説明

IDカード、IDカード作成方法、IDカード作成プログラム、及びIDカード作成用台紙

【課題】簡易に装着や取り外しができるIDカードを提供すること。
【解決手段】IDカード10は、プレート12の少なくとも片面上にID情報14が表示されたID表示領域16が設けられ、上記ID表示領域16の上方にIDカード装着用具と嵌合する装着用貫通孔18が設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装着者のID情報が表示されたIDカード、及びこのようなIDカードの作成方法と作成プログラム、更には、IDカード作成用台紙に関する。
【背景技術】
【0002】
人によって装着され、その装着者のID情報を表示するIDカードが広く用いられている。こういったIDカードは、通常、(1)プレートの裏面に安全ピンなどを取り付けて着衣に装着できるようにしたもの、(2)一枚のプレートを透明ホルダに収容した状態で、上記ホルダを使って着衣に取り付けたり、ストラップによってホルダごと首から下げて装着できるようにしたもの、などがある。また、(3)一枚の細長いプレートを胸ポケットに差し入れ、胸ポケットの上部に露出する部分にID情報を表示したものなどもある。
【0003】
上記(1)のタイプは、IDカードを名札専用として用いる場合に多用される。また、上記(2)のタイプは、透明ホルダからIDカードを容易に取り出せるので、IDカードを名札としての用途以外に、例えばコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として使う場合に便利である。上記(3)の場合は、展示会の時、IDカードの上部に名刺を貼ることにより、簡易にIDカードを完成できる。
【0004】
例えば、特許文献1には、上記(2)のタイプのIDカードに用いられるホルダが開示されている。
【特許文献1】特開平6−110390号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記(1)のタイプのIDカードは衣類からの着脱が不便である。また、安全ピンなどをプレートの裏面に取り付ける必要があるので、簡易に製作できない欠点がある。
【0006】
上記(2)のタイプは、ストラップやクリップといったIDカード装着用具とは別に、IDカードを収容するホルダを用意しておく必要がある。また、IDカードを収容するホルダの多くは透明プラスチックや透明ビニール等で作られるので、使用によって割れたり、切れたりして、耐性に欠ける面がある。このため、頻繁に取り替える必要があった。
【0007】
上記(3)のタイプは、胸にポケットが無ければ使えない。また、名刺を貼る態様なので見づらいし、多機能化ができない。
【0008】
近年、人材の流動化や交流が深まる社会情勢を背景に、簡易な構造で簡単に作れるIDカードが求められていた。また、着脱が容易であり、且つ、耐性に欠けるカードホルダが不要なIDカードが求められていた。更に、専用のIDカード作成用の装置など設備投資をなるべく抑えたいとの要求もあった。
【0009】
本発明は、このような社会情勢に鑑みてなされたもので、簡易に装着や取り外しができるIDカード、及びそのようなIDカードを簡易に汎用的な設備で作成できるIDカード作成方法、IDカード作成プログラム、及びIDカード作成用台紙を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のIDカードの一態様は、
プレートの少なくとも片面上にID情報が表示されたID表示領域を設け、上記ID表示領域の上方にIDカード装着用具と嵌合する装着用貫通孔を設けたことを特徴とする。
【0011】
本発明のIDカード作成方法の一態様は、以下の工程を有する、
対象人物を特定する情報をコンピュータに入力する工程、
記憶媒体にアクセスして、上記記憶媒体上に記憶された上記対象人物に関する情報を読み出す工程、
上記読み出した上記対象人物に関する情報を、一枚の平面媒体から複数枚数のIDカードがとれるような態様で、プリンタで上記平面媒体上にプリントする工程、
上記プリントされた平面媒体から、IDカードに利用する部分を分離する工程。
【0012】
本発明のIDカード作成プログラムの一態様は、
コンピュータを用いてIDカードを作成するプログラムであり、当該プログラムはコンピュータに、
入力装置から入力された、対象人物を特定する情報を受け付けさせ、
上記受け付けた情報に基づいて、記憶媒体にアクセスさせて、上記記憶媒体上に記憶された上記対象人物に関する情報を読み出させ、
上記読み出した上記対象人物に関する情報を、一枚の平面媒体から複数枚数のIDカードがとれるような態様で、プリンタを使って上記平面媒体上にプリントさせる、
