説明

齧歯類動物用のフィルタ・トップ

【課題】掃除が容易でありながらフィルタ、ケージ・トップ(ケージ頂部)を保護するケージ用フィルタケージトップ(フィルタ付ケージ蓋)を提供する。
【解決手段】頂部開放型ケージ用のフィルタ・ボンネットは、頂部開放型ケージの開放頂部を覆うようになっているフィルタ・トップを包含する。このフィルタ・トップは、本体部分を有し、この本体部分は、孔あき頂壁と、そこから延びる側壁とを有し、開放型底部端を形成している。シールドは、頂壁に恒久的に取り付けてあり、側壁によって構成された領域内に位置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、全般的に、固定ユニットとして使用できる、すなわち、種々の齧歯類動物を収容できる換気式ケージ・ラック・システムと一緒に、特にこのようなケージのフィルタ・トップ(フィルタ付蓋)に使用できる齧歯類動物用ケージに関する。
【0002】
(他の出願に対する相互参照)
本願は、「Multipurpose Rat Cage」という名称の、1998年10月15日に出願された審査係属中の米国特許出願通し番号第09/173134号の一部継続出願である。そして、この一部係属出願は、「Multispecies Rodent Cage」という名称の、1998年6月26日に出願された審査係属中の米国特許出願通し番号第09/106389号の一部継続出願である。
【背景技術】
【0003】
換気式ケージ・ラック・システムは、この技術分野では良く知られている。このような換気式ケージ・ラック・システムの1つが、Lab Products, Inc.に譲渡された米国特許第4,989,545号に開示されている。この米国特許では、各々が空気プレナムとして形成されている複数の棚を含む開放型ラック・システムを提供している。このラック・システムに換気システムが接続してあり、ラック内の各ケージを換気するようになっている。このような換気式ケージ・ラック・システムに研究用ラットを収容することは公知である。
【0004】
換気式ケージ・ラック・システム内の動物用ケージのためのフィルタ・トップ(フィルタ付蓋)もこの技術分野では周知である。このようなフィルタ・トップ(フィルタ付蓋)の1つが、Lab Products Inc.に譲渡された米国特許第4,640,228号に開示されており、そこでは、孔をあけた頂壁を備えたボンネット(覆い)が設けられている。ボンネット(覆い)のリテーナ(保持材)と孔あき頂壁の下面との間には1枚の濾紙が挟まれている。リテーナは、ボンネット(覆い)の頂壁の下面に対して設置されたフィルタ材料と面一当接状態でボンネット(覆い)本体内に着脱自在に取り付けられる。リテーナ(保持材)は、幅の狭い境界部と一体の中央部で交差する扁平クロス・アームとを含む。
【0005】
したがって、掃除が容易でありながらフィルタ、ケージ・トップ(ケージ頂部)を保護するケージ用フィルタケージトップ(フィルタ付ケージ蓋)があると望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第4,989,545号明細書
【特許文献2】米国特許第4,640,228号明細書
【発明の概要】
【0007】
本発明は、ケージ底部を覆うためのボンネット(覆い)であって、ケージ底部のトップ・リム(頂部縁)を覆うトップ(蓋)を含むボンネット(覆い)についての発明である。トップ(蓋)は、外周部から下行するスカート部を有する。ケージ底部に入る空気を濾過するためのフィルタがトップ(蓋)に配置される。フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)が、フィルタトップ(フィルタ付蓋)に載っており、フィルタより上方に位置する。トップ(蓋)の底面とほぼ同一の広がりを有するシールド(遮蔽物)がトップ(蓋)底面に取り付けられる。
【0008】
好ましい実施例において、シールド(遮蔽物)には孔があけられており、シールド(遮蔽物)はトップ(蓋)から隔たったところでトップ(蓋)に取り付けられている。
【0009】
したがって、動物用ケージの改良したフィルタ・トップ(フィルタ付蓋)を提供することが本発明の一目的である。
【0010】
本発明の別の目的は、フィルタおよびフィルタ・トップ(フィルタ付蓋)のための一体の保護手段を含むフィルタ・トップ(フィルタ付蓋)を提供することにある。
【0011】
本発明のさらに別の目的は、ワイヤバー・リッド(針金柵蓋)を除去することによって拡大した使用可能空間を有するケージを提供することにある。
【0012】
本発明のさらにまた別の目的は、掃除が容易であり、ケージを開けることなくフィルタを交換できるフィルタ・トップ(フィルタ付蓋)を提供することにある。
【0013】
本発明のこの他の目的および利点は、部分的には容易に明らかであろうし、部分的には本明細書から明らかとなろう。
【0014】
本発明は、したがって、以下に例示する構造、構成要素の組み合わせおよび部品の配置についての特徴を包含する。発明の範囲は特許請求の範囲に示すことになる。
【0015】
本発明のより完全な理解のためには、添付図面と関連して行う以下の説明を参照されたい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に従って構成したケージの斜視図である。
【図2】本発明に従って構成したケージの展開斜視図である。
【図3】図1の3−3線に沿った断面図である。
【図4】図1の4−4線に沿った断面図である。
【図5】図1の5−5線に沿った断面図である。
【図6】図5の6−6線に沿った断面図である。
【図7】図1の7−7線に沿った断面図である。
【図8】図7の8−8線に沿った断面図である。
【図9】本発明に従って構成したロックを非錠止位置で示す断面図である。
【図10】図9の10−10線に沿った断面図である。
【図11】本発明に従って構成したケージ・ラック・システムの正面図である。
【図12】本発明に従って構成したケージ・ラック・システムの側面図である。
【図13A】本発明の第2実施例に従って構成したケージの展開斜視図である。
【図13B】本発明の第2実施例に従って構成したケージの展開斜視図である。
【図14】本発明の第2実施例に従って構成したケージの斜視図である。
【図15】図14の15−15線に沿った断面図である。
【図16】図14の16−16線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜16を参照して、ここには、本発明に従って構成したラット・ケージ1が示してある。このラット・ケージ1は、4つの一体になった側壁12と床13とを有するケージ底部3を含む。このケージ底部3は、開いたトップ・エンド(頂端部)16も含む。ケージ底部3のトップ・エンド(頂端部)16まわりには、滑らかで平坦な表面を有する周囲リップ(へり)8が連続的に延びている。周囲リップ(へり)8からはリム(縁)4が垂直に下方に延びている。周囲リップ(へり)8には一対の凹部35、35′が形成してある。代表的な実施例においては、凹部35はケージ底部3の角隅に隣接した周囲リップ(へり)8の部分に配置してあり、凹部35′は凹部35に対向する周囲リップ(へり)8の部分に配置してある。
【0018】
ケージ底部3は任意適当な材料から構成することができるが、透明プラスチックから成形し、ケージ底部3に入っている動物を側壁12を通して監視できるようになっていると好ましい。また、ケージ底部3の角隅が丸くなっていて、ラットのような動物が角隅を乗り越えたり、かじったりしてケージ1から脱出するのを防ぐと好ましい。
【0019】
