説明

CMデータを記憶及び再生可能なデジタルテレビ受像機

【課題】 記憶媒体に記憶されたCMデータを、その広告効果に応じて適宜削除し、又は更新することにより、限られた容量の記憶媒体を効率よく使用できるようなデジタルテレビ受像機を提供する。
【解決手段】 CMデータを記憶及び再生可能なデジタルテレビ受像機であって、前記CMデータを記憶し再生するCMデータ記憶再生手段と、前記CMデータの削除条件情報を記憶するCMデータ削除条件情報記憶手段と、前記CMデータが削除可能であるかどうかを判定する削除判定手段とを有し、前記削除判定手段は、前記CMデータの削除条件情報が満たされている場合に、前記CMデータを削除可能と判定することを特徴とするデジタルテレビ受像機を提供する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送においてCMデータを記憶及び再生可能なデジタルテレビ受像機に関し、特に、デジタルテレビ受像機にデジタルデータとして記憶されたCMデータを、所定条件に従って再生、更新及び削除することが可能なデジタルテレビ受像機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル放送は、デジタル圧縮された複数の番組のデジタルデータを時分割多重化した状態でデジタル放送波とし、地上波として又は衛星通信を介して放送するものであり、日本においてもCSデジタル放送、BSデジタル放送として実用化されている。
【0003】このようなデジタル放送は、一般的には、ユーザが視聴する番組と契約をして定額の料金を支払う方式、ユーザが視聴した時間に応じて料金を支払う方式、番組中にCMを挿入することによって、CMを挿入する広告主より料金を徴収し、ユーザは低料金、又は、無料で番組を視聴できるようにする方式が考えられている。
【0004】このうち、CMを挿入することにより、ユーザが視聴できるようにする方式では、各番組について番組データとCMデータとからなる放送データを放送し、これを受信したデジタルテレビ受像機側で、放送データを番組データとCMデータに分離して、それぞれを記憶及び再生可能な記憶媒体(メモリ又はハードディスク等)に記憶する。一般的に、ユーザが番組を視聴する際には、番組データとCMデータとを合成し、例えば、番組再生中に15分程度の間隔でCMが挿入されるように放送する。あるいは、番組を切り替える際にCMが再生されるようにしてもよい。
【0005】ところが、デジタル放送においては、多くの番組が同時に放送されるため、ユーザが視聴したいと思う番組全てをリアルタイムで視聴することは困難である。そこでユーザは、データ記録装置に番組を一時的に録画しておき、後に適宜再生して視聴するという視聴方法をとるのが一般的である。このようなデータ記憶装置として、デジタル放送をデジタル信号のまま記憶できるデジタルビデオ装置などが既に実用化されており、従来のビデオ装置(VCR)に比べ、録画再生を即時に行うことができ、スキップ再生や編集等も自在に行える等の利点があるため、今後はこのような視聴方法が主流となることが予想される。
【0006】上記のようなデータ既往装置を用いると、データ記録装置に録画した番組を再生して視聴する場合に、ユーザは、番組再生のみを視聴し、CM再生は自在にスキップすることができる。CMによる広告効果が期待できなると、広告主からのCM挿入を条件とした低料金又は無料の番組放送を提供できなくなってしまうという問題がある。
【0007】この問題を解決するために、特開2000-165335号公報には、デジタルデータとして記憶されたCMデータの全部又は一部を、番組データに含まれるCMデータ挿入箇所情報に従って、番組データの映像出力の所定箇所に自動的に挿入して再生するCM挿入手段を備えることを特徴とするCMデータ再生装置が提案されている。この提案によれば、番組データの再生時に自動的にCMデータが挿入されるため、必ずユーザにCMデータを視聴させることが可能となり、よってCMの広告効果の低下を防ぐことができる。また、番組データが挿入を要求するCMデータが既に再生されたCMデータである場合には、これを再生しないようにする仕組みも備えており、同じCMデータを複数回視聴しなくてもすむため、ユーザは、適切な頻度で挿入されるCMデータを伴う番組データを快適に視聴することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタルテレビ受像機の記憶媒体容量は有限であるから、デジタル放送からCMデータを次々と受信する一方で、随時、既に蓄積されている古いCMデータを削除するか、あるいは古いCMデータの上に新たなCMデータを上書きする必要がある。ところが、上記の従来技術のデジタルテレビ受像機においては、このように記憶媒体からCMデータを削除する方法に関しては何ら考慮されていない。
【0009】例えば、あるCMデータを受信してから、これを再生する機会が無いまま時間が経過すると、その後に次々と受信されるCMデータに追い出されるようにして、この古いCMデータは1度も再生されることなく記憶媒体から削除される可能性がある。これでは、広告主が期待する広告効果が確実に発揮されているとは言えない。一方で、既に1回以上再生されたCMデータは、広告効果が下がると考えられ、もはや再生する必要が無くなる場合もある。このような再生の必要のないCMデータが、記憶媒体中に残存しつづけると、記憶媒体の容量を無駄に圧迫することになり、好ましくない。
