説明

養魚用エクスパンデットペレット飼料用粘結剤、養魚用エクスパンデットペレット飼料の製造方法、および養魚用エクスパンデットペレット飼料

【課題】ハマチ等の肉食性魚類の飼料に好適な、グミ状弾力性に富むEP飼料を提供する。
【解決手段】エーテル化度が1.0〜1.5であり、1重量%水溶液粘度が10〜1000mPa・sであるCMC−Naと、ガードランとを、5〜15重量%:95〜85重量%の割合で配合したEP飼料用粘結剤を濃度2〜10重量%で含む80〜100℃水溶液を、生餌を含まない、動物性飼料原料及び/又は植物性飼料原料を主成分とする飼料原料に対して5〜20重量%添加混練し、造粒成形した後、含水率5〜15重量%に乾燥して固形化しEP飼料を製造する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハマチ等の肉食性魚類の養魚用飼料に関し、より詳しくは養魚用エクスパンデットペレット飼料用の粘結剤、その粘結剤を用いた養魚用エクスパンデットペレット飼料の製造方法、およびその製造方法により製造されるグミ状弾力性に富む養魚用エクスパンデットペレット飼料に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ハマチ等の肉食性魚類の養魚用飼料としては、従来、イワシ、サバ、イカナゴなどをミンチ状あるいはぶつ切りにした生餌がそのまま給餌されていたが、この方法は捕食性の悪さから来る海の汚染、栄養の偏り、給餌の手間、歩留り低下などの問題があった。また、魚粉、植物タンパク質、粘結剤等を配合した配合飼料に生餌をミンチ状として混練しペレット状にしたモイストペレットがあるが、その調製に相当の労力がかかること、さらにできあがった飼料の保存性が低いなどの問題がある。
【0003】
そこで近年では、生餌を配合しない飼料原料、油脂原料、粘結剤および水をエクストルーダー内で混練、加熱して得られる養魚用エクスパンデットペレット飼料(以下、「養魚用エクスパンデットペレット飼料」を「EP飼料」ということがある)が注目されてきている。
【0004】
EP飼料は、飼料原料、油脂原料および水をエクストルーダーを用いて混練、加熱して製造される。EP飼料は、生餌を使用しないこと、含水量が低いことより保存性が高く、投餌時、自動給餌機での給餌性に優れ、また配合原料を調製することにより、高タンパク質、高カロリーのEP飼料の製造もできるなど利点が多い。
【0005】
一般にEP飼料は、配合原料中の澱粉などがエクストルーダー内でアルファー化されたり、予め配合されたアルファー化澱粉が発現する粘結性や膨化形成性を利用して、EP飼料の形状(艶、キメの細かさ、形)の向上、投餌したときの海中での崩れ防止、海水表面への浮き防止などの性能が与えられる。
【0006】
さらに、EP飼料の形状、硬さ、および水中保形性が得られる粘結剤として、カルボキシメチルセルロースナトリウムとアミノ酸またはタンパク質を含有するEP飼料用粘結剤が開示されている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2000−270788号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、アルファー化澱粉のみでは従来のEP飼料において、水中の保形性、ペレット形状において充分に目的とする品質を得ることはできず、さらにグミ状弾性力に富み肉食性魚類の吸飼率を高めることができるグミ状EP飼料が求められている。
【0008】