ケージ底部3の寸法は、ILAR、AWAガイドラインに準拠して、マウス、ラット、ハムスター、スナネズミおよびモルモットを含む異なった齧歯類動物を最適に収容できるようにする。ケージ底部3の寸法は、また、最大数のラットを従来のラック設置面積とほぼ同じ設置面積を有するラックで支えることができ、ラックをケージと共に36インチの幅を有する標準の戸口を通過させ得るようになっていると最適である。最適なケージは80平方インチから140平方インチの設置面積を有するものであるとわかった。換言すれば、ケージの面積は、
80インチ≦l×w≦140インチ
で表すことができる。ここで、lはケージの内部床空間の長さに等しく、wは内部床空間の幅に等しい。外部、内部寸法の差は、本発明の目的にとっては無意味である。さらに、ケージおよび/またはラックの長さは36インチ未満でなければならない。そうすれば、ラックが片面ラックである場合に、戸口を通してケージを収容するラックを移動させるときに標準の36インチ戸口を通り抜けることができる。
【0020】
好ましい実施例において、ケージ底部3は、ほぼ7 5/8インチの深さを有するケージ底部3の底で測定してほぼ80平方インチのサイズを有するように選ぶ。多数の研究で1ケージあたり2匹のラットを収容し始める可能性があるため、約80平方インチの面積を有するケージ底部3は各々400グラムまでの2匹のラットを支えることができる。たとえば、長期間の研究でラットが成長したならば、個別に同じケージに収容することになる。また、約80平方インチの面積を有するケージ底部3は、ILAR、AWAガイドラインに従いながら、一匹のモルモットあるいは少なくとも5匹のマウスのいずれかを収容することができる。したがって、約80平方インチの面積を有するラット・ケージ底部3を選ぶことによって、ただ1つのケージ1を使用して、様々な齧歯類動物を支持することができる。したがって、この寸法を有するケージ底部3を標準化することによって、調査設備は、ケージ1およびラックの在庫調べおよび管理を非常に単純化することができる。
【0021】
全体的に23で示すフィーダ(給餌)組立体がケージ底部3内に支えられ、そこに収容されたラットにフード(食物)および水を与えることができるようになっている。フィーダ(給餌)組立体23は、プラットフォーム部68を有するフレーム69を含む。
【0022】
プラットフォーム68の2つの対向した側部からは、一対のフランジ39、39′が延びている。フランジ39、39′は、フレーム69から外方に延びており、フランジ39はフレーム69の片側に位置し、フランジ39′はフレーム69の反対側に位置する。フランジ39、39′は、フレーム69と一体に形成してもよいし、別体に形成してその後フレーム69に固定してもよい。フランジ39、39′は、フィーダ(給餌)組立体23がケージ底部3内に配置されたときに、フランジ39、39′が凹部35、35′のそれぞれに入り、ケージ底部3の周囲リップ(へり)8と面一になるように、寸法決め、形状決めされる。
【0023】
リップ(へり)17が、フランジ39、39′を含むフレーム69の側部の中間にあるプラットフォーム68の前部に沿って延びている。リップ(へり)17は、フレーム69から離れるように上方へ延びている。フィーダ(給餌)組立体23は、リップ(へり)17がケージ1の中央に向かって延びるようにケージ底部3内に設置される。実施例において、リップ(へり)17は滑らかに湾曲しており、ケージ底部3内のラットがリップ(へり)17またはフィーダ(給餌)組立体23を乗り越えてフィーダ(給餌)組立体23内のフード(食物)、水に上からアクセスしたり、フィーダ(給餌)組立体23をかじったりするのを防いでいる。また、リップ(へり)17は、ケージ底部3内にフィーダ(給餌)組立体23を位置させるハンドル(把手)として役立つ。
【0024】
第1サポート(支持部)52および第2サポート(支持部)52′が、プラットフォーム68およびそこから懸架する開放端付きポリゴン(多角形形状)から下方に延びている。サポート(支持部)52、52′は側部56を有する。フィーダ(給餌)組立体23のサポート(支持部)52、52′は、ケージ底部3に収容されたラットのためのフード(食物)、水のいずれかを支持することができるようになっている。サポート(支持部)52をフード(食物)用とするために、スナップ・オン式フード・ホルダ(スナップ式食物ホルダ)37がサポート(支持部)52の底部に取り付けてある。サポート(支持部)52、52′の底部の周囲まわりにはスカート部73が配置してある。フード・ホルダ(食物ホルダ)37は周囲リム(縁)71を含む。周囲リム(縁)71からは、フード・ホルダ(食物ホルダ)37上の複数のU字形バー38が下方に延びている。U字形バー38は間隔を隔てられており、サポート(支持部)52内に配置されたフード(食物)がフード・ホルダ(食物ホルダ)37によって保持されているが、ケージ底部3内のラットがフード・ホルダ(食物ホルダ)37のU字形バー38間からフード(食物)を取り出すことができる。リム(縁)71は、スカート部73を受け入れ、周囲リム(縁)71をサポート(支持部)52または52′に固着するように寸法取りされている。また、面一の連続面を与え、乗り越え点を除くと共に、スカート部73の縁を動物から保護している。凹部77がスカート部73上に設けてある。ロック・タブ(ロックつまみ)75がリム(縁)71に設けてある。ロック・タブ(ロックつまみ)75および凹部77は、フード・ホルダ(食物ホルダ)37をサポート(支持部)52に連結したときに、ロック・タブ(ロックつまみ)75が凹部に挿入され、それによって、フード・ホルダ(食物ホルダ)37をサポート(支持部)52に固着するように寸法取り、位置決めしてある。好ましい実施例において、リム(縁)71はサポート(支持部)52または52′の側部56と面一であり、ラットがリム(縁)71または側部56に載ることができないようになっている。好ましい実施例において、フード・ホルダ(食物ホルダ)37は、ラットがフード・ホルダ(食物ホルダ)37およびサポート(支持部)52をかじって脱出するのを防止するようにステンレス鋼で構成されている。
【0025】
図15に示すように、好ましい実施例において、サポート(支持部)52、52′の前壁156は前部から後部にかけてテーパが付けてある。さらに、図13に示すように、フード・ホルダ(食物ホルダ)37′のフレーム71から懸架するワイヤバー138および側部パネル137も、前から後にテーパが付いており、その後、再びフレーム71に向かって上方に延び、ケージ3内の頭上スペースを最大限に確保している。
【0026】
サポート(支持部)52、52′のいずれかもまた、ケージ底部3のラットに水を与えるための水筒31を受け入れるようになっていてもよい。サポート(支持部)52を水に適したものとするために、水筒サポート(支持部)31が、サポート(支持部)52の底部に固着してある。フード・ホルダ(食物ホルダ)37の場合、水筒サポート(支持部)31は、凹部77を有するリム(縁)71を含み、リム(縁)71がサポート(支持部)52のスカート部73まわりに位置したとき、凹部77がロック・タブ(ロックつまみ)75と係合し、リム(縁)71がスカート部73まわりに嵌合し、こうして、リム(縁)71がサポート(支持部)52の側部56と面一となる。水筒サポート(支持部)31のリム(縁)71からは、4つの一体壁および床34が下方に延びている。水筒サポート(支持部)31の壁36は、水筒サポート(支持部)31のリム(縁)71から内方へオフセットしており、水筒サポート(支持部)31の内周まわりで壁36、リム(縁)71間に肩部33を形成している。床34壁36によって支持されている。床34の中央には、穴またはスロット(溝)が設けてある。好ましい実施例において、水筒サポート(支持部)31はステンレス鋼で構成してあって、ケージ底部3内のラットが水筒サポート(支持部)31およびサポート(支持部)52をかじって脱出するのを防ぐようになっている。
