説明

非常用照明装置、非常用照明装置付き蛍光ランプ及び照明器具

【課題】振動センサが重力方向に対して所定角度の範囲内になるように容易に設置および調整できる非常用照明装置、非常用照明装置付き蛍光ランプおよび照明器具を提供することを目的とする。
【解決手段】外方に光を放射する光源を有する本体部3と;本体部3に収容され、バッテリー手段5aおよび震動センサ5bを有し、震動センサ5bによる揺れ検出に応じて、バッテリー手段5aの電力によって光源を点灯させる光源点灯装置5と;本体部3に収容されて、振動センサ5bの重力方向に対する傾斜角を検出する傾斜センサ6と;傾斜センサ6によって、振動センサ5bが所定角度以上傾いたことを光源の点灯動作によって知らせる通知手段と;を具備している。本体部3に収容された傾斜センサ6が振動センサ5bの傾斜角を検出し、振動センサ5bが所定角度以上傾いていれば使用者はこれを光源の点灯動作による通知手段によって知るができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、振動を検出して光源を点灯させる非常用照明装置、蛍光ランプの照明器具に適用して使用する非常用照明装置付き蛍光ランプおよび照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、地震の発生に伴い動作を停止または警告することによって危険を未然に防止できる機能を備えた様々な機器が開発されている。また、夜間などに地震が発生した場合に、防災行動を開始するための明かりを得ることができる機器も様々あり、蛍光ランプなどの通常照明の照明位置に明かりを得る工夫も行われるようになってきた。例えば、本出願人は、振動センサ、バッテリー手段、発光ダイオードなどの光源およびこの光源を発光させるための点灯回路を内蔵して蛍光ランプに取付け可能とした非常用照明装置について先に特許出願している(例えば、特許文献1参照)。これらの機器には地震を検出するために振動を検出することができる振動センサが備えられている。しかし、機器のコストを抑えるためには小形で安価な振動センサを用いる必要があり、例えば導体球を用いた接触型の振動センサを用いるのが一般的である(例えば、特許文献2参照)。ところが、このような安価な振動センサは、重力方向に対して所定角度以上傾斜すると振動を精度よく検出することができない。このため、このような振動センサを備えた機器が傾斜して取付けられるおそれがある場合には、振動センサの傾斜角を所定範囲内に調整する必要がある。例えば、このような機器に水準器を設けて振動センサの傾斜角を容易に調整可能とした技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
【特許文献1】特願2006−052695号
【特許文献2】特開平7−57168号公報、図2
【特許文献3】特開2005−122907号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、特許文献3に記載された技術は、水準器を確認しながら取付または調整作業ができる場合には利用することができるが、取付スペースの狭い場所や高所等に非常用照明装置などを取付る場合、水準器を確認しにくいので振動センサの傾斜角を所定角度以内に調整することが困難である。また、振動センサの傾斜角を知らせる警報器等の通知手段を別途設けると機器が大形化するとともにコストが増加してしまう。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、振動センサが確実に動作するように振動センサの傾斜状態を調整して設置することができる非常用照明装置、非常用照明装置付き蛍光ランプおよび照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の非常用照明装置は、外方に光を放射する光源を有する本体部と;本体部に収容され、バッテリー手段および震動センサを有し、震動センサによる揺れ検出に応じて、バッテリー手段の電力によって光源を点灯させる光源点灯装置と;本体部に収容され、前記振動センサの重力方向に対する傾斜角を検出する傾斜センサと;傾斜センサによって検出された傾斜角が所定値以上の場合光源の点灯動作によって知らせる通知手段と;を具備したことを特徴とする。
【0006】
