説明

飲料供給装置を通る供給ラインを配置するための方法及びアセンブリ

本発明は、飲料を供給するためのアセンブリ(1)において供給ライン・チャネル(7)を通って供給ライン(18)を配置するための方法に関し、上記供給ライン・チャネル(7)は、タワー(10)の第1端部(20)と、冷却チャンバ(2)に接続して配置された第2端部(8)とを有し、上記冷却チャンバ(2)は、上記供給ライン(18)のための開口(19)を有するリッド(5)を有する圧力チャンバ(4)を備え、上記圧力チャンバ(4)は、更に、操作中に飲料容器(14)を収容できるように設けられる。上記方法は、圧力チャンバ(4)のリッド(5)を開け、リッド(5)の開口(19)を供給ライン・チャネル(7)の第2端部の開口(8)に整列させ、リッド(5)の開口(19)及び供給ライン・チャネル(7)の第2端部を通り、更に、上記チャネル(7)を通り、上記チャネル(7)の上記第1端部(20)から外へ、又は、その逆方向で供給ライン(18)を配置する。本発明は更に、飲料の容器(14)からタワー(10)に又はその逆方向に供給ライン(18)を配置するために圧力チャンバ(4)のリッド(5)を使用することだけでなく、飲料を供給するためのアセンブリ(1)にも関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料を供給するためのアセンブリにおいて、供給ライン・チャネルを通って供給ラインを配置するための方法に関する。本発明は、供給ライン・チャネルを通って供給ラインを配置するように設けられたアセンブリにも関する。
【背景技術】
【0002】
飲料供給装置の分野では、飲料供給ラインを介して供給ライン・チャネルを通り供給タップに至る圧力チャンバのように、装置を接続するための方法に関する技術が長い年月をかけて成長してきた。技術には、重くて大きい飲料容器を持ち上げて操作することと、リッド、供給ライン及び空き容器のような部品を管理することとが含まれる。最近、新しい種類の供給アセンブリが取り入れられてきており、これらには飲料容器の取り替えとともに取り替えられる交換可能な供給ラインを備えるものがある。供給ラインは、飲料容器を供給タップに接続し、概ね供給ライン・チャネルのような保護シールドを通って配置される。
【0003】
飲料容器を圧力装置の中で取り替える場合、その工程には、新しい供給ラインの接続だけでなく、使用済みの供給ラインの接続解除と除去が含まれる。さらに、その工程には、供給ライン・チャネルを通して供給ラインを導入して配置することと、供給ラインを供給タップ及び新しい飲料容器に接続することとが含まれる。
【0004】
今日用いられる方法の場合、清潔さ及び衛生面に伴う問題だけではなく設置の困難さが悩ましい。
【0005】
更に、顧客に給仕する場合に、ストレスが掛かること及び急ぐことが原因となって、誤りを起こし、費用がかさみ、飲料の質を低下させる状況において、仕事はしばしば行われる。
【0006】
特に、供給ラインを供給ライン・チャネルに設置し、供給ラインを供給タップ及び飲料容器に接続する工程が、多くの問題に関連している。例えば、供給ラインを供給ライン・チャネルの開口に配置することは困難である。更に、バーのようなしばしば暗い状況のために、供給ラインが通過して配置される入り口を見つける工程が困難である。更に、アイテムの数が多いために、供給ラインを用いて操作する場合に、圧力チャンバのリッドと壁との間で容易に締め付けられ又は押し付けられることがある。更に、リッドは、圧力チャンバから分離された後に片づけられ、システムを組み立てる際に容易に忘れられる。更に、リッドが分離されると、それは床又は汚染されたその他の場所に置かれることになる。更に、その工程で管理がずさんなアイテムの数は、供給ライン又は他の部品が汚染された領域に置かれることになる危険も増加させる。従って、今日利用される技術に関する上述の問題の解決手段を提供する必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、従来技術による解決手段の欠陥を克服し、取り扱いが容易で適応性のある供給アセンブリを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、供給ライン・チャネルを通して供給ラインを飲料供給アセンブリの中に配置する方法を提供する。供給ライン・チャネルは、タワーにある第1端部及び冷却チャンバに接続して配置される第2端部を有する。冷却チャンバは、供給ラインのための開口を有するリッドを有する圧力チャンバを備える。圧力チャンバは、更に、操作中に飲料容器を収容できるように設けられる。方法は、
