説明

IMSネットワーク環境における代替信号送信を用いたモバイル終端呼を管理するためのシステムおよび方法

1つの実施形態では、IMSネットワークを介するモバイル終端(MT)呼の配信を管理するためのスキームが開示されており、MT呼は、呼び出しパーティによってCS接続であるユーザ装備(UE)デバイスに向けて発信される。IMS使用可能ネットワークノードは、受信された呼情報をIMマルチメディアルーティング番号(IMRN)に関連付け、呼情報およびIMRNを代替信号送信(例えば、USSDあるいはSMSメッセージ)を介してUEデバイスに提供する。モバイル発信(MO)呼プロセスが、受信IMRNを宛先番号宛先番号として使用して、UEデバイスによって開始され、ネットワークノードにおいて受信する。返信されたIMRNが有効であると確認するとすぐに、ネットワークノードは、アクセスおよび遠隔レグをブリッジし、UEデバイスと呼び出しパーティとの間のMT呼のための端部間経路を確立する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(35U.S.C.§119(e)および37C.F.R.§1.78に基づく優先権)
本特許出願は、以下の先行の米国仮特許出願に基づき優先権を主張する。それらは、(i)2007年6月1日にAdrian BuckleyおよびJan John−Luc Bakkerにより出願された「SYSTEM AND METHODS FOR MANAGING MT CALL USING ALTERNATIVE SIGNALLING」と題する米国特許出願第60/941,322号、(ii)2007年6月8日にAdrian BuckleyおよびJan John−Luc Bakkerにより出願された「SYSTEM AND METHODS FOR MANAGING MT CALL USING ALTERNATIVE SIGNALLING」と題する米国特許出願第60/942,949号、および(iii)2007年6月11日にAdrian BuckleyおよびJan John−Luc Bakkerにより出願された「SYSTEM AND METHODS FOR MANAGING MT CALL USING ALTERNATIVE SIGNALLING」と題する米国特許出願第60/943,115号であり、これらの仮特許出願は、参照により本明細書に援用されている。
(関連出願の参照)
本願は、以下の米国特許出願の主題に関連する主題を開示する。それらは、(i)本願と同じ日にAdrian BuckleyおよびJan John−Luc Bakkerによって出願された「SYSTEM AND METHOD FOR MANAGING MOBILE−TERMINATED(MT) CALLS IN IMS NETWORK ENVIRONMENT USING ALTERNATIVE SIGNALING」と題する出願番号第____号(事件整理番号第32351−1−US−PAT)、および(ii)本願と同じ日にAdrian BuckleyおよびJan John−Luc Bakkerによって出願された「MESSAGE GENERATION SYSTEM AND METHOD FOR MANAGING IMS SIGNALING OVER A CIRCUIT−SWITCHED NETWORK」と題する出願番号第____号(事件整理番号第32351−2−US−PAT)であり、これらの特許出願は、参照により本明細書に援用されている。
【0002】
本願は、以下の米国特許出願の主題に関連する主題をさらに開示する。それらは、(i)2006年1月10日に出願された米国特許出願第11/328,875号(事件整理番号第30683−US−PAT)、(ii)2006年2月6日に出願された米国特許出願第11/347,874号(事件整理番号第30809−US−PAT)、(iii)2006年8月11日に出願された米国特許出願第11/503,465号(事件整理番号第31258−US−PAT)、および(iv)2006年10月3日に出願された米国特許出願第11/542,462号(事件整理番号第31348−US−PAT)である。
(開示の分野)
本特許開示は、概して、通信ネットワークにおける呼処理に関する。より具体的には、これに限らないが、本発明の開示は、回線交換(CS)ネットワークおよびIPマルチメディアサブシステム(IMS)ネットワークを含むネットワーク環境におけるモバイル終端(MT)呼を管理するためのシステムおよび方法を対象にしている。
【背景技術】
【0003】
オペレータは、IMSネットワーク上であるいはIMSネットワークを通してホストされたサービスを、(補助サービスを含む)特定のIMSベースのサービスがそのようなデバイスによって消費されることを可能にするCS接続デバイスに提供する。呼び出しパーティによって生成されたCS接続デバイスに向かうMT呼の配信は、IMSベースのサービスの1つであると想定されるので、種々の問題が、特に複数のMT呼が巻き込まれ得る場合、そのようなMT呼を管理することに関して発生する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
(図の詳細な説明)
本特許開示は、IMS集中サービス(ICS)対応機能を介するMT呼のCS接続UEデバイスへの配信を管理するためのスキームを幅広く対象にしている。1つの態様では、実施形態はIMSネットワークにおけるMT呼の管理方法を対象にしており、MT呼は、呼び出しパーティによってUEデバイスに向けて生成されている。請求された実施形態は、以下のうちの1つ以上を含む。それらは、ネットワークノードにおいてMT呼に従うメッセージを受信し、MT呼が、CSドメイン上でUEデバイスに配信されるべきであることを決定することと、MT呼および、マッピング関係において関連するIPマルチメディアルーティング番号(IMRN)を、呼情報の少なくとも一部分に関連させる呼情報を格納することと、1つ以上の代替信号(AS)メッセージをUEデバイスに送信することとであり、ASメッセージのうちの少なくとも1つは、IMRNおよび、ASメッセージがMT呼の配信のためであることの指標、ネットワークノードで受信するモバイル発信(MO)呼に従った、UEデバイスから戻るIMRNを含み、IMRNは、宛先番号として使用され、IMRNが有効であると確認されるとすぐに、UEデバイスを有するアクセスレグを開始し、アクセスレグを呼び出しパーティとUEデバイスとの間のMT呼に対する端部間経路の確立のために、該UEデバイスに関連するアクセスレグ、および該呼び出しパーティに関連する遠隔レグをブリッジする。
【0005】
本特許開示の他の実施形態は、IMS環境において、呼び出しパーティによって生成されている、UEデバイスに向けたMT呼を管理するように動作可能なネットワークノードを対象にしている。請求された実施形態は、以下の1つ以上を含む。それらは、MT呼に従ったメッセージを受信し、MT呼がCSドメイン上でUEデバイスに配信されるべきであると決定するように構成されたコンポーネントと、UEデバイスに関する呼情報を格納し、IMRNを、マッピング関係で呼情報の少なくとも一部分に関連させるように構成されたコンポーネントと、1つ以上の代替信号(AS)メッセージをUEデバイスに送信するように構成されたコンポーネントであり、ASメッセージのうちの少なくとも1つは、IMRNおよび、ASメッセージがMT呼の配信のためであることの指標、および、ネットワークノードで受信するモバイル発信(MO)呼に従った、UEデバイスから戻るIMRNを受信するように構成されたコンポーネントを含み、IMRNは宛先番号として使用され、コンポーネントは、IMRNが有効であるとことを確認することに応答して動作可能な、UEデバイスを有するアクセスレグを開始し、アクセスレグを呼び出しパーティとUEデバイスとの間のMT呼に対する端部間経路の確立のために呼び出しパーティに関連する遠隔レグにブリッジするように構成されている。
【0006】
さらなる実施形態では、本明細書に開示された内容は、コンピュータアクセス可能な媒体であり、ネットワークノードの処理エンティティによって実行可能な命令のシーケンスを有しており、ネットワークノードは、IMS環境において呼び出しパーティによって生成されたUEデバイスに向けたMT呼を管理するように動作可能である。請求された実施形態は、以下の1つ以上を含む。それらは、MT呼に従ったメッセージを介して受信されたMT呼に関連している呼情報を格納し、MT呼がCSドメイン上でUEデバイスに配信されるべきと決定する命令と、IMRNをマッピング関係で呼情報の少なくとも一部分に関連させる命令と、UEデバイスに送信する1つ以上の代替信号送信(AS)メッセージをエンコードする命令とであり、ASメッセージのうちの少なくとも1つは、IMRNおよび、ASメッセージがMT呼の配信のためであることの指標、IMRNがMO呼に従ったUEデバイスから戻されて受信された場合にIMRNが有効であることを確認する命令、IMRNは宛先番号として使用され、UEデバイスに関連したアクセスレグ、および呼び出しパーティに関連した遠隔レグをブリッジし、アクセスレグを呼び出しパーティとUEデバイスとの間のMT呼に対する端部間経路の確立する命令を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本特許開示の実施形態のより完全な理解は、添付の図面と関連させたとき、以下の詳細な説明に対する参照によって、得られ得る。
【図1】図1は、回線交換(CS)ネットワークインフラストラクチャおよびIPマルチメディアサブシステム(IMS)インフラストラクチャを含む、本特許開示の実施形態が実行され得る。
【図2】図2は、簡略かされたネットワーク配置を図示しており、モバイル終端(MT)呼が一実施形態に従ってIMSネットワークノードを介して配信されている。
【図3】図3は、1つの実施形態に従ったユーザ装備(UE)デバイスのブロックダイアグラムを図示している。
【図4】図4は、1つの実施形態に従ったIMSネットワークノードのブロックダイアグラムを図示している。
【図5】図5は、本特許開示の目的のためのIMSネットワークノードの実施形態に関連する基準点アーキテクチャを図示している。
【図6A】図6Aは、本特許開示の1つ以上の実施形態に従う、MT呼の配信を管理する例示的メッセージフローダイアグラムを図示している。
【図6B】図6Bは、本特許開示の1つ以上の実施形態に従う、MT呼の配信を管理する例示的メッセージフローダイアグラムを図示している。
【図7A】図7Aは、IMSネットワークノードにおいて動作可能な1つ以上の実施形態に関連する例示的フローチャートを図示している。
【図7B】図7Bは、IMSネットワークノードにおいて動作可能な1つ以上の実施形態に関連する例示的フローチャートを図示している。
【図8】図8は、UEデバイスにおいて動作可能な実施形態に関連する例示的フローチャートを図示している。
【図9A】図9Aは、本特許開示の目的のための例示的基準点アーキテクチャを図示している。
【図9B】図9Bは、本特許開示の目的のための例示的基準点アーキテクチャを図示している。
【図9C】図9Cは、本特許開示の目的のための例示的基準点アーキテクチャを図示している。
【図10】図10は、1つの実施形態に従う、ICSプロトコル情報を移送する例示的構造を図示している。
【図11A】図11Aは、1つの実施形態に従う、ユーザデータ情報を移送する例示的データ構造を図示している。
