説明

高電圧ブッシング

【課題】磁器シェルに加わる過剰な引張応力を軽減して耐用寿命を延ばすことができ、潜在的なガス漏れ経路を更に効果的に阻止できる、改良された高電圧ブッシングフランジを提供する。
【解決手段】高電圧ブッシングアセンブリは、導電体を封入するように適合された絶縁シェル38を含む。環状フランジ36がこの絶縁シェル上に摺動可能に収容され、この環状スリーブは、上端部に半径方向外方に向けて配向されたフランジ50を備え、下端部に半径方向内方に向けて配向されたフランジ52を備え、これらのフランジどうしの間に軸方向に延在するスリーブ部分48を備える。絶縁シェル38の外径とスリーブ部分48の内径は、この外径と内径との間に、ガラス繊維強化エポキシ樹脂64で満たされる環状の半径方向の隙間66が画成されるように寸法決めされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して大型発電機の構造に関し、特に発電機架台の壁部に導電体を挿通するために用いられる高電圧ブッシングに関する。
【背景技術】
【0002】
高電圧ブッシングは、発電機から電圧変成器及び電源変圧器、そして配電網等へと電気を導く導電体を、例えば大型発電機の圧力容器壁部に挿通するために用いられる。こうしたブッシングでは、圧力容器(固定子)の内部の冷却ガス(例えば水素)がブッシングと固定子壁部との界面を通って容器から漏れ出すのを防ぐことが重要である。加えて、導電体は、圧力容器又は固定子壁部から電気的に絶縁されている必要がある。この絶縁は、導電体を磁器又はその他の絶縁スリーブ又はシェルの内側に封入することによって可能である。環状のスリーブ状金属ブッシング(本明細書では「ブッシングフランジ」ともいう)は、磁器スリーブの外面上に入れ子状に嵌合し、磁器スリーブを圧力容器壁部に取り付けるために用いられる。こうした高電圧ブッシングフランジの1つが、同一権者の米国特許第5483023号に開示されている。
【0003】
このような高電圧ブッシングに付随する問題として、1)熱的に整合しないブッシングフランジにより加えられる機械的応力による磁器スリーブの割れと、2)ブッシングフランジと磁器シェルとの間の接合シールを介した発電機固定子の内側からの水素ガスの漏出と、3)例えば、初期気孔率の高密度エポキシ、熱老化、過剰な引張応力、熱サイクル及び/又は動作時に受ける振動に起因する接合材料の微小割れの形成と、が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第5483023号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、磁器シェルに加わる過剰な引張応力を軽減して耐用寿命を延ばすことができ、金属ブッシングフランジと磁器シェル等であるがこれに制限されない絶縁シェルとの間の緩衝材として用いられる接合シールを介した、潜在的なガス漏れ経路を更に効果的に阻止できる、改良された高電圧ブッシングフランジが依然として必要である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
例示的であるが非限定的な実施形態によると、本発明は、導電体を封入するように適合された絶縁シェルと、この絶縁シェル上に摺動可能に収容された環状ブッシングフランジと、を含む高電圧ブッシングフランジアセンブリであって、環状ブッシングフランジは、上端部において半径方向外方に向けて配向されたフランジを備え、下端部において半径方向内方に向けて配向されたフランジを備え、これら両フランジどうしの間で軸方向に延在するスリーブ部分を備え、絶縁シェルの外径及びスリーブ部分の内径は、絶縁シェルとスリーブ部分との間に環状の半径方向の隙間が画成されるように寸法決めされ、この半径方向の隙間は、半径方向内方に向けて配向されたフランジにより軸方向に支持される耐高熱性ガラス繊維強化エポキシ樹脂で満たされる、高電圧ブッシングフランジアセンブリに関する。
【0007】
