説明

高粘性物質の脱気装置

【課題】
高粘性物質の真空容器の内壁への付着の抑制を図ることと併せて脱気機能の向上化を図ることにある。
【解決手段】
原料供給口10aに原料供給手段が連設されるとともに、真空容器10の原料供給口10a寄りに多数のスリット状の透孔14aを備えた原料制御機構14が設けられ、原料吐出口10b寄りに回転ポンプ18が設けられてなるもの。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、練り製品、油脂、チョコレート、歯磨きなどの原料のような高粘性物質中の気体の脱気装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の背景技術は少なくないが、たとえば、特許第2811408号公報に記載された発明が知られている。
この背景技術は、真空容器内に回転ふるいが設けられ、回転ふるいの外周側であって、真空容器の内壁寄りに回転駆動する一次かき取り刃が設けられ、さらに、真空容器の下方寄りの内壁寄りに二次かき取り刃が設けられ、さらに、回転ふるいの下方に仕切体が設けられ、仕切体の外周寄りに三次かき取り刃が設けられることにより、回転ふるいによりふるわれた高粘性物質を真空容器の内壁に衝突させて該物質の脱気を行い(一次脱気)、次いで、一次かき取り刃によりかき取られた該物質中の脱気は容器内を落下する際に真空下で行われ(二次脱気)、併せて前記した三次かき取り刃によりかき取られた該物質中の脱気も容器内を落下する際に行われるようにしたものである。
【特許文献1】特許第2811408号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
高粘性物質中に含有する気体の脱気を期待できるとしても、高粘性物質を真空容器の内壁に衝突させ、あるいは該物質の容器内の落下作用を利用して行われるから、内壁に衝突する高粘性物質や落下中の該物質の一部は真空容器の内壁や底部に付着することを回避できないので、かき取り刃によりかき取ることにより、脱気機能の低下を抑制するように図られているものの、回転ふるい中に付着し、滞留するおそれのある高粘性物質についてはかき取るように配慮されていないから、真空容器内の脱気環境の低下を余儀なくされ、脱気機能の低下を回避できなかった。
【0004】
この発明の目的は、高粘性物質の真空容器の内壁への付着の抑制を図ることと併せて脱気を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するため、第1の課題解決手段は、
真空容器の上方に原料供給口、その下方に原料吐出口を備えるとともに、真空ポンプを備えた高粘性物質中の脱気を行う脱気装置において、
原料供給口に原料供給手段が連設されるとともに、真空容器の原料供給口寄りに多数の透孔を備えた原料制御機構が設けられ、
原料吐出口寄りに回転ポンプが設けられてなることを特徴とする高粘性物質の脱気装置である。
【0006】
上記の目的を達成するため、第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段において、
透孔がスリット状であることを特徴とする高粘性物質の脱気装置である。
【0007】
上記の目的を達成するため、第3の課題解決手段は、第1の課題解決手段において、
透孔が小円形であることを特徴とする高粘性物質の脱気装置である。
【0008】
上記の目的を達成するため、第4の課題解決手段は、第1、2または3の課題解決手段において、
回転ポンプがギアポンプであり、
前記のギアポンプの歯車の外周寄りの真空容器の第1の内壁が歯車と一定の間隔を隔て、かつ、歯車の回転軌跡に対応させて断面形態が円弧状に形成されてなることを特徴とする高粘性物質の脱気装置である。
【0009】
上記の目的を達成するため、第5の課題解決手段は、第1、2、3または4の課題解決手段において、
原料制御機構と回転ポンプの間に一対のロールが一定の間隔を隔てて回転自在に設けられ、
一対のロールのそれぞれの外周寄りの真空容器の第2の内壁がロールの回転軌跡に対応させて断面形態が円弧状に形成され、
一対のロールのそれぞれの真空容器の第2の内壁側がそれぞれの前記の内壁内に回転自在に装填されてなることを特徴とする高粘性物質の脱気装置である。
【0010】
上記の目的を達成するため、第6の課題解決手段は、第5の課題解決手段において、
前記の第1の内壁と第2の内壁の境界が段部として形成されてなることを特徴とする高粘性物質の脱気装置である。
【0011】
上記の目的を達成するため、第7の課題解決手段は、第1、2、3、4、5または6の課題解決手段において、
回転ポンプが真空容器の原料吐出口側の全横断面積を占有するように設けられてなることを特徴とする高粘性物質の脱気装置である。
【0012】
上記の目的を達成するため、第8の課題解決手段は、第5、6または7の課題解決手段において、
