説明

靴用の防水性・通気性底革およびこの底革で製造された靴

少なくともプレセットずみマクロ部分(11,111)ではネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から作られている支持層(10,110)と、不透水性・透湿性の材料から作られていて、ネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から作られた最低限1つの前記少なくともプレセットずみマクロ部分(11,111)において前記支持層(10,110)の上方に該マクロ部分を覆って接合された膜(13,113)と、プラスチック材料から作られていて、ネット、フェルト、または他の広範囲有孔材料から作られた最低限1つの前記少なくともプレセットずみマクロ部分(11,111)に最低限1つの貫通状マクロ孔(16,116)がある接地部(15,115)とを備え、前記接地部(15,115)は、ネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から作られた最低限1つの前記マクロ部分(11,111)の少なくとも周辺で前記膜(13,113)および前記支持層(10,110)に密封状に接合されている構造を有している、靴用の防水性・通気性底革。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、靴用の改良された防水性・通気性底革およびこの底革で製造された靴に関するものである。
【背景技術】
【0002】
靴用のプラスチック製防水性・通気性底革がすでに知られている。そのような底革の1つは、国際特許出願の公開第97/14326号公報に開示されている。
【0003】
この事例では、底革は、
不透水性・透湿性の材料から作られた膜を有し、耐加水分解性、撥水性、通気性および/または有孔の材料から作られた下部保護層に接合された中底と、
有孔エラストマーから作られて中底に周縁で密封状に接合された接地部とを備えている。
【0004】
国際特許出願の公開第98/51177号公報に開示された防水性・通気性底革もまた知られており、この底革は、不透水性・透湿性の膜があり、耐加水分解性、撥水性、通気性および/または有孔の材料から作られた下部保護層に接合された組付ずみインサートを備えている。
【0005】
このインサートは、被覆成形されるかまたは被覆組付されかつ膜および保護層を取り囲みそれらに密封状に接合された要素によって仕上げられている。このインサートは、中底の一部であり、被覆成形されるかまたは被覆組付された有孔のプラスチック製接地部に前記中底とともに接合されている。
【0006】
両事例では、膜の下側に配置された保護層は、孔から偶発的に入り込む異物によってそれが貫かれるのを保護するように設計されている。保護層は、フェルトから作られているのが普通であり、膜に通気可能に接合されており(例えばポリウレタン基剤を有している熱可塑性接着剤のスポットによって)、水蒸気は靴の内側から接地部に設けられた孔を通って外側へ移動することができる。
【0007】
靴用の通気性・防水性底革は米国特許出願公開第09/978,634号公報およびヨーロッパ特許出願公開第01124210.4号公報によってもまた知られており、これらの底革は、接地部を構成する防水性下部構成要素と、少なくとも上面および端面における通気口に連通する孔が設けられた支持構造のある上部構成要素と、この上部構成要素の少なくとも外面領域を外側から取り囲む防水性・透湿性膜とを、少なくとも底革の外延部に沿って備えている。
【0008】
下部構成要素、上部構成要素および膜は、内部へ水が侵入するおそれのある領域で密封状に接合されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
これまでに説明した底革は、現在まで長年にわたって市販されてきており、また、靴の内側の微小雰囲気と外側の微小雰囲気との間における熱および水蒸気の交換をもたらすことができるとこぞって認識されているが、そのような底革は、例えば足からの発汗が量的に平均よりも多い一部のユーザーにおける使用のようないくつかの場合には、発生した水蒸気を完全に処理するとともに靴の内側の微小環境を矯正するための通気性が不充分であることがわかった。
【0010】
実際のところ、これまでに説明した底革の構造には、少なくとも下方領域に、ミクロ孔のあるプラスチック材料からなる層、すなわち1〜2ミリメートル程度の直径のある孔が設けられたプラスチック材料からなる層があり、そのミクロ孔の全区域によって、熱と水蒸気との交換で現に影響を受ける膜の区域がどのような場合でも制限されるのである。
【0011】
この発明の目標は、靴用の防水性・通気性底革を提供することと、不透水性・透湿性膜の通気性を最大限利用することのできる改良構造を有している、この底革がある靴を提供することである。
【0012】
この目標の範囲内におけるこの発明の1つの目的は、膜の区域をそれが足の裏全体に作用するまで拡大することのできる構造を有している靴用の防水性・通気性底革を提供することである。別の目的は、従来の底革に関する格別な構造的複雑さの伴わない底革を提供することである。別の目的は、そのコストが在来型に対して競合することのできる底革を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
この目標、これらの目的、および後にいっそう明らかになる他の目的は、
少なくともプレセット(presetting:染色などの準備工程として行なう熱処理)ずみマクロ部分ではネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から作られている支持層と、
