説明

音楽再生装置及び音楽配信システム

【課題】 サーバから受信した楽曲ファイルを他のユーザも試聴可能とする。
【解決手段】 ユーザは携帯電話3を用いてサーバ2にアクセスし、楽曲ファイルを購入し、この購入ファイル51をメモリ28に記憶させ、サーバ2の運営者から供給されメモリ28に記憶された試聴ファイル制作アプリケーション42により暗号化試聴ファイル52を制作し、電子メールに添付して友人に送信する。電子メールを受信した友人は、サーバ2の運営者から供給されメモリ28に記憶された暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション43により、電子メールに添付された暗号化試聴ファイル52を再生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、楽曲ファイルを送信するサーバと受信した楽曲ファイルを再生する音楽再生装置からなる音楽配信システムにおいて、受信した楽曲ファイルから他の音楽再生装置で試聴可能な試聴用楽曲ファイルを作成する音楽再生装置及びこれを含む音楽配信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の音楽配信システムにおいては、ユーザが音楽再生装置等の端末からサーバにアクセスし楽曲ファイルを購入する操作を行うと、サーバにおいて課金処理が行われサーバから端末へ楽曲ファイルがダウンロードされる。また、ユーザが楽曲ファイルを購入する前の試聴には、サーバから端末へ試聴用楽曲ファイルをダウンロードしながら再生するストリーム配信技術が用いられている。このストリーム配信技術は、ユーザが端末に試聴用楽曲ファイルを保存することができず、サーバにアクセスしたユーザがサーバにアクセスしたときだけ試聴用楽曲ファイルを再生することができるというものである。
【0003】
また、暗号化されたコンテンツ本体と利用権ファイルを分離した「超流通」と呼ばれる技術による音楽配信システムも存在する。この技術によれば、楽曲ファイル等のコンテンツ本体は暗号化されており、ユーザはどのようなルートでコンテンツ本体を入手してもよい。ユーザは、コンテンツ本体の他にこのコンテンツ本体に対する利用権ファイルをサーバから入手し専用のアプリケーションを用いるとコンテンツ本体の利用、例えば楽曲ファイルの再生等をすることができる。
例えば、コンテンツ本体のファイル容量が非常に大きい場合、電子メールに添付して友人に送信することは困難である。しかし、上記の技術によれば、友人が別ルートでコンテンツ本体を入手し、サーバへアクセスして利用権ファイルを入手するとコンテンツ本体を利用することができる。ここで、利用権ファイルとしてユーザへ送信される情報は、サーバにおいてサーバ管理者によって予め設定される。
なお、従来技術として特許文献1が知られている。
【特許文献1】特開2001−028786号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、音楽配信システムから受信した楽曲ファイルはファイル容量が大きいため、例えば電子メールに添付して複数の友人へ送信するには適していない。このため、購入した楽曲ファイルが良い曲であることを友人に説明することはできても試聴させることはできないので、友人は自分の端末からサーバへアクセスし、該当する楽曲ファイルを探して購入する必要があった。ユーザは友人等の他のユーザにこのような煩雑な手続きをとらせなければ自分が購入した楽曲ファイルを聞かせることができないため、音楽の好みに関するコミュニケーションを円滑に図ることができず、うわさ、評判などを口伝えに広める「口コミ」による楽曲ファイルの購入が期待できなかった。
【0005】
また、上記の超流通技術による音楽配信システムにおいては、コンテンツ本体は様々なルートで入手することはできても利用権を購入する前に再生することはできず、試聴に関しては上記の音楽配信システムと同様にストリーム配信技術が用いられていた。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、サーバから受信した楽曲ファイルを他のユーザも試聴可能とする音楽再生装置及び音楽配信システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、楽曲ファイルを提供可能なサーバから楽曲ファイルを受信する受信手段と、前記受信した楽曲ファイルから試聴用楽曲ファイルを作成する作成手段と、前記作成した試聴用楽曲ファイルを他の音楽再生装置に送信する手段と、を有することを特徴とする音楽再生装置である。
