説明

鶏卵包装体とその包装方法

【課題】 宣伝事項その他の各種必要事項を印刷した印刷体を、容器から剥離する操作を一切必要とすることなく、これらの印刷体と紙片等の付着しない容器とを確実に分離廃棄することができ、使用済み容器を資源としての再利用を可能とした鶏卵包装体と、その包装方法の提供。
【解決手段】 鶏卵全体を収容するに足る深さに形成した複数の鶏卵収容用個別凹部1を備え、上面2を開口した樹脂シート製の鶏卵包装用容器Cであって、これらの各個別凹部1に鶏卵が収容され、その上面2が開口状態のままとしてあるか、簡易蓋3で閉蓋された状態で、その上面2の全体と容器Cの外周面全面が、内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4で覆われて包装されているもの及びこのような密閉包装された鶏卵包装体の製造方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鶏卵包装体とその包装方法に関するものであって、殊に、鶏卵の全体を容器内にすっぽりと収容できる深さに形成した鶏卵収容用凹部を備えた鶏卵包装用容器を対象とした鶏卵包装体とその包装方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、鶏卵の包装用に使用されている容器の大半は、主としてポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂のシート素材を使用し、周知の圧空成形手段や真空成形手段等の加熱成形手段により膨出成形した容器を用いて、その容器内に鶏卵を収容させ適宜の手段で封緘した後販売に供されている。このことは広く一般に知られていて周知である。
【0003】
また、この種の鶏卵包装用容器には、大別すると、鶏卵の下半部を収容させる容器本体と鶏卵の上半部を覆わせる蓋体とが形成され、容器本体に対し蓋体を折り曲げ部から折り曲げて容器本体の上に重ね合わせて鶏卵の上方を覆わせる方式としたもの(特許文献1)と、容器を鶏卵の全体がすっぽりと入る深さに形成して、蓋体をほぼ偏平なものとして鶏卵の上方を覆わせる方式としたもの(非特許文献1)とがある。この点についても一般に周知である。本発明が対象とする容器は、容器の形状を後者の鶏卵の全体をすっぽりと入る深さに形成してある方式としたもののみを対象としたものである。
【0004】
この後者の鶏卵包装用容器にあっては、多くの場合、蓋体として形成した偏平な広い面積を利用して、または容器の側壁面に、若しくは蓋体と容器側面とに亘って、鶏卵の商品名や商品の写真図形、生産者、生産日または賞味期限その他の宣伝事項や必要事項を印刷したラベル紙を、背面側に予め塗布させた接着剤を介して接着させている。このことについても一般に周知のことである。
【0005】
他方、このようにした鶏卵包装用容器にあっては、容器内に鶏卵を内装して出荷する市場への流通期間内に、または展示期間内に或いは購買者が購入した後の開封時期までに、容器の蓋に形成した蓋取り外し用の切欠き部や、容器と蓋との重ね合わせ空間を通じて蠅や小さな虫が容器内に入り込むことがあり、購買者による容器内の鶏卵の取り出し時に、生きた虫やその死骸が容器内から出てくることがあって購買者に多大な不快感と不衛生感を与えることがあった。このような事態の発生を根本的に解決する手段は、この種の鶏卵の全体をすっぽりと入るようにした容器にあっては、未だ開発されていない現状にある。
【特許文献1】特開2004−75182号公報
【非特許文献1】実公平7−34849号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
然るところ、前記のようなラベル紙を、接着剤を利用して接着するという接着手段を用いた現行形態の鶏卵包装体にあっては、蓋体の外表面に、または容器の側壁面の外表面に接着されているラベル紙を丁寧に剥離して燃えるゴミとして廃棄し、蓋体と容器とはリサイクル再生素材として廃棄することが原則となっているにもかかわらず、接着剤によって接着されたラベル紙の完全な剥離が極めて面倒で手間がかかることから、ラベル紙が剥がされることなく、または充分には剥がされることなく、ラベル紙の全部または一部が付着したままで廃棄されているのが現状である。このことは、廃棄容器素材を資源の有効利用の観点から回収して再利用資源として活用するのには適さないため、再利用率の低下に繋がる原因となっている。
【0007】
また、前記の容器内に蠅や小虫等が侵入することを確実に防止することも衛生上の観点から重要な課題となっている。
【0008】
そこで、本発明は、このような観点から、最も難点である容器の廃棄時に樹脂容器からラベル紙を確実に剥離して廃棄するという除去操作の必要性そのものを根本的に解消し、ラベル紙剥離操作のような手数のかかる作業そのものやそれに類する一切の作業を必要とすることなく、容器の廃棄時には容器それ自体のみを、単に、再資源素材として廃棄すればよいようにした鶏卵包装体とその包装方法とを提供することを主要な目的とするものである。