【0010】さらに、一般的にテレビ放送では同じ内容のCMが何度も繰り返し放送されるのが普通であり、また、広告主は同一商品(又はサービス)のCMであっても、随時その内容を更新したCMを提供しつづけている。上記のように、デジタル放送においては、デジタル信号として受信したCMデータを記憶装置に記憶するため、同一内容又は同一商品のCMを重複して記憶してしまう可能性がある。このような場合には、同一内容又は同一商品のCMデータを一括管理し、重複するデータ部分は削除してしまうような機能が望まれる。本発明はかかる問題点に鑑み、CMデータを、その時々刻々変化する広告効果に応じて適宜削除し、又は更新することにより、限られた容量の記憶媒体を効率よく使用できるようなデジタルテレビ受像機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、CMデータを記憶及び再生可能なデジタルテレビ受像機であって、前記CMデータを記憶し再生するCMデータ記憶再生手段と、前記CMデータの削除条件情報を記憶するCMデータ削除条件情報記憶手段と、前記CMデータが削除可能であるかどうかを判定する削除判定手段とを有し、前記削除判定手段は、前記CMデータの削除条件情報が満たされている場合に、前記CMデータを削除可能と判定することを特徴とするデジタルテレビ受像機を提供するものである。
【0012】前記デジタルテレビ受像機は、さらに、前記CMデータの再生履歴を記憶するCMデータ再生履歴記憶手段を有し、前記削除条件情報は、前記CMデータの規定再生回数であり、前記削除判定手段は、前記CMデータの再生履歴が前記規定再生回数を満たしている場合に、前記CMデータを削除可能と判定することを特徴とする。
【0013】前記デジタルテレビ受像機は、さらに、現在時刻情報を記憶する現在時刻管理部を有し、前記削除条件情報は、前記CMデータの有効期限情報であり、前記削除判定手段は、前記現在時刻情報が前記CMデータの有効期限情報を満たしている場合に、前記CMデータを削除可能と判定することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、CMデータを記憶及び再生可能なデジタルテレビ受像機であって、前記CMデータを記憶し再生するCMデータ記憶再生手段と、前記CMデータの再生履歴、削除条件情報及び有効期限情報のうち少なくとも1つを記憶する記憶手段と、現在時刻情報を記憶する現在時刻管理部と、前記CMデータが削除可能であるかどうかを判定する削除判定手段とを有し、前記削除判定手段は、(a) 前記CMデータの再生履歴が所定の規定再生回数を満たしていること、(b) 前記CMデータの削除条件情報が満たされていること、及び(c) 前記現在時刻情報が前記CMデータの有効期限情報を満たしていること、のうち少なくともいずれか1つが成立する場合に、前記CMデータを削除可能と判定することを特徴とするデジタルテレビ受像機を提供するものである。
【0015】前記デジタルテレビ受像機において、削除可能と判定されたCMデータは、ユーザの操作に応じて任意に削除されるようになっていてもよく、あるいは、前記デジタルテレビ受像機が、前記削除可能とされたCMデータを、自動的に削除するようになっていてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を説明する。図1は、本発明の全ての実施形態において共通する、デジタルテレビ受像機の構成を概略的に示すブロック図である。本発明のCMデータを記憶及び再生可能なデジタルテレビ受像機120は、アンテナ100、ディスプレイ101、スピーカ102、チューナ110、制御部111、データ合成部112、データ分離部113、番組データ記憶再生部114、CMデータ管理部115、CMデータ記憶再生部116、及びデコーダ部117を有する。また、必要に応じて現在時刻管理部130を有する。必要に応じて、ユーザからの操作を受け付けるために、制御部111に入力可能な操作部(図示しない)を設けてもよい。
【0017】次に、このように構成された本発明のデジタルテレビ受像機120の動作を説明する。図1において、アンテナ100により受信されたデジタル放送波は、チューナ110により装置内部用のデジタル信号に変換された後、データ分離部113において番組データ信号とCMデータ信号とに分離されて、番組データ信号は番組データ記憶再生部114に、CMデータ信号はCMデータ記憶再生部116に、それぞれ入力される。番組データ記憶再生部114において再生された番組データと、CMデータ記憶再生部116において再生されたCMデータとが、データ合成部112に入力されて、所定の条件に従ってデータ合成される。データ合成部112で合成されたデータ信号は、デコーダ部117においてデコードされた後、放映コンテンツとしてディスプレイ101及びスピーカ102に出力される。制御部111は、チューナ110、データ合成部112、データ分離部113、CMデータ管理部115、及び現在時刻管理部130を制御する。放送信号に現在時刻情報が含まれる場合には、この信号部分はデータ分離部113において分離され、現在時刻管理部130に入力されるようになっている。現在時刻管理部130は、制御部111などの要求に応じて現在時刻を提供することができるようになっている。CMデータ管理部115は、制御部111による制御に従ってCMデータ記憶再生部116の記憶内容を操作する。