本発明は、ハマチ等の肉食性魚類の養魚用飼料であり、飼料の形状(外観)、硬さ(弾力性)、および水中保形性に優れ、特にグミ状弾力性に富むEP飼料が得られるEP飼料用粘結剤、この粘結剤を用いたEP飼料の製造方法、およびEP飼料の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記課題を解決するため検討した結果、EP飼料の粘結剤として、カルボキシメチルセルロースナトリウムと多糖類のガードランとを組み合わせ使用することに着目し、これらの物性値と配合量を規定することで上記の問題点が解決できることを見出し本発明に到達した。
【0010】
すなわち、請求項1に記載の発明は、エーテル化度が1.0〜1.5であり、1重量%水溶液粘度が10〜1000mPa・sであるカルボキシメチルセルロースナトリウムと、ガードランとを、5〜15重量%:95〜85重量%の割合で配合したことを特徴とする養魚用エクスパンデットペレット飼料用粘結剤である。
【0011】
請求項2に記載の発明は、生餌を含まない、動物性飼料原料及び/又は植物性飼料原料を主成分とする飼料原料に対して、請求項1に記載の養魚用エクスパンデットペレット飼料用粘結剤を濃度2〜10重量%で含む80〜100℃水溶液を5〜20重量%添加混練し、造粒成形した後、含水率5〜15重量%に乾燥し固形化することを特徴とする養魚用エクスパンデットペレット飼料の製造方法である。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の製造方法で製造されたことを特徴とする養魚用エクスパンデットペレット飼料である。
【発明の効果】
【0013】
本発明により得られるEP飼料は、含水率が低く、形状(外観)、硬さ(弾性力)、および水中保形性に優れ、特にグミ状弾力性に富むことからハマチ等の肉食性魚類の吸飼率を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明のEP飼料用粘結剤は、生餌を配合しない魚粉、植物粉末タンパク質、デンプン等を主成分とする養魚用飼料を造粒成形する際に使用される粘結剤であり、特定のカルボキシメチルセルロースナトリウム(以下、「CMC−Na」という)と、ガードランとを5〜15重量%:95〜85重量%の割合で配合し、その粘結力によるEP飼料の保形性向上と分散効果により配合原料の混練を均一化し、さらに特定量で配合することでEP飼料のグミ状弾力性を向上させるものである。
【0015】
本発明に使用されるCMC−Naは、エーテル化度が1.0〜1.5であり、1重量%水溶液粘度が10〜1000mPa・sである。
【0016】
本発明において、上記CMC−Naは、粘結剤の主成分であるガードランの助剤的な効果を有すものである。すなわち、ガードラン水溶液の溶液流動性を助長する働きをすることから、エーテル化度が1.0〜1.5の高い範囲にあることが必要となる。エーテル化度が1.0未満であると粘結性が不足し、またCMC−Na特有のチクソトロピー性が発現し好ましくない。また、エーテル化度が1.5を超えても特に支障はないが、反面1.5超とすることによる大きな効果は得られず、またCMC−Naの製造時に使用原料を多く必要としコスト高となることからエーテル化度の上限を1.5とした。
【0017】
また、エーテル化度が1.0〜1.5と高エーテル化度のCMC−Naを用いることで、弱アルカリ性を示すガードランとの水溶液において、ガードランのゲルを安定して生成させ保形性とグミ状弾力性を向上することができる。
【0018】
上記CMC−Naは、1重量%水溶液粘度が10〜1000mPa・sである。水溶液粘度が10mPa・s未満では粘結力が不足しEP飼料の造粒成形が困難となり、添加量増が必要になる。1000mPa・sを超えると、水溶液としてエクストルーダー等に添加する際に、高粘度であるため水溶液流動性が劣り均一な添加ができなくなり、EP飼料の品質低下を招くようになる。
【0019】
本発明に使用されるガードランは、土壌菌の1種であるAgrobacterium biovar Iによって産生される微生物多糖類であり、β−1,3−グルカンに近いもので、加熱すると固まる性質を持っている。
