説明

CELL_FACH状態において不連続受信およびダウンリンクの周波数間および無線アクセス技術間の測定を行うための方法および装置

CELL_FACH状態においてDRX(不連続受信)およびダウンリンクの周波数間およびRAT(無線アクセス技術)間の測定を行う方法および装置が開示される。DRXモードにある間、WTRU(無線送受信ユニット)は、DRX期間に入る測定機会に周波数間およびRAT間の測定を行うことができる。WTRUは、T321タイマが稼働している間に測定を行うことができる。WTRUは、DRX動作が進行中であった場合の最後の受信フレームの後にDRXフレームが一致するであろう最初の予め定められた数のフレームで測定を行うことができる。WTRUは、セルのすべてのWTRUに共通の共通DRXパターンによるCELL_FACH状態でのダウンリンク受信のために定期的にウェイクアップしてもよく、または命令を受信すると、DRXからウェイクアップし、共通トラフィックを受信してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)リリース7のCPC(連続パケット接続性)の特徴の一部として、CELL_DCH状態(state)におけるDRX(不連続受信)およびDTX(不連続送信)が導入された。CELL_DCH状態のWTRU(無線送受信ユニット)に適用されるDRXおよびDTXによって、無線アクセスネットワークは、WTRUによってもたらされる干渉を低減(すなわち、システム容量の浪費を低減)するために、CELL_DCH状態において非アクティブのWTRUを一時的に維持できるようにし、WTRUのバッテリ消費を低減する。リリース7では、CELL_PCH状態において、2段式のDRX方式が導入された。CELL_PCHに移行すると、WTRUは、より短いDRXサイクルを使用してDRXモードに入り、非アクティブの期間の後、より長いDRXサイクルに切り替わる。
【0003】
3GPPリリース8の開発の一部として、RACH(ランダムアクセスチャネル)の代わりにE−DCH(拡張専用チャネル)送信を可能にし、DRX動作を有効にする(enable)ことによって、CELL_FACH状態でのWTRU動作を強化することが同意された。WTRUは、従来のRACHランプアップ手順を使用して、リソースの割り当てを要求し、WTRUに割り振られたE−DCHリソースを示す肯定応答を受信することになるであろう。リソースは、アップリンクチャネル(E−DPDCH(E−DCH専用物理データチャネル)、E−DPCCH(E−DCH専用物理制御チャネル))と、ダウンリンクチャネル(E−HICH(E−DCH HARQインジケータチャネル)、E−RGCH(E−DCH相対許可チャネル)、E−AGCH(E−DCH絶対許可チャネル))との組から成る。リソースは、NodeBによって管理される共有E−DCHリソースの小さいプールから取得される。WTRUがアップリンク送信を完了すると、リソースは、別のWTRUに割り当てられるようにプールに戻される。さらに、WTRUがE−DCHリソースを割り振られたときを除いて、WTRUがCELL_FACH状態にある全時間は常に使用される固定のDRXパターンを定義することが導入された。DRXパターンは、受信バースト、それに続くDRX期間を含む。こうしたDRX期間の間、ネットワークは、このWTRUに対してHS−DSCH(高速ダウンリンク共有チャネル)トラフィックをスケジュールしないことを保証する。
【0004】
CELL_FACHのWTRUは、他の周波数および他のRAT(無線アクセス技術)におけるセルでの測定を行うことが要求される。こうした測定は、周波数間(inter−frequency)およびRAT間(inter−RAT)の測定と呼ばれる。これらの測定を開始する基準、および監視すべきセルは、ブロードキャストされるシステム情報を通じて指定される。WTRUが他の周波数および他のRATでセルを測定できるようにするために、WTRUはダウンリンク送信における測定ギャップが提供される。こうした測定ギャップの間、WTRUは、その受信機を他の周波数または他のRATに合わせ、必要な測定を行うことができる。
【0005】
CELL_FACHにある間、測定ギャップは、FACH測定機会(FACH measurement occasions)と呼ばれる。FACH測定機会は、ネットワークはどんなデータもWTRUにスケジュールせず、これによってWTRUが他の周波数またはRATで測定を行うことができる無線フレームを定義する。
【0006】
CELL_FACHでのHS−DSCH受信がサポートされていないとき、FACH測定機会は、SFNが以下を満たすフレームの間に生じるように定義される。
SFN div N=C_RNTI mod M_REP+n*M_REP 式(1)
ここで、C_RNTIはセル特有のWTRUアドレス(セルRNTI)、M_REPは測定機会のサイクル長=2kであり、kは、システム情報においてブロードキャストされる係数であり、Nは、測定機会における10msフレームの数を示し、n=0,1,2,3・・・である。
【0007】
CELL_FACHでのHS−DSCH受信がサポートされているとき、FACH測定機会は、SFNが以下を満たすフレームの間に生じるように定義される。
SFN=H−RNTI mod M_REP+n*M_REP 式(2)
ここで、H−RNTIは、変数H_RNTIに格納された値であるHS−DSCH無線ネットワーク一時識別子であり、M_REPは、測定機会のサイクル長=2kであり、kは、FACH測定機会のサイクル長の係数である。CELL_FACHでのHS−DSCH受信がサポートされているとき、10msフレームのFACH測定機会は、M_REPフレームごとに繰り返される。
【0008】
CELL_FACHにある間、ネットワークは、共通トラフィックをすべてのWTRUに送信することが要求され得る。この共通トラフィックは、制御プレーンデータまたはユーザプレーンデータのいずれかとすることができる。この制御プレーンデータは、BCCH(ブロードキャスト制御チャネル)/CCCH(共通制御チャネル)を介したすべての制御トラフィックのためのものとすることができる。制御プレーンデータは、以下のRRC(無線リソース制御)メッセージ:セル更新確認(CELL UPDATE CONFIRM)、URA更新確認(URA UPDATE CONFIRM)、システム情報変更指示(SYSTEM INFORMATION CHANGE INDICATION)などを含む。
【0009】
さらに、MCCH(MBMS(マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス)制御チャネル)およびMSCH(MBMSスケジューリングチャネル)を介したいくつかのMBMS関連の制御メッセージは、MBMSアクセス情報、MBMS共通P−T−M RB情報、MBMSカレントセルP−T−M RB情報、MBMS一般情報、MBMS変更サービス情報、MBMS隣接セルP−T−M RB情報、MBMSスケジューリング情報、MBMS未変更サービス情報などを含めて、CELL_FACHのすべてのWTRUへの送信を必要とし得る。ユーザプレーンデータについては、これは、CBS(セルブロードキャスティングサービス)およびMBMSタイプのサービスのためのCTCH(共通トラフィックチャネル)およびMTCH(MBMSトラフィックチャネル)を介したトラフィックを指す。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
WTRUは、割り振られたE−DCHリソースをしばらくの間保持することができるため、この時間がWTRU FACH測定機会のうちの1つと重なることが可能である。WTRUが周波数間およびRAT間の測定機会を使用することができる場合、WTRUはE−DCHリソースに関連付けられたダウンリンクシグナリングチャネル(E−HICH、E−RGCH、E−AGCH)のうちのいずれにもアクセスを有しないことになる。DRXが有効な状態でWTRUが動作している場合、これはさらに複雑になる。測定機会は、DRX期間に当たる場合があり、これは、WTRU受信機がオンになっていないため、WTRUが周波数間またはRAT間の測定に失敗する可能性がある。測定機会がDRX期間に当たらない場合、これは、WTRUがダウンリンクチャネルを測定せず長時間過ごすという結果になり得る。より具体的には、WTRUは、まさにDRXを行い、次いで他の周波数において測定を行わなければならない場合、DRX期間プラス測定期間の間、何らダウンリンクトラフィックを受信することができない場合がある。これは、ネットワーク側でデータレートを制限し、追加の遅延をもたらすことがある。
