説明

飲料注出装置

【課題】 圧力センサの測定圧力に基づき圧力調整弁を開閉制御して炭酸ガスボンベからビール樽に供給される炭酸ガスのガス圧を適正な圧力となるように制御する飲料注出装置において、圧力センサ及び圧力調整弁を前側から容易にメンテナンス可能とした飲料注出装置を提供する。
【解決手段】 本発明の飲料注出装置においては、装置本体10の前面下部でガス管路51と圧力調整弁53と圧力センサ54とを一体的にしたガス圧調整ユニット50が支持フレーム21に着脱可能に取り付けられている。ガス圧調整ユニット50は、メンテナンスをするときには、その前側に取り付けられたドレンパン17及びカバー70を取り外すことで装置本体の前面に現れるようにでき、その取付用のねじを取り外すことでガス圧調整ユニット50を取り外してメンテナンスをすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料を貯留した飲料容器にガスを供給してそのガス圧により飲料を注出する飲料注出装置に関し、特に、飲料容器に供給するガス圧を所定圧力にして飲料を注出する飲料注出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の飲料注出装置には、例えば下記の特許文献1に開示されたビールサーバがある。このビールサーバにおいては、ビール樽に炭酸ガスボンベから加圧された炭酸ガスを供給することでビール樽内のビールをビールサーバの装置本体内に圧送して、注出コックからビールを注出するようになっている。上記のようなビールサーバにおいては、注出されるビールに含まれる炭酸ガスの圧力を適切な圧力とするように、装置本体内に炭酸ガスの供給経路として通したガス管に圧力センサと圧力調整弁とが設けられている。このビールサーバは、圧力センサの測定圧力に基づき圧力調整弁を開閉制御して炭酸ガスボンベからビール樽に供給される炭酸ガスのガス圧を適正な圧力となるように制御するようになっている。
【特許文献1】特開2003−081393号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記のビールサーバにおいては、圧力調整弁は装置本体の下側側部に設けられており、圧力センサは、炭酸ガスの圧力を制御する調圧ボードとともに装置本体の上側側部に設けられている。圧力調整弁を装置本体の下側側部に設けたときには、炭酸ガスのガス管を炭酸ガスボンベのガスホースに接続される装置本体の下部前面から下側側部まで配設しなければならなく、炭酸ガスのガス管が長くなってその配設作業が面倒であった。さらに、炭酸ガスのガス管が長くなるとガス管とガス管を継ぐ接続部が多くなり、その接続部からガス漏れする可能性が高くなっていた。また、圧力センサは、装置本体の下側側部で圧力調整弁より下流位置のガス管から上側側部まで延出させた検知管に介装されているので、上述した圧力調整弁と同様に、検知管の配設作業が面倒となっていた。
【0004】
また、上記のビールサーバは、設置される飲食店等で装置本体の側面が壁や他の装置とほぼ隙間なく並べて配置されることが多く、装置本体の側部に設けられた圧力センサや圧力調整弁を容易にメンテナンスすることができなかった。さらに、圧力センサや圧力調整弁は、上記したガス管等と一体となって装置本体の側部に取り付けられているので、これらの部品が故障したときに容易に部品のみを交換することができず、装置本体を修理に持ち出さなければならなかった。
【0005】
よって、本発明は、圧力センサの測定圧力に基づき圧力調整弁を開閉制御して炭酸ガスボンベからビール樽に供給される炭酸ガスのガス圧を適正な圧力となるように制御する飲料注出装置において、圧力センサ及び圧力調整弁を前側から容易にメンテナンス可能とする飲料注出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記課題を解決するため、飲料を貯留した飲料容器にガスを供給してそのガス圧により飲料を注出する飲料注出装置であって、その装置本体内に飲料容器に供給するガス圧を検知するガス圧検知手段と、ガス圧検知手段による検知圧力に基づき飲料容器に送られるガス圧を所定圧力にするガス圧調圧手段と、ガス圧検知手段とガス圧調圧手段とにガスを送るガス経路とからなる圧力調整部を備えて、圧力調整部により飲料容器に供給するガス圧を所定圧力にして飲料を注出する飲料注出装置において、圧力調整部はガス圧検知手段とガス圧調圧手段とガス経路とを一つの組立体として装置本体の前側に着脱可能に取り付けられたことを特徴とする飲料注出装置を提供するものである。
