説明

高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置

【課題】圧力気体の使用量を節約し気流発生装置の寿命を延長できるほか、ニードルシリンダーと編み針の摩擦による高熱を軽減し、最適な放熱効果を発揮できる、高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置の提供。
【解決手段】丸編み機における詰め線除去と放熱装置は主に、気流発生装置を設け、圧力気体を生成し、圧力気体を空気導管より送出する。 複数のリングチューブをニードルシリンダーと該鞍の外周面に設け、リングチューブに両側が開放する流路を設けるほか、ニードルシリンダーと鞍付近場所の該リングチューブに、複数の空気ノズルを設け、空気ノズルは流路に連絡する。一つ以上の空気入力継ぎ手をリングチューブ同士の間に設け、圧力気体を該流路に圧送、圧力気体を空気ノズルより噴出することにより、鞍、ニードルシリンダー及び編み針へ強力に噴射して、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種の詰め線除去と放熱装置、特に一種の丸編み機(Circular knitting machine)の詰め線除去と放熱系統に関わるものである。
【背景技術】
【0002】
一般の丸編み機の操業は、主に糸仕込み、編織、及び生地巻き戻し三つの手順がある。そのうち、編み加工におけるニードルシリンダー(Cylinder)は丸編み機の中心に旋転し、ニードルシリンダーの外周面にニードルカム(Cams)を設ける。ニードルシリンダーノッチに配置された編み針(Needles)はニードルシリンダーが回転するとき、ニードルカム(Cams)に取り付けたレールの案内により上下移動する。このとき、シンカー(Sinkers)も適時に繰り出して、編み針に合わせて編み作業を実現する。丸編み機は生地編み加工のとき、編織作業の順調を図るため、糸に張力を掛けなければならない。一方、糸は仕送り、誘導、及び仕込みのときに、詰め線を形成する。この詰め線を除去しないと、丸編み機の各部品に付着していまい。丸編み機の作業性に影響するのみならず、機械寿命の短縮につながる。詰め線を糸に混入して、生地に加工すると、生地の品質に影響する。さらに、丸編み機による編織作業のとき、編み針は絶えずにニードルシリンダーノッチに摩擦し、90度を超える高熱を発生することができる。この高熱は熱膨張を引き起こして、部品同士の作動に影響するほか、糸が高温に耐えきらず、糸が断線し瑕疵の製品を作ってしまう。
【0003】
前記した問題点について、丸編み機業者は詰め線除去装置や放熱装置について、様々な研究が行われている。一例として、特許文献1「MEANS FOR DETERRRIING LINT AND DEBRIS ACCUMULATON ON THE KNITTING ELEMENTS OF A CIRCULAR MACHINE」において、下部菱形リング(horizontal fame plate)と上部菱形リング(circular fame plate)の間に局面板(curved plate)と鞍と合わせて、気室(air chamber)を設け、空気ポンプ(air pump)により空気供給ホース(air supply hose)を介して、圧力気体を該気室に圧送する。圧力気体はさらに鞍と上部菱形リングとの間の輪状間隔を利用し自然拡散方式にて、ニードルシリンダー及びその他周辺部品に流すことを詰め線除去と放熱手段が開示されている。しかしながら、該公知技術の詰め線除去と放熱手段は、詰め線除去と放熱を実現できるが、さらに改善の余地がある。該公知技術の設計は圧力気体を気室に充満した後、鞍上方の輪状隙間からニードルシリンダーに吹き込む。その構造は三つの辺を密閉しておき、上方の一辺だけを完全開放(鞍を備えた辺の上方を完全開放する)の気室であるため、気室の空気が充満する前に、鞍の上部の隙間より流失してしまい、一部の空気を流失した圧力気体の詰め線除去効果は理想でない。よって、作業者は空気ポンプの能力を最大にしより早くより多くの圧力気体を充填することにより、前記した公知技術の予期効果を実現できる。このことは該公知技術の最大の問題点を形成する。つまり、丸編み機が長期間稼働した後、空気ポンプの負荷の超過問題が発生する。空気ポンプは過大負荷のとき、高温を発生し使用寿命が短くなる。そもそも、丸編み機の詰め線除去と放熱を期待していたものが、逆に空気ポンプのコストが掛かってしまうことは、釣り合わない技術手段である。
【0004】
