に基端部12c側の結露水が球状放電部12b側の結露水と合わさることが抑制されるため、球状放電部12b側の結露水及び対向電極18間でより安定的に放電を行うことができる。
【0030】
(4)熱電素子13にて冷却部が構成され、熱電素子13を収容する収容壁部としての筒状壁部11bが仕切り板としての支持部11から基端部12c側に延設されるとともに、排出路24は筒状壁部11b内部に溜まった水を外部に排出するよう構成される。このような構成とすることで、筒状壁部11b内の間隙Sを含む収容空間内の水を外部に排出することができる。
【0031】
(5)本実施形態では、第1及び第2排出路22,24には、各排出路22,24の下流側である共通排出路26に各排出路22,24を通る結露水を乾燥させる乾燥部25が備えられる。このような構成とすることで、各排出路22,24を通った結露水を乾燥させることができる。これにより、過剰となった結露水をより多く排出することができる。
【0032】
(6)本実施形態では、排出路22,24には、その少なくとも上流側に霧化電極12の基端部12c側に溜まった結露水を下流側に吸水する吸水部材としてのフェルト部21,23が設けられる。このような構成とすることで、霧化電極12の基端部12cに溜まった結露水を排出路の22,24の下流側に吸水することができるため、霧化電極12の基端部12cに水が過剰に生成されることを抑えることができる。
【0033】
(7)本実施形態では、対向電極18を設けることで、対向電極18及び霧化電極12間での放電を安定させることができるため、より安定して静電微粒子水を発生させることが可能となる。
【0034】
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第1及び第2排出路22,24の上流側に、前記基端部12cに生成された過剰な結露水を吸水する吸水部材としてのフェルト部21,23を設ける構成を採用したが、これに限らない。例えば吸水部材(フェルト部21,23)を省略した構成、つまり単に排出路22,24のみを設ける構成を採用してもよい。また、フェルト部21,23以外に、例えば多孔質のセラミック、樹脂、毛細管が生じる孔を押出し成形したキャピラリーなどの他の吸水部材を設ける構成を採用してもよい。
【0035】
・上記実施形態では、吸水部材としてのフェルト部21,23にて吸水可能に構成したが、これに限らず、所謂霧吹きなどで知られるベンチュリ効果を利用して排出路22,24の下流側に水を吸水(供給)する構成を採用してもよい。また、ポンプ等を利用して水を排出路から汲み上げる(排出する)構成を採用してもよい。
【0036】
・上記実施形態では、排出路22,24の下流側である排出路26において排出された水を乾燥させる乾燥部25をファンにて構成したが、例えばヒータ等のその他の乾燥手段にて乾燥部25を構成してもよい。
【0037】
・上記実施形態では、排出路22,24の下流側である排出路26において前記排出された水を乾燥させる乾燥手段としてのファンからなる乾燥部25を設ける構成としたが、この乾燥部25を省略した構成を採用してもよい。
【0038】
・上記実施形態では、基端部12cと仕切り板としての支持部11との間に間隙Sを設ける構成としたが、例えば図2に示すように、霧化電極12の基端部12cと仕切り板としての支持枠31の隔壁32とを当接させる構成を採用してもよい。ここで、支持枠31の隔壁32上面には、上記実施形態の前記フェルト部21,23よりも吸水量の多い体積の大きなフェルト部33が隔壁32の貫通孔32aを閉塞する態様で配置されている。これは、隔壁32と霧化電極12の基端部12cとの間に前記間隙Sが無いため、基端部12cで生じる結露水が上記実施形態と比較してすぐに貫通孔32aを介して隔壁32上面側に多量に生成されるためである。このため、前述したように上記実施形態のフェルト部21,23よりも吸水量の多い体積の大きなフェルト部33を設けることが好適である。
【0039】
・上記実施形態では、各フェルト部21,23に対応するように複数(上記実施形態では2つ)の排出路22,24を設ける構成としたが、これに限らない。例えば図3に示すように、2つのフェルト部35a,35bが1つの排出路36と接続される構成を採用してもよい。具体的には、電極本体部12aの径方向外側において周方向に沿って覆った状態で貫通孔11aに配置されるフェルト部35aと基端部12cの径方向外側に配置されるフェルト部35bとが同種のフェルト状連結部35cにて連結される。そして、一方のフェルト部35bが排出路36と接続される。このような構成とすることで排出路36の数を減らすことができる。
【0040】
・上記実施形態では、仕切り板としての支持部11を前記霧化電極12の長手方向と直交する略平板(円板)状としたが、これに限らない。例えば図4に示すように支持部11に霧化電極12の長手方向と直交する方向において傾斜されるように勾配をつけて霧化電極12の側に向かって水が流れる(溜まる)態様の構成を採用してもよい。また、図5に示すように、仕切り板としての隔壁32の上面に例えば有底筒状の水溜め壁部40を設けて霧化電極12側で水が溜まる態様の構成を採用してもよい。このような構成とすることで、排出路22から効率よく過剰な結露水を排出することが可能となる。
【0041】
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ) 請求項1〜5のいずれか一項に記載の静電霧化装置において、
前記排出路には、その少なくとも上流側に前記霧化電極の基端部側に溜まった水を下流側に吸水する吸水部材が設けられたことを特徴とする静電霧化装置。
【0042】
これにより、霧化電極の基端部に溜まった水を排出路の下流側に吸水することができるため、霧化電極の基端部に水が過剰に生成されることを抑えることができる。
(ロ) 請求項1〜5及び前記(イ)のいずれか一項に記載の静電霧化装置において、
前記霧化電極と対向する位置に対向電極が設けられたことを特徴とする静電霧化装置。
【0043】
このように対向電極を設けることで、対向電極及び霧化電極間での放電を安定させることができるため、安定して静電微粒子水を発生させることが可能となる。
【符号の説明】
【0044】
10…静電霧化装置、11…仕切り板としての支持部、11a,32a…貫通孔、11b…収容壁部としての筒状壁部、12…霧化電極、12a…電極本体部、12c…基端部、13…冷却部としての熱電素子、22,24,26,36…排出路、25…乾燥部、21,23,33,35a,35b…排出路を構成する吸水部材としてのフェルト部、32…仕切り板としての隔壁、S…間隙。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
霧化電極を冷却部にて冷却することにより前記霧化電極の表面に結露水を生成し、前記霧化電極に保持された結露水に電圧を印加することで帯電微粒子水を発生させる静電霧化装置であって、
前記霧化電極の基端部側に溜まった結露水を排出する排出路を備えたことを特徴とする静電霧化装置。
【請求項2】
請求項1に記載の静電霧化装置において、
前記霧化電極の基端部から延出する柱状の電極本体部は、貫通孔を有する仕切り板の前記貫通孔に挿通され、
前記仕切り板は、前記基端部と対向した際に間隙を有する態様で配置され、
前記排出路は前記間隙に溜まった結露水を排出するように構成されたことを特徴とする静電霧化装置。
【請求項3】
請求項2に記載の静電霧化装置において、
前記間隙は、前記貫通孔に前記電極本体部を挿通した状態で前記貫通孔と連通するように構成されたことを特徴とする静電霧化装置。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の静電霧化装置において、
前記冷却部は、熱電素子で構成され、
前記熱電素子を収容するための収容壁部が前記仕切り板から前記基端部側に延設され、
前記排出路は、前記収容壁部内部に溜まった水を外部に排出するよう構成されたことを特徴とする静電霧化装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の静電霧化装置において、
前記排出路は、前記排出路の下流側に該排出路を通る結露水を乾燥させる乾燥部を有することを特徴とする静電霧化装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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