【0027】
交換可能なフィーダ(給餌)および水筒スナップ・オン(スナップ式)構成要素を有するフィーダ(給餌)組立体を設けることによって、フード(食物)および水がケージ内に広がる高さを、ケージ内の特定の齧歯類に対して調整することができる。したがって、ただ1つのケージ・サイズを利用しながらも、異なったサイズの種々の齧歯類動物へフード(食物)を与えることについての問題を解決することができる。
【0028】
ここで、サポート(支持部)52、52′を透明プラスチックで作り、サポート(支持部)52、52′内のフード・レベル(食物高さ)を側壁12を通して監視することができるようにすると好ましい。サポート(支持部)52、52′は、任意適当な形状(円錐形あるいは偏菱形)に形成することができるが、かじりを防ぎ、容積を最大限にするように丸みの付いたポリゴン(多角形形状)であると好ましい。サポート(支持部)52、52′の角隅に丸みを付ければ、動物が噛むのを防ぐに充分である。研究によれば、たとえば、頂部で約1インチの半径が底部で1インチの7/8にまで狭まれば充分であることがわかった。サポート(支持部)31およびフィーダ(給餌)・ホルダ37は、プラスチックで形成してもよい。このとき、角隅に充分な丸みを付けて動物がかじるのを防ぐことになる。
【0029】
サポート(支持部)52、52′が、各々、フード(食物)あるいは水を保持することができるので、従来公知であるように、また、図15に示すように、2つのフィード・ホルダ(給餌ホルダ)37およ1つのラック配水弁260を利用することによってフード(食物)容量を二倍にすることが可能である。これは、研究寿命を延ばし、トップ(蓋)を取り出さなければならない時間回数を減らす。
【0030】
水筒21は、水を収容するためのメイン・ボディ(本体部)24を含み、このメイン・ボディ(本体部)は、好ましくは、サポート(支持部)52と係合するように寸法取りされている。メイン・ボディ(本体部)24は、サポート(支持部)52をほぼ満たし、水筒21の水容量が最大になるようにしている。また、メイン・ボディ(本体部)24を透明な材料で作り、水筒21内に残っている水量を側壁12およびサポート(支持部)52、52′の壁を通して監視できるようにすると好ましい。メイン・ボディ(本体部)24のトップ部分は、メイン・ボディ(本体部)24の両側に配置した一対の成形凹部25を含み、水筒21を容易に握持し、サポート(支持部)52から取り出すことができるようにしている。水筒21はほぼ垂直方向の向きでサポート(支持部)52内に置かれ、水筒21内に格納された水のほぼ全部を排出できるようになっている。
【0031】
メイン・ボディ(本体部)24にはテーパが付けてあり、メイン・ボディ(本体部)24の周縁まわりにネック23内に延びる肩部22を形成している。その結果、水筒21がサポート(支持部)52内に置かれたとき、肩部22がサポート(支持部)52の出張り33と接触し、それによって、肩部22内に水筒21を支持する。
【0032】
水ホルダ24のネック部23は開口に向かって狭くなっており、この開口内にゴム・ストッパー29が挿入されるか、あるいは、ねじ付きキャップが取り付けられる。チューブ27が、ゴム・ストッパー29から延びている。水筒21をサポート(支持部)52内に設置したとき、チューブ27が水筒サポート(支持部)31の床34にある穴またはスロット(溝)内に挿入され、ケージ底部3に向かって、それによって、ケージ底部3内のラットが水筒21内の水へアクセスすることができる。
【0033】
ケージ底部3のトップ・エンド(頂端部)16は、ボンネット(覆い)14で覆われている。ボンネット(覆い)14は、一体に相互に連結した3つの部分、すなわち、トップ(蓋)9、フィルタ7およびフィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5を含む。ボンネット(覆い)14のこれらの部分は、トップ(蓋)9がケージ底部3のトップ・リップ(頂部へり)8と直接接触し、フィルタ7がトップ(蓋)9上に位置し、フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5がフィルタ7の頂部上に位置し、トップ(蓋)9に固着され、それによって、一体構造を形成するように配置してある。
【0034】
代表的な実施例において、トップ(蓋)9は、ケージ底部3のトップ・エンド(頂端部)16を覆い、効果的に密封するように寸法取り、形成してある。トップ(蓋)9は、弾性材料、たとえば、かじり点がないようにステンレス鋼またはプラスチックで形成する。その結果、ケージ1内のラットはボンネット(覆い)14をフィルタ7までかじれなくなる。トップ(蓋)9には孔もあけてあり、その表面を貫いて複数の空気通路62が設けてあり、トップ(蓋)9を通してケージ底部3に空気が通ることができるようになっている。トップ(蓋)9の頂面は、孔からフィルタ7を離した状態で支持する一連のクロスビーム(交差梁)41を含み、ケージ内に収容された動物がフィルタ7に近づけないように分離している。クロスビーム(交差梁)41は、トップ9の表面を複数の領域42に分割している。
【0035】
トップ9の底面にある対向したクロスビーム(交差梁)41は、一連の受け入れ部分19となる。図3でわかるように、受け入れ部分19は、トップ(蓋)9をフィーダ(給餌)組立体23を収容するケージ底部3上に設置したときに、リップ(へり)17がそれに隣接する受け入れ部分19内に導入され、フィーダ(給餌)組立体23のサポート(支持部)52、52′に対する障壁を作り出すように寸法取り、形成してある。こうして、ケージ底部3内のラットが、サポート(支持部)52内のフード(食物)または水に上からアクセスするのがリップ(へり)17によって防がれる。これは、また、動物がリップ(へり)17へアクセスし、それをかじるのも防止する。また、リップ(へり)17が受け入れ部分19と係合しない限りトップ(蓋)9がケージ底部3に適正に着席することがないので、フィーダ(給餌)組立体23をケージ底部3内に適切に設置してからケージ1をボンネット(覆い)14で閉じるということが確実に行われることになる。
【0036】
トップ(蓋)9の周縁に沿って下行リム(縁)18がある。リム(縁)18上に配置され、トップ(蓋)9から突出して複数の移動止め11がある。トップ(蓋)9の周縁に沿って下行リム(縁)18から水平フランジ20が延びている。フランジ20からは垂直方向にスカート部10が下方へ延びている。トップ(蓋)9がケージ底部3上に置かれたとき、フランジ20はケージ底部3の周囲リップ(へり)8と面一に着座し、トップ(蓋)9の外周部から外へ流出する空気の量を最小限に抑え、したがって、フィルタ7を通して流れる空気を最大にする。また、フィーダ(給餌)組立体23のフランジ39、39′が凹部35、35′内に位置しており、周囲リップ(へり)8と面一になっているため、トップ(蓋)9はケージ底部3の全周にわたってケージ底部3と共に密封を形成する。さらに、リム(縁)4まわりに延びるスカート部10は、ケージ1の内外間に遠回りの空気移動経路を作り出すことによってトップ(蓋)9、ケージ底部3間に形成された密封を改善し、この接合点で空気がケージ1を出入りするのを防止する。代表的な実施例において、付加的なシーリング部材、たとえば、シリコンまたはゴム材料のシーリング部材を境界部20、周囲リップ(へり)8のいずれかまたはこれら両方に適用してもよい。その場合、Oリング密封が設けられ、このルートを経る空気通路をさらに制限する。
