説明

4,4′−ジアゾベンズアニリド染料

本発明は、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体、それらの製造方法、染料としての使用、染色された紙、それらを含む配合物、ならびにまた、その前駆体及びそれらの製造方法に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体、それらの製造方法、それらの染料としての使用、染色された紙、それらを含む配合物、またそれらの前駆体及びその製造方法に関する。
【0002】
4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体は一般的な染料である。
【0003】
WO03/10433は、4,4′−ジアミノ−3′−スルホベンズアニリド、4,4′−ジアミノ−2′−メトキシ−5′−スルホベンズアニリド、3,4′−ジアミノ−3′−スルホベンズアニリド、3,4′−ジアミノ−2′−メトキシ−5′−スルホベンズアニリド、4,3′−ジアミノ−4′−スルホベンズアニリド、3,3′−ジアミノ−4′−スルホベンズアニリド、4,4′−ジアミノ−2′,5′−ジスルホベンズアニリド、3,4′−ジアミノ−2′,5′−ジスルホベンズアニリド、4,4′−ジアミノ−3′−カルボキシベンズアニリド又は3,4′−ジアミノ−3′−カルボキシベンズアニリドから誘導される4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体を記載する。
【0004】
DE2236250A1は、4,4′−ジアミノベンズアニリド、4,4′−ジアミノ−2′−メトキシベンズアニリド、4,4′−ジアミノ−2′−クロロベンズアニリド、4,4′−ジアミノ−2′−クロロベンズアニリド、4,4′−ジアミノ−2′−メチルベンズアニリド又は4,4′−ジアミノ−2′,6′−ジクロロベンズアニリドから誘導される4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体を記載する。
【0005】
EP0262095は、以下の式:
【0006】
【化33】

【0007】
(式中、T1は、水素、メチル又はNHCOCH3であり、T2は、水素、メチル又はメトキシであり、T3は、NHCN又はNHCONH2であり、そしてスルホ基は、6,8又は5,7位にある)で示される4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体を記載する。これらの4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の欠点は、これらの合成が有毒なo−アニシジン又はp−クレシジン誘導体の使用を伴うことである。
【0008】
天然又は合成材料、特に紙を染色する、黄色又は橙色の色合いを持つ染色として使用でき、かつ環境に無害の出発材料から合成できる、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体を提供することが、本発明の目的である。加えて、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体は、優れた色強度、光堅ロウ性及び直接性を示すべきであり、同時に水性配合物として用いられるために十分に水溶性であるべきである。
【0009】
この目的は、請求項1記載の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体、請求項2記載の4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体、請求項3、4及び5記載の方法、請求項9記載の紙ならびに請求項10及び11記載の配合物によって解決される。
【0010】
本発明の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体は、式:(1A)を有し、
【0011】
【化34】

【0012】
式中、
1は、フェニル又は1−若しくは2−ナフチルを表わし、ここで、フェニルは、非置換であることができるか、又はスルホ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C2-4ヒドロキシアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アセトアミド、ウレイド若しくはカルボキシにより一置換又は二置換されていることができ、及びここで、1−若しくは2−ナフチルは、非置換であることができるか、又は1つ以上のスルホ基により置換されていることができ、
2は、以下:
【0013】
【化35】

【0014】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
1は、C1-4アルキル又はフェニルを表わし、ここで、フェニルは、非置換であってもよいか又はC1-4アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロゲンにより一置換されていてもよく、
2は、フェニル又は1−若しくは2−ナフチルを表わし、ここで、フェニルは、非置換であってもよいか、又はスルホ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C2-4ヒドロキシアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アセトアミド、ウレイド若しくはカルボキシにより一置換又は二置換されていてもよく、及びここで、1−若しくは2−ナフチルは、非置換であってもよいか、又はスルホ若しくはカルボキシにより一置換又は二置換されていてもよく、
Yは、O、N−CN又はN−CONH2を表わし、
1は、水素、ヒドロキシ、C1-2アルキル、ヒドロキシエチル、C1-2アルコキシ、カルボキシ、カルバモイル、C1-2アルコキシカルボニルを表わし、
2は、水素、シアノ、ハロゲン、スルホ、C1-2アルキル又はカルバモイルを表わし、ここで、C1-2アルキルは、非置換であってもよいか又はヒドロキシ、フェニル若しくはスルホにより置換されていてもよく、
3は、水素、フェニル、C1-2アルキルフェニル、C1-4アルキルを表わし、ここで、C1-4アルキルは、非置換であってもよいか又はヒドロキシ、シアノ、C1-2アルコキシ若しくはスルホにより置換されていてもよく、
4は、水素又はヒドロキシを表し、
5は、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、カルボキシ、NHCOC1-4アルキルを表わし、
6及びR7は、互いに独立して、水素、ハロゲン、スルホ、C1-4アルキル又はカルボキシを表わし、
8は、水素又はC1-4アルキルを表わし、
9は、水素か、C1-4アルキルを表わし、
10は、水素又はヒドロキシを表し、
11及びR12は、互いに独立して、水素、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アセトアミド、スルホ、カルボキシ、C1-4アルコキシカルボニル又はC1-4アルキルアミノカルボニルを表わし、
2は、水素、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アセトアミド、ウレイド又はスルホを表わし、ここで、C1-4アルキル及びC1-4アルコキシは、非置換であってもよいか又はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アセトアミド、ウレイド若しくはスルホにより置換されていてもよく、
3及びR4は、互いに独立して、水素、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、アセトアミド又はウレイドを表わし、ここで、C1-4アルキル及びC1-4アルコキシは、非置換であってもよいか、又はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、アセトアミド若しくはウレイドにより置換されていてもよく、
1Aは、以下:
【0015】
【化36】

【0016】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
n≧1であり、
1、A2、R2、R3及びR4は、上記で示された意味を有し、そして
Xは、C2-14アルキレンを表わし、ここで、C2-14アルキレンの−CH2CH2CH2−単位は、−CH2−E−CH2−単位に代えられてもよく、ここで、Eは、O、NH又はSを表わす。
【0017】
1-4アルキルは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル又はイソブチルであることができる。C1-4アルコキシは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ又はイソブトキシであることができる。C2-4ヒドロキシアルコキシは、2−ヒドロキシエトキシ、3−ヒドロキシプロポキシ、2−ヒドロキシプロポキシ、1−ヒドロキシイソプロポキシ又は4−ヒドロキシブトキシであることができる。ハロゲンは、フッ素、臭素、塩素又はヨウ素であることができる。C1-2アルキルは、メチル又はエチルである。C1-2アルコキシは、メトキシ又はエトキシである。C1-2アルコキシカルボニルは、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルである。C1-2アルキルフェニルは、o−、m−若しくはp−トリル、又は2−、3−若しくは4−エチルフェニルであることができる。C2-4アルケニルは、ビニル、1−プロペニル、アリル、1−ブテニル又は2−ブテニルであることができる。NHCOC1-4アルキルは、アセトアミド、プロピオニルアミノ又はブチリルアミノであることができる。C1-4アルキルアミノカルボニルは、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、プロピルアミノカルボニル、ブチルアミノカルボニル、tert-ブチルアミノカルボニル又はイソブチルアミノカルボニルであることができる。C1-4アルキルアミノは、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、sec−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ又はイソブチルアミノであることができる。C2-14アルキレンは、エチレン、トリメチレン、プロピレン、テトラメチレン、エチルエチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン又はオクタメチレンであることができる。C2-14アルキレンの−CH2CH2CH2−単位が−CH2−E−CH2−単位に代えられていてもよいC2-14アルキレンの例は(ここで、Eは、Oを表わす)、−CH2CH2−O−CH2CH2−O−CH2CH2−、−CH2CH2−O−CH2CH2−、−CH2CH2−O−CH2CH2−O−CH2CH2−O−CH2CH2−及び−CH2CH2−O−CH2CH2−O−CH2CH2−O−CH2CH2−O−CH2CH2−である。
【0018】
好ましい4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aにおいて、
1は、フェニル又は1−若しくは2−ナフチルを表わし、ここで、フェニル及び1−若しくは2−ナフチルは、少なくとも1つのスルホ基で置換されており、及びここで、フェニルは、追加的に、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C2-4ヒドロキシアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アセトアミド、ウレイド又はカルボキシで一置換されていてもよく、そして
2は、以下:
【0019】
【化37】