上記圧力チャンバの上記リッドを開けるステップと、
上記リッドの上記開口を上記供給ライン・チャネルの上記第2端部の上記開口に整列させるステップと、
上記リッドの上記開口及び上記供給ライン・チャネルの上記第2端部を通り、更に、上記チャネルを通り、上記チャネルの上記第1端部から外へ、又は、その逆方向で供給ラインを配置するステップとを含む。
【0009】
この手順によれば、供給ラインは1つの開口、すなわちリッドの開口を介して配置することが必要となるだけである。
【0010】
本発明の一実施の形態によると、方法は、
飲料容器を上記圧力チャンバの中に装着するステップと、
上記圧力チャンバから、上記アセンブリで作動させるために設けられた供給ラインに沿って、上記供給ライン・チャネルの上記第2端部の上記開口まで上記リッドを導くステップと、
上記リッドと上記供給ライン・チャネルの上記第2端部とに有する相補的な接続手段の間で接続することによって、上記リッドを上記供給ライン・チャネルの上記第2端部に取り付けるステップと、
上記供給ライン・チャネルの上記第2端部の配置から、上記供給ラインに沿って、上記圧力チャンバまでリッドを導き、上記圧力チャンバを閉じるステップと、
上記供給ライン・チャネルから供給ラインを取り外し、且つ/又は、上記圧力チャンバから飲料容器を取り外すステップとの1つ以上を更に含む。
【0011】
上記冷却チャンバで終端する上記供給ライン・チャネルの上記端部に上記リッドを取り付けることによって、適切で一時的な保持手段が提供され、上記リッドの上記開口を通して上記供給ラインを配置することを忘れる危険がなくなる。供給ラインを配置する手順は、人間工学に基づく操作位置であるため、特に供給ライン・チャネルを床上へ持ち上げるために、快適で手間をかけずになされる。更に、汚染する危険は、この改良された手順によって、非常に低くなる。管理及び操作すべき緩んでいる部品が非常に少なく、リッドのための便利で多目的な位置は、バーカウンター又は床のような汚染した環境から安全な距離だけ離れている。
【0012】
本発明の更に他の実施の形態において、上記リッドは、上記圧力チャンバから取り外し可能であり、又は、上記圧力チャンバに回動可能に取り付けられている
【0013】
好ましくは、上記接続手段は、上記リッドの上記開口が上記供給ライン・チャネルの上記第2端部と同軸になるように設けられる。上記リッドの上記開口及び供給ライン・チャンルの相補的な形状及び配置をした断面を有して相互に明らかな同軸に配置されることによって、供給ラインが通過できる滑らかな接合部を有する接続が可能になる。
【0014】
本発明の第2形態によると、飲料を供給するためのアセンブリが提供され、
リッドを有する圧力チャンバを備え、
上記リッドは、供給ラインのための開口を有し、
上記アセンブリは、タワーにある第1端部及び冷却チャンバに接続して配置された第2端部を有する供給ライン・チャネルを備え、
上記圧力チャンバは、更に、操作中に飲料容器を収容できるように設けられ、
上記アセンブリは、供給ラインのための配置手段として上記リッドの上記開口を用い得るように、上記供給ライン・チャネルの上記第2端部の上記開口に上記リッドの開口を配置するための手段を備える。
【0015】
好ましくは、本発明の第2形態によると、上記圧力チャンバのリッドの開口は本質的に中心にある。
【0016】