別の態様において、本発明は、導電体を封入するように適合された絶縁セルと、この絶縁セル上に摺動可能に収容された環状ブッシングフランジと、を含む高電圧ブッシングアセンブリであって、環状ブッシングフランジは、自身の上端部において半径方向外方に向けて配向されたフランジと、軸方向に配向されたスリーブ部分とを備え、絶縁シェルは実質的に均一な外径を有し、スリーブ部分は実質的に円錐形の内面を有し、この外径と内面とは、絶縁シェルと軸方向に配向されたスリーブ部分との間に環状の円錐形の半径方向の隙間が画成されるように寸法決めされ、この円錐形の半径方向の隙間は、耐高熱性ガラス繊維強化エポキシ樹脂で満たされる、高電圧ブッシングアセンブリに関する。
【0008】
また別の態様において、本発明は、実質的に円筒状のシェルと、この実質的に円筒状のシェル上に摺動可能に収容された環状ブッシングフランジと、を含むブッシングアセンブリであって、この環状ブッシングフランジは、一方の端部に半径方向外方に向けて配向されたフランジと、反対側の端部に半径方向内方に向けて配向されたフランジと、これら両フランジどうしの間に軸方向に延在するスリーブ部分とを備え、実質的に円筒状のシェルの外面とスリーブ部分の内面とは、この外面と内面との間に環状の半径方向の隙間が画成されるように寸法決めされ、この半径方向の隙間は、半径方向外方に向けられるフランジと半径方向内方に向けられるフランジとの間において、ブッシングフランジを実質的に円筒状のシェルに接合する耐高熱性ガラス繊維強化エポキシ樹脂で満たされる、ブッシングアセンブリに関する。
【0009】
これより、下記の図面に関連して本発明を詳述する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】既知の高電圧ブッシングフランジの部分断面斜視図である。
【図2】本発明の例示的であるが非限定的な第1の実施形態に従った高電圧ブッシングフランジの部分断面図である。
【図3】本発明の例示的であるが非限定的な第2の実施形態に従った高電圧ブッシングフランジの部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
まず図1を参照すると、導電体と磁器絶縁スリーブ又はシェル16との間にアスファルト又は同様の材料の外被14を有する銅導体12を封入した、既知のブッシングフランジ10が示されている。金属ブッシングフランジ(又は単に「フランジ」)10は、磁器シェル16の外面上に入れ子状に嵌合しており、磁器シェル16を破線18で示す圧力容器壁部に取り付けるために用いられる。ブッシングフランジ10は、一方の端部には、先細縁部22で終端する軸方向部分20を含み、この軸方向部分20の反対側の端部には、半径方向フランジ部分24を含む。半径方向フランジ部分24は、軸方向に配向された複数の貫通穴26を備え、これらの貫通穴により、ボルト28又はその他の適当な締結具を用いて、ブッシング10を圧力容器壁部に固定できる。
【0012】
環状支持フェルール30は、取付けフランジ10の半径方向部分24に当接する位置までシェル16上に入れ子状に嵌合する。フェルール30は、ブッシングフランジ10が圧力容器壁部に接合される部分において圧力容器内部からの水素の流出を防ぐシールとして機能する。ガスケット32は、フェルールの半径方向部分の露出側全体にわたって延在し、フェルール30と圧力容器壁部との間で圧縮されるように適合される。
【0013】
ブッシングフランジ10は、ブッシングフランジ10の軸方向部分20と磁器絶縁シェル16との間の半径方向の隙間内に配置されるエポキシ34を用いて、磁器絶縁シェル16に固定される。
【0014】
図2に、本発明の例示的であるが非限定的な実施形態に従った高電圧ブッシングフランジを示す。環状の非磁性金属(例えば鋼合金)のブッシングフランジ36は、銅導体40を封入する磁器絶縁スリーブ又はシェル38の上に入れ子状に嵌合するものとして図示されている。ブッシングフランジ36は、磁器絶縁シェルを発電機固定子架台42の壁部に取り付ける。フランジ36は、シェル38が固定子架台壁部を貫通して突出する半径方向ショルダ部46を始点とする絶縁シェルの拡径部分44の半径方向外方に配置される。