【0020】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
1は、C1-4アルキル又はフェニルを表わし、ここで、フェニルは、非置換であってもよいか又はC1-4アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロゲンにより一置換されていてもよく、
2は、フェニル又は1−若しくは2−ナフチルを表わし、ここで、フェニルは、非置換であってもよいか、又はスルホ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C2-4ヒドロキシアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アセトアミド、ウレイド若しくはカルボキシにより一置換又は二置換されていてもよく、及びここで、1−若しくは2−ナフチルは、非置換であってもよいか、又はスルホ若しくはカルボキシにより一置換又は二置換されていてもよく、
Yは、O、N−CN又はN−CONH2を表わし、
1は、水素、ヒドロキシ、C1-2アルキル、ヒドロキシエチル、C1-2アルコキシ、カルボキシ、カルバモイル、C1-2アルコキシカルボニルを表わし、
2は、水素、シアノ、ハロゲン、スルホ、C1-2アルキル又はカルバモイルを表わし、ここで、C1-2アルキルは、非置換であってもよいか又はヒドロキシ、フェニル若しくはスルホにより置換されていてもよく、
3は、水素、フェニル、C1-2アルキルフェニル、C1-4アルキルを表わし、ここで、C1-4アルキルは、非置換であってもよいか又はヒドロキシ、シアノ、C1-2アルコキシ若しくはスルホにより置換されていてもよく、
4は、水素又はヒドロキシを表し、
5は、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、カルボキシ、NHCOC1-4アルキルを表わし、
6及びR7は、互いに独立して、水素、ハロゲン、スルホ、C1-4アルキル又はカルボキシを表わし、
8は、水素又はC1-4アルキルを表わし、
9は、水素か、C1-4アルキルを表わし、
10は、水素又はヒドロキシを表し、
11及びR12は、互いに独立して、水素、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アセトアミド、スルホ、カルボキシ、C1-4アルコキシカルボニル又はC1-4アルキルアミノカルボニルを表わし、
2は、水素、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ又はスルホを表わし、
3及びR4は、互いに独立して、水素又はC1-4アルキルを表わし、
1Aは、以下:
【0021】
【化38】

【0022】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
n≧1であり、
1、A2、R2、R3及びR4は、好ましい4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aで示された意味を有し、そしてXは、C2-14アルキレンを表わし、ここで、C2-14アルキレンの−CH2CH2CH2−単位は、−CH2−E−CH2−単位に代えられてもよく、ここで、Eは、O、NH又はSを表わす。
【0023】
より好ましい4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aにおいて、
1は、フェニル又は2−ナフチルを表わし、ここで、フェニル及び2−ナフチルは、少なくとも1つのスルホ基で置換されており、及びここで、フェニルは、追加的に、C1-4アルキル又はC1-4アルコキシにより一置換されていてもよく、
2は、以下:
【0024】
【化39】

【0025】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
1は、C1-4アルキルを表わし、
2は、フェニルを表わし、ここで、フェニルは、非置換であってもよいか又はスルホ、C1-4アルキル若しくはC1-4アルコキシにより一置換、二置換又は三置換されていてもよく、
Yは、O又はN−CNを表わし、
1は、水素又はC1-2アルキルを表わし、
2は、シアノ、C1-2アルキル又はカルバモイルを表わし、ここで、C1-2アルキルは、非置換であってもよいか又はスルホにより置換されていてもよく、
3は、C1-4アルキルを表わし、
4は、ヒドロキシを表わし、
5は、水素又はC1-4アルキルを表わし、
6及びR7は、互いに独立して、水素、スルホ又はC1-4アルキルを表わし、
9は、水素又はC1-4アルキルを表わし、
2は、水素又はC1-4アルキルを表わし、
3及びR4は、互いに独立して、水素又はC1-4アルキルを表わし、
1Aは、以下:
【0026】
【化40】

【0027】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
n≧1であり、
1、A2、R2、R3及びR4は、上記のより好ましい4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aで示された意味を有する。
【0028】
さらにより好ましい4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aにおいて、
1は、フェニル又は2−ナフチルを表わし、ここで、フェニルは、少なくとも1つのスルホ基により置換されており、2−ナフチルは、少なくとも2つのスルホ基で置換されており、
2は、以下:
【0029】
【化41】

【0030】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
1は、C1-4アルキルを表わし、
2は、フェニルを表わし、ここで、フェニルは、非置換であってもよいか又はスルホ、C1-4アルキル若しくはC1-4アルコキシにより一置換、二置換又は三置換されていてもよく、
Yは、O又はN−CNを表わし、
1は、水素か、C1-2アルキルを表わし、
2は、シアノを表わし、
3は、C1-4アルキルを表わし、
4は、ヒドロキシを表わし、
5は、C1-4アルキルを表わし、
6及びR7は、水素を表わし、
2は、水素又はC1-4アルキルを表わし、
3及びR4は、水素を表わし、
1Aは、以下:
【0031】
【化42】

【0032】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
n≧1であり、
m≧0であり
1、A2、R2、R3及びR4は、上記のさらにより好ましい4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aで示された意味を有する。
【0033】
最も好ましい4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aにおいて、
1は、4−スルホフェニル、6,8−ジスルホ2−ナフチル又は4,8−ジスルホ2−ナフチルを表わし、
2は、以下:
【0034】
【化43】

【0035】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
1は、メチルを表わし、
2は、5−メチル−2−メトキシ−4−スルホフェニルを表わし、
Yは、O又はN−CNを表わし、
1は、メチルを表わし、
2は、シアノを表わし、
3は、エチルを表わし、
4は、ヒドロキシを表わし、
5は、メチルを表わし、
6及びR7は、水素を表わし、
2は、水素又はメチルを表し、
3及びR4は、水素を表わし、
1Aは、2−ヒドロキシエチル及び以下:
【0036】
【化44】

【0037】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
1、A2、R2、R3及びR4は、上記の最も好ましい4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aで示された意味を有する。
【0038】
また本発明の一部であるものは、式(2A):
【0039】
【化45】