【図11B】図11Bは、ユーザデータ情報を移送するための図10および図11Aに例示されたタイプのデータ構造の生成を含む、メッセージ生成スキームの実施形態を図示している。
【図12】図12は、本特許開示の目的のために動作可能な通信デバイスの実施形態のさらなる詳細を図示するブロックダイアグラムの図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明開示のシステムおよび方法が、実施形態がどのように最良に作られ使用されるかの様々な例を参照してここで記述される。同様な参照番号は、本記載およびいくつかの図面を通じて、同様なあるいは対応する部分を示し、様々な要素は必ずしも正しい縮尺で描かれてはいない。ここで、図面を参照すると、より具体的には図1を参照すると、例示的ネットワーク環境100が図示されており、MT呼の、いくつかの理由で、CS接続のUEデバイスへの配信を管理するための本発明開示の実施形態が実施され得る。図示されたように、ネットワーク環境100は、1つ以上のUEデバイス(102−1から102−N)に利用可能な複数のアクセス技術で構成されたアクセス空間104を含み、その具体的なUEデバイスは、1つ以上のIMS集中サービス(ICS)を使用するように動作可能なCS接続デバイスである。本開示の目的のために、UEデバイスは任意の結合された、あるいは、未結合の通信デバイスであり得、適切な無線モデムあるいはモバイル通信デバイス(例えば、セルラーフォンあるいは、メッセージ送受信可能なデータ使用可能ハンドヘルドデバイス、ウェブブラウジング等)を装備した任意のパーソナルコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、パームトップ、あるいはハンドヘルドコンピュータデバイス)、あるいは任意の拡張PDAデバイスあるいは、Eメール、ビデオメール、インターネットアクセス、社内データアクセス、メッセージ送信、カレンダーおよびスケジュール、情報管理、等が可能な統合情報アプライアンスを含む。一般に、UEデバイスは、複数のモードで動作可能であり得、それらのモードでは、パケット交換(PS)通信に加えて回線交換(CS)通信に従事し得、通信の1つのモードから通信の他のモードに連続の損失なしで移動できる。さらに、当業者は、無線UEデバイスは、時折、別々のモバイル装備(ME)デバイスおよび関連したリムーバブルメモリモジュールの組み合わせとして扱われ得ることを認識するであろう。従って、本開示の目的として、用語「無線デバイス」および「UEデバイス」は、これらは広い意味で同義語であるが、摘要可能な場合にはリムーバブルメモリモジュールを有するMEデバイスの組合せ、およびMEデバイス単独の両方を表すものとしてそれぞれ取り扱われる。
【0009】
アクセス空間104は、CSおよびPSネットワークドメインの両方で構成され得、無線技術、有線技術、ブロードバンドアクセス技術等を含み得る。例えば、参照番号106は、モバイル通信グローバルシステム(GSM)ネットワークおよび符号分割多重アクセス(CDMA)ネットワークのような無線技術をいうが、本明細書の技術は任意の第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)準拠セルラーネットワーク(例えば、3GPPあるいは3GPP2)にも同様に拡張され得る。参照番号108は、無線ローカルエリアネットワークあるいは、WLAN、Wi−MAXネットワークに加えて、DSL、有線ブロードバンドのような固定ネットワークを含むブロードバンドアクセスネットワークを示す。従って、本開示の目的として、アクセス技術は、IEEE802.11a技術、IEEE802.11b技術、IEEE802.11g技術、IEEE802.11n技術、GSM/EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)技術(CSおよびPSドメインの両方の)、および、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)技術およびEvolution−Data最適化(EVDO)技術等から選択された無線アクセス技術を含み得る。さらに、アクセス空間104の一部として例示されているのは、図1に示された従来の有線PSTNインフラストラクチャ110である。アクセスネットワーク技術あるいはモバイル通信技術に係らず、CS接続されるICS使用可能UEデバイスは、本開示の目的に対して、ICS UEデバイスと単に呼ばれ得る。
【0010】
IMSコアネットワーク112は、上に述べられた、任意のCSベースのネットワークを含む、上記された様々なアクセスネットワークのうちの1つ以上と結合され得る。周知のように、3GPP団体によって規定されたIMS標準は、サービスプロバイダが、任意のネットワークタイプ上のIPを介して配信され得る様々なサービスを管理することを可能にし、IPがベアラトラフィックおよびセッション開始プロトコル(SIP)ベースの信号トラフィックの両方を移送するために使用される。広い意味では、IMSは、アプリケーション(例えば、サービス)およびネットワーク(例えば、アクセス)を管理するための、複数のサービスを提供できる枠組みである。IMSは、「アプリケーションサーバ」を、加入者が使用するサービス(例えば、音声通話連続性(VCC)、Push−To−Talk(PTT)等)を配信するネットワーク要素として規定する。IMSは、各アプリケーションサーバ(AS)が有することを要求される共通制御コンポーネント(例えば、加入者プロファイル、IMSモビリティ、ネットワークアクセス、認証、サービス認証、請求および売り上げ、オペレータ間機能および従来の電話ネットワークとの相互動作)を規定することによって、アプリケーションを管理する。
【0011】
IMSは、主としてGSMネットワークを対象にしている3GPP標準団体によって規定され、他のグループ3GPP2は、マルチメディアドメイン(MMD)と呼ばれる同様に近いアーキテクチャを規定することに含まれていることを理解すべきである。MMDは、基本的に、CDMAネットワークのためのIMSであり、MMDおよびIMSはおおよそ同等であるので、用語「IMS」は、本特許開示では、適用され得るIMSおよびMMDの両方に修正して使用される。加えて、IMSに基づきIMSを再使用するNGN(次世代ネットワーク)のための固定ネットワーク標準は、また、ETSI TISPAN、CablelabsおよびITU−Tのような団体によって開発されている。NGNおよびIMSは、おおよそ同等であり、従って、用語「IMS」はまた、本特許開示では、適用され得るIMSおよびNGNの両方に修正して使用される。
【0012】
図1に対する参照を継続し、参照番号114−1〜114−Nは、本明細書において上で言及されたように、様々なサービス(例えば、VCC、PTT、等)をサポートするように動作可能な複数のASノードを示す。さらに、本開示の目的に対して「ICSネットワーク機能」あるいは「ICSノード」として広く規定されている、他のネットワーク要素130は、IMSネットワーク112に関連しているICS UEデバイスに向かう、呼び出しパーティ(示されていない)によって発生されたMT呼の管理に関する機能を有効にする。1つの実施形態では、ICSネットワークノード130は、ICS UEデバイスのホームIMSコアネットワークに関連し得るIMS CS制御機能(ICCF)として具現化され得る。呼連続制御機能(CCCF)およびネットワークドメイン選択(NeDS)のような機能は、それらに関連している。通常、CCCFは、CSおよびIMSドメインの間の呼受け渡し/ルーティングを含んで、新しいIMSアプリケーションサーバ要素として動作可能であるホームIMSネットワークに存在し、すべての呼セッションおよび関連したモバイルVoice−over−IP(VoIP)ベアラトラフィックを追跡する。NeDS部分は、inter alia、IMSおよびCSネットワーク(例えば、GSM、CDMA等)間の登録/登録抹消管理を実行する役割を果たす。可能性として別々の機能であるにも拘わらず、CCCFおよびNeDS機能の両方を単一のIMS使用可能ネットワーク要素(図1には明確には示されていない)に統合することは可能である。MT呼の配信管理の目的に対して、しかしながら、ICSネットワーク機能130は、CSアクセス適合機能(CAAF)116に加えて、SIP User Agent(UA)118を含んでいる。また、適切なセッション制御機能(SCF)120が、例えば、gsmSCFなどの適用可能な無線アクセス技術に関してICSノード130の一部分として提供され得る。次のようなさらなるIMS機能は、また、ICSノード130にある形式で動作可能に関連している。それらは、ドメイン移送機能(DTF)(機能エンティティFE−Aとも呼ばれる)、CS適合機能(CSAF)(FE−Bとも呼ばれる)、CAMELサービス(FE−Cとも呼ばれる)、およびドメイン選択機能(DSF)(FE−Dとも呼ばれる)である。従って、本開示の目的のために、IMSコアネットワークを参照する用語「ネットワークノード」は、ICS機能に加えて、以下に詳細が述べられる追加のサービス論理と同様に、任意の適切なアーキテクチャ、実装、統合、あるいは同様なもののうちの1つ以上の前述の機能を含む。
【0013】
さらに、図1には示されていないが、ホーム加入者サーバつまりHSSと呼ばれるマスターユーザデータベースが、ホームIMSネットワーク112の一部として、ICSノード130のようなセルあるいはセッションを実際に管理する、様々なIMSネットワークエンティティをサポートするために、提供され得る。通常、HSSデータベースは、様々なユーザを含むユーザプロファイル(例えば、加入者関連情報)を含み得、デバイスは、国際モバイル加入者アイデンティティ(IMSI)、一時モバイル加入者アイデンティティ(TMSI)、国際モバイル装備アイデンティティ(IMEI)、モバイル加入者ISDN番号(MSISDN)、ユニバーサル固有識別子(UUID)に加えて、IMマルチメディアプライベートアイデンティティ(IMPI)およびIMPマルチメディアパブリックアイデンティティ(IMPU)のような、さらなるIMS固有識別子を識別し、これらは、Tel−ユニフォームリソース識別子(URI)あるいはSIP−URIとして実装される。ここで、IMPIは、3GPPシステム(つまり、(I)SIM)において、特定のユーザに固有である、あるいは、他の技術において特定のUEデバイスに固有であり得、IMPIごとに、複数のパブリック識別子(つまり、IMPU)を有し得る。さらに、IMPUは、また、IMPIを共用でき、2つ以上のデバイスが同一のアイデンティティ(例えば、家族全体に対して単一の電話番号)に到達し得る。
【0014】
加えて、適切なデータベース構造(例えば、DB122)、タイマ機構(例えば、タイマ124)および適切なロジック126が、ICSノード130に関連して、IPマルチメディアルーティング番号(IMRN)のプールを構成し管理する目的のために、提供され得、それから、選択IMRNが、MT呼のICS UEデバイスへの配信を管理する目的のために、詳細は以下に述べられるが、動的に割当てられる。
【0015】
