説明

食器洗浄機のシンク用水切り具

【課題】業務用食器洗浄システムにおいて、シンク槽を利用して予備洗浄された食器類を効率良く、作業台を汚すことなくラックへ移し変える作業を行うための装置を提供して予備洗浄作業の労力を軽減し、且つ、作業効率を向上させることを目的とする。
【解決手段】請求項1では、洗浄前の食器を浸漬するシンク槽で使用する水切り具をシンク上縁に架設するための水切り具保持具を形成する。この保持具は、外筒の両端から収納した一対の内筒の一端と、外筒に形成した操作部とを弾性体を介してワイヤで連結し、操作部操作によって内筒の他端が外筒の両端部から出入自在となるように形成し、当該突出端によって水切り具をシンク上縁に架設保持するのである。また、この水切り具を使用するための専用シンクとして、水切り具を係止させるための一又は複数の横溝をシンクの横方向内壁の対向する位置に形成するのである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は広くは食器洗浄用シンクに関するものであり、特に、業務用食器洗浄機の予備洗浄に使用されるシンク構造と当該シンク専用の水切り具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ホテルやレストラン、食堂などの厨房に設置される業務用食器洗浄装置は概ね図1に示すような構造となっている。
【0003】
食器洗浄および乾燥処理を行う業務用食器洗浄装置1は通常食堂カウンタに隣接して設けられている。食堂カウンタに戻された使用済みの食器類は搬入台2上に載置されて箸や発泡スチロール類、残飯などのごみを分別除去後、食器洗浄機で本洗いする前に予備洗浄を行うシンク槽3に浸漬する。
【0004】
シンク槽3には水あるいは温水あるいは洗剤を投入した洗浄液が張られており、本洗浄前に一定時間このシンク槽3に食器類を貯留して食器に付着した食べかすや汚れを遊離させる。その後、4のラック載置台に載置したラック(図示せず)へと手作業で移し変える作業を行い、洗浄機本体5へ投入、本洗浄・乾燥作業を行っている。
【0005】
これらの一連の作業が効率良く行えるように通常、搬入台2、シンク槽3、ラック載置台4、洗浄機本体5は横ならびに一体的に配置され、それぞれの奥行きおよび高さはほぼ同一に形成されている。
【0006】
シンク槽での予備洗浄は、シンク槽3へ食器類を直接投入したり、適当な大きさのかごを搬入台2に載置してこれらへ食器を並べて、これが食器類で満たされるとシンク槽3へ引き込み浸漬している(特許文献1)。
【0007】
また、シンク槽3へ高温水を張り込んでこびりついた汚れを効率よく落とす方法では高温水の中へ手を入れて食器を引き上げることができない。この場合は食器リフトを連結した水切り構造を有するパンチング板やすのこ状あるいは網状等の底板をあらかじめシンク槽の底へ設置し、洗浄後の引き上げ作業はリフトで行っている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2003−180462号公報
【特許文献2】特開平8−182646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
シンク槽での食器の予備洗浄は、あらかじめシンク槽底面部に設けられた排水溝を栓でふさいで一定量の水等を張り、ここへ食器類を直接投入している。あるいは、適当な大きさのかごやラック等をシンク内へ沈めて食器を投入したり複数のラック等を使用して食器ごとに分別してこれらをシンク内へ漬けて予備洗浄を行っている。
【0010】
シンク槽内で徐々に食器類が積み重なっていくと底の方にたまった食器が見えなくなり、水の汚れもあってシンク槽内が可視できなくなる。このような状態で食器のストックがなくなると、必要な器をシンク内で手探りで探すか、いったん排水する必要がある。これでは効率が悪いうえ、食器類をいたずらにかき回して食器類を破損させ、また、食器を探
すたびに排水していては水を浪費することになる。
【0011】