【0007】
請求項2に記載の発明は、楽曲ファイルを送信するサーバと、前記サーバから受信した楽曲ファイルから試聴用楽曲ファイルを作成し、前記作成した試聴用楽曲ファイルを他の音楽再生装置に送信する第1の音楽再生装置と、前記第1の音楽再生装置から受信した試聴用楽曲ファイルから楽音を再生する第2の音楽再生装置と、を有することを特徴とする音楽配信システムである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の音楽配信システムにおいて、前記試聴用楽曲ファイルは暗号化されており、前記第2の音楽再生装置は前記試聴用楽曲ファイルを復号化する復号化情報を保持したサーバから前記復号化情報を受信し、前記試聴用楽曲ファイルを復号化して楽音を再生することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、サーバから楽曲ファイルを受信した携帯電話等の音楽再生装置において試聴用楽曲ファイルを作成するので、友人等の他のユーザにお気に入りの楽曲を容易に紹介することができる。すなわち、ユーザが購入した楽曲ファイルを気に入ったときに、試聴用楽曲ファイルを生成して電子メールに添付して送信することができ、その試聴用楽曲ファイルを友人等の他のユーザに配布することによって、自分の好みを説明したりするコミュニケーションを円滑に進め、手間のかからない試聴による「口コミ」販売を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。図2は、この実施形態における音楽配信システム1の概要図である。音楽配信システム1は、楽曲ファイルが記憶されたデータベース203aを有するサーバ203、及び、サーバ203から楽曲ファイルを受信して再生する音楽再生装置であるパーソナルコンピュータ端末201、206が公衆通信網202に接続され、同様に、サーバ203から楽曲ファイルを受信して再生する音楽再生装置である移動端末205、207が基地局204を介して公衆通信網202に接続されている。パーソナルコンピュータ端末201はディスプレイ201a、スピーカ201bを有する。パーソナルコンピュータ端末206についても同様である。また、移動端末205は表示部205a、スピーカ205b、マイク205cを有する。移動端末207についても同様である。
【0011】
次に、図1を参照して上述した音楽配信システム1の各部の構成を説明する。図1は、音楽配信システム1の構成を示すブロック図である。サーバ2は図2のサーバ203に対応し、ハードディスク12には図2のデータベース203aが構築される。また、携帯電話3は図2の移動端末205又は207に対応し、表示部27は図2の表示部205a、スピーカ25は図2のスピーカ205b、マイク24は図2のマイク205cにそれぞれ対応する。また、通信ネットワーク4は図2の公衆通信網202に対応し、基地局5は図2の基地局204に対応する。
なお、図2のパーソナルコンピュータ端末201、206は、携帯電話3と異なり電波信号を送受信する機能、音声通話を行う機能、音声を入力するマイク等を有しないものもあるが、音楽再生装置としての構成及び動作は図1の携帯電話3と同様であるため、以下、音楽再生装置としては携帯電話3を例に構成及び動作を説明する。
【0012】
図1のサーバ2は、通信ネットワーク4を介して携帯電話3と通信するための通信部11、携帯電話3へ送信される楽曲ファイル及び携帯電話3において試聴を行うときに送信される配信ファイル53(図3)が記憶されるハードディスク12、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)等からなるメモリ13、キーボード、マウス等からなる操作部14、ディスプレイ等の表示部15、CPU(中央演算処理装置)16から構成される。
通信ネットワーク4は、例えばインターネット等の公衆通信網である。
基地局5は、携帯電話3と無線で接続し、通信ネットワーク4を介してサーバ2と携帯電話3との間で送受信されるデータを中継する。
【0013】
携帯電話3の通信部21は、音声通話又はデータ通信に用いられる。この通信部21は、アンテナ22を介して基地局5との間で電波信号の送受信、送受信信号の変復調、CPU29又はDSP(デジタル信号処理装置)32との間のデータ入出力を行う。ここで、復調によって得られる文字データ、記号データ等についてはバスラインを介してCPU29へ出力し、音声データは信号処理部23のDSP32へ出力する。また、CPU29から出力される文字データ等及びDSP32から出力される音声データを変調する。
