頸椎支持・高さ調節枕
【課題】 睡眠用枕のより高い安定性と簡便で確実な高さ調整手段を得ることによって、頚椎部分の快適な支持により、快適な睡眠状態を得ること。
【解決手段】 頸椎支持・高さ調節枕１０は、通常の素材から形成されている頭部パック１と、この頭部パック１の身体側に配置された頚椎パック２と、その両側に横寝用パック３を布製のカバー４によってカバーしたもので、それぞれのパック位置がずれないように、全体が覆われている。頭部パック１の後端に垂直固定部分５を設け、頚椎パック２は前後分離され、さらに、頚椎パック２の高さは、シート材を頚椎パック２の下に重ねることで調整する。
【解決手段】 頸椎支持・高さ調節枕１０は、通常の素材から形成されている頭部パック１と、この頭部パック１の身体側に配置された頚椎パック２と、その両側に横寝用パック３を布製のカバー４によってカバーしたもので、それぞれのパック位置がずれないように、全体が覆われている。頭部パック１の後端に垂直固定部分５を設け、頚椎パック２は前後分離され、さらに、頚椎パック２の高さは、シート材を頚椎パック２の下に重ねることで調整する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、睡眠用枕とくに、頭部支持パックと頚椎部支持パックを布カバーによって一体的に覆った頸椎支持・高さ調節枕に関する。
【背景技術】
【０００２】
人体にとって、頚椎は身体の構造上、脊柱の最上部に位置し、椎骨と呼ばれる頭を支える７つの首の骨が組み合わされ、その中に神経があり、周辺を血管、筋肉が取り巻いている。そして、この頚椎は機能的には、生命を営むために重要な脳と身体を結ぶ神経の伝達通路であって、運動神経、知覚神経、自律神経は悉くこの頚椎を経由して全身へ分布している。そのため、頚椎のどこかに強い圧力が加わつたり障害があつたりすると、その頚椎の支配する部分に傷みや、コリなどといった不快な症状が現れてくる。
【０００３】
枕は睡眠中、頭部を心地よく支え、かつ頚椎をリラックスさせる役目を持っている。 しかし、気付かず身体構造とくに頚椎箇所に合わない枕をしていると、頚椎やその周辺にストレスがかかり、神経や筋肉などに大きな影響を与える。中でも、自律神経は影響を受けやすく、頚椎の圧迫により筋肉が圧迫され血行が悪くなり、肩こりや筋肉の痛みを感じたり、また、圧迫により気道が狭められ、いびきの原因になつたりするさまざまな障害が起きる。
【０００４】
本願出願人は、先に特許文献１に示す登録実用新案第３０６６０８６号において睡眠用枕として、頚椎を適切に支持でき、快適な睡眠状態が得られる枕を開示した。
【０００５】
この枕は、図５に示すように頭部を支持する頭部パック１と、この頭部パック１の身体側に頚椎パック２を配置し、これを布カバー４によって、それぞれのパック相互間を分離した状態で、全体を一体的に覆ったもので、この横方向に長い頚椎パックを三つに区切って形成し、各々の区切り部分を高さと硬さを充填材の充填量を調整することによって自在に調整して、快適な睡眠姿勢を得ようとするものである。
【０００６】
そして、図６に示すように、睡眠状態では、頚椎パック２が頚椎に適度に当たり、これによって快適な睡眠状態を得ようとするものである。
【０００７】
ところが、この先に提案した睡眠枕は、枕の安定性が不十分で、且つ、高さの調整が難しく、利用者の後頭部の形状に合致した快適な睡眠状態を得るのが困難であった。
【０００８】
また、特許文献２には、通常の一体物の枕において、本体の上面にシート材を複数枚重ね、これをカバー布で被うことで、枕の高さを小刻みに調整することが記載されている。ところが、この高さ調整シートは、枕の上面に載置され、これを表面被覆材で被うことで固定しているため、安定性が悪く、ずれるため、本願発明が対象とする上記頭部パックに頚椎パック２を配置した枕には、そのまま適用することはできない。
【特許文献１】登録実用新案第３０６６０８６号公報
【特許文献２】特開２００１−１６９８８７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００９】
本発明の目的は、先に登録実用新案第３０６６０８６号公報において提案した睡眠用枕の改良に係るもので、係る睡眠用枕の頚椎パックの安定性を得るとともに、簡便で確実な高さ調整手段を得ることによって、頚椎部分の快適な支持により、快適な睡眠状態を得ようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
