説明

食器乾燥機

【課題】イオンを発生させるための装置を備えた場合であっても使用者に対する安全が十分に配慮された食器乾燥機を提供する。
【解決手段】本体10と、本体10を覆い本体10とともに乾燥室を形成する蓋体11と、乾燥室に設置され被乾燥物を収納する食器カゴ12と、乾燥室に向けて空気を送風する送風機と、空気を加熱するヒータと、イオンを発生させ乾燥室内に供給するイオン発生装置43と、イオン発生装置43の設置の有無を検知する検知手段74とを備えた。イオン発生装置43は、本体10内部の所定方向に挿入されることにより設置され、検知手段74は、イオン発生装置43が本体10内部に設置される際の挿入方向奥側に配置された。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、食器乾燥機に関する。
【背景技術】
【0002】
今日、食器乾燥機は洗浄後の食器を乾燥する機能に限らず、種々の付加機能を有するものが知られている。例えば、食器乾燥室内に供給可能なイオンを発生させるイオン発生装置を有するものが知られている。例えば、イオン発生装置を備えた食器乾燥機は、イオンを保持したミストを放出させ、このミストを被乾燥物や食器乾燥室内に付着させることにより、除菌や消臭を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−239200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
イオン発生装置は、イオンを発生させるため高電圧用の電源を用いる。この高電圧用の電源に対しては、水による漏電や端子の接触不十分によるスパークなどの安全面における配慮が重要となる。
【0005】
ここで、食器乾燥器は洗い場の近辺に据え付けられていることが多く、洗い作業中の水や、被乾燥物に付着した水が食器乾燥機の本体内部に侵入する可能性がある。従来のイオン発生装置を備えた食器乾燥機においては、このような安全面における配慮が十分になされていなかった。
【0006】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、イオンを発生させるための装置を備えた場合であっても使用者に対する安全が十分に配慮された食器乾燥機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の食器乾燥機によれば、本体と、前記本体を覆い前記本体とともに乾燥室を形成する蓋体と、前記乾燥室に設置され被乾燥物を収納する食器カゴと、前記乾燥室に向けて空気を送風する送風機と、前記空気を加熱するヒータと、イオンを発生させ前記乾燥室内に供給するイオン発生装置と、前記イオン発生装置の設置の有無を検知する検知手段とを備えた。前記イオン発生装置は、前記本体内部の所定方向に挿入されることにより設置され、前記検知手段は、前記イオン発生装置が前記本体内部に設置される際の挿入方向奥側に配置された。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係る食器乾燥機の一実施形態を示す外観斜視図。
【図2】図1の食器乾燥機に対して食器カゴが未設置である場合の外観斜視図。
【図3】食器乾燥機の乾燥室内における排水の様子を特に示す概念的な正面の断面図。
【図4】食器乾燥機の本体内部を示す平面図。
【図5】本発明に係る食器乾燥機の一実施例を示す機能ブロック図。
【図6】食器乾燥機に設けられた操作部の一例を示す図。
【図7】引出およびイオン発生装置の外観を示す斜視図。
【図8】引出の外観を示す平面図。
【図9】イオン発生装置の外観斜視図。
【図10】イオン発生装置の分解斜視図。
【図11】本体内部とイオン発生装置との関係を説明する食器乾燥機の側面の断面図。
【図12】接触端子ケースの構造を特に説明する拡大斜視図。
【図13】(A)はイオン発生装置が本体内部に設置される前の様子を示す平面図、(B)はその側面の断面図。
【図14】(A)はイオン発生装置が本体内部に設置途中の様子を示す平面図、(B)はその側面の断面図。
【図15】(A)はイオン発生装置が本体内部に設置された後の様子を示す平面図、(B)はその側面の断面図。
【図16】本実施形態における食器乾燥機の各運転コースの一例を説明するチャート図。
【図17】本体内部のイオン発生装置の防水構造を説明する縦断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る食器乾燥機の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本発明に係る食器乾燥機の一実施形態を示す外観斜視図である。
【0011】
図2は、図1の食器乾燥機に対して食器カゴが未設置である場合の外観斜視図である。
【0012】
図3は、食器乾燥機の乾燥室内における排水の様子を特に示す概念的な正面の断面図である。