【0018】このデジタルテレビ受像機120において、デジタル放送を受信して、番組データとCMデータとを記憶する動作について説明する。放送局からアンテナ100を介して受信されたデジタル放送波は、チューナ110において増幅及び周波数変換され、信号波形を整形されて復調され、信号の誤り訂正を施された後、装置内で使用するデジタル放送データ信号として、データ分離部113に出力される。チューナ110から出力されたデジタル放送データ信号には、番組データ及びCMデータ(並びに現在時刻情報)が多重化されて含まれているが、これらはデータ分離部113により分離されて、それぞれ番組データ記憶再生部114及びCMデータ記憶再生部116(並びに現在時刻管理部130)に入力される。CMデータの削除条件等の付加情報がデジタル放送波に付加されている場合には、これらの付加情報もデータ分離部113において分離されて、CMデータと関連付けられてCMデータ記憶再生部116に記憶される。
【0019】こうして記憶された番組データ及びCMデータを再生して視聴する動作について説明する。記憶されている番組データのうち、どの番組を視聴するかを、ユーザが操作部によって選択し再生を指示すると、この信号を受け取った制御部111は、番組データ記憶再生部114に当該番組データを選択して再生させると共に、CMデータ管理部115に当該番組データに対応するCMデータを再生するように要求する。CMデータ管理部115はCMデータ記憶再生部116に当該番組に対応するCMデータを選択して再生させる。こうして再生された番組データ及びCMデータは、データ合成部112に入力される。データ合成部112は、選択された番組データの所定箇所に選択されたCMデータを挿入して、デコーダ部117へ出力する。デコーダ部117はこれらのデータを複合して、ディスプレイ101、スピーカ102等へ出力する。番組中CMデータの挿入位置を特定するには、番組データのCMデータを挿入したい位置の直前のパケットに識別子を含めておけばよい。データ合成部112がこれを検出すると、対応するCMデータをこのパケットの前に挿入するようにして、番組データ及びCMデータを合成すると、所定箇所にCMを含む番組再生が可能となる。一方で、制御部111は、所定のCMデータが再生されたことをデータ合成部112からの信号により確認すると、この情報をCMデータ管理部115に入力する。すると、CMデータ管理部115はCMデータ記憶再生部116にアクセスして、記憶されている当該CMデータに付加された再生履歴情報(再生時刻、再生回数等)を更新する。尚、CMデータが最後まで再生された場合のみ、再生履歴情報を更新するように構成しても良い。(CMデータ再生途中でスキップした場合には、再生したことにならない。)再生しようとする番組データに対応するCMデータがない場合には、CMデータは再生しなくても良いし、CMデータ記憶再生部116に含まれている他のCMデータを再生するようにしても良い。
【0020】CMデータをCMデータ記憶再生部116から削除する動作について説明する。CMデータ記憶再生部116に記憶されているCMデータのうち、削除対象となるCMデータの選択及び選択時期については、ユーザが操作して決定してもよく、あるいはCMデータ管理部115に予め記憶されたプログラムに従い自動的に決定されてもよい。ここでは、ユーザが操作部を操作して任意のCMデータをCMデータ記憶再生部116から削除する例を説明する。ユーザが操作部を操作してCMデータ削除を行う指示を出すと、ディスプレイ101上に現在記憶されているCMデータの一覧が表示される。ユーザはこの中から任意のCMデータを選択し、これを削除する指示を出すことができる。このようにしてCMデータ削除の指示がなされると、制御部111はCMデータ管理部115に当該CMデータを削除するよう要求する。CMデータ管理部115は、CMデータ記憶再生部116から当該CMデータに付加されている再生履歴情報や有効期限情報などの削除条件情報を取得し、さらに必要に応じて現在時刻管理部130から現在時刻情報を取得して、当該CMデータが削除可能な状態にあるかどうかを判定する。この削除条件情報及び判定方法については、本発明の実施形態として以下に詳細に説明する。当該CMデータが削除可能であると判定されると、CMデータ管理部115は当該CMデータをCMデータ記憶再生部116から削除し、制御部111に当該CMデータを削除したことを通知する。また、当該CMデータが削除可能でないと判定された場合には、当該CMデータを削除せずに、制御部111に当該CMデータが削除不可能であることを通知する。これらの通知を受けた制御部111は、ユーザが削除の指示をした当該CMデータが削除可能又は削除不可能である旨を、ディスプレイ101に表示する。ただし、上記のCMデータ管理部115から制御部111への削除可否についての通知は実施してもしなくても良い。
