JCポリオーマウイルスの検出のための方法
対象が、正常ICVと比較してシアル酸に対する低下した結合を有するICVバリアントを持っているかどうかを判定することによって、免疫調節剤で治療されている対象を含む対象が、PMLのリスクがあるかどうかを判定するための方法および組成物を提示する。さらに、PMLと関連し、PMLに感受性がある対象、PML(例えば、初期段階のPML)を患う対象、または免疫抑制治療に応答してPMLを発症するリスクがある対象を特定するためのアッセイの基準として使用することができる、JCV−VP1配列変異の組み合わせを提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
アミノ酸残基122の置換を含むバリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候について、対象からの生体試料を調査することを含み、
前記対象は、前記試料が、前記少なくとも1つの兆候を含む場合、PMLに対する感受性が増加していると判定される、方法。
【請求項2】
アミノ酸残基2および66のうちの少なくとも1つの置換を含むバリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候について、前記生体試料を調査することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記試料は、アミノ酸残基2、66、および122のうちの少なくとも1つの置換を有するバリアントJCV VP1カプシドタンパク質のそれぞれの、少なくとも1つの兆候を検出することが可能なアッセイを用いて調査され、前記対象は、前記試料が、前記バリアントJCV VP1カプシドタンパク質のうちの少なくとも1つの少なくとも1つの兆候を含む場合、PMLに対する感受性が増加していると判定される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
アミノ酸断片50〜51、54〜55、および123〜125のうちの1つまたはそれ以上の欠失を含むバリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候について、前記生体試料を調査することをさらに含む、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記試料は、アミノ酸断片50〜51、54〜55、および123〜125のうちの少なくとも1つの欠失を有するバリアントJCV VP1カプシドタンパク質のそれぞれの、少なくとも1つの兆候を検出することが可能なアッセイを用いて調査され、前記対象は、前記試料が、前記バリアントJCV VP1カプシドタンパク質のうちの少なくとも1つの少なくとも1つの兆候を含む場合、PMLに対する感受性が増加していると判定される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
低シアル酸結合を有する疑いがあるバリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候について、前記生体試料を調査することをさらに含む、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
アミノ酸残基55、60、265、267、および269のうちの少なくとも1つの置換を含むバリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候について、前記生体試料を調査することをさらに含む、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記試料は、アミノ酸残基55、60、265、267、および269のうちの少なくとも1つの置換を有するバリアントJCV VP1カプシドタンパク質のそれぞれの、少なくとも1つの兆候を検出することが可能なアッセイを用いて調査され、前記対象は、前記試料が、前記バリアントJCV VP1カプシドタンパク質のうちの少なくとも1つの少なくとも1つの兆候を含む場合、PMLに対する感受性が増加していると判定される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記生体試料は、血液試料である、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
前記生体試料は、CSF試料である、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
前記生体試料は、尿試料である、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
前記対象は、野生型JCVに以前に感染したことがあることが知られている、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
前記対象からの新しい生体試料が、毎年少なくとも2回、少なくとも1つのバリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候について調査される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
バリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候の検出を用いて、前記対象が免疫抑制治療に不適当であることを特定する、請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
バリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候の検出を用いて、前記対象に対する免疫抑制治療の修正を勧告する、請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
バリアントJCV VP1カプシドタンパク質の兆候の不在を用いて、前記対象が免疫抑制治療に適していることを特定する、請求項1〜15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
バリアントJCV VP1カプシドタンパク質の兆候の不在を用いて、前記対象が継続して行う免疫抑制治療に適していることを特定する、請求項1〜16のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
前記生体試料は、バリアントJCV VP1カプシドタンパク質に対して特異的な抗体の存在について調査される、請求項1〜17のいずれかに記載の方法。
【請求項19】
生体試料は、バリアントJCV VP1カプシドタンパク質の存在について調査される、請求項1〜18のいずれかに記載の方法。
【請求項20】
前記生体試料は、バリアントJCV VP1カプシドタンパク質の存在について調査される、請求項1〜19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
前記生体試料は、バリアントJCV VP1カプシドタンパク質をコードする核酸配列の存在について調査される、請求項1〜20のいずれかに記載の方法。
【請求項22】
前記生体試料は、ELISAに基づく分析を用いて調査される、請求項19または20に記載の方法。
【請求項1】
アミノ酸残基122の置換を含むバリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候について、対象からの生体試料を調査することを含み、
前記対象は、前記試料が、前記少なくとも1つの兆候を含む場合、PMLに対する感受性が増加していると判定される、方法。
【請求項2】
