飲料ディスペンサ
【課題】本発明は、ケーシングを取り外す必要性を低減でき、メンテナンスの利便性を向上できる飲料ディスペンサを提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明による飲料ディスペンサは、仕切り板3には、カップステージの背面側に位置するように下部開口3aが設けられている。また、仕切り板3には、下部開口3aを閉じるようにセパレータカバー30が着脱自在に取り付けられている。コントロールボックス7等のメンテナンスは、仕切り板3からセパレータカバー30を取り外すことで実施される。
【解決手段】本発明による飲料ディスペンサは、仕切り板3には、カップステージの背面側に位置するように下部開口3aが設けられている。また、仕切り板3には、下部開口3aを閉じるようにセパレータカバー30が着脱自在に取り付けられている。コントロールボックス7等のメンテナンスは、仕切り板3からセパレータカバー30を取り外すことで実施される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばお茶やスープ等の飲料を供給する飲料ディスペンサに関する。
【背景技術】
【0002】
従来用いられていたこの種の飲料ディスペンサとしては、例えば特許文献1等に示されている飲料ディスペンサが用いられている。すなわち、従来の飲料ディスペンサでは、仕切り板によってケーシング内の空間が前方空間と機械室とに区画されている。前方空間には、例えば飲料生成機構やカップステージ等が配置され、機械室には、例えば貯水タンクや冷凍回路等が配置されている。前方空間に配置された構成部品のメンテナンスは、ケーシングの前方の開口から行われる。これに対して、機械室に配置された構成部品のメンテナンスは、ケーシングを取り外すことで機械室を露出させ、その後に飲料ディスペンサの側方及び後方から行われる。
【0003】
【特許文献1】特開2004−113282号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような従来の飲料ディスペンサでは、ケーシングを取り外さなければ機械室に配置された構成部品のメンテナンスを行うことができないので、作業性が悪く、メンテナンスの利便性が低下している。特に、飲料ディスペンサ全体が壁に埋め込まれている場合には、作業スペースの確保が難しくケーシングの取り外しが困難となるため、作業スペースを確保できるように飲料ディスペンサ全体を移動させる必要がある。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ケーシングを取り外す必要性を低減でき、メンテナンスの利便性を向上できる飲料ディスペンサを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る飲料ディスペンサは、本体底板に取り付けられたケーシングと、ケーシング内で本体底板上に立設され、ケーシング内の空間を前方空間と機械室とに区画する仕切り板と、前方空間内に位置するように本体底板上に配置されたカップステージと、カップステージの背面側に位置するように仕切り板に設けられた下部開口と、下部開口を閉じるように仕切り板に着脱自在に取り付けられたセパレータカバーとを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の飲料ディスペンサによれば、セパレータカバーが下部開口を閉じるように仕切り板に着脱自在に取り付けられているので、セパレータカバーを仕切り板から取り外すことで、機械室の下部に配置された構成部品のメンテナンスを飲料ディスペンサの前方から下部開口を通して行うことができる。これにより、ケーシングを取り外さずに機械室の下部に配置された構成部品のメンテナンスを行うことができ、ケーシングを取り外す必要性を低減でき、メンテナンスの利便性を向上できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による飲料ディスペンサを示す斜視図である。図において、本体底板1には、ケーシング2と仕切り板3とが取り付けられている。ケーシング2は、前方に開口を有する箱状に形成されており、このケーシング2には、正面に飲料注出ボタン等を備えた正面パネル(図示せず)が揺動開閉可能に装着されており、正面パネルが開かれることでケーシングの開口が開放されるようになっている。仕切り板3は、ケーシング2内で本体底板1上に立設されており、ケーシング2内の空間を前方空間2aと機械室2bとに区画している。なお、前方空間2aは、正面パネルと仕切り板3との空間であり、機械室2bは仕切り板3の後方に位置する空間である。前方空間2aには、飲料生成機構4、注出ガイド5、及びカップステージ6が配置されている。
【0009】
飲料生成機構4は、ベース部材40と、複数のキャニスタ41と、複数のミキシングユニット42とを有している。各キャニスタ41は、互いに異なる種類の粉末原料をそれぞれ格納している。各キャニスタ41の前方下端部には、粉末原料を放出するための放出部41aがそれぞれ設けられている。各ミキシングユニット42は、対応するキャニスタ41の下部に配置されており、対応するキャニスタ41の放出部41aから放出された粉末原料を受け入れるように構成されている。各ミキシングユニット42には、内部に温水又は冷水が供給されるようになっており、各ミキシングユニット42は、供給された温水又は冷水と受け入れた粉末原料とを混合させることにより、飲料を生成する。ベース部材40は、キャニスタ41の下方かつミキシングユニット42の後方に、仕切り板3から前方に向けて突出するように構成されている。キャニスタ41及びミキシングユニット42は、ベース部材40に着脱自在に取り付けられている。