【0011】
別の問題は、CELL_FACHのWTRUに送られるべき共通トラフィックにより生じる。DRXパターンは、WTRU識別に結び付けられるため、DRXパターンは、WTRU間で同期されないことになる。その結果、起きてきる時間(すなわち受信バースト)内にネットワークがすべてのWTRUに共通トラフィックを送信する方法がない。BCCHトラフィック(例えば、システム情報変更指示メッセージ)では、ネットワークは、すべてのWTRUにメッセージを単純に繰り返すことができる(すなわち、すべてのWTRUがメッセージを受信したことを保証するために十分なCRX(連続受信)期間にメッセージを送る)。しかし、これは、メッセージが繰り返されなければならないので、ダウンリンク容量の無駄になる。さらに、WTRUのDRXパターンが互いにサブセットである場合(例えば、あるWTRUのパターンを別のWTRUのパターンにおいて2回繰り返す場合)、WTRUは、複数のBCCHメッセージを受信し得る。
【課題を解決するための手段】
【0012】
CELL_FACH状態においてダウンリンクの周波数間およびRAT間の測定を行う方法および装置が開示される。WTRUは、WTRUが割り振られたE−DCHリソースを有する期間にFACH測定機会を無視することができる。DRXモードにある間、WTRUは、DRX期間に入る期間の間に周波数間およびRAT間の測定を行うことができる。WTRUは、非アクティブタイマ(T321)が稼働している間に測定を行うことができる。WTRUは、DRX動作が進行中であった場合の最後の受信フレーム後に、DRXフレームが一致するであろう、最初の予め定められた数のフレームで測定を行うことができる。WTRUは、あるセルにおけるすべてのWTRUに共通の共通DRXパターンに従ってCELL_FACH状態におけるダウンリンク受信のためにウェイクアップしてもよく、または命令を受けた後、DRXからウェイクアップし、共通トラフィックを受信してもよい。
添付の図面とともに、例として与えられる以下の説明からより詳しい理解を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】連続受信にある間、FACH測定機会に従ってWTRUが測定を行う実装例を示す図である。
【図2】CELL_FACHにある間に周波数間およびRAT間の測定を行うプロセス例を示すフロー図である。
【図3】WTRU識別ベースのDRXと協調した共通CELL_FACH DRXパターンを示す図である。
【図4】WTRU識別ベースのDRX期間の構成を示す図である。
【図5】WTRU例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下で言及するとき、「WTRU」という用語は、それだけには限定されないが、UE(ユーザ機器)、移動局、固定または移動の加入者ユニット、ページャ、セルラー電話、PDA(携帯情報端末)、コンピュータ、または無線環境で動作することができる他の任意のタイプのユーザデバイスを含む。以下で言及するとき、「NodeB」という用語は、それだけに限定されないが、基地局、サイトコントローラ、AP(アクセスポイント)、または無線環境で動作することができる他の任意のタイプのインターフェイスデバイスを含む。
【0015】
以下、「WTRU識別ベースのDRXパターン」という用語は、WTRU識別から導出されたDRXパターンを指すために使用されるであろう。以下で言及されるとき、「DRX動作が無効にされた(disabled)」または「DRXが無効」という用語は、WTRUが連続的に受信する期間(例えば、CELL_FACHのWTRUがE−DCHリソースを割り当てられるとき、または非アクティブタイマ(T321)を稼働しているとき)を指す。以下で言及するとき、「DRX動作が構成される(configured)」または「DRXが構成された」という用語は、WTRUがDRXモードで動作することができる状態を指す。例えば、WTRUは、WTRUおよびネットワークの両方がCELL_FACHでDRXをサポートし、WTRUはCELL_FACHおよびアイドルでE−DCHをサポートする、またはWTRUおよびネットワークの両方がCELL_FACHでDRXをサポートし、ネットワークはダウンリンクアクティビティが非アクティブタイマ(T321)を開始および再開できるようにするDRXモードで動作することができる。以下で言及するとき、「CRX(連続受信)」という用語は、WTRUが連続受信モードである(すなわち、HS−DSCHを連続的に監視する)期間を指す。これは、DRX動作が無効にされた、またはDRX動作が有効にされ、しかしWTRUがDRXパターンの受信バースト部分にあるときに生じる。
【0016】
一実施形態によると、FACH測定機会の手順は、CELL_FACHにある間にWTRUがE−DCHリソースを割り当てられ、それらを使用しているときに変更される。FACH測定機会がE−DCH送信期間と重なる場合、WTRUは、FACH測定機会に先立つE−DCH送信を終了することができる。WTRUは、これをNodeBにシグナルすることができ、またはNodeBは、タイマの満了に依拠して、リソースが解放されたことを認識することができる。
【0017】
あるいは、NodeBは、FACH測定機会にまさに先立つE−DCH送信を終了するようにWTRUに命令することができる。さらに、NodeBは、WTRUにシグナルして、FACH測定機会のすぐ後にE−DCH送信を再開することもでき、またこのWTRUに対するE−DCHリソースの事前割り振りを提供することもできる。次いでWTRUは、競合解決なしに(すなわち、競合のないアクセス)新しく割り振られたリソースを使用することができる。
【0018】
あるいは、WTRUは、E−DCHリソースが割り当てられており、E−DCHリソースを連続的に使用し、FACH測定機会の間にダウンリンク受信を行うとき、FACH測定機会を無視することができる。E―DCHリソースがWTRUに割り当てられていること、およびWTRUがこのFACH測定機会を無視していることをNodeBは知っているので、NodeBは、このWTRUへのダウンリンク送信を続行することができる。
【0019】
WTRUは、E−DCH送信に利用不可としてFACH測定機会に先立つ「K」個のフレーム(あるいは、Tk秒またはK個のTTI(送信時間間隔))(利用不可のウィンドウ)をマークすることができる。このような場合、WTRUは、この期間中にRACH(ランダムアクセスチャネル)電力ランプアップ手順を開始しない場合があり、それによってFACH測定機会の間にWTRUがE−DCHリソースを割り当てられる可能性を低減する。これは、これらのスロットが禁止されるように、またはRACHプリアンブル送信のために選択される可能性が低くなるように、RACH電力ランプアップ手順を変更することによって達成することができる。あるいは、WTRUは、RACH電力ランプアップが利用不可のウィンドウに開始することになると判定すると、バックオフを行うことができる。バックオフの具体化は、ハードコードする、またはブロードキャストされた情報を通じて構成することができる。
【0020】
任意選択で、パラメータ「K」(あるいは「Tk」)は、WTRUによってCELL_FACHでE−DCHを介して送信すべきアップリンクデータの量に基づいて、またはデータがE−DCHを介してアップリンクで送信されることになる論理チャネルに基づいて決定することができる。より少量のデータ(例えば、DCCH(専用制御チャネル)メッセージ)では、パラメータ「K」は、より大量のデータ(例えば、DTCH(専用トラフィックチャネル)データ)のものより短いはずである。