【0007】
上記のように構成した飲料注出装置においては、圧力調整部はガス圧検知手段とガス圧調圧手段とガス経路とを一つの組立体としているのでガス経路の配設する長さを短くできるともに装置本体に容易に取り付けられるようになった。また、圧力調整部は、装置本体の前側に着脱可能に取り付けられているので、飲料注出装置の側面が開放されていない場所で設置されているときでも圧力調整部を前側から容易にメンテナンスすることができるとともに、圧力調整部を修理するときには、前側から圧力調整部のみを取り外して持ち出して修理することができるようになる。
【0008】
また、上記の飲料注出装置においては、圧力調整部の前側にはカバーが設けられるようにするのが好ましく、このようにしたときには、圧力調整部が溢出した飲料により汚れなくなる。
【0009】
さらに、上記の飲料注出装置においては、ガス圧検知手段の検知圧力に基づきガス圧調圧手段により飲料容器に供給するガスを所定圧力に制御する調圧制御回路を装置本体の前側に配置するのが好ましく、このようにしたときには、調圧制御回路は装置本体の前側に取り付けられているので、飲料注出装置の側面が開放されていない場所で設置されているときでも調圧制御回路を前側から容易にメンテナンスすることができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1〜図7は、本発明に係る飲料注出装置をビールサーバに適用した一実施形態を示しており、このビールサーバは、図1に示すように、ビール樽T内に貯えたビールを、炭酸ガスボンベGにより供給した炭酸ガスの圧力によって装置本体10の前面上部に設けた注出コック11まで圧送して注出するものである。
【0011】
注出コック11は、図示しない弁機構を内蔵しており、レバーの傾倒操作によりビール樽T内から圧送されるビールをそのノズルから液状態または泡状態にて注出するものである。注出コック11の直上には、注出コック11のレバーを傾倒させるコック駆動装置12が配設されている。コック駆動装置12は、その前面にある操作パネル13の入力により、注出コック11のレバーを前方及び後方に傾倒させるものである。注出コック11の下方には、ビールジョッキを載置するジョッキ台14が配設されている。ジョッキ台14は、注出コック11からの液状態及び泡状態におけるビールの注出状況に応じて傾動するようになっている。ジョッキ台14の後側には傾動装置15が設けられており、傾動装置15は、その駆動によりジョッキ台14を起立状態または傾斜状態に保つようになっている。なお、注出コック11、コック駆動装置12、操作パネル13、ジョッキ台14及び傾動装置15は、図2に示すように、本実施形態においては各々2つ設置されている。
【0012】
装置本体10内の上部には、ビール樽Tから圧送されるビールを冷却水により冷却する冷却水槽20が前後一対の支持フレーム21に支持されて収容されている。支持フレーム21は、逆U字型の支持部材よりなり、前側の支持フレーム21は、装置本体10の奥行方向中間部と前側部とのほぼ中間位置の底面に設けられており、後側の支持フレーム21は、装置本体の後側部の底面に設けられている。装置本体10内の下部には、冷却水槽20の下方で前後の支持フレーム21の間で冷却水槽20を冷却する冷凍装置30が蒸発器を除いて収容されている。冷凍装置30の蒸発器は、冷却水槽20の内壁に配設されており、冷凍装置30は、蒸発器を通して冷媒を循環させることで蒸発器に冷却機能を発揮させて、蒸発器の周囲に氷を形成されて冷却水槽20内の冷却水を冷却する。冷凍装置30の前側には、冷凍装置30の排熱を遮断する仕切り板が設けられている。
【0013】