【0014】
信号処理部23は、DSP32及びコンバータ31から構成される。
コンバータ31はマイク24から入力される音声信号をデジタルの音声データに変換してDSP32に入力し、また、DSP32から出力されるデジタルの音声データをアナログ信号に変換してスピーカ25へ出力する。
DSP32は、コンバータ31から出力されるデジタルの音声データを圧縮して通信部21へ出力し、また、通信部21から出力される圧縮されたデジタルの音声データを伸張してコンバータ31へ出力する。また、CPU29が楽曲ファイルを再生するときに出力される楽音データをデジタルの音声データに変換してコンバータ31へ出力する。
【0015】
操作部26は、テンキー及びファンクションキーからなる。表示部27は、CPU29から出力される表示用の信号に基づいて画像や文字等を表示する液晶ディスプレイである。CPU29は、メモリ28に記憶されたプログラムに基づき各部を制御する。
メモリ28は、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成される。ROMは、CPU29が実行するプログラム及び定数データを記憶する。RAMは、CPU29の処理におけるデータを一時的に記憶する。また、楽曲ファイルの再生、及び、試聴用楽曲ファイルの制作、再生に関する図3に示す各種アプリケーション、及び、各種ファイル、すなわち、楽曲ファイル再生アプリケーション41、試聴ファイル制作アプリケーション42、暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション43、購入した楽曲ファイルである購入ファイル51、購入ファイル51から試聴ファイル制作アプリケーション42により制作された暗号化試聴ファイル52が記憶される。
【0016】
以下、上記の楽曲ファイル再生アプリケーション41、試聴ファイル制作アプリケーション42、暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション43について説明する。これらはサーバ2を運営するプロバイダから供給される。
楽曲ファイル再生アプリケーション41は、サーバ2から受信した楽曲ファイルを携帯電話3で再生するためのアプリケーションである。サーバ2から受信しメモリ28に記憶された楽曲ファイルは所定の形式にエンコードされているので、楽曲ファイル再生アプリケーション41はこれをデコードして生成された楽音データをDSP32に出力する。
【0017】
試聴ファイル制作アプリケーション42は、楽曲ファイルから試聴用楽曲ファイルを生成し、これを暗号化して暗号化試聴ファイル52を制作するアプリケーションである。試聴用楽曲ファイルは試聴に適した形式の楽曲ファイルであり、制作の仕方としては、例えば、楽曲のサビの部分等、楽曲ファイルの一部を抽出して試聴用楽曲ファイルとする、楽曲ファイルを圧縮して品質を落としたものを試聴用楽曲ファイルとする、等がある。次に、この試聴用楽曲ファイルを暗号化する。暗号化は、例えば、試聴ファイル制作アプリケーション42に予め格納された暗号鍵を用いて行う。このように制作された暗号化試聴ファイル52は、楽曲ファイルを購入したユーザが不特定多数に再配布することができる。
なお、上記のように試聴用楽曲ファイルを制作せずに、携帯電話3の間でストリーム配信により試聴を行ってもよい。この場合、楽曲ファイルを再生するためのデータを送信する側と受信して試聴する側の携帯電話3のメモリ28に、それぞれストリーム配信用のサーバソフトとクライアントソフトを予め記憶しておき、これらを起動してストリーム配信を行う。この場合は前述のように試聴する側の携帯電話3において楽曲ファイルを保存することはできない。
【0018】
暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション43は、試聴ファイル制作アプリケーション42により制作された暗号化試聴ファイル52を再生することができるアプリケーションであり、他のアプリケーションを用いて暗号化試聴ファイル52を再生することはできない。暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション43は、まず、暗号化試聴ファイル52の復号化情報が含まれる配信ファイル53(図3)をサーバから受信して復号化を行う。復号化情報とは、例えば、暗号化試聴ファイル52を復号化する復号鍵である。試聴ファイル制作アプリケーション42に予め格納された暗号鍵とこの復号鍵は、例えば、暗号化に用いる鍵と復号化に用いる鍵を異なる鍵とするため、公開鍵暗号方式による公開鍵と秘密鍵をそれぞれ暗号鍵と復号鍵として用いてもよい。