また本洗浄へと移行する際には、ある程度の深さを有するシンク槽内にいちいちかがみ込んで食器を拾い上げラックへと並べなくてはならず、この腰をかがめての上下運動の繰り返しが作業者にとって大きな負担となっている。
【0012】
特許文献1では搬入台上でかごに食器を並べた後シンク槽へと移しているが、これでは搬入台が残飯や汚水で汚れてしまう。また予備洗浄後かごを引き上げてどこかに載置すると同様に其の場所が汚れてしまう。これらを防止するためにシンク槽内にかごを置いたままラックへと移し変える作業を行うと前述のような食器の拾い上げ作業が必要となる。
【0013】
特許文献2ではあらかじめ、シンク槽へ沈められた水切り板をリフトで引き上げているが、装置自体が大掛かりなものとなりコスト高をまねく。
【0014】
そこで、本発明では、シンク槽を利用して予備洗浄された食器類を作業台を汚すことなく、且つ、効率良くラックへ移し変える作業を行うための装置を提供し、予備洗浄作業の労力を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するために、請求項1では、洗浄前の食器を浸漬するシンク槽で使用する水切り具をシンク上縁に架設するための水切り具保持具を形成する。この保持具は、外筒の両端から収納した一対の内筒の一端と、外筒に形成した操作部とを弾性体を介してワイヤで連結し、操作部操作によって内筒の他端が外筒の両端部から出入自在となるように形成するのである。
【0016】
このように形成した一対の保持具を水切り機能を有する水切り具の横方向両端縁付近に取り付けるのである。
【0017】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の保持具と水切り具を一体形成するのである。
【0018】
請求項3記載の発明は、シンクの横方向内壁の対向する位置に水切り具を係止させるための一又は複数の横溝を形成するのである。
【発明の効果】
【0019】
1.請求項1記載の水切り具保持具は網等、所望形状、大きさの水切り具に簡単に脱着できるため、交換、メンテナンスが容易である。また、シンク奥行きはほぼ規格で定められており定型であるため、現在使用中の前洗い用シンクの横幅の大小にかかわらず、適当な大きさの水切り具を別途購入して保持具を取り付けるだけで、既存のシンク槽に適用可能な専用の水切り具を形成できる。また、保持具は脱着容易であるため、収納時は保持具と水切り具に分解して収納可能である。
【0020】
2.シンク槽で使用する水切り具に取り付けて水切り具をシンク槽上縁に架設できるため、今まで、シンク底にたまった食器類をシンク内へ逐一かがみこんで拾い上げラックへと並び替えていた作業が、ラック載置面と同一平面上にシンク上に架設された水切り具からの水平方向の移し替え作業となる。従って、作業者の負担が大幅に軽減され、作業効率も向上する。さらに、食器から垂れた汚水はシンク槽内へ流れるため、後処理も容易である。
【0021】
3.食器のストックがなくなったとき、シンク槽内の水が汚れているとシンク槽へ浸漬された器類の中から必要な器を探し出すことは困難であった。また、手探りで無理やり下
方の器を引っ張り上げようとすると食器を損傷してしまうことがあった。また、食器を探すたびに排水していては水を浪費することになる。しかしながら本願では、必要な時に水切り具をシンク槽上へ架設できるため、浸漬途中であっても適宜水切り具を引き上げて、積み上げられた食器の中から所望の食器を見つけやすく、取り出しも容易である。
【0022】
従って、食器の損傷や水の浪費を生じさせることなく効率よく必要な食器を探すことができる。つまり食器のローテーションがスムーズでロスが少なくなり、食器のストックをむやみに増やす必要がなくなる。
【0023】
4.請求項2記載の水切り具は保持具と水切り具が一体形成されているため、取扱容易且つ、設置容易である。一方、簡易構造であるため低コストで生産可能である。
【0024】
5.シンク内壁に水切り具を係止する溝を形成したため、食器の量等によって水切り具の係止位置を調整できて便利である。また、溝をシンク槽に形成するだけであるため、製造コストが低廉で済む。
【0025】