【0020】
ガードランは溶媒液中からアルカリで抽出され、菌体との分離が行われる。塩酸液で中和、脱塩処理をし、さらに懸濁液が濃縮、乾燥させて得られる流動性のよい白色粉末の不活性の食物繊維を主成分とし、優れた増粘効果を有するものである。
【0021】
本発明の粘結剤は、上記CMC−Naとガードランとを、CMC−Na5〜15重量%、ガードラン95〜85重量%の割合で配合される。ガードランを主成分として配合するのは、ガードランの比率を85重量%未満にするとガードランの有するゲル化機能が発現できず、95重量%を超えると助剤としてCMC−Naが持つガードランを均一添加させる効果と均一ゲル化促進の効果が発現されないからである。
【0022】
上記粘結剤は、水溶液濃度が2〜10重量%になるように調整され、80〜100℃の水に完全溶解させ使用される。水溶液濃度が2重量%未満ではガードランとCMC−Naの持つ増粘効果、ゲル化効果が発現されず、10重量%を超えると高粘度化による均一添加ができず、水溶液流動性が劣ることによる均一混練性の不足、またEP飼料のゲル化が強くなり所望のグミ状弾力性が発現できず硬いEP飼料になってしまう。
【0023】
また、80〜100℃の水に溶解させるのは、ガードランは低温水には溶解しないこと、さらに水溶液で添加する際に高温である方が見掛け粘度が低下し作業性を向上することができる。また、ガードラン水溶液は温度を下げるとガードランがゲル化するため、80〜100℃の温度を維持して使用する必要がある。なお、水は、通常一般水(井戸水、水道水など)を用いることができる。
【0024】
本発明の粘結剤には、グアガム、アルギン酸ソーダ、タマリドガム、ローカストビーンガム、セスバニアガム、ペクチン、寒天、カラギーナン、アラビアガム、キサンタンガム、ポリアクリル酸ソーダなどを配合使用することは何ら支障はない。
【0025】
次に、本発明のEP飼料の製造方法について説明する。
【0026】
本発明のEP飼料は、飼料原料、油脂原料、前記粘結剤および水から構成される。
【0027】
EP飼料は、生餌を含まない下記の動物性飼料原料、植物性飼料原料等を主成分とし、本発明の粘結剤を上述のように濃度2〜10重量%で水に溶解した80〜100℃の粘結剤水溶液を飼料原料に対して5〜20重量%で添加し、エクストルーダー等で混練、加熱し、ペレット状に造粒成形した後、含水率5〜15重量%に乾燥し固形化させ製造される。
【0028】
飼料原料としては、動物性飼料原料(魚粉、肉粉、骨肉、オキアミミール、イカミールなど)、植物性飼料原料(油粕、大豆粉、大豆粕、小麦粉、脱脂米ぬか、ビール酵母粕、グルテンミールなど)、澱粉原料あるいは予め澱粉をアルファー化したものなど、ビタミン、ミネラル類からなる。飼料原料は、通常粉末として用いられる。
【0029】
油脂原料としては、タラ肝油、スケソーダラ肝油、イワシ油、大豆油、綿実油などがある。
【0030】
水は、通常一般水(井戸水、水道水など)を用いることができる。
【0031】
油脂原料は飼料原料に対して5〜30重量%、水は同じく5〜20重量%が主に添加される量の範囲である。
【0032】
飼料原料への粘結剤水溶液の添加は、特に制限されずどのような方法で行ってもよいが、例えば、飼料原料をエクストルーダーに供給する際に、水や油脂の添加と同様に、粘結剤水溶液を併せて添加することができる。
【0033】
上記粘結剤水溶液の添加量は、飼料原料に対して5〜20重量%である。添加量が5重量%未満では粘結力が弱くEP飼料の保形性、グミ状弾力性が乏しくなり、20重量%を超えると硬さが高くなり補食性が低下する傾向にある。
【0034】
EP飼料の混練、成形には、例えば、エクストルーダーを用いることができる。用いられるエクストルーダーは、一軸式でも二軸式でもよいが、一般的に二軸式の方が均一に混練することができ好ましい。