さらに、特許文献2「cooling apparatus for knitting components」において、主に中間輪(intermediate ring)と下部輪(lower ring)との間に蓋板(cover)を取り付け、編み針選択アクチュエーター(needle−selecting actuator)と該蓋板との間に円筒形チャンバー(cylindrical chamber)を設け、蓋板に換気ファン(ventilating fan)を設ける。外部空気は換気ファンを円筒形チャンバーに設ける開口部(opening)の案内により、ニードルシリンダー台とその周りの稼働部品の発生熱を冷却する。
【0005】
該公知技術の詰め線除去と放熱装置は、前記した特許文献1と同じ問題点が発生するほか、詰め線除去と放熱効果は前記した特許文献1の公知技術に劣る。このため、丸編み機の業者は研究と改良を行い、公知技術に解決できなかった丸編み機の詰め線除去と放熱効率の悪さ及び詰め線除去と放熱装置による空気ポンプ負荷超過問題の解決を図る。
【0006】
【特許文献1】米国特許特許公告第5,737,942号明細書
【特許文献2】台湾特許特許公告第6,199,408号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記の問題点を解決し、その欠点を解決することを本発明の主な目的である。本発明の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置は圧力気体を複数の空気ノズルに集中し、丸編み機の詰め線が堆積しやすい鞍、ニードルシリンダー、及び編み針に向かって、詰め線除去を行うことにより、圧力気体の使用量を節約し気流発生装置の寿命を延長できるほか、ニードルシリンダーと編み針の摩擦による高熱を軽減し、最適な放熱効果を発揮できる。
【0008】
前記の目的を達成するため、本発明の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置は、該丸編み機中心にて旋転するニードルシリンダーを設け、該ニードルシリンダーに複数のニードルシリンダーノッチを設ける。それぞれのニードルシリンダーノッチに編み針又はシンカーを設ける。該ニードルシリンダーの外周面の菱形リングブラケットに上部菱形リングと、複数の下部菱形リングに取り付ける鞍を設ける。該鞍にニードルカムを設け、該ニードルカムは該ニードルシリンダーにおいて旋転するとき、該編み針を上下に移動させ、編織作業を行うことができる。該詰め線除去と放熱装置は主に、気流発生装置を設け、圧力気体を生成し、圧力気体を空気導管より送出する。
【0009】
複数のリングチューブを該ニードルシリンダーと該鞍の外周面に設け、該リングチューブに両側が開放する流路を設けるほか、該ニードルシリンダーと該鞍付近場所の該リングチューブに、複数の空気ノズルを設け、該空気ノズルは該流路に連絡する。一つ以上の空気入力継ぎ手を前記のリングチューブ同士の間に設け、圧力気体を該流路に圧送する。圧力気体を該空気ノズルより噴出することにより、該鞍、ニードルシリンダー及び編み針へ強力に噴射して、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1の発明は、該丸編み機中心にて旋転するニードルシリンダーを設け、該ニードルシリンダーに複数のニードルシリンダーノッチを設け、それぞれのニードルシリンダーノッチに編み針又はシンカーを設け、該ニードルシリンダーの外周面の菱形リングブラケットに上部菱形リングと、複数の下部菱形リングに取り付ける鞍を設け、該鞍にニードルカムを設け、該ニードルカムは該ニードルシリンダーにおいて旋転するとき、該編み針を上下に移動させ、編織作業を行うことができる、一種の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置は以下のもより構成し、
気流発生装置、圧力気体を生成し、空気導管より圧力気体を送出し、
複数のリングチューブを該ニードルシリンダーと該鞍の外周面に設け、該リングチューブに両側が開放する流路を設けるほか、該ニードルシリンダーと該鞍付近場所の該リングチューブに、複数の空気ノズルを設け、該空気ノズルは該流路に連絡し、
一つ以上の空気入力継ぎ手を前記のリングチューブ同士の間に設け、該空気入力継ぎ手に空気入口を設けて、圧力気体を該流路に圧送、
圧力気体を該空気ノズルより噴出することにより、該鞍、ニードルシリンダー及び編み針へ強力に噴射して、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送することを特徴とする高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
請求項2の発明は、該空気入力継ぎ手と該リングチューブとの間に連結パイプを緊密に接続することを特徴とする請求項1記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