【0010】
各ミキシングユニット42の下端部には、生成した飲料を放出するための放出口42aが設けられている。注出ガイド5は、ミキシングユニット42の下部に着脱自在に取り付けられており、各放出口42aから放出された飲料を受ける。図示はしないが、注出ガイド5は、その内側に各放出口42aからそれぞれ放出された飲料が別々に流通する3つの流路を有しており、飲料生成機構4で生成された飲料をカップステージ6へ案内する。ミキシングユニット42の後方には、後述する構成によってミキシングユニット42内と連通するダクト10が設けられている。ダクト10の底面には、排水口101が設けられており、排水口101の下方には、排水パイプ11が設けられている。
【0011】
カップステージ6は、注出ガイド5の下方に配置されている。また、カップステージ6は、本体底板1上に載置されている。すなわち、カップステージ6は、前方空間2aの下部に配置されている。カップステージ6には、ステージ本体6aと、カバー体6bとが設けられている。ステージ本体6aは、利用者がカップを置くためのものであり、飲料生成機構4で生成された飲料がステージ本体6a上のカップに注がれる。カバー体6bは、ステージ本体6aの上方空間の側部、後部、及び上部を覆うように形成されており、飛び散った飲料が例えば仕切り板3等の他の部材に付着することを防ぐものである。
【0012】
後に詳しく説明するが、仕切り板3には、カップステージ6の背面側に位置するように下部開口が設けられており、下部開口を閉じるようにセパレータカバー30が着脱自在に取り付けられている。
【0013】
次に、図2は、図1のベース部材40の断面図であり、図3は、図2のミキシングユニット42が取り外された後のホルダ13を下方から見上げる斜視図である。図2に示すように、ベース部材40には、キャニスタ41(図1参照)を支持するための支持面40aが設けられている。また、ベース部材40には、支持面40aの下方で撹拌用モータ14とカップリング用マグネット15とを支持するためのホルダ13が取り付けられている。
【0014】
図3に示すように、ホルダ13には、ミキシングユニット42に温水又は冷水を供給するための吐出口13aと、下方に延びる一対の断面L字状の係合部13bが設けられている。ミキシングユニット42の外面には、この係合部13b上をスライドされるフランジ42c(図10参照)が設けられており、各ミキシングユニット42は、ホルダ13に対して前方から脱着自在とされている。
【0015】
図2に示すように、ミキシングユニット42は、ミキシングケース43、ミキシングキャップ44、及びインペラ45を含んでいる。ミキシングケース43は、上部開口の容器状に形成されており、ミキシングキャップ44は、ミキシングケース43の上部に取り付けられている。インペラ45は、棒状の軸部45aと、軸部45aの上端に設けられた円環状の磁石部45bと、軸部45aの下端に設けられるとともに下面に撹拌羽45dが形成された円板部45cとを有している。磁石部45bは、ミキシングキャップ44に保持されており、ミキシングユニット42がホルダ13に取り付けられた際に、カップリング用マグネット15に対向して配置される。すなわち、撹拌用モータ14は、カップリング用マグネット15の磁気作用を介して、インペラ45に接続されている。撹拌用モータ14の駆動力は、カップリング用マグネット15、磁石部45b、及び軸部45aを介して円板部45cを回転させる。円板部45cが回転されると、ミキシングケース43内に供給された粉末原料と温水又は冷水とが撹拌羽45dによって撹拌される。
【0016】
ミキシングユニット42の後端には、ミキシングケース43とミキシングキャップ44とによって形成された通路であるオーバーフロー部42bが設けられている。このオーバーフロー部42bは、ダクト10内で開口されており、ミキシングケース43からのオーバーフロー水をダクト10に排出するためのものである。ダクト10に排出されたオーバーフロー水は、排水口101を通って排水パイプ11(図1参照)に排出される。図示はしないが、排水パイプ11の下端開口は、カップステージ6内で開放されており、オーバーフロー水は、カップステージ6を介して機外に排出される。
【0017】
次に、図4は、図2のダクト10を示す斜視図であり、図5は、図4のダクト10が取り外された後のベース部材40の周辺を示す斜視図である。図4に示すように、ダクト10は、上面に開口部102を有する箱型に形成されるとともに、一端10aから他端10bに向かって下方に傾斜された底部103を有している。排水口101は、他端10b側に配置されており、ミキシングユニット42からのオーバーフロー水は、底部103の傾斜によって排水口101に集められる。
【0018】
また、ダクト10には、ダクト10が飲料ディスペンサに取り付けられた際に仕切り板3側に位置する背面部104が設けられている。この背面部104の他端10b側には、切欠部104aが設けられており、この切欠部104aには、網体からなるフィルタ105が上下方向に沿って係合されている。さらに、ダクト10には、背面部104の両側から前後方向に沿って延在された一対の側面部106が設けられており、側面部106の上端には係合用フランジ106aが設けられている。