【0021】また、削除すべきCMデータ及び削除すべき時期の選択を自動で行うよう制御することもできる。この場合、例えば、制御部111は定期的に(又はランダムな時間間隔ごとに)CMデータ管理部115にアクセスし、CMデータ記憶再生部116に記憶されているCMデータから削除可能なCMデータを検索して削除するように要求すればよい。CMデータ削除対象の選択条件及び時期的条件は、例えば、CMデータ記憶再生部116の残り記憶容量、CMデータの受信後経過時間又は有効期限情報、再生履歴情報などに基づいて、CMデータ管理部115に予めプログラムされているものとする。
【0022】なお、デジタル放送波に現在時刻情報が常時又定期的に付加されている場合には、これを現在時刻管理部130に取得することにより、装置内で常に正確な現在時刻を保持することができる。これにより、デジタルテレビ受像機の現在時刻設定を安易に改竄できない仕組みが提供されるので、CMデータが所定の条件に従い確実に再生されるようになる。
【0023】以下に、本発明のCMデータを記憶再生可能なデジタルテレビ受像機において、CMデータを削除する判定処理等の実施形態を示す。各実施形態の記載において、特に説明のない構成部分については、上記のデジタルテレビ受像機の仕組みと同じであるものとする。まず、本発明のデジタルテレビ受像機の第1実施形態について説明する。第1実施形態は、CMデータの再生履歴情報に基づいて当該CMデータの削除可否を判定して、削除を行う方法であり、適宜、図1及び図2を参照しながら説明する。
【0024】図2は、本実施形態によるCMデータ削除の動作を表すフローチャートである。CMデータ管理部115は、制御部111からCMデータ削除の要求が送信されるまで待機する(ステップ201)。CMデータ削除要求を受理すると、CMデータ記憶再生部116にアクセスし、当該CMデータの再生履歴情報を取得する(ステップ202)。この再生履歴情報は、例えば、当該CMの再生回数、再生日時、規定再生回数(広告主又は放送局が指定し、CMデータの付加情報として放送される)などである。CMデータ管理部115は、再生履歴情報が所定の削除条件を満たしているかどうかに基づいて当該CMデータの削除可否を判定する(ステップ203)。ここで、所定の削除条件は、例えば、当該CMが既に規定再生回数以上再生されている場合には削除可能とし、それ以外の場合には削除不可能とするような条件であればよい。CMデータ管理部115が当該CMデータを削除可能と判定した場合は、CMデータ記憶再生部116にアクセスし、当該CMデータを削除する(ステップ204)。さらに、制御部111に当該CMデータを削除したことをディスプレイ表示するように要求してもよい(ステップ205)。また、CMデータ管理部115が当該CMデータを削除不可能と判定した場合には、制御部111に当該CMデータを削除できないことをディスプレイ表示するように要求してもよい(ステップ206)。
【0025】尚、CMデータの規定再生回数は広告主又は放送局からCMデータに付加して放送するだけでなく、デジタルテレビ受像機内に予め設定しておいてもよい。受信したCMデータに規定再生回数の情報が含まれていない場合には、この予め設定された規定再生回数を削除条件の判定に用いればよい。尚、規定再生回数を0回とすると、ユーザはこのCMデータを1度も見ていなくとも、いつでも削除することができることになる。
【0026】次に、本発明のデジタルテレビ受像機の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、放送されるCMデータの付加情報に含まれる所定の削除条件情報に基づいて、当該CMデータの削除可否を判定して、削除を行う方法であり、適宜、図1及び図3を参照しながら説明する。
【0027】図3は、本実施形態によるCMデータ削除の動作を表すフローチャートである。CMデータ管理部115は、制御部111からCMデータ削除の要求を受理する(ステップ301)と、CMデータ記憶再生部116にアクセスし、当該CMデータの付加情報として受信し記憶してある削除条件情報を取得する(ステップ302)。この削除条件情報とは、例えば、ユーザ(すなわち放送サービス契約者)のプロフィール(受信地域、年齢、性別等)や、CMデータ記憶再生部116の残り記憶容量などに基づいて、CMデータの削除可否の判定基準を与えるものである。このような削除条件情報に対して、判定の対象となるユーザのプロフィールやCMデータ記憶再生部116の残り記憶容量などのデータは、当該デジタルテレビ受像機又は当該ユーザに固有の情報であるから、これらの情報を予め装置内の所定の場所に記憶しておき、CMデータ管理部115がそこにアクセスして情報取得するようにすればよい。CMデータ管理部115は、削除条件情報に基づいて当該CMが削除可能かどうかを判定する(ステップ303)。CMデータの削除条件情報は、例えば、重点的にCM放送を行いたい地域や、ターゲットとする視聴者層(年齢、性別及び家族構成等のプロフィールによる)などを規定するものであり、当該デジタルテレビ受像機又は当該ユーザがこのような削除条件を満たしているかどうかを基準として、CMデータ削除の可否を判定するようになっている。