一定の間隔を隔てて回転自在に設けられた一対のロールが真空容器の原料吐出口側の全横断面積を占有するように設けられてなることを特徴とする高粘性物質の脱気装置である。
【発明の効果】
【0013】
この発明の第1の課題解決手段は、上記の構成であるから、以下の作用効果を奏する。
原料供給口から原料供給手段を介して真空容器内に導入された高粘性物質は、多数の透孔を通じて真空容器内へ垂下した状態で搬入される。
したがって、高粘性物質は背景技術のように真空容器の内壁に付着するおそれは少ない。
真空容器内へ搬入されることにより、真空容器に付設された真空ポンプの作用を受けて高粘性物質の脱気が行われる。
脱気された高粘性物質は回転ポンプを介して原料吐出口から真空容器外へ搬出される。
【0014】
この発明の第2の課題解決手段は、上記の構成であるから、以下の作用効果を奏する。
この発明は、第1の課題解決手段が奏する作用効果のほか、この発明の透孔は、多数のスリット状の形態であるから、透孔を通過する高粘性物質は透孔の形態に支配され、該物質の脱気に備え、その断面形態は薄く、表面積を広くし暖簾状の形態に変化させて行うから、脱気効率の向上を図ることができる。
【0015】
この発明は、とりわけ、高脱気を要請されるたとえば、練り製品用原料の脱気に寄与する。
その上、脱気時の高粘性物質の雰囲気は、真空容器内に暖簾状の形態で原料吐出口側に垂下された状態であるから、背景技術のように、高粘性物質が真空容器の内壁に付着することが少ない。
したがって、付着した高粘性物質を真空容器の内壁から剥がし取るような手間を必要としないほか、高粘性物質の付着のおそれが少ないから、高粘性物質の滞留による脱気機能の低下を抑制できる。
このように、脱気された高粘性物質は原料吐出機構を介して原料吐出口から真空容器外へ搬出される。
【0016】
この発明の第3の課題解決手段は、上記の構成であるから、以下の作用効果を奏する。
第1または第2の課題解決手段が奏する作用効果のほか、この発明の透孔は、前記の第2の課題解決手段のスリット状の透孔と異なり、単なる小円形の形態であるから、加工し易い。
一方、比較的脱気し易いたとえば、前記の練り製品用原料と比較して油脂類用原料の脱気を行う場合は、油脂類用原料を小円形の透孔を通過させることにより、ひも状の形態に変化させて脱気を行うことができる。
【0017】
この発明の第4の課題解決手段は、上記の構成であるから、以下の作用効果を奏する。
第1、2または3の課題解決手段が奏する作用効果のほか、脱気後の高粘性物質をギアポンプ介して原料吐出口から真空容器外へ搬出できることは勿論、ギアポンプの歯車の外周寄りの真空容器の第1の内壁が歯車と一定の間隔を隔て、かつ、歯車の回転軌跡に対応させて断面形態が円弧状に形成されてなるから、高粘性物質の一部が真空容器の内壁に付着することがあっても、高粘性物質の真空容器外へ搬出と併せ外側に回転するギアポンプの歯車により、該内壁に付着した高粘性物質を剥がすことができるから、高粘性物質の搬出と剥がし取る、という二つの目的を同時に達成できる。
したがって、搬出機構と剥がし機構を重ねて設けなくてもよいから、該装置を複雑化させない。
【0018】
この発明の第5の課題解決手段は、上記の構成であるから、以下の作用効果を奏する。
第1、2、3または4の課題解決手段が奏する作用効果のほか、原料制御機構を介して脱気された高粘性物質は、真空容器外へ搬出されるに先立って、互いに内側へ回転する一対のロールにより、ギアポンプ側へ供給できるから、高粘性物質の搬出を円滑に行うことができる。
そして、ロールに付着した一部の高粘性物質は、ロールが回転することにより、ロールと接する第2の内壁により掻き落とされて下方の回転ポンプ側へ導入されるから、高粘性物質がロールに滞留しない。
したがって、真空容器内の雰囲気を良好に保持できるから、真空機能の低下を招来しない。
【0019】
この発明の第6の課題解決手段は、上記の構成であるから、以下の作用効果を
奏する。
第5の課題解決手段が奏する作用効果のほか、ロールに付着した一部の高粘性物質は、第1の内壁と第2の内壁の境界に形成された段部により掻き落とされて下方のギアポンプ側へ導入されるから、高粘性物質がロールや第1の内壁と第2の内壁に滞留しない。
したがって、真空容器内の雰囲気を良好に保持できるから、真空機能の低下を招来しない。
【0020】
この発明の第7の課題解決手段は、上記の構成であるから、以下の作用効果を
奏する。
第1、2、3、4、5または6の課題解決手段が奏する作用効果のほか、回転ポンプが真空容器内の原料吐出口側の全横断面積を占有するように設けられてなるから、原料制御機構を通過した高粘性物質は、漏れなく原料吐出機構により受け止めすることができる。
したがって、高粘性物質の受け止め漏れを生じることなく原料吐出口側へ搬出できる。
【0021】
この発明の第8の課題解決手段は、上記の構成であるから、以下の作用効果を
奏する。