【0019】
図5に示すように、ベース部材40には、ホルダ13の両側に、ダクト10を取り付けるための取付穴49が形成されている。取付穴49は、後方垂直面40bに設けられた水平方向に長い略矩形の横スリット49aと、下面40cに設けられた前方から後方に向かって細長く延びる縦スリット49bとからなり、横スリット49aと縦スリット49bとは、下面40cと後方垂直面40bとの接続部分において接続されている。横スリット49aに係合用フランジ106aが通されるとともに、縦スリット49bに側面部106が通されることで、ダクト10は、前後方向に沿って着脱自在にベース部材40に取付けられる。
【0020】
また、図5に示すように、セパレータカバー30には、ファン31が取り付けられている。このファン31は、左端のミキシングユニット42の後方に設けられており、図4のダクト10の切欠部104aに嵌め込まれるように配置されている。図2で示したように、ダクト10は、オーバーフロー部42bを通ってミキシングケース43内に連通されている。すなわち、ファン31は、ダクト10内の空気を吸引することで、ミキシングケース43内の空気を吸引できる。
【0021】
ここで、ミキシングケース43内に温水が供給されると、ミキシングケース43内で湯気が発生する。この湯気がミキシングケース43内を上昇すると、キャニスタ41の放出部41aを湿らせて、放出部41aに粉末原料が付着することがある。また、湯気がミキシングケース43内を上昇すると、キャニスタ41内の粉末原料そのものを湿らせてしまい、粉末原料の放出に支障を来すことがある。この実施の形態の構成では、ダクト10とオーバーフロー部42bとを通して、ファン31がミキシングケース43内の空気を吸引できるように構成することで、ミキシングケース43内の湯気を外部に排出できるようにして、放出部41a及び粉末原料が湿ることを防止している。また、ファン31をダクト10の後方に取り付けるように構成することで、ミキシングケース43からファン31までの経路を短縮でき、ミキシングケース43から湯気を効率良く排気できるように構成している。
【0022】
次に、飲料ディスペンサのメンテナンスについて説明する。
図6は、図1の飲料ディスペンサの第1メンテナンスパターンを示す斜視図であり、図1のミキシングユニット42、注出ガイド5、カップステージ6、及びダクト10が前方空間2a内から取り出された状態を示している。図1のミキシングユニット42、注出ガイド5、カップステージ6、及びダクト10は、飲料に直接触れる部材であり、高い頻度で洗浄することが好ましい。従って、これらミキシングユニット42、注出ガイド5、カップステージ6、及びダクト10は、容易に取り外すことができるように構成されることが好ましい。
【0023】
前述したように、カップステージ6は本体底板1上に載置されているだけであり、注出ガイド5は飲料生成機構4の下部に取り付けられているだけである。また、各ミキシングユニット42は、ホルダ13に対して前方から脱着自在とされており、ダクト10は、ベース部材40に対して前方から脱着自在とされている。従って、これらミキシングユニット42、注出ガイド5、カップステージ6、及びダクト10は、ケーシング2の前方の開口を通して前方空間2aから取り出すことできるように構成されている。なお、各部材の配置の関係上、ミキシングユニット42、注出ガイド5、カップステージ6、及びダクト10の順序で取り外すことが好ましい。
【0024】
次に、図7は、図1の飲料ディスペンサの第2メンテナンスパターンを示す斜視図であり、図8は、図7の下部開口3aを示す正面図である。図7に示すように、仕切り板3には、カップステージ6(図1参照)の背面側に位置するように下部開口3aが設けられている。また、仕切り板3には、下部開口3aを閉じるようにセパレータカバー30が着脱自在に取り付けられている。具体的には、セパレータカバー30には、複数の上部ネジ穴30a及び下部ネジ穴30bが設けられており、セパレータカバー30は、これら上部ネジ穴30a及び下部ネジ穴30bを利用して、ネジによって仕切り板3に着脱自在に取り付けられている。仕切り板3の背面側に位置する機械室2bの下部には、例えばリレー回路、コンピュータ、及び電源回路等を含むコントロールボックス7と、排水バルブ8とが配置されている。図8に示すように、コントロールボックス7には、電源スイッチ7aが設けられており、コントロールボックス7は、電源スイッチ7aがオンされることで、機械室2b内に配置された構成部品に対して電力を供給するとともに、構成部品の動作を制御する。また、コントロールボックス7には、機械室2b内に配置された構成部品から延びる複数の電気配線7bがコネクタ7cによって接続されている。排水バルブ8は、貯湯タンクに接続された排水管80に接続されており、貯湯タンク内の温水を排出するか否かを切り替えるためのものである。
【0025】