【0021】
NodeBは、E−DCH送信に利用不可としてFACH測定機会に先立つ「K」個のフレーム(あるいは、Tk秒またはK個のTTI)をマークすることができる。このような場合、WTRUは、通常のRACHランプアップを行うが、リソースの使用がFACH測定機会に重なる場合、NodeBは、E−DCHリソースをこのWTRUへ割り当て/割り振らないことがある。代わりに、NodeBは、AICH(アクイジションインジケータチャネル)でWTRUにNACK(否定応答)を送ることができ、WTRUにバックオフを行い、後で再試行することを強制する。バックオフの具体化は、ハードコードする、またはブロードキャストされた情報を通じて構成することができる。
【0022】
あるいは、CELL_FACHが過渡的な状態にあることを意図する場合、ネットワークは、CELL_FACH対応のWTRUにおいて、E―DCHを、周波数間および/またはRAT間の測定を行わないように構成することができる。
【0023】
別の実施形態によれば、DRXが有効になっているCELL_FACHのWTRUは、DRX期間中に周波数間およびRAT間の測定を行うことが許される。これは、WTRUがDRX有効である場合、他の周波数およびRATにおいて測定を行うためにWTRUが既存のFACH測定機会を使用しないことを意味する。WTRUは、DRXパターンを周波数間およびRAT間の測定期間(すなわち、要件によって定義される期間)とリンクし、DRX期間に入る測定期間中にウェイクアップし、必要な測定を行う。測定は、N個のDRX期間ごとに行うことができ、この場合、Nは、上位層によって構成されるか、ブロードキャストされるか、またはWTRUによって予め定められる整数値である(例えば、N=1)。測定期間の持続時間は、DRX期間の持続時間に等しくてもよく、またはDRX期間より長くてもよい。
【0024】
あるいは、WTRUは、SFNを計算する従来技術と同じ定式を使用して、周波数間およびRAT間の測定を開始することができるが、計算されたSFNでDRX期間の初めに対応するサブフレームまたはTTI(送信時間間隔)で測定を開始するだけかもしれない。計算されたSFNで何らDRX期間が開始しない場合、WTRUは、計算されたSFNの後の次に最も近いDRX期間で測定を開始することができる。あるいは、計算されたSFXと何らDRX期間が一致しない場合、WTRUは、計算されたSFNを有するフレームの初めに周波数間またはRAT間の測定を行うことができる。
【0025】
あるいは、CELL_FACHのWTRUは、DRXの定式のように、測定期間を計算する際に、同じRNTI(すなわちE−RNTI)を使用することができる。
【0026】
WTRUは、DRX期間に入る期間に周波数間およびRAT間の測定を行う場合、DRXが無効にされた場合は、他の周波数またはRATで何ら測定を行わないことができる。1つの可能な実施形態において、WTRUは、従来技術の定式を使用して測定期間を決定し、DRXが無効にされた期間の間に測定を行うことができる。
【0027】
別の実施形態によれば、DRXが有効になっているCELL_FACH状態のWTRUは、従来のFACH測定機会の定式を使用して、測定期間を決定し、以下の条件のうちの1つまたは組み合わせが満たされる場合、特定の測定期間で周波数間またはRAT間の測定を行うことを開始することができる。
(1)追加の条件なし(すなわち、WTRUはFACH測定機会の間に常に測定する)。
(2)WTRUがFACH測定を行うように構成される時間の間にDRXパターンに従ってWTRUがその受信機をオンにした場合。
(3)WTRUがFACH測定を行うように構成される時間の間にDRXパターンに従ってWTRUがその受信機をオフにした場合。
(4)WTRUがDRXパターンに従ってリスンするであろうかどうかにかかわらず測定が行われるべきであることを示すシステム情報を、WTRUがネットワークから読み取った場合。
【0028】
本明細書に記載されたすべての実施形態において、WTRUは、以下の条件のうちの1つまたはその組み合わせが満たされる場合、特定の送信期間で周波数間またはRAT間の測定を行うことを開始することができる。
(1)WTRUが接続されるセルにおける受信についての品質尺度(CPICH(共通パイロットチャネル)Ec/No、CPICH RSCP(受信信号コード電力)など)が閾値を下回る場合。
(2)同じ周波数で監視されるセルの品質尺度が閾値を下回る場合、WTRUは、周波数間測定を行うことができる。または
(3)異なる周波数および同じ周波数で監視されるセルの品質尺度が閾値を下回る場合、WTRUは、RAT間測定を行うことができる。
【0029】
WTRUが他の周波数または他のRATで測定を行うことを開始すべきかどうかを判定するために使用される閾値は、SIB(システム情報ブロック)3/4でブロードキャストされ、CELL_PCH、URA_PCH、およびアイドルモードのWTRUに使用されるパラメータSintersearchまたはSsearchRATにそれぞれ等しくすることができる。あるいは、新しいSintersearchパラメータまたはSsearchRATパラメータは、CELL_FACHのWTRUについてのみシグナルすることができる。あるいは、CELL_FACHについてのSintersearchまたはSsearchRATパラメータは、(例えば、NdBによって調整される)CELL/URA_PCHについてのブロードキャストされたSintersearchまたはSsearchRATに基づいて導出することができる。例えば、CELL_FACHで測定を開始する基準がCELL_PCHの場合ほど控えめでない必要がある場合、CELL_FACHについてのSintersearchは、NdBより高いかもしれない。
【0030】
WTRUがCELL_FACH状態にあり、専用H−RNTI(HS−DSCH無線ネットワーク一時識別)を有し、SIB(システム情報ブロック)タイプ5またはSIBタイプ5bisからIE(情報要素)「CELL_FACH情報におけるHS−DSCH DRX」を受信しているとき、CELL_FACH状態でのDRX動作を構成することができる(すなわち、変数HS_DSCH_DRX_CELL_FACH_STATUSがTRUEに設定される)。変数HS_DSCH_DRX_CELL_FACH_STATUSは、HS−DSCH DRX動作がCELL_FACHにおいてサポートされるかどうかを示す。「CELL_FACH情報におけるHS−DSCH DRX」におけるパラメータは、CELL_FACH状態のWTRUを、HS−DSCHを不連続的に受信するように構成する。
【0031】
HS_DSCH_DRX_CELL_FACH_STATUSがTRUEに設定される場合、WTRUは、DRXモードで動作することになる。E−DCHリソースがWTRUに割り振られている場合、または非アクティブタイマ(タイマT321と呼ばれる)が稼働している場合、WTRUは、DRXを無効にし、連続的に受信する。T321タイマは、DRX割り込み後にDRXの動作を再開するまでWTRUが待つ時間を決定するために使用されるタイマである。T321タイマは、E−DCHリソースの解放の後に開始する。ネットワークは、ダウンリンクアクティビティ(すなわち、HS−DSCHデータの受信)に基づいてT321タイマを開始/再開するオプションを有する。これは、ネットワークがTRUEに設定されたIE「HS−DSCHデータによるDRX割り込み」をブロードキャストする場合、構成される。
【0032】
T321タイマが満了になり、E−DCHリソースが割り振られていない場合、WTRUは、DRXパターンに従って受信を開始することができる。WTRUは、以下を満たすSFN値を有するフレームの間にHS−DSCHを受信することができる。
(SFN−H−RNTI) mod DRX_cycle<Rx_burst 式(3)