不透水性・透湿性の材料から作られていて、ネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から作られた最低限1つの前記少なくともプレセットずみマクロ部分において前記支持層の上方に該マクロ部分を覆って接合された膜と、
プラスチック材料から作られていて、ネット、フェルト、または他の広範囲有孔材料から作られた最低限1つの前記少なくともプレセットずみマクロ部分に最低限1つの貫通状マクロ孔がある接地部とを備え、
前記接地部は、ネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から作られた最低限1つの前記マクロ部分の少なくとも周辺で前記膜および前記支持層に密封状に接合されていることを特徴とする構造を有している、靴用の防水性・通気性底革によって達成される。
【0014】
この発明のさらに別の特徴および利点は、添付図面において非限定的な例として図示されたいくつかの実施形態の詳細な説明からいっそう明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1〜図4によれば、第1実施形態に係る靴用の防水性・通気性底革は、支持層10を備えた構造を有し、支持層10は、プレセットずみマクロ部分(11,111)では、ネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から作られている。
【0016】
支持層10は、この場合には靴の組付中底を構成している。用語「マクロ部分」は、好ましくは最低限1平方センチメートル程度である区域の部分に言及するために使われる。他の部分12では、支持層10は、合成材料、皮革または他の常用材料からなる細目メッシュによって構成することができる。
【0017】
この構造は膜13もまた備えているが、膜13は、不透水性・透湿性の材料(一般に市販されており、例えば発泡ポリテトラフルオロエチレンから作られている)から作られており、膜13の上方に存在し合成材料から作られかつ少なくともマクロ部分11で該マクロ部分を覆って支持層10の上方に配置された細目メッシュ14の表面に、それを支持するために張り合わされている。
【0018】
膜13は、気密性材料または通気性材料から作ることができる。膜13は、当接の領域では接着剤のスポット(図では示されていない)によって支持層10に接合することができる。
【0019】
プラスチック材料から作られた接地部15は、マクロ部分11に貫通状マクロ孔16を有しており、マクロ部分11の少なくとも周辺で膜13と支持層10とに密封状に接合されている。
【0020】
貫通状マクロ孔16には、使用の結果として生じる変形の際に張力部材として作用することで組付体の横変形を防止する横材16aを渡すことができる。
【0021】
この接合体(図1および図2)は、その構成要素が接合されるときにネットのメッシュを通って侵入するように広がり、かつ、接地部15と膜13とを一体状に接合する、例えば接着剤の周辺層17によって設けることができる。
【0022】
別の方法(図3および図4)として、支持層10と膜13との間に、または接地部15と支持層10との間に、PVCあるいはPUから作られたフィルム18を配置し、次いで接地部15と膜13との間に高周波溶接を施してフィルム18を溶融させ、溶融したものをこれらの構成要素が一体状に接合するようにネットのメッシュの間に侵入させてもよい。
【0023】
さらに別の方法として、層10と膜13とをフィルム18に高周波溶接し、次いでその組付体を接地部15に接着させてもよい。
【0024】
通気性材料または広範囲有孔材料から作られた、足を支持するための、図には示されていない内底を、支持層10と細目メッシュ14の備わった膜13との上方に配置してもよい。
【0025】
説明された底革は、一般に知られた方法で、靴21を構成するために任意の種類の甲革20に張り付けることができる。
【0026】
図5による、わずかに異なる実施形態では、部分12がなくて足の裏全体に作用する単一のマクロ部分11を、接地部15の貫通状マクロ孔16の配置にかかわらず設けることができる。この場合には、膜13およびその支持体14もまた、足の裏全体に作用する。接着層17またはフィルム18が周辺に配置される。
【0027】
さて図6〜図9によれば、第2実施形態に係る靴用の防水性・通気性底革には、ネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から全体として作られ、したがって単一の広いマクロ部分111を構成する支持層110を備えた構造がある。
【0028】
この底革には、不透水性・透湿性の材料(一般に市販されており、例えば発泡ポリテトラフルオロエチレンから作られている)から作られた膜113もまた備わっているが、この膜113は、合成材料から作られかつ支持層110の上方に配置されてそれを完全に覆う細目メッシュ114とともに積層されている。
【0029】
膜113は、気密性材料または通気性材料から作ることができる。膜113は接着剤のスポットによって支持層110に接合されているのが好ましい。膜113の下には、支持層110が例えばネットから作られているときには、例えばフェルトから作られた保護層110aを配置することができる。
【0030】
プラスチック材料から作られた接地部115が、支持層110に組み付けられ、かつ、膜113の少なくとも周辺領域で膜113に密封状に接合されている。
【0031】
この接合体は、接地部115を金型の中で支持層110の上に直接射出し、射出したものを、ネットのメッシュを通して、または、厚さが周辺で適切に薄くされ、膜113へ到達するように周辺に孔が開けられるかまたはネットで縁取られたフェルトのメッシュを通して、少なくとも周辺で侵入させることによって、設けることができる。
【0032】