すなわち、コントロールボックス7や排水バルブ8等の機械室2bの下部に配置された構成部品のみのメンテナンスは、ケーシング2を本体底板1から取り外さなくても、図7に示すように仕切り板3からセパレータカバー30を取り外すことで実施できる。なお、機械室2bの下部には、コントロールボックス7の他に、冷凍回路において冷媒を圧縮する圧縮機50や、冷媒を冷却するためのファン(図示せず)等が配置されている。これら圧縮機50やファン等のメンテナンスも、仕切り板3からセパレータカバー30を取り外すことで実施できる。
【0026】
なお、ファン31は、セパレータカバー30の上部に設けられた第1切欠部30cに上下方向に沿って係合されており、排水パイプ11は、セパレータカバー30の正面に設けられた第2切欠部30dに前後方向に沿って係合されている。これらファン31及び排水パイプ11に関しても、仕切り板3からセパレータカバー30を取り外した後に、セパレータカバー30から容易に取り外すことができ、メンテナンスを実施できる。
【0027】
次に、図9は、図1の飲料ディスペンサの第3メンテナンスパターンを示す斜視図であり、図10は、図1の飲料生成機構4を示す分解斜視図である。図9において、仕切り板3には、下部開口3aの上方に位置する上部開口3bが設けられている。飲料生成機構4のベース部材40は、上部開口3bを閉じるように仕切り板3に着脱自在に取り付けられている。具体的には、ベース部材40には、切り起こしからなる上部係合部401と、断面L字状の板面からなる下部係合部402とが設けられており、上部係合部401が仕切り板3の係合穴3cに係合されるとともに、下部係合部402が仕切り板3の段部3dに係合されることで、ベース部材40は仕切り板3に取付けられている。図10に示すように、ベース部材40には、複数の撹拌用モータ14、複数の原料放出モータ46、1つの温水供給用ポンプ47、及び複数の温水供給用バルブ48が取り付けられている。周知のように、原料放出モータ46は、キャニスタ41内の粉末原料を送り出すためのスクリュ(搬送部材)を駆動するものであり、温水供給用ポンプ47は、ミキシングケース43内に温水を送るものであり、温水供給用バルブ48は、温水を供給するか否かを切り替えるものである。
【0028】
すなわち、これら撹拌用モータ14、原料放出モータ46、温水供給用ポンプ47、及び温水供給用バルブ48原料放出モータ46のメンテナンスは、ケーシング2を本体底板1から取り外さなくても、図5に示すように仕切り板3からベース部材40を取り外すことで実施できる。また、ベース部材40を仕切り板3に取り付ける前に、これら撹拌用モータ14、原料放出モータ46、温水供給用ポンプ47、及び温水供給用バルブ48原料放出モータ46をベース部材40に組み付けることができ、組み立て効率を良くできる。
【0029】
次に、図11は、図1の飲料ディスペンサの第4メンテナンスパターンを示す斜視図である。図において、ケーシング2は、第1及び第2パネル21,22と天板23とから構成されている。第1パネル21は、背面を覆う背面壁210と、左側面を覆う第1側壁211とが一体に形成されたものである。第2パネル22は、右側面を覆う第2側壁220と、背面壁210に対向して配置される延長壁221とが一体に形成されたものである。これら第1及び第2パネル21,22と天板23とを取り外すことで、機械室2b全体のメンテナンスが実施できる。
【0030】
このような飲料ディスペンサでは、セパレータカバー30が下部開口3aを閉じるように仕切り板3に着脱自在に取り付けられているので、セパレータカバー30を仕切り板3から取り外すことで、機械室2bの下部に配置された構成部品のメンテナンスを飲料ディスペンサの前方から下部開口3aを通して行うことができる。これにより、ケーシング2を取り外さずに機械室2bの下部に配置された構成部品のメンテナンスを行うことができ、ケーシングを取り外す必要性を低減でき、メンテナンスの利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施の形態1による飲料ディスペンサを示す斜視図である。
【図2】図1のベース部材の断面図である。
【図3】図2のミキシングユニットが取り外された後のホルダを下方から見上げる斜視図である。
【図4】図2のダクトを示す斜視図である。
【図5】図4のダクトが取り外された後のベース部材の周辺を示す斜視図である。
【図6】図1の飲料ディスペンサの第1メンテナンスパターンを示す斜視図である。
【図7】図1の飲料ディスペンサの第2メンテナンスパターンを示す斜視図である。
【図8】図7の下部開口を示す正面図である。
【図9】図1の飲料ディスペンサの第3メンテナンスパターンを示す斜視図である。
【図10】図1の飲料生成機構を示す分解斜視図である。
【図11】図1の飲料ディスペンサの第4メンテナンスパターンを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0032】
1 本体底板、2 ケーシング、2a 前方空間、2b 機械室、3 仕切り板、3a 下部開口、30 セパレータカバー、6 カップステージ。
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばお茶やスープ等の飲料を供給する飲料ディスペンサに関する。
【背景技術】
【0002】