図2は、簡単にしたネットワーク構成200を示しており、上述のネットワーク環境100の図と同様であり、呼び出しパーティ204発信のMT呼が、1つの実施形態によるIMSネットワークノードを通って配信される。ICS UE202は、図1に関して上の節で記載された様々なUEデバイスの例示であり、ICS UE202が、理由の任意番号に対して、CSネットワーク(CSN)208に取り付けられている。本開示の目的に対して、ICS UEデバイス202の実施形態は、電話あるいはIMSコアによって提供された他のサービスを受信可能なUEデバイスであり、音声ベアラがCSNを介して確立されている。UEデバイスは、UEデバイス(例えば、モバイル通信デバイスあるいはMCD)の能力に拘わらず、CS接続であり得、CSおよびPS通信に従って定期的に通信できることが理解されるであろう。それゆえに、PSベースのサービスに従って、そのようなデバイスは受信できないか、あるいは、通信できない可能性がある。いくつかの例では、UEデバイスは、実際、PS対応ではない。あるいは、UEデバイスが動作することに従う加入は、PSベースのサービスを受信することを可能にしない可能性がある。あるいは、たとえUEデバイスがPS対応であっても、PSネットワーク(PSN)を働かせることは、通信サービスに従って通信されるべき特定のメディア(例えば、スピーチ)をサポートしないかも知れない。加えて、UEデバイスがPS対応であっても、ユーザプリファレンスはCSネットワーク接続を利用するかも知れない(例えば、ユーザがローミング中に、ユーザが利用可能なPSNに接続しないことを好むかもしれない)。あるいは、オペレータあるいは他の方針がPSベースのUEデバイスへのアクセスを禁止するかも知れない。
【0016】
なぜUCS UEデバイス202がCS接続であるかの理由に関係なく、ICSサービスのようなIMSベースのサービスを使うことが望ましく、IMSネットワーク112上で繋がれる。ICSネットワーク機能(ICS−NF)206は、ICSサービスを有効にするように動作可能なICCF要素の機能を具現化し得る、図1に示されたICSノード130の例示であり、例示的実施形態では、呼び出しパーティ204発信のMT呼の配信である。適切なネットワーク210は、呼び出しパーティ204とIMSネットワーク122との間に動作可能に配置され、MT呼サービスに関して、遠隔レグ接続を有効にする。
【0017】
前に述べたように、ICSネットワークノード206は、適切なロジックを含み、ICS UEデバイスへのMT呼配信を有効にする目的のために、動的に割り当て可能なIMRNのプールを生成し管理する。加えて、ICSネットワークノード206は、非構成補助サービスデータ(USSD)メッセージアプリケーション、あるいは、ショートメッセージングサービス(SMS)アプリケーションのような適切な代替信号メッセージアプリケーションと動作可能であり、割当てられたIMRNと呼び出されたパーティ、つまり、CSドメインを介してICS UEデバイス202に移送するために使用される。1つの実施形態では、代替のメッセージアプリケーションが、ICSノード206と共に配置され得る。他の実施形態では、代替のメッセージアプリケーションが別のエンティティとして、ICSノード206に動作可能に関連している。従って、本開示の目的のためのネットワークノードは、また、拡張MSCあるいは前述の機能を有するICS使用可能MSCを含み得る。
【0018】
加えて、バックツーバックユーザエージェント(B2BUA)機能が、また、ICSノード206と共にMT呼の遠隔レグおよびアクセスレグをセットアップし、ブリッジするために、提供され得る。通常、遠隔レグを介しての、呼び出しパーティ204のような呼び出しパーティからの呼び出しが、CSドメインに適用されたICS UE202に配信されるべきMT呼であると決定された場合、ICSノード206に関連する適切なロジックは、ICS UE202へのアクセスレグの確立を可能にする特別な呼取扱いプロセスを有効にするように動作可能である。遠隔レグ上の着信MT呼に関する適切な信号メッセージが受信されるとすぐに、ICSノード206はレリバント呼パラメータを格納し、IMRN(および他の関連した情報)のような、受信されたセッションセットアップ要求と相関され得るルーティング可能な番号を動的に割当て、その後、ICS UE202に適切な代替メッセージスキーム(例えば、USSDあるいはSMS)を介して提供される。以下にさらなる詳細が示されるように、ICS UE202は、その後、ICSノード206への信号を介してモバイル発信(MO)呼を確立し、アクセスレグをセットアップする。
【0019】
上記に基づいて、当業者は、ICS UE202の機能が、ICSノード206から代替信号を介して、呼セットアップ情報の受信、受信された呼セットアップ情報、およびICSノード206への適切な応答および要求を容易にする適切なコンポーネントを含み得ることを理解するであろう。図3は、1つの実施例による、ICS UE202のようなUEデバイスのブロックダイアグラムを図示している。デバイス上で実行可能な様々なプロセスの全体の制御に対して、1つ以上の処理エンティティ302が提供される。1つ以上のタイマ機構304が、また、特定の時間ベース機能に関して、タイミング制御を有効にするために提供される。情報の効率的な移送のために、適切なメッセージエンコード/デコードブロック310、辞書308およびメッセージパーサ306が提供され得る。デバイス側のメッセージエンコード/デコードブロック、辞書およびメッセージパーサのような機能は、選択的であり得、通常対応するネットワーク側の機能に依存する。
【0020】
同様に、ICS−NFノード206の機能は、また、ICS UEデバイス202への適切な代替信号メッセージの生成、呼セットアップ情報のUCS UEデバイス202からの受信と処理およびICS UEデバイス202に加えて遠隔パーティ、つまり、呼び出しパーティ204への要求とを容易にする適切なコンポーネントを含み得る。図4は、1つの実施形態による、IMSネットワークノード(例えば、ICS−NFノード206)のブロックダイアグラムを図示している。1つ以上の処理エンティティ402が、そのアーキテクチャによらず、ICSノード206によって実行される様々なプロセスの全体の制御のために提供される。適切な送信/受信(Tx/Rx)ブロック422は、様々なメッセージを、以下に詳細が述べられるように、MT呼のアクセスおよび遠隔レグ上に送信あるいは受信するように動作可能である。ローカルストレージモジュール420が、MT呼配信の管理に関する適切な呼情報を格納するために、提供され得る。IMRN生成器406、IMRNマッピング/ロジック410およびそれらに関連した1つ以上のタイマ機構404が、また、IMRNの生成およびそれらの割当て/配分、選択および管理に関連して提供され得る。適切なICSメッセージアプリケーション(例えば、USSDあるいはSMSアプリケーション)418が、本明細書の上の記述の概略のように、MT呼配信プロセスを有効にするために、B2BUA機能414と共に配置され得る。加えて、適切なメッセージエンコード/デコードブロック408、辞書412およびメッセージパーサ416が、情報の効率的な移送の目的のために提供され得る。
【0021】
図5は、IMSネットワーク(例えば、ICEノード206)の実施形態に関連する、本開示の目的のために基準点アーキテクチャ500を図示している。前に指摘したように、ICEノード206は、CSアクセスネットワーク上で発信あるいは受信される呼のために、IMSサービスの提供に必要な機能をサポートするICCFを具現化する。一般の実装では、そのようなネットワーク機能は、IMSホームネットワークに属し、遠隔CSアクセスアプリケーション機能(R−CAAF)506および遠隔ユーザエージェント(RUA)504の2つの機能で構成されている。機能的には、RUA504は、上で説明あれたB2BUA機能414で構成されており、ICE UEとユーザエージェントとの間で確立されたCS呼に加えて、RUAとUEとの間で確立されたIMS CS制御チャネル(ICCC)を、直接的にあるいはCAAFを介してのいずれかによって、組合せて音声ベアラをセットアップする。それは、UCE UE(つまり、アクセスレグ、また、「UEレグ」と呼ばれる)に向かう呼レグの完了を可能にし、遠隔レグ(また、「RUAレグ」とも呼ばれる)を介して、他のパーティ(例えば、呼び出しパーティ)に向かうサービングCSCF(S−CSCF)のような呼セッション制御機能(CSCF)ノードを通るセッションを提示する。従って、UEレグおよびRUAレグセグメントは組合せられ得、B2BUA機能をRUA504に形成することがわかる。1つの実施形態では、RUA504は、IMSアプリケーションサーバ(AS)要素として、S−CSCF502へのISCインターフェイスによって実現され得る。このモードでは、発振呼の非常に初めのSIP AS、および終了呼の最後のもの(つまり、アクセスに最も近いもの)として含まれ得る。RUA504の物理的実現に対するこのアプローチは、アプリケーションサーバアプローチと呼ばれる。
【0022】
他の実装では、RUA504は、プロキシCSCFつまり、P−CSCFとして動作するCSCF502へのGmインターフェイスと共に提供され得る。このモードでは、RUAは、ICS UEデバイス(つまり、CSアクセスを介して接続されたICSユーザ)から遠隔制御されたIMS UEとして働き、RUAは、IMSの観点から、双方向スピーチ可能なIMSユーザとして了解される。RUA504の物理的実現に対するこのアプローチは、IMSアダプタアプローチを呼ばれる。
【0023】
図5への参照を続けて、CAAFは、CSネットワークとIMSとの間のサービス制御信号のための適合機能である。CAAFは、CSドメインアクセス信号上で、ICS UEからRUAに受信された、および逆で受信された、サービス制御信号情報を運ぶように動作可能である。RUAは、CAAFから受信された情報を、SIPの開始と制御のために使用する。1つの実装では、CAAFの機能は、ICSノード206とICS UEデバイス202との間で分離され得る。このような筋書きでは、R−CAAF506は、ICCFの一部分としてRUA504と共に存在し、ローカルR−CAAFコンポーネント508は、CSアクセス信号を有するICCCを可能にするために、ICS UEデバイス202の中に提供され得る。
【0024】
図6Aおよび6Bは、本特許開示の1つ以上の実施形態による、MT呼の配信を管理するための、例示的メッセージフローダイアグラムを図示している。具体的には、ス6Aに示されたメッセージフローダイアグラム600Aは、UEデバイス(例えば、ICS UE202)へのセッション終了を容易にするためのUSSD移送の使用を例示している。呼び出しパーティ(示されていない)からの着信MT呼610に関する適切な信号メッセージを受信することに従って、S−CSCFノード608は、IMSネットワークノード(例えば、ICS−NF206)でICCFインスタンスに向かうSIP INVITE方法の要求あるいはメッセージ612を生成するように動作可能である。1つの実施形態では、ICCFインスタンスは、呼の標的ICS UEデバイス202に向かい得、SIP要求/応答ヘッダフィールド値あるいは、SIP INVITE方法要求612(例えば、TO、FROM、CONTACT、PRIVACY、INDICATION、およびGlobally Routable User Agent Uniform Resource Identifier(GRUU)、Request Uniform Resource Identifier(R−URI)、SDPのような識別子等があるが、それらに限定はされない)で受信されたURIパラメータのようなヘッダフィールド値フラグメントを格納するように動作可能である。この情報に対して、例えば、E.164番号のようなIMRNが割当てられる(つまり、マッピング関係あるいは相関記録がIMRNと受信された呼情報との間で確立され得る)。1つの実施形態では、IMRNは動的に割り当てられ得る。他の実施形態では、IMRNは、番号の範囲あるいは組から、例えば、連続して割り当てられ得る。IMRNがどのように生成され、および/または、割り当てられるかによらず、割当てられたIMRNがICE UEデバイス202から返された場合、ICS−NF206は、マッピング関係を審査することに基づいて、格納された情報および対応する遠隔呼レグを減少するように動作可能な機能/ロジックを含む。