装置本体10内には、ビール樽Tからビール供給ホースT1により圧送されたビールを注出コック11に送るビール供給管40が収容されている。ビール供給管40は、その流入端側が装置本体10の前面下部に取り付けられて上方に延出してその中間部がコイル状となって冷却水槽20の冷却水中に浸漬されて流出端側で注出コック11に接続されている。また、ビール供給管40には、コイル状となる中間部より上流側にビール樽Tから送られるビールの温度を検出する温度センサ41が介装されている。なお、ビール供給管40は、2つある注出コック11に対応して2本設けられている。
【0014】
装置本体10内の前側下部には、図3〜図5に示すように、炭酸ガスボンベGからビール樽Tに送る炭酸ガスの圧力を調整するガス圧調整ユニット(圧力調整部)50が冷却水槽20の前側の支持フレーム21に着脱可能に取り付けられている。ガス圧調整ユニット50は、装置本体10の前側で支持フレーム21に着脱可能に取り付けられる取付フレーム51と、取付フレーム51の下部に固定されて炭酸ガスボンベGから送られる炭酸ガスを通るガス管路(ガス経路)52と、ガス管路52に介装されて炭酸ガスの圧力を調整する圧力調整弁(ガス圧調圧手段)53と、ガス管路52に介装されて炭酸ガスの圧力を検知する圧力センサ(ガス圧検知手段)54と、圧力センサ54に送られる炭酸ガスに対して適正な応答性を付与するスピードコントローラ55とから構成される。
【0015】
取付フレーム51は、図3〜図5に示すように、四隅に脚部を備える板金状の基板部51aと基板部51aの左側下部(正面視において)にガス管路52と圧力調整弁53とを取付固定する取付ブラケット51bとからなる。取付フレーム51は、基板部51aの脚部をねじにより前側の支持フレーム21に着脱可能に取り付けられている。
【0016】
ガス管路52は、炭酸ガスボンベGから定圧バルブG1により所定圧力(例えば0.5MPa)に減圧されてガスホースG2を通して供給された炭酸ガスをガスホースG3を通してビール樽Tに供給するものである。具体的には、ガス管路52においては、図5及び図6に示すように、取付ブラケット51bに取付固定された導入ジョイント部52aから延出するガス管52bが分岐ジョイント52cにより2本のガス管52dに分岐されて取付ブラケット51bに固定された2つの導出ジョイント52eに接続されている。導入ジョイント部52aには、炭酸ガスボンベGからガスホースG2が接続されており、導出ジョイント52eには、ビール樽Tに炭酸ガスを送るガスホースG3が接続されている。
【0017】
各ガス管52dには、取付ブラケット51bに固定された圧力調整弁53が介装されている。圧力調整弁53は電磁弁であり、電気的に開閉を制御されて送られる炭酸ガスの圧力を調整する。各ガス管52dには、圧力調整弁53の下流側に検知管52fが接続されている。各検知管52fには、スピードコントローラ55が介装されており、各検知管52fの先端側には、基板部51aの右側部(正面視において)で圧力センサ54が接続されている。スピードコントローラ55には、圧力センサ54に送る炭酸ガスの圧力を調整する調整つまみ55aが設けられており、この調整つまみ55aは、取付フレーム51の基板部51aの下部にある切欠部51cから操作できるようになっている。圧力センサ54は、その表示部54aを基板部51aの右側部(正面視において)に形成された開口51dから視認できるようになっている。
【0018】
ガス圧調整ユニット50においては、上記各部品52〜55が直接的または間接的に取付フレーム51に固定されて一つの組立体となっている。ガス圧調整ユニット50を修理等をするときには、支持フレーム21に取付フレーム51を取り付けているねじを外すことでガス圧調整ユニット50を取り外すことができるようになっている。
【0019】
ガス圧調整ユニット50の後方には、ガス圧調整ユニット50を通る炭酸ガスの圧力を制御をする制御基盤箱60が配設されている。制御基盤箱60は、前側の支持フレーム21の上側に押さえ板ばね61により下側より嵌め込んで着脱可能に取り付けられている。制御基盤箱60内には、調圧制御回路62が設けられており、この調圧制御回路62は、温度センサ41,圧力調整弁53及び圧力センサ54にコネクタにより接続されている。調圧制御回路62は、調圧用のマイクロコンピュータにより構成されており、図示しないプログラムを実行して、温度センサ41及び圧力センサ54による検出に基づき圧力調整弁53の作動を制御する。なお、調圧制御回路62には、図7に示すビールの温度における炭酸ガスの目標圧力の関係のグラフに基づくデータが格納されている。