従来用いられていたこの種の飲料ディスペンサとしては、例えば特許文献1等に示されている飲料ディスペンサが用いられている。すなわち、従来の飲料ディスペンサでは、仕切り板によってケーシング内の空間が前方空間と機械室とに区画されている。前方空間には、例えば飲料生成機構やカップステージ等が配置され、機械室には、例えば貯水タンクや冷凍回路等が配置されている。前方空間に配置された構成部品のメンテナンスは、ケーシングの前方の開口から行われる。これに対して、機械室に配置された構成部品のメンテナンスは、ケーシングを取り外すことで機械室を露出させ、その後に飲料ディスペンサの側方及び後方から行われる。
【0003】
【特許文献1】特開2004−113282号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような従来の飲料ディスペンサでは、ケーシングを取り外さなければ機械室に配置された構成部品のメンテナンスを行うことができないので、作業性が悪く、メンテナンスの利便性が低下している。特に、飲料ディスペンサ全体が壁に埋め込まれている場合には、作業スペースの確保が難しくケーシングの取り外しが困難となるため、作業スペースを確保できるように飲料ディスペンサ全体を移動させる必要がある。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ケーシングを取り外す必要性を低減でき、メンテナンスの利便性を向上できる飲料ディスペンサを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る飲料ディスペンサは、本体底板に取り付けられたケーシングと、ケーシング内で本体底板上に立設され、ケーシング内の空間を前方空間と機械室とに区画する仕切り板と、前方空間内に位置するように本体底板上に配置されたカップステージと、カップステージの背面側に位置するように仕切り板に設けられた下部開口と、下部開口を閉じるように仕切り板に着脱自在に取り付けられたセパレータカバーとを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の飲料ディスペンサによれば、セパレータカバーが下部開口を閉じるように仕切り板に着脱自在に取り付けられているので、セパレータカバーを仕切り板から取り外すことで、機械室の下部に配置された構成部品のメンテナンスを飲料ディスペンサの前方から下部開口を通して行うことができる。これにより、ケーシングを取り外さずに機械室の下部に配置された構成部品のメンテナンスを行うことができ、ケーシングを取り外す必要性を低減でき、メンテナンスの利便性を向上できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による飲料ディスペンサを示す斜視図である。図において、本体底板1には、ケーシング2と仕切り板3とが取り付けられている。ケーシング2は、前方に開口を有する箱状に形成されており、このケーシング2には、正面に飲料注出ボタン等を備えた正面パネル(図示せず)が揺動開閉可能に装着されており、正面パネルが開かれることでケーシングの開口が開放されるようになっている。仕切り板3は、ケーシング2内で本体底板1上に立設されており、ケーシング2内の空間を前方空間2aと機械室2bとに区画している。なお、前方空間2aは、正面パネルと仕切り板3との空間であり、機械室2bは仕切り板3の後方に位置する空間である。前方空間2aには、飲料生成機構4、注出ガイド5、及びカップステージ6が配置されている。
【0009】
飲料生成機構4は、ベース部材40と、複数のキャニスタ41と、複数のミキシングユニット42とを有している。各キャニスタ41は、互いに異なる種類の粉末原料をそれぞれ格納している。各キャニスタ41の前方下端部には、粉末原料を放出するための放出部41aがそれぞれ設けられている。各ミキシングユニット42は、対応するキャニスタ41の下部に配置されており、対応するキャニスタ41の放出部41aから放出された粉末原料を受け入れるように構成されている。各ミキシングユニット42には、内部に温水又は冷水が供給されるようになっており、各ミキシングユニット42は、供給された温水又は冷水と受け入れた粉末原料とを混合させることにより、飲料を生成する。ベース部材40は、キャニスタ41の下方かつミキシングユニット42の後方に、仕切り板3から前方に向けて突出するように構成されている。キャニスタ41及びミキシングユニット42は、ベース部材40に着脱自在に取り付けられている。
【0010】
各ミキシングユニット42の下端部には、生成した飲料を放出するための放出口42aが設けられている。注出ガイド5は、ミキシングユニット42の下部に着脱自在に取り付けられており、各放出口42aから放出された飲料を受ける。図示はしないが、注出ガイド5は、その内側に各放出口42aからそれぞれ放出された飲料が別々に流通する3つの流路を有しており、飲料生成機構4で生成された飲料をカップステージ6へ案内する。ミキシングユニット42の後方には、後述する構成によってミキシングユニット42内と連通するダクト10が設けられている。ダクト10の底面には、排水口101が設けられており、排水口101の下方には、排水パイプ11が設けられている。
【0011】
カップステージ6は、注出ガイド5の下方に配置されている。また、カップステージ6は、本体底板1上に載置されている。すなわち、カップステージ6は、前方空間2aの下部に配置されている。カップステージ6には、ステージ本体6aと、カバー体6bとが設けられている。ステージ本体6aは、利用者がカップを置くためのものであり、飲料生成機構4で生成された飲料がステージ本体6a上のカップに注がれる。カバー体6bは、ステージ本体6aの上方空間の側部、後部、及び上部を覆うように形成されており、飛び散った飲料が例えば仕切り板3等の他の部材に付着することを防ぐものである。