【0013】
図4は、食器乾燥機の本体内部を示す平面図である。
【0014】
図5は、本発明に係る食器乾燥機の一実施例を示す機能ブロック図である。
【0015】
なお、図1は蓋体11が閉じた状態、図2は蓋体11が開いた状態を示す。
【0016】
本実施形態における食器乾燥機1は、主に本体10、蓋体11、食器カゴ12および操作部14を備える。本体10と蓋体11とは乾燥室21を形成する。食器カゴ12は、この乾燥室21に配置され、食器などの被乾燥物を収納する。
【0017】
蓋体11は、ヒンジ22により本体10に支持された透明合成樹脂製の固定蓋体11aと前面蓋体11bと中間蓋体11cとからなる。固定蓋体11aは本体10に固定される。一方、前面蓋体11bと中間蓋体11cとはヒンジ22を軸に順次回転する。図2に示すように、蓋体11は、開いた状態においては重なり合って収納される。また、図1に示すように、蓋体11は閉じた状態においては前面蓋体11bと中間蓋体11cとが食器乾燥機1手前に順次回転し、乾燥室21を密閉する。
【0018】
なお、本実施形態においては、蓋体11の開口部側を手前(正面)側、蓋体11の固定部側を奥側という。また、手前側および奥側と直交する面を、それぞれ側面という。
【0019】
食器カゴ12は、例えばステンレス製であり、乾燥室21に取り外し自在に配置される。また、食器カゴ12内には、箸やスプーンなどの食器を立てて収納するスタンド13が配置される。
【0020】
本体10は、例えば合成樹脂製の矩形の容器状をなし、乾燥室21底面を形成する仕切板32によって本体10内部と乾燥室21とが仕切られている。なお、本体10内部は、乾燥室21以外の空間であり、仕切板32より下部および乾燥室21を形成する本体10の側面と食器乾燥機1の外観を形成する本体10の側面とで形成される空間をいう。図3に示すように、仕切板32は、乾燥室21で発生した水分(被乾燥物に付着した水分)を本体10内部に排水する排水孔33を有する。仕切板32は、排水孔33に水分を流れ込ませるため、排水孔33が設けられた位置が最も低くなる(本体10の底面に近くなる)傾斜を有する。排水孔33から排水された水分は、本体10内部に配置された水受カップ34に回収される。
【0021】
図2に示すように、本体10は、食器乾燥機1の図示右手前側に引出41を有する。引出41には、イオン発生装置43を収納する収納室41aおよび送風機44の吸気口41bが設けられる。イオン発生装置43は、被乾燥物および乾燥室21の除菌作用を有するイオンを発生させる装置である。イオン発生装置43は、引出41により本体10内部の所定方向に挿入されることにより本体10内部に設置される。このイオン発生装置43および引出41の構成については後述する。
【0022】
なお、食器乾燥機1は、引出41にイオン発生装置43の収納室41aと吸気口41bとを一体に備えるため、部品点数を削減できる。また、イオン発生装置43(引出41)は、本体10内部において送風機44およびヒータ45を介して排水孔33(水受カップ34)と対向する位置に配置されるのが好ましい。例えば、図4に示すように、イオン発生装置43が本体10内部の右側、排水孔33が左側に設けられる。イオン発生装置43を設けたこと、および他の本体10の内部構成物との関係により、排水孔33近傍に設置される水受カップ34の容量を減少させないためである。
【0023】
図4に示すように、本体10内部には送風機44、ヒータ45、イオン発生装置43が主に設けられる。
【0024】
送風機44は、モータ44aとこのモータ44aにより回転するファン44bを備える。送風機44は、引出41に設けられた吸気口41bより吸気された空気をヒータ用風路47およびイオン用風路48に送風する。ヒータ用風路47およびイオン用風路48は、本体10内部に設けられる。ヒータ用風路47は、ヒータ45に空気を送風するための風路である。イオン用風路48は、イオン発生装置43に空気を送風するための風路である。イオン用風路48は、イオンを乾燥室21に運ぶために十分な量の送風を行うことができればよいため、ヒータ用風路47よりも風量が小さくなるように構成される。
【0025】
ヒータ45により加熱された空気は、ヒータ用風路47から送風された空気によって温風吹出口49(図2参照)より吹き出され、乾燥室21の被乾燥物を乾燥させる。また、イオン発生装置43で発生したイオンはイオン用風路48から送風された空気とともにイオン吹出口50(図2参照)より吹き出される。このイオンは、乾燥室21内に供給されて被乾燥物および乾燥室21を除菌する。
【0026】
なお、イオン用風路48は、風路幅を可変式にし、風路幅の調整により風量を調整するようにしてもよい。ヒータ用風路47とイオン用風路48は、ヒータ45の下流で分岐してもよい。ヒータ用風路47とイオン用風路48は、独立ではなく共通の風路であってもよい。この場合、イオン発生装置43をヒータ45よりも下流側に配置させることが好ましい。
