説明

高分子複合材料

【課題】高分子材料への分散性に優れた有機表面処理カーボンブラックを用いた高分子複合材料を得る。
【解決手段】カーボンブラックに疎水性を付与するシリコーン、シランまたはチタネート化合物や、親水性を付与するポリエーテル鎖を有する変性シラン等の有機表面処理剤の1種または2種以上を表面処理し、この表面処理カーボンブラックを60重量%以下で適当な高分子材料に分散させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表面平滑性に優れたシート、フィルムや、安定した電気特性を有する成形部品等に用いられる高分子複合材料に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、カーボンブラックは、黒色着色剤、耐候性付与剤、補強材あるいは導電性材料として、インキや塗料分野を始め様々な分野において幅広く利用されている。とりわけ、近年、プラスチック材料分野においては、材料に導電性能を付与するのに広く使用されており、その用途は益々拡大している。しかしながら、極性の低いカーボンブラックは高分子材料への分散性が極めて悪いために、その分散性の向上が大きな課題となっている。特にフィルムや繊維用途においては、微細な凝集粒子が製品品質に大きく影響するため、多くの努力がなされている。
【0003】
一般的にカーボンブラックの分散性を向上させるためには、金属石鹸、極性基を分子鎖に導入したような低分子量ポリエチレンやポリプロピレン、一部を変性させたような脂肪酸やワックス、界面活性剤などの、所謂分散剤を併用し、高分子材料を溶融混合させる際に同時に投入することが行われる。例えば特許文献1においては、ポリプロピレンとカルボキシル基変性ポリプロピレンとの混合ポリマーに、シラン処理ガラスフィラー、硫化亜鉛、カーボンブラックおよび分散剤としてポリエチレンワックスを用いた例が開示されている。
【0004】
また、機械的混合手法の検討としては、溶融加工方法の改良、例えば高せん断力を与える加圧ニーダー等を用いたマスターバッチ化の手法等が挙げられる。最近では、このような機械的手法に加えて、各種改質剤を添加することで分散性を向上させる試みがなされている。例えば特許文献2では、ポリアミド樹脂に導電性カーボンを充填し、改質剤としてカルボン酸またはカルボン酸無水物を添加することで分散性を向上させるようにした手法が提案されている。
【0005】
しかし、このような手法は、いずれも第三成分としての分散剤を使用するものであるため、特に低分子量の分散剤は長期使用時にブリードアウトの問題を引き起こす恐れがある。
【0006】
一方、カーボンブラック自体を、表面処理等により改質した例もある。例えば特許文献3,4に開示されたものでは、シランカップリング剤をカーボンブラックに表面処理するようにしている。しかし、このような手法は、カーボンブラックと樹脂との接着性の向上(機械特性の向上)を主目的としたものが多い。
【0007】
以上のように、分散性向上のためには、第三成分の添加と機械的手法とを組み合わせたものが多く、分散性向上の目的でカーボンブラック自体を改質あるいは表面処理した例は少ない。
【0008】
【特許文献1】特開平2−150444号公報
【特許文献2】特開2002−322366号公報
【特許文献3】特開平9−87612号公報
【特許文献4】国際公開WO03/044096
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、高分子材料への分散性に優れた有機表面処理カーボンブラックを用いた高分子複合材料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、前述の課題を解決すべく鋭意検討した結果、カーボンブラックに疎水性を付与するシリコーン、シランまたはチタネート化合物や、親水性を付与するポリエーテル鎖を有する変性シラン等の有機表面処理剤の1種または2種以上を表面処理し、この表面処理カーボンブラックを60重量%以下で適当な高分子材料に分散させたとき、分散性に優れた高分子複合材料が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0011】
要するに、本発明による高分子複合材料は、1種または2種以上の有機表面処理剤にて表面処理したカーボンブラックを、樹脂材料中に0.1〜60重量%の範囲内で複合、分散させてなることを特徴とするものである。
【0012】
ここで、前記有機表面処理剤は、疎水性有機表面処理剤として、以下のものを用いるのが好適である。
1)25℃における粘度が1〜100万mPa・sである下記一般式(1)で示されるオルガノポリシロキサン、
【化3】

2)下記一般式(2)で示される分子量が30,000〜300,000のアクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチルの共重合体と、メチルポリシロキサンのメチル基の一部をヒドロキシプロピル基で置換したものとのエステル
【化4】

