説明

駆動装置

【課題】骨折した骨片を固定する固定手段(1)でピンのストップ又はロック手段として使用される駆動装置を得る。
【解決手段】雄ねじ(14)と係合面(15)とを備えた第一部材(13)と、前記第一部材の一端における第二部材(16)とを備えた駆動装置から成る。駆動手段(12)は、その第一部材(13)をスリーブの雌ねじ(17)と協働するスリーブの開口後端部(4)に挿入することによって、また、前記第一部材の係合面(15)をピン(10)の後部(18)と係合させることによってスリーブ(2)に接続可能となる。係合面(15)がピンの後部(18)に係合するのと同時に駆動手段(12)の第一部材(13)をスリーブ(2)にねじ込むことにより、前記駆動手段(12)は、スリーブに対する駆動方向に向かってピンを駆動する。ピン(10)の前部(11)がスリーブ(2)の開口部(9)から駆動され、前記一つの骨片の骨材料に駆動される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨折した骨片を固定する固定手段のピンを駆動する装置に関し、前記固定手段は、スリーブと前記スリーブに設けられた少なくとも一つのピンとを備え、前記スリーブは、当該スリーブの長手方向に少なくとも一つの開口部を備えた開口後端部と前端部を有し、前記駆動装置は、前記スリーブの前記開口部から一つの骨片の骨材料へ、ピンの前部を駆動するように構成され、前記ピンの前部は、稼働位置において、前記スリーブの中から開口部に通じて延びて前記一つの骨片の骨材料に噛み合う。
【背景技術】
【0002】
上述したタイプの駆動装置は、例えば、米国特許第2,631,584号明細書により、既に知られている。手術が成功する条件としては、側面開口部が周辺骨材に対して正確で正しい位置決めされるように、素早く簡単な方法でスリーブを向けることといえる。しかし、従来の駆動装置は、スリーブを正確で正しい位置に素早く簡単に向けることはできず、駆動装置をはずすことなくスリーブの側面開口部がどこに置かれているか直接判断することはできなかった。
【0003】
この問題を解決する試みが、スウェーデン国特許第431053号明細書に述べられており、十分な機能している。しかしながら、この公報の駆動装置は、構造的に比較的複雑であり、その操作は状況的なものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第2,631,584号明細書
【特許文献2】スウェーデン国特許第431053号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明の目的は、上述した駆動装置であって、簡単な構造ではあるが簡単に動作し、固定手段のピンのストップ又はロック手段として使用される駆動装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、本発明に係る駆動装置は、順に、雄ねじと第一部材の長手方向に延びる内部通路とを備える円筒状第一部材と、係合面を定めると共に前記第一部材の端面において開閉する前記通路の底と、前記第一部材の端面の反対側の端部において前記第一部材と一体となる第二部材と、を備えた駆動手段から成り、前記駆動手段は、その第一部材をスリーブの雌ねじと協調してスリーブの開口後端部に挿入することと前記第一部材の係合面をピンの後部と係合させることによって、スリーブに接続可能であり、前記駆動手段は、係合面がピンの後部に係合するのと同時に駆動手段の第一部材をスリーブにねじりこむ(スクリューする)ことによりスリーブに対して駆動方向の前方にピンを駆動し、これにより、ピンの前部がスリーブの開口部から前記一つの骨片の骨材料に駆動される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の第一実施例による駆動装置を示す模式図である。
【図2】本発明の第一実施例による駆動装置を示す模式図である。
【図3】本発明の第一実施例による駆動装置を示す模式図である。
【図4】本発明の第一実施例による駆動装置を示す模式図である。
【図5】固定手段にピンを駆動する準備位置における図1−4に示された駆動装置を模式的に示す側面図である。
【図6】固定手段にピンを駆動する準備位置における図1−4に示された駆動装置を模式的に示す断面図である。
【図7】各駆動装置が固定手段のピンを駆動した後の図1−6に示された3つの駆動装置を用いたインプラントを示す模式図である。
【図8】各駆動装置が固定手段のピンを駆動した後の図1−6に示された3つの駆動装置を用いたインプラントを示す模式図である。