したがって、ここでの削除判定は、ユーザごとに異なる判定結果をもたらす可能性がある。尚、ユーザを各種条件によりグループ分けし、このグループにより削除条件を規定してもよい。グループ分けを行うことにより、個々のユーザに削除条件を規定する場合に比べて、処理が簡単になる。CMデータ管理部115が当該CMデータを削除可能と判定した場合は、CMデータ記憶再生部116にアクセスし、当該CMデータを削除する(ステップ304)。さらに、制御部111に当該CMデータを削除したことをディスプレイ表示するように要求してもよい(ステップ305)。また、CMデータ管理部115が当該CMデータを削除不可能と判定した場合には、制御部111に当該CMデータを削除できないことをディスプレイ表示するように要求してもよい(ステップ306)。次に、本発明のデジタルテレビ受像機の第3実施形態について説明する。第3実施形態は、CMデータの有効期限情報に基づいて当該CMデータの削除可否を判定して、削除を行う方法である。
【0028】図4は、本実施形態によるCMデータ削除の動作を表すフローチャートである。CMデータ管理部115は、制御部111からCMデータ削除の要求を受理する(ステップ401)と、CMデータ記憶再生部116及び現在時刻管理部130にアクセスし、それぞれから当該CMデータの有効期限情報及び現在時刻情報を取得する(ステップ402)。この有効期限情報は、特定の日時まで当該CMデータが有効であることを示す情報でもよいし、あるいは当該CMデータを受信後の一定期間内は当該CMデータが有効であることを示す情報であってもよい。CMデータ管理部115は、この有効期限情報と現在時刻とを比較判定し、現在時刻が有効期限を過ぎているかどうかに基づいて当該CMデータの削除可否を判定する(ステップ403)。CMデータ管理部115が当該CMデータを削除可能と判定した場合は、CMデータ記憶再生部116にアクセスし、当該CMデータを削除する(ステップ404)。さらに、制御部111に当該CMデータを削除したことをディスプレイ表示するように要求してもよい(ステップ405)。また、CMデータ管理部115が当該CMデータを削除不可能と判定した場合には、制御部111に当該CMデータを削除できないことをディスプレイに表示するように要求してもよい(ステップ406)。次に、本発明のデジタルテレビ受像機の第4実施形態について説明する。第4実施形態において、特に説明のないものについては、上記で説明した第1〜第3までの実施形態と同じであるものとする。
【0029】図5は、本実施形態によるCMデータ削除の動作を表すフローチャートである。CMデータ管理部115は、制御部111からのCMデータ削除要求を受理する(ステップ501)と、CMデータ記憶再生部116にアクセスし、当該CMデータの再生履歴情報を取得する(ステップ502)。CMデータ管理部115は、再生履歴情報が第1の削除条件を満たしているかどうかを基準として当該CMデータの削除可否を判定する(ステップ503)。ここで、当該CMデータの削除が不可能であると判定された場合は、さらに、第1の削除条件とは異なる第2の削除条件情報に基づいた削除方法のステップを実施する。すなわち、CMデータ管理部115は、CMデータ記憶再生部116から、当該CMデータの第2の削除条件情報を取得する(ステップ504)。CMデータ管理部115は、当該CMデータが第2の削除条件を満たしているかどうかに基づいて、当該CMデータの削除可否を判定する(ステップ505)。ここでまた、当該CMデータの削除が不可能であると判定された場合は、さらに有効期限情報及び現在時刻情報に基づいた第3の削除方法のステップを実施する。すなわち、CMデータ管理部115は、CMデータ記憶再生部116及び現在時刻管理部130のそれぞれから、当該CMデータの有効期限情報及び現在時刻情報を取得する(ステップ506)。CMデータ管理部115は、この有効期限情報と現在時刻とを比較判定し、現在時刻が有効期限を過ぎているかどうかに基づいて当該CMデータの削除可否を判定する(ステップ507)。
【0030】上記の第1(ステップ503)、第2(ステップ505)及び第3(ステップ507)のいずれか一つの削除可否判定において、当該CMデータが削除可能と判定された場合には、CMデータ管理部115はCMデータ記憶再生部116にアクセスし、当該CMデータを削除する(ステップ508)。さらに、制御部111に当該CMデータを削除したことをディスプレイ表示するように要求してもよい(ステップ509)。また、上記ステップ503、505及び507のいずれにおいても当該CMデータが削除不可能であると判定した場合には、制御部111に当該CMデータを削除できないことをディスプレイ表示するように要求してもよい(ステップ510)。