【0025】
SIP INVITE方法要求メッセージ612に応答して、次の内容を含むがそれらに限定はされない1つ以上のUSSDメッセージ614を使用して、ICS−NFノード206は、ICS着信呼要求を開始する。内容は、(i)USSDメッセージ614がICSアプリケーションのためであることを識別する指標(例えば、フラグ等)、(ii)メッセージがMT呼のためであることを識別する指標(例えば、フラグ等)、(iii)A−パーティ番号あるいはID(例えば、SIP URIあるいはTel URI)、あるいは可能ならばA−パーティIDが公表されないことの指標、(iv)B−パーティ番号あるいはID(例えば、SIP URIあるいはTel URI)、(v)GRUU、(vi)B−パーティがどのパブリックユーザIDが呼ばれたかを知るように、呼び出されたパーティのID等であり、これらは、「呼情報」と修正して呼ばれる。図6Aに例示されたように、USSDメッセージ614は、ICS UEデバイス202に役立つモバイル交換センタ(602)を識別できるHSS604を対象にしている。この図には明確には示されていないが、ICS−NFノード206において、タイマはスタートされ得、USSDメッセージ614を介して送信された、割り当てられたIMRNの「腐敗」あるいは「適時性」を監視する。従って、タイマは、USSDメッセージ614の送信と、ICS−NF206におけるIMRNの受信との間の経過時間を追跡するように動作可能である。経過時間は、受信されたIMRNが古くさいか否かを決定する閾値に対して比較されうる。つまり、タイマは、事前に構成され得る期限切れ時間後に、タイムアウトするようにプログラムされ得る。1つの実施形態では、期限切れ時間後に受信されたIMRNは、古くさいあるいは無効であると考えられ得、ICSノード206においてIMRNと共に受信された任意のMO呼は、拒否され得る。
【0026】
USSDメッセージング614の受信に応答して、HSS604は、ICS UEデバイス202に関連した1つ以上のUSSDメッセージ616を、MSC602(ある原因で訪問MSC、つまりVMSCであり得る)に向けて生成し得る。1つの実施形態では、MSC602は、ICS UEデバイス202を選択的に操作し得る。そのような機能に関係なく、MSC602は、UEデバイスを配置し、呼情報の様々な断片を含む1つ以上のUSSDメッセージ618をICS UEデバイス202に進めるように動作可能である。選択的な構成では、メッセージフロー600Aが、ICS−NF206に送信して返され得る選択USSD受領(ACK)メッセージ620を含み得る。そのようなACKメッセージが利用されるか否かに拘わらず、UCS UEデバイス202は、任意の既知あるいは従来未知の手順に従って受信されたIMRNを用いて、CSドメイン内にMO音声呼を始める機能を含む。さらに、アプリケーションタイマ機構(示されていない)が、ICS UEデバイス202において、MO呼のプロセスを計時するために開始され得る。例えば、タイマは、ある時間期間に対して設定され得、タイマが時間切れになった場合、呼プロセスが特定の回数(例えば、最大5回)試みされ得る。1つの実装では、ICS UEデバイス202は、CSドメインを介してICS−NF206へのアクセスレグを確立するために、3GPP TS 23.018および3GPP TS 23.008文書に述べられた手順に従ってMO呼を生成するように動作可能である。従って、IMRNを宛先番号として使用する呼セットアップメッセージ622が、ICS UEデバイス202によってMSC602に向けて生成される。1つの実装では、MO呼は、3GPP TS 23.206条項6.2.2に述べられたCS発信の手順に従ってCSネットワークドメイン内で処理される。しかしながら、関連CAMELトリガは、モバイルアプリケーションパート(MAP)インサート登録データに提供されているCAMEL非活性化トリガ情報が原因で、非活性化され得る。呼セットアップメッセージ622に応答して、MSC602は、ISDN User Part(ISUP)初期アドレスメッセージ(Initial Address Message;IAM)をメディアゲートウェイ制御機能(MGCF)606に向けて生成し、MGCFは、代わりにSIP INVITE方法要求あるいはメッセージ626をICSノード206に向けて送信するように動作可能である。当業者は、MGCF606とICSノード206との間のメッセージフローを仲介する、追加的/選択的なパラメータを有する追加の中間ネットワークエンティティがあり得ることを理解するであろう。例えば、MGCF606は、ICS UEデバイス202に関連したホームIMSネットワークにおいて、問い合わせCSCF(I−CSCF)に向けたSIP INVITE方法要求を開始し得、I−CSCFがその後、3GPP TS 23.228文書に述べられた標準手順のうちの1つを用いて、SIP INVITE方法要求をICSノード202にルーティングし得る。SIP INVITE方法要求626は、また、SIP INVITE方法要求がCSドメインから生成されたことを示す、P−ネットワークアクセス情報ヘッダフィールドを含む。さらに、SIP INVITE方法要求は、ベアら経路がCSドメイン上で設定されるべきであるという指標を含む。さらに、ICSノード206への直接ルーティングが図6Aに例示されているが、S−CSCFを介したルーティングは、また、特定の実施形態に実装され得る。さらに、公衆サービスアイデンティティ(Public Service Identity;PSI)が利用される(例えば、IMRNにマッチするアイデンティティ)場合、適用可能なISCおよびMa基準点がICSノード206によってサポートされる。
【0027】
SIP INVITE方法要求626の受信に応答して、IMRNベースのタイマが停止され得、ICSノード206は、受信されたIMRNをさらなる処理のために解析するように動作可能である。受信されたIMRNが有効であると決定されるとすぐに(つまり、time−to−liveあるいはライフタイムパラメータに基づいて、IMRNがタイムアウトしていないと)、ICSノード206は、相互参照する、あるいはIMRNを格納された情報と相関し、ICS UEデバイス202からの着信呼の完了に従って適切な遠隔レグを同定できる。その後、アクセスおよび遠隔レグは、B2BUA機能を用いてブリッジされる。IMRNは、その後、すぐに使用するために解放され得る、あるいはしばらく検疫プールに戻され得、その後、適切な時点で再び再使用され得る。これらのプロセスは、ブロック628に例示されている。ICSノード206は、SIP200(OK)応答メッセージ630からS−CSCF608に戻り、結局、MT呼を開始した呼び出しパーティに伝播される。同様に、SIP200(OK)応答メッセージ632がアクセスレグ上でMGCF606に向けて送信され、その後、MGCF606は、ISUPアドレス完了メッセージ(ISUP Address Complete Message;ACM)634をICS UEデバイス202に向けて生成する。SIP200(OK)応答メッセージ630および632は、並行してあるいは任意の連続した順序で生成され得ることに注意すべきである。その後、媒体の送信のための端部間ベアラ経路636が、ICS UEデバイス202と呼び出しパーティ(示されていない)との間に確立される。
【0028】
ここで、図6Bを参照すると、ここに示されたメッセージフローダイアグラム600Bは、ICS UE202へのセッション終了を容易にするためのSMS移送の使用を例示している。SMS移送に関するメッセージフローは、本明細書で上述されたUSSDメッセージフローと実質的に同等であることが認識されるであろう。従って、特定のハイライトのみが、メッセージフロー600Bに関して以下に述べられる。前のように、S−CSCFノード608は、IMSネットワークノード(例えば、ICS−NF206)において、呼び出しパーティ(示されていない)からの着信MT呼610に関する適切な信号送信メッセージの受信に従って、SIP INVITE方法要求メッセージ612をICCFインスタンスに向けて生成するように動作し、URIパラメータ(例えば、TO、FROM、CONTACT、PRIVACY INDICATION、GRUU、R−URI、SDP等)のようなSIP要求ヘッダフィールド値あるいはヘッダフィールドフラグメントが移送される。この情報に対して、IMRNが割当てられ得(つまり、マッピング関係あるいは相関記録がIMRNと受信された呼情報との間で確立され得る)、上述の1つ以上の手順に従って生成され管理され得る。さらに、図6AのUSSDベースのメッセージフローと同様に、ICS−NFノード206は、IMRNが戻された場合、IMRNの検証に基づいて、格納された情報および対応する遠隔呼レグを削減するように動作可能な機能/ロジックを含む。
【0029】
SIP INVITE方法要求メッセージ612に応答して、ICS−NFノード206は、1つ以上のSMSメッセージ652を用いて、前に述べたように、呼情報の様々な断片を含むICS着信呼要求を開始する。SMSメッセージング652は、ICS UE202に関連付けられたショートメッセージサーバセンタ(SMSC)650を識別できるHSS604を対象にしている。再び、適切なタイマ機構がICSノード206に実装され得、IMRNが返された場合、割当てられたIMRNが有効であるか否かを監視し決定する。HSS604は、SMSメッセージ654をSMSC650に伝播するように動作し、SMSC650はその後、そこに含まれる呼情報と共に適切なSMSメッセージング656をICS UE202に提供する。当業者は、SMSがUEデバイスへの着信呼をアナウンスするために使用される場合、別のメールボックスが必要であり得、このメールボックスは、フルSMSメールボックスはSMSを使用する呼の信号送信を妨げ得るので、フルになってはならないことを認識するであろう。1つの実施形態では、選択的SMS受領(ACK)メッセージング658がICS UE202からICSノード206に向けて伝播され得る。その後、ICS UEデバイス202は、前に述べた方法論(もしあれば、適切な修正と共に)に従って、受信されたIMRNを使用して、CSドメイン内のMO音声呼を開始する。従って、宛先番号がICS UEデバイスによって、ICS UEデバイス202を援助するMSC602に向けて生成される場合、適切な呼はメッセージング622を、IMRNを使用してセットアップする。示された要素に加えて、他のネットワーク要素があり得るが、メッセージフローはその後、ICE UE200と呼び出しパーティとの間のベアラ経路636を有効にするために、準用する図6Aに示されたUSSDベースのフローと基本的に同じに留まる。