接地部115はマクロ孔116を構成するように設けられるが、このマクロ孔16は例えば、地面に当接するための表面を周辺部115aとともに構成する突出部115bによってさえぎられている、周辺部115aを除いて足の裏全体に実質的に作用する単一の広い貫通状マクロ孔16である。
【0033】
接地部115と支持層110との接合は、第1実施形態において説明された方法によって、すなわち接着または高周波溶接によってもまた行うことができる。
【0034】
この底革は、靴121を設けるために、組付中底124に組み付けられかつ場合によっては下方領域で広範囲有孔EVA、ココナツ繊維などのような発泡材料から作られた充填層122に接合される甲革120に接合することができる。
【0035】
この層122は、広範囲有孔EVAなどから作られている(したがって、本質的に防水性であるが通気性にされている)ときには、膜113の上方から甲革120までの周辺密封式高周波溶接のための手段として用いることができる。その後の接地部115の接着は、必ずしも密封状でなくてもよい。
【0036】
この底革と甲革120との接合は、前記組付中底の周辺領域におけるものであり、例えば接着または高周波溶接によってもたらされる。通気性材料または広範囲有孔材料から作られた内底119は、組付中底124の上方に配置することができる。内底119は、下方領域で、ポリエチレンなどから作られ、広範囲に孔が開けられて解剖学的に形作られている衝撃吸収層119aに接合することもできる。
【0037】
図示されていないが、クリーニング用中底、吸収層などの他の層を設けることができる。
【0038】
実際に、この発明の意図した目標および目的が達成されたことはわかった。その構造が防水性・透湿性膜の通気性を最大限利用することのできる、靴用の防水性・通気性底革は実際にもたらされた。その構造によって、膜の区域は、それが実質的に足の裏全体に作用するまで大きくなる。この底革の製造には、従来の底革に関する構造上の格別な複雑さが伴わない。
【0039】
以上のように考え出されたこの発明は、すべてが「特許請求の範囲」の範囲内に属する、きわめて多くの修正および変形を加えることができる。すべての細部は、技術的に同等な他の要素で置き換えることもまた可能である。実際のところ、材料は、それらがあり得る用途に適合する限り、寸法とともに、要求に応じたどのようなものでもよい。
【0040】
この出願が優先権を主張するイタリア特許出願PD2002A000246号における開示は、引用によってこの明細書に組み入れられる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図1は、この発明の第1実施形態に係る構造を有している靴用の防水性・通気性底革の縦断面図である。
【図2】図2は、図1の底革における細部の拡大断面図である。
【図3】図3は、図1の底革の変形例における細部の拡大断面図である。
【図4】図4は、図3の変形例における構成要素の分解図である。
【図5】図5は、この発明の構造上の変形例に係る構造を有している靴用の防水性・通気性底革の縦断面図である。
【図6】図6は、この発明の第2実施形態に係る構造を有している靴用の防水性・通気性底革の分解縦断面図である。
【図7】図7は、組み付けられた状態にある図6の底革の縦断面図である。
【図8】図8は、図6および図7の底革が設けられた靴の底部斜視図である
【図9】図9は、図7の細部の拡大断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくともプレセットずみマクロ部分(11,111)ではネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から作られている支持層(10,110)と、
不透水性・透湿性の材料から作られていて、ネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から作られた最低限1つの前記少なくともプレセットずみマクロ部分(11,111)において前記支持層(10,110)の上方に該マクロ部分を覆って接合された膜(13,113)と、
プラスチック材料から作られていて、ネット、フェルト、または他の広範囲有孔材料から作られた最低限1つの前記少なくともプレセットずみマクロ部分(11,111)に最低限1つの貫通状マクロ孔(16,116)がある接地部(15,115)とを備え、
前記接地部(15,115)は、ネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から作られた最低限1つの前記マクロ部分(11,111)の少なくとも周辺で前記膜(13,113)および前記支持層(10,110)に密封状に接合されていることを特徴とする構造を有している、靴用の防水性・通気性底革。
【請求項2】
前記支持層(10,110)は、ネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から作られた最低限1つの前記マクロ部分(11,111)に関して区別されている部分では、細目メッシュ、皮革、または他の類似材料によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の底革。
【請求項3】
防水性・透湿性材料から作られた前記膜(13,113)は、その上方に存在しかつ合成材料から作られた、それを支持するための細目メッシュ(14,114)とともに積層されていることを特徴とする請求項1に記載の底革。
【請求項4】
前記膜(13,113)は、当接領域では、接着剤のスポットによって前記支持層(10,110)に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の底革。
【請求項5】