請求項3の発明は、該リングチューブと該リングチューブとの間に連結パイプを緊密に接続することを特徴とする請求項1記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
請求項4の発明は、該空気ノズルより噴射する圧力気体は該鞍上部の傾斜面に向かって、圧力気体は上部の屈折方向より該ニードルシリンダーと編み針に噴射し、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送することを特徴とする請求項1記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
請求項5の発明は、該リングチューブは取付台により、該上部菱形リングの下部に取り付けることを特徴とする請求項1記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
請求項6の発明は、該気流発生装置はブロワーまたは空気ポンプを設けることを特徴とする請求項1記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
請求項7の発明は、該丸編み機中心にて旋転するニードルシリンダーを設け、該ニードルシリンダーに複数のニードルシリンダーノッチを設け、それぞれのニードルシリンダーノッチに編み針又はシンカーを設け、該ニードルシリンダーの外周面の菱形リングブラケットに上部菱形リングと、複数の下部菱形リングに取り付ける鞍を設け、該鞍にニードルカムを設け、該ニードルカムは該ニードルシリンダーにおいて旋転するとき、該編み針を上下に移動させ、編織作業を行うことができる、一種の詰め線除去と放熱装置は、以下のものより構成し、
気流発生装置を設け、圧力気体を生成し、圧力気体を空気導管より送出、複数のリングチューブを該ニードルシリンダーと該鞍の外周面に設け、該リングチューブに両側が開放する流路と空気入口を設け、該空気入口は圧力気体を導入し、該流路に圧送、該ニードルシリンダーと該鞍付近場所の該リングチューブに、複数の空気ノズルを設け、該空気ノズルは該流路に連絡し、
複数の連結パイプを前記のリングチューブとリングチューブとの間に設け、該流路に連絡し、
圧力気体を該空気ノズルより噴出することにより、該鞍、ニードルシリンダー及び編み針へ強力に噴射して、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送することを特徴とする高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
請求項8の発明は、該空気ノズルより噴射する圧力気体は該鞍上部の傾斜面に向かって、圧力気体は上部の屈折方向より、該ニードルシリンダーと編み針に噴射し、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送することを特徴とする請求項7記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
請求項9の発明は、該リングチューブは取付台により、該上部菱形リングの下部に取り付けることを特徴とする請求項7記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
請求項10の発明は、該気流発生装置はブロワーまたは空気ポンプを設けることを特徴とする請求項7記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
請求項11の発明は、該丸編み機中心にて旋転するニードルシリンダーを設け、該ニードルシリンダーに複数のニードルシリンダーノッチを設け、それぞれのニードルシリンダーノッチに編み針又はシンカーを設け、該ニードルシリンダーの外周面の菱形リングブラケットに上部菱形リングと、複数の下部菱形リングに取り付ける鞍を設け、該鞍にニードルカムを設け、該ニードルカムは該ニードルシリンダーにおいて旋転するとき、該編み針を上下に移動させ、編織作業を行うことができ、該詰め線除去と放熱装置は、該上部菱形リング下方周りにリングチューブと、圧力気体を生成する気流発生装置より構成し、そのうち、該リングチューブ内部に流路を設け、該リングチューブに流路と連絡する空気入口を設け、該ニードルシリンダーと該鞍付近場所の該リングチューブに、該流路に連絡する複数の空気ノズルを設け、
該気流発生装置より生成する圧力気体は、空気導管により、該空気入口に圧送して、該流路によって、圧力気体をそれぞれの空気ノズルに圧送、該鞍、ニードルシリンダー及び編み針に強力噴射して、堆積された詰め線除去と放熱を外部に搬送することを特徴とする高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