【図9】各駆動装置が固定手段のピンを駆動した後の図1−6に示された3つの駆動装置を用いたインプラントを示す模式図である。
【図10】各駆動装置が固定手段のピンを駆動した後の図1−6に示された3つの駆動装置を用いたインプラントを示す模式図である。
【図11】本発明の他の実施例による駆動装置を示す模式図である。
【図12】本発明の他の実施例による駆動装置を示す模式図である。
【図13】本発明の他の実施例による駆動装置を示す模式図である。
【図14】図11−13の駆動装置の他の実施例をより詳細に若干拡大して示した図である。
【図15】図11−13の駆動装置の他の実施例をより詳細に若干拡大して示した図である。
【図16】図11−13の駆動装置の他の実施例をより詳細に若干拡大して示した図である。
【図17】第二ツールにより駆動手段を介して、ツールの一つによる固定手段の操作後及び固定手段のピンの操作後のツールの一部と同様の、図11−16の固定手段と駆動装置の一部を示す模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明について添付図面を参照してさらに説明する。
【0009】
骨片を骨材料に固定する固定手段でピンを駆動する装置が、添付された図面に示されている。固定される骨片は、大腿骨片、鎖骨片、又は、身体の他の骨片である。固定手段の構造は、固定手段のさらなる詳細な説明で参照される米国特許第4,498,468号明細書やスウェーデン国特許第431053号明細書で示された固定手段と同じである。
【0010】
その結果、固定手段1は、スリーブの後端部4が開口しているがスリーブの前端部5が閉じられた円筒状のスリーブ2を備えている(好ましくは図6を参照)。スリーブ2の後端部4は、図5、特に図6から明らかなように、雄ねじ6が設けられ、たとえば、骨折の骨片を固定する数個の固定手段の位置のインプラント用の保持板7に固定手段1を結びつけ又はねじで締めることが可能なっている。これにより、保持板は、固定手段のねじ穴(不図示)が設けられている。スリーブ2の後端部は、通路3の最後尾部において、骨材料に固定手段1を提供するとともに固定手段を保持板7にねじ留めすることにより取り付けるためのツール24(図17参照)のアタッチメント23を内部に備えている。固定手段1を保持板7に取り付ける方法は他にもある。固定手段1は、例えば、任意のタイプの締め付け手段又は保持板のねじ穴にかみ合うロック手段により、保持板7に対して締め付けられてもよい。固定手段1を保持板7以外、例えば、直接骨材料に取り付け又は締め付けることも可能である。スリーブ2の通路3は、傾けられ、かつ、スリーブの長手側面の少なくとも1つの開口部9で開閉する少なくとも一つの前部限界面8を有している。固定手段1は、スリーブ2の通路3に配置されるとともに実施例においてはその後部においてスリーブから突き出るピン10を備えている。ピン10は、図5及び図6において、作動していない状態である。ピン10の前部11は、駆動装置12によって、スリーブ2の前方向へ移動可能であり、スリーブの傾斜限界面8及び開口部9から出て一つの骨片の骨材料へ入る。これにより、固定手段1は、駆動装置12によって骨片を互いに固定する。ピン10は、図7,図8、及び図10において、動作した状態にある。
【0011】
本発明によると、駆動装置は、順に、円筒状第一部材13と、全体的又は部分的にねじ14及び係合面15を備えた外側面と、第一部材の一端で第一部材と一体的となる第二部材16と、を備えた駆動手段12から成る。駆動手段12は、第一部材13をスリーブの開口後端部分に挿入することにより、スリーブの雌ねじ17、すなわち、スリーブの通路3の内部側面の少なくとも一部に設けられたねじと協働して、かつ、第一部材の係合面15を、ピン10の少なくとも部分的なねじ穴部18の外部の背面と、すなわち、実施例では図6に示されるピンが後部においてスリーブから突き出た部分と、係合させることにより、スリーブ2に接続可能となる。係合面がピン10の後部18と係合すると同時に駆動手段12の第一部材13をスリーブ2にねじで締めることにより、駆動手段は、スリーブに対して駆動方向の前方にピンを駆動する。これにより、ピン10の前部11は、図7、図8、及び図10で示すように、スリーブ2の開口部9から一つの骨片の骨材料に駆動される。
【0012】