3)下記一般式(3)で示されるn−アルキルトリアルコキシシラン、
CH−(CH−Si−(OC2m+1・・・・・・(3)
(式中、nは7〜14の整数であり、mは1または2の整数である。)
4)下記一般式(4)で示されるアルコキシチタニウムアルキレート、
(C2n+1COO)Ti(OC2m+1・・・・・・(4)
(式中、nは1〜26の整数、mは1〜12の整数であり、a,bは1〜3の整数であり、a+b=4の関係を有する。なお、ここで示されるアルキル基は直鎖状あるいは分岐状であって、単一鎖長のものであっても複合鎖長のものであってもよい。)
5)下記一般式(5)で示されるフルオロシラン、
(RfC2n−Si−(OC2m+1・・・・・・(5)
(式中、Rfは炭素数3〜21のパーフルオロアルキル基を示し、直鎖状あるいは分岐状であって、単一鎖長のものであっても複合鎖長のものであってもよい。nは1〜3の整数である。a,bは1〜3の整数であり、a+b=4の関係を有する。)
また、親水性有機表面処理剤としては、
6)下記一般式(6)にて示されるポリエーテル鎖を持つアルコキシシラン、
CH−(CHCH−O)−CHCHCH−Si−(OC2m+1
・・・・(6)
(式中、nは7〜14の整数であり、mは1または2の整数である。)
を用いるのが好適である。
【0013】
本発明において、前記一般式(1)〜(6)で示されるシリコーン類、シラン類またはチタニウム類のカーボンブラックへの表面処理量は、カーボンブラックの粒子径、吸油量、比表面積等の粉体特性にもよるが、一般的には0.5〜40重量%とするのが好ましく、より好ましくは1〜20重量%である。また、前記処理剤を表面に被覆する際には、カーボンブラックを撹拌しながら処理剤を滴下あるいは噴霧し、その後、十分に撹拌混合する方法でも良いが、より均一な表面処理を行うには、まず、処理剤をカーボンブラック重量の0.5〜10倍量の適当な溶媒に溶解し、次いで、カーボンブラックと処理剤を溶解させた溶媒とを加えて、一定時間十分に撹拌混合した後、加熱減圧によって溶媒を除去する方法を採るのが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、カーボンブラックの分散性が高く、良好な電気特性および表面平滑性を有する高分子複合材料を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に、本発明による高分子複合材料の具体的な実施の形態について説明する。
【0016】
本実施形態において、高分子複合材料は、前記一般式(1)〜(6)で示されるシリコーン類、シラン類またはチタニウム類よりなる有機表面処理剤にて表面処理したカーボンブラックを、樹脂材料中に0.1〜60重量%の範囲内で複合、分散させてなるものである。
【0017】
本実施形態において、使用されるカーボンブラックとしては、特に種類や粉体特性に制約されることはなく、市販のオイルファーネス、ガスファーネス、サーマルブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等を用いることができる。
【0018】
本実施形態において、前記一般式(1)で示されるオルガノポリシロキサンとしては、25℃における粘度が1〜100万mPa・sであるポリシロキサン化合物であり、例えば信越化学工業(株)からKF−99P、KF−9901,KF−96の名称で市販されているメチルハイドロジェンポリシロキサンやジメチルハイドロジェンポリシロキサン等が挙げられる。
【0019】
前記一般式(2)で示されるアクリルシリコン共重合体としては、例えば信越化学工業(株)からKP−541、KP−543、KP−545の名称で市販されているイソプロパノール、酢酸ブチル、揮発性シリコーンに溶解された共重合体が挙げられる。
【0020】
前記一般式(3)で示されるn−アルキルトリアルコキシシランとしては、n−オクチルトリメトキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、n−ヘキサデシルトリエトキシシラン等が挙げられる。
【0021】
前記一般式(4)で示されるアルコキシチタニウムアルキレート化合物としては、イソプロポキシチタニウムトリステアート、トリイソプロポキシチタニウムイソステアレート、イソプロポキシチタニウムトリパルチミレート、イソプロポキシチタニウムトリミリスチレート等が挙げられる。
【0022】
前記一般式(5)で示されるフルオロシランとしては、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、トリフルオロプロピルトリエトキシシラン、トリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン、トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン等が挙げられる。
【0023】
前記一般式(6)で示されるポリエーテル鎖を持つアルコキシシランとしては、信越化学工業(株)製KBM−641、またはデグサ(株)製DYNASIRAN−4140等が挙げられる。
【0024】
本実施形態において使用される高分子材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等が挙げられる。ここで、熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリオキシメチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ナイロン6、ナイロン66、ポリフェニレンサルファイド、ポリサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられる。また、熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。
【0025】