本発明は、頭部を支持する頭部パックと、この頭部パックの身体側に頚椎部分をシートを介して支持した頚椎パックを配置し、且つ、布カバーによってパック相互間を分離した状態で、全体を一体的に覆った頸椎支持・高さ調節枕であって、頚椎パックを頭部パックの方向に分離した分離頚椎パックとし、これによって頚椎パックを安定させるとともに頚椎パックによる押圧の偏りを防止するものである。
【００１１】
また、頚椎パックの両側には、頚椎パックよりも僅かに高い高さの横寝の際に使用する横寝パックを配置して、頚椎パックの横方向へのずれを防止することができる。
【００１２】
さらに、頚椎パックの安定性を高めるためには、頚椎パックを頭部パックにできるだけ密着させるのがよく、そのためには、頭部パックの頚椎パック側の端面をできるだけ垂直面とする。これによって、頭部パックと頚椎パックとをできるだけ近接して使用時の相互のずれを防止することができる。
【００１３】
また、それぞれのパックは、全体として頸椎支持・高さ調節枕を構成する大きさと所要の形状を有する布袋に、その用途箇所に応じて、利用者の好みに応じて、柔らかめの枕とするためには、通常、球状わたと称せられるポリエステル製粒を、また、硬めの枕とするためには、ポリエチレン製の短小パイプ、そばガラ、綿花、ヒノキ粒等を使用できる。
【００１４】
また、パックの用途に応じて、例えば、頭部パックと横寝パックには綿を充填し、例えば、頚椎パックは、硬めにする等、種々組み合わせることができる。
【発明の効果】
【００１５】
頚椎パックの安定性を改善でき、また、利用者自身が簡便に高さの調整が可能で、より快適な睡眠状態をもたらすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１６】
以下、実施例に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
【実施例】
【００１７】
図１は、本発明の頸椎支持・高さ調節枕に係る実施例の斜視図を示す。同図において、頸椎支持・高さ調節枕１０は、通常の素材から形成されている頭部パック１と、この頭部パック１の身体側に配置された頚椎パック２と、その両側に配置された横寝用パック３からなる。そして、それぞれのパック１、２、３は、布製のカバー４によって、それぞれのパック位置がずれないように、全体が覆われている。５は頭部パック１をカバー４内に固定し、頚椎パック２側との接触面を大きくし、頚椎パック２とを近接した状態に保持するために全体の半分以下の高さに形成した垂直部分を示す。また、６は布製カバー４の裏面に設けられた開放用のチャックであって、頚椎パック２を取り出し、その底面に配置する高さ調整用シートを出し入れする際に使用される。
【００１８】
図２は、図１に示す布製のカバー４内に配置されるそれぞれのパック１、２、３と高さ調整用シート７の外観を示す。
【００１９】
同図に示す頭部パック１は、頚椎パックが配置される面を比較的硬い布地を用いて垂直面を形成した布袋に球状わたを充填して、その表面の硬さを通常の枕の硬さに調整したもので、通常枕カバー内に固定される。
【００２０】
頚椎パック２は、頭部パック１のほぼ１／３の巾に形成された布製袋内に充填物として、ポリエチレン製の短小パイプを充填して表面を少々硬めに形成したものである。さらに、その布製袋を枕の縦方向のほぼ３分の１を分離することによって、それぞれに充填物を充填した分離部分２１、２２を有するパックを形成し、これによって、頚椎パック内の充填物の移動を防ぎ、枕に乗せた頭の第１頚椎位置を安定させる。
【００２１】
また、頚椎パック２の両側に配置される横寝用パック３は、頭部パック１と同程度に柔らかめに球状わたを充填したもので、頭を横向きにして就寝したときも快適な睡眠が得られるようになっている。
【００２２】
調整用シート７は、図１に示す布カバーをチャック６によって開放して、頚椎パック２と横寝用パック３を取り出し、布カバーの底に積み重ねて、積み重ね枚数によってその上に載置される頚椎パック２の高さを利用者の後頭部の形状に合わせて調整するためのもので、発泡ポリエステル製軟質シートからなり、それぞれが０．５ｃｍの厚みに設定されている。
【００２３】
図３は、図１のＡ−Ａ線から見た断面によって、布カバー４に覆われた頚椎パック２とその両側に配置された横寝用パック３の配置状態を示す。同図に示すように、両側の横寝用パック３は、中央の頚椎パック２よりも１．５ｃｍ程度高く設定されている。
【００２４】