【0037】
フィルタ7は、トップ(蓋)9上に置かれ、ラットとの接触を防止するように領域42から離れた状態でクロスビーム(交差梁)41によって支持される。フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5は、フィルタ7上に設置され、フィルタ7全体を覆うように寸法取り、形成する。フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5にも表面を貫いて孔64を含む孔があけてあり、空気がフィルタ7を通ることができるようになっている。フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5の底面から突出し、フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5の底面まわりに延びて、トラック(通路)6が設けてある。フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5をフィルタ7上に装着したとき、このトラック(通路)6は、フィルタ7をトップ(蓋)9の頂面に向かって圧縮し、所定位置にフィルタ7を固着し、いかなる方向でもフィルタを空気が通り抜けて漏れるのを防止する。
【0038】
下行境界部54が、フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5の外周から突出している。フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5の境界部54には複数のウィンドウ(窓)13が形成してある。これらのウィンドウ(窓)13は、フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5をフィルタ7上に取り付けたとき、ウィンドウ(窓)13がトップ(蓋)9の移動止め11をそれぞれ受け入れ、フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5をトップ(蓋)9に固着するように寸法取り、位置させる。こうして、フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5、フィルタ7およびボンネット(覆い)14のトップ(蓋)9が一体構造を形成する。
【0039】
トップ(蓋)9は、プラスチックで作ってもよい。動物がトップ9をかじるのをさらに防ぐべく、空気通路62には丸みが付けてあり、動物に向かって滑らかな弯曲面を与える。通路62は、また、動物の鼻、爪または歯がフィルタに達するのを防止するように寸法取りしてある。
【0040】
次に図11、12を参照して、ここにおいては、本発明に従って構成した、ケージ1を支持するための、全体的に210で示す換気式ケージ・ラック・システムが示してある。このシステム210は、ラック212を含む。好ましい実施例において、ラック212は、側面が互いに対称形となっている両面ラックであり、説明を容易にするために前面のみが示してある。換気式ケージ・ラック・システム210は、左側壁211、右側壁213、頂部215および底部217を有する開放型ラック212を含む。複数のポスト(柱)219が、頂部215、底部217間に平行に配置してある。これらの垂直ポスト(柱)219は、好ましくは、幅が狭くなっており、ほぼラック212の前部からラック212の後部まで延びていてもよいし、それぞれが、2つの垂直部材を含んでいてもよい。その場合、一方の垂直部材はラック212の前部のところまたはその付近にあり、他方はラック212の後部のところまたはその付近にある(図12)。
【0041】
複数のマット・ケージ1をラック212内に設置することができる。各ケージは、キャノピー(全体的に230で示す)によってラック212内に位置決めされる。各キャノピー230は、キャノピー230の下方でケージ1を覆う。したがって、各キャノピー230は、トップ(蓋)9、キャノピー230間に短いギャップhを維持しながらケージ1bのトップ(蓋)9をほぼ取り囲むように形成、位置決めする。孔243が、キャノピー230の各々に隣接して設けてある。ギャップhは、キャノピー230、トップ(蓋)9間での気体の移動を許すに充分な寸法でなければならない。代表的な実施例では、ギャップhは、1インチの3/16〜1/4である。キャノピー230は、ボンネット(覆い)14をかたどっており、好ましくは、ケージ1bの底部3の側壁に張力嵌合する。キャノピー230の後部は空気排出プレナム242と接触している。
【0042】
キャノピー230は、隣接したポスト(柱)219の各対間、あるいは、左側壁211、隣接したポスト(柱)219間、あるいは、右側壁213、隣接したポスト(柱)219間でラック212にある平行カラム内に配置してある。各キャノピー230は、ラック212内のキャノピー230より上方で第1ケージ19を支持し、ラック212内のキャノピー230の下方で第2ケージ1bのフィルタ・キャップ224を覆っている。第1ケージ1aの底部3は、対応するキャノピー230の頂面に載っている。もちろん、ラック212の頂部列に置かれたキャノピーは、上方のケージ1を支持せず、ラック12の底部列に配置されたケージ1がラック212の底部217によって支持されると好ましい。ラックを位置させたとき、各ケージ1は、ケージ・カップリング(ケージ結合部)を通じて空気供給プレナム240と連通する。このようなケージ・カプラ(ケージ結合部)249は、この技術分野では知られており、たとえば、Lab Products, Inc.に譲渡された米国特許第4,989,545号および同第5,042,429号に開示されている。空気供給プレナム240は、また、この技術分野では知られているように、ケージ・カップリング(ケージ結合部)249を通してケージ1に水を供給、分配する配水弁255を含んでもよい。キャノピー230は、かなり剛性のある軽量、透明な材料、たとえば、透明プラスチックで構成すると好ましい。このような透明プラスチック・キャノピーは、ラック・システム210内のケージ1を見るのが楽に行え、ラック・システム10の全重量を軽減する。
【0043】
各キャノピー230は、後部で空気プレナム242に、そして、ラック212の前部で2つのポスト(柱)219に取り付けると好ましい。孔243は、ギャップh内の空気を取り出すようにキャノピー230に外部連通された領域内に配置してある。各ポスト(柱)219は、好ましくは、垂直方向のT形鋼を含み、第1面がラック212内へのケージ1の挿入方向に対してほぼ平行に配置してあり、第2面が挿入方向に対してほぼ直角に配置してある。ラック212内で水平ケージ密度を最大にするために、ポスト(柱)219の第1面は、ラック212についての構造上のサポート(支持部)をなお与えながら、できるだけ幅を狭く作ると好ましい。キャノピー230の各側部にこのような切欠き付きのT形ビームポスト(梁柱)219を設けることによって、キャノピー230はラック212の前部から両側部上に支持され得る。ポスト219のサポート(支持部)を提供する他の手段も本発明では意図される。たとえば、切欠き付きのL字形ビームポスト(梁柱)219を使用してラックからキャノピー230の片側にのみサポート(支持部)を与えてもよいし、あるいは、ケージ挿入方向に対して平行に位置し、ラック212の頂部から底部まで延びる扁平な垂直パネルに螺合させてもよい。ラック212は、移動できるように車輪235を備える。