さらに、同一シンク槽に複数の水切り具を使用し、それぞれを異なった係止位置に設置しておくと、食器の大きさや使用頻度等によって分別浸漬が可能である。
【0026】
6、業務用の前洗い用シンク槽での使用だけでなく、家庭用シンクであっても排水口を塞ぐ等してシンクに水張りができれば家庭用食器洗浄機への投入前の食器類の漬け置きに使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】業務用食器洗浄装置の配置構成を示す説明図。
【図2】請求項1記載のシンク槽用水切り具の保持具正面図。
【図3】請求項1記載の保持具を水切り網に取り付けた状態を示す説明図。
【図4】保持具を取り付けた水切り網をシンク槽上に架設した状態を示す斜視図。
【図5】保持具と網を一体形成した水切り具の正面図。
【図6】同、斜視図。
【図7】内壁面に水切り網係止溝を有するシンク槽の断面図。
【図8】係止溝を有するシンク槽で水切り網を上下させる様子を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0028】
次に本発明の具体的な構成について図面を参照しながら詳細に記載する。
図2が請求項1記載の、シンク槽で使用する網やスノコ等の水切り具を係止する保持具6の正面図である。
【0029】
保持具6は操作部、作動部及びこれらを連結する操作ワイヤにより構成される。より詳しくは、保持具6は円筒状外筒7の両端部付近に外筒の略二分の一以下の長さを有する円柱状内筒8、9を内装したものであって、外筒7の略中央上部には作業者が手で握ることができるハンドル10を取り付ける。ハンドル10と一体的に形成したレバー11の端部11aにはワイヤ12が巻架されておりワイヤ12の両端は内筒8、9の内側端部8a、9aに連結する。
【0030】
外筒7の内部にはワイヤ12の挿通孔を有する仕切り壁13、14が形成されており、内筒8、9と壁13、14の間にばね等の弾性体15、16を介在させて内筒先端部8b、9bが外筒7の左右の開口部から突出するように付勢している。
【0031】
保持具6を構成する外筒、内筒およびハンドル等の素材は問わず、耐水性や適度の耐久
性を有するものであれば良い。また、ハンドル操作部の構造も内筒先端部の出し入れ操作を可能とする構造であれば、ハンドルの形状やワイヤの引き上げ方法および構造などこの実施例に限定されるものではない。
【0032】
このように形成した保持具6を格子状水切り網17の横方向両端縁付近に取り付け固定するのである(図3)。両手で操作部を把持して水切り網17を引き上げるため保持具6−6は一対で使用される。
【0033】
結束具や耐水性粘着テープ等、保持具と水切り網を確実に連結できれば固定方法や固定部材は限定されない。
【0034】
この水切り網の大きさは使用するシンク槽の大きさによって異なるが、シンク平面面積よりも一回り程度小さいものが望ましい。
この水切り網は収納等の簡便性を考慮して中央部で折り畳めるものであっても良い。さらに、網に限定されるものではなく、パンチング板、スノコ、かご、ラック等水切り機能を有すれば適宜応用が可能である。
【0035】
また、平板な板状であっても、周縁が立設されていても良い。周縁が立ち上がっていると食器類脱落の防止につながるが、ラックへの移し替え作業の障害とならない程度の高さであることが望ましい。
【0036】
また、横幅の異なるシンク槽への使用を可能とするために、網等の水切り具本体の両端付近に伸縮部を横方向へスライド自在に収納して、使用するシンク槽の横幅に応じて水切り具が伸縮するように形成しても良い。
【0037】
保持具6の長さは外筒7の長さが網とほぼ同じ長さであって、内筒8,9が突出した状態の保持具6の全長をシンク槽の縦方向よりやや長めに形成して、水切り具をシンク槽上縁に架け渡すのに十分な長さである必要がある。シンク槽奥行きは規格により一定であることが多く、保持具の全体長さはほぼ一定のものになると考えられる。
【0038】
実際に保持具6を取り付けた水切り網17をシンク槽上に架け渡した状態が図4に示されている。内筒8,9の端部8a、9aが外筒7の両開口部から突出した状態でシンク槽の前方縁と手前縁の上に接しており、網17は、シンク槽上に確実に係止された状態を保持できるのである。