【0020】
また、調圧制御回路62は、注出制御回路16に接続されており、注出制御回路16は、コック駆動装置12,操作パネル13及び傾動装置15に接続されている。注出制御回路16は、マイクロコンピュータにより構成されており、図示しないプログラムを実行して、操作パネル13の各種ボタンの操作に応じてコック駆動装置12及び傾動装置15の作動を制御する。
【0021】
ガス圧調整ユニット50の前側には、カバー70が設けられており、カバー70は、ガス圧調整ユニット50の取付フレーム51の前側にねじにより着脱可能に固定されている。また、カバー70の前側には、ドレンパン17を支持するアーム71が設けられている。このアーム71は、上記のねじによりカバー70を挟むようにして取付フレーム51に取り付け固定されている。ドレンパン17は、ジョッキ台14の下側でアーム71により支持されている。本実施形態におけるビールサーバにおいては、ドレンパン17は従来のビールサーバと比べてジョッキ台14の直下に設けられるようになっているので、ビールサーバは、装置本体10の前側下部にガス圧調整ユニット50及び制御基板箱60を配設する空間ができるようになっている。
【0022】
上記のようなビールサーバにおける作動について説明する。ジョッキ台14にビールジョッキを載置した後、操作パネル13の注出ボタンを押すと、傾動装置15によりジョッキ台14の傾動がされてジョッキがその底側を前方に突き出した斜め姿勢に傾けられる。それとともに、温度センサ41によりビール樽T内のビールの温度が検知されて、調圧制御回路62により検知温度に対応する目標圧力値が算出される。この目標圧力値が算出されると、調圧制御回路62は、圧力センサ54の検出圧力に基づき圧力調整弁53の開閉動作を繰り返すことにより炭酸ガスボンベGからガスホースG2,G3を通ってビール樽Tに送られる炭酸ガスの圧力が目標圧力となるように制御する。
【0023】
このような状態において、コック駆動装置12により注出コック11のレバーが前方に傾動されて所定時間この前傾姿勢が維持される。この間に、ビール樽T内のビールがビール供給管40に圧送され、冷却水槽20を通ることで冷却されて注出コック11からジョッキ内に液状態として注出される。液状態のビールが注出されると、傾動装置15によりジョッキ台14のジョッキが垂直状態となるように戻され、それとともにコック駆動装置12により注出コック11のレバーが後方に傾動されて所定時間この後傾姿勢が維持される。この間に、上記と同様にビール樽T内のから圧送されるビールが注出コック11からジョッキ内に泡状態として注出される。泡状態のビールが注出されると、コック駆動装置12によりレバーが中立位置に戻されて注出コック11からのビールの注出が完了する。
【0024】
上記のようなビールサーバにおいて、ガス圧調整ユニット50または制御基盤箱60をメンテナンスするときには、ドレンパン17を引き抜いて取り外した後で、ねじを外してアーム71及びカバー70を取り外す。装置本体10からドレンパン17,アーム71及びカバー70を取り外すと、図4に示すように、ビールサーバの装置本体10の前側下部でガス圧調整ユニット50が現れるようになる。このとき、スピードコントローラ55の調整をするときには、取付フレーム51の切欠部51cから調整つまみ55aを操作して調整することができる。また、圧力センサ54の表示部54aは、取付フレーム51の開口51dから見ることができる。また、ガス圧調整ユニット50を修理するときには、制御基板箱60とのコネクタによる接続を切り離し、取付フレーム51を支持フレーム21に取り付けているねじを取り外すことで装置本体10から取り出すことができる。また、制御基板箱60を取り出して修理するときには、ガス圧調整ユニット50を取り外した状態で、制御基板箱60を引き出して取り外すことができる。
【0025】