【0012】
後に詳しく説明するが、仕切り板3には、カップステージ6の背面側に位置するように下部開口が設けられており、下部開口を閉じるようにセパレータカバー30が着脱自在に取り付けられている。
【0013】
次に、図2は、図1のベース部材40の断面図であり、図3は、図2のミキシングユニット42が取り外された後のホルダ13を下方から見上げる斜視図である。図2に示すように、ベース部材40には、キャニスタ41(図1参照)を支持するための支持面40aが設けられている。また、ベース部材40には、支持面40aの下方で撹拌用モータ14とカップリング用マグネット15とを支持するためのホルダ13が取り付けられている。
【0014】
図3に示すように、ホルダ13には、ミキシングユニット42に温水又は冷水を供給するための吐出口13aと、下方に延びる一対の断面L字状の係合部13bが設けられている。ミキシングユニット42の外面には、この係合部13b上をスライドされるフランジ42c(図10参照)が設けられており、各ミキシングユニット42は、ホルダ13に対して前方から脱着自在とされている。
【0015】
図2に示すように、ミキシングユニット42は、ミキシングケース43、ミキシングキャップ44、及びインペラ45を含んでいる。ミキシングケース43は、上部開口の容器状に形成されており、ミキシングキャップ44は、ミキシングケース43の上部に取り付けられている。インペラ45は、棒状の軸部45aと、軸部45aの上端に設けられた円環状の磁石部45bと、軸部45aの下端に設けられるとともに下面に撹拌羽45dが形成された円板部45cとを有している。磁石部45bは、ミキシングキャップ44に保持されており、ミキシングユニット42がホルダ13に取り付けられた際に、カップリング用マグネット15に対向して配置される。すなわち、撹拌用モータ14は、カップリング用マグネット15の磁気作用を介して、インペラ45に接続されている。撹拌用モータ14の駆動力は、カップリング用マグネット15、磁石部45b、及び軸部45aを介して円板部45cを回転させる。円板部45cが回転されると、ミキシングケース43内に供給された粉末原料と温水又は冷水とが撹拌羽45dによって撹拌される。
【0016】
ミキシングユニット42の後端には、ミキシングケース43とミキシングキャップ44とによって形成された通路であるオーバーフロー部42bが設けられている。このオーバーフロー部42bは、ダクト10内で開口されており、ミキシングケース43からのオーバーフロー水をダクト10に排出するためのものである。ダクト10に排出されたオーバーフロー水は、排水口101を通って排水パイプ11(図1参照)に排出される。図示はしないが、排水パイプ11の下端開口は、カップステージ6内で開放されており、オーバーフロー水は、カップステージ6を介して機外に排出される。
【0017】
次に、図4は、図2のダクト10を示す斜視図であり、図5は、図4のダクト10が取り外された後のベース部材40の周辺を示す斜視図である。図4に示すように、ダクト10は、上面に開口部102を有する箱型に形成されるとともに、一端10aから他端10bに向かって下方に傾斜された底部103を有している。排水口101は、他端10b側に配置されており、ミキシングユニット42からのオーバーフロー水は、底部103の傾斜によって排水口101に集められる。
【0018】
また、ダクト10には、ダクト10が飲料ディスペンサに取り付けられた際に仕切り板3側に位置する背面部104が設けられている。この背面部104の他端10b側には、切欠部104aが設けられており、この切欠部104aには、網体からなるフィルタ105が上下方向に沿って係合されている。さらに、ダクト10には、背面部104の両側から前後方向に沿って延在された一対の側面部106が設けられており、側面部106の上端には係合用フランジ106aが設けられている。
【0019】
図5に示すように、ベース部材40には、ホルダ13の両側に、ダクト10を取り付けるための取付穴49が形成されている。取付穴49は、後方垂直面40bに設けられた水平方向に長い略矩形の横スリット49aと、下面40cに設けられた前方から後方に向かって細長く延びる縦スリット49bとからなり、横スリット49aと縦スリット49bとは、下面40cと後方垂直面40bとの接続部分において接続されている。横スリット49aに係合用フランジ106aが通されるとともに、縦スリット49bに側面部106が通されることで、ダクト10は、前後方向に沿って着脱自在にベース部材40に取付けられる。
【0020】
また、図5に示すように、セパレータカバー30には、ファン31が取り付けられている。このファン31は、左端のミキシングユニット42の後方に設けられており、図4のダクト10の切欠部104aに嵌め込まれるように配置されている。図2で示したように、ダクト10は、オーバーフロー部42bを通ってミキシングケース43内に連通されている。すなわち、ファン31は、ダクト10内の空気を吸引することで、ミキシングケース43内の空気を吸引できる。
【0021】