【0027】
図2に示すように、本体10は、温風吹出口49を乾燥室21の奥壁面10aに、イオン吹出口50を右側壁面10bに有する。イオン吹出口50は、温風吹出口49(温風吹出口49が設けられた奥壁面10a)の近傍に設けられるのが好ましい。イオン吹出口50から吹き出されたイオンが温風吹出口49から吹き出された温風によって運ばれるため、イオンを乾燥室21内に充満させることができ、除菌性能を高く保つことができる。なお、温風吹出口49とイオン吹出口50とは、同一平面(例えば乾燥室21の奥壁面10a)に設けてもよい。
【0028】
また、温風吹出口49とイオン吹出口50は、本体10における食器カゴ12の食器載置面より下方位置であって、食器カゴ12底面と仕切板32との間に配置される。被乾燥物などの障害物が存在しないため、温風吹出口49とイオン吹出口50は、温風およびイオンを効率よく乾燥室21内全体に充満させることができる。
【0029】
本体10には使用者が各種指示入力を行うための操作部14が設けられる。
【0030】
図6は、食器乾燥機に設けられた操作部の一例を示す図である。
【0031】
操作部14は、入/切ボタン51、乾燥時間設定ボタン53aおよび除菌乾燥ボタン53bを備える。入/切ボタン51は、食器乾燥機1の電源を入れたり切ったりする指示を受け付ける。乾燥時間設定ボタン53aは、乾燥運転の運転時間の設定を受け付ける。乾燥時間設定ボタン53aは、入力を受け付けるごとに例えば20分、40分、60分と設定値が変化する。除菌乾燥ボタン53bは、送風による乾燥のみを行う「乾燥運転コース」と、送風による乾燥とイオンによる除菌とを行う「乾燥・除菌運転コース」との2つの運転コースを切り替える指示を受け付ける。
【0032】
操作部14は、給水確認ランプ54、乾燥運転ランプ55および除菌運転ランプ56を有する。給水確認ランプ54は、イオン発生装置43のタンク61に対する給水を通知するランプである。乾燥運転ランプ55は、乾燥運転の運転時間を通知するランプである。乾燥運転ランプ55は、設定された運転時間が20分であることを示す20分ランプ55a、40分であることを示す40分ランプ55b、60分であることを示す60分ランプ55cを有する。除菌運転ランプ56は、乾燥運転とともに除菌運転が行われる旨を示すランプである。各ランプの点灯制御は、制御部31により行われる。
【0033】
図5に示すように、食器乾燥機1は、タイマ58、メモリ59および電源投入検知部60を有する。タイマ58は、後述する乾燥運転および除菌運転を行う際に必要な時間などの計測を行う。メモリ59は、前回の運転コースやイオン発生装置43が設置されてからの経過期間を記憶する。電源投入検知部60は、電源プラグ(図示せず)が家庭用コンセントに差し込まれ、食器乾燥機1に電源が投入されたか否かを検知する。
【0034】
次に、引出41およびこの引出41に収納されたイオン発生装置43について説明する。本実施形態では、イオン発生装置43として静電ミストを発生させる静電ミスト発生装置を一例として説明するが、イオン発生装置43は、これに限らず、被乾燥物を除菌するために帯電したイオンを発生する装置であればよい。
【0035】
図7は、引出およびイオン発生装置の外観を示す斜視図である。
【0036】
図8は、引出の外観を示す平面図である。
【0037】
送風機44の吸気口41bは、引出41の手前側に設けられる。吸気口41bには、吸気フィルタ42が取り外し可能に配置される。イオン発生装置43を収納する収納室41aは、引出41の奥側に設けられる。イオン発生装置43は、収納室41aから取り外し可能に配置される。このようにイオン発生装置43を吸気口41bより奥側に配置することで、洗い作業中などにおいて食器乾燥器1の前面に水が大量に掛かったとしても、イオン発生装置43には水が掛かり難く、もって漏電を抑制することができるようになっている。この場合、引出41には、イオン発生装置43側に水が浸入し難いように、収納部41aと吸気口41bとの間に区画壁41cを設けることが好ましい。
【0038】
引出41は、収納室41aの底面41dに所要数(図8では2個)の排水穴41eを有する。排水穴41eは、被乾燥物に付着した水や洗い作業中の水が乾燥室21より本体10内部に侵入し引出41まで達した場合にこの水分を排水するための穴である。排水穴41eから排出された水分は、本体10の底面から本体10外部に流出する。イオン発生装置43の周囲が密閉状態であると、後述する接続電極64と接続端子72が浸水して漏電する恐れがあるが、排水穴41eを設けることにより、イオン発生装置43の周囲、ここでは引出41内に水が溜まり、通電されたイオン発生装置43に漏電が発生することを防止することができる。
【0039】