ことを特徴とする。
【0013】
本発明のIDカード作成用台紙の一態様は、
少なくとも1枚のカードサイズのプレートの所定位置にID情報をプリントして、上記プレートを分離可能な台紙であって、
上記カードサイズのプレートにおける上記ID情報がプリントされるべき上記所定位置の上方に、IDカード装着用具と嵌合する装着用貫通孔が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、簡易に装着や取り外しができるIDカード、及びそのようなIDカードを簡易に汎用的な設備で作成できるIDカード作成方法、IDカード作成プログラム、及びIDカード作成用台紙を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
【0016】
[第1実施形態]
図1(A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係るIDカードの表面及び裏面を示す図である。
【0017】
即ち、本実施形態に係るIDカード10は、プレート12の少なくとも片面、ここでは表面に、ID情報14として写真画像や氏名・所属などが表示されるID表示領域16が設けられ、そのID表示領域16の上方に、不図示のIDカード装着用具と嵌合する装着用貫通孔18が設けられたものである。
【0018】
この場合、上記装着用貫通孔18は、上記IDカード10の上部中央に設けられた単孔として形成されている。そして、この装着用貫通孔18は、上記IDカード10の装着時に上記IDカード10が上記IDカード装着用具に係止される、上方に凹んだ形状をした係止部20を有している。ここで、図1(B)に示すように、上記IDカード10の重心をP、上方に凹んだ形状をした係止部20の位置をQとしたとき、それらQとPを結ぶ直線は懸垂線22となる。この懸垂線22とID表示領域16におけるID情報の表示の向きD(表示が傾いたり、横にならずに、正しく見える方向)は平行になっている。
【0019】
なお、上記プレート12の材質は、例えば、紙やプラスチックである。
【0020】
このように、本実施形態に係るIDカード10は、IDカード装着用具と嵌合する装着用貫通孔18がID表示領域16上部に設けられているので、IDカード10を収納するホルダを必要とすることなく、IDカード10を直接にIDカード装着用具に取り付けることができる。また、IDカード装着用具から取り外したIDカード10は通常のクレジットカード等と同様の大きさとなるので、使用しないときには、そのままカードホルダに収容することができる。
【0021】
なお、IDカード装着用具としては、例えば、クリップやストラップがある。これらは多くの場合には汎用品のクリップやストラップで事足り、また、専用品を使う場合でもホルダに比較して長い寿命があるものである。このようにIDカード用にホルダを在庫しておく無駄が省ける。また、装着用貫通孔18によってIDカード10を保持するので、挟持などに比べてIDカードが落ちる確率が低い。
【0022】
また、上記装着用貫通孔18を上記IDカード10の上部中央に設けられた単孔として形成しているので、装着用貫通孔18と嵌合するIDカード装着用具がID表示領域16を覆うこと無く、バランス良く、IDカード10をIDカード装着用具に取り付けることができる。
【0023】
さらに、上記装着用貫通孔18に、上記IDカード10の装着時に上記IDカード10が上記IDカード装着用具に係止される、上方に凹んだ形状をした係止部20を設けているので、IDカード10とIDカード装着具の位置関係が安定する。
【0024】
また、IDカードの構造が単純なので、IDカード作成用に専用装置を導入する必要性も低い。多くの場合は、標準的なパーソナルコンピュータとプリンタの組み合わせで、ハードウェア的には十分である。
【0025】
以下、このようなIDカード10の作成方法を説明する。
即ち、本実施形態においては、図2(A)及び(B)に示すような、少なくとも1枚のカードサイズのプレート12の所定位置にID情報14をプリントして、上記プレート12を分離可能な平面媒体である台紙24を使用する。図2(A)は葉書サイズの台紙24を示しており、図2(B)はB5サイズの台紙24を示している。
【0026】
この台紙24の材質は、上記IDカード10のプレート12と同様、例えば紙やプラスチックであり、上記カードサイズのプレート12に合わせて、ミシン目26が設けられて、プレート12を容易に分離可能となっている。もちろん、台紙24が薄い紙の場合には、ミシン目26が有っても無くても良い。さらに、ミシン目24の代わりに、切り取り線を表示するものであっても良い。その場合、コンピュータで切り取り線もプリントしても良いし、予め台紙24に印刷してあっても良い。