本発明の第2形態に係るアセンブリは、上記圧力チャンバから取り外し可能であり、又、上記圧力チャンバに回動可能に取り付けられるリッドを備える。例えばヒンジ手段によって、上記リッドが開放したときに、上記リッドを上記圧力チャンバに接続することによって、操作すべき各部位の数が限定され、その結果、飲料容器を取り替える手順が改善する。
【0017】
本発明の第2形態に係るアセンブリにおいて、上記リッド及び上記供給ライン・チャネルの第2端部は、更に、互いに相補的であり、上記供給ライン・チャネルの上記第2端部にリッドを取り付けるように設けられる接続手段を備える。好ましくは、本発明の第2形態によると、上記接続手段は、上記供給ライン・チャネルの第2端部を有するリッドの上記開口と同軸に配置される。
【0018】
本発明の第2形態に係る、上記リッド及び上記供給ライン・チャネルの第2端部の上記接続手段は、更に、ねじ込みソケット、スナップ接続、キャッチ、バイオネット接続、フック、ジグ、又はそれらの任意の組み合わせを備える。
【0019】
本発明によると、上記リッドは、更に、操作中に、上記圧力チャンバの中の所定位置に飲料容器を配置するための配置手段を備える。好ましくは、上記開口は、上記配置手段に設けられ、上記配置手段は、浮動する(floating suspended)。「浮動する」とは、本明細書において、配置手段が横方向及び軸方向に移動可能に備えられることであり、好ましくはその結果、上記リッドに対して配置手段を種々の方向に傾けることが可能であることである。軸方向とは、上記圧力チャンバの長さ方向に沿うことであり、横方向とは、軸方向に垂直な方向である。上記配置手段の操作の自由度は、更に、所定距離に制限されていてもよい。
【0020】
配置手段は、上記リッドが上記圧力チャンバに配置されて固定された場合に、上記リッドの上記開口と上記供給ラインとの間に生じるズレを克服することを可能にする便宜な方法を提供する。従って、供給ラインが、締め付けられ又は上記リッドと上記飲料容器との間で捉えられることを防ぐことも可能になる。
【0021】
本発明の第2形態に係るアセンブリの上記リッドは、金属、プラスチック、カーボン・ファイバ又はその他を用いて作られる。
【0022】
更に、本発明の第2形態に係る上記リッドは、ハンドルを備える。
【0023】
更に、本発明の第2形態に係る上記リッドは、供給ラインを配置する時に、漏斗状の部位のような上記リッドの上記開口に上記供給ラインを配置するように設けられた部位を備える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
本発明及びその多くの効果が添付の概要図を参照して以下により詳細に記載されるが、それら概要図は、例示を目的とするものであり、本発明を限定するものではない実施の形態が示されている。全図は概要を示すものであって、必ずしも拡大/縮小したものではなく、又、それらは、本発明を明らかにするために必要な部品を示すだけであり、他の部品は省略され、又は、単に示唆するだけである。
【0025】
本明細書を通して、好ましい実施の形態及び図示する例は、本発明を制限するものではなく、むしろ例示として把握されるべきである。
【0026】
図1は、供給アセンブリ1の正面図であり、供給アセンブリ1は、冷却チャンバ2と、冷却システム3と、圧力チャンバ4と、ハンドル6を有する圧力チャンバ・リッド5と、開口8を有する供給ライン・チャネル7と、リッド5に接続するための接続手段9と、タップ・アクチュエータ12を有する供給タップ11が配置されたタワー10とを備える。圧力容器は、飲料容器14(図示せず)を保持するように設けられる。タワー10の位置は、供給アセンブリ1の残りの部位との関係で柔軟に対応されてよく、図1に示すものと全く異なっていてもよい。例えば、タワー10は、バー・デスクの下又は他の部屋に置かれる供給アセンブリ1の残りの部位とともに、バー・デスクの上に設置されてよい。
【0027】