なお、イオン発生装置43を引出41に収納せず、直接本体10内部に設置する場合には、吸気口41bを排気穴として利用したり、イオン発生装置43が設置された位置近傍の本体10の底面に排水穴41eに相当する穴が形成されていればよい。
【0040】
図9は、イオン発生装置の外観斜視図である。
【0041】
図10は、イオン発生装置の分解斜視図である。
【0042】
イオン発生装置43は、主にタンク61、汲水芯62、保水体63、接続電極64、ミスト発生電極65を備える。
【0043】
タンク61は、水道水などの水を所定量貯水する。タンク61は、パッキン66を介してタンク蓋67により密閉される。タンク蓋67は、タンク61に対して取り外し可能になっており、タンク61へは使用者により適宜給水が可能である。タンク蓋67には、挿通孔67aが設けられる。ミスト発生電極ケース68に保持された汲水芯62は、この挿通孔67aからタンク61内の水に浸される。ミスト発生電極ケース68には、吸水性および保水性を有する保水体63が配置される。保水体63は汲水芯62と接しており、汲水芯62によりタンク61から汲まれた水を保持する。保水体63は、例えばセラミックス材料、合成樹脂材料もしくは金属材料の多孔体、または繊維体により形成される。
【0044】
ミスト発生電極65は、保水体63に対して上部に突出するように配置される。ミスト発生電極65は、ミスト発生電極台69に保持された状態で配置される。ミスト発生電極65は、棒状体に形成され、例えばセラミックス繊維、有機繊維、金属繊維により形成される。ミスト発生電極65は、イオンの放出量に応じて複数本設けられる。なお、食器乾燥機1の高さ方向に伸びたミスト発生電極65および汲水芯62の高さは、食器乾燥機1機体の寸法に影響を及ぼす。このため、ミスト発生電極65および汲水芯62の高さをできる限り抑制することにより、食器乾燥機1機体の高さを抑制できコンパクト化を実現することができる。ミスト発生電極65は、例えば14mm以下の高さであることが好ましい。汲水芯62は、例えば35mm以下の高さであることが好ましい。
【0045】
ミスト発生電極ケース68には、高電圧電源71の負極と接続可能な接続電極64が保持される。接続電極64は保水体63に接続され、保水体63を負に帯電させる。高電圧電源71は、例えば4〜10kV程度のDCマイナス電圧を発生させる電源であり、食器乾燥機1の本体10内部の所定位置に配置される。高電圧電源71は、後述するイオン発生装置検知スイッチ74がオンされると、マイナス電圧を発生させる。すなわち、高電圧電源71は、イオン発生装置43に電圧を印加する。なお、高電圧電源71が電圧を発生させる条件は、イオン発生装置検知スイッチ74のオンのみならず、他の条件(例えば、除菌運転を行なう指示の有無や所定時間の経過)も考慮されたものであるが、ここでは詳細な説明を省略する。
【0046】
イオン発生装置43のタンク蓋67より上部の構成(ミスト発生電極ケース68、汲水芯62、保水体63、ミスト発生電極台69、ミスト発生電極65および接続電極64)は、電極カバー70により覆われる。電極カバー70は、引出41の本体10への挿入方向に伸びた上面と側面からなる先端部70bを有することで上方から垂水があっても水が接続電極64に接触しないように防水構造となっている。先端部70bは突起部70aを有する。この突起部70aは、本体10内に設けられた機械的スイッチであるイオン発生装置検知スイッチ74と接触し、イオン発生装置43の設置の有無を検知させる機能も有する。電極カバー70にイオン発生装置検知スイッチ74と接触する機能を持たせることで、構造の簡素化を図ることができる。
【0047】
なお、イオン発生装置43の構成については、例えば特開2006−212156号公報(機能性成分含有ミストの発生装置)および特開2008−212887号公報(静電霧化装置)に記載された技術を適用することができる。
【0048】
図11は、本体内部とイオン発生装置との関係を説明する食器乾燥機の側面の断面図である。
【0049】
本体10内部には、高電圧電源71の負極と接続された接続端子72が接続電極64に対応する位置に配置される。高電圧電源71および接続端子72は、使用者が引出41を取り外して手を入れても直接触れられないように、また上方から水が掛かっても水が接触しないように、それぞれ高電圧電源ケース78と接続端子ケース75に覆われている。また、接続端子ケース75よりさらに本体10内部の奥側、すなわちイオン発生装置43が本体10内部に設置される際の挿入方向奥側には、イオン発生装置43が引出41とともに本体10に設置されたことを検知するイオン発生装置検知スイッチ74(検知手段)が高電圧電源ケース78に覆われて設けられる。
【0050】