【0027】
また、そのカードサイズのシートにおける上記ID情報14がプリントされるべき位置の上方には、IDカード装着用具と嵌合するための上記装着用貫通孔18が予め開けられている。もちろん、この装着用貫通孔18についても、予め設けておく代わりに、ミシン目で処置しても良い。
【0028】
そして、図3に示すように、標準的なパーソナルコンピュータ(PC)28とプリンタ30とを用いてIDカード10を作成する。即ち、プリンタ30に上記台紙24をセットし、図4(A)に示すように、PC28を使ってIDカードとして必要なID情報14を各プレート12のID表示領域16にプリントする(ステップS10)。そして、ID情報がプリントされたプレート12を台紙24から分離することで、IDカード10が完成する(ステップS12)。
【0029】
図4(B)は、上記ステップS10の処理を行うために上記PC28で実行されるIDカード作成プログラムのフローチャートを示す図である。
【0030】
即ち、まず、IDカード10の作成対象人物を特定するための識別情報をコンピュータに入力する(ステップS20)。ここで、識別情報は、例えば社員データベースや会員データベースといったデータベースに登録された社員番号や会員番号である。もちろん、上記ID情報である写真画像や氏名・所属であっても良い。
【0031】
次に、上記入力された識別情報で、データベースを検索して、上記対象人物に関する情報を読み出し(ステップS22)、その読み出した上記対象人物に関する情報を、一枚の台紙24から複数枚数のIDカード10がとれるような態様となるように、所定のフォーマットに編集する(ステップS24)。そして、得られたプリントイメージをPC28の画面に表示して(ステップS26)、操作者からの判断入力を受け付ける(ステップS28)。
【0032】
ここで、操作者から所定の操作によるOK指示の入力がない場合には(ステップS30)、操作者からの修正指示入力を受け付けて(ステップS32)、それに応じて上記ステップS24で編集したフォーマットを修正して(ステップS34)、上記ステップS26に戻る。
【0033】
而して、OK指示入力があったならば(ステップS30)、プリンタ30により台紙24上にプリントを実行する(ステップS36)。
【0034】
このように、対象人物情報を特定する情報をPC28に入力すれば、データベース上の情報を用いて対象人物に関する情報が台紙24に印刷され、この台紙24からIDカード10に利用する部分(プレート12)を分離して用いる。このようにすれば、簡単に、汎用的な設備で、データベースの情報を利用して、IDカード10を作成できる。
【0035】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るIDカード10は、プレート12が、プレート基材と、上記プレート基材上に配されたID情報が表示されたID表示シートとから構成されるようにしたものである。
【0036】
即ち、上記第1実施形態では、装着用貫通孔18が予め開けられたプレート12に対してID情報14をプリントして台紙24から分離することでIDカード10を作成した。これに対し、本第2実施形態においては、図5に示すように、ID情報をプリント後、台紙24からID表示シート32の部分を分離して、装着用貫通孔18が設けられたプレート基材34にそれを貼ることで、IDカード10を作成するものである。
【0037】
このようにすれば、プレート基材34に十分な硬さと厚みを有する材質を選択すれば、ID表示シート32は薄いものでもIDカード全体の強度は十分となる。このため、ID表示シート32を、紙や樹脂シートに通常のプリンタでプリントして作成することもできる。従って、専用の設備を導入する必要性がさらに低下する。
【0038】
特に、上記ID表示シート32を上記プレート基材34上に貼れば、簡単にIDカード10を作成することができる。
【0039】
なお、台紙24は、剥離紙の上に接着剤でID表示シート32を貼り付けた構造とし、台紙24から(ミシン目や切り取り線に沿って)切り取ることでID表示シート32を分離するものとすれば良い。あるいは、ID表示シート32をシールとして形成し、台紙24から剥がす形態であっても良い。
【0040】
また、図6に示すように、プレート基材34に透明カバーシート36を付けておき、それらプレート基材34と透明カバーシート36とで、台紙24から分離したID表示シート32をサンドイッチしてIDカード10を作成しても良い。