第5、6または7の課題解決手段が奏する作用効果のほか、一定の間隔を隔てて回転自在に設けられた一対のロールが真空容器内の原料吐出口側の全横断面積を占有するように設けられてなるから、原料吐出機構による高粘性物質の導入に先立って、ロールによっても原料制御機構により処理された高粘性物質を漏れなく受け止めすることができる。
したがって、一層、高粘性物質の受け止め漏れを生じることなく原料吐出口側へ搬出できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
高粘性物質の真空容器の内壁への付着の抑制を図ることと併せて脱気機能の向上化を図るという目的を、最小の部品点数で、脱気機能を損なうことなく実現した。
【実施例1】
【0023】
図1は、この実施例の要部の縦断面図である。
真空容器10の上方に原料供給口10aが設けられ、その下方に原料吐出口10bを備えるとともに、図示を省略したが、真空ポンプが付設されている。
【0024】
原料供給口10aには、図示を省略したが、高粘性物質Wを原料供給口10aから真空容器10内へ搬入する搬送ポンプなどの原料供給手段が連設されている。
【0025】
真空容器10の原料供給口10a寄りにこの実施例では8本のスリット状の透孔14aを備えた原料制御機構14が設けられている。
【0026】
スリット状の透孔14aは、原料供給手段を介して高粘性物質Wを薄いいわば暖簾状に規制して真空容器10内の真空吸引部20へ導入するものである。
透孔14aを通過した高粘性物質Wは、前記したように、暖簾状の形態を呈するが、薄くて広い面積のもと変化することにより含有する気体を脱気し易いように配慮されている。
真空吸引部20には真空ポンプ10fが接続されている。
【0027】
回転ポンプのうち、1例としてギアポンプ18を図示する。
回転自在な歯車18aを備えたギアポンプ18が真空容器10の原料吐出口10b寄りに装着されている。
好ましくは、回転ポンプのうち、ギアポンプほか、軸ポンプ、ロータリーポンプでもよい。
【0028】
ギアポンプ18の歯車18aの外周寄り、つまり、真空容器10の内壁寄りのことであるが、真空容器10の内壁10cが歯車18aと一定の間隔を隔て、かつ、歯車18aの回転軌跡に対応させて断面形態が円弧状に形成されている。
【0029】
内壁10cの断面形態が円弧状に形成されていることにより、脱気された高粘性物質Wはギアポンプ18を互いに外側へ回転させることににより、原料吐出口10bへ吐出されることは勿論、真空容器10の内壁10cに付着する高粘性物質Wを歯車18aにより、継続的に剥がすことができるから、真空容器10内に高粘性物質Wを滞留させないので、脱気の環境を良好に維持できる。
【0030】
また、ギアポンプ18の歯車18aにより、高粘性物質Wを受け止め、高粘性物質Wを原料吐出口10bへ搬出する構成であるから、高粘性物質Wの受け止め漏れを回避するため、真空容器10の内壁10cとギアポンプ18の歯車18a間や一対のギアポンプ18の歯車18a間に間隙が発生すると、前記した間隙内に導入される高粘性物質Wがこれらの間隙内に滞留するおそれがあるから、それを回避するため、真空容器10の原料吐出口10b側に隙間が発生しないように全横断面積を占有するようにギアポンプ18を設けることが好ましい。
【0031】
前記した原料制御機構14の透孔14aはスリット状のものを挙げたが、スリット状のものに代えて、図示を省略したが、多数の小円形のものでもよい。
透孔を小円形とする場合、透孔を加工し易い利点のあることはいうまでもない。
なお、透孔を小円形に設けることを挙げたが、正方形や三角形など異形のものの採用が考えられる。
これらの非円形の透孔の場合、原料供給手段を介して高粘性物質Wをギアポンプ18側へ導入するに際して、負荷がかかるものの、原料の種類によっては採用できる。
【実施例2】
【0032】
この実施例2は、図3に示されるように、原料制御機構14とギアポンプ18間に一対のロール22が一定の間隔を隔てて回転自在に設けられたものであり、脱気された高粘性物質Wをギアポンプ18側へ導入するに先立って、予め原料の搬出機能の向上化を意図するものである。
したがって、他の構成は実施例1の構成とそっくり共通であるから、相違点について言及し、共通点については実施例1の説明を援用する。
【0033】
一対のロール22は、内側に向けて回転自在に設けられている。
一対のロール22は、スリット状の透孔14aから供給される高粘性物質Wの全てを下方において受け入れるものであるから、一対のロール22は、スリット状の透孔14aの全数に対応させ、容器10の全幅を占めるように設けることが好ましい。
【0034】
さらに、詳細について追って説明するが、真空容器10の第2の内壁10dと前記の第1の内壁10cの境の形態を工夫することにより、ロール22表面に高粘性物質Wが滞留しないように配慮されている。
【0035】
一対のロール22のそれぞれの外周寄りの真空容器10の第2の内壁10dがロール22の回転軌跡に対応させて断面形態が円弧状に形成され、一対のロール22のそれぞれの真空容器10の第2の内壁10d側がそれぞれの前記の内壁10d内に装填され、前記の第1の内壁10cと第2の内壁10dの境界が断面鋭角状の段部10eとして形成されている。