【0015】
フランジ36は、軸方向スリーブ部分48と、自身の一方の端部(図2に上端部として示す)において半径方向外方に向けて配向されたフランジ部分50と、自身の反対側の端部において軸方向内方に向けて配向されたより小さいフランジ部分52とを含む。半径方向外方に向けて配向されたフランジ部分50は、フランジ36(したがって磁器絶縁シェル38)を発電機固定子架台42の壁部に取り付け易くするための複数の周方向離間ボルト穴(図面にはその1つを示す)54を備えるが、それ以外の点は従来通りである。
【0016】
この実施形態において、磁器絶縁シェル38は、半径方向内方に向けて配向されたフランジ52の上方且つこのフランジに隣接する位置において、フランジ52上に支持されるOリング58を受け入れるだけの十分な軸方向の隙間を空けて、拡径部分44に少なくとも1つの環状リブ部56を備える。環状リブ部56の軸方向部分60により、潜在的な水素ガス漏出経路として非常に狭い経路又は半径方向の隙間62しか残らないので、Oリング58の効果が高まる。接合用エポキシ樹脂64は、この狭い半径方向の隙間62と、磁器絶縁シェル38とフランジ36の軸方向スリーブ部分48との間の相対的により大きい半径方向の隙間66(幅約1/2インチ)とのいずれをも満たす。環状リブ部56は1つで十分であるが、複数であってもよく、シェル38の部分44に沿って離間配置されてもよいことが理解されよう。
【0017】
エポキシ樹脂64は、高温時における磁器シェル38と金属フランジ36との間の熱膨張による不整合を緩衝する。さもなければ、熱的不整合の結果、環状ブッシングフランジ36のスリーブ部分48と半径方向部分50とにより、割れやすい磁器シェル38に加わる直接的な圧縮力と引張応力とによって、磁器スリーブに欠け及び微小割れが形成されることがある。なお、環状磁器リブ部56及び内方に向けて配向されたフランジ52も、接合用エポキシ樹脂に対してある程度の軸方向の支持を行うので、接合用エポキシ樹脂64に対する応力を軽減する。
【0018】
接合用エポキシ樹脂64は、磁器シェル38の重さを支えるために、並びに、磁器セル38と金属フランジ36との間の熱的不整合を吸収するために、高い機械的強度と靭性を有する必要がある。加えて、接合用エポキシ樹脂64は、耐高熱性を有し、硬化時にボイドなし又はボイドレスとなる必要がある。これは、潜在的な高圧ガス漏れ経路でもある狭い隙間62の領域において、特に重要である。一般的な樹脂は、急速な硬化とスキン効果とに起因する、又は発熱硬化プロセス中に容易に捕捉される成分を含む有機溶剤又は希釈剤の使用に起因する、ボイド又は気泡が生じ易い。
【0019】
この実施例において、ASTRO−6979及びASTRO−6269等の接合用エポキシ樹脂は、溶剤を含まないので硬化時の気孔率が低くなることから、ブッシング接合用に適することが実証されている。真空オーブン硬化を用いることにより、更に気泡形成を減らすことができる。エポキシは、接合強度と機械的強度を向上させ、熱膨張率を低減させるために、含浸したガラス繊維を用いて補強される。上記のように、エポキシ樹脂64を適正に硬化させることも重要である。可撓性と靭性を維持するために、ガラス転移温度を90°C〜120°Cの範囲内にする必要がある。上記のエポキシ材料の熱的区分は、IEC60216によるクラス155である必要がある。これにより、接合用エポキシ樹脂が、耐高熱性を備え、銅導体(磁器シェルを通る)により生じる熱に耐え、フランジ上で誘導される渦電流による加熱に対して抵抗性を備えることができる。一例として、エポキシ樹脂材料は以下の特性を有し得る。
【0020】
【表1】

