説明

高濃度高粘度グァバ果汁飲料の製造

【課題】ハイスピードノズルを使用した、高濃度高粘度グァバ果汁製品の製造方法を提供する。
【解決手段】グァバ果汁にキダチアロエを加えて収斂作用を緩和する。従来のプレート式熱交換機、フィリングノズルでは、高濃度高粘度果汁(グァバ飲料等)の製造は困難であったが、高濃度高粘度飲料のプレート内での目詰まり、熱による品質の劣化、充填時における多量のエアーの混入による内容量不足の問題を解決し高濃度高粘度の果汁飲料の生産を可能した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は高濃度高粘度グァバ果汁飲料の製造を可能にする。
【背景技術】
グァバ果実は沖縄県では昔から血糖値を下げる効果のある果実として可食されてきた。本件はグァバ果実を50%以上の高濃度高粘度を維持しながら加工飲料として製品開発した。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
グァバ果汁の効果を生かすためには果汁の高濃度果汁飲料とすべきだが、粘度が高いため安定的な生産が難しい。本発明はグァバ果汁の効果を生かした高濃度高粘度飲料を生産可能にする。
【課題を解決するための手段】
【0003】
60%グァバ果汁飲料を93℃30秒で殺菌して微生物の発生を防止する。
【0004】
60%グァバ果汁飲料をペットボトル容器に詰めて所定量に充填する。
【発明の効果】
【0005】
60%グァバ果汁飲料の高濃度高粘度製品をペットボトル容器に充填して製造可能とした。
【0006】
60%グァバ果汁飲料の高濃度高粘度製品をプレート式熱交換機での殺菌を可能とした。
【0007】
60%グァバ果汁飲料の高濃度高粘度製品をハイスピードノーズル使用で充填可能とした。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
グァバピューレ、キダチアロエ、シークワサー果汁、香料、ビタミンC、甘味料、植物繊維、に水を加えて機能性・栄養性ある60%高濃度高粘度グァバ果汁飲料の開発を可能とした。
【0009】
フリーフロープレートFFN40型プレート使用して果汁の繊維質・パルプと言った固形物堆積を防止しプレート式熱交換機で殺菌を可能とした
【0010】
60%高濃度高粘度グァバ果汁の所定量の充填を可能するため、圧縮弁を取り付けたハイスピードノーズルを使用した。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の製造工程フローシート図
【図2】本発明の製造工程フローシート図
【図3】ハイスピードノズル作動説明図
【図4】ハイスピードノズル構造図
【図5】ハイスピードノズル作動図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
グァバ果汁含有のポリフェノールの血糖降下作用を生かすために50%以上の高濃度果汁とし、味覚調整にはアセスルファムカリウム、ステビアサイド、その他のノンカロリーを使用することで血糖値上昇要因を排除する。グァバ果汁による収斂作用を緩和するためにキダチアロエの搾り汁を加える。さらに植物繊維を加えて血糖降下作用を強化して、50%以上の高濃度高粘度グァバ果汁製品の製造方法確立した。
【請求項2】
50%以上の高濃度高粘度グァバ果汁の所定量の充填を可能にするために、圧縮弁を取り付けたハイスピードノーズルを使用する。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−180856(P2006−180856A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−382860(P2004−382860)
【出願日】平成16年12月24日(2004.12.24)
【出願人】(398015352)株式会社沖縄バヤリース (1)
【Fターム(参考)】