ここで、ミキシングケース43内に温水が供給されると、ミキシングケース43内で湯気が発生する。この湯気がミキシングケース43内を上昇すると、キャニスタ41の放出部41aを湿らせて、放出部41aに粉末原料が付着することがある。また、湯気がミキシングケース43内を上昇すると、キャニスタ41内の粉末原料そのものを湿らせてしまい、粉末原料の放出に支障を来すことがある。この実施の形態の構成では、ダクト10とオーバーフロー部42bとを通して、ファン31がミキシングケース43内の空気を吸引できるように構成することで、ミキシングケース43内の湯気を外部に排出できるようにして、放出部41a及び粉末原料が湿ることを防止している。また、ファン31をダクト10の後方に取り付けるように構成することで、ミキシングケース43からファン31までの経路を短縮でき、ミキシングケース43から湯気を効率良く排気できるように構成している。
【0022】
次に、飲料ディスペンサのメンテナンスについて説明する。
図6は、図1の飲料ディスペンサの第1メンテナンスパターンを示す斜視図であり、図1のミキシングユニット42、注出ガイド5、カップステージ6、及びダクト10が前方空間2a内から取り出された状態を示している。図1のミキシングユニット42、注出ガイド5、カップステージ6、及びダクト10は、飲料に直接触れる部材であり、高い頻度で洗浄することが好ましい。従って、これらミキシングユニット42、注出ガイド5、カップステージ6、及びダクト10は、容易に取り外すことができるように構成されることが好ましい。
【0023】
前述したように、カップステージ6は本体底板1上に載置されているだけであり、注出ガイド5は飲料生成機構4の下部に取り付けられているだけである。また、各ミキシングユニット42は、ホルダ13に対して前方から脱着自在とされており、ダクト10は、ベース部材40に対して前方から脱着自在とされている。従って、これらミキシングユニット42、注出ガイド5、カップステージ6、及びダクト10は、ケーシング2の前方の開口を通して前方空間2aから取り出すことできるように構成されている。なお、各部材の配置の関係上、ミキシングユニット42、注出ガイド5、カップステージ6、及びダクト10の順序で取り外すことが好ましい。
【0024】
次に、図7は、図1の飲料ディスペンサの第2メンテナンスパターンを示す斜視図であり、図8は、図7の下部開口3aを示す正面図である。図7に示すように、仕切り板3には、カップステージ6(図1参照)の背面側に位置するように下部開口3aが設けられている。また、仕切り板3には、下部開口3aを閉じるようにセパレータカバー30が着脱自在に取り付けられている。具体的には、セパレータカバー30には、複数の上部ネジ穴30a及び下部ネジ穴30bが設けられており、セパレータカバー30は、これら上部ネジ穴30a及び下部ネジ穴30bを利用して、ネジによって仕切り板3に着脱自在に取り付けられている。仕切り板3の背面側に位置する機械室2bの下部には、例えばリレー回路、コンピュータ、及び電源回路等を含むコントロールボックス7と、排水バルブ8とが配置されている。図8に示すように、コントロールボックス7には、電源スイッチ7aが設けられており、コントロールボックス7は、電源スイッチ7aがオンされることで、機械室2b内に配置された構成部品に対して電力を供給するとともに、構成部品の動作を制御する。また、コントロールボックス7には、機械室2b内に配置された構成部品から延びる複数の電気配線7bがコネクタ7cによって接続されている。排水バルブ8は、貯湯タンクに接続された排水管80に接続されており、貯湯タンク内の温水を排出するか否かを切り替えるためのものである。
【0025】
すなわち、コントロールボックス7や排水バルブ8等の機械室2bの下部に配置された構成部品のみのメンテナンスは、ケーシング2を本体底板1から取り外さなくても、図7に示すように仕切り板3からセパレータカバー30を取り外すことで実施できる。なお、機械室2bの下部には、コントロールボックス7の他に、冷凍回路において冷媒を圧縮する圧縮機50や、冷媒を冷却するためのファン(図示せず)等が配置されている。これら圧縮機50やファン等のメンテナンスも、仕切り板3からセパレータカバー30を取り外すことで実施できる。
【0026】
なお、ファン31は、セパレータカバー30の上部に設けられた第1切欠部30cに上下方向に沿って係合されており、排水パイプ11は、セパレータカバー30の正面に設けられた第2切欠部30dに前後方向に沿って係合されている。これらファン31及び排水パイプ11に関しても、仕切り板3からセパレータカバー30を取り外した後に、セパレータカバー30から容易に取り外すことができ、メンテナンスを実施できる。
【0027】
次に、図9は、図1の飲料ディスペンサの第3メンテナンスパターンを示す斜視図であり、図10は、図1の飲料生成機構4を示す分解斜視図である。図9において、仕切り板3には、下部開口3aの上方に位置する上部開口3bが設けられている。飲料生成機構4のベース部材40は、上部開口3bを閉じるように仕切り板3に着脱自在に取り付けられている。具体的には、ベース部材40には、切り起こしからなる上部係合部401と、断面L字状の板面からなる下部係合部402とが設けられており、上部係合部401が仕切り板3の係合穴3cに係合されるとともに、下部係合部402が仕切り板3の段部3dに係合されることで、ベース部材40は仕切り板3に取付けられている。図10に示すように、ベース部材40には、複数の撹拌用モータ14、複数の原料放出モータ46、1つの温水供給用ポンプ47、及び複数の温水供給用バルブ48が取り付けられている。周知のように、原料放出モータ46は、キャニスタ41内の粉末原料を送り出すためのスクリュ(搬送部材)を駆動するものであり、温水供給用ポンプ47は、ミキシングケース43内に温水を送るものであり、温水供給用バルブ48は、温水を供給するか否かを切り替えるものである。