【0035】
エクストルーダーの押出し圧力は、好ましくは3〜25kg/cm、さらに好ましくは3〜20kg/cmである。3kg/cm未満では、充分に飼料原料を膨化させることができないため、均一に押出しにくい。25kg/cmを超えると、膨化が過剰になりEP飼料の形状保持が困難となり、不揃いなEP飼料となりやすい。
【0036】
エクストルーダーの押出し口のダイ口径は、飼料の大きさによって変えることができる。飼料の大きさは、養魚の大きさや種類によって決定され、通常口径が1〜30mmφのダイが用いられる。
【0037】
エクストルーダーを用いる際のエクストルーダー内部の温度は、好ましくは80〜130℃であり、さらに好ましくは90〜120℃である。80℃未満では、飼料の充分な均一化が難しく、130℃を超えると、原料である魚粉などが熱により焦げやすくなる。
【0038】
混練中の飼料内の含水率は、10〜40%が好ましい。含水率が10%未満では、エクストルーダー内で飼料原料を充分混練して均一化することが難しく、40%を超えると、造形されたEP飼料の含水率が高くなり、乾燥に要するエネルギーが多くなる。
【0039】
前記エクストルーダーで混練、成形することにより得られるEP飼料の含水率は通常10〜50%であるので、含水率を5〜15重量%に調整する必要があり、これにより、EP飼料の硬さ、グミ状弾力性、および水中保形性を良好にし、保存中の腐敗を防ぐことができる。含水率の調整は、例えば、エクストルーダーにより成形されたEP飼料を高温乾燥機内で加熱乾燥させることにより行うことができる。
【0040】
また、EP飼料の硬さは、キヤ式硬度計で測定した硬度が、好ましくは2〜10kg、さらに好ましくは、3〜10kgである。2kg未満では、EP飼料が崩れやすく、10kgを超えても特に問題はないが、必要以上に硬度を上げる必要はない。
【実施例】
【0041】
以下に、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0042】
表1(実施例1〜9)及び表2(比較例1〜9)に記載したエーテル化度と1重量%水溶液粘度を有するCMC−Naとガードラン(武田キリン食品(株)製「ガードラン」)とを、表に記載の配合比で配合した粘結剤を、表に記載の添加率で80〜100℃の水に溶解した粘結剤水溶液を調製した。
【0043】
CMC−Naのエーテル化度と1重量%無水物水溶液濃度の測定は下記方法により行った。
【0044】
[水分]
水分試料1〜2gを秤量ビンに精秤し、105±2℃の低温乾燥器中で2時間乾燥しその減量(g)から下記(1)式を用いてCMC−Naの水分を算出した。
水分(%)=(減量(g)/試料(g))×100……(1)
【0045】
[1重量%無水物水溶液粘度]
300mlトールビーカーに2.5gの試料を精秤し、次式(2)によって求めた水量の溶解水を加えて試料をガラス棒にて分散した。
1重量%水溶液の水量(g)= 試料(g)×(99−水分(%))……(2)
水分は上記(1)式の水分値を利用する。前記水溶液を一夜間放置後、マグネチックスターラーで約5分間かきまぜ、完全な溶液としたのち、30分間25℃恒温槽中で溶液を25℃にした。そののち、ガラス棒で緩やかにかき混ぜたのち、BM型粘度計の適当なローターおよびガードを取り付け60rpmの回転数で回転3分後の目盛りを読み取り、次式(3)を用いて粘度を算出した。
粘度(mPa・s)=読み取り目盛り × 係数……(3)
【0046】
[エーテル化度]
CMC−Na1.0gを精秤し磁性ルツボ中600℃で灰化し、灰化によって生成した酸化ナトリウムをN/10硫酸でフェノールフタレインを指示薬として滴定し、その滴定量AmlとN/10硫酸の力価fを用いて、次式(4)を用いてエーテル化度を算出した。