【0040】
〔式中、A1、R2、R3及びR4は、上記で示された意味を有し、そして
1Aは、以下:
【0041】
【化46】

【0042】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
n≧1であり、
1、R2、R3及びR4は、上記で示された意味を有し、そして
Xは、C2-14アルキレンを表わし、ここで、C2-14アルキレンの−CH2CH2CH2−単位は、−CH2−E−CH2−単位に代えられてもよく、ここで、Eは、O、NH又はSを表わす〕
で示される4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体である。
【0043】
式(2B):
【0044】
【化47】

【0045】
〔式中、A1、R2、R3及びR4は、上記で示された意味を有し、そして
1Bは、以下:
【0046】
【化48】

【0047】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
n≧1である〕
で示される4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体を製造するための本発明の方法は、
i)式(3):
【0048】
【化49】

【0049】
で示される2−ニトロフェノール誘導体を、式(4B):
【0050】
【化50】

【0051】
(式中、LGは、離脱基を表わす)で示される化合物と反応させて、式(5B):
【0052】
【化51】

【0053】
で示されるニトロベンゾール誘導体を得る工程、
ii)工程i)で得た式5Bのニトロベンゾール誘導体を還元して、式(6B):
【0054】
【化52】

【0055】
で示されるアニリン誘導体を得る工程、
iii)式(7):
【0056】
【化53】

【0057】
で示されるアミンをジアゾ化して、式(8):
【0058】
【化54】

【0059】
で示されるジアゾニウムイオンを得る工程、
iv)工程iii)で得た式8のジアゾニウムイオンと、工程ii)で得た式6Bのアニリン誘導体とをカップリングさせて、式(9B):
【0060】
【化55】

【0061】
のカップリング生成物を得る工程、
v)工程iv)で得た式9Bのカップリング生成物を、式(10):
【0062】
【化56】

【0063】
で示されるニトロベンゾイルクロリド誘導体と反応させて、式(11B):
【0064】
【化57】

【0065】
で示されるニトロ化合物を得る工程、
vi)工程v)で得た式11Bのニトロ化合物を還元して、式2Bの4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体を得る工程
を含む。
【0066】
離脱基は、典型的には、ウィリアムソン合成を介するアルキルアリールエーテル合成に使用される官能基、例えばハロゲン、スルフェート又はアリールスルホネートであり得る。
【0067】
式(2C):
【0068】
【化58】

【0069】
〔式中、A1、R2、R3及びR4は、上記で示された意味を有し、そして
1cは、以下:
【0070】
【化59】

【0071】
を表わし、
式中、
1、R2、R3及びR4は、上記で示された意味を有し、そして
Xは、C2-14アルキレンを表わし、ここで、C2-14アルキレンの−CH2CH2CH2−単位は、−CH2−E−CH2−単位に代えられてもよく、ここで、Eは、O、NH又はSを表わす〕
で示される4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体を製造するための本発明の方法は、
i)式(3):
【0072】
【化60】

【0073】
で示される2−ニトロフェノール誘導体を、式(12):
【0074】
【化61】

【0075】
(式中、LGは、離脱基を表わす)で示される化合物と反応させて、式(13):
【0076】
【化62】

【0077】
で示されるニトロベンゾール誘導体を得る工程、
ii)工程i)で得た式13のニトロベンゾール誘導体を還元して、式(14):
【0078】
【化63】

【0079】
で示されるアニリン誘導体を得る工程、
iii)式(7):
【0080】
【化64】

【0081】
で示されるアミンをジアゾ化して、式(8):
【0082】
【化65】

【0083】
で示されるジアゾニウムイオンを得る工程、
iv)工程iii)で得た式8のジアゾニウムイオンと、工程ii)で得た式14のアニリン誘導体とをカップリングさせて、式(15):
【0084】
【化66】

【0085】
で示されるカップリング生成物を得る工程、
v)工程iv)で得た式15のカップリング生成物を、式(10):
【0086】
【化67】

【0087】
で示されるニトロベンゾイルクロリド誘導体と反応させて、式(16):
【0088】
【化68】

【0089】
で示されるニトロ化合物を得る工程、
vi)工程v)で得た式16のニトロ化合物を還元して、式2Cの4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体を得る工程
を含む。
【0090】
式(1A):
【0091】
【化69】

【0092】
〔式中、A1、A2、R2、R3及びR4は、上記で示された意味を有し、そしてR1Aは、以下:
【0093】
【化70】

【0094】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
n≧1であり、
1、A2、R2、R3及びR4は、上記で示された意味を有し、そして
Xは、C2-14アルキレンを表わし、ここで、C2-14アルキレンの−CH2CH2CH2−単位は、−CH2−E−CH2−単位に代えられてもよく、ここで、Eは、O、NH又はSを表わす〕
で示される4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体を製造するための本発明の方法は、
式(2A):
【0095】
【化71】

【0096】
で示される4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体をジアゾ化して、式(17A):
【0097】
【化72】

【0098】
(式中、A1、R2、R3及びR4は、上記で示された意味を有し、そしてR1Aは、以下:
【0099】
【化73】

【0100】
からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
n≧1であり、
1、A2、R2、R3及びR4は、上記で示された意味を有し、そして
Xは、C2-14アルキレンを表わし、ここで、C2-14アルキレンの−CH2CH2CH2−単位は、−CH2−E−CH2−単位に代えられてもよく、ここで、Eは、O、NH又はSを表わす)
で示されるジアゾニウムイオンを得る工程、
ii)工程i)で得たジアゾニウムイオン17Aと、式(18):
【0101】
【化74】

【0102】
(式中、A2は、上記で示された意味を有する)で示される化合物とをカップリングさせて、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aを得る工程
を含む。
【0103】
好ましくは、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体は、本発明の上記の方法のうちの1つに従って製造される。
【0104】
1−NH2及びA2−Hは、既知の化合物であるか、又は既知の方法により製造されてもよい。
【0105】
4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aは、紙、セルロース、ポリアミド、皮革又はガラス繊維のような天然又は合成材料を染色するために使用できる。好ましくは、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aは、紙を染色するために使用される。
【0106】
4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aで染色された紙も本発明の一部である。
【0107】
4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aは、水性又は固体配合物の形態で、材料に、特に紙に適用することができる。
【0108】
4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aを含む水性及び固体配合物も本発明の一部である。
【0109】
4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aを含む固体配合物は、粉末又は粒状物質であることができ、助剤を含んでもよい。助剤の例は、尿素のような可溶化剤、デキストリン、グラウバー塩又は塩化ナトリウムのような増量剤、リン酸四ナトリウムのような金属イオン封鎖剤、及びまた分散剤及び防塵剤である。
【0110】
4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aを含む水性配合物も助剤を含んでもよい。水性配合物に使用される助剤の例は、ε−カプロラクタム又は尿素のような可溶化剤、グリコール、ポリエチレングリコール、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、アセトアミド、アルカノールアミン又はポリグリコールアミンのような有機溶媒である。
【0111】
好ましくは、水性配合物は、溶液の重量に基づいて5〜30重量%の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aを含む水溶液である。好ましくは、これらの濃縮水溶液は低濃度の無機塩も含有し、これは既知の方法、例えば逆浸透によって達成してもよい。
【0112】
4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aの水性配合物を、インクの調製のために使用することもできる。
【0113】
4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aは黄色又は橙色の色合いを持つ染料であり、これは、環境に無害の出発材料から合成することができ、ならびに良好な色明度、高い直接性、高い染着率及び良好から極めて良好の光堅ロウ性を示す。
【0114】
実施例
実施例1
式(2a)の4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体の調製
【0115】
【化75】