駆動手段12及び固定手段1は、駆動手段12の第一部材13がスリーブ2の雌ねじ17と協働したときに、第一部材の係合面15がピン10の後部18と係合するように、構成されてもよい。あるいは、駆動手段12及び固定手段1は、駆動手段12の第一部材13がスリーブ2の雌ねじ17と協調した後に、第一部材の係合面15がピン10の後部18と係合するように、構成されてもよい。これは、図6に示されている。
【0013】
駆動手段12の第一部材13の係合面15が、駆動手段の第二部材16に向かい合った第一部材の端面によって定められてもよい。あるいは、駆動手段12の第一部材13の係合面が、第一部材の長手方向に延び、かつ、駆動手段の第二部材16に向かい合う第一部材の環状端面20で開閉する内部通路19の底15によって定められてもよい。
【0014】
後者は、他の実施例として、それぞれ、図3及び図4、図12及び図17に示されている。
【0015】
ピン10は、駆動手段12の第二部材16が、停止面25によって、スリーブの開口後端部4と係合するまで、すなわち、図5及び図6に示される位置から図10に示される位置であり停止面がスリーブの開口後端部の端面26に係合する位置まで、スリーブ2に対して駆動方向の前方向へ駆動されてもよい。駆動手段12及び固定手段1は、駆動手段の第二部材16がスリーブの開口後端部4と係合したときに、ピン10の前部11が、スリーブの開口部9から極限まで移動又は駆動されてもよい(図7、図8、及び図10参照)。
【0016】
駆動手段12の第二部材16は、固定手段1を固定手段用の保持板7にロックするように構成してもよい。この構成は、固定手段1が、固定手段のスリーブの後端部4にねじ6を有さない場合に、特に適用できる。駆動手段12の第二部材16は、例えば、固定手段1のスリーブ2の後端部4の後ろの保持板7をねじることにより駆動手段が締め付けられ又は取り付けられた雄ねじ(図1の21)を設けてもよい。これは、特に図10に示されている。駆動手段12は、このように止め具として作用し、ピン10がスリーブ2から後方に動くことを防ぐ。これにより、ピンの前部11が開口部9からスリーブに引き込まれ骨材料と係合しなくなる。
【0017】
駆動手段12は、金属、例えば、チタン合金、スチールで作られてもよいが、所望の目的に適した他の材料又は異なる種類の適した材料の組み合わせでもよい。
【0018】
駆動手段12の長さは、例えば、15〜25mmであり、最大幅又は直径は、例えば、5〜15mm程度でよい。
【0019】
駆動手段12は、駆動手段の第二部材16の幅又は直径の半分程度に対応する直径を有してもよい。
【0020】
駆動手段12の第二部材16は、駆動手段の第一部材13をスリーブ2にねじるためのツール27用のアタッチメント22(図17参照)を設け、ピン10を駆動方向の前方に駆動又は移動させてもよい。アタッチメント22は、図11〜図16に示す実施例のように、従来の六方溝又は孔によって定められてもよく、あるいは、図1〜図4に示す実施例のように、2面間それぞれにより小さい膨留を設けた六方溝又は孔を含んでもよい。アタッチメント22は、適当なねじツールの適切で安全な位置決めのため、他の形状であってもよい。
【0021】
駆動手段は、袋ねじステム13の形をとった第一部材と、ねじヘッド16の形をとった第二部材を備えた略従来のねじ12であってもよい(図1〜図4参照)。ねじ12は、一つの部品として作られている。あるいは、駆動手段12は、外面的にはねじ式の中空ロッドの形をとった第一部材と、ハンドルの形をとった第二部材を備えてもよい。
【0022】
図11〜図16に示す他の実施例によると、駆動手段は、袋ねじステム13の形をとった第一部材と、一体型の、すなわち、ねじステムと一部品として作られたねじヘッド16の形をとった第二部材を備えたねじ12として構成されてもよい。他の実施例では、図1〜図4に示す実施例とは反対に、停止面25を定めるために、直径が、第一部材(ねじステム13)の直径よりいくらか大きく、例えば、数mm大きい。
【0023】
図1〜図4に示す実施例と比べると、ツール27用のアタッチメント22がさらに深くなるように、他の実施例のねじヘッド16は、十分長い。これにより、ツール27が、周辺骨材料への固定手段1のピン10を駆動する駆動手段12のより良いグリップを得ることができるため、有利である。
【0024】