アミノ酸残基2および66のうちの少なくとも1つの置換を含むバリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候について、前記生体試料を調査することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記試料は、アミノ酸残基2、66、および122のうちの少なくとも1つの置換を有するバリアントJCV VP1カプシドタンパク質のそれぞれの、少なくとも1つの兆候を検出することが可能なアッセイを用いて調査され、前記対象は、前記試料が、前記バリアントJCV VP1カプシドタンパク質のうちの少なくとも1つの少なくとも1つの兆候を含む場合、PMLに対する感受性が増加していると判定される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
アミノ酸断片50〜51、54〜55、および123〜125のうちの1つまたはそれ以上の欠失を含むバリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候について、前記生体試料を調査することをさらに含む、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記試料は、アミノ酸断片50〜51、54〜55、および123〜125のうちの少なくとも1つの欠失を有するバリアントJCV VP1カプシドタンパク質のそれぞれの、少なくとも1つの兆候を検出することが可能なアッセイを用いて調査され、前記対象は、前記試料が、前記バリアントJCV VP1カプシドタンパク質のうちの少なくとも1つの少なくとも1つの兆候を含む場合、PMLに対する感受性が増加していると判定される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
低シアル酸結合を有する疑いがあるバリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候について、前記生体試料を調査することをさらに含む、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
アミノ酸残基55、60、265、267、および269のうちの少なくとも1つの置換を含むバリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候について、前記生体試料を調査することをさらに含む、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記試料は、アミノ酸残基55、60、265、267、および269のうちの少なくとも1つの置換を有するバリアントJCV VP1カプシドタンパク質のそれぞれの、少なくとも1つの兆候を検出することが可能なアッセイを用いて調査され、前記対象は、前記試料が、前記バリアントJCV VP1カプシドタンパク質のうちの少なくとも1つの少なくとも1つの兆候を含む場合、PMLに対する感受性が増加していると判定される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記生体試料は、血液試料である、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
前記生体試料は、CSF試料である、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
前記生体試料は、尿試料である、請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
前記対象は、野生型JCVに以前に感染したことがあることが知られている、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
前記対象からの新しい生体試料が、毎年少なくとも2回、少なくとも1つのバリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候について調査される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
バリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候の検出を用いて、前記対象が免疫抑制治療に不適当であることを特定する、請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
バリアントJCV VP1カプシドタンパク質の少なくとも1つの兆候の検出を用いて、前記対象に対する免疫抑制治療の修正を勧告する、請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
バリアントJCV VP1カプシドタンパク質の兆候の不在を用いて、前記対象が免疫抑制治療に適していることを特定する、請求項1〜15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
バリアントJCV VP1カプシドタンパク質の兆候の不在を用いて、前記対象が継続して行う免疫抑制治療に適していることを特定する、請求項1〜16のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
前記生体試料は、バリアントJCV VP1カプシドタンパク質に対して特異的な抗体の存在について調査される、請求項1〜17のいずれかに記載の方法。
【請求項19】
生体試料は、バリアントJCV VP1カプシドタンパク質の存在について調査される、請求項1〜18のいずれかに記載の方法。
【請求項20】
前記生体試料は、バリアントJCV VP1カプシドタンパク質の存在について調査される、請求項1〜19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
前記生体試料は、バリアントJCV VP1カプシドタンパク質をコードする核酸配列の存在について調査される、請求項1〜20のいずれかに記載の方法。
【請求項22】
前記生体試料は、ELISAに基づく分析を用いて調査される、請求項19または20に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図20A】
【図20B】
【図3−1】
【図3−2】
【図3−3】
【図3−4】
【図3−5】
【図3−6】
【図3−7】
【図3−8】
【図4A】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図21】
【図2】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図20A】
【図20B】
【図3−1】
【図3−2】
【図3−3】
【図3−4】
【図3−5】
【図3−6】
【図3−7】
【図3−8】
【図4A】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図21】
【公表番号】特表2012−517017(P2012−517017A)
【公表日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−549163(P2011−549163)
【出願日】平成22年2月5日(2010.2.5)
【国際出願番号】PCT/US2010/000342
【国際公開番号】WO2010/090757
【国際公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【出願人】(592221528)バイオジェン・アイデック・エムエイ・インコーポレイテッド (224)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月5日(2010.2.5)
【国際出願番号】PCT/US2010/000342
【国際公開番号】WO2010/090757
【国際公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【出願人】(592221528)バイオジェン・アイデック・エムエイ・インコーポレイテッド (224)
【Fターム(参考)】
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