説明

非接触スイッチ

【課題】被検出体の可動範囲が広く、安定してスイッチ動作を行える非接触スイッチを提供する。
【解決手段】ブレーキ装置2は、バイアス磁界を発生するバイアス磁石260と、バイアス磁石260に対する距離dの変化に基づいてバイアス磁石260から発生する磁束262bの方向を変化させるカウンター磁石20aと、バイアス磁石260に設けられ、距離dの変化に応じて磁束262bの方向の変化に基づいた出力電圧を出力するMRセンサ261とを備え、ECU100は、ブレーキ装置2から出力された出力電圧に基づいてブレーキランプ10aの点灯又は消灯を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気センサを用いた非接触スイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、略リング状に形成された磁石体と、磁石体との距離に基づいて磁石体の磁束の方向を変化させる磁性体と、磁石体の中心軸に沿う直線上の磁気的中性点に配置されたバイアス磁石一体型磁気抵抗素子と、しきい値を有し、バイアス磁石一体型磁気抵抗素子から出力された出力電圧としきい値とを比較する比較器とを備えた磁性体検出用近接スイッチが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
この磁性体検出用近接スイッチによると、磁石体の中心軸に沿う直線上の磁性体の移動に応じて、バイアス磁石一体型磁気抵抗素子を通過する磁束が変化し、バイアス磁石一体型磁気抵抗素子は、その磁束の変化に基づいた出力電圧を比較器に出力する。比較器は、得られた出力電圧がしきい値を超えるとき、スイッチ動作を行う。
【特許文献1】特開平6−76706号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の磁性体検出用近接スイッチは、磁性体の移動に応じた磁気的中性点における磁束の変化に乏しいため、安定した出力を得にくく、また、磁性体の可動範囲に制限があった。
【0005】
従って、本発明の目的は、被検出体の可動範囲が広く、安定してスイッチ動作を行える非接触スイッチを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記目的を達成するため、バイアス磁界を発生するバイアス磁石と、前記バイアス磁石に対する距離の変化に基づいて前記バイアス磁界の磁束の方向を変化させる磁石と、前記バイアス磁石に設けられ、前記バイアス磁界の磁束の方向の変化に基づいた出力信号を出力する磁気センサと、前記磁気センサから出力された前記出力信号に基づいてスイッチ回路のオン又はオフを判断する判断部とを備えたことを特徴とする非接触スイッチを提供する。
【発明の効果】
【0007】
このような構成によれば、被検出体の可動範囲が広く、安定してスイッチ動作を行える非接触スイッチを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下に、本発明の非接触スイッチの実施の形態を図面を参考にして詳細に説明していく。
【0009】
[実施の形態]
(車両1の構成)
図1(a)は、本発明の実施の形態に係る車両の側面図であり、図1(b)は、本発明の実施の形態に係る車両内部の概略図である。車両1は、運転者の操作によって車両1を減速させるブレーキ装置2と、運転者のブレーキ操作によって点灯(オン)するブレーキランプ10aと、運転者のブレーキ操作によって車両1を減速させる油圧ブレーキ10bと、車両1の内部に設けられ、ブレーキ装置2及びアクセルペダル12等が備えられたパネル11と、運転者の操作によって車両1の加速度の調整ができるアクセルペダル12と、車両1の走行・停車・後退等の操作ができるシフトレバー13とを有している。
【0010】
(ブレーキ装置2の構成)
図2(a)は、本発明の実施の形態に係るブレーキ装置の側面図であり、図2(b)は、本発明の実施の形態に係るブレーキ装置の正面図であり、図3は、本発明の実施の形態に係るブレーキ装置のブロック図である。
【0011】
ブレーキ装置2は、鋼等の強磁性金属で作製されたブレーキペダル20と、後述する被検出体としてのカウンター磁石20aと、ブレーキペダル20に設けられたペダルパッド21と、車両1のパネル11の側面に設けられ、図2(b)に示すように、ブレーキペダル20の上部先端に設けられた貫通孔に対応した位置に貫通孔を備え、ボルト23によってブレーキペダル20を図2(a)に示す矢印Aの方向、及び矢印Aの逆方向に回転移動可能に支持するペダルブラケット22と、運転者の操作によって油圧ブレーキ10bを作動させるシリンダ24aと、シリンダ24a内の図示しないピストンに接続され、先端に設けられたジョイント24dと共にブレーキペダル20とピストンピン24cを介して連動して移動するピストンロッド24bと、取付け部22aとブレーキペダル20の間に設けられ、矢印Aの逆方向にブレーキペダル20に弾性力を与え、ブレーキ操作後にブレーキペダル20をブレーキ操作前の初期位置に戻すリターンスプリング25と、ペダルブラケット22の取付け部22aに設けられ、被検出部20aとの距離に基づいた出力信号としての出力電圧を出力するセンサ26とを有する。