イオン発生装置検知スイッチ74は、機械的スイッチでありスイッチシャフト76およびマイクロスイッチ77を有する。スイッチシャフト76は、引出41の出し入れ方向(図9の矢印A方向)に移動可能となっている。スイッチシャフト76は、イオン発生装置43が設置されて電極カバー70の突起部70aにより本体10奥方向(矢印A右方向)に押し出されると、マイクロスイッチ77に接触する。突起部70aが所定位置まで挿入され(イオン発生装置43が設置位置に設置が完了され)、スイッチシャフト76が所定位置まで押し出されるとマイクロスイッチ77はオンし、イオン発生装置43の設置を検知する。すなわち、イオン発生装置検知スイッチ74は、マイクロスイッチ77のオンまたはオフによりイオン発生装置43の設置の有無を検知する。
【0051】
図12は、接触端子ケースの構造を特に説明する拡大斜視図である。
【0052】
接続端子ケース75は、高電圧電源71からの配線を収納するケース本体75aと、このケース本体75aの前方上部に設けられ接続端子72を覆う接続端子囲い壁75bと、ケース本体75aの上方およびこの上面に配置されたスイッチシャフト76を覆う上部ケース75cとを有する。
【0053】
ケース本体75aは、前方上部に凹部75dが形成される。接続端子72を覆う接続端子囲い壁75bは、この凹部75dに配置される。ケース本体75aの凹部75dを形成する壁面と接続端子囲い壁75bとは、一定の間隙を有する。また、凹部75dは、イオン発生装置43と対向する面(図示手前面)が開口している。
【0054】
凹部75dの手前面上部であって、接続端子囲い壁75bの上面と上部ケース75cの手前面下部との間には、間隙75gを設けている。イオン発生装置43の電極カバー70の突起部70aは、この間隙75gを入口として本体10奥方向(図示奥方向)に向かって挿入されることで、スイッチシャフト76を押圧するようになっている。また、例えば子供がいたずらで指を突っ込んで、スイッチシャフト76を押圧したり接続端子72を触れたりできないように、スイッチシャフト76の先端は上部ケース75cの手前面より奥側に配置され、及び接続端子72の先端は接続端子囲い壁75bの手前面より奥側に配置されているとともに、この間隙75g及び接続端子囲い壁75bの内壁は子供の指が入らない形状又は大きさとなっていることが好ましい。また接続端子72の先端は囲い壁75bの手前面より奥側に配置されていることで、上方から水が垂れてきても、接続端子72に水が掛かり難く漏電を防止することができる。
【0055】
接続端子囲い壁75bは、接続端子72を図示上下左右から囲う壁面であり、凹部75dと同様イオン発生装置43と対向する面が開口している。接続端子囲い壁75bの外周形状は、イオン発生装置43の電極カバー70の先端部70b内周形状に対応する。また、ケース本体75aの凹部75dの形状と上部ケース75cの手前面部の形状は、電極カバー70の先端部70bの外周形状に対応する。すなわち、イオン発生装置43は、電極カバー70の先端部70bが凹部75dと接続端子囲い壁75bとの間隙に案内されることにより本体10奥方向に挿入される。また、ケース本体75aは、電極カバー70の先端部70bの入口となる凹部75dの開口の角部が切り欠かれ入口切欠部75eを有することにより入り口を広く形成する。接続端子ケース75は、イオン発生装置43の電極カバー70の先端部70bを誘導する構造(誘導部)を有することにより、電極カバー70の先端部70bをスムーズに凹部75dに案内することができる。これに伴い、イオン発生装置43の接続電極64は、接続端子72とスムーズに接続を行なうことができ、接続端子72に対するずれやがたつきをも防止することができる。
【0056】
被乾燥物に付着した水分や洗い作業中の水分等がイオン吹出口50等から本体10内部に侵入した場合、上部ケース75cによりスイッチシャフト76、接続端子72及び接続電極64に垂れる水を防水している。また上部ケース75c又は電極カバー70に垂れた水は、凹部75d内に浸入するが、接続端子72の下方に位置する面、ここでは凹部75bの下面である下方面75fは、接続端子ケース75の開口に向かって下方に傾斜させているため、水はこの下方面75fの傾斜により凹部75d内に溜まることなく下方に排出される。このため、接続端子72およびこの接続端子72に接続された接続電極64の周辺は水が溜まることなく漏電を防止することができる。
【0057】
次に、イオン発生装置43が本体10内部に設置される際のイオン発生装置検知スイッチ74および接続端子72との関係を説明する。
【0058】
図13(A)はイオン発生装置が本体内部に設置される前の様子を示す平面図であり、図13(B)はその側面の断面図である。
【0059】
図14(A)はイオン発生装置が本体内部に設置途中の様子を示す平面図であり、図14(B)はその側面の断面図である。
【0060】
図15(A)はイオン発生装置が本体内部に設置された後の様子を示す平面図であり、図15(B)はその側面の断面図である。
【0061】