請求項12の発明は、該空気ノズルより噴射する圧力気体は該鞍上部の傾斜面に向かって、圧力気体は上部の屈折方向より、該ニードルシリンダーと編み針に噴射し、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送することを特徴とする請求項11記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
請求項13の発明は、該リングチューブは取付台により、該上部菱形リングの下部に取り付けることを特徴とする請求項11記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
請求項14の発明は、該気流発生装置はブロワーまたは空気ポンプを設けることを特徴とする請求項11記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置は圧力気体を複数の空気ノズルに集中し、丸編み機の詰め線が堆積しやすい鞍、ニードルシリンダー、及び編み針に向かって、詰め線除去を行うことにより、圧力気体の使用量を節約し気流発生装置の寿命を延長できるほか、ニードルシリンダーと編み針の摩擦による高熱を軽減し、最適な放熱効果を発揮できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1〜6は、本発明を高速丸編み機に実施した概略図と本発明の実施例1の局所概略図を示す。該丸編み機1は中心部に旋転するニードルシリンダー16を設け、該ニードルシリンダー16に複数のニードルシリンダーノッチ18を設ける。該ニードルシリンダーノッチ18に編み針17またはシンカー(図示せず)を設ける。該ニードルシリンダー16外周面は、菱形リングブラケット12に上部菱形リング13と、複数の下部菱形リング14の鞍11を設け、該菱形リングブラケット12は大皿15に設ける。該鞍11にニードルカム(図示せず)を設け、該ニードルカム(図示せず)は該ニードルシリンダー16にて、旋転するとき該編み針17を上下に移動させ、編織作業を行う。該詰め線除去と放熱装置10に気流発生装置60を設け、圧力気体を生成し、空気導管61より圧力気体を送出する。該気流発生装置60はブロワーまたは空気ポンプのいずれを使用する。複数のリングチューブ20を該ニードルシリンダー16と該鞍11の外周面に設け、取付台21により、該上部菱形リング13の下方に設ける。該リングチューブ20に両側が開放する流路40を設け、該ニードルシリンダー16と該鞍11付近場所の該リングチューブ20に、複数の空気ノズル22を穿設する。該空気ノズル22と該流路40に連絡する。一つ以上の空気入力継ぎ手30を前記のリングチューブ20とリングチューブの間に設ける。該空気入力継ぎ手30に空気入口31を設け、圧力気体を導入し、該流路40に圧送する。さらに、該空気入力継ぎ手30とリングチューブ20殿連結場所に連結部32、23を設け、連結パイプ50により固着する(図4)。なお、該リングチューブ20とリングチューブ20との間に、該空気入力継ぎ手30のほか、該リングチューブ20とリングチューブ20との連結手段は、該連結パイプ50を固着することができる。該空気入力継ぎ手30と該リングチューブ20?前記した本発明の詰め線除去と放熱装置において、圧力気体を該鞍11、ニードルシリンダー16及び編み針17に向かって、空気ノズル22より強力に噴出し、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送する。
【0013】
図7は、本発明の実施例1リングチューブの空気入力とジェット空気の断面図である。この図において、該空気ノズル22より噴射する圧力気体は、おもに該鞍11上部の傾斜面に向かって設けることにより、該空気ノズル22の噴射気体は該鞍11上部の傾斜面から上部に屈折して、該ニードルシリンダー16と編み針17に噴射し、鞍11、ニードルシリンダー16及び編み針17に堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送する。
【0014】
図8は、本発明実施例2の局所立体概略図、すなわち、請求項7記載の局所立体概略図である。図示の本発明実施例1との違いは、該リングチューブ20に空気入口31を設けるほか、該リングチューブ20とリングチューブ20との間に、連結パイプ50により固着することにより、圧力気体を該空気ノズル22に圧送、該鞍11、ニードルシリンダー16及び編み針17に噴射し、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送する。
【0015】