【0044】
好ましい実施例において、ラック212は、86.25インチの幅W、32.5インチの深さDおよび79.875インチの高さHを有する。ラックに対する制限は、それが標準のドアを通り抜けることができなければならないということである。この結果を達成するために、ラックの高さは80インチ以下であり、ラックの深さHは、両面ラックの場合、ケージをいずれかの側に積み重ねたときに36インチ以下であるとよい。好ましい実施例において、ラック212は112個のケージ1を支持する。ケージが80インチ〜140インチの床面積を有するため、最低1ケージあたり2匹のラットで、それぞれ300〜400グラムのラットを全部で224匹収容する。同時に、最高25グラムの少なくとも5匹のマウスを1ケージあたりに収容し、ラック全体で560匹のマウスを生産することができる。これは、85.063インチ幅、26.375インチ深さおよび65.062インチ高さであり、140平方インチのケージを36個しか収容できない従来技術によるラット・ユニットに匹敵する。3匹のラットを従来技術ケージの各々に入れて、108匹のラットを生産した。したがって、本発明のラックに収容したラットの数は、ラック専有面積のそれ相応の増大なしに、従来ユニットに収容されるラット数よりも107%も増大することになる。同時に、特にマウス用に設計したラックと比較して、ここに開示したタイプのラット・ケージに収容されるマウスの数の低減は20%未満である。したがって、マウスおよびラット両方を収容するためのラック・システム全体の効率が増大する。
【0045】
次に図7〜10を参照して、ロック15がトップ(蓋)9のスカート部10に取り付けてある。ロック15は、スカート部10に固定した溝形ロック・ハウジング55を含む。ハウジング55内にはロックばね47が配置してあり、これは、視覚アラート(視覚的警告部)45と、固着部分48と、張力部分50と、付勢部分65とを装着した視覚アラート(視覚的警告部)45部分を含む。ロックばね47は、付勢部分65がハウジング55の中心に隣接するようにハウジング55内に設置する。ロックばね47は、任意適当な技術、たとえば、溶接あるいは接着を用いてハウジング55の後壁に固着部分48を連結することによってハウジング55に固着する。代表的な実施例において、ロックばねは、固くて弾力のある材料、たとえば、金属ストリップで構成し、視覚アラート(視覚的警告部)45および張力部50がハウジング55の後壁から隔たるように形状となっている。ピボット57がハウジング55の中心に取り付けてある。ロックばね47は充分な長さとなっており、付勢部分65がピボット57とハウジング55の後壁との中間点まで延びている。
【0046】
ロック・バー53がハウジング55内に配置してあり、これは、アーム59と、このアーム59の端にある弯曲部分61とを含む。ロック・バー53は、隣接した弯曲部分61であるアーム59の端でピボット57に回転可能に装着してある。ロック・バー53は、ロック43が錠止位置あるいは非錠止位置のいずれかにあるときにアーム59の一部がハウジング55の外に突出するに充分な長さとなっており、ロック・バー53を容易に握って回転させることができるようになっている。ロック・フランジ49が、ロック・バー53の弯曲部分61の下縁から水平に延びている。
【0047】
ロック・バー53がロックばね47から離れるように回転したとき、ロック・フランジ49はケージ底部3から離れる方向に向き、そして、ロック15は非錠止位置にある。この位置において、付勢部分65は、ピボット57に隣接するロック・バー53の部分に向かって付勢され、それによって、ロック・バー53がロックばね47に向かって回転しないように保持すると共に、ロック43を非錠止位置に保持する。非錠止位置において、視覚アラート45(好ましくは、黄色いタブ(つまみ)のような容易に見ることができる部材)が露出し、ロック15が非錠止位置にあることを示す。
【0048】
ロック・バー53がロックばね47まで回転したとき、ロック・フランジ49がケージ底部3に設けたノッチ51内に挿入され、それによって、トップ9をケージ底部3に固着する。錠止位置にある間、付勢部分65は、ロック・フランジ49に垂直方向に隣接する部位でロック・バー53の弯曲部分61に向かって付勢され、ロック・バー53がロックばね47から離れる方向に回転するのを防ぐと共に、ロック15を錠止位置に保持する。また、ロック・バー53がロックばね47に向かって錠止位置へ回転するときに視覚アラート45を覆うため、錠止されたケージ1は非錠止ケージ1から容易に識別可能である。
【0049】
本発明に従って構成したラット・ケージ1は、従来技術以上の多くの利点を与える。まず、ケージ底部3の寸法がほぼ80〜140平方インチの面積を有するように最適に選ばれているので、ケージ1は、ILARガイドラインに則りながら、マウス、ラット、ハムスターおよびモルモットに使用することができる。汎用ケージ・サイズを与えることによって、異なったケージ・サイズをサポート(支持部)するために異なったサイズのケージおよび異なったサイズのラックを保管し、管理する必要がなくなる。また、フィーダ(給餌)組立体23が、モジュール式であり、水筒サポート(水筒支持部)31またはフード・ホルダ(食物ホルダ)37のいずれにもスナップ・オン式(スナップ式)に取り付けることによって適用できるため、異なった研究およびラットの種々の食餌要件をサポート(支持)する必要に応じて、フィーダ(給餌)組立体23の保管、管理が非常に簡単になる。
【0050】
本発明のケージ1の耐久性および信頼性もまた向上している。また、トップ(蓋)9の受け入れ部分19によって受け入れたフィーダ(給餌)組立体23から延びる丸みの付いたリップ(へり)17は、ラットがそれをかじり、フィーダ(給餌)組立体23内のフード(食物)に上からアクセスするのを防ぐ。フィーダ(給餌)23のサポート(支持部)52、52′に丸みを付けることによって、フィーダ(給餌)をかじる部位がなくなる。さらに、水筒サポート(支持部)31あるいはフード・ホルダ(食物ホルダ)37(共にステンレス鋼で作ってある)のいずれかをフィーダ(給餌)組立体23のサポート(支持部)52、52′の底部に取り付けることによって、ラットはフィーダ(給餌)組立体23の底部をかじって脱出するのを阻止される。また、トップ(蓋)9をステンレス鋼から形成するかまたはプラスチックの通路62に丸みを付けることによって、ラットはボンネット(覆い)14をかじって脱出することができない。最後に、ボンネット(覆い)14上にロック43を設けることによって、ケージ底部3に収容されたラットは、ボンネット(覆い)14を移動させて脱出することができない。
【0051】
さらに、ケージの換気は、従来技術のケージで使用されていたワイヤ・リッド(針金蓋)を排除し、ベンチュリ効果を減らすことによって非常に改良される。また、フランジ39、39′がフィーダ(給餌)凹部35、35′のそれぞれと面一に装着されるので、ボンネット(覆い)14は、ケージ底部3との密封を向上させ、この接合部で空気が通過するのを阻止し、より多くの空気をフィルタ7に通すことができる。それに加えて、トップ(蓋)9、ケージ底部3間の接合部に沿ってゴムまたはシリコンのようなシーリング部材を設けることによって、密封はさらに改良され、フィルタ7を通しての換気が増大する。
【0052】