【0116】
(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R、R及びRは、水素であり、ならびにR1A、R1Bそれぞれは、2−ヒドロキシエチルである)
【0117】
エチレンクロロヒドリン(143.2g)を、水(225g)中の2−ニトロフェノール(139.11g)の溶液に75〜80℃でかつpH8.8〜9.3で30分以内に加えた。反応混合物を一晩撹拌し、アンモニア水溶液(25w%、34g)を加え、反応混合物を更に30分間撹拌した。ニトロベンゼン誘導体5a(R1Bは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、水素である)を含む有機層を分離し、エタノール/水(1/3.7、1400ml)の混合物で希釈し、85〜90℃まで加熱した。硫化ナトリウム(141.8g)を加え、反応混合物を、反応が完了するまで撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、濃縮した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、アニリン誘導体6a(R1Bは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、水素である)135.5gを得た。
【0118】
HCl水溶液(32w%、35g)を、水(300ml)中の2−ナフチルアミン−6,8−ジスルホン酸(36.9g)の懸濁液に5〜10℃で加え、続いて亜硝酸ナトリウム(4N、32ml)を40分以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン8a(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルである)を含有する懸濁液を得た。
【0119】
この懸濁液を、水(300ml)中のアニリン誘導体6a(18.9g)の懸濁液にpH4.5〜5.0で30分以内に加えた。反応混合物を、反応が完了するまでpH4.5〜5.0で撹拌した。反応混合物を濃縮し、塩化ナトリウムで処理した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、カップリング生成物9a(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Bは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、水素である)53.7gを得た。
【0120】
アセトン(50ml)中の4−ニトロベンゾイルクロリド(5.7g)の溶液を、水(150g)中のカップリング生成物9a(13g)の懸濁液に32℃未満でかつpH6.5〜7.0で加えた。反応混合物を一晩撹拌し、濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、ニトロ化合物11a(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Bは、2−ヒドロキシエチルであり、R、R及びRは、水素である)13,7gを得た。
【0121】
硫化ナトリウム水溶液(60w%、4.8g)を、水(80g)中のニトロ化合物11a(13g)の懸濁液に50℃で加えた。反応混合物を50〜55℃で1時間撹拌し、塩化ナトリウムで処理し、濃縮した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、式(2a)の4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体8.9gを得た。
【0122】
実施例2〜60
式(2A、2B)の4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体の調製
【0123】
【化76】

【0124】
式中、R及びRは、水素、ならびに表1である。
【0125】
【表1】







【0126】
これら4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体を実施例1と同様にして調製した。
【0127】
実施例61
式(2bi)の4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体の調製
【0128】
【化77】

【0129】
(Aは、6−スルホ−2−ナフチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素であり、ならびにR1A、R1Bそれぞれは、2−ヒドロキシエチルである)
【0130】
エチレンクロロヒドリン(120.8g)を、水(225g)中の4−メチル−2−ニトロフェノール(153.1g)の溶液に75〜80℃でかつpH8.8〜9.3で5分以内に加えた。反応混合物を一晩撹拌し、アンモニア水溶液(25w%、34g)を加え、反応混合物を更に30分間撹拌した。ニトロベンゼン誘導体5b(R1Bは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルである)を含有する有機層を分離し、イソプロパノール(22ml)で希釈し、85〜90℃まで加熱した。水220g中の硫化ナトリウム(132.6g)をゆっくりと加え、反応混合物を、反応が完了するまで撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、アニリン誘導体6b(R1Bは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルである)137gを得た。
【0131】
HCl水溶液(32w%、28.5g)を、水(300ml)中の2−ナフチルアミン−6−スルホン酸(22.3g)の懸濁液に5〜10℃で加え、続いて亜硝酸ナトリウム(4N、25.5ml)を40分以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次に未反応の亜硝塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン8b(Aは、6-スルホ−2−ナフチルである)を含有する懸濁液を得た。
【0132】
この懸濁液を、水(100ml)中のアニリン誘導体6b(R1Bは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルである)(17g)の懸濁液にpH3.0〜3.8で30分以内に加えた。反応混合物を、反応が完了するまでpH3.0〜3.8で撹拌し、一晩撹拌し、濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、カップリング生成物9b(Aは、6−スルホ−2−ナフチルであり、R1Bは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルである)40gを得た。
【0133】
アセトン(75ml)中の4−ニトロベンゾイルクロリド(12.15g)の溶液を、水(150g)中のカップリング生成物9b(25g)の懸濁液に32℃未満でかつpH6.5〜7.0で加えた。反応混合物を一晩撹拌し、濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、ニトロ化合物11b(Aは、6−スルホ−2−ナフチルであり、R1Bは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素である)31.3gを得た。
【0134】
硫化ナトリウム水溶液(60w%、4.8g)を、水(80g)中のニトロ化合物11b(10g)の懸濁液に50℃で加えた。反応混合物を50〜55℃で1時間撹拌し、濾過しフィルターケーキを減圧下で乾燥して、式(2bi)の4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体8.6gを得た。
【0135】
実施例62
式(2bj)の4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体の調製
【0136】
【化78】

【0137】
(Aは、4−スルホフェニルであり、R、R及びRは、水素であり、ならびにR1A、R1Bそれぞれは、2−ヒドロキシエチルである)
【0138】
エチレンクロロヒドリン(143.2g)を、水(225g)中の2−ニトロフェノール(139.11g)の溶液に75〜80℃でかつpH8.8〜9.3で30分以内に加えた。反応混合物を一晩撹拌し、アンモニア水溶液(25w%、34g)を加え、反応混合物を更に30分間撹拌した。ニトロベンゼン誘導体5a(R1Bは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、水素である)を含む有機層を分離し、エタノール/水の混合物(1/3.7、1400ml)で希釈し、85〜90℃まで加熱した。硫化ナトリウム(141.8g)を加え、反応混合物を、反応が完了するまで撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、濃縮した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、アニリン誘導体6a(R1Bは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、水素である)135.5gを得た。
【0139】
HCl水溶液(32w%、42.7g)を、水(200ml)中のアニリン−4−スルホン酸(26g)の懸濁液に5〜10℃で加え、続いて亜硝酸ナトリウム(4N、38ml)を40分以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次に未反応の亜硝酸塩をスルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン8c(Aは、4−スルホ−フェニルである)を含有する懸濁液を得た。
【0140】
この懸濁液を、水(300ml)中のアニリン誘導体6a(24.2g)の懸濁液にpH2.0〜2.5で30分以内に加えた。反応混合物を、反応が完了するまでpH2.0〜2.5で撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、カップリング生成物9c(Aは、4−スルホフェニルであり、R1Bは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、水素である)35.4gを得た。
【0141】
アセトン(30ml)中の4−ニトロベンゾイルクロリド(6g)の溶液を、水(150g)中のカップリング生成物9c(10g)の懸濁液に32℃未満でかつpH6.5〜7.0で加えた。反応混合物を一晩撹拌し、濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、ニトロ化合物11c(Aは、4−スルホフェニルであり、R1Bは、2−ヒドロキシエチルであり、R、R及びRは、水素である)11.1gを得た。
【0142】
硫化ナトリウム水溶液(60w%、4.7g)を、水(100g)中のニトロ化合物11c(10g)の懸濁液に50℃で加えた。反応混合物を50〜55℃で1時間撹拌し、次に塩化ナトリウムで処理した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、式(2bj)の4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体9gを得た。
【0143】
実施例63〜122
式(2A、2B)の4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体の調製
【0144】
【化79】