図9は、本発明実施例3の局所立体概略図、すなわち、請求項11記載の局所立体概略図である。図示のとおり、本発明実施例1との違いは、該上部菱形リング13下部にリングチューブ20を設け、該リングチューブ20に空気入口31を設ける。該空気入口31は圧力気体を導入して、該空気ノズル22より該鞍11、ニードルシリンダー16及び編み針17に噴射し、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明を高速丸編み機に実施したときの平面概略図である。
【図2】本発明の実施例1の局所立体概略図である。
【図3】本発明の実施例1もう一つの視角の局所立体概略図である。
【図4】本発明の実施例1の空気入力継ぎ手とリングチューブ連結機構の立体概略図である。
【図5】本発明の実施例1リングチューブ周りの関連装置の断面図である。
【図6】本発明の実施例1リングチューブの取付機構の断面図である。
【図7】本発明の実施例1リングチューブの空気入力とジェット空気の断面図である。
【図8】本発明の実施例2の局所立体概略図である。
【図9】本発明の実施例3の局所立体概略図である。
【符号の説明】
【0017】
1 丸編み機
10 詰め線除去と放熱装置
11 鞍
12 菱形リングブラケット
13 上部菱形リング
14 下部菱形リング
15 大皿
16 ニードルシリンダー
17 編み針
18 ニードルシリンダーノッチ
20 リングチューブ
22 空気ノズル
23、32 連結部
30 空気入力継ぎ手
31 空気入口
40 流路
50 連結パイプ
60 気流発生装置
61 空気導管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
該丸編み機中心にて旋転するニードルシリンダーを設け、該ニードルシリンダーに複数のニードルシリンダーノッチを設け、それぞれのニードルシリンダーノッチに編み針又はシンカーを設け、該ニードルシリンダーの外周面の菱形リングブラケットに上部菱形リングと、複数の下部菱形リングに取り付ける鞍を設け、該鞍にニードルカムを設け、該ニードルカムは該ニードルシリンダーにおいて旋転するとき、該編み針を上下に移動させ、編織作業を行うことができる、一種の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置は、以下のものより構成し、
気流発生装置を設け、圧力気体を生成し、空気導管より圧力気体を送出し、
複数のリングチューブを該ニードルシリンダーと該鞍の外周面に設け、該リングチューブに両側が開放する流路を設けるほか、該ニードルシリンダーと該鞍付近場所の該リングチューブに、複数の空気ノズルを設け、該空気ノズルは該流路に連絡し、
一つ以上の空気入力継ぎ手を前記のリングチューブ同士の間に設け、該空気入力継ぎ手に空気入口を設けて、圧力気体を該流路に圧送、
圧力気体を該空気ノズルより噴出することにより、該鞍、ニードルシリンダー及び編み針へ強力に噴射して、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送することを特徴とする高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。
【請求項2】
該空気入力継ぎ手と該リングチューブとの間に連結パイプを緊密に接続することを特徴とする請求項1記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。
【請求項3】
該リングチューブと該リングチューブとの間に連結パイプを緊密に接続することを特徴とする請求項1記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。
【請求項4】
該空気ノズルより噴射する圧力気体は該鞍上部の傾斜面に向かって、圧力気体は上部の屈折方向より該ニードルシリンダーと編み針に噴射し、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送することを特徴とする請求項1記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。
【請求項5】
該リングチューブは取付台により、該上部菱形リングの下部に取り付けることを特徴とする請求項1記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。
【請求項6】
該気流発生装置はブロワーまたは空気ポンプを設けることを特徴とする請求項1記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。
【請求項7】