上記のようなビールサーバにおいては、ガス圧調整ユニット50は、取付フレーム51に圧力調整弁53、圧力センサ54、スピードコントローラ55を取付固定しているので、これらの部品にガスを送るガス管路52を必要以上に長くすることなく配設することができる。これにより、ガス圧調整ユニット50は、その組立が容易となるとともに各ガス管を継ぐ部分が少なくなってガス漏れの可能性が低くなる。また、ガス圧調整ユニット50及び調圧制御回路62を備える制御基板箱60は、装置本体10の前側に取り付けられているので、ビールサーバの装置本体10が設置された場所でその側面を壁や他の装置とほぼ隙間なく並べられて配置されているときにも容易にガス圧調整ユニット50および調圧制御回路62のメンテナンスをすることができる。また、ガス圧調整ユニット50及び調圧制御回路62は、装置本体10から着脱可能に取り付けられているので、修理等をするときには装置本体10を持ち出すことなくガス圧調整ユニット50及び調圧制御回路62のみを持ち出して修理することが可能になる。さらに、本発明のビールサーバにおいては、ガス圧調整ユニット50が装置本体10の前側に配設されているので、従来のビールサーバと比べて装置本体の横幅を狭くすることができてこれまで設置される場所の横幅が狭いために設置できなかった場所にも設置できるようになる。
【0026】
上記実施形態においては、飲料注出装置の一実施形態としてビールサーバを採用しているが、本発明はこれに限られるものでなく、炭酸ガスをチューハイのような他の飲料を貯留した飲料容器にガスを供給してそのガス圧により飲料を注出する飲料注出装置であればいい。
【0027】
上記実施形態においては、ガス圧調圧手段として電磁弁よりなる圧力調整弁を採用しているが、本発明はこれに限られるものでなく、モータバルブのような他の弁手段を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明に係る一実施形態に係るビールサーバの全体概略図である。
【図2】ビールサーバの正面図である。
【図3】ビールサーバの下部における分解斜視図である。
【図4】ドレンパン及びカバーを取り外した状態のビールサーバの下部正面図である。
【図5】ガス圧調整ユニットの背面図である。
【図6】ガス圧調整ユニットの平面図である。
【図7】ビールの温度と目標圧力との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
【0029】
10…装置本体、50…圧力調整部(ガス圧調整ユニット)、52…ガス経路(ガス管路)、53…ガス圧調圧手段(圧力調整弁)、54…ガス圧検知手段(圧力センサ)、62…調圧制御回路,70…カバー。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料を貯留した飲料容器にガスを供給してそのガス圧により飲料を注出する飲料注出装置であって、
その装置本体内に前記飲料容器に供給するガス圧を検知するガス圧検知手段と、前記ガス圧検知手段による検知圧力に基づき前記飲料容器に送られるガス圧を所定圧力にするガス圧調圧手段と、前記ガス圧検知手段と前記ガス圧調圧手段とにガスを送るガス経路とからなる圧力調整部を備えて、前記圧力調整部により前記飲料容器に供給するガス圧を所定圧力にして飲料を注出する飲料注出装置において、
前記圧力調整部は前記ガス圧検知手段と前記ガス圧調圧手段と前記ガス経路とを一つの組立体として前記装置本体の前側に着脱可能に取り付けられたことを特徴とする飲料注出装置。
【請求項2】
前記圧力調整部の前側にはカバーが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の飲料注出装置。
【請求項3】
前記ガス圧検知手段の検知圧力に基づき前記ガス圧調圧手段により前記飲料容器に供給するガスを所定圧力に制御する調圧制御回路を前記装置本体の前側に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の飲料注出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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