図13(A)、図14(A)および図15(A)においては、上部ケース75cの図示は省略した。
【0062】
図13に示すように、イオン発生装置43は、引出41に収納されて本体10奥方向(図13右方向)に挿入される。このとき、スイッチシャフト76は、スプリング76aに付勢されて接続端子ケース75の開口方向に最も突出した状態である。また、マイクロスイッチ77はオフである。
【0063】
イオン発生装置43は所定位置まで挿入されると、図14に示すように、接続電極64の先端は接続端子72に接触し始める。また、電極カバー70の突起部70aは、先端がスイッチシャフト76の一端と接触する。このとき、電極カバー70の先端部70bは、接続端子ケース75の入口切欠部75e、凹部75dおよび接触端子囲い壁75bである誘導部により誘導されて本体10奥方向に挿入される。
【0064】
イオン発生装置43はさらに本体10奥方向に挿入されると、図15に示すように、接続電極64は接続端子囲い壁75b内に完全に挿入され、接続電極64と接続端子72とは接続状態となる。また、電極カバー70の突起部70aは、さらにスイッチシャフト76を本体10奥方向に押し出す。所定位置まで押し出されたスイッチシャフト76は、マイクロスイッチ77のレバー77aに接触し、マイクロスイッチ77をオンする。すると、高電圧電源71は、負極に接続された接続電極64に電圧を印加する。
【0065】
このとき、接続電極64が接続端子72に接続完了後、電極カバー70の突起部70aはスイッチシャフト76を本体10奥方向(図示右方向)に押し出しレバー77aを介してマイクロスイッチ77をオンする構造を有する。食器乾燥機1は、上述したとおりイオン発生装置検知スイッチ74がオンされた後にイオン発生装置43に電圧を印加する。食器乾燥機1は、必ず接続電極64と接続端子72との接続が完了した後にマイクロスイッチ77をオンさせイオン発生装置43に電圧を印加するため、接続電極64と接続端子72との接触不良の状態でイオン発生装置43に電圧を印加することがない。この結果、食器乾燥機1は、接続電極64と接続端子72との間でスパークが発生することを抑制することができる。
【0066】
接続電極64に電圧が印加されると、接続電極64に接続された保水体63が負に帯電する。すると、電流は最も放電しやすい場所を求めて流れる。通常、電子は先端がとがっている場所や金属など通電性に優れた場所に集まる性質を有する。このため、電子はミスト発生電極65へと集まる。すると、ミスト発生電極65において自然放電現象が起こり、その放電作用でイオン風が発生する。このイオン風を利用し、水はピコサイズまたはナノサイズ(500pm〜5000pm程度)の目に見えない微細なミストとしてミスト発生電極65から空気中に放出される。
【0067】
食器乾燥機1は、イオン発生装置43の設置の有無を、イオン発生装置検知スイッチ74の検知結果に基づいて表示するようになっている。食器乾燥機1の制御部31は、イオン発生装置43が設置された場合には、例えば操作部14の除菌運転ランプ56を点灯させる。また、制御部31は、イオン発生装置43が設置されていない場合には、除菌運転ランプ56を消灯させる。このように、食器乾燥機1は、このイオン発生装置43の設置状況を検知するイオン発生装置検知スイッチ74を有することにより、イオン発生装置43の設置状況やこのイオン発生装置43を用いた除菌運転の運転可否状況を、表示手段としてのランプを用いて好適に使用者に通知することができる。
【0068】
次に、食器乾燥機1の運転コースについて説明する。
【0069】
図16は、本実施形態における食器乾燥機の各運転コースの一例を説明するチャート図である。
【0070】
乾燥運転コースは、ヒータ45により加熱されて送風機44より送風された空気(温風)により被乾燥物を乾燥させる温風運転と、送風機44より送風された空気で乾燥物を冷却させる冷却運転とからなるコースである。例えば、乾燥運転コースは、運転開始からヒータ45および送風機44がONされて温風運転が50分間継続される。その後(運転終了10分前)、ヒータ45がOFFされ送風機44のみがONされて冷却運転が10分間継続される(全体で60分)。
【0071】
乾燥・除菌運転コースは、温風運転と冷却運転に加えイオンを吹き出す除菌運転を行うコースである。例えば、乾燥・除菌運転コースは、温風運転開始から10分後にイオン発生装置43がONされて除菌運転が開始される。除菌運転は40分間継続され、その後(運転終了10分前)イオン発生装置43がOFFされ除菌運転は終了する。乾燥・除菌運転コースにおけるヒータ45および送風機44の動作は、乾燥運転コースと同様である。
【0072】
次に上記した他に、本体10内部に設けられたイオン発生装置43の防水構造について説明する。
【0073】