【0031】尚、本実施形態において、再生履歴情報、削除条件情報、並びに有効期限情報及び現在時刻の取得の順番、判定の順番に関しては、任意の順番に並べかえることが可能である。さらに、例えば、再生履歴情報、削除条件情報、並びに有効期限情報及び現在時刻を同時に取得して判定するものであっても良い。各情報を取得し判定する機能があれば、情報取得のタイミングや判定のタイミングはいかようにも変更可能である。第1〜第3の削除条件のうちいずれか1つ又は2つの条件が満たされる場合にのみ、あるいは第1〜第3の削除条件の全てが満たされる場合にのみ、CMデータを削除可能と判定するようにしてもよい。また、削除条件に重み付け(例えば、ポイント付与)をして、満たされた削除条件の全体が一定の基準(例えば、付与されたポイントの合計)を満たす場合に、CMデータを削除可能と判定するようにすることもできる。削除条件情報としては、無条件に削除を許可することにしても良い。また、削除条件情報としては、上記の条件に限るものでなく、削除を許可するためのあらゆる条件を設定することができる。次に、本発明のデジタルテレビ受像機の第5実施形態について説明する。第5実施形態は、受信したCMデータが既に受信して記憶してあるCMデータと同じものである場合の、CMデータの記憶及び更新に関するものである。
【0032】図6は、本実施形態によるCMデータの記憶及び更新の動作を表すフローチャートである。ただし、特に断りがない限り、本実施形態のデジタルテレビ受像機は上記の各実施形態と同じ構成を有しているものとする。本実施形態では、広告主又は放送局は、自社又は自局が放送するCMデータに識別番号を付加してから送信するよう予め規則化しているものとする。この識別番号は、CMデータの種類を示すためのものであり、例えば、同一又は類似の商品等のCMデータには同一の識別番号を使用することにより、CMデータを分類する。ただし、複数の全く同一のCMデータを、それぞれ別のCMデータとして管理したい場合には、これらに異なった識別番号を割り振っても良い。
【0033】CMデータ記憶再生部116が、上記のような識別番号を含んだCMデータを新たに受信する(ステップ601)と、CMデータ管理部115はCMデータ記憶再生部116にアクセスし、当該CMデータの識別番号を取得するとともに、これと同一の識別番号を有するCMデータがCMデータ記憶再生部116内に存在するかどうかを検索する(ステップ602)。この検索結果を判定し(ステップ603)、当該CMデータと同一内容のCMデータが存在する場合には、既に記録されているCMデータの付加情報を、新しく受信したCMデータの付加情報に更新するステップのみを行い(ステップ604)、CMデータ記憶再生部116には新たなCMデータの記憶を行わないようにする。ここで、上記の第1〜4実施形態によれば、付加情報の更新とは、当該CMデータの再生履歴情報の更新(例えば、再生回数をリセットして1度も再生されていないことにする)、削除条件情報の更新、及び有効期限情報の更新を行うことが含まれるが、これらに限られるわけではない。また、上記の検索結果の判定(ステップ603)において、当該CMデータと同一のCMデータが存在しない場合には、受信したCMデータ及び付加情報をCMデータ記憶再生部116に記憶する(ステップ605)。
【0034】この付加情報に含まれるCMデータの削除条件は、例えば、CMデータの有効期限、規定再生回数(ここで指定する回数以上再生すると削除を許可する)などである。このように受信CMデータの付加情報のみを最新のものに更新することにより、同一内容のCMデータを重複して記憶することなく、当該CMデータの有効期限の変更、削除条件の緩和など、より現状に沿った付加情報を保持させることができる。尚、CMデータを削除する方法は、上記の第1〜4実施形態のいずれかを利用すればよい。
【0035】次に、本発明のデジタルテレビ受像機の第6実施形態について説明する。第6実施形態は、受信したCMデータが既に受信して記憶してあるCMデータと同じものである場合に、上記第5実施形態とは異なる方法でCMデータを記憶及び更新する方法に関するものである。
【0036】図7は、本実施形態によるCMデータの記憶及び更新の動作を表す模式図である。ただし、特に断りがない限り、本実施形態のデジタルテレビ受像機は上記の第5実施形態と同じ構成を有しているものとする。本実施形態では、広告主又は放送局は、自社又は自局が放送するCMデータに識別番号を付加してから送信するよう予め規則化しているものとする。この識別番号は、CMデータの種類を示すためのものであり、例えば、同一の商品等のCMデータには同一の識別番号を使用する。ただし、複数の全く同一のCMデータを、それぞれ別のCMデータとして管理したければ、これらに異なった識別番号を割り振っても良い。
【0037】CMデータ記憶再生部116が、上記のような識別番号を含んだCMデータを新たに受信すると、CMデータ管理部115はCMデータ記憶再生部116にアクセスし、当該CMデータの識別番号を取得するとともに、これと同一の識別番号を有するCMデータがCMデータ記憶再生部116内に存在するかどうかを検索する。該当するCMデータがCMデータ記憶再生部116に存在する場合は、CMデータ記憶再生部116にCMデータの記憶を行わずに、CMデータの付加情報のみ記録し、既に記録されているCMデータとの関連付けを行う。関連付けられたCMデータには、関連付けられた付加情報の数を記録する領域を作成し、付加情報が関連付けられるごとにこの数を増減させる。