前記支持層(110)は、上方領域では前記膜(113)によって覆われた単一の広いマクロ部分(111)を構成するメッシュ、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から全体が作られており、かつ、プラスチック材料から作られた前記接地部(115)は、前記支持層(110)に組み付けられて、前記膜(113)に少なくともその周辺領域で密封状に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の底革。
【請求項6】
前記接地部(115)は、周辺部(115a)を除いて足の裏全体に実質的に作用する単一の広い貫通状マクロ孔(116)を実質的に1つ有しており、前記マクロ孔(116)は、地面に当接するための表面を周辺部(115a)とともに構成する突出部(115b)によって境界が画されていることを特徴とする請求項5に記載の底革。
【請求項7】
前記接地部(15,115)は、これを金型の中で前記支持層(10,110)の上に直接射出し、射出したものを、ネットのメッシュを通して、または、厚さが周辺で薄くされ、前記膜(13,113)へ到達するように周辺に孔が開けられるかまたはネットで縁取られたフェルトのメッシュを通して、少なくとも周辺で侵入させ、かつ、前記膜(13,113)に密封状に接合することによるものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の底革。
【請求項8】
ネットのメッシュまたはフェルトのメッシュを通して侵入させて、下側の接地部(15)と上側の膜(13)とを一体状かつ密封状に接合するために、前記支持層(10)の上に接着剤の周辺層(17)が広げられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の底革。
【請求項9】
支持層(10)と膜(13)との間または接地部(15)と支持層(10)との間にPVCあるいはPUから作られたフィルム(18)が配置され、これらの構成要素を一体状に接合するために、フィルム(18)を溶融させるとともに溶融したものをネットのメッシュまたはフェルトのメッシュを通して侵入させるように高周波溶接が施されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の底革。
【請求項10】
前記支持層(10)と前記膜(13)との間にPVCあるいはPUから作られたフィルム(18)が高周波溶接によって配置され、その組付体が前記接地部(15)に接着されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の底革。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか1つに記載の底革を備え、組付中底(124)に組み付けられ、かつ、この中底の周辺領域で前記底革に接合された甲革(120)を備えてなることを特徴とする靴。
【請求項12】
前記組付中底(124)、前記甲革(120)および前記底革の間における接合は、接着または高周波溶接によってもたらされていることを特徴とする請求項11に記載の靴。
【請求項13】
前記組付中底(124)は、下方領域で、広範囲有孔EVA、ココナツ繊維などのような材料から作られた充填層(122)に接合されていることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の靴。
【請求項14】
通気性材料または広範囲有孔材料から作られた内底(119)が前記組付中底(124)の上方に配置されていることを特徴とする請求項11〜請求項13のいずれか1つに記載の靴。
【請求項15】
前記内底(119)は、下方領域で、ポリエチレンなどから作られて広範囲に孔が開けられかつ解剖学的に形作られている吸収層(119a)に接合されていることを特徴とする請求項14に記載の靴。
【請求項16】
少なくともプレセットずみマクロ部分(111)ではネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から作られている支持層(110)と、
不透水性・透湿性の材料から作られていて、ネット、フェルトまたは他の広範囲有孔材料から作られた最低限1つの前記少なくともプレセットずみマクロ部分(111)において前記支持層(110)の上方に該マクロ部分を覆って接合された膜(113)と、
プラスチック材料から作られていて、メッシュ、フェルト、または他の広範囲有孔材料から作られた最低限1つの前記少なくともプレセットずみマクロ部分(111)に最低限1つの貫通状マクロ孔(116)がある接地部(115)とを備えてなる靴であって、
下方領域で広範囲有孔EVAなどのような材料から作られた層(122)に接合された組付中底(124)に組み付けられている甲革(120)を備え、その層(122)は、前記マクロ部分(111)に関して周辺で前記膜(113)の上方から前記甲革(120)への前記膜(113)の密封状高周波溶接のための手段を構成し、前記接地部(115)は、周辺でその組付体に接着されていることを特徴とする靴。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2006−500128(P2006−500128A)
【公表日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−538942(P2004−538942)
【出願日】平成15年9月18日(2003.9.18)
【国際出願番号】PCT/EP2003/010395
【国際公開番号】WO2004/028284
【国際公開日】平成16年4月8日(2004.4.8)
【出願人】(502346105)ジェオックス エス.ピー.エー. (27)
【氏名又は名称原語表記】GEOX S.p.A.
【住所又は居所原語表記】Via Feltrina Centro 16,31044 MONTEBELLUNA(Treviso),Localita Biadene,ITALY
【Fターム(参考)】