被乾燥物に付着した水分は、乾燥室21の排水孔33から本体10内部に配置された水受カップ34にて回収される。しかし、例えば温風吹出口49から供給される空気によってこの水分が飛散したり、使用者の洗い作業によって、イオン吹出口50などから本体10内部へ侵入する恐れがある。イオン発生装置43は、除菌運転時においては、高電圧電源からマイナス電圧が印加される。このため、イオン発生装置43の接続電極64と接続端子72に水が付着した場合、漏電の恐れがある。そこで本実施形態における食器乾燥機1は、本体10内部にイオン発生装置43の防水構造を有する。
【0074】
図17は、本体内部のイオン発生装置の防水構造を説明する縦断面図である。
【0075】
なお、図3の食器乾燥機1の断面図は、乾燥室21内における排水の様子を特に示す概念的な図であるため防水構造は示されていない。
【0076】
防水構造は、上部防水壁80および下部防水壁81からなる。上部防水壁80および下部防水壁81は、イオン発生装置43とイオン吹出口50との間の空間であるイオンの供給路82(図17においては矢印で示す)に形成される。
【0077】
上部防水壁80は、本体10内部の上壁から下方に伸びた壁面である。具体的には、本体10を形成する乾燥室壁面83と仕切板32との接続部分から、乾燥室壁面83が垂直下方向に所定量延長された壁面である。下部防水壁81は、本体10内部の底面84から垂直上方向に伸びた壁面である。また、下部防水壁81を介してイオン発生装置43と対向する側の本体10内部の底面84には、排水穴85が形成される。
【0078】
イオン吹出口50から侵入した水分の一部は、上部防水壁80を伝って流れ落ちて本体10内部の底面84に集まる。また、その他の侵入した水分は、本体外観を構成する本体壁面86を伝ったり直接底面84に流れ落ちたりして本体10内部の底面84に集まる。底面84に集められた水分は、本体10内部の底面84に設けられた排水穴85から本体10外部に流出する。このとき、上部防水壁80は、下部防水壁81よりも本体10外側に配置されるのが好ましい。上部防水壁80が下部防水壁81よりも本体10内側に配置された場合、上部防水壁80を伝う水分がイオン発生装置43側に流れ落ち、排水穴85が設けられた底面84に水分を集めることができないためである。
【0079】
上部防水壁80および下部防水壁81を設けることにより、イオン吹出口50から本体10内部へ侵入した水部は、イオン発生装置43に達することなく好適に本体10内部の底面84に集められ、排水穴85から本体10外部へ排水することができる。このため、イオン発生装置43の接続電極64に水分が流れ込み、漏電が発生することを防止することができる。
【0080】
本実施形態における食器乾燥機1によれば、イオン発生装置43を備えた場合であっても使用者に対する安全が十分に配慮された構造となっている。具体的には、食器乾燥機1は、イオン発生装置43の設置の有無を検知するイオン発生装置検知スイッチ74を、イオン発生装置43(引出41)を設置する場合の挿入方向奥側に配置することにより、使用者の手指(特に子供など小さい手指)が不用意にイオン発生装置検知スイッチ74に触れることを防止することができる。このため、イオン発生装置検知スイッチ74が誤動作によりオンすることを防止することができる。これに伴い、例えば食器乾燥機1は、イオン発生装置検知スイッチ74のオンをイオン発生装置43に対する電圧印加の条件の1つとすることができる。
【0081】
また、高電圧電源71の接続端子72と接続されるイオン発生装置43の接続電極64を電極カバー70で覆うことにより、接続電極64に埃や水分が付着しにくくなり、漏電を好適に防止することができる。また、この電極カバー70は、イオン発生装置検知スイッチ74をオンするためのスイッチを兼ねているため、部品点数を削減することができる点においても有効である。
【0082】
さらに、食器乾燥機1は、接続電極64が接続端子72と確実に接続でき、また電極カバー70が確実にイオン発生装置検知スイッチ74をオンすることができるように、接続端子ケース75に誘導部を設けた。これにより、食器乾燥機1は、接続電極64と接続端子72および電極カバー70とイオン発生装置検知スイッチ74をスムーズに接続させることができ、接続端子72に対するずれやがたつきをも防止することができる。また、食器乾燥機1は、接続電極64が接続端子72との接続完了後に電極カバー70がイオン発生装置検知スイッチ74をオンする構造としたため、接続電極64と接続端子72との接続不良を防止することができる。
【0083】
さらにまた、食器乾燥機1は、イオン発生装置43の接続電極64や接続端子72に水分が付着することを防止しさらに水はけのよい構造を実現するため、上部ケース75c、電極カバー70又は接続端子囲い壁75bを設けたり、凹部75dに傾斜を設けたり、本体10内部に上部防水壁80および下部防水壁81を設けたり、水分を本体10内部から排出させる排水穴41e、85を設けた。これにより、食器乾燥機1は、イオン発生装置43に対する電圧印加時の漏電の発生を好適に防止することができ、使用者は安全に食器乾燥機1を使用することができる。
