説明

顕微鏡対物レンズをサンプルに合焦させるための装置

【課題】顕微鏡対物レンズをサンプルに合焦させるための装置を提供する。
【解決手段】顕微鏡対物レンズ(26)をサンプル(18)に合焦させるための装置が開示される。この装置には、本体(22)と、本体上で移動可能に支持され、かつ顕微鏡対物レンズ(26)を保持するように構成された対物レンズホルダ(24)と、顕微鏡対物レンズの光軸(O)に沿って対物レンズホルダ(24)を移動させるためのアクチュエータ(27)と、を有する位置決めユニット(20)が含まれる。対物レンズホルダは、サンプル(18)に面する、顕微鏡対物レンズ(26)の前部を保持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、顕微鏡対物レンズをサンプルに合焦させるための装置であって、本体と、本体上で移動可能に支持され、かつ顕微鏡対物レンズを保持するように構成された対物レンズホルダと、顕微鏡対物レンズの光軸に沿って対物レンズホルダを移動させるためのアクチュエータと、を有する位置決めユニットを含む装置に関する。
【背景技術】
【0002】
高分解能光学顕微鏡検査では、撮像ビーム経路において安定した正確な位置に顕微鏡対物レンズを保持することが特に重要である。例えば、現代の光学顕微鏡方法において達成される空間分解能は、横方向、すなわち顕微鏡対物レンズの光軸と直角の方向において、50nm未満であるのが望ましい。したがって、例えば温度変動に起因し得る、サンプルと顕微鏡対物レンズとの間の意図せざる相対的な横移動は、可能な限り回避すべきである。これは、数分の撮像時間を用いる多くの方法に特に当てはまる。この撮像時間中には、光軸に直角な顕微鏡対物レンズの最小の変位さえ、画像オフセットおよびそれに応じた横方向分解能の低減に共に帰着する。
【0003】
さらに、前述のタイプの光学顕微鏡方法において、顕微鏡対物レンズは、特に高精度でサンプルに合焦されなければならない。光軸に沿った顕微鏡対物レンズの移動は、典型的には約100μm程度である。光軸に沿った顕微鏡対物レンズの合焦動作を生じさせるために顕微鏡で用いられる位置決めユニットのうち、高精度MEMS装置、すなわち、本体と、本体上で移動可能に支持された対物レンズホルダと、顕微鏡対物レンズをサンプルに合焦させるために、光軸に沿って対物レンズホルダおよびしたがって顕微鏡対物レンズを正確に移動させるための(例えば圧電セラミック)アクチュエータと、を含む高精度MEMS装置が、ますます用いられている。
【0004】
従来の顕微鏡対物レンズは、通常、その後部に、すなわちサンプルと反対側の端部にねじ山が付いている。このねじ山は、例えば、顕微鏡対物レンズを市販の対物レンズタレットにねじ込むために用いられる。前述のタイプの位置決めユニットを用いる場合に、この顕微鏡のねじ山は、恐らく顕微鏡対物レンズと対物レンズホルダとの間に配置された適切なアダプタ用いて、顕微鏡対物レンズをその後部で対物レンズホルダにねじ込むために用いられる。
【0005】
先行技術には、顕微鏡対物レンズができるだけ安定した位置に保持され、かつ高精度で合焦されるように保証することを目標とする周知の様々な他のアプローチが存在する。例えば、特許文献1は、サンプルホルダおよび合焦ユニットが、顕微鏡対物レンズに直接取り付けられる顕微鏡を説明している。しかしながら、これには、顕微鏡対物レンズがもはや容易に変更することができないという欠点がある。さらに、サンプルの操作は、合焦ユニットに対して直接的な影響を及ぼし、これは、合焦精度を損なう可能性がある。
【0006】
特許文献2は、光軸に直角な顕微鏡対物レンズの位置の望ましくないずれが、光軸を中心とした回転対称構成によって防止される顕微鏡、および熱膨脹係数が互いに適切に一致する光学コンポーネントの使用を説明している。
【0007】
特許文献3は、ガイドスリーブによってサンプルステージに統合される顕微鏡対物レンズを開示している。しかしながら、これにより光軸に沿った安定性が向上する一方で、光軸に直角な方向においてガイドスリーブ内に、顕微鏡対物レンズの無視できない程度の遊びが存在する。
【0008】
特許文献4は、光軸に沿って顕微鏡対物レンズを移動させるための位置決めユニットを説明している。この位置決めユニットは、顕微鏡対物レンズを、その動作位置においてさらに安定させるクランプ装置を有する。しかしながら、クランプ装置を設けることによって、位置決めユニットは、比較的複雑な設計になる。
【0009】
二重平行ばね要素を用いた、顕微鏡対物レンズの精密な位置決め用の装置が、特許文献5から周知である。二重平行ばね要素は、サンプルと反対側の顕微鏡対物レンズの端部で動作し、その結果、サンプルに面する顕微鏡対物レンズの反対側の自由端は、無視できない程度に傾斜し、望ましくない画像オフセットおよびそれに応じた空間分解能の低減につながる可能性がある。
【0010】
1対の板ばねであって、それぞれが、一端で本体に結合され、他端で対物レンズホルダに結合された1対の板ばねを含む合焦装置が、特許文献6から周知である。対物レンズホルダは、鏡筒の外側表面に付けられた雄ねじおよび雄ねじと係合するナットによって形成される。