【0009】
また、他の目的は、このような主要な目的を達成することができるものでありながら、同時に、容器内への蠅や小虫等の侵入を確実に防止でき、容器内を衛生的に保持させておくことができる鶏卵包装体とその包装方法とを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
該目的を達成するために講じた本発明にかかる鶏卵包装体の構成を実施例における説明に用いた符号を利用して説明すると、鶏卵全体を収容するに足る深さに形成した複数の鶏卵収容用個別凹部1を備え、上面2を開口した樹脂シート製の鶏卵包装用容器Cであって、これらの各個別凹部1に鶏卵が収容され、その上面2が開口状態のままとするか、簡易蓋3で閉蓋された状態で、その上面2の全体と容器Cの外周面全面が、内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4で覆われて包装されている構成としたものである。
【0011】
また、このような構成を備えた鶏卵包装体を形成する方法についての構成は、鶏卵全体を収容するに足る深さに鶏卵収容用個別凹部1を複数個形成し、その上面2を開口した樹脂シート製の鶏卵包装用容器Cを用い、鶏卵収容用個別凹部1のそれぞれに鶏卵を収容し、容器Cの上面2を開口状態としたままか、簡易蓋3で閉蓋した状態として、その上面2の全面を含めて容器Cの外周面全面を内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4で覆って密閉包装するようにしたものである。
【0012】
ここにいうところの内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4とは、通常一般に知られている、例えばクレラップ(登録商標)のようなラップフィルムが好ましい。ただし、ラップフィルムに限らず包装に適した可撓性のある薄いフィルムであればよい。この薄いフィルム4には、予め必要な図柄やその他各種の鶏卵情報等を印刷してあるものを使用する。バーコードのような、変形することが好ましくない印刷部分は、容器の上面に位置するようにして包装するのがよい。また、印刷面はフィルム4の背面側に正背逆形に印刷して表面から正しく視認できるようにしておくことにより、印刷面が直接手に触れないようにして、印刷図形等の損傷を防止できるようにしておくのが好ましい。しかしながら、フィルム4の表面側に印刷面を形成してあるものとしても当然使用可能である。
【発明の効果】
【0013】
本発明にいうところの鶏卵包装体は上記の構成としたものであって、容器に形成してある複数の鶏卵収容用個別凹部に鶏卵を収容してある状態で、その上面を開口状態のままとしてあるか、簡易蓋で閉蓋された状態で、その上面の全体と容器の外周面全面が内部透視可能な可撓性のある薄いフィルムで覆われて包み込まれていることによって封緘させてあるものとしてあるので、従来から長年行われてきた封緘手段とは全く異なり、内装鶏卵を取り出す前に、薄いフィルムの包装を解いて、または破って、フィルムは燃えるゴミとしてそのまま廃棄し、鶏卵は、適宜取り出して使用するか、冷蔵庫内等の所要箇所に取り出して別置きする。鶏卵全部の使用後か取り出し後には、ラベル紙を剥離するというような手数を一切かけることなく、異物の付着していない容器のみを直ちに再生回収素材として廃棄することができる。このようにして廃棄された容器は、異物が付着していないのでそのまま再生用の素材として使用することができるという顕著な効果を有するのである。
【0014】
また、本発明にいうところの鶏卵包装体は、前記のように容器の外周面全面を内部透視可能な可撓性のある薄いフィルムで覆って包み込んであるので、容器内に蠅や小さな虫が入り込むことを完全に防止でき、鶏卵を衛生的に保持させることができる効果を有する。また、このフィルム包装によって、容器内を完全な密閉状態に維持させておくことができるので、内装卵の鮮度を長く保持させておくことができるという効果も同時に期待することができるのである。更には、このように鶏卵内装容器の外周面全面を薄いフィルムで覆って包み込むものであるため、包み込むフィルムが薄いものであっても包み込んだ包装状態にあってはフィルムが容器の補強体としての作用を果たすので、鶏卵容器そのものを薄い素材で形成することも可能となるという利点も期待できる。
【0015】
更に言及すれば、このように容器の外周面全体をフィルムで包み込んだものとしておくことによって容器全体の補強ができ、殊に、容器開口部の周縁部分の強度を強化させることができるため、容器の開口外周部に補強のための大きな外周縁突出フランジを形成しておく必要性が少なくなり、その分容器形成素材を小さくしたり、容器形成素材を薄いものとしたりすることができ、素材の有効利用を図ることができ、容器素材のコストダウンを図ることができるという利点も期待できる。更に、このことにより、容器の製造業者にあっては、包装リサイクル法による製造者負担金の軽減化を図ることができるという利点をも同時に期待できるのである。