図４は、図１のＢ−Ｂ線から見た断面によって、頭部パック１と頚椎パック２の配置状態を示す。同図に示すように、頭部パック１と頚椎パック２は頭部パック１の後端に形成された垂直部分５を介して連続して配置され、そして、頚椎パック２は、前後の部分２１と２２に分離されている。したがって、頚椎パック２内の充填材の移動は少なく、その上に載置される利用者の頭部は安定したものとなり、安眠状態が得られる。
【産業上の利用可能性】
【００２５】
本発明の頸椎支持・高さ調節枕は、その使用によって血行が良くなり、いびき、首筋のコリ、首や頭の痛みなどを防止できるので、一般家庭用のみならず、長期療養者用の枕としても好適である。
【図面の簡単な説明】
【００２６】
【図１】本発明の頸椎支持・高さ調節枕に係る実施例の斜視図を示す。
【図２】本発明の頸椎支持・高さ調節枕するパックと高さ調整用シートの外観を示す。
【図３】図１のＡ−Ａ線から見た断面図である。
【図４】図１のＢ−Ｂ線から見た断面図である。
【図５】従来の頚椎パック付き枕の構成図を示す。
【図６】頚椎パック付き枕の使用状態を示す。
【符号の説明】
【００２７】
１０ 本発明の頸椎支持・高さ調節枕
１ 頭部パック
２ 頚椎パック
２１、２２ 分離部分
３ 横寝用パック
４ 布製のカバー
５ 垂直固定部材
６ 開放用のチャック
７ 高さ調整用シート
【技術分野】
【０００１】
本発明は、睡眠用枕とくに、頭部支持パックと頚椎部支持パックを布カバーによって一体的に覆った頸椎支持・高さ調節枕に関する。
【背景技術】
【０００２】
人体にとって、頚椎は身体の構造上、脊柱の最上部に位置し、椎骨と呼ばれる頭を支える７つの首の骨が組み合わされ、その中に神経があり、周辺を血管、筋肉が取り巻いている。そして、この頚椎は機能的には、生命を営むために重要な脳と身体を結ぶ神経の伝達通路であって、運動神経、知覚神経、自律神経は悉くこの頚椎を経由して全身へ分布している。そのため、頚椎のどこかに強い圧力が加わつたり障害があつたりすると、その頚椎の支配する部分に傷みや、コリなどといった不快な症状が現れてくる。
【０００３】
枕は睡眠中、頭部を心地よく支え、かつ頚椎をリラックスさせる役目を持っている。 しかし、気付かず身体構造とくに頚椎箇所に合わない枕をしていると、頚椎やその周辺にストレスがかかり、神経や筋肉などに大きな影響を与える。中でも、自律神経は影響を受けやすく、頚椎の圧迫により筋肉が圧迫され血行が悪くなり、肩こりや筋肉の痛みを感じたり、また、圧迫により気道が狭められ、いびきの原因になつたりするさまざまな障害が起きる。
【０００４】
本願出願人は、先に特許文献１に示す登録実用新案第３０６６０８６号において睡眠用枕として、頚椎を適切に支持でき、快適な睡眠状態が得られる枕を開示した。
【０００５】
この枕は、図５に示すように頭部を支持する頭部パック１と、この頭部パック１の身体側に頚椎パック２を配置し、これを布カバー４によって、それぞれのパック相互間を分離した状態で、全体を一体的に覆ったもので、この横方向に長い頚椎パックを三つに区切って形成し、各々の区切り部分を高さと硬さを充填材の充填量を調整することによって自在に調整して、快適な睡眠姿勢を得ようとするものである。
【０００６】
そして、図６に示すように、睡眠状態では、頚椎パック２が頚椎に適度に当たり、これによって快適な睡眠状態を得ようとするものである。
【０００７】
ところが、この先に提案した睡眠枕は、枕の安定性が不十分で、且つ、高さの調整が難しく、利用者の後頭部の形状に合致した快適な睡眠状態を得るのが困難であった。
【０００８】
また、特許文献２には、通常の一体物の枕において、本体の上面にシート材を複数枚重ね、これをカバー布で被うことで、枕の高さを小刻みに調整することが記載されている。ところが、この高さ調整シートは、枕の上面に載置され、これを表面被覆材で被うことで固定しているため、安定性が悪く、ずれるため、本願発明が対象とする上記頭部パックに頚椎パック２を配置した枕には、そのまま適用することはできない。
【特許文献１】登録実用新案第３０６６０８６号公報
【特許文献２】特開２００１−１６９８８７号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００９】
本発明の目的は、先に登録実用新案第３０６６０８６号公報において提案した睡眠用枕の改良に係るもので、係る睡眠用枕の頚椎パックの安定性を得るとともに、簡便で確実な高さ調整手段を得ることによって、頚椎部分の快適な支持により、快適な睡眠状態を得ようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