本発明に従って構成したケージ1は、また、従来技術のケージより使いやすい。まず、ケージ底部3が透明な材料で構成されているので、ケージ底部3のラットの視認性が改善される。また、ケージ底部3の後部でフィーダ(給餌)組立体23を挿入することによって、動物への視認性、アクセスが向上する。さらに、フィーダ(給餌)組立体23のセクション(部分)52、52′が透明なプラスチックで構成されるので、ボンネット(覆い)14を取り外すことなくフィーダ(給餌)組立体23内のフード(食物)、水のレベル(高さ)を容易に点検することができる。水筒をほぼ垂直位置に支持することによって、ほぼすべての液体を水筒から流出させることができるばかりでなく、或る角度で傾く場合よりも水筒が利用するケージ体積を小さくすることができる。また、成形凹部25を有する水筒21を使用することによって、セクション(部分)52に対する水筒21の挿入、取り出しが簡単になり、リッド(蓋)を別に取り出して、それを傍らに置くという段階を排除できる。それに加えて、ボンネット(覆い)14を一体構造として形成しているため、トップ9、フィルタ7およびフィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5を一緒にケージ底部3から取り出すことができ、ケージ底部3の内部へのアクセスが容易になる。それに加えて、トップ(蓋)9をケージ底部3に固着したままフィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)5をトップ(蓋)9から取り出すことができるので、ラットをケージ底部3内に安全に保持したまま、フィルタ7を点検し、交換することができる。最後に、ロック43の視覚アラート(視覚的警告部)45は、ケージが非錠止位置にあるかどうかの決定を簡単にする。
【0053】
次にケージの第2実施例を示す図13〜16を参照して、ここでは同様の参照符号が同様の構造に用いてあり、フィルタ・ボンネット(覆い)におけるこの実施例と先の実施例との主たる差異は、トップ(蓋)と、このトップ(蓋)の頂部に配置したリテーナ(保持材)と、それらの間に挟んだフィルタと、内面でトップ(蓋)に取り付けたシールド(遮蔽物)とを有する4部分構造として構成してある点である。
【0054】
特に、ボンネット(覆い)200は、リテーナ(保持材)210、トップ(蓋)220、これらの間に配置したフィルタ240およびトップ(蓋)220の内面に取り付けたシールド(遮蔽物)250を含む。ここで再び、トップ(蓋)220が透明な材料で形成してあると好ましい。この材料は、かなりの剛性を有し、ねじり力を加えたときに適度に屈曲することができると好ましい。トップ(蓋)220は、孔224を有し、格子配列を形成する孔あき頂壁222を有する。それぞれ対向した対の側壁226が、頂壁222からほぼ直角に下垂している。ケージ底部3上にボンネット(覆い)200を載せることができるようにトップ(蓋)220に形成した表面は、側壁226からほぼ直角に外方へ延びる連続した横方向周縁フランジ238を含む。連続フランジ230が、ケージ底部3の開いたトップ(頂部)16を囲むように横方向周縁フランジ238から下垂している。リブ237(図13)が、ボンネット(覆い)200を積み重ねることができるようにフランジ230から突出している。さらに、リブ232、234が、頂壁222から突出しており、好ましい実施例フレームにおいては、格子配列が孔224によって形成されている。孔236が頂壁222を貫いて設けてあり、リベット300を受け入れるように寸法取りしてある。
【0055】
図15、16に示すように、フランジ230が、ケージ底部3のリップ(へり)8から隔たり、それを取り囲み、張り出している。したがって、トップ(蓋)220は、不用意にケージ底部3から取りはずことはできず、取り出すためには持ち上げなければならない。ここで、フランジ230とリップ(へり)8の間の間隙空間がケージ底部3上のボンネット(覆い)200のわずかな移動しか許さないようになっていなければならないことは了解されたい。しかしながら、周縁フランジ238は、ボンネット(覆い)200、ケージ底部3間に生じる任意の相対的な横方向運動にもかかわらず、リップ(へり)8と接触したままとなるに充分な横方向寸法を有すると好ましい。それによって、ボンネット(覆い)200、ケージ底部3間の「petric dish」構成の完全性を維持することができる。
【0056】
フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210は、上記トップ(蓋)220と同じ特性を有するが、異なった剛性を有する材料で形成すると好ましい。フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210は、頂壁222の頂面にたいしてエア・フィルタ240を着脱自在に、そして、しっかりと維持する。フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210は、ほぼ平坦な、孔あき頂壁212を含む。頂壁212は、ほぼ矩形の境界部214を含む。境界部214の外縁は、一体成形の側壁216に結合してあり、これらの側壁は、頂壁から下垂し、頂壁212から連続的に延びており、図15、16に示すようにトップ(蓋)220の側壁226に締りばめしている。横方向周縁フランジ218が側壁216から突出している。リブ219が、フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210のそれぞれの角隅から突出し、構造上の完全性を与えている。さらに、リブ219は、連続的に、リテーナ(保持材)、さらにはボンネット(覆い)すら位置決めするための積み重ねガイドとしても作用する。
【0057】
3つの隔たったリブ213、215、217が、境界部214下方で頂壁212の底面から突出し、トップ(蓋)220の頂壁222のリブ232,234を受け入れている。
【0058】
シールド(遮蔽物)250は、孔254を有する頂壁252を有する。側壁256が、頂壁252からほぼ直角に下垂している。フランジ258が、側壁256から或る角度で延びている。スペーサ260が、側壁256に形成してあり、小さいくぼみ262がフランジ258に形成してある。孔264が頂壁252を貫いて形成してあり、頂壁252上の或る位置に一致しており、シールド(遮蔽物)250がトップ(蓋)220内に配置されたとき、頂壁222を貫く孔236と整合する。
【0059】
リベット300が、孔236、264を貫いて延びており、シールド(遮蔽物)250をトップ(蓋)220の頂壁222の下面に取り付けている。スペーサ260およびくぼみ262は、側壁226およびフランジ238のそれぞれと接触し、リベット300と協働して、遊びを少し許すか全く許さない一定距離のところでトップ(蓋)220内にシールド(遮蔽物)250を保持する。フランジ258は、それがケージ底部3のリップ(へり)8上に載る位置へのアクセスを効果的に阻止する距離延びている。好ましい実施例においては、シールド(遮蔽物)250はステンレス鋼で作ってあるが、トップ(蓋)220またはフィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210と同じプラスチック材料で作ってあってもよい。
【0060】
好ましい実施例において、フィルタ240は、商標REEMAY2024の下にデュポンが販売しているタイプのスパン・ボンド・ポリエステルの薄いシートである。11〜13ミルのフィルタ厚さが、トップ220の頂壁222にほぼ等しい面積を有するフィルタとして適切であるとわかった。エア・フィルタ240は、フィルタ・トップ(フィルタ付蓋)220の頂面に装着され、今説明した要領でフィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210によって所定位置に保持される。REEMAY2024は、ほんの一例として説明したものであり、少なくともその特性または類似した特性を有する任意の濾材を利用できる。
