説明

N極減磁・複合体磁石燃料改質装置

【目的】 本発明は、バス、トラック、ガソリン車等の液体燃料を使用する燃焼機関の燃焼効率を高め大幅な省エネルギー効果と、排気ガス中のCO2、CO、HC、NOx、PM等の有害物質を大幅に削減するための燃料改質装置である。
【構成】 N極減磁磁石と複合体磁石はS極磁気効果を最大にする為に、S極磁気面積を最大にして、N極磁力を0.3mT以下にした燃料改質装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はバス、トラック、ガソリン車、船舶、ディーゼル発電機等から排出される排気ガス中のCO、CO2、HC、NOx、PMなどの有害物質を、燃焼効率を向上させて大幅に削減させる燃料改質装置である。
【背景の技術】
【0002】
従来、自動車、船舶等の燃費を節約するうえで、燃料の磁気処理方法が有効であることは知られているが、他にもその様な試みもしばしばなされていた様である。 この様な提案や試みは成果に確実性や安定性にかけていて、また論理的な根拠も明確でなく、製品として量産化されていなかった。
一般に入手し得る磁石を用いた装置を、自動車に取付て走行試験をしても燃費改善、排気ガス中の有害物質の削減に有意な結果を得ることはできない。
本発明の種々の特性を有する磁石を製造して、これを用いて燃料改質装置を作り、車両に取付け走行試験した結果、燃料節約に関し有意な効果のあることを知見し、より厳密な走行試験を行ったところ再現性をもって20〜33%の節約することを確認して、CO、CO2、HC、NOx、PMが大幅に減少した。
新車時に自動車メーカーが国土交通省に申請した排気ガスの諸元値よりも、CO、HC、NOx、PMが大幅に削減した。 試験に使用した車は初年度登録が平成11年3月度の新車登録で、試験日は平成19年12月で使用走行距離は10.6万kmであったが新車時より大幅にCO、CO2、HC、NOx、PMを削減した。
N極減磁、複合体磁石の開発により燃料改質装置の量産化を可能にした。
【特許文献】 特公平 07−033814 再表 2006/008969
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は液体燃料の燃焼効率を高め、排気ガス中のCO、CO2、HC、NOx、PMなどの、有害物質を削減するために有効な燃料改質装置を提供する。
【課題が解決するための手段】
【0004】
本発明の燃料改質装置は、N極磁力を0.3mT以下にしてS極磁力は0.4〜1.2mTで、主にS極磁気処理効果で燃焼効率を高める為の燃料改質装置で、複合体磁石の量産化が可能になり、装置の小型化、形状も自由自在に作れるようになったことで、小型燃料改質装置の量産化が可能になった。
装置中を液体燃料が通過するだけで燃焼効率を向上させ、排気ガス中のCO、CO2、HC、NOx、PM等を大幅に削減することができるS極効果の、燃料改質装置である。
【発明の効果】
【0005】
本発明の燃料改質装置は自動車等の燃焼効率をたかめ、排気ガス中の有害物質CO、CO2、HC、NOx、PMを大幅に削減する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の燃料改質装置に使用する複合体円形磁石の直径は54mmで、液体燃料が通過する空間3分1をカットした複合体円形磁石で、S極磁力0.4〜1.2mTでN極磁力0.3以下の複合体円形磁石4個を、設置間隔は10mmで内径55mmの円形容器に設置した燃料改質装置である。
磁気測定器は電子磁気工業株式会社制GM4000
【0007】
本発明の燃料改質装置に使用するN極減磁円形磁石の直径は54mmで、液体燃料が通過する空間3分1をカットしたN極減磁円形磁石で、S極磁力0.4〜1.2mTでN極磁力0.3以下のN極減磁円形磁石4個と複合体磁石1個、設置間隔は10mmで内径55mmの円形容器に設置した燃料改質装置である。
磁気測定器は電子磁気工業株式会社制GM4000
【実施例1】
【0008】
トヨタの初度登録は平成11年のディーゼル車で、車体の形状はキャブオーバーで、最高出力91ps/4000rpn、総排気量定格出力2.98L・kwで車両総重量2.75tの試験車で走行試験を高速道路で時速80kmで行った。
使用した燃料改質装置は複合体磁石を4個設置したものを使用して、走行試験をした結果、燃焼効率は大幅に改善して燃料消費量が大幅に改善した。