エーテル化度=(162×A×f)/(10000−80×A×f)……(4)
【0047】
[EP飼料作製方法]
EP飼料原料は、魚粉を60重量部、アルファー化タピオカデンプンを20重量部、脱脂大豆粕を10重量部、脱脂米ぬかを5重量部、ビール酵母粕を5重量部を配合した粉末原料を用いた。
【0048】
EP飼料原料に対して、80〜100℃の粘結剤水溶液を表1、2記載の添加率に従い添加しよく混合した。次に前記EP飼料原料に対し、水を40重量%、油脂原料としてフィードオイルを15重量%加え、二軸エクストルーダーにかけた。
【0049】
エクストルーダーはスエヒロEMI製のアルファーライザー70型を使用し、以下の条件で運転した。
成形圧:4.0〜4.5kg/cm
バレル温度:90〜100℃
ペレットダイ口径:8mmφ
【0050】
EP飼料の長さを10mmになるようにカッターをセットしてペレット状のEP飼料を作製した。できあがったEP飼料を105±1℃の乾燥器内で乾燥し、含水率5〜15重量%のEP飼料を製造した。
【0051】
得られたEP飼料中の粘結剤を完全にゲル化させるため、常温(25℃)にて15時間以上放置し、EP飼料を完成させた。
【0052】
EP飼料の含水率、外観、硬度、弾力性、及び含水量を下記の方法により評価した。結果を表1、2に示す。
【0053】
[含水率]
EP飼料10gを秤量ビンに取り、105±5℃の恒温乾燥機中に4時間放置した後、乾燥後の減量を測定し次式(5)から含水率(%)を求めた。
含水率(%)=(乾燥後の減量(%)/乾燥前のEP飼料(g))×100……(5)
【0054】
[外観]
外観を目視で観察し、下記の基準で評価した。
◎:艶があってキメが細かく非常に良い。
○:艶、キメの細かさがやや不足。
△:艶がなくキメが粗い。
×:艶がなく、粗くザラザラ状況。
【0055】
[硬度]
キヤ式硬度計で測定した。EP飼料に圧力をかけ、EP飼料が崩れた時又はひび割れが入った時を硬度(kg)とした。
【0056】
[弾力性]
EP飼料を指で摘んだ時の弾力状態を、下記の基準で評価した。
◎:強く摘んでも弾力性に優れ、力を抜くと元に復元する。
○:強く摘むと弾力性はあるが、ひびが入り元への復元が乏しい。
△:強く摘むと弾力性を感ずるが、ひびが入り元に復元しない。
×:弾力性がなく固い状態。
【0057】
[吸水量]
EP飼料50gを純水200mlに浸し、30分後に取り出し、金網上で水切りしたのち、吸水によって増加した重量を吸水前後の重量差とし、次式(6)から吸水量(%)を求めた。吸水量が大きい方が優れている。
吸水量(%)=(増加重量/吸水前EP飼料重量)×100……(6)
【0058】
【表1】

【0059】
【表2】

【産業上の利用可能性】
【0060】
本発明のEP飼料用粘結剤を使用し製造されたEP飼料は、ハマチ等の肉食性魚類の養魚用飼料として好適である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エーテル化度が1.0〜1.5であり、1重量%水溶液粘度が10〜1000mPa・sであるカルボキシメチルセルロースナトリウムと、ガードランとを、5〜15重量%:95〜85重量%の割合で配合したことを特徴とする養魚用エクスパンデットペレット飼料用粘結剤。
【請求項2】
生餌を含まない、動物性飼料原料及び/又は植物性飼料原料を主成分とする飼料原料に対して、請求項1に記載の養魚用エクスパンデットペレット飼料用粘結剤を濃度2〜10重量%で含む80〜100℃水溶液を5〜20重量%添加混練し、造粒成形した後、含水率5〜15重量%に乾燥し固形化することを特徴とする養魚用エクスパンデットペレット飼料の製造方法。
【請求項3】
請求項2に記載の製造方法で製造されたことを特徴とする養魚用エクスパンデットペレット飼料。