【0028】
すなわち、これら撹拌用モータ14、原料放出モータ46、温水供給用ポンプ47、及び温水供給用バルブ48原料放出モータ46のメンテナンスは、ケーシング2を本体底板1から取り外さなくても、図5に示すように仕切り板3からベース部材40を取り外すことで実施できる。また、ベース部材40を仕切り板3に取り付ける前に、これら撹拌用モータ14、原料放出モータ46、温水供給用ポンプ47、及び温水供給用バルブ48原料放出モータ46をベース部材40に組み付けることができ、組み立て効率を良くできる。
【0029】
次に、図11は、図1の飲料ディスペンサの第4メンテナンスパターンを示す斜視図である。図において、ケーシング2は、第1及び第2パネル21,22と天板23とから構成されている。第1パネル21は、背面を覆う背面壁210と、左側面を覆う第1側壁211とが一体に形成されたものである。第2パネル22は、右側面を覆う第2側壁220と、背面壁210に対向して配置される延長壁221とが一体に形成されたものである。これら第1及び第2パネル21,22と天板23とを取り外すことで、機械室2b全体のメンテナンスが実施できる。
【0030】
このような飲料ディスペンサでは、セパレータカバー30が下部開口3aを閉じるように仕切り板3に着脱自在に取り付けられているので、セパレータカバー30を仕切り板3から取り外すことで、機械室2bの下部に配置された構成部品のメンテナンスを飲料ディスペンサの前方から下部開口3aを通して行うことができる。これにより、ケーシング2を取り外さずに機械室2bの下部に配置された構成部品のメンテナンスを行うことができ、ケーシングを取り外す必要性を低減でき、メンテナンスの利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施の形態1による飲料ディスペンサを示す斜視図である。
【図2】図1のベース部材の断面図である。
【図3】図2のミキシングユニットが取り外された後のホルダを下方から見上げる斜視図である。
【図4】図2のダクトを示す斜視図である。
【図5】図4のダクトが取り外された後のベース部材の周辺を示す斜視図である。
【図6】図1の飲料ディスペンサの第1メンテナンスパターンを示す斜視図である。
【図7】図1の飲料ディスペンサの第2メンテナンスパターンを示す斜視図である。
【図8】図7の下部開口を示す正面図である。
【図9】図1の飲料ディスペンサの第3メンテナンスパターンを示す斜視図である。
【図10】図1の飲料生成機構を示す分解斜視図である。
【図11】図1の飲料ディスペンサの第4メンテナンスパターンを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0032】
1 本体底板、2 ケーシング、2a 前方空間、2b 機械室、3 仕切り板、3a 下部開口、30 セパレータカバー、6 カップステージ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体底板に取り付けられたケーシングと、
前記ケーシング内で前記本体底板上に立設され、前記ケーシング内の空間を前方空間と機械室とに区画する仕切り板と、
前記前方空間内に位置するように前記本体底板上に配置されたカップステージと、
前記カップステージの背面側に位置するように前記仕切り板に設けられた下部開口と、
前記下部開口を閉じるように前記仕切り板に着脱自在に取り付けられたセパレータカバーと
を備えていることを特徴とする飲料ディスペンサ。
【請求項1】
本体底板に取り付けられたケーシングと、
前記ケーシング内で前記本体底板上に立設され、前記ケーシング内の空間を前方空間と機械室とに区画する仕切り板と、
前記前方空間内に位置するように前記本体底板上に配置されたカップステージと、
前記カップステージの背面側に位置するように前記仕切り板に設けられた下部開口と、
前記下部開口を閉じるように前記仕切り板に着脱自在に取り付けられたセパレータカバーと
を備えていることを特徴とする飲料ディスペンサ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2010−149880(P2010−149880A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−327902(P2008−327902)
【出願日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(000194893)ホシザキ電機株式会社 (989)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(000194893)ホシザキ電機株式会社 (989)
【Fターム(参考)】
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