【0145】
式中、R及びRは、水素、ならびに表2である。
【0146】
【表2】







【0147】
これら4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体は、実施例62と同様にして調製した。
【0148】
実施例123
式(2ds)の4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体の調製
【0149】
【化80】

【0150】
(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素であり、ならびにR1A、R1Cそれぞれは、下記である)
【0151】
【化81】

【0152】
1,2−ビス(2−クロロエトキシ)エタン(56.1g)を、ジメチルホルムアミド(500ml)中の4−メチル−2−ニトロフェノール(91.8g)、炭酸カリウム(91.2g)及びヨウ化カリウム(12.4g)の溶液に、70℃で40分以内に加えた。反応混合物を100℃で3時間撹拌した。次にそれを40℃まで冷却し、濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。残留油状物をtert−ブチルメチルエーテルで希釈し、室温まで冷却した。得られた沈殿物を濾過により分離し、乾燥して、ニトロベンゼン誘導体13a(Rは、メチルであり、Xは、CHCHOCHCHOCHCHである)92.2gを得た。
【0153】
硫化ナトリウム水溶液(60w%、52g)を、ジメチルホルムアミド(250ml)中のニトロベンゼン誘導体13a(84.1g)の溶液に80℃で加え、反応混合物を100 ℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、濃縮した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、アニリン誘導体14a(Rは、メチルであり、Xは、CHCHOCHCHOCHCHである)70.5gを得た。
【0154】
HCl水溶液(32w%、18.8g)を、水(200ml)中の2−ナフチルアミン−6,8−ジスルホン酸(20g)の懸濁液に5〜10℃で加え、続いて亜硝酸ナトリウム(4N、17ml)を40分以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌し、次に未反応の亜硝酸塩をスルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン8a(Aは、6,8−ジスルホナフチルである)を含有する懸濁液を得た。
【0155】
この懸濁液を、水(150ml)中のアニリン誘導体14a(11.9g)の懸濁液にpH2.0〜2.5で30分以内に加えた。反応混合物を、反応が完了するまでpH2.0〜4.0で撹拌した。反応混合物を塩化ナトリウムで処理し、得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、カップリング生成物15a(Aは、6,8−ジスルホナフチルであり、Rは、メチルであり、Xは、CHCHOCHCHOCHCHである)24.5gを得た。
【0156】
アセトン(30ml)中の4−ニトロベンゾイルクロリド(9.7g)の溶液を、水(100g)中のカップリング生成物15a(11.8g)の懸濁液に32℃未満でかつpH6.5〜7.0で加えた。反応混合物を一晩撹拌し、濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、ニトロ化合物16a(Aは、6,8−ジスルホナフチルであり、Rは、メチルであり、Xは、CHCHOCHCHOCHCHであり、R及びRは、水素である)10.8gを得た。
【0157】
硫化ナトリウム水溶液(60w%、4.9g)を、ブライン(20w%、100g)中のニトロ化合物16a(10g)の懸濁液に50℃で加えた。反応混合物を50〜55℃で1時間撹拌し、室温まで冷却し、塩化ナトリウムで処理した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、式(2ds)の4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体6.4gを得た。
【0158】
実施例124〜146
式(2A、2C)の4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体の調製
【0159】
【化82】

【0160】
式中、R1A、R1Cそれぞれは、下記式であり、
【0161】
【化83】

【0162】
Xは、CHCHOCHCHOCHCHであり、R及びRは、水素であり、ならびに表3である。
【0163】
【表3】

【0164】
これら4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体を実施例123と同様にして調製した。
【0165】
実施例147〜170
式(2A、2C)の4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体の調製
【0166】
【化84】

【0167】
式中、R1A、R1Cそれぞれは、下記式であり、
【0168】
【化85】

【0169】
Xは、CHCHCHCHCHCHであり、R及びRは、水素であり、ならびに表4である。
【0170】
【表4】

【0171】
これらの4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体を実施例123と同様にして調製した。
【0172】
実施例171
式(1a)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0173】
【化86】

【0174】
(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、R、R及びRは、水素であり、Aは、下記式である)
【0175】
【化87】

【0176】
亜硝酸ナトリウム水溶液(4N、3ml)を、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体2a(7g)の懸濁液に加え、それを実施例1に記載のように水(100g)中で調製した。得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、ブライン(25w%、70g)中のHCl(32w%、4g)の溶液に5℃で40分間以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌した。次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン17a(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、R、R及びRは、水素である)を含有する懸濁液を得た。
【0177】
バルビツール酸(1.55g)をこの懸濁液に加えた。反応混合物のpHを4.0に調整した。反応混合物をpH3.5〜4.0で室温まで温め、反応が完了するまで撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1a、5.5gを得た。
【0178】
実施例172
式(1b)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0179】
【化88】

【0180】
(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、R、R及びRは、水素であり、Aは下記式である)
【0181】
【化89】

【0182】
亜硝酸ナトリウム水溶液(4N、3ml)を、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体2a(7g)の懸濁液に加え、それを実施例1に記載のように水(100g)中で調製した。得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、ブライン(25w%、70g)中のHCl(32w%、3.5g)の溶液に、5℃で40分以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌した。次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン17a(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、R、R及びRは、水素である)を含有する懸濁液を得た。
【0183】
シアノイミノバルビツール酸(1.85g)を、この懸濁液に加えた。反応混合物のpHを4.0に調整した。反応混合物をpH3.5〜4.0で室温まで温め、反応が完了するまで撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1b、7.2gを得た。
【0184】
実施例173
式(1c)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0185】
【化90】

【0186】
(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、R、R及びRは、水素であり、Aは、下記式である)
【0187】
【化91】

【0188】
亜硝酸ナトリウム水溶液(4N、3ml)を、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体2a(7g)の懸濁液に加え、実施例1に記載のように水(100g)中で調製した。得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、ブライン(25w%、70g)中のHCl(32w%、3.5g)の溶液に、5℃で40分以内に加えた。混合物を1時間撹拌した。次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン17a(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2-ヒドロキシエチルであり、R、R及びRは、水素である)を含有する懸濁液を得た。
【0189】
2−メトキシ−5−メチル−4−スルホアセトアセトアニリド、ナトリウム塩(3.9g)を、この懸濁液に加えた。反応混合物のpHを4.0に調整した。反応混合物をpH3.5〜4.0で室温まで温め、反応が完了するまで撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1c、8.3gを得た。
【0190】
実施例174
式(1d)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0191】
【化92】

【0192】
(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素であり、Aは、下記式である)
【0193】
【化93】