【0011】
特許文献7には対物レンズホルダが説明されており、この対物レンズホルダを用いて、複数の対物レンズの1つを顕微鏡ビーム経路に選択的に導くことができる。様々な対物レンズ間の同焦点が提供されるように、複数の対物レンズは、それぞれ、対応する固定接触面と接触する、光軸に沿って配置された接触面を、同じ高さで有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】米国特許出願公開第2002/0015225号明細書
【特許文献2】欧州特許出願公開第1418456 A1号明細書
【特許文献3】国際公開第2006/056178 A1号パンフレット
【特許文献4】米国特許第6,731,327B1号明細書
【特許文献5】独国特許出願公開第19949044 A1号明細書
【特許文献6】米国特許出願公開第2009/0284853 A1号明細書
【特許文献7】米国特許出願公開第2010/0091363 A1号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明の目的は、できるだけ高い空間分解能で顕微鏡対物レンズをサンプルに正確に合焦できるようにする装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明によれば、この目的は、請求項1の主題によって達成される。
【0015】
したがって、顕微鏡対物レンズが、後部、すなわちサンプルと反対側の端部に(および通常は、その端部に設けられたねじ山によって)保持される従来システムとは対照的に、顕微鏡対物レンズが、サンプルに面する前部(これは、いわゆる前部レンズが位置する場所である)に保持されることが本発明の特徴である。これは、次の理由による。すなわち、本発明によって提案されるように、可能な最高レベルの横方向分解能を達成することになると、対物レンズをその前部で安定させることが、対物レンズをその後部で安定させる従来の方法に勝る利点を有することが分かったからである。
【0016】
顕微鏡対物レンズには、光軸に直角な傾斜許容平面が常に存在し、この平面では、光軸に直角な顕微鏡対物レンズの傾斜は、少なくとも第一近似では画像オフセットに帰着しない。この平面は、対物レンズ光学系の第1の主平面と一致する。平面の正確な位置は、顕微鏡対物レンズの特定の設計に依存し、特に対物レンズにおけるレンズの特定の配置および数に依存する。しかしながら、数十ミリメートル(典型的には約45〜65mm)の全体長さを有すると共に、たった数ミリメートルの焦点距離を有する、高分解能顕微鏡検査で用いられる高倍率顕微鏡対物レンズに関して、傾斜許容平面は、サンプルに面した、対物レンズの前部にあると明確に言うことができる。この前部には、サンプルからみた場合に、サンプルに面する第1のレンズとして前述の前部レンズが含まれる。したがって、本発明の実用的な実装において、横方向分解能を著しく改善するためには、全ての場合において、対物レンズホルダが、所与の条件下で、できるだけ前の方で顕微鏡対物レンズと係合することで十分であろう。
【0017】
位置決めユニットは、1つまたは複数のレバーアームを有し、これらのレバーアームのそれぞれは、その一端部において、第1のたわみ軸受けを介して本体に結合され、そのもう一方の端部において、第2のたわみ軸受けを介して対物レンズホルダに結合される。この実施形態において、位置決めユニットは、一体成形コンポーネントであり、その剛性部分は、本体および対物レンズホルダによって構成され、かつたわみ軸受けを介して互いに移動可能である。たわみ軸受けは、それぞれ、隣接部と比較して低減された剛軟度を有するコンポーネント部分によって構成される。この低減された剛軟度は、例えば、コンポーネントを構成する材料の断面を局所的に低減することによって達成してもよい。
【0018】
有利な実施形態において、2つのレバーアームが、互いに平行に配置され、かつ本体および対物レンズホルダと共に平行四辺形構成を形成する。かかる平行四辺形構成によって、光軸に直角な望ましくない移動をほとんど伴わずに、光軸に沿った対物レンズホルダの正確な位置決め動作が可能になる。この目的のために、アクチュエータが設けられ、このアクチュエータは、レバーアームに力を及ぼして、平行四辺形構成の制御された移動をもたらす。
【0019】
位置決めユニットの本体は、サンプルを担持するステージに装着される。この実施形態において、サンプルに面する、顕微鏡対物レンズの前部は、位置決めユニットを介して、ステージに配置されたサンプルに結合される。これは、有利なことに、顕微鏡対物レンズとサンプルとの間の短い結合距離に帰着し、それは、顕微鏡対物レンズとサンプルとの間の過度の相対的移動、特に温度変化によって引き起こされる相対的移動を回避する。
【0020】
別の有利な実施形態において、アクチュエータは、位置決めユニットの本体に統合される圧電セラミック要素である。かかる圧電セラミック要素は、光軸に沿って対物レンズホルダを非常に正確に移動させることができる。