【0061】
ボンネット(覆い)200を組み立てるためには、エア・フィルタ240をフィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210の頂壁212の底面に対して配置する。その後、トップ(蓋)220をフィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210内に置き、リブ213、215、217をリブ232、234と相互錠止させ、フィルタ240を頂壁222の頂面に対して所定位置に保持する。フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210の頂壁212は、孔209を備えており、これらの孔は、フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210をトップ(蓋)220上に取り付けらたときに、トップ(蓋)220の頂壁222にある孔224とほぼ同一の広がりを有し、孔224と整合すると好ましい。トップ(蓋)220の頂壁222にあるメッシュ格子は、エア・フィルタ240がもつれるのを防ぎ、エア・フィルタ240を保持するように作用する。同時に、フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210がフィルタ240を頂壁222の頂面に対して所定位置にしっかりと保持する。
【0062】
組み立てたボンネット(覆い)200においては、孔あき頂壁212はフィルタ240上に位置し、処理中にフィルタが損傷するのを防ぐと共に、その移動または座屈を防ぐ。フィルタ240は、それをその装着位置に保持して保護する孔あきトップ(蓋)220上に面一で載る。頂壁222に恒久的に取り付けたシールド(遮蔽物)250は、動物が頂壁222をかじるのを阻止し、さらに、フィルタを下から保護する。さらに、指がフィルタに触れてフィルタ完全性を破壊する可能性があり、したがって、フィルタのいずれかの側部にある孔あき壁が取扱中に技術者がフィルタに触れるのを防ぐと共に、動物がフィルタに触れるのを防ぎ、ワイヤバー・リッド(針金柵蓋)の必要性をなくし、ケージの有効体積を増大させる。
【0063】
フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210は、小さい突起または移動止め227によって所定位置に保持される。これらの突起は、トップ(蓋)220の側壁226の外面に一体成形される。同様に、孔またはスロット(溝)211が、フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210の側壁216に形成してあり、これらは、フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210をトップ220に装着したときに移動止め227をぴったりと受け入れるような位置、寸法となっている。別の実施例において、移動止めは、フィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210の側壁216の内面に形成してもよく、一方、スロット(溝)211は、フィルタ・トップ(フィルタ付蓋)220の側壁226に形成してもよい。また、張力ばめによってトップ220に保持されるようにフィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)210を寸法取りすることも可能である。
【0064】
フィルタをケージ・トップとフィルタ・リテーナ(フィルタ保持材)の間に挟むボンネット(覆い)を設けることによって、フィルタは、不注意による接触から保護される。さらに、ケージ・トップ(ケージ蓋)下方にシールド(遮蔽物)を設けることによって、ケージ・トップ(ケージ蓋)およびフィルタが動物から保護される。さらに、トップ(蓋)にシールド(遮蔽物)を取り付け、シールド(遮蔽物)をトップ(蓋)から隔てることによって、蒸気滅菌に耐えるトップ(蓋)構造を得ることができ、これは、トップ(蓋)の保護を行うと共に、使用時あるいは蒸気滅菌中に分解、再組み立てする必要をなくす。シールド(遮蔽物)、ケージ・トップ(ケージ蓋)間に形成された空間により、組立体全体の洗浄性を向上させることができる。これは、空間が清掃中にごみくずの蓄積を低減し、水浸透を許すからである。フィルタ・トップ(フィルタ付蓋)をケージ上に設置したとき、小さいくぼみにより、シールド(遮蔽物)が、ケージ/フィルタ・トップ(フィルタ付蓋)合流接合部に隣接した領域に突出することができる。これにより、シールド(遮蔽物)が、フィーダ(給餌)組立体を含まないケージ・リップ(へり)、ケージ/トップ(蓋)接合領域およびフード(食物)/水給送領域を保護することができる。シールド(遮蔽物)をステンレス鋼性半チューブ状リベットで止めることによって、過剰な圧力を加えることなく固着状態を得ることができる。過剰圧力は、蒸気滅菌プロセス中の異種材料収縮によるひび割れを生じさせることになる。
【0065】
上記の目的および先の説明から明らかとなる目的が効率よく達成されることは明らかであり、発明の精神、範囲から逸脱することなく上記構造に或る種の変更をなし得るので、上記説明に含まれ、添付図面に示したすべての事項が例示のためであり、限定する意味を持たないと解釈されるべきである。
【0066】
ここで、また、特許請求の範囲が、上記の発明の総括的ならびに特殊な特徴のすべてを網羅し、また、用語上の具合により、それらの間に入ると言える発明範囲のすべての記述を網羅することを意図していることも了解されたい。
【0067】
本発明に関連する好ましい態様として、以下のものをあげることができる。
[1] 開放頂部型ケージ用のフィルタ・ボンネットであって、開放頂部型ケージの開放頂部を覆うようになっているフィルタ・トップを包含し、このフィルタ・トップが、孔あきフィルタ・トップ頂壁およびそこから延びて開放底端を形成するフィルタ・トップ側壁を有する本体部分を有し、また、フィルタ・トップ頂壁に恒久的に取り付けられ、前記フィルタ・トップ側壁によって構成された領域内に配置されたシールドを包含することを特徴とするフィルタ・ボンネット。
[2] 上記[1]記載のフィルタ・ボンネットにおいて、前記シールドが、シールド頂壁と、このシールド頂壁からほぼ直角に延びるシールド側壁と、このシールド側壁からほぼ直角に延びるフランジとを包含し、前記シールドが、前記フィルタ・トップ頂壁に取り付けてあることを特徴とするフィルタ・ボンネット。
[3] 上記[2]記載ののフィルタ・ボンネットにおいて、前記フィルタ頂壁に第1の孔が形成してあり、前記シールドの前記シールド頂壁に第2の孔が形成してあり、さらに、前記シールドを前記フィルタ頂壁に取り付けるように前記第1、第2の孔に入れたリベットを包含することを特徴とするフィルタ・ボンネット。
[4] 上記[1]記載のフィルタ・ボンネットにおいて、前記シールドが、前記フィルタ・トップから所定の距離隔たったところで前記フィルタ・トップ内に配置されることを特徴とするフィルタ・ボンネット。
[5] 上記[3]記載のフィルタ・ボンネットにおいて、前記シールドが、さらに、前記シールド側壁から延びる複数のスペーサと、前記シールド・フランジから延びる複数の小さなくぼみとを包含し、前記フィルタ・トップから所定距離のところに前記シールドを維持することを特徴とするフィルタ・ボンネット。
[6] 上記[1]記載のフィルタ・ボンネットにおいて、前記フィルタ・トップおよび前記シールドに孔が設けてあることを特徴とするフィルタ・ボンネット。