図3に示す例示的であるが非限定的な第2の実施形態において、高電圧フランジブッシング67は、概ね上記のブッシングフランジ36と同様であるが、フランジ67の内径は、軸方向スリーブ部分68の長手方向に沿って変動する。具体的には、内面70の形状は円錐形であって、内径がフランジ部分74の上縁部72から下側の半径方向内方に向けて配向されたフランジ76まで、実質的に一様に減少する。結果的に得られる先細状の隙間78は、上記のエポキシ樹脂64と同じであってよい接合用エポキシ樹脂80で満たされる。この構成により、ブッシング本体の重力、圧力、及び磁器シェル82とブッシングフランジ67との間の熱的不整合に起因する、引張応力及び剪断応力を更に低減させることができる。なお、環状リブ部56は図3では省略されているが、1つ以上のこのようなリブ部56(及びシール58)を、ブッシングフランジ67の下側フランジ76の軸方向上方に含めてもよい。
【0021】
いずれの実施形態においても、ブッシングフランジ及び耐高熱性エポキシシールは、磁器シェルに対する過剰な機械的応力を緩和し、磁器シェルとブッシングフランジとの間の熱的不整合を緩衝することにより、磁器シェルに割れが生じる可能性を低減し、且つ、エポキシ樹脂の気孔率が低下する結果、接合領域を介したガス漏れを防ぐ。
【0022】
本発明は、定格24KV以下の全種類の水素冷却発電機に幅広く適用可能である。
【0023】
現時点で最も実用的且つ好ましいと思われる実施形態に関連して、本発明を説明したが、本発明は開示した実施形態に限らず、むしろ、添付の特許請求の範囲に含まれる様々な改変及び等価の措置を包含することを意図している。
【符号の説明】
【0024】
10、36、67 ブッシングフランジ
12、40 銅導体
14 外被
16、38、82 磁器シェル
20 軸方向部分
22 先細縁部
24 フランジ部分
26 穴
28 ボルト
30 フェルール
32 ガスケット
34 エポキシ
42 固定子架台
44 拡径部分
46 半径方向ショルダ部
48、68 スリーブ部分
50、74 フランジ部分
52、76 内方に向けて配向されたフランジ
54 ボルト穴
56 環状リブ部
58 Oリングシール
60 軸方向部分
62 半径方向の隙間
64、80 樹脂
70 内面
72 上縁部
78 先細状の隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
導電体(40)を封入するように適合された絶縁シェル(38)と、前記絶縁シェル上に摺動可能に収容された環状ブッシングフランジ(36)とを含む、高電圧ブッシングフランジアセンブリであって、
前記環状ブッシングフランジ(36)は、上端部には半径方向外方に向けて配向されたフランジ(50)を備え、下端部には半径方向内方に向けて配向されたフランジ(52)を備え、前記フランジどうしの間には軸方向に延在するスリーブ部分(48)を備え、
前記絶縁シェル(38)の外径と前記スリーブ部分(48)の内径は、前記絶縁シェルと前記スリーブ部分との間に環状の半径方向の隙間(66)が画成されるように寸法決めされ、該半径方向の隙間(66)は、半径方向内方に向けて配向された前記フランジ(52)により軸方向に支持されたガラス繊維強化エポキシ樹脂(64)で満たされている、高電圧ブッシングフランジアセンブリ。
【請求項2】
前記絶縁シェル(38)は、前記半径方向内方に向けて配向されたフランジ(52)に隣接して該フランジの上方に配置された少なくとも1つの環状リブ部(56)を含んで形成され、
環状シール(58)が、前記少なくとも1つの環状リブ部(56)と前記半径方向内方に向けて配向されたフランジ(52)との間で軸方向に圧縮される、請求項1に記載の高電圧ブッシングアセンブリ。
【請求項3】
前記絶縁シェル(38)は、該絶縁シェルの下端部が前記少なくとも1つの環状リブ部(56)で終端する拡径部分(44)を有する、請求項2に記載の高電圧ブッシングアセンブリ。
【請求項4】
前記半径方向内方に向けて配向されたフランジ(52)に隣接して該フランジの上方に配置された前記少なくとも1つの環状リブ部(56)は、前記環状シール上に狭まった半径方向の隙間(62)を画成する、請求項2に記載の高電圧ブッシングアセンブリ。