【0016】
請求項3に記載の鶏卵包装体の製造方法にあっては、前記の構造とした容器に鶏卵を内装させた容器を対象として、その外周面全面を薄いフィルムで覆って密閉包装するものであるから、前記のような多数の利点を有する鶏卵包装体を容易に得ることができるという効果が期待できるのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以上説明したように、多数の利点を有する鶏卵包装体とその製造方法について、別紙の実施例図面に基づいて具体的に説明する。
【実施例】
【0018】
図1〜4は本発明の第1実施例を説明する鶏卵包装用容器とその包装体について示したもので、図1は上面開放状態とした鶏卵包装用容器の平面形状と包装フィルムとの関係を示した平面図、図2は同容器の鶏卵内装状態の右側面と包装フィルムとの関係を示した右側面図、図3は図2の容器の第1包装状態を示した右側面図、図4は図3の容器の包装完了状態を示した正面図である。
【0019】
該第1実施例に示した鶏卵包装用容器Cは、鶏卵収容用の個別凹部1,1…を、2列、3個宛、合計6個の鶏卵を個別に収容させるようにした容器であり、このそれぞれの個別凹部1,1…は、その深さを図2乃至図4に鎖線で示したように、鶏卵Eの上下方向全体が容器内に入る深さに形成してある。言うまでもなく、この鶏卵収容用の個別凹部1の数は、図示のものに限定されるものではなく、図5に例示した前後2列、左右2個、合計4個形成してある容器や、前後2列、左右5個、合計10個形成してある容器や、前後2列、左右4個、合計8個とした容器や、前後2列、左右6個、合計12個形成の容器、前後3列、左右5個、合計15個、前後4列、左右5個、合計20個形成してある容器等各種のものがあり、何れのものにも実施できるものである。
【0020】
この鶏卵包装用容器Cに形成された各個別凹部1、1…に、図2等にみられるように、鶏卵をそれぞれ収容した後、容器Cの上面2を開口状態としたまま、この開口した上面2の全体と容器Cの外周面全面とを内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4で覆う。
【0021】
この鶏卵内装容器を包み込む薄いフィルム4としては、一般家庭でも使用されている薄膜状のラップフィルムを使用する。このフィルム4で鶏卵内装容器を包装するには、図1,図2に示したように鶏卵内装容器の平面形状よりも広幅で長さも長いフィルム4を使用する。より詳しくは、フィルム4の容器幅(図1における上下幅)方向の長さは、容器外周面長さの1.2〜1.4倍程度の長さを有するもの、換言すると、容器外周面長さ+容器平面幅の2分の1〜全幅に等しい程度の長さとし、容器長さ(図1における左右長さ)方向のフィルム4の長さは、容器の長さ+深さ程度の長さのもの、換言すると、容器の長さ方向の両側においてフィルム4を容器上下幅の略中間箇所で重ね合わせて、その重ね合わせ部分4eを下方に折り畳んで容器の側面に貼り合わせておくことが可能な程度から、その先端を容器下方にまで巻き込み可能な程度の長さとする。
【0022】
このような面積をもつフィルム4を、図1,2のように、容器の上方に配置し、先ず容器の長さ方向の一辺(便宜上符号を付して説明すると)4aを降下させて容器の下方に巻き込んで容器の下面にフィルム4自体の粘着力で仮付けし、続いて他辺4bを同様に降下させて容器の下方に巻き込み、先行巻き込み辺4a上に当てつけて自己接着力によって接着させる。この操作によってフィルム4は略筒状に形成され、続いて残された長辺側の両端部4c,4dを、容器の上下方向のほぼ中間位置で一旦略平坦状態に接着させると同時にその平坦状態とした重ね合わせ部分4e,4eを下方に向けて折り曲げ容器の側面に当て付けて接当した面のフィルムと接着させる。このようにしてフィルム4で鶏卵内装容器の全面を覆って密閉包装し、鶏卵包装体を得る。
【0023】
この第1実施例として示した容器Cは、容器上面2の開口周縁部をもフィルム4が保護することとなるので、外側に向かって大きく突出させた強度維持用のフランジ部を突出形成しておく必要がないので、広幅のフランジ部に代えて切断縁での接触ケガ防止のための折り返し部またはカール部を形成しておくだけでよいので、容器開口部の大きさを可及的に小さいものとしておくことができ、容器全体としての形状を小さく形成しておくことができる。
【0024】
このようにして、鶏卵を内装した容器Cの全周面をラップフィルム4で包み込んで密閉包装してあるので、容器の内部への小蠅や小虫の侵入を確実に防止できて鶏卵を衛生的に維持することができることのみならず、前記のように、容器内への空気の流通を阻止することができるため、鶏卵の鮮度保持にも大いに寄与するものである。この鮮度保持の検査データーは、既に発表済みのものであるが、次の表1に見られる通りの効果を期待することができるのである。