[7] 上記[1]記載のフィルタ・ボンネットにおいて、さらに、フィルタ・トップに嵌合し、フィルタ・トップをほぼ覆うようなサイズのほぼ剛性のフィルタ・リテーナを包含し、このフィルタ・リテーナが、孔あきリテーナ頂壁を有し、フィルタ・リテーナが、リテーナ・トップから延びていて開放底部を形成し、フィルタ・トップに着脱自在に固定したリテーナ側壁も有することを特徴とするフィルタ・ボンネット。
[8] 上記[7]記載のフィルタ・ボンネットにおいて、前記フィルタ・トップ頂壁に孔があけてあり、前記リテーナ頂壁が、フィルタ・トップ頂壁の孔とほぼ同一の広がりを有する孔を包含し、フィルタ・リテーナがフィルタ・トップ上に取り付けられたときに、フィルタ・リテーナの孔がフィルタ・トップの孔とほぼ整合し、さらに、フィルタ・リテーナをフィルタ・トップに着脱自在に固定し、間に1枚のフィルタ材料を封入できる固着部材が設けてあり、この固着部材が、フィルタ・トップおよびリテーナに一体に形成してあることを特徴とするフィルタ・ボンネット。
[9] 上記[8]記載のフィルタ・ボンネットにおいて、固着部材が、少なくとも1つのフィルタ・トップ側壁に形成した少なくとも1つの移動止めと、フィルタ・リテーナがフィルタ・トップに取り付けられたときに、移動止めを受け入れるように配置した、少なくとも1つのリテーナ側壁に形成した少なくとも1つのスロットとを包含することを特徴とするフィルタ・ボンネット。
[10] 上記[8]記載のフィルタ・ボンネットにおいて、フィルタ・トップおよびフィルタ・リテーナが、互いに対して屈曲できるように充分な可撓性を有することを特徴とするフィルタ・ボンネット。
[11] 動物ケージに用いるフィーダ組立体であって、フレームと、このフレームから下行する少なくとも1つのサポートと、前記ケージ内に前記フレームを支持するように前記フレームから延びている一対のフランジとを包含することを特徴とするフィーダ組立体。
[12] 上記[11]記載のフィーダ組立体において、前記フレームが、前記フレームから下行する少なくとも1つの第2サポートを有することを特徴とするフィーダ組立体。
[13] 上記[11]記載のフィーダ組立体において、前記サポートがポリゴンであることを特徴とするフィーダ組立体。
[14] 上記[11]記載のフィーダ組立体において、前記フィーダ組立体が、透明プラスチックで構成されていることを特徴とするフィーダ組立体。
[15] 上記[11]記載のフィーダ組立体において、前記サポートが、開放下端を有し、さらに、スナップ・オン底部を包含し、このスナップ底部が、前記サポートの前記下端に選択的に連結されることを特徴とするフィーダ組立体。
[16] 上記[15]記載のフィーダ組立体において、前記スナップ・オン底部が、そのまわりに延びる上方リップを有し、前記サポートが、前記下端まわりに延びるチャネルを有し、前記上方リップが前記チャネルを受け入れて前記スナップ・オン底部を前記サポートに連結することを特徴とするフィーダ組立体。
[17] 上記[16]記載のフィーダ組立体において、前記上方リップが凹部を有し、前記下端がタブを有し、このタブを前記凹部が受け入れて前記サポートに前記スナップ・オン底部を錠止することを特徴とするフィーダ組立体。
[18] 上記[15]記載のフィーダ組立体において、前記スナップ・オン底部がフード容器であることを特徴とするフィーダ組立体。
[19] 上記[15]記載のフィーダ組立体において、前記スナップ・オン底部が水筒サポートであることを特徴とするフィーダ組立体。
[20] 上記[11]記載のフィーダ組立体において、さらに、前記フレーム上に配置した上方に延びるリップを包含することを特徴とするフィーダ組立体。
[21] 上記[11]記載のフィーダ組立体において、前記フィーダ組立体が、プラスチックで構成してあり、前記サポートが側部を有し、これらの側部が、動物がかじるのを妨げるように丸みを付けてあることを特徴とするフィーダ組立体。
[22] 上記[15]記載のフィーダにおいて、前記スナップ・オン底部が、前記サポートと面一の表面を形成していることを特徴とするフィーダ組立体。
[23] 上記[11]記載のフィーダ組立体において、前記サポートにテーパが付けてあることを特徴とするフィーダ組立体。
[24] 上記[15]記載のフィーダ組立体において、前記スナップ・オン底部にテーパが付けてあることを特徴とするフィーダ組立体。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
動物ケージに用いる給餌組立体であって、フレームと、このフレームから下行する少なくとも1つの支持部と、前記ケージ内に前記フレームを支持するように前記フレームから延びている一対のフランジとを含むことを特徴とする給餌組立体。
【請求項2】
前記フレームが、前記フレームから下行する少なくとも1つの第2支持部を有することを特徴とする請求項1に記載の給餌組立体。
【請求項3】
前記支持部が多角形形状であることを特徴とする請求項1に記載の給餌組立体。
【請求項4】
前記給餌組立体が、透明プラスチックで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の給餌組立体。
【請求項5】
前記支持部が、開放下端を有し、前記給餌組立体はさらに、スナップ式底部を含み、このスナップ式底部が、前記支持部の前記下端に選択的に連結されることを特徴とする請求項1に記載の給餌組立体。
【請求項6】
前記スナップ式底部が、そのまわりに延びる上方へりを有し、前記支持部が、前記下端まわりに延びるチャネルを有し、前記上方へりが前記チャネルを受け入れて前記スナップ式底部を前記支持部に連結することを特徴とする請求項5に記載の給餌組立体。
【請求項7】
前記上方へりが凹部を有し、前記下端がつまみを有し、このつまみを前記凹部が受け入れて前記支持部に前記スナップ式底部を錠止することを特徴とする請求項6に記載の給餌組立体。
【請求項8】
前記スナップ式底部が食物容器であることを特徴とする請求項5に記載の給餌組立体。
【請求項9】
前記スナップ式底部が水筒支持部であることを特徴とする請求項5に記載の給餌組立体。
【請求項10】
さらに、前記フレーム上に配置した上方に延びるへりを含むことを特徴とする請求項1に記載の給餌組立体。
【請求項11】
前記給餌組立体が、プラスチックで構成してあり、前記支持部が側部を有し、これらの側部が、動物がかじるのを妨げるように丸みを付けてあることを特徴とする請求項1に記載の給餌組立体。
【請求項12】
前記スナップ式底部が、前記支持部と面一の表面を形成していることを特徴とする請求項5に記載の給餌組立体。
【請求項13】
前記支持部にテーパが付けてあることを特徴とする請求項1に記載の給餌組立体。
【請求項14】
前記スナップ式底部にテーパが付けてあることを特徴とする請求項5に記載の給餌組立体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2011−200258(P2011−200258A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−155081(P2011−155081)
【出願日】平成23年7月13日(2011.7.13)
【分割の表示】特願2001−501024(P2001−501024)の分割
【原出願日】平成12年6月5日(2000.6.5)
【出願人】(597151150)ラブ プロダクツ インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】