復号化された試聴用楽曲ファイルの再生は、楽曲ファイル再生アプリケーション41における再生と同様に、メモリ28に記憶された楽曲ファイルをデコードして生成された楽音データをDSP32に出力することにより行う。
【0019】
なお、試聴ファイル制作アプリケーション42により暗号化試聴ファイル52を制作するときに、暗号化試聴ファイル52が制作された元の楽曲ファイルをサーバ2から購入するためのURL、暗号化試聴ファイル52を制作したユーザのID等を暗号化試聴ファイル52に購入補助情報として格納してもよい。この購入補助情報の利用の仕方としては、暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション43により暗号化試聴ファイル52が再生されるときにこの購入補助情報を携帯電話3の表示部27に表示する、あるいは、暗号化試聴ファイル52を受信して試聴した友人等が元の楽曲ファイルを購入したときに、この購入補助情報から暗号化試聴ファイル52を制作したユーザのIDを取得してサーバ2へ送信することにより、この暗号化試聴ファイル52を制作したユーザ、すなわち、暗号化試聴ファイル52が制作された元の楽曲ファイルを購入し、この楽曲ファイルを友人等に紹介したユーザに特典等を提供する等がある。
なお、上記では試聴ファイル制作アプリケーション42及び暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション43において、それぞれ試聴用楽曲ファイルの暗号化及び復号化を行っているが、暗号化及び復号化を行わずに、それぞれ試聴用楽曲ファイルの制作及び再生のみ行ってもよい。この場合、試聴用楽曲ファイルを再生するときにサーバ2から配信ファイル53を受信する必要はなくなるが、例えば、暗号化試聴ファイル52を受信した友人等が試聴を行った場合に、上記と同様にその楽曲を友人等に紹介したユーザに特典等を提供するようなサービスを行うことが困難となる。
【0020】
次に、図3を参照して、上述した音楽配信システム1の動作を説明する。
ユーザは予めサーバ2を運営するプロバイダのサーバから、楽曲ファイル再生アプリケーション41、試聴ファイル制作アプリケーション42をダウンロードして、携帯電話3のメモリ28に格納しておく。
まず、図3(a)に示すように、ユーザがサーバ2において楽曲ファイルを購入して携帯電話3にダウンロードし、この購入ファイル51をメモリ28に記憶し、楽曲ファイル再生アプリケーション41により再生する。ユーザは購入した楽曲ファイルが気に入ったので、仲の良い友人に楽曲ファイルを送信してコミュニケーションしたいと考えたとする。
【0021】
このときユーザは、図3(b)に示すように、メモリ28に記憶された購入ファイル51から、試聴ファイル制作アプリケーション42により暗号化試聴ファイル52を制作する。そして、例えば、制作した暗号化試聴ファイル52を電子メールに添付して友人へ送信する。
【0022】
この電子メールを受信した友人は、自分の携帯電話3のメモリ28に暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション43が格納されていない場合は、サーバ2を運営するプロバイダのサーバからダウンロードして格納する。
そして、図3(c)に示すように、暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション43により、電子メールに添付された暗号化試聴ファイル52を再生する。暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション43は前述のように、まず、サーバ2にアクセスし、暗号化試聴ファイル52を復号化する情報が含まれる配信ファイル53を取得し、試聴用楽曲ファイルを復号化して再生する。
【0023】
なお、超流通技術による音楽配信システムの場合には、サーバ2の運営者が楽曲ファイルを購入したユーザにテンポラリな試聴用の利用権ファイルの発行を許すアプリケーションをさらに提供し、楽曲ファイルを購入したユーザから暗号化試聴ファイル52と試聴用の利用権ファイルを受信した他のユーザが暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション43により再生可能としてもよい。