【0036】
前記したように、第1の内壁10cと第2の内壁10dの境界が断面鋭角状の段部10eとして形成されているから、ロール22の内側への回転により、ロール22間の間隙αから、ギアポンプ18側へ誘導された高粘性物質Wは、真空容器10外へ搬出される。
【0037】
しかし、その一部は徐々にロール22の表面に滞留することを回避できないが、この装置では、ロール22の表面に残留する一部の高粘性物質Wは、ロール22が回転することにより、前記した断面鋭角状の段部10eに衝突して継続的にロール22の表面から除去される。
この結果、高粘性物質Wがロール22に残留しないから、脱気の環境を良好に維持できる。
【0038】
図3に示され、前記したように、第1の内壁10cと第2の内壁10dの境界を断面鋭角状の段部10eとして形成することを挙げたが、発明者らは、図示を省略したが、第1の内壁10cのロール22の端と第2の内壁10dのギアポンプ18側の端の境界が交差することなく、両者の端が互いに隔たっている場合も予定している。
換言すれば、第1の内壁10cと第2の内壁10dの境界が連絡されたものを互いに連絡することなく、独立して設けることである。
段部がないものの、ロール22の表面に残留する一部の高粘性物質Wはロール22が回転することにより、ロール22と接する第2の内壁10bの端に衝突して継続的にロール22の表面から除去されるほか、第1の内壁10cに付着した高粘性物質Wを歯車18aの回転により剥がすことができ、初期の目的を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】高粘性物質の脱気装置の実施例に係る要部の縦断面図。(実施例1)
【図2】高粘性物質の脱気装置の実施例に係る要部の平面図。(実施例1)
【図3】高粘性物質の脱気装置の他の実施例に係る要部の縦断面図。(実施例2)
【符合の説明】
【0040】
10 真空容器
10a 原料供給口
10b 原料吐出口
10c 第1の内壁
10d 第2の内壁
10e 段部
10f 真空ポンプ用の配管
14 原料制御機構
14a スリット状の段部
18 回転ポンプ
18a 歯車
20 真空吸引部
22 ロール
W 高粘性物質
α ロール間の間隙












【特許請求の範囲】
【請求項1】
真空容器の上方に原料供給口、その下方に原料吐出口を備えるとともに、真空ポンプを備えた高粘性物質中の脱気を行う脱気装置において、
原料供給口に原料供給手段が連設されるとともに、真空容器の原料供給口寄りに多数の透孔を備えた原料制御機構が設けられ、
原料吐出口寄りに回転ポンプが設けられてなることを特徴とする高粘性物質の脱気装置。
【請求項2】
透孔がスリット状であることを特徴とする請求項1記載の高粘性物質の脱気装置。
【請求項3】
透孔が小円形であることを特徴とする請求項1記載の高粘性物質の脱気装置。
【請求項4】
回転ポンプがギアポンプであり、
前記のギアポンプの歯車の外周寄りの真空容器の第1の内壁が歯車と一定の間隔を隔て、かつ、歯車の回転軌跡に対応させて断面形態が円弧状に形成されてなることを特徴とする請求項1、2または3記載の高粘性物質の脱気装置。
【請求項5】
原料制御機構と回転ポンプの間に一対のロールが一定の間隔を隔てて回転自在に設けられ、
一対のロールのそれぞれの外周寄りの真空容器の第2の内壁がロールの回転軌跡に対応させて断面形態が円弧状に形成され、
一対のロールのそれぞれの真空容器の第2の内壁側がそれぞれの前記の内壁内に回転自在に装填されてなることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の高粘性物質の脱気装置。
【請求項6】
前記の第1の内壁と第2の内壁の境界が段部として形成されてなることを特徴とする請求項5記載の高粘性物質の脱気装置。
【請求項7】
回転ポンプが真空容器の原料吐出口側の全横断面積を占有するように設けられてなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の高粘性物質の脱気装置。
【請求項8】
一定の間隔を隔てて回転自在に設けられた一対のロールが真空容器の原料吐出口側の全横断面積を占有するように設けられてなることを特徴とする請求項5、6または7記載の高粘性物質の脱気装置。




























【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−167724(P2007−167724A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−365983(P2005−365983)
【出願日】平成17年12月20日(2005.12.20)
【出願人】(391008283)高浜工業株式会社 (12)
【Fターム(参考)】