前記一般式(1)で示されるオルガノポリシロキサンを顔料表面に被覆する方法としては、次に示すような方法が挙げられる。すなわち、所定量のオルガノポリシロキサンをカーボンブラックの重量の0.5〜10倍量の不活性な有機溶媒、例えばn−ヘキサン、イソプロオイルアルコール、低分子量ナフサ、塩化メチレン、ハイドロフルオロエーテル等に溶解させておき、この溶液に原料としてのカーボンブラックを加え、さらに一定時間撹拌混合する。その後、加熱減圧し溶剤を除去した後に150〜220℃で加熱熟成させると、目的とする表面処理カーボンブラックを得ることができる。
【0026】
また、前記一般式(2)のアクリルシリコン共重合体、一般式(3)(4)(5)(6)のn−アルキルトリアルコキシシラン、アルコキシチタニウムアルキレート化合物等は、前記オルガノポリシロキサンと同様の方法で、被処理顔料(カーボンブラック)を加えて一定時間撹拌混合した後に、溶剤を除去し80〜150℃で加熱熟成させることで、目的の表面処理カーボンブラックを得ることができる。
【0027】
また、前記一般式(1)〜(6)の表面処理剤を2種以上混合して同時処理することも可能である。
【0028】
次に、上述の表面処理カーボンブラックを用いた高分子材料の作成は、一般的な複合混練機が使用できるが、樹脂材料の特性に合わせて最適な加工機を選択する必要がある。例えば熱可塑性樹脂の場合、比較的高い温度で溶融混合させなければならないため、二軸押出機や加圧ニーダー等の高せん断力を発生させることが可能な加工機を用いるのが好ましい。また、熱硬化性樹脂を用いる場合には、3本ロール、2本ロール、ニーダー、ディスパー、二軸押出機等が選択される。
【0029】
また、従来からの方法である分散剤を併用することも可能であり、例えばステアリン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウムのような金属石鹸類、エチレンビスアマイド、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスおよびこれらの誘導体の1種または2種以上を併用することも可能である。
【0030】
分散剤の混合手法としては、高分子材料と表面処理カーボンブラック、分散剤を一括で同時に混合することも可能であるが、より好ましくは、予め表面処理カーボンブラックと分散剤を2本もしくは3本ロール等で混合分散させておくのが良い。
【0031】
このようにして作成された高分子複合材料は、カーボンブラックの分散性が高く、良好な電気特性および表面平滑性を有するものである。
【実施例】
【0032】
次に、本発明による高分子複合材料の具体的な実施例について、より詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0033】
[実施例1]
アセチレンブラック(デンカ社製)95重量%に対してポリシロキサン(処理コードSI06)(信越化学工業製KF−96)5重量%を秤量し、その50倍量(250重量%)のイソプロパノールに希釈して、カーボンブラックおよび希釈処理剤を高速撹拌機に投入する。その後、室温にて30分間撹拌し、100℃に加温して撹拌混合機内を減圧して約2時間保ち、希釈溶剤を完全に除去した。その後、220℃で6時間加熱熟成させて表面処理カーボンブラックを得た。次に、得られた表面処理カーボンブラック25重量%とポリカーボネート75重量%を二軸押出機にて溶融混合して高分子複合材料を得た。
【0034】
[実施例2]
アセチレンブラック(デンカ社製)95重量%に対してアクリルシリコン共重合体(処理コードASC)(信越化学工業製KP−541)5重量%を、上記実施例1の方法で表面処理した。但し、加熱熟成温度は130℃とした。そして、得られた表面処理カーボンブラック25重量%とポリカーボネート75重量%とを、前記実施例1と同様、二軸押出機にて溶融混合して高分子複合材料を得た。
【0035】
[実施例3]
アセチレンブラック(デンカ社製)95重量%に対してn−オクチルトリメトキシシラン(処理コードOTS)5重量%を、上記実施例1の方法で表面処理した。但し、加熱熟成温度は130℃とした。そして、得られた表面処理カーボンブラック25重量%とポリカーボネート75重量%とを、前記実施例1と同様、二軸押出機にて溶融混合して高分子複合材料を得た。
【0036】
[実施例4]
アセチレンブラック(デンカ社製)95重量%に対してイソプロポキシチタニウムトリステアレート(処理コードITT)5重量%を、上記実施例1の方法で表面処理した。但し、希釈溶剤はn−ヘキサンを使用し、加熱熟成温度は130℃とした。そして、得られた表面処理カーボンブラック25重量%とポリカーボネート75重量%とを、前記実施例1と同様、二軸押出機にて溶融混合して高分子複合材料を得た。
【0037】
[実施例5]
アセチレンブラック(デンカ社製)95重量%に対してトリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン(処理コードFHS)5重量%を、上記実施例1の方法で表面処理した。但し、加熱熟成温度は130℃とした。そして、得られた表面処理カーボンブラック25重量%と75重量%のナイロン6とを、前記実施例1と同様、二軸押出機にて溶融混合して高分子複合材料を得た。
【0038】
[比較例1]
未処理のアセチレンブラックを用いて、上記実施例1と同様にポリカーボネート高分子複合材料を作成した。
【0039】
[比較例2]
未処理のアセチレンブラックを用いて、上記実施例5と同様にナイロン6高分子複合材料を作成した。
【0040】
上述のようにして作成した高分子複合材料を射出成形機にて成形プレートにし、体積抵抗率を測定した。また、縦型単軸押出機の先端に1500mesh相当のろ過フィルターを装着して約40分間のフィルター手前の圧力上昇(ΔP)を測定した。カーボンブラック分散粒子径が小さい場合、フィルター圧力の上昇は少なくΔPは低い値を示す。なお、測定結果が表1に示されている。
【0041】
【表1】