【0030】
当業者は、前述の信号送信フローシナリオは、ICS UEデバイス202が、ICSに対して増大されるMSCノードにアタッチされているかに拘わらず実装され得ることを認識するであろう。どちらの実装でも、着信セッションは、I1基準点上に配信され得、媒体ベアラ経路がCSネットワークを介して確立される。さらに、USSDおよびSMSメッセージが、代替信号送信機構の提供の目的のために、具体的に例示されており、追加のCSドメインベースファシリティメッセージが、また、本特許開示の目的のために利用され得る。
【0031】
図7Aおよび7Bは、上に記載されたメッセージフローダイアグラムの1つ以上の経路に従った、本特許開示の1つ以上の実施形態に関連する例示的フローチャートを図示している。図7Aの参照番号700Aは、1つの実施形態におけるネットワーク側で起きる動作スキームを指す。MT呼に従った信号送信メッセージは、CSCFノードで受信され、MT呼は、呼び出しパーティによって、CS接続であるICS UEデバイスに向けて生成されている(ブロック702)。SIP要求メッセージ(例えば、SIP INVITE方法要求)が、ICSノードに具現化された(ブロック704)ICCFに向けて生成され、ICSノードはMT呼をアンカーし、IMRNをSIP要求を介して受信された呼情報に対して割当てる(ブロック706)。1つ以上の代替信号送信メッセージ(例えば、USSDあるいはSMSメッセージ)が、ICS UEデバイスに向けて生成され、代替信号送信メッセージは、割当てられたIMRNを含むように動作し、遠隔レグ上の着信MT呼に関して適用可能な呼情報によってエンコードされる。適切なタイマが開始され得、割当てられたIMRNに対して経過時間を監視する。これらの動作はブロック708に述べられている。ICS UEデバイスから戻された割当てられたIMRNを受信するとすぐに、MO呼手順に従ったICS UEデバイスがアクセスレグを確立するように開始し(ブロック710)、ICSノードは、受信されたIMRNを解析し、それの有効性を確認し、有効であるならば、それを、着信MT呼の遠隔レグに対応する格納された情報に対して相関する(ブロック712)。その後、アクセスおよび遠隔レグは、ICS UEデバイスと呼び出しパーティとの間の端部間ベアラ経路を確立するためにブリッジされる(ブロック714)。
【0032】
図7Bの参照番号700Bは、CSCFおよびICCFエンティティの機能が単一のIMSネットワークノードに統合されているかに関係なしに、ネットワーク側の動作を述べる他の実施形態を指す。ブロック750において、MT呼に関するメッセージが受信され、メッセージは、上述のように、SIP INVITE方法要求であり得る。IMSネットワークノードで動作する適切なロジックは、MT呼が、CSドメイン上でUEデバイスに配信されるべきかを決定するように動作可能である。信号送信メッセージを介して受信された呼情報は、格納され、かつ、マッピング関係のIMRNを関連付けられる(ブロック752)。IMRNは、動的に生成され得る、あるいは、番号のプールから選択されるかまたは供給され得る。1つ以上の代替信号送信(AS)メッセージ(例えば、USSDあるいはSMSメッセージ)がUEデバイスに送信され、ASメッセージのうちの少なくとも1つは、IMRNおよび、ASメッセージがMT呼の配信のためであるという指標を含む(ブロック754)。その後、IMSネットワークノードにおいて終端するMO呼に従うUEデバイスから戻るIMRNが受信され、IMRNは、宛先番号として使用される(ブロック756)。IMENが有効であると確認するとすぐに、ネットワークノードにおいてサービスロジックが、UEデバイスを有するアクセスレグを動作可能に開始し、アアクセスレグを呼び出しパーティとUEデバイスとの間のMT呼に対する端部間経路の確立のために呼び出しパーティに関連する遠隔レグにブリッジする(ブロック758)。
【0033】
図8は、ICS使用可能UEデバイスにおいて起きる動作800のスキームを指す。CS接続UCS UEデバイスにおいて、1つ以上のASメッセージ(つまり、USSDあるいはSMSメッセージ)を受信するとすぐに(ブロック802)、受信された代替信号送信メッセージがICSアプリケーションに関しているかの決定がなされる(ブロック804)。そうである場合、ICSアプリケーションが、呼び出しパーティによって発生されたMT呼の配信に関係しているかの他の決定がなされ得る。そうである場合、代替信号送信機構を介して受信された、IMRNを含む呼情報がICS UEデバイスに格納され得る。呼情報は、また、トークンあるいはフラグ(あるいは、他の指標)を含み得、MT呼を完了するために、呼がCSドメイン上でなされたことを識別する。これらの動作はブロック806に述べられている。前に説明したように、呼プロセスを計時する適切なアプリケーションタイマに加えて、ネットワークに向ける選択的受領メッセージが、ICS UEデバイスによって有効にされ得る。その後、MO呼手順が、UEデバイスによって、ネットワークに向けてCS経路を介して、IMRNを宛先番号として(つまり、B−パーティ番号として)実行される(ブロック810)。ネットワークからのアドレス完了メッセージ(ACM)が受信されるとすぐに(ブロック810)、ICS UEデバイスは、呼び出しパーティによって確立された端部間ベアラ経路を介して実行された呼セッションにおいて従事する(ブロック812)。
【0034】
動的割り当て可能なIMRNのプールを管理するために、ネットワークノード(例えば、ICS−NF206)は、E.164番号のユーザに関していくつかの方法で、IMENとして構成され得る。例えば、特定のE.164番号が、IMRN範囲あるいは組の「開始アドレス」番号として動作し得る。他のE.164番号が、IMRN範囲あるいは組に関して、範囲/組の区切り文字として動作し得る。柔軟性を可能にするために、IMRNの異なるプールが、異なる番号範囲から構成されるように提供することが望ましい。さらに、さらなる時間ベースのパラメータが、提供され得、例えばそれらは、(i)IMRNが生きていられる寿命、および(ii)IMRNの検疫時間、つまり、IMRNプールに解放して戻された後、IMRNが再使用され得ない期間、である。加えて、ICSノード機能の機能的挙動は、次の内容を含む。それらは、ICSノードが、ICSサービス(例えば、ICS UEデバイスに関する番号)を有するB−パーティ番号のための要求URI(R−URI)を巻き込むSIP INVITE方法要求を受信する場合、ICSノードにおける適切なサービスロジックが、例えば、ドメイン選択機能および存在、HSS間接方法論等の他の機構を介して、ICS UEデバイスがあるドメイン、および、どのようにデバイスがそのドメイン中に登録されているかを決定するように動作可能である。前に記載したように、ICSノードは、SIP INVITE方法要求を介して、IMRNを受信されたGRUUに割当てるように動作可能である。マッピング関係の数は、IMRNと、任意の組合せで受信された呼情報の他の情報要素との間で達成され得る。例えば、
IMRN=>{GRUU;P−Asserted−Identity(ies);P−Called−Party−ID;B−number;A−number+Privacy ID,etc.}。SIP INVITE方法要求が、アクセスレグ上のR−URIとしてのマップ割当てIMRNを有するMGCFから受信されるとすぐに、適切なタイマ機構がIMRNの有効性を決定するように動作可能であり、検疫手順等を実施する。
【0035】
デバイス側の視点から、ICS使用可能UEデバイスは適切なロジックを含み、受信されたUSSDあるいはSMSメッセージ、または、メッセージ(単数あるいは複数)がICSアプリケーションに関連しているかを決定する。1つの実施形態では、そのような決定は受信されたメッセージのコンテンツを解析することによって有効にされ得、フラグあるいは、それに関連する他の指標があるかを決定する。同様に、追加のフラグあるいは他の指標が採用され得、受信されたメッセージがMT呼のためであることを示す。適切なCS発信の手順に基づいてMO呼を有効にした後、UEデバイスは代替メッセージを受信し得る。UEデバイスは、代替メッセージを受信するとすぐに、受信されていたらA−パーティ識別と、MT呼に関してUEデバイスを指すように使用されたB−パーティアドレスとを表示しすることを容易にするサービスロジックを含み得る。
【0036】
図9A〜9Cは、本特許開示の目的のためのIMS環境に関連する例示的な基準点アーキテクチャを図示している。図9Aの参照番号900Aは、アプリケーションサーバアプローチが表示されている実装を指す。ICCF/ICSノード206は、I1−csおよびI1−psの両方に対する、S−CSCFへのIMSセッション制御(ISC)インターフェイスを有するIMSアプリケーションサーバとして実現される。A/Iu基準点インターフェイスが、ICS UEデバイス202とVMSC602との間に提供され、代わって、MGCF606を有するISUPインターフェイスを使用する。Mj基準点インターフェイスは、MGCF606とCSCF608との間に提供され、Mj基準点インターフェイスは、Cx基準点を介してHSS604とインターフェイスする。ICSノード206は、また、Sh基準点インターフェイスを介してHSS604とインターフェイスし、Ut基準点インターフェイスを介してAS114−Nのような他のアプリケーションサーバとインターフェイスする。Ma基準点インターフェイスは、CSCF608とICSノード206との間に配置され得る。Gm基準点インターフェイスは、ICS UEデバイス202とCSCF608との間に配置され得る。さらに、ICSノード206のCAAFは、適切な代替信号送信を有効にするために、HSS604に向けたMAP/gsmSCF−HLRインターフェイスを提示する。
【0037】
図9Bは、IMSアダプタモデル900Bを図示し、ICCF/ICSノード206が、CSCF608およびI1−csのみのためのICSに向けてMw基準点と提供される。図9Cに図示された基準点アーキテクチャ900Cは、I1−csおよびI1−ps両方に対するIMSアダプタアプローチを表す。
【0038】
USSDあるいはSMSメッセージを受信するとすぐに、ICS UEデバイスは、受信されたメッセージのコンテンツをデコードすることと、宛先番号としてデコードされたIMRNに向かう呼をセットアップすることとを含み得る特定の呼処理を適用するように動作可能である。1つの例示的実装では、そのような呼セットアップは、ICS UEデバイスを操作しているユーザからコンテンツを受信した後でのみ処理され得る。必要な特別呼処理の要件は、ICSネットワークノードからUEデバイスに向かうUSSDあるいはSMSメッセージのコーディングで提供され得る適切なコード点によって信号化され得る。1つの実装では、任意の予約されたコーディングが受信エンティティによって装備され、GSM7−ビット既定英文字(コード点[0000111]と同じ)である。オクテットが、ビット[7:4]によって示されるコーディンググループに従って使用され得る。以下の表1A〜1Fは、例示的コーディングスキームを示している。
【0039】
【表1A】