ここで、H−RNTIは、変数H_RNTIに格納された値であり、DRX_cycleは、IE「HS−DSCH DRX cycleFACH」によってシグナルされる無線フレームにおけるDRXサイクルの長さであり、Rx_burstは、DRXサイクル内のフレームにおける期間であり、この期間にWTRUはIE「HS−DSCH Rx burstFACH」によってシグナルされるHS−DSCHを受信する。
【0033】
式(3)によって記述されるように、DRXが構成されたWTRUがDRX期間の間に周波数間およびRAT間の測定を行うだけの場合、E−DCHリソースが割り振られ、または非アクティブタイマ(T321)が稼働しているとき、WTRUは、CRXにあることになる。ネットワークがT321タイマを再開するようにHS−DSCHダウンリンクアクティビティを構成する場合、ネットワークが長期間ダウンリンクデータを断続的に送る場合、長期間の連続的な受信を行うことが可能である。WTRUが測定する何らのDRX期間を有しないことになるため、この連続的な受信は、WTRUが周波数間およびRAT間の測定を行うのを防ぐことになる。
【0034】
一実施形態によれば、WTRUは、DRXが無効にされた期間の間に、FACH測定機会に周波数間およびRAT間の測定を行うように構成され、許される。T321タイマを稼働することは、連続的な受信が進行中であり、WTRUがE−DCHを割り振られていないことを示す。この実施形態によれば、WTRUは、タイマT321が進行中であるとき、測定を行うことが許される。任意選択で、ネットワークが、ダウンリンクアクティビティが非アクティブタイマ(T321タイマ)を再開することができるようにWTRUを構成するときのみ、周波数間またはRAT間の測定を可能にすることができる。
【0035】
DRXが無効にされたときWTRUが測定を行うことを許される場合(すなわちT321タイマが進行中であるとき)、測定パターンが構成され、WTRUおよびネットワークによって知られていなければならない。WTRUは、以下の方法のうちの1つまたは組み合わせを使用して、測定を行うべき時間を決定することができる。DRXが無効であるとき、WTRUは、従来のFACH測定機会を使用して(すなわち、3GPP TS 25.331 V8.0.0のセクション8.5.11に定義されているように)、RAT間および周波数間の測定を行うべきときを決定することができる。DRX期間に入ると、WTRUは、DRX期間を使用することに戻って、これらの測定を行う。より一般的には、変数HS_DSCH_DRX_CELL_FACH_STATUSがFALSEに設定される、またはHS_DSCH_DRX_CELL_FACH_STATUSがTRUEに設定され、タイマT321が進行中である(および任意選択で、IE「HS−DSCHデータによるDRX割り込み」がTRUEである)場合、WTRUは、IE「FACH測定機会の情報」に従って他の周波数または他のRATで測定を行うことができる。そうでない場合、WTRUは、SFN値が式(1)を満たさないフレームの間に他の周波数または他のRATで測定を行う。
【0036】
あるいは、DRXが無効にされたとき、WTRUは、何の測定を行わないことができる。測定は、DRX期間が始まったとき(すなわちT321が満了)のみ行われる。あるいは、WTRUは、ネットワークおよびWTRUの両方によって知られている新しい定式を使用して、DRXが無効にされた時間の間に測定を行うことができる。
【0037】
あるいは、DRX動作が進行中であった場合の最後の受信フレーム後に、DRXフレームが一致するであろう最初のx個のフレームで測定を行うように、WTRUを構成することができる。xは、予め定められた値とすることができ、WTRUおよびネットワークにおいて指定することができる(例えば、x=1)。図1は、上記の最後の代替に従って測定期間が決定される、(E−DCHリソースが割り振られていない)連続受信の間にWTRUが測定を行うこの実施形態による実装形態例を示している。図1の下部は、WTRUがDRXである場合(すなわち、DRXがHS−DSCHの受信によって無効にされない)、WTRUがどのように動作するかを示している。この例において、HS−DSCH DRXサイクルは4フレームであり、Rxバーストは2フレームである。フレーム102は、WTRUがHS−DSCHを監視するフレームであり、フレーム104は、DRXパターンに関連付けられたDRX期間である。フレーム106は、WTRUが他の周波数およびRATに対する測定を行う測定フレームである。図1に示されるように、DRXが無効になっている間(すなわち、T321タイマが稼働している間)、HS_DSCHの受信によってDRXが無効になっていなかった場合にDRXフレームと一致するであろうフレームの間(この例では、フレーム3および7)、WTRUが測定を行う。任意選択で、測定フレームを、リスンしているフレームの前のx個のDRXフレームに対応することもできる。
【0038】
図2は、上記で開示された実施形態によるCELL_FACEにある間に周波数間およびRAT間の測定を行うプロセス例200のフロー図である。DRX動作が構成されていると判定されると(例えば、WTRUおよびネットワークの両方がCELL_FACHでDRXをサポートし、WTRUおよびネットワークの両方がCELL_FACHおよびアイドルモードでE−DCHをサポートする場合、またはWTRUおよびネットワークがいずれもCELL_FACHでDRXをサポートし、ネットワークがダウンリンクアクティビティにT321タイマを開始および再開できるようにする場合(すなわち、IE「HS−DSCHデータによるDRX割り込み」がTRUE)(ステップ202)、およびDRXが無効にされない場合(ステップ204)、WTRUは、FACH測定機会を無視し、DRX期間の間に測定を行う(ステップ206)。DRXが無効にされた場合(ステップ204)、非アクティブタイマ(T321)が稼働しているとき、WTRUは、FACH測定機会に従うことができ、あるいはWTRUは、FACH測定機会を無視することができ、周波数間またはRAT間の測定を行わない(ステップ208)。
【0039】
DRX動作が構成されていないとき(例えば、WTRUまたはネットワークがCELL_FACHでDRXをサポートしない場合、またはWTRUおよびネットワークの両方がCELL_FACHでDRXをサポートし、しかしWTRUまたはネットワークがCELL_FACHでE−DCHをサポートせず、ネットワークがダウンリンクアクティビティにT321タイマを開始/再開させない場合(すなわち、IE「HS−DSCHデータによるDRX割り込み」データがFALSE)(ステップ202)、予定されたFACH測定機会の間にWTRUがE−DCHリソースを使用している場合、WTRUは、FACH測定機会を無視し、周波数間またはRAT間の測定を行わないことができる(ステップ212)。予定されたFACH測定機会の間にWTRUがE−DCHリソースを使用していない場合、WTRUは、FACH測定機会の間に周波数間およびRAT間の測定を行う(ステップ214)。
【0040】
DRXが構成されている間、WTRUが共通トラフィックを受信することができるようにする方法(すなわち、DRXパターンを同期する)について、以下で説明する。一実施形態によれば、セルは、すべてのWTRUに共通の1つまたは複数の補助的なCELL_FACH DRXパターンを有することができる。そのセルにおけるすべてのWTRUは、同時にウェイクアップし、BCCHなどの何らかの共通メッセージ(例えば、システム情報変更指示メッセージ、または有効性タイマ満了のためにシステム情報ブロック(すなわちSIB7)を読み取ることなど)が送られているかどうかをリスンする。この共通CELL_FACH DRXパターンは、定期的であってもよく、すべてのWTRUがCRXモードであることが要求される期間を定義することができる。共通CELL_FACH DRXパターンは、セルベースのシステム情報の一部としてブロードキャストすることができる。図3に示されるように、共通CELL_FACH DRXパターンをWTRU識別ベースのDRXと協調して使用して、WTRUが従わなければならないDRXパターンの少なくとも1つが受信バーストを指す限り、WTRUが受信バーストにおいて動作するようにしてもよい。WTRUが受信バーストにあることをネットワークが当てにすることができる、最低限の期間の組が存在することを確実にして、DRXパターンが構成される。別個の共通DRXパターンを、BCCHトラフィック(DRX_pattern_1)、CCCHトラフィック(DRX_pattern_2)、およびMBMS関連のトラフィック(DRX_pattern_3)に割り当てることができる。BCCHおよびCCCHのトラフィックについては、これらのパターンの周波数は、メッセージタイプの各々の相対的な発生に基づいていてもよい。MBMSトラフィックについては、周波数は、MBMSデータのスケジュールに基づいていてもよい。