本請求項および以下の請求項において、用語の定義は以下の説明のとおりである。
【0007】
光源は、光を本体の外方に放射可能なように本体部に取付けられたものであり、ガラスバルブの放電による発光よりも光出力が少ないが、比較的低い電力で点灯可能な小形光源である。例えば、発光ダイオードが最適であるが、上記条件を満足するものであればエレクトロルミネッセンス素子や小形電球等であってもよい。
【0008】
光源点灯装置は振動センサの検出に応じて光源をバッテリー手段の電力により点灯させるようにオン・オフ制御する。振動センサは、地震の揺れの加速度や振動周波数に応じて地震発生を検出可能なバイブレーションスイッチ等の機械的スイッチ素子または圧電素子からなり、この素子の検知に応じて検知出力を発生する。また、振動センサは重力方向に対して所定角度以上に傾斜すると地震の検出精度が低下するように構成されたものである。この振動センサの検知出力に応じて非常用照明装置に設けられたスイッチがオンになり、バッテリー手段から光源に電力供給が開始される。バッテリー手段は、充電可能な二次電池であってもよい。ただし、二次電池の場合には充電回路が必要となるため、大形化、高コスト化傾向となり商品性に影響を与えるおそれがある。このような場合には、非常用光源の点灯用電源として支障のない電源供給が可能なリチウムボタン電池等の一次電池を適用することが好ましい。
【0009】
通知手段は、振動センサの揺れ検出による点灯状態とは異なる点灯状態で光源を点灯させるものである。通知手段による点灯動作は振動センサが所定の角度以上傾斜していることがわかればどのような態様であってもよい。例えば、点滅または通常の点灯に比べて出力が相対的に低い点灯などが考えられる。
【0010】
請求項2の非常用照明装置は、光源が複数であり、通知手段はこの光源の少なくとも一つが点灯することを特徴とする。
【0011】
請求項3の非常用照明装置付き蛍光ランプは、環状の蛍光ランプと; この蛍光ランプに固定された請求項1または2に記載の非常用照明装置と;を具備したことを特徴とする。
【0012】
請求項4の照明器具は、照明器具本体と;請求項3に記載の非常用照明装置付き蛍光ランプと;前記蛍光ランプを点灯させる点灯回路と;を具備したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の非常用照明装置によれば、地震発生時の振動を本体部に収容された振動センサが検出して、バッテリー手段の電力により非常用の光源を点灯させるように動作するので、仮に地震が夜間に発生して停電になったとしてもこの光源の点灯によって防災行動を開始することが可能な最低限の照度を確保することができる。また、本体部に収容された傾斜センサが所定角度以上傾いているときには、傾斜状態であることを通知するように光源が点灯動作するので、使用者は点灯動作によって振動センサの傾斜状態を知ることができる。このため、狭い場所や高所のように装置の傾斜状態を確認しにくい場所に取付けられた場合であっても、光源の点灯動作を確認しながら振動センサが確実に動作するような所定の角度以内になるように振動センサの傾斜状態を調整することができる。さらに、通知手段によって点灯動作を行う光源が非常用の光源を兼用しているので、装置全体を小形化、低コスト化することができる。
【0014】
請求項2の非常用照明装置によれば、光源が複数であり、振動センサが所定角度以上傾斜したときにこの光源の少なくとも一つが点灯するので、通常の点灯と通知手段としての点灯との区別を容易にすることができる。
【0015】
請求項3の非常用照明装置付き蛍光ランプによれば、請求項1または2に記載の非常用照明装置を備えた蛍光ランプを提供できる。
【0016】
請求項4の照明器具によれば、地震が発生した場合に本体部から照射された光が確実に蛍光ランプの照明領域に照射されるので夜間停電時であっても最低限の明かりを確保することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明に係る第1の実施形態の非常用照明装置を示す正面図、図2は図1の断面図、図3は傾斜センサの概略図を示す。
【0019】