【0040】
【表1B】

【0041】
【表1C】

【0042】
【表1D】

【0043】
【表1E】

【0044】
【表1F】

上記のコーディングは、USSDおよびマンマシンインターフェイス(MMI)/ディスプレイ目的に使用され得る。例示的実装では、モバイル発信USSDメッセージおよびモバイル受信USSDメッセージに対してUSSDに適用され得る特定のコーディング値は、3GPP TS 24.090文書に従って提供され得る。そのような実装では、既定の英文字を使用するUSSDメッセージは、前記文書の節6.2.1に提供されたGSM7−ビット既定英文字でコーディングされ得、メッセージは、その後、例として、182のユーザ文字まで含み得る。
【0045】
適用可能なIMS CS制御プロトコル(ICCP)コンテンツは、USSDあるいはSMSメッセージのような、可能性として、効率的なデータ移送のために適切なエンコーディングおよび圧縮を有して、適切な代替信号送信メッセージアプリケーションに含まれ得る。1つの実施形態では、ユーザ−ユーザプロトコルコンテンツは、標準レイヤ3(L3)メッセージの非インペラティブ部分であるかのように構成され得、タイプ1、2、3、および4の情報要素(IE)の変数を含み得る。異なるフォーマット、例えば、Tag−Value(TV)およびTag−Length−Value(TLV)フォーマット(しばしば、Type−VariableあるいはType−Length−Variableといわれる)等、およびIEのカテゴリ(例えば、タイプ1、2、3、および4)は、3GPP TS 24.007文書に従って提供され得る。ICCPコンテンツの中では、IEは任意の順序で起こり得、一度だけ含まれ得、各IEは1つ以上のオクテットを含む。図10は、1つの実施形態によるICSプロトコル情報を移送するための例示的構造1000を図示しており、複数のIE1000−1からIE1000−Kが提供されている。例示的実施形態では、各IEは、いくつかのオクテット(他の構成も可能であるが、例えば、2オクテット)を含んで示されている。さらに、データ構造1000は、連結されるか、そうでなければ操作され得る任意の数のUSSD/SMSメッセージを適応させるように設計され得る。
【0046】
ある実施形態では、ICS要求は、単一のトランザクションで複数のUSSD/SMS 要求/メッセージに拡大され得る。図11Aは、1つの実施形態に従った、ユーザデータ情報を移送するための、例示的データ構造1100を図示している。複数のユーザデータアイテム(UDI)(例えば、UDI1102)が、ユーザデータに関して提供され得る。UDI(例えば、UDI1102)]の総数は、予め構成され得る(例えば、128UDI)。最上位ビットがUDI内に設定される場合、UDIは連続した8ビット(1オクテット)を使用する。そうでなければ、UDIは連続した4ビット(1/2オクテット)を使用する。残りの3あるいは7ビットは、例えば最上位ビット(MSB)を最初に、ビッグエンディアン順にエンコードされる。例えば、整数値0x0Aが、1オクテット[0x8A]にエンコードされ得る。整数値0x06は4つの連続したビット[0x06]にエンコードされ得る。各UDIは、いくつかの一意的な情報要素識別子(Information Element Identifiers;IEI)1104−aから1104−nを含み得る。例えば、UDI1102は、256IEIまで含み得る。IEIに依存して情報要素データ長(Information element Data Length;IEDL)および/または、情報要素データ(Information element Data;IED)が各IEIに対して提供され得る。図11Aに例示されているように、IEIa 1104−aは、実際のユーザデータ長をオクテットで示すIEDLa 1106−aを含む。同様に、IEIn 1104−nは、IEDn 1108−nに関してIDELn 1106−nを有して例示されている。IEDL変数のデータタイプは、8ビットの符号なし整数(u_int8)あるいは、多バイト整数形式でエンコードされた32ビットの符号なし整数(mb_u_int32)であり得る。多バイト整数は、一連のオクテットからなり、最上位ビットは継続フラグであり、残りの7ビットはスカラー値である。継続フラグは、オクテットが多バイト連続の終わりではないことを示すように動作可能である。単整数値は、Nオクテットの連続値にエンコードされ得る。初めのN−1オクテットは、特定のバイナリ値(例えば、バイナリ1に)に設定され得る継続フラグを有している。同様に、一連のものの最後のオクテットは、バイナリ値0の継続フラグを有して提供され得る。各オクテットの残りの7ビットは、例えば最上位ビットを最初に、ビッグエンディアン順にエンコードされ得る。オクテットは、また、ビッグエンディアン順に配置され、例えば、最上位の7ビットが最初に送信される。初期のオクテットが7ビットの値よりも少ない値を有している状況では、すべての未使用ビットは、ゼロ(0)に設定され得る。例として、整数値0xA0は、2バイトの連続値[0x81]:[0x20]にエンコードされ得る。整数値0x60は、1バイトの連続値[0x60]にエンコードされ得る。IEDのタイプは、対応するIEIによって示され得る。
【0047】
図11Bは、メッセージ生成スキーム1150の実施形態を図示しており、IMSメッセージ信号送信に関して、ユーザデータ情報を移送するために、図11Aのデータ構造を、例えば、UEデバイスと、CSネットワーク上のIMS集中ネットワークノードとの間に生成することを含んでいる。他のIMSサービスがまた、メッセージ生成スキームを使用し得るが、本特許出願に述べられているように、IMSメッセージ信号送信は、MT呼を配信することに属し得る。従って、スキーム1150は、方法、システムあるいは、UEデバイスあるいはネットワークノードにおいて、ユーザデータ情報に関して動作可能なコンピュータアクセス可能な媒体として具現化され得る。さらに、UEデバイスおよびネットワークノードは、1つのエンティティからもう一方のエンティティへのメッセージを生成し送信する目的のための、1対のエンティティ(例えば、第1エンティティおよび第2エンティティ、あるいは逆で)として考えられ得る。一般に、いくつかのUDIは、最初のエンティティにおいて、ユーザデータ情報の量に基づいて構成され得るあるいは予め構成され得、各UDIは、複数のIEIを含むように動作可能である(ブロック1152)。選択IEIに対して、選択IEIに関連するデータ長を示すように動作可能であるIEDL構造が提供され、データは、ユーザデータ情報のうちの少なくとも一部分を含んでいる(ブロック1154)。前に述べたように、IEIタイプに依存して、IEDLが必要ではないいくつかのIEIがあり得る。1つ以上の代替信号送信(AS)メッセージが、他のエンティティ(つまり、第2エンティティ)に送信するために生成され、第2エンティティは、UEデバイスあるいはネットワークノードであり得、ASメッセージは、UDIのうちの1つ以上を含む(ブロック1156)。図4に例示されたICS−NFノード206に関して、前述のスキームが具現化され得る、あるいは、そうでなければ、プロセッサ402、ICSメッセージアプリケーション418、メッセージエンコード/デコードブロック408、辞書412、ストレージ420のような機能に基づいて、実行され得る。
【0048】
MT呼を管理するコンテクストの中の規定されたIEIのリスト(つまり、コードをエンコードする応答および要求)は、以下の表2Aから表2Kに述べられて提供され得、テーブル構造が、要求/応答IEIおよび関連したIEIの中で、さらに分離されることについて考えられている。
【0049】
【表2A】