【0041】
共通DRXパターンは、BCCHを介してシステム情報ブロックでブロードキャストされたセルIDに基づいて決定することができる。あるいは、共通DRXパターンは、セルベースのBCCH特有のH−RNTIに基づいていてもよい。共通DRXパターンのパラメータ(例えばDRXサイクルおよびRxバースト)は、ハードコードする、システム情報または専用のRRCシグナリングを介してネットワークによってシグナルする、またはWTRU特有のパラメータの同じスケーリングに基づくことができる。
【0042】
あるいは、ネットワークは、何らかの共通トラフィックを読み取るために、WTRUが頻繁にウェイクアップし、正常なDRXサイクルを壊すことを望まないことがあるため、ネットワークは、WTRUが共通トラフィックを読み取るためにN×WTRU特有のDRXサイクルのうちの1つのDRXサイクルを有するように構成することができ、ここで、Nは、予め定められた、または構成された値とすることができる。WTRUは、WTRU専用のDRXパターンに従い、N番目のDRXサイクルごとにウェイクアップし、共通トラフィックを読み取ることを試行する。共通トラフィックは、有効性タイマに従って、WTRUによって定期的に読み取られることが要求されるBCCHトラフィック(例えばシステム情報ブロック7)を含む。WTRUのDRXサイクルを壊してこの共通SIB7を取得することを避けるために、WTRUは、N番目のDRXサイクルごとにウェイクアップするだけである。N番目のDRXサイクルで、WTRUはウェイクアップし、SIB7が取得されるまで待つ、またはWTRUは、SIBのスケジューリング期間に達し、次いでSIBを読み取るまで待ち、DRXにとどまることができる。SIBを読み取った後、WTRUは、正常なDRXサイクルを続行する。
【0043】
WTRUは、専用DRXパターンおよび共通DRXパターンによって指定されるように、連続受信にある。共通DRXパターンはセル特有でもよく、またはシステムまたはシステムの部分にわたって共通とすることができる。
【0044】
あるいは、すべてのWTRU識別ベースのDRXパターンは、同期した連続受信期間を有するように構成することができる。例えば、K個のフレームごとの後に、WTRUがL個の連続フレームについて受信バーストにあるというDRXパターンを定義することができる。KおよびLの値は、ハードコードする、RRCシグナリングを通じて構成する、またはシステム情報においてブロードキャストすることができる。Lは、すべてのWTRUが少なくとも1つの共通フレームについて受信バーストにあることを確実にするために、十分大きくすべきである。これは、BCCHトラフィックに有用であり得る。図4は、本実施形態によるWTRU識別ベースのDRX期間構成を示している。
【0045】
上記で開示されたすべての実施形態について、WTRUがシステム情報変更指示メッセージを受信する、またはWTRUが上記の実施形態で説明されたサイクルに従ってSIB7などのシステム情報ブロックを読み取るように要求されるとき、更新されたSIBが成功裏に読み取られるまで、DRXを無効にするようにWTRUを構成することができる。WTRUが更新されたSIBをいったん成功裏に読み取ると、WTRUは、DRXを再度有効にし、構成されたDRX期間で続行することができる。あるいは、WTRUは、更新されたSIBの既知のスケジューリング期間まで、DRX動作を続行することができる。SIBがめったに送信されないようにスケジュールされている場合には、SIBが送られることをスケジュールされているときまで、WTRUがDRXにとどまることが有益であり得る。WTRUはSIBがスケジュールされ、送信されていると判定すると、更新されたSIBを読み取るために、WTRUはDRXから移動する。
【0046】
別の実施形態によれば、共通トラフィックの送信に先立って、ネットワークは、DRXモードから出ることをWTRUに命令し、またはシグナルすることができる。ネットワークは、WTRUがCRXにある間、その各々に到達する必要がある。シグナリングは、RRCシグナリング(例えば、システム情報変更指示)、MAC(媒体アクセス制御)層シグナリング(例えばMACヘッダ)、またはHS−SCCH(高速共有制御チャネル)命令または何らかの他の物理層シグナリングを通じて達成することができる。DRXパターンを同期する実施形態のいずれかを使用して、すべてのWTRUがウェイクアップ命令を受信することを保証することができる。
【0047】
ウェイクアップ命令を読み取ると、WTRUは、CRXにとどまる。共通トラフィックを受信した後、WTRUは、DRXパターンに従うことに戻る(DRX動作を再度有効にする)。DRX動作を再度有効にするためのオプションは多数ある。WTRUは、タイマの満了の後、K個のMAC PDU(プロトコルデータユニット)の受信後、またはネットワークからの命令/信号(RRCシグナリング、MACシグナリング、または何らかの物理層の方法)に基づいて、DRXパターンに従うことに戻ることができる。
【0048】
CRX期間は、送信されるべき共通トラフィックのタイプに結び付けることができる。例えば、BCCHトラフィックの場合、CRX期間は、WTRUがBCCH特有のH−RNTIを使用してMAC PDUを受信するまで続き得る。MBMSトラフィックの場合、WTRUは、ネットワークによって命令されるまで、DRXにとどまることができる。
【0049】
すべてのパラメータ(すなわちタイマ、PDUの数、Kなど)は、ハードコードする、RRCシグナリングを通じて構成する、またはシステム情報の一部としてブロードキャストすることのいずれかとすることができる。
【0050】
図5は、上記で開示された実施形態による、CELL_FACH状態でDRXおよびダウンリンクの周波数間およびRAT間の測定を行うように構成されたWTRU例500のブロック図である。WTRU500は、送受信機502、測定ユニット504、およびコントローラ506を含む。送受信機502は、信号を送信し受信するためのものである。測定ユニット504は、測定期間において周波数間およびRAT間の測定を行うように構成される。コントローラ506は、上記で開示された制御機能を行うように構成される。コントローラ506は、構成されたDRXパターンによるCELL_FACH状態でのダウンリンク受信のために定期的にウェイクアップするよう送受信機を制御し、測定ユニットがDRX期間において周波数間およびRAT間の測定を行うように、周波数間およびRAT間の測定を行うための測定期間を計算するように構成される。
【0051】
コントローラ506は、T321タイマが稼働している間に周波数間およびRAT間の測定が行われるように、CELL_FACH状態でHS−DSCHを受信するために定期的にウェイクアップするよう送受信機を制御するように構成することができる。コントローラ506は、セル内のすべてのWTRUに共通の共通DRXパターンによるCELL_FACH状態でのダウンリンク受信のために定期的にウェイクアップするよう送受信機を制御するように構成することができる。コントローラ506は、共通トラフィックを受信するためにDRXから出る旨の命令を受信するとウェイクアップするよう送受信機を制御するように構成することができる。
【0052】
コントローラ506は、周波数間およびRAT間の測定を行うために測定期間を計算し、E−DCH送信期間と重なる測定機会を無視するように構成することができる。
【0053】
実施形態
【0054】