【0039】
次に請求項2記載の保持具と網とを一体形成したシンク用水切り具27が図5に示すものである。図6の斜視図では格子状水切り網18に一対の保持具26−26が一体形成されている。
【0040】
前述の保持具とは操作ハンドルの形状が異なっているが、この形状にこだわるものではない。しかしながら水切り網を水張りしたシンク槽に沈め、使用済み食器を順次投入することや、ラックへの移し変え作業を考慮すると操作部形状はより平面的で出っ張りの少ないものであることが望ましい。
【0041】
保持具のおおよその構造は前述のものとほぼ同じである。
シンク槽の縦方向長さより若干短めの寸法を有する長方形形状の格子状網18の下面に外筒19を一体形成し、外筒の両方の開口部から出入可能に内筒20、21を収納する。内筒の一端20a、21aにはワイヤ22、23を連結する。
【0042】
外筒の略中央上部に平面視において水切り網18より突出させた状態で操作部を形成す
る。
【0043】
操作部はグリップハウジング24に引き上げレバー25が弾性体を介して取り付けられている。引き上げレバー25を引き上げるとワイヤ22、23が内側から内筒20,21を引き寄せて内筒の突出端20b、21bが外筒19内に収納されるのである。
【0044】
引き上げレバ―25を把持していないときは、外筒19に収納されたばね等の弾性体28,29の付勢力によって内筒の先端部20b、21bは外筒の両端から突出した状態が保たれている。
【0045】
次に、このシンク用水切り網の使用方法であるが、まずシンク用水切り網をシンク底に設置する。設置するときは操作ハンドルを把持して内筒を外筒に収納させた状態で行う。シンク槽に水あるいは洗剤を混入した洗浄液を張り、搬入台へ運ばれてくる使用済み食器から残飯や、ごみ等を取り除いてから順次シンク槽へと投入していくのである。適当な時間シンク槽へ浸漬して食器に付着した汚れを遊離させたあと、水を排出し、シンク内に手を入れて操作ハンドルを把持し、食器とともに水切り網をシンク上まで引き上げてから引き上げレバ―を離すと内筒の先端部が突出してシンク槽の前方縁と手前縁に当接し、食器を乗せた水切り網をシンク槽上に架設した状態を保持できるのである。
【0046】
このとき食器類から汚水等が垂れてもシンク槽の上であるため後処理が容易である。また次の手順である、食器洗浄機での本洗い用ラックへの積み替えはラック載置台とシンク上端が同一レベルの略水平面上にあるため横方向への積み替え作業となる。従来のシンク槽内へかがみこんで食器を拾い上げる作業に比べると格段に労力が軽減され、作業時間も短縮されるのである。
【0047】
請求項4記載のシンク構造については図7及び図8に記載されている。
図7が、保持具付き水切り網を係止する溝が内壁に形成されたシンク槽30の断面図である。
【0048】
シンク槽30は、通常の食器洗浄システムで使用されているステンレス製シンクであって、シンクの長尺方向の内壁30a、30b(断面図なため図には表示せず)に横溝が形成されている。図面では三本の溝31,32,33が形成されているが、溝の数や溝間の幅はこれに限定されるものではない。複数の高さの溝を形成した理由は、シンク槽へ浸漬する食器類の量が日によって異なるからである。
【0049】
レストランや料亭などで、団体客が入った時や、日、祝日等の繁忙期には洗浄する食器の量も多くなる、一方で、平日は食器の量もかなり少なくその差が激しい。このような場合に、食器の量によって水切り網を係止する場所を調整できると便利である。すなわち、食器の量が多くなると予想されるときは、水切り網をシンク底に設置し、少ないときは上方の溝に係止するのである。
【0050】
上方に水切り網を係止すると、引き上げ作業等が楽となる一方、洗浄水の節約等を考慮すると、水切り網をシンク底に設置しておくことが望ましい場合もあり、使用者の要望に応じた位置で水切り網の設置が行えるので便利である。
【0051】