【0021】
好ましくは、対物レンズホルダは、雌ねじを有するリングを含み、顕微鏡対物レンズは、サンプルに面するその前部に雄ねじを有し、リングの雌ねじは、前記雄ねじに装着される。顕微鏡対物レンズのこの保持構成は、光軸に対して回転対称であり、光軸に直角な変位をさらに低減する。
【0022】
本発明のさらなる態様に従って、請求項6に係る、顕微鏡対物レンズを合焦させるための装置を有する顕微鏡が提供される。
【0023】
例示的な実施形態に関連して、本発明を以下でより詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の例示的な実施形態を構成する高分解能光学顕微鏡を示す。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図において大まかに示された光学顕微鏡10には倒立スタンド12が含まれ、この倒立スタンド12にステージ14が配置され、そこを通じて開口部16が広がっている。サンプル18は、開口部16を覆うような方法で、ステージ14に配置される。位置決めユニット20が、ステージ14の下側に装着される。
【0026】
位置決めユニット20には、本体22と、本体22上で移動可能に支持された対物レンズホルダ24と、が含まれる。顕微鏡対物レンズ26が、対物レンズホルダ24上で保持される。本体22に統合され、かつ図において単に概略的に示された圧電セラミックアクチュエータ27は、ひいては対物レンズ26を光軸Oに沿って移動させて対物レンズをサンプル18に合焦させるために、光軸Oに沿って対物レンズホルダ24を移動させることができる。アクチュエータ27は、制御ユニット29に接続される。前記制御ユニットの制御信号は、アクチュエータ27の移動を引き起こすために用いられ、今度は、アクチュエータ27が、対物レンズホルダ24を移動させる。例示的な本実施形態において、制御ユニット29は、スタンド12の外部に位置する。しかしながら、それはまた、スタンド12に統合してもよい。
【0027】
下記は、最初に位置決めユニット20を詳細に説明する。
【0028】
対物レンズホルダ24は、レバーアーム28および30によって本体22上で移動可能に支持される。例示的な本実施形態において、位置決めユニット20は、一体成形のコンポーネントであり、その要素、すなわち本体22、対物レンズホルダ24に加えてレバーアーム28および30は、互いに対して移動可能であり、かつ材料に形成されたキャビティ32によって互いに分離される。キャビティ32は、次のような方法で位置決めユニット20内に構成される。すなわち、レバーアーム28および30の長手方向端部の領域において、位置決めユニット20を構成する材料が、たわみ軸受けを画定する局所的に低減された断面領域を有するような方法で構成される。明確にするために、たわみ軸受けの1つだけが、参照数字34で図に示されている。
【0029】
前述の局所的に低減された断面領域ゆえに、光軸Oと平行な方向におけるたわみ軸受け34の剛軟度は、光軸Oを横切る剛軟度と比較して、著しく低下する。この剛軟度の低下ゆえに、たわみ軸受け34は、レバーアーム28および30を介し光軸Oに沿い、本体22に対して対物レンズホルダ24が移動できるようにする。したがって、対物レンズホルダ24、本体22、ならびに2つのレバーアーム28および30は、共に平行四辺形タイプの構成を形成する。平行四辺形の固定ベースは、本体22によって提供され、一方で平行四辺形の3つの残りの可動側は、対物レンズホルダ24ならびに2つのレバーアーム28および30によって形成される。
【0030】
これに関連して、光軸Oに沿った対物レンズホルダ24の位置決め動作の大きさが、せいぜい約100μmであることに留意されたい。この非常に小さな位置決め動作において、上記の平行四辺形構成によって引き起こされる、対物レンズホルダ24の光軸Oに直角な意図せざる移動は、無視できる程度の大きさである。
【0031】
対物レンズホルダ24は、光軸Oと平行に延びる細長部40、および細長部40から光軸Oに直角な方向に延びるリング42によって形成される。リング42は、雌ねじ44を有するが、雌ねじ44は、光軸Oに対して回転対称である。この雌ねじ44は、顕微鏡対物レンズ26の環状カラー48上に形成された雄ねじ46とねじ式に係合される。環状カラー48は、サンプル18に面する顕微鏡対物レンズ26の前部に配置される。したがって、顕微鏡対物レンズ26は、その前部で位置決めユニット20に結合される。
【0032】
したがって、例示的な本実施形態において、顕微鏡対物レンズ26は、サンプル18にすぐ面している対物レンズのすぐ近くの位置に保持される。図において、このレンズは、「前部レンズ」とも呼ばれ、参照数字50で示される。もちろん、顕微鏡対物レンズ26には、追加レンズが含まれ、これらのレンズは、図では参照数字52および54によって概略的に示されている。
【0033】