1.CELL_FACH状態においてダウンリンクの周波数間およびRAT間の測定を行う方法。
【0055】
2.WTRUがDRXを構成することを含む実施形態1に記載の方法。
【0056】
3.構成されたDRXパターンによるCELL_FACH状態におけるダウンリンク受信のために、WTRUが定期的にウェイクアップすることを含む実施形態2に記載の方法。
【0057】
4.WTRUがDRX期間に入る周波数間およびRAT間の測定を行うための測定期間を計算することを含む実施形態2〜3のうちのいずれか一つに記載の方法。
【0058】
5.WTRUが測定期間において周波数間測定およびRAT間測定のうちの少なくとも一方を行うことを含む実施形態4に記載の方法。
【0059】
6.WTRUが測定を行って、同じ周波数におけるセルで品質尺度を得ることをさらに含む実施形態2〜5のうちのいずれか一つに記載の方法。
【0060】
7.品質尺度が閾値未満であるかどうかをWTRUが判定することであって、品質尺度が閾値を下回るとき、WTRUは周波数間測定を行うことを含む実施形態6に記載の方法。
【0061】
8.閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSintersearchに等しい実施形態7に記載の方法。
【0062】
9.WTRUが測定を行って、同じ周波数および異なる周波数におけるセルで品質尺度を得ることをさらに含む実施形態2〜8のうちのいずれか一つに記載の方法。
【0063】
10.品質尺度が閾値未満であるかどうかをWTRUが判定することであって、品質尺度が閾値を下回るとき、WTRUはRAT間測定を行うことを含む実施形態9に記載の方法。
【0064】
11.閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSSearchRATに等しい実施形態10に記載の方法。
【0065】
12.DRXが構成されている間に共通トラフィックを受信するための方法。
【0066】
13.構成されたDRXパターンによるCELL_FACH状態でのダウンリンク受信のためにWTRUが定期的にウェイクアップするように、WTRUがDRXを構成することを含む実施形態12に記載の方法。
【0067】
14.WTRUがDRXから出る命令を受信することを含む実施形態13に記載の方法。
【0068】
15.命令を受信すると、WTRUがDRXからウェイクアップし、共通トラフィックを受信することを含む実施形態14に記載の方法。
【0069】
16.共通トラフィックを受信した後、WTRUがDRXに戻ることを含む実施形態15に記載の方法。
【0070】
17.命令は、システム情報変更指示メッセージである実施形態14〜16のうちのいずれか一つに記載の方法。
【0071】
18.CELL_FACH状態においてダウンリンクの周波数間およびRAT間の測定を行うように構成されたWTRU。
【0072】
19.信号を送信し受信するための送受信機を備えた実施形態18に記載のWTRU。
【0073】
20.測定機会に周波数間およびRAT間の測定を行うように構成された測定ユニットを備えた実施形態18〜19のうちのいずれか一つに記載のWTRU。
【0074】
21.構成されたDRXパターンによるCELL_FACH状態でのダウンリンク受信のために定期的にウェイクアップするよう送受信機を制御し、測定期間に測定ユニットが周波数間測定およびRAT間測定のうちの少なくとも一方を行うように、周波数間測定およびRAT間測定のうちの少なくとも一方を行うためのDRX期間に入る測定期間を計算するように構成されたコントローラを備えた実施形態19〜20のうちのいずれか一つに記載のWTRU。
【0075】
22.コントローラは、同じ周波数におけるセルで測定された品質尺度が閾値未満であるかどうかを判定し、品質尺度が閾値を下回るとき、周波数間測定を行うように構成される実施形態21に記載のWTRU。
【0076】
23.閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSintersearchに等しい実施形態22に記載のWTRU。
【0077】
24.コントローラは、同じ周波数および異なる周波数におけるセルで測定された品質尺度が閾値未満であるかどうかを判定し、品質尺度が閾値を下回るとき、RAT間測定を行うように構成される実施形態21〜23のうちのいずれか一つに記載のWTRU。
【0078】
25.閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSSearchRATに等しい実施形態24に記載のWTRU。
【0079】
26.DRXが構成されている間、共通トラフィックを受信するように構成されたWTRU。
【0080】
27.信号を送信し受信するための送受信機を備えた実施形態26に記載のWTRU。
【0081】
28.構成されたDRXパターンによるCELL_FACH状態でのダウンリンク受信のために定期的にウェイクアップするよう送受信機を制御し、共通トラフィックを受信するためにDRXから出る命令を受信するとウェイクアップし、共通トラフィックを受信した後、DRXに戻るように構成されたコントローラを備えた実施形態27に記載のWTRU。
【0082】
29.命令は、システム情報変更指示メッセージである実施形態28に記載のWTRU。
【0083】
30.CELL_FACH状態においてダウンリンクの周波数間およびRAT間の測定を行う方法。
【0084】
31.WTRUが、CELL_FACH状態にある間にE−DCH送信のためにE−DCHリソースを受信することを含む実施形態30に記載の方法。
【0085】
32.WTRUが、周波数間およびRAT間の測定を行うための測定期間を計算することを含む実施形態30〜31のうちのいずれか一つに記載の方法。
【0086】
33.E−DCH測定期間と重なる測定機会を無視しながら、計算された測定機会の間に、WTRUが測定を行うことを含む実施形態32に記載の方法。
【0087】
34.WTRUが測定を行って、同じ周波数におけるセルで品質尺度を得ることをさらに含む実施形態31〜33のうちのいずれか一つに記載の方法。
【0088】
35.品質尺度が閾値未満であるかどうかをWTRUが判定することであって、品質尺度が閾値を下回るとき、WTRUは周波数間測定を行うことを含む実施形態34に記載の方法。
【0089】
36.閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSintersearchに等しい実施形態35に記載の方法。
【0090】
37.WTRUが測定を行って、同じ周波数および異なる周波数におけるセルで品質尺度を得ることをさらに含む実施形態31〜36のうちのいずれか一つに記載の方法。
【0091】
38.品質尺度が閾値未満であるかどうかをWTRUが判定することであって、品質尺度が閾値を下回るとき、WTRUはRAT間測定を行うことを含む実施形態37に記載の方法。
【0092】
39.閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSSearchRATに等しい実施形態38に記載の方法。
【0093】
40.CELL_FACH状態においてダウンリンクの周波数間およびRAT間の測定を行うように構成されたWTRU。
【0094】
41.CELL_FACH状態にある間にE−DCH送信のためにE−DCHリソースを受信するように構成された送受信機を含む実施形態40に記載のWTRU。
【0095】
42.測定機会に周波数間およびRAT間の測定を行うように構成された測定ユニットを備えた実施形態40〜41のうちのいずれか一つに記載のWTRU。
【0096】
43.周波数間およびRAT間の測定を行うための測定機会を計算するように構成されたコントローラを含み、コントローラは、E−DCH送信期間と重なる測定機会を無視する実施形態41〜42のうちのいずれか一つに記載のWTRU。
【0097】
44.コントローラは、同じ周波数におけるセルで測定された品質尺度が閾値未満であるかどうかを判定し、品質尺度が閾値を下回るとき、周波数間測定を行うように構成される実施形態43に記載のWTRU。