ここでは、水切り網の大きさや保持具の取り付け位置が異なっても対応可能なようにシンク横方向と同一長さを有する溝を形成しているが、市場に出回っている定型のシンクであれば、水切り網保持具の係止部分が当接する箇所に係止孔のみを設けてもかまわない(図示せず)。
【0052】
一方、図7に示したように横溝を形成しておくと、複数の保持具付き水切り具を同時に設置可能である。たとえば、シンク槽縦方向とほぼ同じ長さであって、横方向の二分の一程度の横長さを有する水切り具を二枚用意し、それぞれに一対の保持具を取り付けるのである。そうすると水切り具を異なる溝に係止させて食器を分別浸漬することができるのである。
【0053】
次に、専用シンク槽での水切り網の使用方法を説明する。
横溝を形成した専用シンク槽30の断面を右側面から表したものが図8である。
【0054】
専用シンク槽30で使用する水切り網の構造は前述の保持具と網を一体形成したものであって、外筒35に収納した一対の内筒36,37を弾性体42,43を介してワイヤ40,41で引き上げレバ―39と連結し、把持部38と引き上げレバ―39から構成される操作ハンドルによって内筒の突出端36a,37aを出入させて水切り網34の上下操作を行う。
【0055】
内筒36,37の突出先端部36a、37aは砲弾状に形成されており、一方、係止溝も開口部に向けて拡開するテーパー状に形成されている。従って、操作ハンドル38を把持して水切り網34を上方へ持ち上げると係止溝の上壁に当接した内筒がばね42、43を押し下げて、内筒先端部が外筒の内側へと収納され、少しの力で容易に水切り網を上方へ移動させることができる。
【0056】
次の係止溝あるいはシンク上端まで来るとばねの付勢によって内筒が元の位置まで復帰するため突出部が外筒開口部から出現し、次の係止溝に嵌合し、あるいはシンク上端縁に当接するのである。
【0057】
水切り網34を下方の溝へ押し下げる時やシンク底へ設置するときにだけ、引き上げレバ―39を把持部38方向へ確実に引き上げて内筒先端部36a、37aを外筒35に収納した状態を保持しながら下方へ移動させるのである。
【0058】
また、食器をのせた水切り網はかなりの重量になっていることがあり、水切り網の引き揚げ作業をフットペダル等の押し上げ装置を別途設けて楽に引き上げる方法も考えられる。その他、電動等自動で水切り網を引き揚げる方法も利用できる。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本発明はレストランや料亭などに設置されている業務用食器洗浄機の予備洗浄シンク槽で使用することができるが、業務用に限らず、水を張ることができるタイプの家庭用シンク槽でも利用可能である。
【符号の説明】
【0060】
6、水切り具保持具 17、18、44、水切り具
7、19、35、外筒 8,9,20,21,36,37、内筒
12,22,23,40,41、ワイヤ
15,16,28,29,42,43、弾性体
10、操作ハンドル 24、38、グリップハウジング
11、25、39、引き上げレバ―
31,32,33、係止溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水切り具をシンク上縁に架設する水切り具保持具であって、
外筒に収納した一対の内筒の各一端と、外筒に形成した操作部とを弾性体を介して連結し、操作部操作によって一対の内筒の各他端が外筒の両端部から出入自在となるように形成したことを特徴とする、水切り具保持具。
【請求項2】
請求項1記載の水切り具保持具を一体形成した水切り具。
【請求項3】
シンク槽内壁の対向する位置に、請求項1記載の保持具を有する水切り具を係止させる、一又は複数の溝を形成したことを特徴とするシンク槽。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−40217(P2012−40217A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−184682(P2010−184682)
【出願日】平成22年8月20日(2010.8.20)
【出願人】(510226576)株式会社小金 (1)
【Fターム(参考)】