本発明は、頭部を支持する頭部パックと、この頭部パックの身体側に頚椎部分をシートを介して支持した頚椎パックを配置し、且つ、布カバーによってパック相互間を分離した状態で、全体を一体的に覆った頸椎支持・高さ調節枕であって、頚椎パックを頭部パックの方向に分離した分離頚椎パックとし、これによって頚椎パックを安定させるとともに頚椎パックによる押圧の偏りを防止するものである。
【００１１】
また、頚椎パックの両側には、頚椎パックよりも僅かに高い高さの横寝の際に使用する横寝パックを配置して、頚椎パックの横方向へのずれを防止することができる。
【００１２】
さらに、頚椎パックの安定性を高めるためには、頚椎パックを頭部パックにできるだけ密着させるのがよく、そのためには、頭部パックの頚椎パック側の端面をできるだけ垂直面とする。これによって、頭部パックと頚椎パックとをできるだけ近接して使用時の相互のずれを防止することができる。
【００１３】
また、それぞれのパックは、全体として頸椎支持・高さ調節枕を構成する大きさと所要の形状を有する布袋に、その用途箇所に応じて、利用者の好みに応じて、柔らかめの枕とするためには、通常、球状わたと称せられるポリエステル製粒を、また、硬めの枕とするためには、ポリエチレン製の短小パイプ、そばガラ、綿花、ヒノキ粒等を使用できる。
【００１４】
また、パックの用途に応じて、例えば、頭部パックと横寝パックには綿を充填し、例えば、頚椎パックは、硬めにする等、種々組み合わせることができる。
【発明の効果】
【００１５】
頚椎パックの安定性を改善でき、また、利用者自身が簡便に高さの調整が可能で、より快適な睡眠状態をもたらすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１６】
以下、実施例に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
【実施例】
【００１７】
図１は、本発明の頸椎支持・高さ調節枕に係る実施例の斜視図を示す。同図において、頸椎支持・高さ調節枕１０は、通常の素材から形成されている頭部パック１と、この頭部パック１の身体側に配置された頚椎パック２と、その両側に配置された横寝用パック３からなる。そして、それぞれのパック１、２、３は、布製のカバー４によって、それぞれのパック位置がずれないように、全体が覆われている。５は頭部パック１をカバー４内に固定し、頚椎パック２側との接触面を大きくし、頚椎パック２とを近接した状態に保持するために全体の半分以下の高さに形成した垂直部分を示す。また、６は布製カバー４の裏面に設けられた開放用のチャックであって、頚椎パック２を取り出し、その底面に配置する高さ調整用シートを出し入れする際に使用される。
【００１８】
図２は、図１に示す布製のカバー４内に配置されるそれぞれのパック１、２、３と高さ調整用シート７の外観を示す。
【００１９】
同図に示す頭部パック１は、頚椎パックが配置される面を比較的硬い布地を用いて垂直面を形成した布袋に球状わたを充填して、その表面の硬さを通常の枕の硬さに調整したもので、通常枕カバー内に固定される。
【００２０】
頚椎パック２は、頭部パック１のほぼ１／３の巾に形成された布製袋内に充填物として、ポリエチレン製の短小パイプを充填して表面を少々硬めに形成したものである。さらに、その布製袋を枕の縦方向のほぼ３分の１を分離することによって、それぞれに充填物を充填した分離部分２１、２２を有するパックを形成し、これによって、頚椎パック内の充填物の移動を防ぎ、枕に乗せた頭の第１頚椎位置を安定させる。
【００２１】
また、頚椎パック２の両側に配置される横寝用パック３は、頭部パック１と同程度に柔らかめに球状わたを充填したもので、頭を横向きにして就寝したときも快適な睡眠が得られるようになっている。
【００２２】
調整用シート７は、図１に示す布カバーをチャック６によって開放して、頚椎パック２と横寝用パック３を取り出し、布カバーの底に積み重ねて、積み重ね枚数によってその上に載置される頚椎パック２の高さを利用者の後頭部の形状に合わせて調整するためのもので、発泡ポリエステル製軟質シートからなり、それぞれが０．５ｃｍの厚みに設定されている。
【００２３】
図３は、図１のＡ−Ａ線から見た断面によって、布カバー４に覆われた頚椎パック２とその両側に配置された横寝用パック３の配置状態を示す。同図に示すように、両側の横寝用パック３は、中央の頚椎パック２よりも１．５ｃｍ程度高く設定されている。
【００２４】