【0012】
更に、ブレーキ装置2のセンサ26は、車両1を制御し、後述するしきい値101を図示しない記憶部に備えた判断部としてのECU(Electronic Control Unit)100にコネクタ部26Bを介して接続される。
【0013】
ECU100は、カウンター磁石20a及びセンサ26と共に非接触スイッチを構成し、センサ26からの出力電圧としきい値101を比較してブレーキ操作の有無を判断し、例えば、ブレーキ操作が行われたと判断したとき、ブレーキランプ10aを点灯(オン)させるための制御を行う。ブレーキ装置2は、ブレーキ操作に伴うブレーキランプ10aの点灯(オン)、及び消灯(オフ)の制御を非接触で行うので、接点式スイッチに比べて長寿命化することができる。
【0014】
(センサ26の構成)
図4(a)は、本発明の実施の形態に係るカウンター磁石とセンサ部の平面図であり、図4(b)は、本発明の実施の形態に係るセンサ部の図4(a)に示す矢印B方向からの側面図であり、図4(c)は、本発明の実施の形態に係るセンサ部の図4(b)に示す矢印C方向からの側面図である。なお、図4(b)において、磁束262bは、省略している。
【0015】
センサ26は、図示しない筐体に収容されており、樹脂材料によりモールド化されている。またセンサ26は、センサ部26Aと、コネクタ部26Bとによって概略構成され、センサ部26Aは、バイアス磁石260と、MR(Magneto Resistance)センサ261とを有する。
【0016】
(カウンター磁石20aの構成)
カウンター磁石20aは、矩形状を有する磁石で、N極側がセンサ26に対向するように、ブレーキペダル20に設けられている。これは、カウンター磁石20aのN極側から湧き出した磁束262aによって、MRセンサ261に印加されているバイアス磁界の磁束262bの方向を変化させるためである。なお、形状はこれに限定されず、例えば、円筒形でも良く、バイアス磁界の磁束262bの方向を変化させられる形状であえば良い。
【0017】
(バイアス磁石260の構成)
バイアス磁石260は、矩形状を有する磁石で、磁束262bが湧き出すN極端面260aと、磁束262bが吸い込まれるS極端面260bとを備えている。なお、MRセンサ261に対して印加するバイアス磁界の方向は、これに限定されず、例えば、後述する磁気抵抗素子に対して45°方向にバイアス磁界が印加されるように設置しても良い。また、大きさ及び形状もこれに限定されず、一定方向のバイアス磁界が印加可能な磁石であれば良い。更に、磁束262bの湧き出し、又は吸い込みが行われるバイアス磁石260の端面、すなわち、N極端面260a及びS極端面260bに垂直な面、又は、N極端面260a及びS極端面260bに対して角度を有する面であれば、MRセンサ261を設置することができ、また、MRセンサ261とバイアス磁石260との間に接着剤等が介在しても良い。なお、バイアス磁石260は、カウンター磁石20aよりも磁力が弱いことが望ましい。
【0018】
(MRセンサ261の構成)
図5(a)は、本発明の実施の形態に係るMRセンサの概略構成図であり、図5(b)は、本発明の実施の形態に係るMRセンサを構成するブリッジ回路の概略図であり、図6(a)は、本発明の実施の形態に係るカウンター磁石が接近しているときのMRセンサの表面上の磁気ベクトルの向きを表した概略図であり、図6(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンター磁石が離れているときのMRセンサの表面上の磁気ベクトルの向きを表した概略図である。図6(a)は、距離dが1mmのときの磁気ベクトル262cを表し、図6(b)は、距離dが8mmのときの磁気ベクトル262cを表している。なお、磁気ベクトル262cは、MRセンサ261の表面上の測定点における磁束の大きさと向きを表しており、また、図6(a)、(b)において、カウンター磁石20aの磁束は、省略している。更に、MRセンサ261の表面とは、後述する感磁部261Jが含まれる平面を指すものとする。
【0019】
図5(a)に示すMRセンサ261は、シリコン等の絶縁体である基板261Aと、基板261A上に設けられ、フォトリゾグラフィ等の周知の方法によってFe−Ni等の強磁性体を用いて作製された磁気抵抗素子261B〜261Eと、車両1の図示しない電源部に接続される入力端子261Fと、車両1の図示しないアース回路に接続されるアース端子261Gと、磁気抵抗素子261B及び261Cの中点電位V1が出力される出力端子261Hと、磁気抵抗素子261D及び261Eの中点電位V2が出力される出力端子261Iとによって構成されている。なお、後述する出力電圧Vは、V1とV2の差分値(V1−V2)であるものとする。また、MRセンサ261が出力する出力電圧Vは、これに限定されず、MRセンサ261にしきい値101と判断部としての制御回路を持たせてIC(Integrated Circuit)化し、ブレーキランプ10aの点灯、又は、消灯を意味する指示信号をECU100に出力するようにしても良く、また、これに限定されない。