【0084】
なお、本実施形態においては、被乾燥物および乾燥室21の除菌作用を有するイオンを発生させる装置にイオン発生装置43を適用して説明したが、他のイオン発生装置に適用してもよい。
【0085】
また、イオンの帯電量が多い場合などには、除菌運転中において使用者が蓋体11を開けて帯電した食器類や食器カゴ12などを不用意に触れないように、除菌運転中に蓋体11をロックするロック機能を有してもよい。
【0086】
さらに、主に食器などの乾燥物を乾燥させる機能を有する食器乾燥機1について説明した。しかし、食器を洗浄する機能を備えた洗浄機能付食器乾燥機に本発明を適用してもよい。
【符号の説明】
【0087】
1 食器乾燥機
10 本体
11 蓋体
12 食器カゴ
14 操作部
21 乾燥室
32 仕切板
41 引出
41e 排水穴
43 イオン発生装置
44 送風機
45 ヒータ
50 イオン吹出口
51 入/切ボタン
56 除菌運転ランプ
64 接続電極
70 電極カバー
70a 突起部
70b 先端部
71 高電圧電源
72 接続端子
74 イオン発生装置検知スイッチ
75 接続端子ケース
75a ケース本体
75d 凹部
75e 入口切欠部
76 スイッチシャフト
77 マイクロスイッチ
80 上部防水壁
81 下部防水壁
82 供給路
85 排水穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
前記本体を覆い前記本体とともに乾燥室を形成する蓋体と、
前記乾燥室に設置され被乾燥物を収納する食器カゴと、
前記乾燥室に向けて空気を送風する送風機と、
前記空気を加熱するヒータと、
イオンを発生させ前記乾燥室内に供給するイオン発生装置と、
前記イオン発生装置の設置の有無を検知する検知手段とを備え、
前記イオン発生装置は、前記本体内部の所定方向に挿入されることにより設置され、
前記検知手段は、前記イオン発生装置が前記本体内部に設置される際の挿入方向奥側に配置されたことを特徴とする食器乾燥機。
【請求項2】
電圧を発生させる電源と、前記電源の電極の接続端子とを有する電源装置をさらに備え、
前記イオン発生装置は、前記接続端子と接続する接続電極と、前記接続電極を覆う電極カバーとを有する請求項1記載の食器乾燥機。
【請求項3】
前記検知手段は、スイッチのオンまたはオフにより前記イオン発生装置の設置の有無を検知し、
前記電極カバーは、前記イオン発生装置が所定位置に設置された場合に前記スイッチをオンする構造を有する請求項2記載の食器乾燥機。
【請求項4】
前記電源装置は、前記スイッチがオンされた場合に前記電圧を発生させ、
前記電極カバーは、前記接続電極が前記接続端子に接続完了後、前記スイッチをオンする構造を有する請求項3記載の食器乾燥機。
【請求項5】
前記接続端子を覆う接続端子ケースをさらに備え、
前記接続端子ケースは、前記接続電極を前記接続端子と接続させるため前記電極カバーを誘導する誘導部を有する請求項2記載の食器乾燥機。
【請求項6】
前記接続端子ケースは、前記接続端子の下方に位置する面が前記接続端子ケースの開口に向かって下方に傾斜した請求項5記載の食器乾燥機。
【請求項7】
前記本体は、前記イオン発生装置の設置位置近傍の底面に排水穴を有する請求項1記載の食器乾燥機。
【請求項8】
前記イオン発生装置は、前記本体内部に設置され、
前記本体は、前記イオンを前記乾燥室へ供給するイオン用吹出口と、前記イオン発生装置と前記イオン用吹出口との間の前記イオンの供給路に形成され前記本体内部の上壁から下方に伸びた上部防水壁と、前記供給路に形成され前記本体内部の底面から上方に伸びた下部防水壁と、前記下部防水壁を介して前記イオン発生装置と対向する側の前記本体内部の底面に形成された排水穴とを有する請求項1記載の食器乾燥機。
【請求項9】
前記検知手段が前記イオン発生装置の設置の有無を表示する表示手段をさらに備えた請求項1記載の食器乾燥機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−24411(P2012−24411A)
【公開日】平成24年2月9日(2012.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−167453(P2010−167453)
【出願日】平成22年7月26日(2010.7.26)
【出願人】(502285664)東芝コンシューマエレクトロニクス・ホールディングス株式会社 (2,480)
【出願人】(503376518)東芝ホームアプライアンス株式会社 (2,436)
【出願人】(000164140)金澤工業株式会社 (54)
【Fターム(参考)】