【0050】
【表2B】

【0051】
【表2C】

【0052】
【表2D】

【0053】
【表2E】

【0054】
【表2F】

【0055】
【表2G】

【0056】
【表2H】

【0057】
【表2I】

【0058】
【表2J】

【0059】
【表2K】

当業者は、いくつかのIEIに他のIEIが続き、それらは、許容されたかあるいは命令されたかのいずれかであることを認識するであろう(例えば、IEI「182(Queued)」にはIEI「Reason−Phrase」が続く)。従って、前に述べたように、適切なエンコーダ/デコーダ機構が、送信機および受信エンティティにおいて提供され得、それらは、サービングICSノード、または、サーブドICS UEデバイスかのいずれかであり得る。それと共に、適切なパーサがまた、いずれかのエンティティであるいは、両方のエンティティで提供され得る。1つの実装では、パーサの機能は、以下に述べるように、連続してUSSD/SMSペイロードを読み取ることを巻き込む。
【0060】
I.要求/応答IEIを読み取る。
【0061】
II.より多くのUDIがある場合、その関連したIEIを見つける。それ以上UDIがない場合、パーサは終了し得、任意の予期されないIEIは無視される。3GPP TS 24.229文書の適用可能な手順が、関連したIEIとしてエンコードされた可能性のあるヘッダのために、上述の表と共に使用され得る。
【0062】
III.他の応答/要求IEIが読み取られるとすぐに、上のステップ(II)に進むように、パーサは繰り返し動作し得る。
【0063】
例示の方法によって、以下の表3Aから3Dに述べられるように、E.164番号としてのTel URIのコーディングが、様々な実装において提供され得る。
【0064】
【表3A】