該丸編み機中心にて旋転するニードルシリンダーを設け、該ニードルシリンダーに複数のニードルシリンダーノッチを設け、それぞれのニードルシリンダーノッチに編み針又はシンカーを設け、該ニードルシリンダーの外周面の菱形リングブラケットに上部菱形リングと、複数の下部菱形リングに取り付ける鞍を設け、該鞍にニードルカムを設け、該ニードルカムは該ニードルシリンダーにおいて旋転するとき、該編み針を上下に移動させ、編織作業を行うことができる、一種の詰め線除去と放熱装置は、以下のものより構成し、
気流発生装置を設け、圧力気体を生成し、圧力気体を空気導管より送出、複数のリングチューブを該ニードルシリンダーと該鞍の外周面に設け、該リングチューブに両側が開放する流路と空気入口を設け、該空気入口は圧力気体を導入し、該流路に圧送、該ニードルシリンダーと該鞍付近場所の該リングチューブに、複数の空気ノズルを設け、該空気ノズルは該流路に連絡し、
複数の連結パイプを前記のリングチューブとリングチューブとの間に設け、該流路に連絡し、
圧力気体を該空気ノズルより噴出することにより、該鞍、ニードルシリンダー及び編み針へ強力に噴射して、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送することを特徴とする高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。
【請求項8】
該空気ノズルより噴射する圧力気体は該鞍上部の傾斜面に向かって、圧力気体は上部の屈折方向より、該ニードルシリンダーと編み針に噴射し、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送することを特徴とする請求項7記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。
【請求項9】
該リングチューブは取付台により、該上部菱形リングの下部に取り付けることを特徴とする請求項7記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。
【請求項10】
該気流発生装置はブロワーまたは空気ポンプを設けることを特徴とする請求項7記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。
【請求項11】
該丸編み機中心にて旋転するニードルシリンダーを設け、該ニードルシリンダーに複数のニードルシリンダーノッチを設け、それぞれのニードルシリンダーノッチに編み針又はシンカーを設け、該ニードルシリンダーの外周面の菱形リングブラケットに上部菱形リングと、複数の下部菱形リングに取り付ける鞍を設け、該鞍にニードルカムを設け、該ニードルカムは該ニードルシリンダーにおいて旋転するとき、該編み針を上下に移動させ、編織作業を行うことができ、該詰め線除去と放熱装置は、主に該上部菱形リング下方周りにリングチューブと、圧力気体を生成する気流発生装置より構成し、そのうち、該リングチューブ内部に流路を設け、該リングチューブに流路と連絡する空気入口を設け、該ニードルシリンダーと該鞍付近場所の該リングチューブに、該流路に連絡する複数の空気ノズルを設け、
該気流発生装置より生成する圧力気体は、空気導管により、該空気入口に圧送して、該流路によって、圧力気体をそれぞれの空気ノズルに圧送、該鞍、ニードルシリンダー及び編み針に強力噴射して、堆積された詰め線除去と放熱を外部に搬送することを特徴とする高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。
【請求項12】
該空気ノズルより噴射する圧力気体は該鞍上部の傾斜面に向かって、圧力気体は上部の屈折方向より、該ニードルシリンダーと編み針に噴射し、堆積された詰め線と熱エネルギーを外部に搬送することを特徴とする請求項11記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。
【請求項13】
該リングチューブは取付台により、該上部菱形リングの下部に取り付けることを特徴とする請求項11記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。
【請求項14】
該気流発生装置はブロワーまたは空気ポンプを設けることを特徴とする請求項11記載の高速丸編み機の詰め線除去と放熱装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−106379(P2008−106379A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−287876(P2006−287876)
【出願日】平成18年10月23日(2006.10.23)
【出願人】(393010101)佰龍機械廠股▲ふん▼有限公司 (33)
【Fターム(参考)】