図４は、図１のＢ−Ｂ線から見た断面によって、頭部パック１と頚椎パック２の配置状態を示す。同図に示すように、頭部パック１と頚椎パック２は頭部パック１の後端に形成された垂直部分５を介して連続して配置され、そして、頚椎パック２は、前後の部分２１と２２に分離されている。したがって、頚椎パック２内の充填材の移動は少なく、その上に載置される利用者の頭部は安定したものとなり、安眠状態が得られる。
【産業上の利用可能性】
【００２５】
本発明の頸椎支持・高さ調節枕は、その使用によって血行が良くなり、いびき、首筋のコリ、首や頭の痛みなどを防止できるので、一般家庭用のみならず、長期療養者用の枕としても好適である。
【図面の簡単な説明】
【００２６】
【図１】本発明の頸椎支持・高さ調節枕に係る実施例の斜視図を示す。
【図２】本発明の頸椎支持・高さ調節枕するパックと高さ調整用シートの外観を示す。
【図３】図１のＡ−Ａ線から見た断面図である。
【図４】図１のＢ−Ｂ線から見た断面図である。
【図５】従来の頚椎パック付き枕の構成図を示す。
【図６】頚椎パック付き枕の使用状態を示す。
【符号の説明】
【００２７】
１０ 本発明の頸椎支持・高さ調節枕
１ 頭部パック
２ 頚椎パック
２１、２２ 分離部分
３ 横寝用パック
４ 布製のカバー
５ 垂直固定部材
６ 開放用のチャック
７ 高さ調整用シート
【特許請求の範囲】
【請求項１】
頭部を支持する頭部パックと、この頭部パックの身体側に頚椎部分をシートを介して支持した頚椎パックを配置し、布カバーによって、パック相互間を分離した状態で、全体を一体的に覆った頸椎支持・高さ調節枕であって、
頚椎パックを頭部パック側を分離した袋材のそれぞれに充填材を充填し、頚椎パックによる頚椎押圧の偏りを防止した頸椎支持・高さ調節枕。
【請求項２】
頚椎パックを布カバーから取り出し可能とし、その下面にシート材を重ねて配置し、その重ね枚数によって頚椎パックの高さを調整可能とした請求項１に記載の頸椎支持・高さ調節枕。
【請求項３】
布カバーによって分離状態で覆われた頭部パックと頚椎パックとの間を、頭部パックの身体側の端面を垂直状態に形成することによって、頭部パックと頚椎パックとを近接して配置し、頚椎パックの動きを防止し、安定化した請求項１または２に記載の頸椎支持・高さ調節枕。
【請求項４】
頚椎パックを頚椎パックの両側にその上面が頚椎パックより高い横寝用パックを配置した請求項１から３の何れかに記載の頸椎支持・高さ調節枕。
【請求項１】
頭部を支持する頭部パックと、この頭部パックの身体側に頚椎部分をシートを介して支持した頚椎パックを配置し、布カバーによって、パック相互間を分離した状態で、全体を一体的に覆った頸椎支持・高さ調節枕であって、
頚椎パックを頭部パック側を分離した袋材のそれぞれに充填材を充填し、頚椎パックによる頚椎押圧の偏りを防止した頸椎支持・高さ調節枕。
【請求項２】
頚椎パックを布カバーから取り出し可能とし、その下面にシート材を重ねて配置し、その重ね枚数によって頚椎パックの高さを調整可能とした請求項１に記載の頸椎支持・高さ調節枕。
【請求項３】
布カバーによって分離状態で覆われた頭部パックと頚椎パックとの間を、頭部パックの身体側の端面を垂直状態に形成することによって、頭部パックと頚椎パックとを近接して配置し、頚椎パックの動きを防止し、安定化した請求項１または２に記載の頸椎支持・高さ調節枕。
【請求項４】
頚椎パックを頚椎パックの両側にその上面が頚椎パックより高い横寝用パックを配置した請求項１から３の何れかに記載の頸椎支持・高さ調節枕。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２００６−１２２５８４（Ｐ２００６−１２２５８４Ａ）
【公開日】平成１８年５月１８日（２００６．５．１８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００４−３１８２８３（Ｐ２００４−３１８２８３）
【出願日】平成１６年１１月１日（２００４．１１．１）
【出願人】（５９３０２９５７０）株式会社 丸松 (5)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年５月１８日（２００６．５．１８）
【国際特許分類】
【出願日】平成１６年１１月１日（２００４．１１．１）
【出願人】（５９３０２９５７０）株式会社 丸松 (5)
【Ｆターム（参考）】
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