図2は、冷却チャンバ2の中の圧力チャンバ4及び飲料容器14を有する図1に示す供給アセンブリ1を上方から見た断面図である。図2は、更に、冷却システム3及び供給ライン・チャネル7の接続手段9を示す。他の形態が備えられてもよく、その場合、システムが事前に冷やされている容器14を冷却室の中に備える必要はなく、また、事前に冷やされた区画をも全く必要としない。更に、その時々でシステムが備える事前に冷却されている容器14の数量には、制限がない。
【0028】
図3は、リッド5を有する圧力チャンバ4、飲料容器14及びヒンジ手段15の側面図を示す。本発明の好ましい実施の形態において、ヒンジ手段15は、スプリング16を有するスプリング・リフティング機構を備える。
【0029】
図4から12は、空の飲料容器14を取り替える本発明の実施の形態を示す。特に、図4から10は、使用後の飲料容器14を飲料アセンブリ1から取り除くために実行する工程の順番を示し、図11及び12は、新しい飲料容器14の装着および設置を示す。
【0030】
図4(a)は、圧力チャンバ4へのアクセスを可能にするために、事前の冷却位置から飲料容器14を取り外す様子を示す。図4(b)は、ハンドル6を握ってゆっくりと回転移動をさせるように外方かつ上方に持ち上げることによって、垂直方向の操作位置から水平方向の装着位置へ、圧力チャンバ4を持ち運ぶ様子を示す。図3のヒンジ手段15によって、持ち上げは確実かつ容易になる。この形態によると、飲料容器14を取り替える際、圧力チャンバ4に快適かつ容易にアクセスすることができる。
【0031】
図5は、圧力システムにおいて、加圧した状態及びゼロ圧力の状態を表示する圧力ゲージを示す。更に、図5は、圧力チャンバ4のリッド5の圧力バルブを通って空気を放出する様子を示す。圧力システムは、自動的に制御されるが、安全と監視のために、圧力容器に接続した図5に示すような圧力計を備える。システムに更に圧力が掛かる場合、図5に例示するような安全バルブを開放することによって、手動により放出を行うことができる。
【0032】
図6は、圧力チャンバ4のリッド5を示し、圧力容器の中でリッド5から飲料容器14(図示せず)を解き放すために、リッド5に僅かな圧力を掛ける様子を示す。
【0033】
図7は、圧力チャンバ4のリッド5を示し、圧力チャンバ4からリッド5を固定解除して取り外す様子を示す。本発明の好ましい実施の形態において、リッド5は、反時計回りに360度回転する。
【0034】
図8は、冷却チャンバ2と、使用済みの飲料容器14を中に有する圧力チャンバ4と、供給ライン・チャネル7と、リッド5と、供給ライン18とを示す。リッド5は、圧力容器から取り外され、供給ライン・チャネル7の開口8へ供給ライン18に沿って導かれ、リッド5の開口19は、供給ライン・チャネル7の開口8に配置される。リッド5に僅かな圧力が掛かると、供給ライン・チャネル7にリッド5を取り付けるスナップ接続が機能する。
【0035】
図9は、タップ・アクチュエータ12及び供給ライン18を有する供給タップ11を有する図1に示すようなタワー10を示す図であり、供給ライン18が、タワー10の供給タップ11から解放されている。
【0036】
図10(a)では、リッド5の開口19を介して静かにそれを引き出すことによって、供給ライン18が供給ライン・チャネル7から抜き出される様子が示される。図10(b)は、使用済みの飲料容器14が圧力容器から容易に取り外される様子を示す。
【0037】
図11(a)は、容器の搬送パッケージから容器14を、好ましくは、事前に冷やしたものを取り出す様子を示す。容器14は、次に、図11(b)に示すように圧力チャンバ4に挿入される。図11(c)において、本発明に係る供給ライン18は、リッド5と、更に配給ライン・チャネル7とを通って配置される。配給ライン18は、配給タップ11から現れ、図11dに示すような配給位置に固定される。
【0038】
図8を参照すると、リッド5は、供給ライン・チャネル7の端部の配置位置から供給ライン18に沿って圧力チャンバ4の方に導かれ、そして、圧力チャンバ4を閉塞する。
【0039】