非常用照明装置1は、円筒状の本体部3および本体部3の略中央部から延在するように一体的に形成された取付部2を有している。本体部3は、光源としての3個のLED4、4、4が突設されるとともに、バッテリー手段としての電池5a、振動センサ5b、振動センサ5bの重力方向からの傾斜角度を検出する傾斜センサ6およびマイコン5cからなる光源点灯装置5が内蔵されている。マイコン5cは、LED4、4、4が点灯してから所定時間後に消灯させるタイマ回路およびLED4の点灯動作によって振動センサ5bの傾斜角が所定値以上であることを知らせる通知手段がプログラムとして動作する。このマイコン5cが振動センサ5bおよび傾斜センサ6からの検出信号を受けて、タイマ回路およびLED4、4、4の点灯動作を制御する。また、本体部3の外面には電池5aからの電力を供給する回路を手動で開閉可能な手操作用のスイッチ3aが設けられている。取付部2は、一部が円筒状に形成されており、円柱状または円環状などに形成された被取付部位に取付可能となっている。非常用照明装置1の本体部3は、3つに分割された分割体1a、分割体1bおよび分割体1cからなる。分割体1aおよび分割体1bには固定手段としてのねじ7の挿通孔が設けられている。分割体1cにはLED4、4、4が突設され、分割体1b および分割体1cは、お互いが組み合わされて本体部3が形成されている。一方、分割体1bおよび分割体1aは、ねじ7によって固定されて取付部2が形成される。分割体1aは非常用照明装置1が蛍光ランプのバルブ上に取付けられることを考慮して透光性部材によって形成してもよい。また、分割体1aはねじ7を弛めることによって、分割体1bから取り外すことが可能である。非常用照明装置1を被取付部に取付ける場合、まず分割体1aを取り外し、分割体1bと分割体1aの間に被取付部を設置し、ねじ7によって分割体1bおよび分割体1aを固定する。取付部2は全体が弾性を有しており、取付部2が被取付部を狭持するように固定される。ここで、固定をより強固にするために取付部2と被取付部との間に弾性体を配設してもよい。また、非常用照明装置1の取付角度を調整する場合には、ねじ7を弛めることによって行うことができる。
【0020】
振動センサ5bは、導体球を用いた接触型を用いる。これは、小形で安価なため非常用照明装置1の大きさを小形化するとともにコストを下げることができる。しかし、導体球を用いた接触型の振動センサは、水平面(重力方向に直交する面)に対する傾斜によって検出精度に差が生じる。特に所定角度以上傾斜すると振動を正確に検出することができなくなる。以下の説明では最も検出精度が良いときに水平面と平行になっている振動センサ5bの所定の面を基準面と定義し、水平面と振動センサ5bの基準面とがなす角を振動センサ5bの傾斜角度とする。このため、非常用照明装置1を取付けるときは振動センサ5bの傾斜角度を所定角度(例えば15°)以内にしておく必要がある。そこで、傾斜センサ6を用いて振動センサ5bの傾斜角度を検出可能な構成とし、これが所定角度以上に傾斜したことを検出したときは通知手段によってLED4、4、4の少なくとも一つを点灯させることによって振動センサ5bの状態を外部に通知できるようにした。
【0021】
図3に示すように、傾斜センサ6は棒状導体6a、円環状導体6bおよびこれらを内蔵する円柱状の筐体6cからなる。なお、図3は説明の便宜上、筐体6cの内部を透視した状態の斜視図を示している。棒状導体6aの一端は筐体6cの上面の中央部に揺動可能に吊り下げ支持されて振り子のように動作する。また、円環状導体6bは筐体6cの上面および下面とそれぞれ平行になるように筐体6cに固定されている。このとき、円環状導体6bを含む平面が水平面と平行になったときに棒状導体6aは円環状導体6bの中央に位置する。ここで、円環状導体6bを含む平面を傾斜センサ6の基準面とし、傾斜センサ6の基準面と水平面とのなす角を傾斜センサ6の重力方向からの傾斜角度とする。また、傾斜センサ6の基準面が振動センサ5bの基準面と同一平面内に配設されるように傾斜センサ6が振動センサ5bに取付られて振動センサ5bの傾斜角度を正確に測定できるように構成されている。このような構成において、水平面と傾斜センサ6の基準面とが所定角度以上になると棒状導体6aと円環状導体6bが接触し両端間が導通する。この所定角度は振動センサ5bの性能などに合わせて棒状導体6aの長さ、円盤状導体6bの内径、およびこれらの位置関係などを調整することによって適宜設定することができる。例えば、本実施形態の振動センサ5bは、重力方向からの傾斜角度が15°以内であれば震度5の振動を確実に検出することができる構成であるので、傾斜センサ6は傾斜角度が15°以上で導通し、マイコン5cのプログラムによってLED4、4、4が点灯動作するように設定されている。