【0098】
45.閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSintersearchに等しい実施形態44に記載のWTRU。
【0099】
46.コントローラは、同じ周波数および異なる周波数におけるセルで測定された品質尺度が閾値未満であるかどうかを判定し、品質尺度が閾値を下回るとき、RAT間測定を行うように構成される実施形態43〜45のうちのいずれか一つに記載のWTRU。
【0100】
47.閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSSearchRATに等しい実施形態46に記載のWTRU。
【0101】
48.CELL_FACH状態においてDRX動作を行う方法。
【0102】
49.WTRUがメッセージを受信するために定期的にウェイクアップするようにDRXを構成することを含む実施形態48に記載の方法。
【0103】
50.WTRUが、N番目のDRXサイクルごとにウェイクアップして、共通トラフィックを読み取ることを含む実施形態49に記載の方法。
【0104】
51.WTRUは、ウェイクアップして、共通トラフィックが読み取られるまで待つ実施形態50に記載の方法。
【0105】
52.WTRUは、共通トラフィックのスケジューリング期間までDRXにとどまり、次いで共通トラフィックを読み取る実施形態50に記載の方法。
【0106】
53.CELL_FACH状態においてDRX動作を行うためのWTRU。
【0107】
54.送受信機を備えた実施形態53に記載のWTRU。
【0108】
55.WTRUが定期的にウェイクアップしてメッセージを受信するように、DRX動作を制御するように構成されたコントローラを含み、コントローラは、N番目のDRXサイクルごとに送受信機をウェイクアップして、共通トラフィックを読み取る実施形態54に記載のWTRU。
【0109】
56.コントローラは、送受信機をウェイクアップさせ、共通トラフィックが読み取られるまで待つように構成される実施形態55に記載のWTRU。
【0110】
57.コントローラは、共通トラフィックのスケジューリング期間までDRXにとどまり、次いで共通トラフィックを読み取るように構成される実施形態55に記載のWTRU。
【0111】
上記では特徴および要素は特定の組み合わせで上に説明されているが、各特徴または要素は、他の特徴および要素なしに単独で、または他の特徴および要素の有無にかかわらず様々な組み合わせで使用することができる。本明細書に提供された方法またはフロー図は、汎用コンピュータまたはプロセッサによる実行のために、コンピュータ可読記憶媒体に組み込まれるコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにおいて実施することができる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、ROM(読み取り専用メモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気メディア、光磁気メディア、並びにCD−ROMディスクやDVD(デジタル多目的ディスク)などの光メディアなどがある。
【0112】
適したプロセッサには、一例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、DSP(デジタル信号プロセッサ)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)回路、他の任意のタイプのIC(集積回路)および/またはステートマシンなどがある。
【0113】
ソフトウェアと関連するプロセッサは、WTRU(無線送受信ユニット)、UE(ユーザ機器)、端末、基地局、RNC(無線ネットワークコントローラ)、または任意のホストコンピュータでの使用のために無線周波数送受信機を実施するために使用することができる。WTRUは、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカフォン、振動デバイス、スピーカ、マイクロフォン、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、FM(周波数変調)無線ユニット、LCD(液晶ディスプレイ)表示装置、OLED(有機発光ダイオード)表示装置、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意のWLAN(無線ローカルエリアネットワーク)またはUWB(超広帯域)モジュールなど、ハードウェアおよび/またはソフトウェアに実装されるモジュールと共に使用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
CELL_FACH状態においてダウンリンクの周波数間およびRAT(無線アクセス技術)間の測定を行う方法であって、
WTRU(無線送受信ユニット)が、DRX(不連続受信)を構成することと、
前記WTRUが、構成されたDRXパターンによるCELL_FACH状態でのダウンリンク受信のために定期的にウェイクアップすることと、
前記WTRUが、DRX期間に入る周波数間およびRAT間の測定を行うための測定期間を計算することと、
前記WTRUが、前記測定期間において周波数間測定およびRAT間測定のうちの少なくとも一方を行うことと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記WTRUが、測定を行なって、同じ周波数におけるセルで品質尺度を得ることと、
前記WTRUが、前記品質尺度が閾値未満であるかどうかを判定することであって、前記品質尺度が前記閾値を下回るとき、前記WTRUは周波数間測定を行うことと
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSintersearchに等しいことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記WTRUが、測定を行なって、同じ周波数および異なる周波数におけるセルで品質尺度を得ることと、
前記WTRUが、前記品質尺度が閾値未満であるかどうかを判定することであって、前記品質尺度が前記閾値を下回るとき、前記WTRUはRAT間測定を行うことと
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSSearchRATに等しいことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
DRX(不連続受信)が構成されている間に共通トラフィックを受信するための方法であって、
構成されたDRXパターンによるCELL_FACH状態でのダウンリンク受信のために、WTRU(無線送受信ユニット)が定期的にウェイクアップするように、前記WTRUがDRXを構成することと、
前記WTRUが、DRXから出る命令を受信することと、
前記命令を受信すると、前記WTRUがDRXからウェイクアップし、共通トラフィックを受信することと、
前記共通トラフィックを受信した後、前記WTRUがDRXに戻ることと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項7】
前記命令は、システム情報変更指示メッセージであることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
CELL_FACH状態においてダウンリンクの周波数間およびRAT(無線アクセス技術)間の測定を行うように構成されたWTRU(無線送受信ユニット)であって、
信号を送信し受信するための送受信機と、
測定機会に周波数間およびRAT間の測定を行うように構成された測定ユニットと、
構成されたDRX(不連続受信)パターンによるCELL_FACH状態でのダウンリンク受信のために定期的にウェイクアップするよう前記送受信機を制御し、前記測定期間に前記測定ユニットが周波数間測定およびRAT間測定のうちの少なくとも一方を行うように、前記周波数間測定およびRAT間測定のうちの少なくとも一方を行うためのDRX期間に入る測定期間を計算するように構成されたコントローラと