図12(a)は、リッド5を圧力チャンバ4に固定する様子を示し、好ましい実施の形態によると、それは、リッド5を時計方向に360度回転させることによって行われる。図12(b)に示すように適切にリッド5が固定していることを確かめた後に、図12(c)に示すように圧力容器は操作位置に移動する。締め付けられ又は押し付けられることを避けるために、供給ライン18は、好ましくは図12(d)に示すように、供給ライン・チャネル7の接続手段9に取り付けられる。新しい容器14は、図12(e)に示すように事前に冷却するために、冷却チャンバ2に挿入される。最後に、冷却チャンバ2のドアが閉められ、供給アセンブリ1は、正しい操作圧力が掛けられた後に数分で準備できる。
【0040】
図13−16は、新しい飲料容器14の包装を解き、冷却チャンバ2の事前に冷却した区画の中に設置する手順を示す。図13は、飲料容器14を含む保護のための箱を示す。箱は、段ボールのような材料を用いて作られており、更に図13に示すようなハンドルを備える。図14は、箱を包囲する引っ張り部によって、箱が手軽に開けられる様子を示す。それによって、箱の上方部分は、図15に示すように、底部分から切り離され、持ち上げられ、取り外される。従って、飲料容器14の上方部分が露わになり、それによって後続する飲料容器14の設置を迅速かつ容易にすることが可能になるだけでなく、隔離効果(isolating effects)も低減することができる。図16は、飲料容器14が事前に冷やされた区画に配置される様子を示す。
【0041】
図17は、圧力チャンバ4の中の所定位置に飲料容器14(図示せず)を操作中に配置するための配置手段21を含む圧力チャンバ4のリッド5の断面図を示す。開口22は、使用後にリッドから飲料容器を容易に解放できるようにするだけでなく、供給ライン・チャンネル7の第2端部(図示せず)にリッド5を取り付けるための接続手段17が浮動するように、配置手段21の中に配置される。
【0042】
本発明の他の実施の形態によると、供給ライン18は、システムから分離され、それによって自由端を両方に有しており、その結果、供給ライン18は、供給タップ11及び飲料容器14に接続され、リッド5及び供給ライン・チャネル7を通って配置されるという順序を自由に選択できるようになる。例えば、供給ライン18は、供給タップ11から、供給ライン・チャネル7及びリッド5の開口19を通り、圧力チャンバ4の中に置かれる飲料容器14にまで配置される。
【0043】
本発明の更に他の実施の形態において、供給ライン18は、供給タップ11に接続したままであり、供給ライン18は、飲料容器14のみから取り外される。本発明の一実施の形態によると、リッド5及び圧力チャンバ4がヒンジ手段15で接続される。ヒンジ手段15は、飲料容器14の取り替え中でリッド5が開放位置となる場合、冷却チャンバ2の端部である供給ライン・チャネル7の開口8にリッド5の開口19を自動的に整列させるように設けられる。
【0044】
リッド5と冷却チャンバ2で終端する供給ライン・チャネル7との接続部材は、例えばブッシュ機構の接続手段9であり、バイオネット接続、フック、ジグ、Oリング、ヒッチ(hitch)、フック若しくはクラッチ、又は、これらの組み合わせである。方法及び図示するものに限定されないアセンブリ1によって供給ライン18の排出端部に接続されるバルブが開示されており、そして上記バルブは供給ライン18とともに取り替えられるものであるが、本発明の思想の範囲には、バルブが供給ライン18と同時に取り替えられない分離バルブである場合も含まれる。このように、供給ライン18の排出端部及びバルブが、相補的な接続手段9を備えてもよく、そのような接続手段9は容易に分離できる。
【0045】
更に、(飲料容器14に設けられない場合の注入端部だけでなく)供給ライン18の排出端部が、アセンブリ1を介して配置した後であって、バルブ及び飲料容器14のそれぞれに供給ライン18が設けられる直前に容易に取り除くことが可能なキャップ、フード、又は、カバーを備えてもよい。これによって、供給ライン18の内部は清潔に保たれ、従って、飲料と接触する部分の汚染を防ぐことができる。
【0046】