【0041】
このように、ID表示シート32上に、少なくとも上記ID情報14に対応する部分が透明な、上記ID表示シート32を覆う透明カバーシート36を被せることにより、ID表示シート32を汚れなどから保護することが可能となる。
【0042】
またこの場合、図7に示すように、透明カバーシート36の周囲に不透明枠領域38を形成しても良い。このような不透明枠領域38によって上記ID表示シート32の縁が視認不能とすることで、ID表示シート32の縁を綺麗に整えておく必要がなくなる。例えば、ID表示シート32をミシン目で切り取るような態様にした場合に、切り取り部分が見苦しいが、透明カバーシート36の不透明枠領域38で隠されるので、問題でなくなる。
【0043】
[第3実施形態]
IDカード10のプレート12には、ある程度の強度があることが望ましいが、例えば、上記プレートを1枚のシートを折り曲げ重ねて形成すれば、薄いシートからでも強度のあるプレートを生成できる。このため、プリンタ30が扱える範囲の厚さのシートでも、必要な強度を持つIDカード10を作成することができる。もちろん、折り曲げ重ねる回数を増やせば、それだけ強度も強くなる。
【0044】
折り曲げ重ねる場合の代表的な例としては、図8に示すように、台紙24から分離したシート40の中心線から2つ折にする場合がある。中心線から2つ折にするだけなので、作業が簡単であり、プレート全体として強度が一定になる。
【0045】
さらに強度を増すためには、図9に示すように、その2つ折りにされたシート40の間に、補強用プレート42を挟んでも良い。補強用プレート42としては、厚紙やプラスチックなどが適当である。
【0046】
なお、図8及び図9では、IDカード10の表裏が同一のID情報14を表示するものとしているが、それに限定されるものではないことはもちろんである。
【0047】
また、折り曲げ重ねる場合に、装着用貫通孔18周辺に力が掛かる点に鑑み、図10に示すように、この部分を重点的に補強することも好ましい。これには、少なくとも上記装着用貫通孔18の周囲が複数層のシートから成る態様にする。
【0048】
[第4実施形態]
図11(A)及び(B)は、本発明の第4実施形態に係るIDカード10の側面図及び正面図である。
【0049】
本実施形態に係るIDカード10では、装着用貫通孔18を横長の形状として、係止部20を上記装着用貫通孔18の一端に設けたものである。但しこの場合、係止部20の位置は、通常装着時にIDカード10が左右に傾かないように、重心的な中央に配することが必要である。
【0050】
このようなIDカード10によれば、同図に示すような引っ掛け型のIDカード装着用具44の場合には、図11(C)に示すようにIDカード10を90度程度回転させることで、容易にIDカード10をIDカード装着用具44から取り外せるようになる。
【0051】
例えば2次元コード46が設けられたIDカード10では、その2次元コード46を機械に読み取らせる必要上、IDカード10が頻繁にIDカード装着用具44から取り外されるが、本実施形態によれば、容易にIDカード10をIDカード装着用具44から取り外せるので、取り外し/装着の煩わしさを軽減できる。
【0052】
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】図1(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第1実施形態に係るIDカードの表面及び裏面を示す図である。
【図2】図2(A)及び(B)はそれぞれ葉書サイズ及びB5サイズの台紙を示す平面図である。
【図3】図3はIDカードを作成するためのシステムを示す斜視図である。
【図4】図4(A)はIDカードの作成手順を説明するためのフローチャートを示す図であり、図4(B)はPCで実行されるIDカード作成プログラムのフローチャートを示す図である。
【図5】図5は本発明の第2実施形態に係るIDカードの作成手順を示す模式図である。
【図6】図6は第2実施形態の変形例に係るIDカードの作成手順を示す模式図である。
【図7】図7は第2実施形態の別の変形例に係るIDカードを示す正面図である。
【図8】図8は本発明の第3実施形態に係るIDカードの作成手順を示す模式図である。
【図9】図9は第3実施形態の変形例に係るIDカードの作成手順を示す模式図である。
【図10】図10は第3実施形態の別の変形例に係るIDカードの作成手順を示す模式図である。
【図11】図11(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第4実施形態に係るIDカードの側面図及び正面図であり、図11(C)は第4実施形態に係るIDカードをIDカード装着用具から取り外す際の状態を示す図である。