を備えたことを特徴とするWTRU。
【請求項9】
前記コントローラは、同じ周波数におけるセルで測定された品質尺度が閾値未満であるかどうかを判定し、前記品質尺度が前記閾値を下回るとき、周波数間測定を行うように構成されることを特徴とする請求項8に記載のWTRU。
【請求項10】
前記閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSintersearchに等しいことを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項11】
前記コントローラは、同じ周波数および異なる周波数におけるセルで測定された品質尺度が閾値未満であるかどうかを判定し、前記品質尺度が前記閾値を下回るとき、RAT測定を行うように構成されることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項12】
前記閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSsearchRATに等しいことを特徴とする請求項11に記載のWTRU。
【請求項13】
DRX(不連続受信)が構成されている間に共通トラフィックを受信するように構成されたWTRU(無線送受信ユニット)であって、
信号を送受信するための送受信機と、
構成されたDRXパターンによるCELL_FACH状態でのダウンリンク受信のために定期的にウェイクアップするよう前記送受信機を制御し、共通トラフィックを受信するためにDRXから出る命令を受信するとウェイクアップし、前記共通トラフィックを受信した後、DRXに戻るように構成されたコントローラと
を備えたことを特徴とするWTRU。
【請求項14】
前記命令は、システム情報変更指示メッセージであることを特徴とする請求項13に記載のWTRU。
【請求項15】
CELL_FACH状態においてダウンリンクの周波数間およびRAT(無線アクセス技術)間の測定を行う方法であって、
WTRU(無線送受信ユニット)が、CELL_FACH状態にある間にE−DCH送信のためにE−DCH(拡張専用チャネル)リソースを受信することと、
前記WTRUが、周波数間およびRAT間の測定を行うための測定機会を計算することと、
E−DCH測定期間と重なる測定機会を無視しながら、前記計算された測定機会の間に、前記WTRUが測定を行なうことと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項16】
前記WTRUが、測定を行なって、同じ周波数におけるセルで品質尺度を得ることと、
前記WTRUが、前記品質尺度が閾値未満であるかどうかを判定することであって、前記品質尺度が前記閾値を下回るとき、前記WTRUは周波数間測定を行うことと
をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSintersearchに等しいことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記WTRUが、測定を行なって、同じ周波数および異なる周波数におけるセルで品質尺度を得ることと、
前記WTRUが、前記品質尺度が閾値未満であるかどうかを判定することであって、前記品質尺度が前記閾値を下回るとき、前記WTRUはRAT間測定を行うことと
をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSSearchRATに等しいことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
CELL_FACH状態においてダウンリンクの周波数間およびRAT(無線アクセス技術)間の測定を行うように構成されたWTRU(無線送受信ユニット)であって、
CELL_FACH状態にある間にE−DCH送信のためにE−DCH(拡張専用チャネル)リソースを受信するように構成された送受信機と、
測定機会に周波数間およびRAT間の測定を行うように構成された測定ユニットと、
周波数間およびRAT間の測定を行うための前記測定機会を計算するように構成されたコントローラであって、E−DCH送信期間と重なる測定機会を無視する、コントローラと
を備えたことを特徴とするWTRU。
【請求項21】
前記コントローラは、同じ周波数におけるセルで測定された品質尺度が閾値未満であるかどうかを判定し、前記品質尺度が前記閾値を下回るとき、周波数間測定を行うように構成されることを特徴とする請求項20に記載のWTRU。
【請求項22】
前記閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSintersearchに等しいことを特徴とする請求項21に記載のWTRU。
【請求項23】
前記コントローラは、同じ周波数および異なる周波数におけるセルで測定された品質尺度が閾値未満であるかどうかを判定し、前記品質尺度が前記閾値を下回るとき、RAT間測定を行うように構成されることを特徴とする請求項20に記載のWTRU。
【請求項24】
前記閾値は、システム情報においてブロードキャストされるパラメータSSearchRATに等しいことを特徴とする請求項23に記載のWTRU。
【請求項25】
CELL_FACH状態においてDRX(不連続受信)動作を行う方法であって、
WTRU(無線送受信ユニット)がメッセージを受信するように定期的にウェイクアップするようにWTRUがDRXを構成することと、
前記WTRUが、共通トラフィックを読み取るためにN番目のDRXサイクルごとにウェイクアップすることと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項26】
前記WTRUは、ウェイクアップし、前記共通トラフィックが読み取られるまで待つことを特徴とする請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記WTRUは、前記共通トラフィックのスケジューリング期間までDRXにとどまり、次いで前記共通トラフィックを読み取ることを特徴とする請求項25に記載の方法。
【請求項28】
CELL_FACH状態においてDRX(不連続受信)を行うためのWTRU(無線送受信ユニット)であって、
送受信機と、
前記WTRUが定期的にウェイクアップしてメッセージを受信するように、DRX動作を制御するように構成されたコントローラであって、N番目のDRXサイクルごとに前記送受信機をウェイクアップして、共通トラフィックを読み取る、コントローラと
を備えたことを特徴とするWTRU。
【請求項29】
前記コントローラは、前記送受信機をウェイクアップし、前記共通トラフィックが読み取られるまで待つように構成されることを特徴とする請求項28に記載のWTRU。
【請求項30】
前記コントローラは、前記共通トラフィックのスケジューリング期間までDRXにとどまり、次いで前記共通トラフィックを読み取るように構成されることを特徴とする請求項28に記載のWTRU。

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図1】
image rotate


【公表番号】特表2011−515031(P2011−515031A)
【公表日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−545200(P2010−545200)
【出願日】平成21年1月30日(2009.1.30)
【国際出願番号】PCT/US2009/032618
【国際公開番号】WO2009/099938
【国際公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【出願人】(510030995)インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド (229)
【Fターム(参考)】