バルブは(アセンブリ1を通して配置する前に供給ライン18に取り付けられる場合)、上述と同じ理由で、キャップ、フード、又はカバーを備えてもよい。これまで本発明は、本発明の好ましい実施の形態と関連して説明したが、添付の特許請求の範囲に記載される本発明から逸脱することなく種々の改良が考えられることは、当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明に係るアセンブリを示す正面図。
【図2】図1のアセンブリを示す上方断面図。
【図3】(a)第1の操作位置、及び(b)第2の装着位置の圧力チャンバを示す。
【図4】冷却チャンバの正面図。
【図5】圧力チャンバに接続した圧力メータ及び圧力解放バルブを示す。
【図6】圧力チャンバのリッドを示す。
【図7】圧力チャンバからのリッドの取り外しを示す。
【図8】供給ライン・チャネルが有するリッドの接続を示す。
【図9】タワーの供給ラインの接続解除を示す。
【図10】(a)は供給ラインの待避を示し、(b)は空の飲料容器の取り外しを示す。
【図11】(a)及び(b)は、飲料容器の装着を示し、(c)及び(d)は、本発明の一実施の形態に係る供給ラインの接続を示す。
【図12】(a)から(e)は、圧力チャンバのリッドを固定する好ましい方法及び圧力チャンバを装着する残りの工程を示す。
【図13】飲料容器を収容する箱を示す。
【図14】引っ張り部を有する箱の開放する図を示す。
【図15】箱の上方部分の取り外す図を示す。
【図16】冷却チャンバの中に飲料容器を有する箱の底部分を挿入する図を示す。
【図17】圧力チャンバのリッドの断面を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料供給アセンブリ(1)において供給ライン・チャネル(7)を通って供給ライン(18)を配置するための方法であって、
上記供給ライン・チャネル(7)は、タワー(10)にある第1端部(20)と、冷却チャンバ(2)に接続して配置された第2端部(8)とを有し、
上記冷却チャンバ(2)は、上記供給ライン(18)のための開口(19)を有するリッド(5)を有する圧力チャンバ(4)を備え、
上記圧力チャンバ(4)は、更に、操作中に飲料容器(14)を収容できるように設けられ、
上記方法は、
上記圧力チャンバ(4)の上記リッド(5)を開けるステップと、
上記リッド(5)の上記開口(19)を上記供給ライン・チャネル(7)の上記第2端部の上記開口(8)に整列させるステップと、
上記リッド(5)の上記開口(19)及び上記供給ライン・チャネル(7)の上記第2端部を通り、更に、上記チャネル(7)を通り、上記チャネル(7)の上記第1端部(20)から外へ、又は、その逆方向で供給ライン(18)を配置するステップとを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
上記方法は、
飲料容器(14)を上記圧力チャンバ(4)の中に装着するステップと、
上記圧力チャンバ(4)から、上記アセンブリ(1)で作動させるために設けられた供給ライン(18)に沿って、上記供給ライン・チャネル(7)の上記第2端部の上記開口(8)まで上記リッド(5)を導くステップと、
上記リッド(5)と上記供給ライン・チャネル(7)の上記第2端部とに有する相補的な接続手段(9及び17)の間で接続することによって、上記リッド(5)を上記供給ライン・チャネル(7)の上記第2端部に取り付けるステップと、
上記供給ライン・チャネル(7)の上記第2端部の配置から、上記供給ライン(18)に沿って、上記圧力チャンバ(4)までリッド(5)を導き、上記圧力チャンバ(4)を閉じるステップと、
上記供給ライン・チャネル(7)から供給ライン(18)を取り外し、且つ/又は、上記圧力チャンバ(4)から飲料容器(14)を取り外すステップとの1つ以上を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