【実施例2】
【0009】
実施例1に使用した試験車の使用経過年月は8年9カ月、走行距離106千kmの車に、複合体磁石4個設置した燃料改質装置を取付けて、国土交通省の指定試験機関で、ディーゼル13モード排気ガス試験を行い自動車メーカーが新車時に国土交通省に申請した排気ガス試験結果と比較した。 排気ガス中のCO、HC、NOx、PMを新車時より大幅に削減したがCO2は新車時のデータがないので比較はできない。 試験用機器、シャシダイナモメータは株式会社小野測器製で排出ガス分析計、CVS装置、希釈トンネルは株式会社堀場製作所である。

【実施例3】
【0010】
ニッサンの初度登録年月は平成2年のディーゼル車で、車体の形状はキャブオーバー、最高出力200ps/2900rpm、総排気量4.2Kw、車両総重量4.9tの試験車で走行試験を高速道路80kmで行った。 使用した燃料改質装置はN極減磁磁石4個と複合体磁石1個を設置したものを使用して走行試験をした結果、燃焼効率は大幅に改善して燃料消費量も大幅に削減した。

【実施例4】
【0011】
実施例3の試験車は約18年経過、走行距離26千kmの車を、国土交通省の指定試験機関でディーゼル13モード排気ガス試験を行ったが、この車種のディーゼル13モード排気ガス試験のデータが国土交通省になく比較はできないため、平成6年規制値(平成6年〜11年間)の車両総重量2.5t以上の排気ガス規制値と比較した。 試験用機器、シャシダイナモメータは株式会社小野測器製で排出ガス分析計、CVS装置、希釈トンネルは株式会社堀場製作所である。

【実施例5】
【0012】
トヨタの初度登録年月は平成5年11月のディーゼル車で、車体の形状はステーションワゴン、型式Y−KZH100G、最高出力130ps/3600rpm、総排気量・定格出力2.98L・Kwで車両総重量2.4tの試験車で走行試験を一般道路で行った。
使用した燃料改質装置はN極減磁磁石を6個設置したものを使用して走行試験をした結果、燃焼効率は大幅に改善して燃料消費量も大幅に削減した。

【産業上の利用可能性】
【0013】
バス、トラック、乗用車等が排出する、排気ガス中のCO2、CO、NOx、HC、PMを大幅に削減するのは、S極・複合体磁石燃料改質装置の燃焼効率向上効果で、大幅な省エネルギー効果を得ることができる為である。
産業上で最も重要なことで、量産化が可能になったので普及する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】複合体磁石燃料改質装置
【図2】複合体・N極減磁磁石燃料改質装置
【符号の説明】
【0015】
▲1▼磁石
▲2▼円形固定リンク
▲3▼磁性体埋め込みケース
▲4▼磁性体壁板
▲5▼円形金属容器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複合体磁石は、2枚の0.4〜1.2mTの磁石と磁石より2mm以上大きい2枚の磁性体減磁埋め込みケースの中央に、N極側を内側にして埋め込みN極磁力は0.3mmT以下、S極磁力は04〜1.2mTで2枚のN極減磁磁石を用いて、S極側を外側向け中央部に3mm以上の同じ形状の磁性体壁板を入れて合体し、N極磁力を0.3mT以下で、S極磁気接触面積を大きくして液体が通過するようにした複合体磁石を、2枚以上で4枚を設置間隔は25mm以下で円形装置に設置した燃料改質装置。
【請求項2】
複合体磁石は、2枚の0.4〜1.2mTの磁石と磁石より2mm以上大きい2枚の磁性体減磁埋め込みケースの中央に、N極側を内側にして埋め込みN極磁力は0.3mmT以下、S極磁力は04〜1.2mTで2枚のN極減磁磁石を用いて、S極側を外側向け中央部に3mm以上の同じ形状の磁性体壁板を入れて合体し、N極磁力を0.3mT以下で、S極磁気接触面積を大きくして液体を通過するようにした複合体磁石1枚を中央部にN極減磁磁石をS極側を右向けて1枚以上で2枚と、左側にS極側を向けて1枚以上で2枚を設置間隔は25mm以下で円形装置に設置した燃料改質装置。
【請求項3】
N極減磁磁石は、0.4〜1.2mTの磁石と磁石より2mm以上大きい磁性体減磁埋め込みケースの中央にN極側を内側にして埋め込み、N極磁力は0.3mmT以下、S極磁力は04〜1.2mTのN極減磁磁石で液体が通過するようにした、N極減磁磁石のS極側を右に向けた1枚以上で3枚と、左側にS極側を向けた1枚以上で3枚を、設置間隔は25mm以下で円形装置に設置した燃料改質装置。

【図1】
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【図2】
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