図17から明らかなように、図11〜図16の駆動手段12の実施例は、例えば、ねじヘッド16が、ねじステム13が固定手段のスリーブ2の通路3へねじられとき、ねじヘッドと、スリーブの後端部4のねじ6と同じ高さにある通路の最後尾との間のアタッチメント23の小さい環状部分を、ねじヘッドが定める又は範囲を定める図1〜図4の実施例によるねじヘッド16より小さい直径を有するように、大きさが決められる。ねじツール24は、固定手段1を骨材料に提供し固定手段を骨材料又はあれば保持板にねじ締めるためのアタッチメント23の環状部分に挿入可能である。これは、駆動手段12が、固定手段を骨材料に提供する前に、固定手段1に設けられることを意味する。固定手段を骨材料に提供し、固定手段を骨材料又は保持板にねじ締めた後に、ツール24を外してもよい。もしくは、図17に示すように、駆動手段の第一部材13をねじ締めるために駆動手段の第二部材16のアタッチメント22が挿入されるとき、そのままにしてねじツール27のガイドを定めてもよく、駆動手段の第二部材の停止面25がスリーブの後端部4の通路3での最後尾部のツール24用のアタッチメント23における底面28と係合するまで、ピン10を駆動方向の前方に駆動又は移動させてもよい。保持板のない固定手段1の場合、ツール24は、駆動手段12が骨材料にねじ込まれて締め付けられている間、カウンターステイとして使用されてもよい。ツール24は、駆動手段12の摘出やスリーブ2へのピン10の引き抜きの間、カウンターステイとして使用されてもよい。駆動手段12の第二部材16、すなわち、スリーブ2の後端部4のアタッチメント23ねじヘッド、の長さは、アタッチメントの底面28と係合するトップ面25を備えた、上述した部分の駆動手段の第二部材が、スリーブの後方のアタッチメントから突き出ない又はほんの少し突き出て周囲の組織の炎症を起こさない又は少なくするように、互いに順応する。
【0025】
他の点については、図11〜図16の駆動手段の実施例は、図1〜図4の駆動手段の実施例と同じように働く。
【0026】
本発明に係る駆動装置が、上述された事項や図面に示されたものに限られないことは当業者にとって明らかであり、発明の概念及び目的から逸脱しない限りにおいて請求項の範囲で改良が可能である。駆動手段及び各種部材は、所望の目的に適する形状、大きさ、構成であればよい。
【符号の説明】
【0027】
1 固定手段
2 スリーブ
3 通路
4 後端部
5 前端部
6 ねじ
7 保持板
8 傾斜限界面
9 開口部
10 ピン
11 前部
12 駆動手段
13 第一部材
14 雄ねじ
15 係合面
16 第二部材
17 雌ねじ
18 後部
19 内部通路
20 環状端面
22 アタッチメント
23 アタッチメント
24 ツール
25 停止面
26 端面
27 ツール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
骨折した骨片を固定する固定手段(1)におけるピンを駆動する駆動装置であって、前記固定手段(1)は、スリーブ(2)と当該スリーブに設けられた少なくとも一つのピン(10)を備え、前記スリーブ(2)は、スリーブの長手方向に少なくとも一つの開口部(9)を備えた開口後端部(4)と前端部(5)を有し、前記駆動手段(12)は、スリーブ(2)の開口部(9)から骨片の一つの骨材料へとピン(10)の前部(11)を駆動するように構成され、ピン(10)の前部(11)は、稼働位置において、開口部(9)を介してスリーブ(2)から延びて前記一つの骨片の骨材料と係合する駆動装置において、
前記駆動装置は、順に、雄ねじ(14)と前記第一部材の長手方向に延びる内部通路(19)を備えた円筒状第一部材(13)と、係合面(15)を定めると共に前記第一部材の端面(20)において開閉する通路の底部と、前記第一部材の端面に向かい合う端部において前記第一部材と一体となる第二部材(16)と、を備える駆動手段(12)から成り、前記駆動手段(12)は、第一部材(13)を、スリーブの雌ねじ(17)と協働するスリーブの開口後端部(4)に挿入することよって、また、前記第一部材の係合面(15)をピンの後部(18)と係合させることによって、スリーブ(2)に接続可能となり、前記駆動手段(12)は、係合面(15)がピンの後部(18)に係合するのと同時に駆動手段の第一部材(13)をスリーブ(2)にねじ込むことによりスリーブに対する駆動方向に前方にピンを駆動し、これにより、ピン(10)の前部(11)がスリーブ(2)の開口部(9)から駆動され、前記一つの骨片の骨材料に駆動されることを特徴とする駆動装置。
【請求項2】
駆動手段(12)と固定手段(1)とは、駆動手段の第一部材(13)がスリーブ(2)の雌ねじ(17)と協働するとき、第一部材の係合面(15)がピン(10)の後部(18)と係合するように、構成されることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