【0022】
振動センサ5bは、地震による震動を検出するとマイコン5cに検出信号を送る。検出信号を受けたマイコン5cはタイマ回路によって所定時間(例えば5分)だけLED4、4、4を点灯させるように動作する。一方、振動センサ5bは傾斜角度が所定の範囲外になると傾斜センサ6が導通し、マイコン5cに検出信号が送られる。このときマイコン5cは、タイマ回路は動作させずにLED4、4、4を点滅させるように動作するため、傾斜センサ6の傾斜角度が所定の範囲内になればすぐに消灯する構成になっている。この構成であれば、振動センサ5bが動作したときと、傾斜センサ6が導通したときとを点灯動作の違いによって容易に区別することができる。また、傾斜センサ6が導通したときに、LED4、4、4の光出力が相対的に低くなるようにしておけば、通知手段に要する電池の損耗をできるだけ減らすことができる。また、通常の点灯に用いられるLED4、4、4を通知用の光源としても利用するので余分な部品を減らすことができ、コストを抑えることができる。さらに、LED4、4、4の点灯を確認しながら、消灯するまで非常用照明装置1の取付角度を調整すれば振動センサ5bの傾斜角度を所望の範囲内に設定することができるので調整が容易である。このような非常用照明装置1は、通常光源が床面を照射できるような比較的高所位置に設置されるが、非常用照明装置1を取付けるときに、LED4、4、4の点灯状況を確認しながら傾斜角度の調整を行うことができるため、非常用照明装置1が精度よく地震を検出するように取り付けることができる。また、使用に伴い非常用照明装置1の取付角度が変化し、振動センサの傾斜角度が所定の範囲外になったとしてもLED4の点灯動作によって振動センサの状態を通知することができる。
【0023】
以上の通りに構成された非常用照明装置1を、蛍光ランプに適用した照明器具30を説明する。この蛍光ランプは、実際の設置状態とは逆に向けた図4と、実際の設置状態の断面図である図5に示される通り、大径の環状の蛍光ランプ40と、小径の環状の蛍光ランプ50とを備えたものである。本体31の中央部には電源の供給源などが含まれる点灯回路32が設けられ、本体31の適宜な位置からは、先端付近がカールした保持バネ33が延び、蛍光ランプ40と蛍光ランプ50とを保持している。
【0024】
点灯回路32から電源供給を受けるソケット34は、蛍光ランプ30と蛍光ランプ40の口金部に設けられた端子に接続されている。本体31の外周部付近には、セード取付金
【0025】
具35が設けられており、セード36の開口部において突出している取付部とセード取付金具37が係合してセード36が保持される。
【0026】
非常用照明装置1のねじ7をはずし、取付部2を蛍光ランプ50に取り付ける。このとき、非常用照明装置1が照明器具30の一部と干渉しない位置に設置するとともに、セード36側へ向けて光照射が行われるように本体部3の向きを設定しておく。そして、蛍光ランプ50および非常用照明装置1が設置された蛍光ランプ50を照明器具に取り付ける。照明器具30を天井に設置した後に、手操作用スイッチ3aを入れて非常用照明装置1の取付角度を調整する。取付角度の調整は、LED4、4、4の点灯を確認しながら行い、LED4、4、4が消灯する位置でねじ7を締めることによって取付部2が発光管の両側から押圧するように蛍光ランプ50に固定される。
【0027】
地震が発生すると蛍光ランプ50が振動し、非常用照明装置1の本体部3も振動する。本体部3の振動により震動センサ5bが揺れを検出して、マイコンの制御によってタイマ回路5cがオンとなり、LED4、4、4が点灯する。本体部3から照射された光はセード36から被照明領域に照射されることにより、緊急時に必要程度の明るさを得ることが可能である。
【0028】
上記非常用照明装置1は単体で販売することもできるが、図6に示されるように、蛍光ランプと非常用照明装置1とを組み合わせて非常用照明装置付き蛍光ランプ60とし、包装箱(包装体)70に収納したセットとして販売することが可能である。この場合には、所要のサイズの蛍光ランプを含むセットを購入したユーザは、非常用照明装置1を蛍光ランプに取り付けることで、地震が発生した場合に確実に蛍光ランプの照明位置に明かりを得ることが可能となる。
