説明

頸椎装具

【課題】 木やアルミといった曲げ加工が可能な板材を連ねた物と、その上にかぶせる布から構成される自分らしく身につけられる頸椎装具を提供する。
【解決手段】 袋状の布(2)の中央に面ファスナー(4)を設け、布(2)の表面にガーゼ(3)を設け、布の一端にボタン(1)を設け、ボタン(1)を設けた逆の一端に紐(6)を設け、その布(2)の中に、板(8)の両端にキャップ(7)を設け、それを平らな紐(5)で連ね、一端に面ファスナー(4)を設け、その逆の一端に、表面に面ファスナー(4)を設けた平らな紐(5)を設けた芯材を入れて構成される頚椎装具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、木やアルミといった曲げ加工が可能な板材を連ねた物と、その上にかぶせる布から構成される自分らしく身につけられる頸椎装具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、主に樹脂や発泡材を使用した頸椎装具があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現状の装具には、以下の問題点がある。
食事時や着替え時には取り外さなければいけないが、折りたためず、置き場所にこまる。
取り外したとき、安定して置けない。
洗えないため、不衛生である。
通気性が悪く蒸れる。
暑さ調節ができない。
長期使用するにも関わらず、
見た目が変えられないため、患者の服装の自由を損ねる。
患者の頸椎の形状に合わせて形の調節ができない。
【課題を解決する為の手段】
【0004】
袋状の布(2)の中央に面ファスナー(4)を設け、布(2)の表面にガーゼ(3)を設け、布の一端にボタン(1)を設け、ボタン(1)を設けた逆の一端に紐(6)を設ける。
その布(2)の中に、板(8)の両端にキャップ(7)を設け、それを平らな紐(5)で連ね、一端に面ファスナー(4)を設け、その逆の一端に、表面に面ファスナー(4)を設けた平らな紐(5)を設けた芯材を入れて構成される頚椎装具。
【発明の効果】
【0005】
この頸椎装具によって、以下のことが可能になる。
外食時など、装具を外して収納する必要がある時に丸めてコンパクトに収納可能である。
着替え時など、短時間だけ外してどこかに置く必要がある時、倒れる事無く安定して置いておける。
布だけ外して洗濯できる事で、常に清潔に使用できる。
上に被せる布の種類を変える事で気温にあった暑さ調節が出来るようになった。
上に被せる布の種類を変える事で患者の服装にあった着こなしができるようにした。
装具装着時に追加の曲げ加工が可能な素材を使用することで患者の首の形状に合わせて、形を微調節できるようにした。
はじめに用意する板材の高さと数を変える事によって患者の首の高さと太さに合わせた形を作れるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
袋状の布(2)の中央に面ファスナーを設け、布(2)の表面にガーゼ(3)を設け、布の一端にボタン(1)を設け、ボタン(1)を設けた逆の一端に紐(6)を設ける。
その布(2)の中に、板(8)の両端にキャップ(7)を設け、それを平らな紐(5)で連ね、一端に面ファスナー(4)を設け、その逆の一端に、表面に面ファスナー(4)を設けた平らな紐(5)を設けた芯材を入れて構成さる頚推装具。
板は(幅20mm×厚み2mm)前後、高さはユーザーの首の高さにあうよう選択した木やアルミといった曲げ加工が可能な板材を用意する。
それをユーザーの首から鎖骨にかけてのカーブにあうようおおよその角度で曲げる。
その端を、顎にあたっても痛くないようにキャップをかぶせるなどの加工を施す。
それをユーザーの首の周囲にあうよう間隔を空けながら紐上の素材で編み込むように連ねる。
のど仏にあたる部分が空く長さにし、長さを調節して、マジックテープ(登録商標)などで留められるようにする。
さらに、その連ねた物の上に、布を被せる。
板材を紐上の素材でつなぎ合わせる構造にすることで、横方向に丸められるようにした。
丸めて円柱状にして、安定して置けるようにした。
上にかぶせる布を取り替えられる構造にして清潔に使用できるようにした。
板材を紐上の素材で編み込む構造にすることで通気性を確保した。
上にかぶせる布の種類を変えることで、通気性を調節できるようにした。
上にかぶせる布を変えることで、患者の服装にあった着こなしができるようにした。
装具装着時に追加の曲げ加工が可能な素材を使用することで患者の頸椎の形状に合わせて、形を微調節できるようにした。
横に丸めてコンパクトに収納できる。
布の通気性の種類を変えることにより、
冬は暖かく、夏は涼しく温度調節しながら使用できる。
布だけ取り外して洗濯できるので、常に清潔に使用できる。
布を取り替えることで、その日の洋服にあった着こなしができる。
装具装着時に追加の曲げ加工が可能な素材を使用することで患者の首の形状に合わせて、形を微調節できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の表面図である。
【図2】 本発明の裏面図である。
【図3】 本発明の側面図である。
【図4】 本発明の使用状態を示した説明図である。
【図5】 本発明の使用状態を示した説明図である。
【図6】 本発明の使用状態を示した説明図である。
【図7】 本発明の使用状態を示した説明図である。
【図8】 本発明の使用状態を示した説明図である。
【符号の説明】
【0008】
1 ボタン 2 布 3 ガーゼ 4 面ファスナー
5 平らな紐 6 紐 7 キャップ 8 板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
袋状の布(2)の中央に面ファスナー(4)を設け、布(2)の表面にガーゼ(3)を設け、布の一端にボタン(1)を設け、ボタン(1)を設けた逆の一端に紐(6)を設け、その布(2)の中に、板(8)の両端にキャップ(7)を設け、それを平らな紐(5)で連ね、一端に面ファスナー(4)を設け、その逆の一端に、表面に面ファスナー(4)を設けた平らな紐(5)を設けた芯材を入れて構成される頚椎装具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−253689(P2008−253689A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−117708(P2007−117708)
【出願日】平成19年3月31日(2007.3.31)
【出願人】(507140690)
【Fターム(参考)】