【0065】
【表3B】

【0066】
【表3C】

【0067】
【表3D】

さらなる例によって、SIP URIおよびペイロード(例えば、USSDあるいはSMS)は、次のように提供され得る。1つの実施形態では、SIP URIあるいはペイロードは、3GPP TS 23.042文書に従う1つ以上の標準圧縮アルゴリズムを使用して圧縮され得る。最適化および効率的送信および/または圧縮のために、互換辞書が、前に述べたように、両方の端で提供され得る。辞書は、ある長さ(例えば、255文字)までの、コーダおよびデコーダの両方に既知のキーワードあるいはフレーズのリストとして具現化され得る。入力ストリームは、辞書に提供されたエントリに対して整合され得、ストリーム中の整合文字は、辞書エントリへの参照と置き換えられ得る。動作的には、そのような辞書は、ネットワークオペレータによって提供され得、例えば、「sip:」、「sips:」のような頻繁に生じる文字列(あるいは、特定の回数生じる文字列)に対する整合と、他の頻繁に生じる文字列あるいは文字列のフラグメントに加えてURIのドメインフラグメントとを含み得る。
【0068】
図12は、本発明開示の目的のために、ICS UEデバイス(例えば、UE202)として動作可能な通信デバイスの実施形態のブロックダイアグラムを図示している。当業者には、これまでの参照に対して、UE202の実施形態は図12に示されたものと同様な構成を含み得るが、ハードウェア、ソフトウェア、あるいはファームウェアにおいて、様々な図示されたモジュールに関していくつかの変形および修正があり得ることが認識されるであろう。従って、図12の構成は、本発明開示の実施形態に関して制限するものではなく、例示的なもととして受けとめられるべきである。UE202の実施形態の全体の制御を提供するマイクロプロセッサ1202は、通信サブシステム1204に動作可能に結合され、通信サブシステム1204は、マルチモード通信(例えば、CSドメイン、IMSのようなIPドメイン等)可能である。通信サブシステム1204は、通常、1つ以上の受信機1208および1つ以上の送信機1214を、関連したコンポーネント(例えば、1つ以上の局部発振器(LO)モジュール1210)およびデジタルシグナルプロセッサ(DSP)1212のような処理モジュールに加えて含む。通信分野の当業者には明らかなように、通信モジュール1204の具体的な設計は、モバイルデバイスが動作するよう意図される通信ネットワークに依存し得る(例えば、CDMAネットワーク、GSMネットワーク、WLAN等)。しかしながら、具体的な設計によらず、適切なアクセ背得インフラストラクチャ1205(例えば、セルラー基地局タワー、WLANホットスポット等)を介してアンテナ1206によって受信された信号は、受信機1208に提供される。受信機1206は、信号増幅、周波数ダウンコンバート、フィルタリング、チャネル選択、アナログデジタル(A/D)変換等の通常の受信機機能を実行する。同様に、送信される信号は、例えば、DSP1212によって、変調およびエンコードを含む処理をされ、デジタルアナログ(D/A)変換、周波数アップコンバージョン、フィルタリング、増幅および空中無線インターフェイス上でアンテナ1216を介しての送信のために、送信機1214に提供される。
【0069】
マイクロプロセッサ1202は、補助入力/出力(I/O)1218,シリアルポート1220、ディスプレイ1222、キーボード/キーパッド1224、スピーカ1226、マイクロフォン1228、ランダムアクセスメモリ(RAM)1230、短距離通信サブシステム1232、および任意の他のデバイスサブシステム(例えば、参照番号1233としてラベルされたタイマ機構)のような、さらなるデバイスサブシステムとインターフェイスする。アクセスを制御するために、インターフェイス1234が、マイクロプロセッサ1202との通信に、リムーバブル格納モジュール(Universal/Subscriber Identity Module(U/SIM)あるいはRemovable User Identity Module(RUIM))に関して提供され得る。1つの実装では、U/SIMあるいはRUIMインターフェイス1234は、いくつかのキー構成1244および、識別子および加入者関連データに加えてR−URIのような他の情報1246を有するU/SIMあるいはRUINカードと動作可能であり得る。
【0070】
オペレーティングシステムソフトウェアおよび適用可能なサービスロジックソフトウェアが、フラッシュメモリ1235のような持続性ストレージモジュール(つまり、不揮発性ストレージ)において具現化され得る。1つの実装では、フラッシュメモリ1235は、異なる領域、例えば、デバイス状態1237、住所録1239、他の個人情報マネージャ(PIM)データ1241、および参照番号1243として広くラベルされた他のデータ格納領域に加えて、コンピュータプログラム1236の格納領域(例えば、サービスプログラムロジック)に分離されてもよい。移送スタック1245が、1つ以上の適切な無線パケット移送プロトコルを有効にするように提供され得る。加えて、ICSサービスロジックモジュール1248が、本明細書で上述したように、MO呼手順を有効にする機構に加えて、ICCPベースの代替信号送信(つまり、USSD/SMS)の受信/生成を有効にするためにICSネットワークノード等から受信されたIMRNに基づいて提供される。
【0071】
ICS UEデバイス、UCSネットワークノード、あるいは他のネットワーク位置のいずれかにおいて動作可能な、本特許開示で説明された様々な動作、コンポーネントおよびプロセスは、通常はプロセッシングシステムに関連するソフトウェア(例えば、プログラムコードあるいは一連の命令)、ファームウェア、ハードウェア、あるいは任意の組み合わせを含むいくつかの手段を介して遂行され得ることは、容易に理解されるべきである。プロセスがソフトウェアにおいて具現化される場合、そのようなソフトウェアは、コンピュータプログラム製品、コンピュータアクセス可能な媒体上の命令、アップロード可能なサービスアプリケーションソフトウェア、あるいは遠隔局からダウンロード可能なソフトウェア等を形成するプログラム命令を含み得る。さらに、プロセス、データ構造、あるいは両方がコンピュータアクセス可能なストレージに格納される場合、そのようなストレージは半導体メモリ、内部および外部コンピュータス格納媒体、および、包含するがそれらに限定されない、不揮発性媒体、揮発性媒体、および送信媒体、を含み得る。不揮発性媒体は、CD−ROM、磁気テープ、PROM、フラッシュメモリ、あるいは光学媒体を含み得る。揮発性媒体は、ダイナミックメモリ、キャッシュ、RAM等を含み得る。送信媒体は、搬送波あるいは他の信号運搬媒体を含み得る。本明細書で使用されるように、用語「コンピュータアクセス可能な媒体」は、「コンピュータ実行可能な媒体」に加えて「コンピュータ読み取り可能な媒体」を包含する。
【0072】
本特許出願の動作および構築が、上に述べられた発明の詳細な記述から明らかであることが信じられる。示され記述された例示的実施形態が好ましい形態として特徴付けられて来たが、以下の特許請求の範囲に述べられる本特許開示の範囲から外れることなく、様々な変更および修正がそれらになされ得ることが容易に理解されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)ネットワークにおいてモバイル終端(MT)呼を管理する方法であって、該MT呼は呼び出しパーティによってユーザ装備(UE)デバイスに向けて発信され、該方法は、
該MT呼に従ってネットワークノードにおいてメッセージを受信し、該MT呼が、回線交換(CS)ドメインを介して該UEデバイスに配信されるべきかを決定することと、
該MT呼に関係する呼情報を格納し、IPマルチメディアルーティング番号(IMRN)を、該呼情報の少なくとも一部分とマッピング関係において関連させることと、
1つ以上の代替信号送信(AS)メッセージを該UEデバイスに送信することであって、該ASメッセージのうちの少なくとも1つは、該IMRNおよび該ASメッセージが該MT呼の配信のためであることの指標を含む、ことと、
該ネットワークノードで終端するモバイル発信(MO)呼に従って、該UEデバイスから戻る該IMRNを受信することであって、該IMRNが宛先番号として使用される、ことと、
該IMRNが有効であると確認する際に、アクセスレグをUEデバイスにより開始し、該アクセスレグを、呼び出しパーティと該UEデバイスとの間の該MT呼に対する端部間経路の確立のために、該呼び出しパーティに関連する遠隔レグとブリッジすることと
を含む、方法。
【請求項2】
前記メッセージは、セッション開始プロトコル(SIP)INVITE方法要求を含む、請求項1に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項3】
前記IMRNは、複数のE.164番号のプールから選択され、動的に生成されたE.164番号のうちの1つであるE.164番号である、請求項1に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項4】
前記1つ以上のASメッセージは、少なくとも1つの非構成補助サービスデータ(USSD)メッセージ、および少なくとも1つのショートメッセージングサービス(SMS)メッセージのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項5】
前記IMRNは、該IMRNがタイムアウトしたかを監視することによって、有効な番号であることが確認される、請求項1に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項6】
前記IMRNを、一定の期間、検疫プールに解放することをさらに含む、請求項5に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項7】
前記IMRNは、前記IMSネットワークにおいて、SIP INVITE方法要求を介して、メディアゲートウェイ制御機能(MGCF)エンティティから受信される、請求項1に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項8】
前記SIP INVITE方法要求は、ネットワークアクセス情報ヘッダフィールドを含む、請求項7に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項9】
前記1つ以上のASメッセージは、A−パーティIDおよびB−パーティIDのうちの少なくとも1つに関する情報を含む、請求項1に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項10】
前記1つ以上のASメッセージは、前記A−パーティIDに関連したプライバシーIDセッティングに関する情報をさらに含む、請求項9に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項11】
前記A−パーティIDおよび前記B−パーティIDのうちの少なくとも1つは、辞書機構を介してエンコードされる、請求項9に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項12】
前記辞書機構は、所定の回数起きる文字列を整合することを含む、請求項11に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項13】
前記文字列は、「sip:」および「sips:」のうちの少なくとも1つを含む、請求項12に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項14】
前記辞書機構は、ユニフォームリソース識別子(URI)のドメインフラグメントを整合することを含む、請求項11に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項15】
前記A−パーティIDおよび前記B−パーティIDのうちの少なくとも1つが、SIP URI、TEL URI、およびE.164番号のうちの少なくとも1つとしてエンコードされる、請求項9に記載のIMSネットワークにおいてMT呼を管理する方法。
【請求項16】
インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)において、モバイル終端(MT)呼を管理するように動作可能なネットワークノードであって、該MT呼は、呼び出しパーティによってユーザ装備(UE)デバイスに向けて発信され、該ネットワークノードは、
該MT呼に従ってメッセージを受信するように構成され、該MT呼が、回線交換(CS)ドメインを介して該UEデバイスに配信されるべきであることを決定するためのコンポーネントと、
該MT呼に関する呼情報を格納するように構成され、IPマルチメディアルーティング番号(IMRN)を、マッピング関係において該呼情報の少なくとも一部分と関連させるためのコンポーネントと、
1つ以上の代替信号送信(AS)メッセージを該UEデバイスに送信するように構成されたコンポーネントであって、該ASメッセージのうちの少なくとも1つは、該IMRNおよび該ASメッセージが該MT呼の配信のためであることの指標を含む、コンポーネントと、
該ネットワークノードにおいて終端するモバイル発信(MO)呼に従って、該UEデバイスから戻される該IMRNを受信するように構成されたコンポーネントであって、該IMRNは、宛先番号として使用される、コンポーネントと、
該IMRNが有効であることを確認することに応答するように動作可能であり、アクセスレグを該UEデバイスにより開始し、かつ、呼び出しパーティと該UEデバイスとの間の該MT呼に対する端部間経路の確立のために、該アクセスレグを該呼パーティに関連する遠隔レグとブリッジするように構成されたコンポーネントと
を含む、ネットワークノード。
【請求項17】
メッセージを受信するように構成された前記コンポーネントは、セッション開始プロトコル(SIP)INVITE方法要求を受信するように構成されたコンポーネントを含む、請求項16に記載のMT呼を管理するように動作可能なネットワークノード。
【請求項18】
IMRNの範囲を提供するように構成されたコンポーネントであって、該IMRNの範囲から該IMRNが割当られる、コンポーネントをさらに含む、請求項16に記載のMT呼を管理するように動作可能なネットワークノード。
【請求項19】
前記IMRNを生成するように構成されたコンポーネントをさらに含む、請求項16に記載のMT呼を管理するように動作可能なネットワークノード。
【請求項20】
前記1つ以上のASメッセージは、非構成補助サービスデータ(USSD)アプリケーションによって提供された少なくとも1つの非構成補助サービスデータメッセージ、およびショートメッセージングサービス(SMS)アプリケーションによって提供された少なくとも1つのSMSメッセージのうちの少なくとも1つを含む、請求項16に記載のMT呼を管理するように動作可能なネットワークノード。
【請求項21】
前記IMRNが有効であることを確認するように構成されたコンポーネントをさらに含む、請求項16に記載のMT呼を管理するように動作可能なネットワークノード。
【請求項22】
前記1つ以上のASメッセージを介する送信のために、前記呼情報をエンコードするように構成されたコンポーネントをさらに含む、請求項16に記載のMT呼を管理するように動作可能なネットワークノード。
【請求項23】
前記呼情報をエンコードするように構成されたコンポーネントは、辞書機構を含む、請求項22に記載のMT呼を管理するように動作可能なネットワークノード。
【請求項24】
前記辞書機構は、所定の回数起きる文字列を整合するように構成されたコンポーネントを含む、請求項23に記載のMT呼を管理するように動作可能なネットワークノード。
【請求項25】
前記文字列は、「sip:」および「sips:」のうちの少なくとも1つを含む、請求項24に記載のMT呼を管理するように動作可能なネットワークノード。
【請求項26】
前記辞書機構は、ユニフォームリソース識別子(URI)のドメインフラグメントを整合するように構成されたコンポーネントを含む、請求項23に記載のMT呼を管理するように動作可能なネットワークノード。
【請求項27】
インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)において、モバイル終端(MT)呼を管理するように動作可能なネットワークノードのプロセッシングエンティティによって実行可能な一連の命令を有するコンピュータアクセス可能な媒体であって、該媒体は、
呼び出しパーティからの該MT呼に従って、メッセージを介して受信された該MT呼に関する呼情報を格納し、かつ、回線交換(CS)ドメインを介して、該MT呼がユーザ装備(UE)デバイスに配信されるべきであることを決定するための命令と、
IPマルチメディアルーティング番号(IMRN)を、該呼情報の少なくとも一部分とマッピング関係において関連させるための命令と、
該UEデバイスに送信する1つ以上の代替信号送信(AS)メッセージをエンコードするための命令であって、該ASメッセージのうちの少なくとも1つは、該IMRNおよび、該IMRNおよび該ASメッセージが該MT呼の配信のためであることの指標を含む、命令と、
該IMRNが、モバイル発信(MO)呼に従って、該UEデバイスから戻されて受信される場合に、該IMRNが有効であることを確認するための命令であって、該IMRNは宛先番号として使用される、命令と、
該呼び出しパーティと該UEデバイスとの間の該MT呼に対する端部間経路の確立のために、該UEデバイスに関連するアクセスレグ、および該呼び出しパーティに関連する遠隔レグをブリッジするための命令と
を含む、コンピュータアクセス可能な媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12】
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【公表番号】特表2010−529742(P2010−529742A)
【公表日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−510445(P2010−510445)
【出願日】平成20年5月26日(2008.5.26)
【国際出願番号】PCT/US2008/064822
【国際公開番号】WO2008/150749
【国際公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(500043574)リサーチ イン モーション リミテッド (531)
【氏名又は名称原語表記】Research In Motion Limited
【住所又は居所原語表記】295 Phillip Street, Waterloo, Ontario N2L 3W8 Canada
【Fターム(参考)】