【請求項5】
前記ガラス繊維強化エポキシ樹脂(64)は、表■に記載の材料特性を有する、請求項
1に記載の高電圧ブッシングアセンブリ。
【請求項6】
前記ブッシングフランジ(67)の内径は、前記スリーブ部分(68)の長手方向に沿って変動する、請求項1に記載の高電圧ブッシングアセンブリ。
【請求項7】
前記内径は、前記半径方向内方に向けて配向されたフランジ(76)へと向かう方向に減少する、請求項6に記載の高電圧ブッシングアセンブリ。
【請求項8】
前記絶縁シェル(82)は、前記半径方向内方に向けて配向されたフランジ(76)に隣接して該フランジの上方に配置される少なくとも1つの環状リブ部(56)を含んで形成され、
環状シール(58)が前記少なくとも1つの環状リブ部と前記半径方向内方に向けて配向されたフランジとの間で軸方向に圧縮される、請求項6に記載の高電圧ブッシングアセンブリ。
【請求項9】
前記絶縁シェル(82)は、該絶縁シェルの下端部が前記少なくとも1つの環状リブ部(56)で終端する拡径部分を有する、請求項8に記載の高電圧ブッシングアセンブリ。
【請求項10】
前記半径方向内方に向けて配向されたフランジに隣接して該フランジの上方に配置される前記少なくとも1つの環状リブ部(56)は、前記環状シールの上に狭まった半径方向の隙間(62)を画成する、請求項8に記載の高電圧ブッシングアセンブリ。
【請求項11】
前記半径方向外方に向けて配向されたフランジ(50)は、ブッシングフランジを圧力容器壁部に取り付けるために用いられる締結具を受け入れるように適合された複数の穴(54)を備える、請求項1に記載の高電圧ブッシングアセンブリ。
【請求項12】
実質的に円筒状のシェル(38)と、前記実質的に円筒状のシェル上に摺動可能に収容された環状ブッシングフランジ(36)と、を含むブッシングアセンブリであって、
前記環状ブッシングフランジは、一方の端部に半径方向外方に向けて配向されたフランジ(50)を備え、反対側の端部に半径方向内方に向けて配向されたフランジ(52)を備え、前記フランジどうしの間で軸方向に延在するスリーブ部分(48)を備え、
前記実質的に円筒状のシェルの外面と前記スリーブ部分の内面は、該外面と該内面との間に環状の半径方向の隙間(66)が画成されるように寸法決めされ、前記半径方向の隙間は、前記半径方向外方に向けて配向されたフランジと前記半径方向内方に向けて配向されたフランジとの間において、前記ブッシングフランジ(36)を前記実質的に円筒状のシェル(38)に接合するガラス繊維強化エポキシ樹脂(64)で満たされる、ブッシングアセンブリ。
【請求項13】
前記ガラス繊維強化エポキシ樹脂(64)は、表Iに記載の材料特性を有する、請求項12に記載のブッシングアセンブリ。
【請求項14】
前記実質的に円筒状のシェル(38)は、前記半径方向内方に向けて配向されたフランジ(52)に隣接して該フランジの上方に配置される少なくとも1つの環状リブ部(56)を含んで形成され、
環状シール(58)が、前記少なくとも1つの環状リブ部と前記半径方向内方に向けて配向されたフランジとの間で軸方向に圧縮される、請求項12に記載のブッシングアセンブリ。
【請求項15】
前記半径方向内方に向けて配向されたフランジ(52)に隣接して該フランジの上方に配置される前記少なくとも1つの環状リブ部(56)は、前記環状シール上に狭まった半径方向の隙間(62)を画成する、請求項14に記載のブッシングアセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−59700(P2012−59700A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−186654(P2011−186654)
【出願日】平成23年8月30日(2011.8.30)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】