【0042】
表1の結果より、カーボンブラックへの有機表面処理による表面処理は、粒子分散性の高い高分子複合材料を得るための有効な手段であることがわかる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1種または2種以上の有機表面処理剤にて表面処理したカーボンブラックを、樹脂材料中に0.1〜60重量%の範囲内で複合、分散させてなることを特徴とする高分子複合材料。
【請求項2】
前記有機表面処理剤が、疎水性有機表面処理剤であって、25℃における粘度が1〜100万mPa・sである下記一般式(1)で示されるオルガノポリシロキサンである請求項1に記載の高分子複合材料。
【化1】

【請求項3】
前記有機表面処理剤が、疎水性有機表面処理剤であって、下記一般式(2)で示される分子量が30,000〜300,000のアクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチルの共重合体と、メチルポリシロキサンのメチル基の一部をヒドロキシプロピル基で置換したものとのエステルである請求項1に記載の高分子複合材料。
【化2】

【請求項4】
前記有機表面処理剤が、疎水性有機表面処理剤であって、下記一般式(3)で示されるn−アルキルトリアルコキシシランである請求項1に記載の高分子複合材料。
CH−(CH−Si−(OC2m+1・・・・・・(3)
(式中、nは7〜14の整数であり、mは1または2の整数である。)
【請求項5】
前記有機表面処理剤が、疎水性有機表面処理剤であって、下記一般式(4)で示されるアルコキシチタニウムアルキレートである請求項1に記載の高分子複合材料。
(C2n+1COO)Ti(OC2m+1・・・・・・(4)
(式中、nは1〜26の整数、mは1〜12の整数であり、a,bは1〜3の整数であり、a+b=4の関係を有する。なお、ここで示されるアルキル基は直鎖状あるいは分岐状であって、単一鎖長のものであっても複合鎖長のものであってもよい。)
【請求項6】
前記有機表面処理剤が、疎水性有機表面処理剤であって、下記一般式(5)で示されるフルオロシランである請求項1に記載の高分子複合材料。
(RfC2n−Si−(OC2m+1・・・・・・(5)
(式中、Rfは炭素数3〜21のパーフルオロアルキル基を示し、直鎖状あるいは分岐状であって、単一鎖長のものであっても複合鎖長のものであってもよい。nは1〜3の整数である。a,bは1〜3の整数であり、a+b=4の関係を有する。)
【請求項7】
前記有機表面処理剤が、親水性有機表面処理剤であって、下記一般式(6)で示されるポリエーテル鎖を持つアルコキシシランである請求項1に記載の高分子複合材料。
CH−(CHCH−O)−CHCHCH−Si−(OC2m+1
・・・・・・(6)
(式中、nは7〜14の整数であり、mは1または2の整数である。)

【公開番号】特開2008−195851(P2008−195851A)
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−33355(P2007−33355)
【出願日】平成19年2月14日(2007.2.14)
【出願人】(391015373)大東化成工業株式会社 (97)
【Fターム(参考)】