【0038】図7は、CMデータと付加情報との関係を示す模式図である。ここで、付加情報としては、削除条件情報及び再生履歴情報を用いているが、付加情報はこれらに限られるものではない。新たなCMデータを受信した場合には、図7の(a)に示すように、付加情報700に含まれる削除条件情報及び再生履歴情報と、CMデータ702とを互いに関連付けながらCMデータ記憶再生部116に記憶する。このとき、CMデータ702中には、関連付け数を示す領域701を作成する。図7(a)の例では、新たにCMデータを記録するので、1つの付加情報700が関連付けられており、領域701には1という数を与える。
【0039】次に、受信したCMデータの識別番号が、既にCMデータ記憶再生部116に記録されている場合を、図7R>7の(b)に示す。CMデータ記憶再生部116内には、既に記憶してあるCMデータ712及びその付加情報710が存在しており、これらは互いに関連付けられている。ここで新たに受信したCMデータは新たに記憶せずに、当該CMデータの付加情報713のみを新たに記憶して、既に記憶されているCMデータ712と関連付けを行う。すなわち、CMデータ712中の関連付け数の領域711を2に更新する。
【0040】このように記憶されたCMデータの削除方法は、上記の第1〜4実施形態による方法と同様である。所定の削除条件に従って当該CMデータの削除が許可された場合、該当する付加情報700を削除して、CMデータ702の中の関連付け数の領域701が1ならば、直にCMデータ702を削除する。また、関連付け数の領域711が2以上であれば、該当する削除条件情報710又は713のみを削除し、CMデータ712に含まれる関連付け数の領域711の数を1つ減ずる。また、このCMデータを再生した場合の再生履歴情報は、削除条件情報ごとに作成しており、CMデータを再生、削除する場合には、削除条件情報又は再生履歴情報にアクセスするようになっている。これにより、図7(b)のような場合には、外部からは付加情報の異なる2つのCMデータが存在するように見えるが、片方の付加情報710に基づいてCMデータを再生、削除しても、他方の付加情報713に変化は無いようにする。次に、本発明のデジタルテレビ受像機において、CMデータの一覧を表示する実施形態について説明する。ただし、特に断りがない限り、本実施形態の構成は上記の各実施形態と同じものとする。
【0041】図8は、本実施形態によるCMデータ一覧の表示例を示す。本実施形態では、2次元の表を用いて、現在装置内に記憶されているCMデータの情報を1行ごと表示する。1行の中には、CMデータの付加情報を表示する。この例では、一列目にはCMデータ記憶再生部116内でのCMデータ管理のための通し番号、2列目にはCM名、3列目にはCMデータの有効期限、4列目にはこれまでの再生回数と削除するための規定再生回数、5列目には現在削除可能かどうかを示している。削除可能なCM名を塗り潰すとともに、当該CMデータの有効期限が過ぎていれば、当該CMデータの有効期限の欄を塗りつぶし、これまでの再生回数が規定再生回数を上回っていれば、この欄を塗りつぶしている。また、当該CMデータが削除可能であれば、削除許可欄に可能と表示し、CM名及び削除許可欄を塗りつぶしている。NO1のCMデータについては、これまでの再生回数は規定再生回数を上回っていないが、有効期限○月△日が既に満了しているので、削除可能となっている。NO2のCMデータについては、有効期限は満了していないが、これまでの再生回数が規定再生回数を上回っているので、削除可能となっている。NO3のCMデータについては、有効期限も規定再生回数も設定されておらず、したがって受信時から削除許可されているので削除可能となっている。NO4のCMデータについては、有効期限は指定されておらず、規定再生回数が1回と設定されているが、現在一度も再生されていないので、削除不可状態となっている。
【0042】図8に示した表示例によれば、ユーザがCMデータ一覧表から削除可能なCMデータを容易に探し出すことができ、記憶されているCMデータを容易に管理することが可能となる。尚、図8に示す表示例はほんの一例であり、表示項目及び画面の操作方法に関しては、様々な応用を行うことができる。例えば、削除条件の表示方法は、記号であっても絵文字(アイコン等)であっても良い。また、削除条件をクリアしていることを表すには、該当欄の塗りつぶしでもいいし、表示色を変えるようにしても良い。尚、本発明のCMデータを記憶再生可能なデジタルテレビ受像機は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のデジタルテレビ受像機では、記憶媒体に記憶されたCMデータを、その広告効果に応じて適宜削除し、又は更新することにより、限られた容量の記憶媒体を効率よく使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルテレビ受像機の構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態におけるCMデータの削除方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態におけるCMデータの削除方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第3実施形態におけるCMデータの削除方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第4実施形態におけるCMデータの削除方法を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第5実施形態において、重複するCMデータを識別し管理する方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第6実施形態において、重複するCMデータを識別し管理する方法を示す図である。