【0029】
なお、上記の例においては、円環状の蛍光ランプに取り付けることを示したが、従来の蛍光ランプより細径の蛍光ランプにも適用でき、また、バルブを方形に折り曲げて構成した環状の蛍光ランプに適用することも可能である。更に、環状の蛍光ランプに限られず、直管形の蛍光ランプに非常用照明装置1を取り付けて、地震が発生した場合に確実に蛍光ランプの照明領域に明かりを確保することが可能である。また、蛍光ランプ以外にも様々な位置に取り付けることが可能である。取付位置の形状は、本実施形態では円柱状や円環状などが好ましいが、取付部2の形状を適宜変更させることでその他の形状にも取り付けることができる。
【0030】
次に本発明の第2の実施形態について説明する。
【0031】
図7は、本発明の第2の実施の形態の非常用照明装置10を示す正面図である。なお、第1の実施形態と同一の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0032】
第2の実施形態は、本体部3に光源として3個のLED4、4、4および傾斜センサ6が所定の角度以上に傾斜したときに点灯するように光源点灯回路5に接続されているLED4aが突設されている。
【0033】
傾斜センサ6と振動センサ5bの基準面はそれぞれ同一平面内に配設されており、振動センサ5bの傾斜角度を正確に検知することができる。非常用照明装置10は振動センサ5bが所定の角度以上傾斜したときにLED4aのみが点灯する構成である。このため、振動センサ5bが所定角度の範囲外にあることを容易に知ることができるとともに、通知手段としてマイコンの制御を必要としないので光源点灯回路の構成を簡略化できる。なお、振動センサ5bが振動を検出して点灯するときに、LED4、4、4のみが点灯する構成であってもよいし、LED4aも同時に点灯する構成であってもよい。また、LED4aは他の3つのLED4、4、4と異なる発光色を放射する構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】第1の実施形態の非常用照明装置を示す正面図。
【図2】図1の断面図。
【図3】傾斜センサの概略図。
【図4】実際の設置状態とは逆に向けた照明器具を示す斜視図。
【図5】本発明に係る照明器具を設置し、セードを取り付けた状態の断面図。
【図6】蛍光ランプ60と包装箱(包装体)70とのセットを示す斜視図。
【図7】第2の実施の形態の非常用照明装置10を示す正面図。
【符号の説明】
【0035】
1、10 非常用照明装置
2 本体部
4 光源
5 光源点灯装置
5a バッテリー手段としての電池
5b 振動センサ
6 傾斜センサ
32 点灯回路
30 照明器具
40、50 蛍光ランプ
60 非常用照明装置付き蛍光ランプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外方に光を放射する光源を有する本体部と;
本体部に収容され、バッテリー手段および震動センサを有し、震動センサによる揺れ検出に応じて、バッテリー手段の電力によって光源を点灯させる光源点灯装置と;
本体部に収容され、前記振動センサの重力方向に対する傾斜角を検出する傾斜センサと;
傾斜センサによって検出された傾斜角が所定値以上の場合光源の点灯動作によって知らせる通知手段と;
を具備したことを特徴とする非常用照明装置。
【請求項2】
光源が複数個設けられており、通知手段はこの光源の少なくとも一つが選択的に点灯することを特徴とする請求項1に記載の非常用照明装置。
【請求項3】
環状の蛍光ランプと;
この蛍光ランプに固定された請求項1または2に記載の非常用照明装置と;
を具備したことを特徴とする非常用照明装置付き蛍光ランプ。
【請求項4】
照明器具本体と;
請求項3に記載の非常用照明装置付き蛍光ランプと;
この蛍光ランプを点灯させる点灯回路と;
を具備したことを特徴とする照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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