駆動手段(12)と固定手段(1)とは、駆動手段の第一部材(13)がスリーブ(2)の雌ねじ(17)と協働した後、第一部材の係合面(15)がピン(10)の後部(18)と係合するように、構成されることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項4】
駆動手段(12)の第二部材(16)がスリーブの開口後端部(4)と係合するまで、ピン(10)は、スリーブ(2)に対する駆動方向の前方に駆動されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の駆動装置。
【請求項5】
駆動手段(12)と固定手段(1)とは、駆動手段の第二部材(16)がスリーブ(2)の開口後端部(4)に係合するとき、ピン(10)の前部(11)は、スリーブの開口部(9)から極限まで移動又は駆動されることを特徴とする請求項4に記載の駆動装置。
【請求項6】
駆動手段(12)の第二部材(16)は、スリーブ(2)の開口後端部(4)の端面(26)と係合する停止面(25)を備えることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の駆動装置。
【請求項7】
駆動手段(12)の第二部材(16)が、スリーブのオープン後端部(4)のツール(24)用のアタッチメント(23)と係合するまで、ピン(10)は、スリーブ(2)に対する駆動方向の前方に駆動されことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の駆動装置。
【請求項8】
駆動手段(12)と固定手段(1)とは、駆動手段の第二部材(16)がスリーブ(2)の開口後端部(4)のツール(24)用のアタッチメント(23)と係合するとき、ピン(10)の前部(11)は、スリーブの開口部(9)から極限まで移動又は駆動されることを特徴とする請求項7に記載の駆動装置。
【請求項9】
駆動手段(12)の第二部材(16)は、スリーブ(2)の開口後端部(4)のツール(24)用のアタッチメント(23)の底面(28)と係合する停止面(25)を備えたことを特徴とする請求項7又は8に記載の駆動装置。
【請求項10】
駆動手段(12)の第二部材(16)が、固定手段の保持板(7)に固定手段を(21で)ロックするように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の駆動装置。
【請求項11】
駆動手段(12)は、チタン合金や鋼の金属等で作られることを特徴とする請求項1乃至10いずれかに記載の駆動装置。
【請求項12】
駆動手段(12)は、略15〜25mmの長さを有することを特徴とする請求項1乃至11いずれかに記載の駆動装置。
【請求項13】
駆動手段(12)は、略5〜15mmの最大幅又は直径を有することを特徴とする請求項1乃至12いずれかに記載の駆動装置。
【請求項14】
駆動手段(12)の第一部材(13)は、駆動手段の第二部材(16)の幅又は直径の略半分に相当する直径を有することを特徴とする請求項1乃至13いずれかに記載の駆動装置。
【請求項15】
駆動手段(12)の第一部材(13)は、駆動手段の第二部材(16)の幅又は直径よりいくらか小さい直径を有することを特徴とする請求項1乃至13いずれかに記載の駆動装置。
【請求項16】
駆動手段(12)の第二部材(16)は、駆動手段の第一部材(13)をスリーブ(2)にねじ込むためのツール(27)用のアタッチメント(22)を備え、ピン(10)を駆動方向の前方に駆動又は移動することを特徴とする請求項1乃至15いずれかに記載の駆動装置。
【請求項17】
駆動手段は、ねじステム(13)の形をとった第一部材と、ねじヘッド(16)の形をとった第二部材とを備えたことを特徴とする請求項1乃至16いずれかに記載の駆動装置。
【請求項18】
駆動手段は、ロッドの形をとった第一部材(13)と、ハンドルの形をとった第二部材(16)とを備えたことを特徴とする請求項1乃至16いずれかに記載の駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−125547(P2012−125547A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−203864(P2011−203864)
【出願日】平成23年9月16日(2011.9.16)
【出願人】(507392794)スウェマック・イノベーション・アクチボラグ (6)
【Fターム(参考)】