【図8】本発明のデジタルテレビ受像機において、CMデータ削除を行うときの表示画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
100 アンテナ
101 ディスプレイ
102 スピーカ
110 チューナ
111 制御部
112 データ合成部
113 データ分離部
114 番組データ記憶再生部
115 CMデータ管理部
116 CMデータ記憶再生部
117 デコーダ部
120 デジタルテレビ受像機
130 現在時刻管理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】 CMデータを記憶し再生するCMデータ記憶再生手段と、前記CMデータの削除条件情報を記憶するCMデータ削除条件情報記憶手段と、前記CMデータが削除可能であるかどうかを判定する削除判定手段とを有し、前記削除判定手段は、前記CMデータの削除条件情報が満たされている場合に、前記CMデータを削除可能と判定することを特徴とするデジタルテレビ受像機。
【請求項2】 請求項1に記載のデジタルテレビ受像機において、前記CMデータの再生履歴を記憶するCMデータ再生履歴記憶手段を有し、前記削除条件情報は、前記CMデータの規定再生回数であり、前記削除判定手段は、前記CMデータの再生履歴が前記規定再生回数を満たしている場合に、前記CMデータを削除可能と判定することを特徴とするデジタルテレビ受像機。
【請求項3】 請求項1に記載のデジタルテレビ受像機において、現在時刻情報を記憶する現在時刻管理部を有し、前記削除条件情報は、前記CMデータの有効期限情報であり、前記削除判定手段は、前記現在時刻が前記CMデータの有効期限を経過している場合に、前記CMデータを削除可能と判定することを特徴とするデジタルテレビ受像機。
【請求項4】 CMデータを記憶及び再生可能なデジタルテレビ受像機であって、前記CMデータを記憶し再生するCMデータ記憶再生手段と、前記CMデータの再生履歴、削除条件情報及び有効期限情報のうち少なくとも1つを記憶する記憶手段と、現在時刻情報を記憶する現在時刻管理部と、前記CMデータが削除可能であるかどうかを判定する削除判定手段とを有し、前記削除判定手段は、(a) 前記CMデータの再生履歴が所定の規定再生回数を満たしていること、(b) 前記CMデータの削除条件情報が満たされていること、及び(c) 前記現在時刻情報が前記CMデータの有効期限情報を満たしていること、のうち少なくともいずれか1つが成立する場合に、前記CMデータを削除可能と判定することを特徴とするデジタルテレビ受像機。
【請求項5】 前記削除可能と判定されたCMデータは、ユーザの操作に応じて任意に削除可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のデジタルテレビ受像機。
【請求項6】 前記削除可能と判定されたCMデータは、自動的に削除されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のデジタルテレビ受像機。
【請求項7】 前記CMデータには識別番号が付与されており、前記CMデータを前記識別番号によって管理することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のデジタルテレビ受像機。
【請求項8】 前記CMデータには関連付け数が付与されており、前記CMデータと同一の識別番号のCMデータを受信した場合には、前記関連付け数をインクリメントし、前記CMデータと同一の識別番号のCMデータを再生した場合には、前記関連付け数をデクリメントすることを特徴とする請求項7に記載のデジタルテレビ受像機。
【請求項9】 CMデータを含むデジタルデータを放送するデジタルテレビ放送システムであって、前記CMデータは該CMデータの削除条件情報を含んでおり、前記CMデータは、デジタルテレビ受像機において、前記削除条件情報にしたがって削除されるようになっていることを特徴とするデジタルテレビ放送システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図8】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2003−309809(P2003−309809A)
【公開日】平成15年10月31日(2003.10.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−110856(P2002−110856)
【出願日】平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】