また、楽曲ファイルを購入したユーザが利用権ファイルを管理するサーバに対して指定したユーザ例えば友人への利用権ファイルの送信を依頼し、この友人が楽曲ファイルを購入したユーザから暗号化試聴ファイル52を受信して再生するときに、暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション43が自動的にサーバ2にアクセスして試聴用の利用権ファイルをダウンロードして再生を開始するようにしてもよい。
【0024】
なお、上述の実施形態では、サーバ2は楽曲ファイルを提供する機能と、復号化情報の配信ファイルを提供する機能を1台として説明したが、これに限らず別々にサーバを設けてもよいことは明らかである。
また、楽曲ファイル再生アプリケーション41と、試聴ファイル制作アプリケーション42と、暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション43は別々のアプリケーションでも一体のアプリケーションでもよい。
また、試聴用楽曲ファイルの暗号化は楽曲の一部のみを暗号化してもよい。
また、サーバ2から送信される購入ファイル51は暗号化されていてもよい。この場合、一旦復号化してから暗号化試聴ファイル52を作成するが、この時の暗号化は購入ファイル51に対する暗号化鍵と異なるものを用いてもよいし、暗号化方式自体も異なったものであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明は、楽曲ファイルの試聴を可能とする音楽配信システムに用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施形態による音楽配信システム1の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態による音楽配信システム1の概要図である。
【図3】音楽配信システム1の動作を示す図である。
【符号の説明】
【0027】
1…音楽配信システム、2…サーバ、3…携帯電話、4…通信ネットワーク、5…基地局、11…通信部、12…ハードディスク、13…メモリ、14…操作部、15…表示部、16…CPU、21…通信部、22…アンテナ、23…信号処理部、24…マイク、25…スピーカ、26…操作部、27…表示部、28…メモリ、29…CPU、41…楽曲ファイル再生アプリケーション、42…試聴ファイル制作アプリケーション、43…暗号化試聴ファイル専用再生アプリケーション、51…購入ファイル、52…暗号化試聴ファイル、53…配信ファイル、201、206…パーソナルコンピュータ端末、201a…ディスプレイ、201b…スピーカ、202…公衆通信網、203…サーバ、203a…データベース、204…基地局、205、207…移動端末、205a…表示部、205b…スピーカ、205c…マイク


【特許請求の範囲】
【請求項1】
楽曲ファイルを提供可能なサーバから楽曲ファイルを受信する受信手段と、
前記受信した楽曲ファイルから試聴用楽曲ファイルを作成する作成手段と、
前記作成した試聴用楽曲ファイルを他の音楽再生装置に送信する手段と、
を有することを特徴とする音楽再生装置。
【請求項2】
楽曲ファイルを送信するサーバと、
前記サーバから受信した楽曲ファイルから試聴用楽曲ファイルを作成し、前記作成した試聴用楽曲ファイルを他の音楽再生装置に送信する第1の音楽再生装置と、
前記第1の音楽再生装置から受信した試聴用楽曲ファイルから楽音を再生する第2の音楽再生装置と、
を有することを特徴とする音楽配信システム。
【請求項3】
前記試聴用楽曲ファイルは暗号化されており、
前記第2の音楽再生装置は前記試聴用楽曲ファイルを復号化する復号化情報を保持したサーバから前記復号化情報を受信し、前記試聴用楽曲ファイルを復号化して楽音を再生することを特徴とする請求項2に記載の音楽配信システム。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2006−234881(P2006−234881A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−45301(P2005−45301)
【出願日】平成17年2月22日(2005.2.22)
【出願人】(000004075)ヤマハ株式会社 (5,930)
【Fターム(参考)】