【0194】
塩化ナトリウム(20g)及びHCl(32w%、3.5g)を、4−アミノ−4′アゾベンズアニリド誘導体2f(7g)の懸濁液に加え、それを実施例1と同様にして水(100g)中で調製した。得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、亜硝酸ナトリウム水溶液(4N、3ml)を0〜5℃で40分以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌した。次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン17b(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2-ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素である)を含有する懸濁液を得た。
【0195】
シアノイミノバルビツール酸(1.81g)をこの懸濁液に加えた。反応混合物のpHを4.0に調整した。反応混合物をpH3.5〜4.0で室温まで温め、反応が完了するまで撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1d、8.9gを得た。
【0196】
実施例175
式(1e)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0197】
【化94】

【0198】
(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素であり、Aは、下記式である)
【0199】
【化95】

【0200】
塩化ナトリウム(20g)及びHCl(32w%、3.5g)を、4−アミノ−4′-アゾベンズアニリド誘導体2f(7g)の懸濁液に加え、それを実施例1と同様に水(100g)中で調製した。得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、亜硝酸ナトリウム水溶液(4N、3ml)を0〜5℃で40分以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌した。次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン17b(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素である)を含有する懸濁液を得た。
【0201】
バルビツール酸(1.53g)をこの懸濁液に加えた。反応混合物のpHを4.0に調整した。反応混合物をpH3.5〜4.0で室温まで温め、反応が完了するまで撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1e、6.5gを得た。
【0202】
実施例176
式(1f)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0203】
【化96】

【0204】
(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素であり、Aは、下記式である)
【0205】
【化97】

【0206】
塩化ナトリウム(20g)及びHCl(32w%、3.5g)を、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体2f(7g)の懸濁液に加え、それを実施例1と同様にして水(100g)中で調製した。得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、亜硝酸ナトリウム水溶液(4N、3ml)を0〜5℃で40分以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌した。次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン17b(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2-ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルはであり、R及びRは、水素である)を含有する懸濁液を得た。
【0207】
2−メトキシ−5−メチル−4−スルホアセトアセトアニリド、ナトリウム塩(3.84g)をこの懸濁液に加えた。反応混合物のpHを6.5に調整した。反応混合物をpH6.5〜7.0で室温まで温め、反応が完了するまで撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1f、10gを得た。
【0208】
実施例177
式(1g)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0209】
【化98】

【0210】
(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素であり、Aは、下記式である)
【0211】
【化99】

【0212】
塩化ナトリウム(15g)及びHCl(32w%、2g)を、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体2f(3.6g)の懸濁液に加え、それを実施例1と同様に水(75g)中で調製した。得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、亜硝酸ナトリウム水溶液(4N、1.5ml)を0〜5℃で40分以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌した。次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン17b(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素である)を含有する懸濁液を得た。
【0213】
3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オン(1.07g)をこの懸濁液に加えた。反応混合物のpHを5.0に調整した。反応混合物をpH5.0〜5.5で室温まで温め、反応が完了するまで撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1g、4.5gを得た。
【0214】
実施例178
式(1h)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0215】
【化100】

【0216】
(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素であり、Aは下記式である)
【0217】
【化101】

【0218】
塩化ナトリウム(20g)及びHCl(32w%、2.5g)を、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体2f(4.5g)の懸濁液に加え、それを実施例1と同様にして水(100g)中で調製した。得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、亜硝酸ナトリウム水溶液(4N、2ml)を0〜5℃で40分以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌した。次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン17b(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素である)を含有する懸濁液を得た。
【0219】
3−シアノ−1−エチル−6−ヒドロキシ−4−メチル−2−ピリドン(1.35g)をこの懸濁液に加えた。反応混合物のpHを3.0に調整した。反応混合物をpH3.0〜3.5で室温まで温め、反応が完了するまで撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1h、5.2gを得た。
【0220】
実施例179〜196
式(1A)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0221】
【化102】

【0222】
式中、Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、R及びRは、水素であり、ならびに表5である。
【0223】
【表5】





【0224】
これら4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体を実施例171と同様にして調製した。
【0225】
実施例197〜200
式(1A)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0226】
【化103】

【0227】
式中、Aは、4,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、R及びRは水素であり、ならびに表6である。
【0228】
【表6】

【0229】
これら4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体を、実施例171と同様にして、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体2k(実施例11)から出発して調製した。
【0230】
実施例201〜203
式(1A)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0231】
【化104】

【0232】
式中、Aは、6−スルホ−2−ナフチルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、R及びRは、水素であり、ならびに表7である。
【0233】
【表7】

【0234】
これら4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体を、実施例171と同様にして、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体1bi(実施例61)から出発して調製した。
【0235】
実施例204
式(1ai)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0236】
【化105】

【0237】
(Aは、4−スルホフェニルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、水素であり、R及びRは、水素であり、Aは、下記式である)
【0238】
【化106】

【0239】
亜硝酸ナトリウム水溶液(4N、3ml)を、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体2bj(6g)の懸濁液に加え、それを実施例62に記載のように水(100g)中で調製した。得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、水(50g)中のHCl(32w%、4.5g)及び塩化ナトリウム(25g)の溶液に5℃で1時間以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌した。次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン17c(Aは、4−スルホフェニルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、R、R及びRは、水素である)を含有する懸濁液を得た。
【0240】
バルビツール酸(1.72g)をこの懸濁液に加えた。反応混合物のpHを4.0に調整した。反応混合物をpH4.0〜4.5で室温まで温め、反応が完了するまで撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1ai、7.5gを得た。
【0241】
実施例205
式(1aj)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0242】
【化107】

【0243】
(Aは、4−スルホフェニルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、水素であり、R及びRは、水素であり、Aは、下記式である)
【0244】
【化108】

【0245】
亜硝酸ナトリウム水溶液(4N、3ml)を、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体2bj(6g)の懸濁液に加え、それを実施例62に記載のように水(100g)中で調製した。得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、水(50g)中のHCl(32w%、4.5g)及び塩化ナトリウム(25g)の溶液に、5℃で1時間以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌した。次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン17c(Aは、4−スルホフェニルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、R、R及びRは、水素である)を含有する懸濁液を得た。
【0246】
シアノイミノバルビツール酸(2.04g)をこの懸濁液に加えた。反応混合物のpHを4.0に調整した。反応混合物をpH4.0〜4.5で室温まで温め、反応が完了するまで撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1aj、4.9gを得た。
【0247】
実施例206
式(1ak)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0248】
【化109】

【0249】
(Aは、4−スルホフェニルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、Rは、水素であり、R及びRは、水素であり、Aは、下記式である)
【0250】
【化110】

【0251】
亜硝酸ナトリウム水溶液(4N、3ml)を、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体2bj(6g)の懸濁液に加え、それを実施例62に記載のようにして水(100g)中で調製した。得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、水(50g)中のHCl(32w%、4.5g)及び塩化ナトリウム(25g)の溶液に5℃で1時間以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌した。次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン17c(Aは、4−スルホフェニルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、R、R及びRは、水素である)を含有する懸濁液を得た。
【0252】
2−メトキシ−5−メチル−4−スルホアセトアセトアニリド、ナトリウム塩(4.33g)をこの懸濁液に加えた。反応混合物のpHを4.0に調整した。反応混合物をpH6.5〜7.0で室温まで温め、反応が完了するまで撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1ak、8.4gを得た。
【0253】
実施例207〜229
式(1A)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0254】
【化111】