【0020】
各磁気抵抗素子261B〜261Eは、磁束の方向の変化によって電気的な抵抗値が変化する感磁部261Jと、各感磁部261Jを繋ぐ折返し部261Kとによってそれぞれ構成されている。磁束262bの方向が、図5(a)に示すθ=0°のとき、磁気抵抗素子261C、261Dの抵抗値が最小、及び、磁気抵抗素子261B、261Eの抵抗値が最大になり、θ=45°のとき、各磁気抵抗素子261B〜261Eの各抵抗値は等しくなり、θ=90°のとき、磁気抵抗素子261B、261Eの抵抗値が最小、及び、磁気抵抗素子261C、261Dの抵抗値が最大になるように構成されている。
【0021】
また、各磁気抵抗素子261B〜261Eは、図5(b)に示すブリッジ回路261Lを形成しており、図5(b)において縦の線で示した磁気抵抗素子261B、261Eは、図5(b)において横の線で示した磁気抵抗素子261C又は261Dを90°回転させた形状になっている。なお、図5(a)に示す磁気抵抗素子261B〜261Eの基板261Aに対する配置は、これに限定されず、例えば、矩形状を有する基板261Aに対して45°の角度を有して配置されても良く、これに限定されない。
【0022】
カウンター磁石20aのセンサ26に対する距離dの変化を安定して精度良く検出するためには、磁束262bの向きが所定の方向に揃い、かつ、距離dの変化によって揃っていた磁束262bがほぼ同じ方向に変化することが望ましい。なぜなら、本実施の形態において磁気センサとして用いる異方性磁気抵抗素子は、異方性磁気抵抗素子に印加されたバイアス磁界の磁束262bの向きの変化を検出するものであり、磁束の有無や磁界強度の変化を検出する用途には適さないからである。よって安定した精度の良い検出を行うため、バイアス磁石260によって磁気センサに磁気抵抗値が飽和するバイアス磁界を印加する必要がある。なぜなら、磁気抵抗値が飽和するバイアス磁界を磁気センサに印加することによって、磁気抵抗値が最大となり、磁束262bの向きの変化に基づいた磁気抵抗値の変化が検出し易いからである。また、バイアス磁界を印加することによって、カウンター磁石20aの磁束262aの影響を、MRセンサ261に印加されたバイアス磁界の磁束262bが受けないほど、被検出体であるカウンター磁石20aをセンサ26から離れた位置に設置し、センサ26とカウンター磁石20aとによって可動範囲の広い非接触スイッチを構成することができる。
【0023】
図7は、本発明の実施の形態に係るMRセンサの出力電圧に関する概略図であり、出力電圧Vの最大値が50mVとなるようにブリッジ回路261Lに電圧を印加した場合について表している。縦軸は、出力電圧V、横軸は、センサ26とカウンター磁石20aの距離dを表している。曲線Tは、ブリッジ回路261Lの中点電位V1及びV2の差分(V1−V2)を表している。
【0024】
カウンター磁石20aとセンサ部26Aとの距離dは、運転者がブレーキ操作を行わないとき(初期位置)は、1mmであるとし、運転者がブレーキ操作を行い、カウンター磁石20aが矢印Aの方向に3mm移動したとき、ブレーキランプ10aが点灯(オン)するように、しきい値101は、0mvとする。なお、これらの値は、これに限定されず、例えば、センサ26の取り付け位置やブレーキ装置2の遊びの設定等に合わせて、自由に変更可能である。
【0025】
(動作)
以下に本実施の形態の動作を図1から図7を参照しながら、詳細に説明していく。
【0026】
運転者が、車両1の運転操作中に、ブレーキ操作を行ったとき、ブレーキペダル20は、ブレーキペダル20の先端に取り付けられたボルト23を中心にして、図2に示す矢印Aの方向に移動する。
【0027】
ブレーキペダル20の矢印A方向の移動に伴って、カウンター磁石20aは、図4(a)に示す距離dが大きくなり、MRセンサ261の表面上の磁気ベクトル262cは、図6(a)の状態から図6(b)の状態に連続的に変化する。これは、カウンター磁石20aのN極から湧き出した磁束262aによって、バイアス磁石260のN極端面260aから湧き出した磁束262b、すなわち、MRセンサ261の表面上の磁気ベクトル262cが、矢印A方向の反対向きに押されて、その向きを変えていたものが、カウンター磁石20aの矢印A方向への移動によって、カウンター磁石20aの磁束262aの影響が小さくなり、磁束262aの影響が無い状態に戻りつつあることを表している。
【0028】
ECU100は、センサ26、すなわちMRセンサ261から出力される出力電圧Vとしきい値101を比較する。ブレーキ操作が矢印A方向に3mmを超え、図7に示す距離dが3mm以上になり、しきい値101である0mv以上の出力電圧Vをセンサ26が出力したとき、ECU100は、ブレーキ操作が行われたと判断し、ブレーキランプ10aを点灯(オン)させるための制御を行う。同時に、ブレーキペダル20の矢印A方向の移動に伴って、ピストンピン24c、ジョイント24dを介してピストンロッド24bが力を受けて矢印A方向に移動し、図示しないシリンダ24aのピストンを押すことによって油圧が発生し、その油圧によって油圧ブレーキ10bを作動させ、車両1は減速する。