上記リッド(5)は、上記圧力チャンバ(4)から取り外し可能であり、又は、上記圧力チャンバ(4)に回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に係る方法。
【請求項4】
上記接続手段(9及び17)は、上記リッド(5)の上記開口が上記供給ライン・チャネル(7)の上記第2端部と同軸になるように設けられることを特徴とする請求項2又は3に係る方法。
【請求項5】
飲料を供給するためのアセンブリ(1)であって、
リッド(5)を有する圧力チャンバ(4)を備え、
上記リッド(5)は、供給ライン(18)のための開口を有し、
上記アセンブリ(1)は、タワー(10)にある第1端部(20)と、冷却チャンバ(2)に接続して配置された第2端部とを有する供給ライン・チャネル(7)を備え、
上記圧力チャンバ(4)は、更に、操作中に飲料容器(14)を収容できるように設けられ、
上記アセンブリ(1)は、供給ライン(18)のための配置手段として上記リッド(5)の上記開口(19)を用い得るように、上記供給ライン・チャネル(7)の上記第2端部の上記開口(8)に上記リッド(5)の開口(19)を配置するための手段を備えることを特徴とする飲料供給アセンブリ(1)。
【請求項6】
上記圧力チャンバ(4)のリッド(5)の開口(19)は本質的に中心にあることを特徴とする請求項5に係るアセンブリ(1)。
【請求項7】
上記リッド(5)は、上記圧力チャンバ(4)から取り外し可能であり、又、上記圧力チャンバ(4)に回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項5又は6に係るアセンブリ(1)。
【請求項8】
上記リッド(5)及び上記供給ライン・チャネル(7)の上記第2端部は、接続手段(9及び17)を備え、
上記接続手段(9及び17)は、互いに相補的であり、上記供給ライン・チャネル(7)の上記第2端部にリッド(5)を取り付けるように設けられることを特徴とする請求項5から7のいずれかに係るアセンブリ(1)。
【請求項9】
上記接続手段(9及び17)は、上記リッド(5)の上記開口(19)が上記供給ライン・チャネル(7)の上記第2端部と同軸になるように設けられることを特徴とする請求項8に係るアセンブリ(1)。
【請求項10】
上記リッド(5)と上記供給ライン・チャネル(7)の第2端部との上記接続手段(9及び17)は、ねじ込みソケット、スナップ接続、キャッチ、バイオネット接続、フック、ジグ、又はそれらの任意の組み合わせであることを特徴とする請求項8又は9に係るアセンブリ(1)。
【請求項11】
上記リッド(5)は、更に、操作中に、上記圧力チャンバ(4)の中の所定位置に飲料容器(14)を配置するための配置手段(21)を備える請求項5から10のいずれかに係るアセンブリ(1)。
【請求項12】
開口(22)が上記配置手段(21)に設けられ、上記配置手段(21)は浮動することを特徴とする請求項11に係るアセンブリ(1)。
【請求項13】
上記リッド(5)は、ハンドル(6)を備えることを特徴とする請求項5から12のいずれかに係るアセンブリ(1)。
【請求項14】
飲料容器(14)からタワー(10)へ向けて、又は、その反対方向で供給ライン(18)を配置するための圧力チャンバ(4)のリッド(5)の使用方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2009−504515(P2009−504515A)
【公表日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−525391(P2008−525391)
【出願日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際出願番号】PCT/DK2006/000438
【国際公開番号】WO2007/019851
【国際公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(505413303)カールスバーグ・ブルワリーズ・エー/エス (10)
【Fターム(参考)】