【0255】
式中、Aは、4−スルホフェニルであり、R1Aは、2−ヒドロキシエチルであり、R及びRは、水素であり、ならびに表8である。
【0256】
【表8】







【0257】
これら4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体は、実施例204と同様にして調製した。
【0258】
実施例230
式(1bi)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0259】
【化112】

【0260】
(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは水素であり、R1Aは、下記式であり、
【0261】
【化113】

【0262】
は、下記式である)
【0263】
【化114】

【0264】
亜硝酸ナトリウム水溶液(4N、2.1ml)を、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体2ds(5g)の懸濁液に加え、それを実施例123に記載のように水(100g)中で調製した。得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、水(50g)中のHCl(32w%、2.8g)及び塩化ナトリウム(20g)の溶液に、5℃で1時間以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌した。次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン17d(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素であり、ならびにR1Aは、下記式である)を含有する懸濁液を得た。
【0265】
【化115】

【0266】
2−メトキシ−5−メチル−4−スルホアセトアセトアニリド、ナトリウム塩(2.71g)をこの懸濁液に加えた。反応混合物のpHを4.0に調整した。反応混合物をpH6.5〜7.0で室温まで温め、反応が完了するまで撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、4,4′−ジ−アゾベンズアニリド誘導体1bi、4.5gを得た。
【0267】
実施例231
式(1bj)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0268】
【化116】

【0269】
(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素であり、R1Aは、下記式であり、
【0270】
【化117】

【0271】
は、下記式である)
【0272】
【化118】

【0273】
亜硝酸ナトリウム水溶液(4N、1.7ml)を、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体2ds(4g)の懸濁液に加え、それを実施例123に記載のように水(100g)中で調製した。得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、水(50g)中のHCl(32w%、2.0g)及び塩化ナトリウム(20g)の溶液に5℃で1時間以内に加えた。反応混合物を1時間撹拌した。次に未反応の亜硝酸塩を、スルファミン酸を加えて破壊した。ジアゾニウムイオン17d(Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、Rは、メチルであり、R及びRは、水素であり、ならびにR1Aは、下記式である)を含有する懸濁液を得た。
【0274】
【化119】

【0275】
シアノイミノバルビツール酸(1.01g)をこの懸濁液に加えた。反応混合物のpHを4.0に調整した。反応混合物をpH4.5〜5.0で室温まで温め、反応が完了するまで撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、フィルターケーキを減圧下で乾燥して、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1bj、2.9gを得た。
【0276】
実施例232〜255
式(1A)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0277】
【化120】

【0278】
式中、Aは、6,8−ジスルホ−2−ナフチルであり、R及びRは、水素であり、R1Aは、下記式であり、
【0279】
【化121】

【0280】
ならびに表9である。
【0281】
【表9】







【0282】
これら4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体を実施例231と同様にして調製した。
【0283】
実施例256〜281
式(1A)の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の調製
【0284】
【化122】

【0285】
式中、Aは、4−スルホフェニルであり、R及びRは、水素であり、ならびにR1Aは、下記式であり、
【0286】
【化123】

【0287】
ならびに表10である。
【0288】
【表10】







【0289】
これら4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体を実施例231と同様にして調製した。
【0290】
適用例
50重量%の亜硫酸塩晒し長繊維(トウヒ)の懸濁液と50重量%の亜硫酸晒し短繊維(ブナ)の懸濁液との繊維混合物を、脱イオン水に、2%懸濁液として懸濁し、精製し、22°SR(Schopper Riegler)まで叩いた。遠心分離により脱水し、乾燥重量を調べた後、乾燥繊維10g相当をビーカーの中に入れ、水道水で最終容量の500mLに希釈した。1時間撹拌した後、乾燥繊維の重量に基づいて基準深0.2の染色を生成するのに十分な対応する4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の量を、5g/L水溶液として組成懸濁液に加えて、撹拌を更に15分間続けた。懸濁液を水道水で700mLにし、得られた懸濁液の300mLから、Lhomargyシート形成機を使用して手すきシートを作製した。シリンダー上で90℃で12分間乾燥した後、得られた染料のCIELab座標及び染着率を測定した。CIELab座標は、染料の色合い(色相(°Hue)値により特徴付けられる)及び染色の色明度(C*値により特徴付けられる)を計算するために使用した。廃液の戻り水の評価も1〜5のスケールで評価した。光堅ロウ性は、キセノンランプ及び1〜8のスケールに対応するブルーウール基準を使用して、ISO/105/B02に従って決定した。
【0291】
結果を下記の表11にまとめた。
【0292】
【表11】

【0293】
考察
4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aは、黄色又は橙色の色合い(72.6〜92.7の色相値)を持つ染料であることが判り得る。65までのC*値が、そのような構造に関連する良好な色明度を確認する。戻り水の1は、濃く着色され、一方、戻り水の5は、無色である。見て判るように、本発明の染料はほぼ無色の戻り水をもたらし、したがって、高い直接性を示す。最大染着率は100%である。95%を超える染着率は、優れていると考慮することができ、90%を超える染着率は、極めて良好であると考慮することができる。光堅ロウ性の1は、極めて劣悪であり、一方、光堅ロウ性の8は、実現しうる最高の堅ロウ性である。紙では、光堅ロウ性は通常6.5を超えることは決してなく、したがって、本発明の染料は良好から極めて良好の光堅ロウ性を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1A):
【化1】


〔式中、
1は、フェニル又は1−若しくは2−ナフチルを表わし、ここで、フェニルは、非置換であることができるか、又はスルホ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C2-4ヒドロキシアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アセトアミド、ウレイド若しくはカルボキシにより一置換又は二置換されていることができ、及びここで、1−若しくは2−ナフチルは、非置換であることができるか、又は1つ以上のスルホ基により置換されていることができ、
2は、以下:
【化2】


からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
1は、C1-4アルキル又はフェニルを表わし、ここで、フェニルは、非置換であってもよいか又はC1-4アルキル、C1-4アルコキシ若しくはハロゲンにより一置換されていてもよく、
2は、フェニル又は1−若しくは2−ナフチルを表わし、ここで、フェニルは、非置換であってもよいか、又はスルホ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C2-4ヒドロキシアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アセトアミド、ウレイド若しくはカルボキシにより一置換又は二置換されていてもよく、及びここで、1−若しくは2−ナフチルは、非置換であってもよいか、又はスルホ若しくはカルボキシにより一置換又は二置換されていてもよく、
Yは、O、N−CN又はN−CONH2を表わし、
1は、水素、ヒドロキシ、C1-2アルキル、ヒドロキシエチル、C1-2アルコキシ、カルボキシ、カルバモイル、C1-2アルコキシカルボニルを表わし、
2は、水素、シアノ、ハロゲン、スルホ、C1-2アルキル又はカルバモイルを表わし、ここで、C1-2アルキルは、非置換であってもよいか又はヒドロキシ、フェニル若しくはスルホにより置換されていてもよく、
3は、水素、フェニル、C1-2アルキルフェニル、C1-4アルキルを表わし、ここで、C1-4アルキルは、非置換であってもよいか又はヒドロキシ、シアノ、C1-2アルコキシ若しくはスルホにより置換されていてもよく、
4は、水素又はヒドロキシを表し、
5は、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、カルボキシ、NHCOC1-4アルキルを表わし、
6及びR7は、互いに独立して、水素、ハロゲン、スルホ、C1-4アルキル又はカルボキシを表わし、
8は、水素又はC1-4アルキルを表わし、
9は、水素、C1-4アルキルを表わし、
10は、水素又はヒドロキシを表し、
11及びR12は、互いに独立して、水素、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、アセトアミド、スルホ、カルボキシ、C1-4アルコキシカルボニル又はC1-4アルキルアミノカルボニルを表わし、
2は、水素、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アセトアミド、ウレイド又はスルホを表わし、ここで、C1-4アルキル及びC1-4アルコキシは、非置換であってもよいか又はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アセトアミド、ウレイド若しくはスルホにより置換されていてもよく、
3及びR4は、互いに独立して、水素、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、アセトアミド又はウレイドを表わし、ここで、C1-4アルキル及びC1-4アルコキシは、非置換であってもよいか、又はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、C1-4アルキルアミノ、アセトアミド若しくはウレイドにより置換されていてもよく、
1Aは、以下:
【化3】


からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
n≧1であり、
1、A2、R2、R3及びR4は、上記で示された意味を有し、そして
Xは、C2-14アルキレンを表わし、ここで、C2-14アルキレンの−CH2CH2CH2−単位は、−CH2−E−CH2−単位に代えられてもよく、ここで、Eは、O、NH又はSを表わす〕
で示される4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体。
【請求項2】
式(2A):
【化4】


〔式中、A1、R2、R3及びR4は、請求項1で示された意味を有し、そして
1Aは、以下:
【化5】


からなる群より選択される残基を表わし、
ここで、
n≧1であり、
1、R2、R3及びR4は、上記で示された意味を有し、そして
Xは、C2-14アルキレンを表わし、ここで、C2-14アルキレンの−CH2CH2CH2−単位は、−CH2−E−CH2−単位に代えられてもよく、ここで、Eは、O、NH又はSを表わす〕
で示される、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体。
【請求項3】
式(2B):
【化6】


〔式中、A1、R2、R3及びR4は、請求項1で示された意味を有し、そして
1Bは、以下:
【化7】


からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
n≧1である〕
で示される4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体の製造方法であって、
i)式(3):
【化8】


で示される2−ニトロフェノール誘導体を、式(4B):
【化9】


(式中、LGは、離脱基を表わす)で示される化合物と反応させて、式(5B):
【化10】


で示されるニトロベンゾール誘導体を得る工程、
ii)工程i)で得た式5Bのニトロベンゾール誘導体を還元して、式(6B):
【化11】


で示されるアニリン誘導体を得る工程、
iii)式(7):
【化12】


で示されるアミンをジアゾ化して、式(8):
【化13】


で示されるジアゾニウムイオンを得る工程、
iv)工程iii)で得た式8のジアゾニウムイオンと、工程ii)で得た式6Bのアニリン誘導体とをカップリングさせて、式(9B):
【化14】


で示されるカップリング生成物を得る工程、
v)工程iv)で得た式9Bのカップリング生成物を、式(10):
【化15】


で示されるニトロベンゾイルクロリド誘導体と反応させて、式(11B):
【化16】


で示されるニトロ化合物を得る工程、
vi)工程v)で得た式11Bのニトロ化合物を還元して、式2Bの4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体を得る工程
を含む方法。
【請求項4】
式(2C):
【化17】


〔式中、A1、R2、R3及びR4は、請求項1で示された意味を有し、そして
1cは、以下:
【化18】


を表わし、
式中、
1、R2、R3及びR4は、請求項1で示された意味を有し、そして
Xは、C2-14アルキレンを表わし、ここで、C2-14アルキレンの−CH2CH2CH2−単位は、−CH2−E−CH2−単位により代えられてもよく、ここで、Eは、O、NH又はSを表わす〕
で示される4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体の製造方法であって、
i)式(3):
【化19】


で示される2−ニトロフェノール誘導体を、式(12):
【化20】


(式中、LGは、離脱基を表わす)で示される化合物と反応させて、式(13):
【化21】


で示されるニトロベンゾール誘導体を得る工程、
ii)工程i)で得た式13のニトロベンゾール誘導体を還元して、式(14):
【化22】


で示されるアニリン誘導体を得る工程、
iii)式(7):
【化23】


で示されるアミンをジアゾ化して、式(8):
【化24】


で示されるジアゾニウムイオンを得る工程、
iv)工程iii)で得た式8のジアゾニウムイオンと、工程ii)で得た式14のアニリン誘導体とをカップリングさせて、式(15):
【化25】


で示されるカップリング生成物を得る工程、
v)工程iv)で得たカップリング生成物15を、式(10):
【化26】


で示されるニトロベンゾイルクロリド誘導体と反応させて、式(16):
【化27】


で示されるニトロ化合物を得る工程、
vi)工程v)で得たニトロ化合物16を還元して、4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体2Cを得る工程
を含む方法。
【請求項5】
式(1A):
【化28】


〔式中、A1、A2、R1A、R2、R3及びR4は、請求項1で示された意味を有する〕
で示される4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の製造方法であって、
式(2A):
【化29】


で示される4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体をジアゾ化して、式(17A):
【化30】


(式中、A1、R2、R3及びR4は、請求項1で示された意味を有し、そしてR1Aは、以下:
【化31】


からなる群より選択される残基を表わし、
式中、
n≧1であり、
1、A2、R2、R3及びR4は、請求項1で示された意味を有し、そして
Xは、C2-14アルキレンを表わし、ここで、C2-14アルキレンの−CH2CH2CH2−単位は、−CH2−E−CH2−単位に代えられてもよく、ここで、Eは、O、NH又はSを表わす)
で示されるジアゾニウムイオン得る工程、
ii)工程i)で得たジアゾニウムイオン17Aと、式(18):
【化32】


(式中、A2は、請求項1で示された意味を有する)で示される化合物とをカップリングさせて、4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体1Aを得る工程
を含む方法。
【請求項6】
4−アミノ−4′−アゾベンズアニリド誘導体が請求項3又は4の方法に従って製造される、請求項5記載の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の製造方法。
【請求項7】
天然又は合成材料を染色するための、請求項1記載の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の使用。
【請求項8】
紙を染色するための、請求項1記載の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体の使用。
【請求項9】
請求項1記載の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体で染色された紙。
【請求項10】
請求項1記載の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体を含む水性配合物。
【請求項11】
請求項1記載の4,4′−ジアゾベンズアニリド誘導体を含む固体配合物。

【公表番号】特表2008−517127(P2008−517127A)
【公表日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−537254(P2007−537254)
【出願日】平成17年10月10日(2005.10.10)
【国際出願番号】PCT/EP2005/055118
【国際公開番号】WO2006/042801
【国際公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願人】(396023948)チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド (530)
【氏名又は名称原語表記】Ciba Specialty Chemicals Holding Inc.
【Fターム(参考)】