【0029】
運転者のブレーキ操作が終了し、図7に示す距離dが、3mm以下になったとき、ECU100は、ブレーキ操作が終了したと判断し、ブレーキランプ10aを消灯(オフ)させるための制御を行う。このとき、ブレーキペダル20は、リターンスプリング25の弾性力によって、初期位置に戻るので、ピストンピン24c、ジョイント24d及びピストンロッド24bが矢印Aとは逆の方向に移動し、シリンダ24a内の図示しないピストンが矢印Aとは逆の方向に移動して油圧ブレーキ10bに印加されていた油圧が解除され、ブレーキ操作が終了する。
【0030】
(効果)
上記した実施の形態によれば、被検出体としてのカウンター磁石20aの可動範囲が広く、安定してスイッチ動作を行うことができる。
【0031】
なお、本発明は、上記の実施の形態によって限定されることはない。上記の実施の形態においては、ブレーキランプ10aの点灯・消灯が説明されたが、例えば、インパネの収納ボックス内の照明の制御等の他の制御にも適用できることは言うまでもなく、また車両以外の用途にも適用でき、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形が可能であるのは、言うまでも無い。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】(a)は、本発明の実施の形態に係る車両の側面図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係る車両内部の概略図である。
【図2】(a)は、本発明の実施の形態に係るブレーキ装置の側面図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係るブレーキ装置の正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るブレーキ装置のブロック図である。
【図4】(a)は、本発明の実施の形態に係るカウンター磁石とセンサ部の平面図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係るセンサ部の図4(a)に示す矢印B方向からの側面図であり、(c)は、本発明の実施の形態に係るセンサ部の図4(b)に示す矢印C方向からの側面図である。
【図5】(a)は、本発明の実施の形態に係るMRセンサの概略構成図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係るMRセンサを構成するブリッジ回路の概略図である。
【図6】(a)は、本発明の実施の形態に係るカウンター磁石が接近しているときのMRセンサの表面上の磁気ベクトルの向きを表した概略図であり、(b)は、本発明の実施の形態に係るカウンター磁石が離れているときのMRセンサの表面上の磁気ベクトルの向きを表した概略図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るMRセンサの出力電圧に関する概略図である。
【符号の説明】
【0033】
1…車両、2…ブレーキ装置、10a…ブレーキランプ、10b…油圧ブレーキ、11…パネル、12…アクセルペダル、13…シフトレバー、20…ブレーキペダル、20a…カウンター磁石、21…ペダルパッド、22…ペダルブラケット、23…ボルト、24a…シリンダ、24b…ピストンロッド、24c…ピストンピン、24d…ジョイント、25…リターンスプリング、26A…センサ部、26B…コネクタ部、26…センサ、101…しきい値、260…バイアス磁石、260a…N極端面、260b…S極端面、261…MRセンサ、261A…基板、261B〜261E…磁気抵抗素子、261F…入力端子、261G…アース端子、261H、261I…出力端子、261J…感磁部、261K…折返し部、261L…ブリッジ回路、262a、262b…磁束、262c…磁気ベクトル、d…距離、T…曲線、V…電圧、V1、V2…出力電圧

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バイアス磁界を発生するバイアス磁石と、
前記バイアス磁石に対する距離の変化に基づいて前記バイアス磁界の磁束の方向を変化させる磁石と、
前記バイアス磁石に設けられ、前記バイアス磁界の磁束の方向の変化に基づいた出力信号を出力する磁気センサと、
前記磁気センサから出力された前記出力信号に基づいてスイッチ回路のオン又はオフを判断する判断部と、
を備えたことを特徴とする非接触スイッチ。
【請求項2】
前記磁気センサは、前記バイアス磁石の前記磁束が湧き出し、又は、吸い込みが生じる端面に垂直な平面上に設けられることを特徴とする請求項1に記載の非接触スイッチ。
【請求項3】
前記磁気センサは、複数の磁気抵抗素子によって形成されるブリッジ回路を有した磁気抵抗センサであることを特徴とする請求項1に記載の非接触スイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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