【符号の説明】
【0054】
10…IDカード、 12…プレート、 14…ID情報、 16…ID表示領域、 18…装着用貫通孔、 20…係止部、 22…懸垂線、 24…台紙、 28…パーソナルコンピュータ(PC)、 30…プリンタ、 32…ID表示シート、 34…プレート基材、 36…透明カバーシート、 38…不透明枠領域、 40…シート、 42…補強用プレート、 44…IDカード装着用具、 46…2次元コード。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プレートの少なくとも片面上にID情報が表示されたID表示領域を設け、上記ID表示領域の上方にIDカード装着用具と嵌合する装着用貫通孔を設けたことを特徴とするIDカード。
【請求項2】
上記装着用貫通孔は、上記IDカードの上部中央に設けられた単孔であることを特徴とする請求項1記載のIDカード。
【請求項3】
上記装着用貫通孔は、上記IDカードの装着時に上記IDカードが上記IDカード装着具に係止される、上方に凹んだ形状をした係止部を有することを特徴とする請求項1記載のIDカード。
【請求項4】
上記装着用貫通孔は横長の形状をしており、上記係止部は上記装着用貫通孔の一端に設けられていることを特徴とする請求項3記載のIDカード
【請求項5】
上記プレートは、プレート基材と、上記プレート基材上に配されたID情報が表示されたID表示シートと、を有することを特徴とする請求項1記載のIDカード。
【請求項6】
上記ID表示シートは上記プレート基材上に貼られていることを特徴とする請求項5に記載のIDカード。
【請求項7】
上記ID表示シート上には、少なくとも上記ID情報に対応する部分が透明な、上記ID表示シートを覆うカバーシートが被されていることを特徴とする請求項5記載のIDカード。
【請求項8】
上記透明カバーシートには、周囲に不透明な枠領域が形成され、上記枠領域によって上記ID表示シートの縁が視認不能とされていることを特徴とする請求項7記載のIDカード。
【請求項9】
上記プレートは1枚のシートを折り曲げ重ねて形成したものであることを特徴とする請求項1記載のIDカード。
【請求項10】
上記折り曲げは、上記1枚のシートの中心線から2つ折にしたものであることを特徴とする請求項9記載のIDカード。
【請求項11】
上記2つ折りにされたシートの間に、補強用プレートが挟まれていることを特徴とする請求項10記載のIDカード。
【請求項12】
上記折り曲げは、少なくとも上記装着用貫通孔の周囲が複数層のシートから成る態様でされたことを特徴とする請求項9記載のIDカード。
【請求項13】
IDカード作成方法は以下の工程を有する、
対象人物を特定する情報をコンピュータに入力する工程、
記憶媒体にアクセスして、上記記憶媒体上に記憶された上記対象人物に関する情報を読み出す工程、
上記読み出した上記対象人物に関する情報を、一枚の平面媒体から複数枚数のIDカードがとれるような態様で、プリンタで上記平面媒体上にプリントする工程、
上記プリントされた平面媒体から、IDカードに利用する部分を分離する工程。
【請求項14】
コンピュータを用いてIDカードを作成するプログラムであり、当該プログラムはコンピュータに、
入力装置から入力された、対象人物を特定する情報を受け付けさせ、
上記受け付けた情報に基づいて、記憶媒体にアクセスさせて、上記記憶媒体上に記憶された上記対象人物に関する情報を読み出させ、
上記読み出した上記対象人物に関する情報を、一枚の平面媒体から複数枚数のIDカードがとれるような態様で、プリンタを使って上記平面媒体上にプリントさせる、
ことを特徴とするIDカード作成プログラム。
【請求項15】
少なくとも1枚のカードサイズのプレートの所定位置にID情報をプリントして、上記プレートを分離可能な台紙であって、
上記カードサイズのプレートにおける上記ID情報がプリントされるべき上記所定位置の上方に、IDカード装着用具と嵌合する装着用貫通孔が設けられていることを特徴とするIDカード作成用台紙。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−21889(P2007−21889A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−207233(P2005−207233)
【出願日】平成17年7月15日(2005.7.15)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】