従来の対物レンズのように、顕微鏡対物レンズ26はまた、その後部、すなわちサンプル18と反対側の端部に対物レンズねじ山56を有する。対物レンズねじ山56は、例えば、製造中の調整用に用いられる。
【0034】
光学顕微鏡10は、光源60ならびにレンズ62および64を含む照明装置58をさらに有する。光源60からの蛍光励起光は、レンズ62および64を通過し、ダイクロイックミラー66によって反射され、光軸Oに沿って対物レンズ26に入る。サンプル18からの蛍光は、顕微鏡対物レンズ26の前部レンズ50ならびにさらなるレンズ52および54を通過して半透明ミラー66へ至り、半透明ミラー66は、蛍光が、追加レンズ68へと半透明ミラー66を通過できるようにする。レンズ68を通過した蛍光は、最後に、ミラー70によって反射され、スタンド12に装着されたカメラ72に入る。
【0035】
上記の実施形態が、説明だけを目的としていることが容易に理解されよう。例えば、たわみ軸受け34を備えた一体成形ユニット20以外の位置決めユニットを用いることもまた可能である。例えば、光軸Oに沿って顕微鏡対物レンズ26を移動させ、かつそれによって顕微鏡対物レンズ26を合焦させるために、外部アクチュエータによって駆動されるばね装置を用いることが可能である。
【0036】
また、対物レンズホルダ24は、図に示すような2つのかみ合いねじ44および46による以外の方法で、顕微鏡対物レンズ26に結合してもよい。本発明にとって本質的なことは、顕微鏡対物レンズ26が、サンプル18に面するその前部において保持されるということである。
【符号の説明】
【0037】
10 光学顕微鏡
12 スタンド
14 ステージ
16 開口部
18 サンプル
20 位置決めユニット
22 本体
24 対物レンズホルダ
26 顕微鏡対物レンズ
27 アクチュエータ
28 レバーアーム
29 制御ユニット
30 レバーアーム
32 キャビティ
34 たわみ軸受け
40 細長部
42 リング
44 雌ねじ
46 雄ねじ
48 環状カラー
50 前部レンズ
52 レンズ
54 レンズ
56 対物レンズねじ山
58 照明装置
60 光源
62 レンズ
64 レンズ
66 ダイクロイックミラー
68 レンズ
70 ミラー
72 カメラ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
顕微鏡対物レンズ(26)をサンプル(18)に合焦させるための装置であって、
本体(22)と、前記本体(22)上で移動可能に支持され、かつ前記顕微鏡対物レンズ(26)を保持するように構成された対物レンズホルダ(24)と、前記顕微鏡対物レンズ(26)の光軸(O)に沿って前記対物レンズホルダ(24)を移動させるためのアクチュエータ(27)と、を有する位置決めユニット(20)を備えて構成され、
前記対物レンズホルダ(24)が、前記サンプル(18)に面する、前記顕微鏡対物レンズ(26)の前部においてのみ前記顕微鏡対物レンズ(26)を保持し、
前記位置決めユニット(20)が、1つ以上のレバーアーム(28、30)を含み、これらのレバーアームのそれぞれが、その一方の端部にて、第1のたわみ軸受け(34)を介して前記本体(22)に結合され、その他方の端部にて、第2のたわみ軸受け(34)を介して前記対物レンズホルダ(24)に結合され、
前記位置決めユニット(20)の前記本体(22)が、前記サンプル(18)を担持するステージ(14)に装着される、装置。
【請求項2】
互いに平行に配置され、かつ前記本体(22)および前記対物レンズホルダ(24)と共に平行四辺形構成を形成する2つのレバーアーム(28、30)を特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記アクチュエータが、圧電セラミック要素であり、前記位置決めユニット(20)の前記本体(22)に統合される、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記対物レンズホルダ(24)が、雌ねじ(44)を有するリング(42)を含み、前記顕微鏡対物レンズ(26)が、前記サンプルに面するその前部に雄ねじ(46)を有し、前記リング(42)の前記雌ねじ(44)が、前記雄ねじに装着される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記光軸(O)に沿った前記顕微鏡対物レンズ(26)の全体長さが、45〜65mmの範囲にあり、
前記顕微鏡対物レンズ(26)を保持し、かつ前記サンプル(18)に面する前部が、前記光軸(O)に沿って2〜10mmの範囲の長さを有し、
前記顕微鏡対物レンズ(26)の焦点距離が、2〜4mmの範囲である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の、顕微鏡対物レンズ(26)をサンプル(18)に合焦させるための装置を有する、顕微鏡(10)。


【図1】
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