【0025】
【表1】

【0026】
図5及び図6に示した第2実施例の鶏卵包装用容器Cは、図において上下に2列、左右に2個、合計4個の鶏卵収容用個別凹部1を形成してある容器を示したものである。また、図6のように、単純に外周部に下向きの移動阻止用折り曲げ部3aを形成してある簡易蓋3を上部開口に覆って使用する。このような容器の場合も、前記第1実施例で説明したように、容器Cの全体を幅方向にも長さ方向にも包み込むに足る面積をもったフィルム4で容器全体を覆って密閉状態に包装するものである。
【0027】
図7は、主として無印刷のフィルム4で容器全体を密閉状態に包装する場合に、鶏卵包装用容器Cに収容した鶏卵の上部に直接的に、または蓋の上に入れておいて、包装したフィルム4の外部から視認することができるようにした薄紙製の必要事項印刷ラベル5を示したものである。この必要事項印刷ラベル5は、厚紙製のものとしたり、廃棄可能な薄い樹脂シート製のものとしたりして、容器Cの上面2を覆う簡易蓋3を兼ねたものとして実施することも可能である。
【0028】
図8及至図10は、第3実施例の鶏卵包装用容器Cを示したもので、この実施例に示した容器Cは図8に見られるように、中央部に1個、これを囲む外周方向に5個、合計6個の鶏卵収容用個別凹部1を形成してある容器であって、平面視における形状を略円形状に形成してある容器を示したものである。この容器Cの場合も、前記第1実施例で説明したように、容器Cの全体を幅方向にも長さ方向にも全体に包み込むに足る面積をもった薄い透明フィルム4で容器全体を覆って密閉状態に包装するものである。
【0029】
以上において本発明の代表的と思われる実施例について説明したが、本発明にいうところの包装形態並びに包装フィルムの素材等については、適宜に選択選定して使用することができるものであって、実施例に説明した素材のみに限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明にいう鶏卵包装体は、包装体としての充分な強度を備え、容器内は完全に密閉されていて衛生的であり、鮮度保持にあっても優れており、しかも、容器の廃棄に当たっては、ラベル除去のような手数を全く必要とすることなく、外装フィルムは開封除去した時に廃棄し、使用済みの容器は紙片の全く付着していない状態で再生素材として廃棄できるので、市場の要求に叶い、地球に優しく、資源保護につながるので、直ちに市場に受け入れられて普及すると期待される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】第1実施例の容器の上部開口状態を示す平面図。
【図2】同容器の側面図。
【図3】同容器の包装状態を説明する側面図。
【図4】同容器の包装状態を説明する正面図。
【図5】第2実施例の容器の上部開口状態を示す平面図。
【図6】同容器の側面図。
【図7】ラベルを示す平面図。
【図8】第3実施例の容器の上部開口状態を示す平面図。
【図9】同容器の正面形状を示す側面図。
【図10】同容器の包装状態を説明する側面図。
【符号の説明】
【0032】
C 容器
1 個別凹部
2 上面
3 簡易蓋
4 フィルム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鶏卵全体を収容するに足る深さに形成した複数の鶏卵収容用個別凹部1を備え、上面2を開口した樹脂シート製の鶏卵包装用容器Cであって、これらの各個別凹部1に鶏卵が収容され、その上面2が開口状態のままとしてあるか、簡易蓋3で閉蓋された状態で、その上面2の全体と容器Cの外周面全面が、内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4で覆われて包装されている鶏卵包装体。
【請求項2】
可撓性のある薄いフィルム4が、鶏卵の商品名や生産者名その他の宣伝事項や必要事項を印刷したものである請求項1に記載の鶏卵包装体。
【請求項3】
鶏卵全体を収容するに足る深さに鶏卵収容用個別凹部1を複数個形成し、その上面2を開口した樹脂シート製の鶏卵包装用容器Cを用い、鶏卵収容用個別凹部1のそれぞれに鶏卵を収容し、容器Cの上面2を開口状態としたままか、簡易蓋3で閉蓋した状態として、その上面2の全面を含めて容器Cの外周面全面を内部透視可能な可撓性のある薄いフィルム4で覆って密閉包装する鶏卵包装方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2007−50919(P2007−50919A)
【公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−238493(P2005−238493)
【出願日】平成17年8月19日(2005.8.19)
【出願人】(000124166)
【Fターム(参考)】